*E95−2 秘書官機出撃(SSリスト)


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Re: ルージュ再戦SS 投稿者:嘉納@海法よけ藩国


「いいなあー、あれ」
「いいですねえー」
 選から漏れたパイロット達が空戦を繰り広げる南天を見ながら涙を流していた、文字通り、あれが藩国で出せる最後の希望だ、おそらく、あれが落ちればこの戦いは文字通り終わる。
 すでに3国がぎりぎりの状況に追い込まれている、余裕はない、さらに黒オーマだけでなく緑オーマも侵攻している、文字通りの三面戦争、もはや自由はない

「辛いなあ」
「辛いですねえ」

 ただ見なければいけないのが辛い、待つのが辛い、だが待つしかない
 南天が大きく翼をふって機動を変える垂直機動にも近い見事な回避、茶府をばらまきながらミサイルをよけ、性格にはられた弾幕がてききを落としていく、高度を調整することで臨時に作的、攻撃、防衛の三点を維持し、まるで最初からそうであるかのように見事な陣形をとっている。

 「落とした」
「落としましたねえ」

 圧倒的な数の手利きにひるまず、空気を裂き、文字通り敵陣を引き裂いた、次々と動きを止めるてききの中を永遠に飛ぶかのように待っている。
 翼が光を反射して銀色に染まる、音よりも早く、弾丸のように空を飛ぶ、踊るように舞って敵を殺す。
 爆風をうけて舞うようにあがる衝撃波がわずかな日々をねらってたたき込まれる。
 撃墜されかけた機体を素早くほかの機体がかばうその動きがそのまま攻撃につながる
 殺す文だけ人を助けると信じる機体、偽装のなをもった偽りの正義、きっと正しくはないのだろうが、あれが、自分たちの命は守るのは事実だ、それだけしかない機体だ

 もう、硬度が上がって見えない、南天は高く空に消えた




フェイクトモエ出撃 投稿者:雅戌@玄霧藩国


「編成の時点で足りなかったからもうダメなのかなぁ……」
「あー、俺死ぬ。もう、何もできねー」

状況が悪ければ、人は総じて絶望に傾く。
被害情報によって心は刻まれ、人は膝を屈しようとする。心が闇に包まれようとする。
無名世界観を知る人全ての心にあると言われる、『闇を照らす光』とは、所詮幻想でしかないのだろうか。

「まだだ!」

――否。
それだけは否。

「まだ、終わりじゃない!」

諦める事だけはしたくないと叫ぶ声が、幻想でなどあるはずはない。
ここまで積み重ねてきた想いを無に帰すような真似を、許すはずがない。
世の全ての理不尽を止める事はできなくとも、目に映る世界の幸せを願う心を、失うわけがない。

「夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど」

それが、この戦いに挑む者、そしてそれを支援する全ての参加者だ。
諦めること、泣き寝入りする事をやめ、見苦しくてもあがこうとする力だ。

「燦然と輝く一条の光!!」

フェイクトモエリバーのエンジンが回転数を上げる。
回転数が15000を超え、フェイクトモエリバーが走り出す。轟音が空気を揺らす。
乗りなれない機体を操らんとするパイロット達は、心に沸いた不安を一瞬で握りつぶし、心で叫んだ。

「「「「そこまでだ!!」」」」

100を超える心が信じた光とともに、今、航空機が空へ飛び立つ。





Re: ルージュ再戦SS 投稿者:三祭ノア@愛鳴藩国


そこに、悪夢があった。
ビアナ・オーマの空爆の前に、なすすべも無い絶望的な展開。
越前藩国のレーダーは爆撃を受け沈黙。
同時に総司令部が壊滅した。
フィーブル藩国と、キノウツン藩国が壊滅的な打撃を受け、危機的な状況に陥っているとの情報が入り――

15機の秘書官機が飛び立った。

それはまさしく希望だろう。
決して何も、奇跡が起きたわけではない。
絶望的な状況の中、最後まで敵に牙を突き立てることを諦めなかった、第1陣部隊が手繰り寄せた、希望の糸だ。

今、宇宙(そら)はまさに修羅場であり、死地だ。
だが、15機の乗組員に悲壮さは無い。むしろ士気は完全に沸騰している。

15機の秘書官機…<狂気の傑作>とも呼ばれるフェイクトモエリバーが、今、赤きオーマにまっすぐに挑もうとしている。
ニューワールドに、今ひとたびの夜明けをもたらすために。

/*/

地上では祈りが続いていた。
今回の、いわば特攻隊への志願者は、あっという間に定員を超えた。
そこから漏れたもの、飛び立った物を慕うもの、彼らの思いは一致していた。

「どうか、生きて帰って来て。そして、勝利を」

もはや地上からは、高空にある敵をどうこうすることはできない。
出来ることは、祈るしかなかった。
祈ることと、信じること。これは存外難しいが、無理なことではなかった。

歯がゆさで一杯なのは、誰もが一緒だった。
だからそれを振り切るために、ただ、声をあげて祈るのだ。

声が、届くと願って。
思いが、聴こえると信じて。

/*/

深宇宙。

その祈りが届いたとき。
そのときこそ、奇跡は起こるのだ。

「撃雷号……聴こえた。みたいだね。……もう一度、いこっか」

何度でも、何度でも。





Re: ルージュ再戦SS 投稿者:鴨瀬高次@akiharu国


藻女@神聖巫連盟 > 「これで空を飛べる」
藻女@神聖巫連盟 > 「空さえ飛べれば少なくとも子ども達を守る盾くらいにはなれる」
藻女@神聖巫連盟 > 「だから後はそれより上を目指すだけ」

出陣前に語られた、ある戦士のつぶやき。

編成は10分前。集合は作戦開始から20分が経過。
それでもASAP(as soon as possible)でみんなが集合する。
それこそ、犬猫関係なく。

グラジオラス@よんた藩国 > 3号機パイロットです。よろしくおねがいします。
S×H@ビギナーズ王国 > こんばんわ~。藻女さん、よろしくお願いします~
赤星 緑@愛鳴藩国 > こんばんはです、皆様。よろしくお願いします。
佐倉透@え~藩国(7号コパイ) > 「何も出来ないままなんて絶対いやだからねッ」
鍋 ヒサ子@鍋の国 > まきさんありがとー! こんばんは。よろしくお願いします
ソーニャ@世界忍者国 > こんばんわ、6号機コパイ、ソーニャですよろしくお願いします

和気藹々とした、パイロットとコパイたち。すでに3カ国が滅んだという情報も嘘のよう。

藻女@神聖巫連盟 > 「祈るだけしかできないより、何かできることがあるのはいいことです」

その通り。だから我らは集まった。
祈るだけでは人を守れず、期待するだけではなにも動かない。

用意された装備を手早く身につける。
対Gスーツに身を包み、ヘルメットを被り、機体に乗り込む。

15機の鳥が全てを救う為、大空を舞い上がった。
(参戦者RPより、RPを抜粋しました。)





回避SS 投稿者:九頭竜川@愛鳴藩国


「捕捉された・・・か」
パイロットはひとりごちた。
レーダーに映る敵機はこの機を補足したようだ。
レーダー波やレーザー等、通常のロックオンであれば警告を発するシグナルもまだ静かなものだ。
しかしやつらはこちらの知らない技術を持っている。自分の直感を研ぎ澄ます。
いやな感じだ首筋にチクチクする悪寒が走る。
自分の心臓を握る氷の手が夢想された。
「まだまだ~ こんなもんで堕ちちゃいられないのよね~」
あえて唇のはじをあげて見せた。
パイロットはフェイクトモエリバー(以下、フェイクT)を信じた。それはフェイクTを送り出した伏見藩国の技術者を信じ、パイロットを送り出した地上の人々の願いを携えていたからだった。
皆はオレを信じてくれた。オレも皆を信じる!そして純白の翼フェイクTの力を!

パイロットは接近する敵機のアイコンをにらみつける。
「さーて、お前らはこいつの足に追いつけるかな!」
フェイクTは単なる飛行型I=Dではない。狂気の混沌の中から生まれた時代に逆らうあだ花だった。
その装甲は紙だった。
そのマニューバは民間機にも劣る。
燃料を大食らいし、ピーキーな機体ゆえにハンガークイーンとも呼ばれた。
しかし、それらすべての代償に得た力がひとつある。
速さ。
それだけがフェイクTの力だ。
その類まれなる速さもて、すべてを睥睨せんとする機体。
その比類なき早さもて、時間と空間を支配せんする白翼。

フェイクTは今その力を発揮する。
「競争だ!オレに勝ったらいいものをやるぜっ!」
パイロットはエンジン出力を短時間しか使えない緊急モードに叩き込んだ。
加えてアフターバーナーに点火する。
風景がゆがんだ。機体の振動は激しくなり、倍加したGがパイロットを押しつぶそうとする。
それでも彼は笑っていた。
脳裏ではロックが流れていた。古い曲だ。
ハイウェイを突っ走る俺の車はサイコーとかいうやつだ。
首筋の悪寒も今は気にならない!やられるものか、オレの機体は最高なんだよ!
フェイクTはすべてを睥睨せんとするその速度で天をかけた。
パイロットは、声にならない声で叫んだ。
「イッツ、ロックンロール!!」

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