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家 リビング

今日はスカイランドの面接の日だ

うまく全員合格すると良いんだけどな

ちょっと早いけど準備はできたし行こうかな

幸一「母さん行ってくるよ」

由紀「は~い、気をつけてね」

移動 泉学園駅前

並木「あ!おはようございます~」

未だ集合時間の30分前なのに早いな並木さんは

幸一「早いね、未だ全然時間あるのに」

並木「そうなんですけど…何だか早く起きちゃって」

幸一「どの位から待ってたの」

並木「えっと…1時間前位ですね…アハハ」

て言うことは今からさらに30分前に来てたのかよ

幸一「随分大きな荷物持ってきたね」

並木「これは皆のお昼ご飯ですよ」

幸一「ハハハ…準備万端だね」

幸一「重そうだからオレが持つよ」

並木「え、良いんですか」

幸一「勿論、作ってきてもらって更に持たせるわけにはいかないよ」

並木「ありがとうございます」

幸一「それにしても凄い量だね」

並木「ちょっと張り切り過ぎちゃって…」

幸一「大丈夫だよ、トッシーが一杯食ってくれるから」

並木「そうですね、ウフフ」

並木さん本当に楽しみにしてたんだな

東「オッス」

幸一「おはよ」

並木「おはようございます」

峯岸「おい~す」

幸一「珍しいコンビだね」

東「いやここに来る途中でバッタリ会ってな」

峯岸「つ~事ですわ」

幸一「後はレンだけか」

フェード

約束の時間から15分か…どうしたんだろう

並木「あ!来ましたよ」

レン「ごめん…ちょっと準備に手間取っちゃって」

峯岸「霧ちゃんが遅刻なんて珍しいな」

並木「わ~レンちゃん可愛い」

前に会った時とは違って今日のレンはオシャレな服だ

レン「ありがとう、皆ごめんね」

東「そんなに遅れてねぇんだしいいぜ」

峯岸「もしオレが遅れたらボコボコに言うくせによ」

東「当然」

並木「ウフフ、仲が良いですね」

幸一「揃ったね、行こうか」

フェード

移動 駅

幸一「オレ飲み物買ってくるよ」

峯岸「おう!じゃオレコーラ」

東「じゃオレも…ってスポーツやってる奴が炭酸飲料飲むのかよ」

峯岸「そんなの関係ねーよ」

幸一「並木さんは何が良い?」

並木「私はお茶をお願いします」

幸一「レンは」

レン「私も行くよ、1人じゃ持ちきれないでしょ」

幸一「そうだね…お願い」

フェード

通路

レン「この服ね、瞳さんから借りたの」

幸一「なるほどね、何か何時もと違う感じがしたから」

レン「私全然服とか持ってないから何着て行こうか迷ってて」

レン「そしたら瞳さんが貸してくれたの、綺麗なのや可愛いのが一杯あったな」

幸一「オシャレそうだしね」

レン「うん…羨ましかった。私もあれ位洋服持ってればな~」

レン「幸一買ってよ」

幸一「お金が無いからバイトするんでしょ」

レン「アハハ、そうだね」

フェード

幸一「買ってきたよ」

峯岸「サンキュ!」

オレ達が来た頃丁度電車も到着した

フェード

電車の中

峯岸「ぷはぁ~うめぇ!」

東「何でオレがお前の隣なんだよ」

峯岸「まぁ良いじゃんかよー」

幸一「そういえば東君ライセンステストは未だなの」

ライセンステストとは年に2回行われるパイロット試験

パスにも色々あって上からゴールドパス、シルバーパス、ブロンズパス、

一般のフライトパス最後にトッシーの様な本パスを持っていないサブパス。車で言えば仮免許のようなもの

ブロンズパスまであれば飛行機を使った職業に付きやすい、ゴールド、シルバーがあれば軍のパイロットにもなれる

しかしシルバー以上は2,3年に1度しかないため合格者は限りなく少ない

東「別に興味が無かったから受けなかった」

幸一「今はブロンズパスまで持ってるんでしょ」

並木「凄いですね…」

東「そんなに凄いか?」

幸一「そりゃそうだよ、将来就職にも困らないし」

東「パス試験が楽しみって言う奴も居るけどオレにとってはこれからのスカイランドのバイトの方が数倍楽しみだけどな」

幸一「東君も変わってるね」

東「だそうだ、霧島」

レン「…変わってたっていいじゃん」

幸一「まぁその位の感性がないと駄目なのかもね」

レンもそうだけど2人共凄い技術がありながらそれを自慢しようとはしない

峯岸「あの…まったくついていけないんですけど~」

並木「峰岸君がさっきから落ち込んでますよ」

東「大丈夫だ、コイツはこの位じゃへこたれない様にできてるから」

峯岸「オレのピュアハートはズタズタだぜぇ~」

レン「ふふっ、峰岸君面白いよ」

峯岸「真面目だっつーの!」

幸一「ハハハ」

フェード

移動 スカイランド

幸一「うわ…人が多いや」

東「そりゃ日曜だしな」

レン「別に遊ぶために来たわけじゃないんだから良いじゃん」

峯岸「いえ!遊びます!」

ズカッ!!

峯岸「ギャオォォォォ!!」

並木「レンちゃんやり過ぎ…」

幸一「面接終わってからね」

スタッフ「入場券の提示をお願いします」

幸一「あの、ボク達夏休みの短期バイトの面接に来たんですけど」

スタッフ「そうですか、でしたら左の奥に事務所がありますのでそちらへどうぞ」

幸一「ありがとうございます」

峯岸「何でボクなのよ」

幸一「オレ達って何となくイメージ悪そうじゃない?」

東「ちゃんと考えてるんだな、誰かさんとは大違いだな」

峯岸「霧ちゃん頼むぜ」

レン「はいはい…」

峯岸「うわ…」

幸一「行こうか」

レン「うん」

フェード

移動 事務所

ガラッ

幸一「スイマセン」

男「はい、なんでしょう」

幸一「ボク達夏休みの短期イベントスタッフの面接を受けに来たんですけど」

男「おぉ!待ってたよ」

幸一「え?」

男「いやね、毎年募集してるんだが中々集まらなくてね。つい…こりゃ失礼」

男「私の名前は松永、このスカイランドを管理している。君達は高校生かな」

幸一「はい、全員泉学園に通う1年です」

松永「ほほう、高校生になって初めての夏休みだと言うのにアルバイトとは」

東「いけませんか?」

松永「いやいや、気にしないでくれ。私の悪い癖でね他人の事情を知りたがるんだよ」

幸一「ボク達フライト部を立ち上げたんですけど飛行機を作るお金が無くて」

松永「なるほどね、確かに1機買うには大きなお金が掛かる。だから皆で働くと言うわけかい」

幸一「はい…こんな事を言うのはなんですが…できるならば全員採用にしていただきたいんです」

松永「ふふふ…さっきも言ったとおり毎年人手が足りないんだ、落とす理由が無いんだよ」

東「じゃ全員採用って事ですか」

松永「勿論採用だ、詳しい話はここじゃなんだから奥へ来なさい」

峯岸「さっすがスカイランドのドンだけあってふところが深いぜ!」

幸一「こらトッシー!失礼だろ」

松永「いやぁ良いんだよ、私は堅苦しいのが嫌いでな。気軽に話してくれ」

幸一「す、すいません」

松永「でも私はスカイランドのドンではないんだ」

並木「違うんですか」

松永「ここを管理しているのは事実だがここの持ち主ではないんだな~」

松永「ここは四方院グループの持ち物なんだよ」

東「四方院グループ…あの巨大財閥か」

松永「ほぉ…知ってるとは関心関心」

松永「さぁここだ、入って」

フェード

移動 部屋

松永「今君達に渡したのが仕事内容や金銭に関して書いてある資料だ、目を通してくれ」

東「へぇ…夏休み限定パレードのスタッフか」

峯岸「主に雑用って感じだな」

松永「これが中々疲れるんだよ」

松永「パレードを盛り上げるためには色々下準備も必要なんでね」

並木「私パレード見たことあります、とっても綺麗でした」

松永「ありがとう、並木さん…だったかな実は女性スタッフが大きく足りなくてね」

松永「君には雑用よりもっと大事な事をお願いしたいんだよ」

並木「え…何ですか。私で役に立てるなら」

松永「立てる!立てるとも、それと…霧島さん」

レン「…はい」

松永「随分綺麗な髪をしている様だけど」

幸一「レンはハーフなんです、これは染めたわけじゃなくて地毛なんですよ」

松永「やっぱりそうか…なんとなくそんな感じがしてたんだ」

松永「霧島さんも並木さん同様もう1つの仕事をお願いしたい」

レン「…どんな仕事ですか」

松永「ふふふ、別に怪しい仕事じゃないよ」

松永「2人にはパレードに直接出てもらう!」

レン・並木「え…」

東「直接出るって事はやっぱり衣装とかを着てって事ですよね」

松永「その通りだ、この時期はパレードが続くから女性スタッフも大変なんだよ」

松永「しかし今居るメンバーではとても回せないんだ」

レン「…でもいきな…」

並木「わかりました!頑張ります」

レン「沙羅…本気?」

並木「本気です…迷ってても始まりません、だったら飛び込むしかないじゃないですか」

松永「おお!大人しそうなのに太い性格してるな~」

松永「霧島さんはどうする」

レン「沙羅がやると言った以上私に選択権は無いよ」

松永「きっとそう言ってくれると思っていたよ」

峯岸「都合がいいなオッサン」

松永「がはは、お前と一緒さ峯岸君」

幸一「一通り契約書には目を通しました、ボク達は今テスト期間なのでそれが終わってからになりますが」

松永「かまわんよ、ただできるだけ早く来てくれ。他のスタッフが倒れちゃうからな」

幸一「はい、よろしくお願いします!」

フェード

移動 スカイランド 入り口

峯岸「うっし!じゃ残りの時間は命一杯遊ぼうぜ」

東「ま、面接も無事済んだしいいか」

並木「松永さん良さそうな人でしたね」

幸一「しかも即日に全員採用だもんね、運が良いよ」

レン「…どうかな」

幸一「え…」

レン「それだけ人が集まらないって事は厳しいって事なのかも」

東「とは言え他に候補も無かったんだし仕方ないだろ」

レン「そうなんだけどね」

幸一「もう終わったんだしトッシーの言うように遊ぼうよ」

レン「…うん」

フェード

移動 スカイランド 中

峯岸「うお!まずあのジェットコースターから乗ろうぜ!」

東「スカイコースターか、いいぜ」

幸一「ここの売りの1つだもんね~行こう」

並木「…あの~」

東「どうした」

並木「絶叫マシンは…ちょっと…」

峯岸「大丈夫だよ、それにこれからは飛行機ににも乗るんだろ?これ位慣れておかないとさ」

並木「…」

レン「沙羅…無理なら下で見てても良いよ」

並木「…ううん、私も乗ります」

レン「幸一、荷物よろしく」

幸一「え?」

レン「だって全員乗ったら荷物どうするの」

幸一「…いってらっしゃい」

フェード

コースター

ゴォォォオ!!

峯岸「うほ~!」

並木「キャーー!」

東「おい並木!落ち着け」

並木「イヤー!」

ゴオオオオオオ!!

フェード

カタカタカタ

店員「はい、お疲れ様でした」

プシュ~

峯岸「やべぇ、面白かったな」

レン「沙羅、顔色悪いよ」

並木「大丈夫です…桜井君の所に戻りましょう」

東「少し休めよ」

並木「はい…」

フェード

幸一「おかえり…並木さん大丈夫?」

並木「…大分落ち着きました」

レン「無理ならやめても良かったのに」

並木「一度お昼ご飯にしませんか、もう良い時間ですし」

峯岸「丁度腹へってたんだよ」

並木「うふ、今日は沢山作ってきましたから一杯食べても大丈夫ですよ」

峯岸「うひゃっほー!食う食う!」

東「あのなぁ…程度をわきまえろよ?」

峯岸「はいはい~♪」

並木「はい、たんと召し上がって下さいね」

幸一「すげ…」

目の前に並べられた色とりどりの食材に引き込まれる

並木「お口に合うかわかりませんけど」

峯岸「うめうめ…ん!?っぐ!!」

幸一「トッシーいただきます位しろよ」

レン「…汚い」

峯岸「んぐう!…いただきます!」

東「遅ぇ」

並木「良いんですよ、美味しそうに食べてもらえるなら作る者からしたら1番ですから」

峯岸「そう!その通りです」

東「調子が良いんだよ!お前は」

峯岸「それがオレの良い所~」

幸一「それじゃオレ達も食べよう」

レン「うん」

フェード

峯岸「ふ~食った食った」

レン「食べ過ぎ…」

並木「ちょっと作り過ぎちゃったかなって思ってたんですけど、峯岸君のお陰で大丈夫でしたね」

東「並木、あんまりコイツを乗せんなよ」

幸一「まだ時間はあるから回ってみようか」

並木「それじゃ行きたい所があるんですけど…いいですか?」

峯岸「何だ、早く言えばいいじゃん」

レン「良いよ、行こう」

フェード

レン「…ここ?」

並木「はいっ!うわぁ~♪」

幸一「並木さんお化け屋敷好きなの?」

並木「はい。変…ですか?」

幸一「ううん、変じゃないと思うよ」

本物の病院を改装して作り上げたお化け屋敷は見るからに臨場感をかもし出している

レン「ぁ…」

幸一「レン?どうしたの」

レン「…なんでもなぃ」

幸一「…そう」

峯岸「やべ~マジもんじゃん?」

東「嬉しそうだな、何でも」

峯岸「ああ、所詮は作りもんだしな~本物じゃねーし」

東「確かに」

並木「行きましょう」

フェード

お化け屋敷内

元は本物の病院だっただけに他のアトラクションとは比べ物にならないな

ズシャー!!

峯岸「おわっ!?」

並木「キャ~♪」

目の前に白い煙幕が放出された

幸一「…レン、本当は嫌だったんじゃない?」

レン「…凄く嫌だよ、だって私の住んでる所は本物の病院なんだからさ」

幸一「それじゃ外に出る?」

レン「沙羅が嬉しそうにしてるから我慢する…」

そうは言っているがレンはオレの腕にしっかりとしがみ付いて離れようとはしない

ブォォォ!

並木「イヤ~♪」

レン「っ!?」

目をつぶって周りを見ないようにしながらレンは歩いてる

何時も強気でクールなレンにもこういう一面があるんだな

レン「…幸一、まだ先は長そう?」

オレの腕を通してレンの震えが伝わってくる

幸一「大丈夫、もう少しだから」

レン「うん…」

ガン!!

レン「ううっ!」

フェード


並木「はぁ~楽しかったですね」

東「やっぱ迫力が違ったな」

幸一(レン、しっかり)

レン「…帰りたくない」

峯岸「オレも帰りたくないぜ~」

幸一「意味をはきちがえてるよ…」

峯岸「はぇ?」

フェード

夕方

東「もう閉園だな、随分遊んじまった」

並木「凄く面白かったです、又来ましょう!」

レン「次に来るときはスタッフとしてだけどね」

峯岸「そうそう!早くお金貯めて飛行機作ろうぜ」

フェード


東「それじゃオレはここで」

峯岸「あ~オレも一緒に行く~」

東「気持ち悪ぃな!くんなよ」

峯岸「正吾く~ん待って~」

並木「私も一緒していいですか?」

峯岸「桜井と霧ちゃんも来るんだろ」

東「何だ皆一緒か」

レン「私方向違うからここまでだね」

並木「そうですか…残念ですね」

峯岸「そんじゃ桜井は霧ちゃんを家まで送っていけよ」

幸一「え?!オレが?」

レン「別に良いよ、子供じゃないんだし1人で帰れるから」

東「どうするんだ桜井?あんまり考えてる時間はなさそうだけどな」

東君が見た方向からは電車がこちらへ向かっていた

幸一「送っていくよ」

峯岸「頼りないボディーガードだけどよろしくね~」

東「お前が言えるかよ」

並木「又明日学校でね」

レン「うん、バイバイ」

電車の出発を見送るとオレ達はベンチに腰掛け話していた
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