E90FEG救出 > アメショー(砲撃)

作戦

SS・イラスト

にゃんにゃん共和国のI=Dアメショー。
ニューワールドにおける最初期の戦闘から戦力の中核として戦ってきた名機である。
長い長い戦いの中で様々なバリエーションと後継機を生み出し、最新型との能力差や宇宙やレムーリアなどの主戦場の移動に伴ってもはや倉庫や博物館で余生を送るだけのはずであった-

になし藩国学園区内のとある小学校。
普段であれば子供達の溢れているであろう校庭には何故かトロールの大群が出現していた。
その数、約1万。
更に行方不明となったFEG探検部隊の救出のために天領に残されていたアメショー10機が出撃することとなった。

「航空機からのデータリンクを開始します」
「頼む。この情報如何でピンポイントでの射撃が成功するかどうかが7割決まるからな」
元々センサーの類が弱いアメショーである。
更に今回は長距離ピンポイント射撃を行うためにオペレータやわんわん帝国のフェイクトモエリバー、芥辺境藩国の試作機蒼天号などの航空戦力との情報連結が不可欠であった。
ピピピピー
コンソールに映し出されているになし藩国の地図に蒼天号から送られてくるリアルタイムデータが重ねられる。
「リアルタイムデータ補完。オペレータとの情報連結開始!」
「情報連結クリアー!照準システムの補正を開始します!」
「ようし小憎たらしい鬼退治と行くぜ」
アメショーが衝撃を緩和して照準精度を上げるため、膝立ちとなった。
右手に構えた35mm機関砲の砲身が徐々に速度を上げながら回転を始める。
「3、2、1、0」
「ファイヤー!」
機関銃が火を噴いた。物凄い勢いで弾丸がトロールの大群目掛けて飛んで行く。
前に踏み出そうとしていた一匹のトロールの頭蓋が吹っ飛んだ。
それに気付いて足を止めた別のトロールは右腕と左足を次の瞬間に失う。
次々に放たれる銃弾の雨、雨、雨。
瞬く間にトロールたちの肉塊が出来上がっていく。
別機のATMが大群の中心に命中すると、爆音と共に断末魔が響き渡る。
壮絶な殲滅作戦である。逆に言えばこの砲撃で仕留められなければ敵の反撃をくらって瞬く間に窮地に陥るかもしれないのだ。
FEGの探検隊の命とになし藩国の命運はこの一戦にかかっていた。
アメショーたちの戦いは続く。

要点:アメショー 蒼天号とフェイクトモエリバーとの情報連結 35mm機関銃 ATM フェイク

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アメショー砲撃(修正あり) - 高原鋼一郎@キノウツン藩国



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アメショー攻撃 投稿者:鍋谷いわずみ子@鍋の国



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遺跡探検に出かけたFEGのチーム。彼らが遺跡探索の第一歩目に出会ったのは1万にもおよぶトロルの大軍であった。

藤原ひろ子の決死の行動によってトロルの侵攻をなんとか食い止めるが、FEGチームと藤原ひろ子救出に参戦したACEオタポンは一万の大軍と対峙するここととなる。

周囲一帯にはトロルがひしめき、獲物を見つけた彼らは容赦なく迫り来る。
オタポンは犬のぬいぐるみ越しからでも何故かハッキリと分かる侮蔑をこめた瞳と不敵な笑みで剣を振るう。


――――――――――――――――――――――――――――――――


そして彼らの救出作戦、になし藩国領内のトロルの発生現場から離れた場所にアイドレスでもっとも用いられている機体と言って差し支えないであろう旧式I=D10機のアメショーが大地に立っていた。
整備に整備を重ねた年代物らしく機体の表面に目を凝らすと無数の小さな傷が見え、コックピットの中の計器にも傷や色あせたものもある。
パイロットはコックピットのシートにそっと背を預けると、軽く微笑む。その傷が、機体の持つ雰囲気が、幾多の戦いを乗り越えた勲章のように思えた。



戦いが始まり、出番を待つアメショー部隊は上空からの送られてくる偵察データが機体にDLされていく様をディスプレイで確認すると、各機がこれらの情報を元にデータリンクを始める。
指揮官より砲撃体勢用意の入電が入る。
アメショー各機が砲撃体制を取り、パイロットの一人が軽く息を吐き、瞳に決意を灯す。

そして、砲撃開始の号令が飛ぶ・・・・。
『砲撃開始!!!!』
トリガーを引くとアメショーから放たれた砲弾が轟音を上げ、トロル発生地点へと吸い込まれるように駆け抜ける。

爆音と共に心なしか地面が揺れる。
『着弾確認っ!!どんどん行けー!!!』
ヘッドセットのイヤホンから流れる報告を聞きながらパイロットは唇の端を上げ、叫ぶ。



「今日、この時まで仲間を守る為に戦ってきたアメショーだ。旧式と呼ばれようと、こいつはこれからも仲間を、人を護り続ける!!!」

多くの人の助けを望む声を聞きながらパイロットはトリガーを引き続ける。


――――――――――――――――――――――――――――――――

使用した要点
偵察による情報を受けてのアメショー砲撃 




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http://namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/img/1815.jpg
Re: 【アメショー(砲撃)】 まき@鍋の国



FEG救出作戦のため、その日この場所には多くの戦士が集結していた。攻撃の指示を今か今かと待っているアメショー部隊もそのひとつである。
数は圧倒的に不利であり、しかし、戦闘は絶対的な数で優劣することはないということを彼等は知っている。コントロールスティックを握る手が汗ばむ。トリガーから指を離しておかなければ何かの拍子に発砲してしまいそうである。ただ敵を殲滅するだけでも大分緊張するのに今回はさらに救出も任務のうちに入っている。作戦通りに事態が推移するなら砲戦後、白兵に移る。軽口の一つでも叩こうかというとき、砲撃命令が下る。

もう誤射に脅える必要はなかった。逆に火山のごとく猛砲火で相手を脅えさせればよかった。相手は圧倒的多数、しかしだから打てば当たる。照準をつけるのはもっと後からでよい。いまはただ打ちまくるのみである。

ディスプレイにアラート。弾薬が切れたようだ。僚機に弾薬交換の隙を埋めてくれるよう要請し、返事が来る前にリロードを始める。敵は味方の砲撃を受けているが一向に数が減らず事前に得ていた情報よりも多いように錯覚してしまいそうだ、など、リロードの間、僚機の砲音の下でそんなことを考える。リロード終了。こんどはタイミングを会わせたかのように僚機からリロードの支援要請。合図を返すと交換した弾層から弾を銃に送り込み、敵をセンターに会わせてトリガーを引く。吹き飛ぶ敵。
センターに会わせてトリガー。
センターに会わせてトリガー。
センターに会わせてトリガー。
センターに…僚機がリロード終えたらしく発砲を再会。敵の数は相変わらず減っているようには思えなかったが確かに勢いは先ほどより落ちているような気がする。このまま行けば砲戦だけで蹴りがつくかもと思って、慌ててその考えを打払った。戦略戦術いかなるレベルでも楽観的思考はミスに繋がる。古今東西楽観的思考で戦争に勝利した軍隊はいない。


だから


今はただ、目の前の敵を打貫く


それだけである。

/*/
使用した要点:アメショー 砲撃

http://namelessworld.natsu.gs/sakura/sanbou_BBS/wforum.cgi?no=1819&reno=1786&oya=1786&mode=msgview
タイトル:アメショー砲戦 - 黒葉九印@ながみ藩国

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最終更新:2007年07月06日 20:57
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