マスターハンド

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マスターハンド - (2023/09/07 (木) 00:19:45) のソース

#image(Master Hand.png,width=300,,title=見た目は何の変哲も無いただの手)

&font(b,i,25){"HUHAHAHAHAHA…………!"}

『[[大乱闘スマッシュブラザーズ]]』シリーズにおける一人用モード「シンプル」での[[ラスボス]]。
 
任天堂キャラのフィギュアがイメージの中で戦うという世界
(『DX』では「イメージ世界」、『X』では「この世界」と呼称)の創造主であり「創造の化身」と言われる。
巨大な右手の姿で、イメージと現実世界の橋渡しをする。[[声>ボイス]]は作品ごとの[[ナレーター>アナウンス]]&link_anchor(*1){*1}が担当しているが、
収録されているのは登場時に発する笑い声とやられ声の2種類のみ。
幾多の戦いを勝ち抜き、イメージと現実の狭間「終点」に辿り付いたファイターと戦う事を最上の喜びとしており、
『初代』のオープニングでは机の上にキャラクターの人形をセッティングする彼(?)の姿が見られる。
また『DX』からは「破壊の化身」と称される左手の&b(){「クレイジーハンド」}が登場。
その名の通り[[狂ったような動きをする>ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ]]ため、どこか異様な雰囲気を醸し出している。
ちなみに、キャラクター選択画面でプレイヤーが操作するのもハンドだが、これは「カーソルハンド」という別人(手?)らしい。

[[常時アーマー>スーパーアーマー]]で掴みも無効、そして『スマブラ』では異例の「HP」を持っており、HPを0にする事で撃破となる。
ただし、HP制のキャラで更にアーマーがあるため連続ヒットする空中攻撃やスマッシュ技に非常に弱く、
[[ヨッシー]]の空中下攻撃、[[サムス>サムス・アラン]]や『DX』の[[ガノンドロフ]]の上スマッシュ攻撃などが簡単に全段ヒットするので、
そのような性質の技を持つキャラクターなら秒殺する事も可能である。
攻撃方法は[[身体全体を使ってのビンタやパンチ、叩き付け、握り潰し、指先から放たれるレーザー>ギャラクタス]]、銃を模しての射撃など。
クレイジーハンドは難易度ノーマル以上かつノーコンティニューで総合5分50秒以内にマスターハンドの体力を150未満にすると乱入してくる。
『X』の場合、難易度むずかしい以上かつノーコンティニューで9分以内に終点まで辿り着けばマスターハンドと共に出現する。
右手より狂った動きで[[モーションが同じ技でも性能が異なり>EXキャラクター]]、更に相方が健在だと強力な合体技(パンチキャッチ、拍手等)を使ってくる。
また『DX』のイベント戦では最初から2体のハンドが登場している状態で戦う「最終決戦」が存在する。

#region(亜空の使者での活躍)
『X』の[[アドベンチャー>ストーリーモード]]「亜空の使者」では、この世界の創造主でありながら何故か亜空軍の総司令官であるような立場だったが、
ストーリー終盤で亜空間の主&b(){「[[タブー>>https://dic.nicovideo.jp/a/タブー%20(スマブラx)]]」}に操られていた事が判明する。
何とかタブーの呪縛から解き放たれて逆襲しようとしたが、あっさり返り討ちに遭ってしまった。
その後の出番は、[[クッパ]]対[[デデデ>デデデ大王]]の&b(){[[ステージ]][[背>藤堂竜白]][[景>ヘビィ・D!]]に放置されていた}くらい。
タブーが「亜空の使者」のラスボスを務めたせいで[[創造主(笑)>主人公(笑)]]扱いされる事も……。&s(){それ以前に左手は出番が無かった}
しかし同作のシンプルではラスボスの座をしっかり守っているし、後述の『for』では破格の待遇を受けたのでラスボスとしてのメンツは保たれたと言える。
&s(){あれでどうしてタブーに負けたって?細けえこたあ(ry}
#endregion

#region(『for』におけるマスターハンド)
『for3DS/WiiU』のゲームモード「シンプル」では最終ステージに出現。難易度とルートによってはクレイジーハンドと共に登場する。
前作から技構成が大幅に変更・追加されており、
マスターハンドはファイターを気絶させる「指パッチン」や上昇するカードを敷いて上方バーストを狙う「カードをくばる」、
クレイジーハンドは紫色の柱を四本突き立てる「エネルギーピラー」や、
背景を破りファイターを吸い込む闇の空間を発生させる「やぶる」などが新たに加わった。

#image(MasterCore.png,width=300,,title=ホントの最終決戦)
更に、シンプルにおいて5.1以上のホンキ度を維持したまま彼とクレイジーハンドの元に辿り着き、
ある程度HPを削るとマスターハンドが変貌し、謎の存在&b(){「マスターコア」}との対戦に移行する
(この時クレイジーハンドは消滅する)。

最初は「スウォーム」と言う黒い影のようなものを纏っており、
これを様々な形態に変化させて攻撃を仕掛けてくる(ホンキ度によっては目にする事が出来ない形態もある。以下はホンキ度最大の9.0での変化順)。
各形態毎にHPが存在するが『3DS』ではステータスがスウォームで覆われており、
マスターコア本体が出現するまで確認できず(ちゃんとデザインはされている)、『WiiU』ではHPが表示されない。

-第一形態「マスタージャイアント」
背景にどっしりと構えた巨人の姿に変化。頭からクロスボムを打ち出したり、ダイナミックにステージを持ち上げて設置した弾にぶつけようとする。
また[[パルキア>ディアルガ&パルキア]]の「あくうせつだん」のようにステージを横になぎ払ったり、頭部に吸い込んで拘束してダメージを与え続ける行動もしてくる。

-第二形態「マスタービースト」
四足歩行する獣のような姿に変化。
地面からスパイクを出して行動を制限してきたり、一旦画面奥に飛び退いてから地面にいるファイターに噛み付いてきたりする。
更に[[ピカチュウ]]の「かみなり」のように紫色の雷を纏い放電したり、
ジャンプした後の衝撃でステージを揺らして踏み込もうとするファイターを迎撃しようとする。

-第三形態「マスターエッジズ」
五本の曲刀に変化し、素早い動きでファイターに斬りかかってくる。常時空中にいるのでとにかく決定打を与えづらい。
百裂斬りはコツを掴めば回避できるが、ちょっとでも引っかかるとあっという間にダメージを蓄積されて吹っ飛ばされかねない
(マスターハンド戦からのストックがそのまま使われる)。

-第四形態「マスターシャドウ」
ファイターと同じ姿にスウォームを変化させて攻撃を仕掛けてくる。
難易度によってはファイター本人より大きくなっており、攻撃を与え続ける事でどんどん縮む。
ちなみにファイター毎のカスタマイズ内容を完全にコピーするので、
「オート回復」や「らくらく回避」が装備に付いていると戦いが長引く可能性もある(タイムもマスターハンド戦から持ち越し)。
場外に落とすと撃墜した事になるので、ファイターやカスタマイズ内容によっては自滅を誘う事も出来る。

-追加形態「マスターフォートレス」
『WiiU』のみ登場。ホンキ度8.0以上でマスターシャドウを撃墜するとこの形態に移行する。
スウォームが地形のように積み重なり、その名の通りまるで要塞のような姿に変化する。
中にはスウォームで出来たザコ敵(実は『3DS』の「フィールドスマッシュ」に登場するザコ敵の一部を流用)も存在。
最深部にある心臓部に攻撃を叩き込む形になる。
|無敵の[[F-ZEROパイロット>キャプテン・ファルコン]]&br()&nicovideo(sm25081538)|

-本体「マスターコア」
ステージ中央にスマッシュボールのようなものが出現。
コレに攻撃を与えてダメージを蓄積させ、スマッシュ攻撃を当てて吹っ飛ばす事で最終的に勝利する。
しかし生半可な蓄積では場外に吹っ飛ばず、ステージ中央に戻ってくる。一切の攻撃手段を持たないのでボコボコ殴り続けよう。
ただしあまりにも長い時間遊んでいると、浮き上がって『X』のタブーが使ってきた「OFF波動」の様な物を5回放つ。
この攻撃に当たると問答無用で吹っ飛ばされてしまうが全て回避するとマスターコアが自爆し、撃墜扱いとなる。
|[[魔王>ガノンドロフ]]のお戯れ&br()&nicovideo(sm24495737)|

戦闘[[BGM]]「マスターコア」はマスターハンド戦の変調アレンジ(ちなみにマスターハンド戦は『for』のメインテーマのアレンジとなっている)。
曲の途中でモールス信号が聞こえるが、これを解読すると「MASTERCORE」となる。
&nicovideo(sm24479787)

この他、『WiiU』版では「オーダー」というモードにも登場するなど、これまで以上にマスターハンドとクレイジーハンドが目立っている。
#endregion

#region(灯火の星での活躍)
『SP』のアドベンチャーモード「灯火の星」におけるOPムービーでは、&b(){無数のマスターハンドがファイター達の前に姿を現しており}、
同作のラスボスである光の化身キーラが、そのマスターハンドを取り込んで無数の光線を放射し、ファイター達は壊滅的被害を受ける。
奇跡的に生き残った[[カービィ]]を操作し、ファイター達を解放しつつキーラに立ち向かうのがこのモードでの目標となっている。

#region(更にネタバレ)
実はオープニングにて現れた大軍は全て&b(){キーラが生み出した複製}であり、本物のマスターハンドは他のファイターと同じく、
キーラによって囚われの身となっていた(相方のクレイジーハンドも同様に、キーラの対となる存在「闇と混沌の化身ダーズ」の手中に落ちている)。
ファイター達の活躍によってスピリットとして支配から解き放たれたマスターハンドとクレイジーハンドは共に連携し、
光と闇の境目に大きな穴を開ける。プレイヤーはこの大穴に飛び込む……のではなく、&b(){マスターハンドが大穴に飛び込む。}
マスターハンドが大穴に飛び込んで何をするのかと言うと…

なんと&font(red,b){プレイヤーがマスターハンドを操作して光の軍勢と闇の軍勢をまとめて殲滅させる事となる。}

この一戦のみではあるが、ボスを操作出来るのは『SP』が初となる
(一応『DX』にもあったが、それは裏技。むしろその裏技があったからこそ、それを含めての真の全員参戦と言える)。

#region(マスターハンドの操作方法)
-弱攻撃:指パッチン
威力は乏しいが、地上の敵をスタン状態にする。ボスの際の溜めが存在せず、即座に指パッチンを行う。連打も可能。

-横強攻撃:ビンタによる薙ぎ払い
非常に範囲が広いが、吹っ飛ばしはやや低く、これだけでは撃墜できない事も多い。
攻撃後は薙ぎ払った後の位置に移動しており、敵のど真ん中へ飛び込んでいる事になるので要注意。

-上強攻撃:錐もみ回転しながら上空へ飛んでドリル攻撃
連続ヒットするが、範囲はやや狭い。ボスの時より予備動作である回転開始のスキが短く、ドリル後の指を引き抜く動作も速い。

-下強攻撃:手の平で叩き潰す
敵を真横に大きく吹っ飛ばす。ボスの際は一旦ステージ上空まで上昇し、溜め時間が存在したが、
こちらは多少上昇するのみですぐに技を繰り出す。

-通常必殺ワザ:指鉄砲形状からのミサイル発射
一定時間溜める事で3連射になる。ほかの攻撃に比べると当てづらいが、その分威力・吹っ飛ばし共に強力。連射中も動けるため、
撃ちながら位置をずらせば狭めの攻撃範囲をカバーできる。

-横必殺ワザ:人差し指に引っ掛けた2本のリングをブーメランのように飛ばす
リングは真っすぐ飛ぶ行きと、上下に離れるように弧を描く帰りで2回攻撃判定が発生する。

-上必殺ワザ:巨大な鉄球を投げ落とす
鉄球は放物線を描き、地面に落ちるとゆっくり直進する。

-下必殺ワザ:指からレーザー
限界まで上昇した状態で繰り出すと、ほぼステージ全体を攻撃出来る。最終段を当てた際の吹っ飛ばし力もなかなか高めで、
ボスの際と比べて最も強化が著しい技。&b(){正直この技だけでクリアできる。} 
#endregion

キャラクターそのものはボスのものそのまま(画面上にHPバーが表示されている)ではなく、プレイヤー用に用意された専用のものであるが
(『初代』『DX』の様に下のキャラクターのアイコンにマスターハンドの体力が表示されている)、
攻撃の性能はほぼボスの時そのままで(一部に至っては強化されているものも)、『初代』から存在する画面奥からの攻撃は使えない代わりに、
攻撃のインターバルが殆ど存在しない。
ほぼ自由に動き、ステージ外へ逃げる事も可能と、ボスの時よりも強化されている印象となっており、攻略は容易。

2つの軍勢を全滅させるとぶつかり合っていた光と闇が完全に消え去り、最終決戦の舞台がついに元の世界に引き戻されて、
キーラとダーズへの挑戦が自由になる。ここからどう動くかはプレイヤーの判断に委ねられる。
#endregion
#endregion

そのアクションデザインの元になったと言われているのはスマブラシリーズと同じくHAL研究所が製作したアクションゲーム、
『星の[[カービィ]] [[スーパーデラックス>マルク]]』のアクションモード「[[洞窟大作戦>バトルウィンドウズ]]」のラスボス「魔人ワムバムロック」であると言われており、
攻撃方法が非常に酷似している。
また『星のカービィ 鏡の大迷宮』にはマスターハンド自身が中ボスとして登場しており、ステージ9ではクレイジーハンドと共にボスとして登場する。
中ボスとして登場するマスターハンドは倒してカービィが吸い込むと、スマブラで使った必殺ワザが再現出来るコピー能力「スマブラ」が手に入る。

ちなみに『DX』にはマスターハンドを使用できる実機裏技が存在しており、プレイヤーが使えたりする。
各種攻撃にはちゃんと[[コマンド]]が割り当てられているので、技を選ぶ事も可能。
また、キャラの特性上HP制乱闘でない限り撃墜される事は無い。

|&nicovideo(sm7337072)|&nicovideo(sm25264853)|

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**MUGENにおけるマスターハンド
MUGENではN64Mario氏が製作している。
星のカービィ鏡の大迷宮の画像が使用されており、ライフが半分以下で一部の攻撃が強化されたりと、その完成度は高い。
しかし、常時浮遊・常時[[スーパーアーマー]]などの特殊な仕様もあって一般トーナメントに出る事が少ない上、
アーマーも弱いために小パン連打であっさりハメ殺されたりと微妙な強さなので、凶悪キャラ系トナメの出番もごく稀。
とはいえ、MUGENMADにはそこそこ出演している模様。
|マスターハンドの勇姿&br()(というより、[[ハルカ]]と[[アチャモ>バシャーモ]]の頑張りが目立っている気が…)&br()&nicovideo(sm1145460)|

また、[[パワーゲージ>ゲージ]]が常に0で固定されており、
タッグの相方がどんなに頑張っても増える事はないので、ゲージ依存のキャラだといつまでもチャージし続けたり、何もできずに倒される事もある。
他にも、投げ技を無効化する敵に[[ステージ端まで運んで叩き付ける技>ゴッドプレス]]を当てると、画面外にめり込んでフリーズする不具合も確認されている。

ちなみにクレイジーな左手の方もMUGEN入りしており、攻撃方法はもちろん、[[ニュートラル時>ニュートラルポーズ]]の挙動も変わっているというこだわりっぷり。

***出場大会
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-[[MUGENタッグGP>https://nico.ms/sm1666231]]
''更新停止中''
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#co(){
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[マスターハンド],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[MUGEN STORIES INFINITY]]
***プレイヤー操作
[[R-9cで色々と戦う動画]](part39)

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
初代はジェフ・マニング氏、『DX』はディーン・ハリントン氏、『X』はパット・カシュマン氏、『for』『SP』は[[ザンダー・モーブス>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Xander%20Mobus|]]氏。
ちなみにザンダー氏は「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由」の英語版ナレーションも担当している(日本語版は[[杉田智和>クロム]]氏)。

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////タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:Xander Mobus|,任天堂,ラスボス,白色