宇宙怪獣

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宇宙怪獣 - (2021/11/03 (水) 12:15:27) のソース

#image(無題.JPG,,title=第4話より、下から見上げたギドドンガス級怪獣の威容。先っちょに突き刺さってるのがガンバスター(全高240m),height=300)

&font(24,b,i,#FF4500){「なんてこった!!」}

[[ガイナックス>エヴァンゲリオン初号機]]製作のOVA『トップをねらえ!』に登場する[[怪獣]]。
名前から分かる通り、宇宙に生息する怪獣軍団である。通称は&b(){「STMC(Space Terrible Monster Crowd)」}。

銀河系の中心に巣を持ち、恒星に卵を産みつけ繁殖し、卵を植え付けられた星は急速に老化する。
基本的に本能で活動し、[[怪獣と呼べないような無生物的な個体>ブルトン]]も多く存在するため目的などは無いように一見思えるが、
実は一定以上の技術水準に達した知的生命体を滅ぼすという目的を持っており、いわば[[宇宙の免疫細胞的存在>神オロチ]]。
……と思われていたが、後に人類と似たような知的生命体が生活圏を銀河に広げ進化していき行き着いた姿で、
[[自らの種族の脅威となり得る銀河に進出しようとしている知的生命体を滅ぼし続けている>ダーレク]]、とも言われている。
いずれの説も作中ですら推測の域を出ないが、どちらにしろ、あらゆる知的生命体の天敵と言える。
ワープ時に発生する波動「バニシングドライブ波」を感知してひたすらその方向に向かう習性(走VDW性)を持っており、
これを使用した文明を滅ぼすようにできている。
劇中では地球の人類を滅ぼすために全総数が地球に侵攻してくる事となる。

最小単位の個体の兵隊ですらかなりの戦闘力を持っているが、
戦艦級に至っては光子魚雷でも簡単に殲滅する事ができない上に[[限定的ながら物理法則を書き換える力を持ち>長門有希]]、
それを応用して亜光速移動やワープ航法をする事ができる。
兎に角その数が尋常ではなく、劇中では最大で100億を越える宇宙怪獣が同時に確認され、
総個体数は億単位などはまだ序の口というレベルのまさに&b(){天文学的数字}、その種類も多岐に亘る。
また太陽系絶対防衛戦において、約30億という個体が雷王星付近にまで侵攻した際、
視野の七割が敵影に覆われて&b(){宇宙の色さえも変わって見えた}と報告されている。

&font(20,b,i){「敵の数が多すぎて、宇宙が黒く見えない。}
&font(20,b,i){ 敵が七分で、黒が三分。いいか!?敵が七分に、黒が三分だ!!」}

#region(劇中に登場した個体)
画像はゲーム『第3次スーパーロボット大戦α』から。SD体型なのにリアル等身。
-&b(){兵隊}
#image(兵隊.gif,title=スパロボのムービーでも、スーパーロボットと押し合いをしてました) 
全高:100m~ 
重量:不定 

最小単位の個体。[[昆虫>ゴキブリ]]のような姿をしている。その数は全種類中最大。
普段は巡洋艦級生物に寄生し増殖しているが、敵を発見すると、そこから離れて破壊本能のままに行動する。
宇宙空間での寿命は2~3時間程度。
個々の戦力は低いがマシーン兵器と互角以上に戦える程の戦闘力は持つ。

余談だが、最小とはいえ本来のサイズは上にあるようにかなり大きいのだが、
『スーパーロボット大戦』シリーズでは「サイズS」にされている(該当するユニットは数m~10m程度)。
これは、作中でも10m程度のマシーン兵器とさほど変わらないサイズで映っている事もあるため、
[[個体差が極端に大きい>バルタン星人]]という解釈、他の宇宙怪獣との対比・差別化を[[考えての事>格ゲー補正]]、
[[間違って0を一つ多く書いてしまった>誤植]]等の説がある。

-&b(){上陸艇}
#image(上陸艇.gif,title=この形は…間違いなくイカだ) 
全高:500m~
重量:不定 

巡洋艦級クラスの一種で高い機動力を持つ。巡洋艦級クラスからはワープ能力を持つ。
円錐型のロケットのような姿をしており、戦闘の際には体内から兵隊を放出する。
短距離ワープと、本能による突撃が主となる。
上陸艇は、その内部に30~40の兵隊が居住しており、先端を敵に突き立てる事で敵内部に兵隊を送り込む
(500m級の上陸艇に100m級の兵隊が30~40も[[入れるわけがない>ドラえもん]]ので、やはり兵隊は10m程度が妥当と思われる)。
行動目的はそれのみであり敵を発見すると高速で突進する。

-&b(){高速型}
#image(高速型.gif,title=卑猥すぎる造形) 
全高:3000m~ 
重量:不定 

上陸艇よりも更に巨大な巡洋艦級クラス。
後部には伸びた羽状の物体はラジエーターであり、重力場シールドを張る事も可能。 
亜光速移動が可能。亜空間でも正確に敵位置を捕捉し、攻撃する事が可能。

-&b(){混合型}
#image(混合型.gif,title=戦艦っぽさは一番かもしれない) 
全高:3000m~ 
重量:不定 

通称『ギドドンガス級』あるいは『&b(){巡洋艦怪獣ギドドンガス}』。
混合型は上陸艇と高速型の長所を伏せ持った種であり、あらゆる点において優れた力を持つがその個体数は少ない。
ガンバスターが最初に出会った強敵であり、亜光速戦闘を繰り広げたがバスターコレダーで粉砕された。

また、1万2千年後が舞台の『トップをねらえ2!』においても「タイタン変動重力源」という名で登場。
木星の衛星タイタンをぶち抜く威力のビームを連発してタイタンの裏側に退避した敵を攻撃するという、
桁違いの戦闘能力で、対峙した「トップレス(この時代のバスターマシン乗り)」達を絶望の底に突き落とした。
こんなのを&b(){百とか千とかいうレベルじゃない単位でバカスカ落としてた}ガンバスターの偉大さがよく分かる。

-&b(){合体怪獣}
#image(合体怪獣.gif,title=最早、獣っつうか生物に見えない) 
全高:3000m~
重量:不定 

全高240mのガンバスターを遥かに超える超絶巨大な個体。
針が幾数にも尖った形状をしており、形上下が同じ形をしている。
合体怪獣は2体に分離し、目標をその間に挟んで圧縮させる能力を持っている。
更にお互いの接合面は鏡状態になっており、ガンバスターのバスタービームですらはね返す。
劇中ではガンバスターを挟み潰そうとするも、[[ダブルバスターコレダー>レッドバロン]]の一撃で破壊される。

-&b(){母艦}
#image(MotherShip.jpg,title=メガホンではありませんよ)
全高:1000km~
重量:不定

『トップをねらえ!』世界において確認された中で最大サイズを誇る宇宙怪獣。スパロボには未登場。
科学講座にてその存在を紹介されており、最終話でも一瞬だけ倒された姿が映っている。
#endregion

また、『トップをねらえ!』の時代より数百年後を舞台とした漫画『NeXT GENERATION』では、
宇宙怪獣より更に上位の存在である&b(){「宇宙超獣」}なる存在が登場。
“グレートアトラクター”と呼ばれる存在に従っており、宇宙怪獣とは異なり人語を喋る知能も持っている。
元ネタは勿論、『[[ウルトラマンA>ウルトラマンエース]]』に登場する“怪獣を超えた怪獣”&b(){「超獣」}である。
ただし本作の宇宙怪獣は「Space Terrible Monster Crowd」とされているのに対し、
ウルトラシリーズで「Terrible-monster」と言ったら[[超>ベロクロン]][[獣>バキシム]]の事であり、[[怪>ツインテール]][[獣>ブラックキング]]は単に「Monster」である
(「怪獣攻撃隊」=「[[MAT>ウルトラマンジャック]]:Monster Attack Team」、「超獣攻撃隊」=「TAC:Terrible-monster Attacking Crew」)。

その他、同シリーズ展開では従来の宇宙怪獣からも&b(){10代の少女の姿に擬態した}宇宙怪獣が登場。
紆余曲折を経て主人公と共に、旧時代の発進戦艦に纏わる争いに巻き込まれている。
『トップをねらえ2!』においては同作に登場する一種の超能力者(と同じ同じ能力を持つ異星人)が成長を続けた存在ではないかと言われている。

#region(『スーパーロボット大戦』シリーズでの扱い)
ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズにも、敵勢力として登場している。
特に『第3次スーパーロボット大戦α』においては、同作のシステムである小隊制によって
原作同様の強敵ぶりを発揮し、多くのプレイヤーを苦しめ…るはずが、
本格的な登場は戦力が十分に整っている終盤であり、亜光速レベルのスピードや惑星破壊クラスのパワー、
億単位という物量など色んな意味で再現が不可能な部分が多く、HPや数がちょっと多い、むしろ[[ボーナスゲーム>ボーナスステージ]]的な雑魚でしかなかった…。
まぁ、数だけは多い上に、混合型や合体怪獣はHPが10万以上と非常にタフなので鬱陶しいが。
おまけに無限に沸くシナリオもあるし。

また、宇宙怪獣との決戦ステージでは勝利条件が「一定ターンの間一定範囲内に宇宙怪獣が侵入しない事」であり、
そこでは一番弱い奴でも数万を越えるHPと倒しても倒しても無限に出てくる数の多さで、
強力なMAP兵器を持つ機体を複数使用でもしない限りかなり苦戦するようにはなっている。
増援が出ないギリギリまで敵の数を削ってから母艦含む全機で対象範囲をぐるっと囲み、
以後は防御に徹して規定ターンを経過させてしまう籠城策が比較的楽だが、
自陣の脆い所を狙ってわらわら群がってくるのを巧く捌く必要があり、実際の所辛さは大して変わらない

シナリオ上では数多のスーパーロボット達が集結している『α』シリーズにおいてでさえ、
&b(){最大最強の敵}として扱われているため、&b(){[[ラスボス]]にしようかという話があった}らしく、
実際バンプレストオリジナルであるラスボス以外では、最後に決着が着く敵勢力となっている
(なお、版権作品出典のラスボスというポジションは、後年の作品で奇しくも[[GAINAXの別作品>ヨーコ]]のキャラが果たした)。

余談だが、『スーパーロボット大戦α』の頃は[[ギルギルガン>マジンガーZ]]も宇宙怪獣の一種とされていた。
……そりゃ間違いじゃないが。『α外伝』では『トップをねらえ!』が未参戦だったため、この設定は無くなっている。

また、2014年に発売された『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』にもガンバスター共々登場している。
更に2015年4月発売の『天獄篇』にて、続編『トップをねらえ2!』設定の宇宙怪獣も登場した。

『スーパーロボット大戦T』では人類の外宇宙進出を阻み、人類文明の黄金期を終わらせた存在として登場。
宇宙海賊のキャプテンハーロックや元宇宙飛行士の[[獅子王凱>ガオガイガー]]はその存在を知っており、警戒されていた。
#endregion


&font(20,b,i,blue){「敵集団捕捉。このまま最前部に接触するわ」&br()「敵影、約2億5千万!前方確保!行くわよ。ノリコ!!」}
&font(20,b,i,red){「はいっ!!」}

この「敵の数が物凄い」という点は同社の『[[天元突破グレンラガン>ヨーコ]]』にも受け継がれた。

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**MUGENにおける宇宙怪獣
MUGENではSAMSARA氏が『第3次スーパーロボット大戦α』のグラフィックを使ったものを製作。
名前は通称の&b(){「STMC」}。2種類あり、性能が大きく違う。

#region(旧版)
-旧版
今の所動画で出番が多いのはこちらの方。ネタや出オチ要員としても見る事がある。
[[論外キャラ>神キャラ]]として製作されており、戦闘開始時と共に殆どのキャラを葬り去ってしまう。
攻撃は行わず、ただ画面内をダメージ判定を纏って通り過ぎていくだけなのだが、&b(){とにかくその数が尋常ではない}。
画面内が完全に怪獣達で埋まってしまい、「[[CAUTION!!>霊烏路空]]」の警告がなると更に増える。
もはや怪獣達の洪水状態。&b(){原作再現だからしょうがないね!}
STMC同士を対戦させると更にやばい事になる。
//|&nicovideo(sm8702224)|&nicovideo(sm8707366)|削除動画につきCO

そのあまりの数に、MUGEN本体の設定をきちんとしていなければまともに表示する事ができず、
PCのスペックによってはMUGENの動きがコマ送り状態になってしまい、本体が落ちる危険性もある。
導入の際には自分のPCと相談してみよう。

#endregion
#region(新型)
-新型
こちらも[[神キャラ]]だが、耐久力が大幅に下がり、混合型と合体怪獣を混ぜ合わせたような宇宙怪獣1体で戦うSTGタイプのキャラとなっている。
オプションとして兵隊を付けたり、レーザーで攻撃したり、ボムを撃ったりと、動きもシューティングっぽくなっている。
なお、カラー選択で耐久力が変化し、11Pカラーは上記の旧版仕様となっている。
#endregion

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[宇宙怪獣],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[宇宙怪獣],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[宇宙怪獣],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー
***プレイヤー操作
[[ブリジットと遊撃の旅>ブリジットで世紀末に挑戦]](part289)

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//数の暴力,ラスボス,宇宙,怪獣