Gディフェンサー

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Gディフェンサー - (2023/05/07 (日) 16:48:02) のソース

#image(G-Difencer.png,title=ジェットスクランダーとはまた違う追加パーツとして礎を築いた名機だと思う)

&font(24,b,i,black){「カツ、Gディフェンサー、出ます!」}

-全長:39.5m
-本体長:27.6m
-翼巾:27.1m
-本体重量:24.7t
-全備重量:60.3t
-質量比:2.44
-メインエンジン推力:42,400kg×2
-武装:14連ミサイル・ポッド×2、ロングライフル(出力6.8mw)

&b(){脱出コクピットカプセル}
-全長:11.1m
-翼巾:5.4m
-全備重量:20.4t
-ロケットエンジン推力:14,000kg×1、8,400kg×2
-武装:ミニレーザー砲2門(出力1.7mw)
&i(){(1/144 Gディフェンサー 説明書より引用)}

『[[機動戦士Ζガンダム>機動戦士ガンダム]]』に登場する戦闘機でありガンダムMK-IIのサポートメカ。
型式番号はFXA-05D。主な武装は高出力ビーム砲「ロングライフル」と14連装ミサイルポッド。
この機体の最大の特徴はガンダムMK-IIと合体しスーパーガンダムと呼ばれる形態になる事である。
具体的には、まずMK-IIの背面と接続して巡航形態のGフライヤーとなり、
そこからGディフェンサーのコクピットブロックを切り離して操縦系統をガンダム側に移す事で、
MS形態のMK-IIディフェンサー、通称スーパーガンダムに変形する。
この時ガンダム側はGディフェンサーの武装と推力が使用可能になり、高い攻撃力と機動性を得る。
逆にGディフェンサー側はコクピットブロック(コアファイター)のみを切り離す形になる。
一応レーザー砲を2門装備しているものの武装面は貧弱であり、分離後は母艦へ帰還する事が望ましい。
グリプス戦役で投入され高い戦果を上げたが撃破され喪失、続編の『[[機動戦士ガンダムΖΖ>ΖΖガンダム]]』における、
第一次ネオ・ジオン抗争ではアーガマには配備されなかった。それでもガンダムMK-IIは最後まで戦い抜いたが。
一応、『ΖΖ』に登場するサポートユニット「メガライダー」はGディフェンサーを参考に作られたという設定である。
また、[[Gアーマー>ガンダム]]→Gフライヤー→[[Gフォートレス>ΖΖガンダム]]、と言う開発経緯も見て取れる。
なお、後年のゲーム作品では、黒いティターンズ専用カラーのスーパーガンダムも登場しているが、
設定ではこの黒いスーパーガンダムに装着されているのはGディフェンサーではなく別のサポートユニットである。
&s(){尤もどちらもアナハイム製であり、ガーベラ・テトラやマラサイの例もあるので、どこまで信用して良いのやら…}

劇中ではカツ・コバヤシ(CV:[[難波圭一>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:難波圭一|]](TV版)、[[浪川大輔>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:浪川大輔|]](劇場版))がパイロットを務めた。

ちなみにMk-II以外でもバックパックを換装すれば合体は可能であり、公式外伝『刻に抗いし者』では
コア・ファイター部をレドームユニットに交換してネモと合体したネモ・ディフェンサーが登場している。
&s(){[[スーパー・ネモはダサいとボツになった>ストライクフリーダムガンダム]]}

#region(カツ・コバヤシについて)

#image(katu.png,title=そんな弾に当たるもんか!)
&font(20,b,i,black){「僕らにとって、いえ、母にとってはアムロさんはヒーローだったんです。}
&font(20,b,i,black){ そんなことを言わずに、[[&color(black){『地下にモビルスーツが隠してある』}>フリーダムガンダム]]とくらい言ってください!」}

初出は『機動戦士ガンダム』で、一年戦争の戦火に巻き込まれ、ホワイトベースに乗り込む事となった戦災孤児の一人で、旧名はカツ・ハウィン。
ぶっちゃけて言えばカツ・レツ・キッカの戦災孤児3人組は一纏め的な部分が強く、更には大人しい性格だったカツは一番目立たなかった。
漫画作品『THE ORIGIN』では年長者としてレツやキッカをたしなめ、まとめるシーンもある。
一年戦争後はホワイトベースクルーだった[[ハヤト>ガンキャノン]]とフラウのコバヤシ夫妻に養子として三人一緒に引き取られた。
&s(){年齢的には8歳しか離れてないんですが…(一年戦争時、ハヤト&フラウ15歳、カツ7歳、レツとキッカ5歳)}

その7年後のグリプス戦役を描いた『機動戦士Ζガンダム』では、アムロや養父のハヤトと共にカラバへ参加。
初登場時には上記の台詞でアムロを叱咤し、半ば自暴自棄になっていたアムロを再び再起させるという重要な役割をになっていた。
ただしこの台詞自体は、かつてのヒーローであってもご都合主義的には動けないという『Ζガンダム』を象徴する台詞であるとも言える。
&s(){後年のゲーム作品では本当に地下にガンダムを隠していた事もあったり、そもそもアムロの挫折が描かれない作品も多いが}

高いニュータイプ特性を持っているものの、パイロットとしては半人前もいいとこで、
前作の大人しかったが真面目な性格はどこへやら。感情の起伏が激しく、独断専行、命令違反の常習犯となってしまった。
カツが登場して以降、それまでアーガマの[[問題児]]だったカミーユが&b(){カツを諌める側に回る}、
と言えば彼の素行の酷さがお分かり頂けるだろうか。
監督を務めた富野由悠季氏は彼について、&b(){「17年の歳月は子供を十分に変えてしまう長さ」}
&b(){「(育っていく過程において)自制心(の涵養)が足りなかったのだろう」}と述べている。
また、後にティターンズの少女兵士、サラ・ザビアロフと接触した際には敵味方を越えた恋心が芽生えるが、
それによって突発的行動が更に加速してしまい、更にサラは心酔するパプティマス・シロッコの元に戻ってしまい、
裏切られたカツは人間不信に陥ってしまう。そして、終盤では怒りに身を任せてシロッコを討とうとするが……。

最終的には、ヤザン率いるハンブラビ隊との交戦中に無謀にも&b(){殆ど戦闘能力を持たない}コクピット・ブロックで突入し、
それが結果的にはラムサスのハンブラビの撃墜の切っ掛けになるものの、
自身は&b(){小惑星に激突して}命を落とすという悲惨な最期を迎えた。
厳密にはTV版では小惑星に激突した後、瀕死の状態でふらふらしていた所を、
ヤザンのハンブラビのビーム砲に狙い撃ちにされ、そのまま戦艦の残骸に突っ込んで爆死したのだが、
劇場版ではこの部分がカットされた結果、本当に小惑星に激突するのが死因になった。
なお、死の際にはかつて愛したサラの幻影を見ている。
死ねばサラに会えると思った時点で、彼は生きる気力を完全に失ってしまったのかもしれない。

&font(20,b,i,black){「サラ…また君に会えるんだね」}

#region(小説版では)
監督の富野由悠季氏が執筆した小説版『Ζガンダム』では、
ヤザンのハンブラビ相手に苦戦するエマとの間に割って入り鮮やかな合体・分離を行ったため、
この技能を危険視したヤザンにスーパーガンダムになったエマ機そっちのけで追跡・捕縛され、
&b(){小惑星に叩き付けられて最期を迎える。}
直接の死因はTV版とは変わらないが、能力の高さそのものは評価されていたのかもしれない。
#endregion

彼の最初で最後の、本当の意味での活躍の場面は&b(){死後に訪れた}。
戦いの中で散っていった死者の魂を集めてシロッコに挑むカミーユの前に、シロッコを守りにサラの魂が現れる。
そしてカツの魂がサラの心を動かし、守りを失ったシロッコにカミーユが特攻する事で最後の攻撃を成功させたのである。
異論はあるだろうが&b(){カツがいなかったらサラの妨害のせいでカミーユが負けていたかもしれないのだ}。
&s(){まあ、カミーユならサラごとまとめて粉砕した可能性は大きいが}

よく「サラはカツの事は無視してシロッコ一筋であり、それどころかカミーユといい雰囲気になった事さえあるのに、
   カツとは本気で何事もなかった」と評されているが、&b(){最後の最後でサラはシロッコを捨ててカツを選んだのである}。
……両者死後だが。天国では心安らかに結ばれたと信じてやりたい。

その素行、反動的な言動は、明らかに幼少期の彼が憧れたエースパイロットの[[アムロ・レイ>ガンダム]]を模しており、
そしてその結果は&b(){[[凡人が英雄を真似る事がいかに悲惨な結果をもたらすか>美樹さやか]]}というシニカルなテーゼとして、
視聴者へと突き付けられている。
作中のサラとの関係も、かつてのアムロ、シャア、ララァの悲劇を再び再現したものである事から、
それはより一層ハッキリしているだろう。
作中ではカミーユと同じく作品の「若さ」を担当するキャラであり、そのせいか彼に対しても批判意見はかなり多い。
現在でもファンコミュニティなどでは彼に対し(それこそ後の種キャラ並に)ヘイト意見や罵倒が並ぶという事も珍しくはない。
その立ち位置から、後年の[[『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』>νガンダム]]におけるハサウェイ・ノアと比較される事もある。
しかし、そうした意見以上に、彼もまた『Ζガンダム』という物語に必要不可欠なキャラクターである事は言うまでもないだろう。
&s(){ちなみにキャラデザを担当した安彦良和氏は「こんなに活躍するならもっと手を入れるべきだったかもしれない」と、&br()割と酷い事を述べていたりする}

その死後も魂の状態で結構再登場しており、前述の通り、カミーユとシロッコの最終決戦で意思の状態でカミーユを援護したり、
続編の『機動戦士ガンダムZZ』でもハヤトがカミーユと対面した際に、カミーユを媒介にカツの意思が現れた事もあった他、
ジュドーと[[ハマーン>ハマーン・カーン]]の最終決戦においても、ララァ・スンやフォウ・ムラサメら女性達と共に幻影となって姿を見せている。
しかし、他のメンバーが女性ばかりなのに&b(){何故カツがそこにいるのか}と余計な疑問を抱かずにはいられない。
…冷静に考えるとカミーユやジュドーの味方となるNT(+強化人間)の中で死んでいる男性はカツしか居ないので当然なのだが…。
&s(){『ΖΖ』の所謂「シャングリラチルドレン」は誰も死ななかったし、クワトロも[[後で死んでない事になった>サザビー]]し}

ちなみに養父であるハヤトは、続編の『機動戦士ガンダムZZ』で、ブライトにかつてカツが使用していた部屋を見せられるまで、
フラウや他の子供達にはカツの戦死を告げていなかったり(ただし一部の漫画作品では逆にハヤトより早く知っていた事もある)、
その後、ラカン・ダカランのザクIIIに、搭乗しているドダイ改を撃墜されて戦死する際に、
その最後の言葉が&b(){「カツ…」}だった事からも、カツ達に対して血の繋がりを超えた強い愛情を持っていた事が窺える。

#region(『スーパーロボット大戦』シリーズでのカツ)
『スーパーロボット大戦』シリーズにも幾度と無く登場している。
Gディフェンサーが未登場の&s(){(もしくはフォウ辺りに取られた)}場合はネモやジェガン、ヘビーガンといった量産機に搭乗する事が多い。
原作に比べると、アムロなど周囲に頼れる大人が多いためか、ちょっと捻くれた子供程度にまで性格は落ち着いている。
尤も『第3次α』では、異星人や異世界人ともずっと付き合ってきた部隊の古参兵でありながら、
&b(){「人として基から違うんでしょ。そんな気にもなりますよ」}と[[コーディネーター>ストライクガンダム]]を批判したり
(異星人と付き合う過程を見て知っているからこそ、同じ地球人であるナチュラルを敵視するコーディネーターを批判しているとも言えるが)、
『Z』では主人公のセツコ・オハラがアムロやカミーユとシミュレーション訓練を行なっているのを聞いた時、
&b(){「あの人、異常だよ…。出撃してない時はずっとシミュレーターで訓練してるんだから…」}と不用意な発言をしたりと、
(これもセツコが思いつめ過ぎている事を示唆する台詞ではあるが)やはりどこらかしらでは毒のある台詞を発する事も多い。
更に、死亡イベントが全く再現されないため、基本的に最後まで生存する。
&s(){こいつにイベントを割く時間が無いとか言ってはいけない}
そのぶん扱い的には割と空気であり、『F』では味方増援としてきたら&b(){「アムロ達じゃない」}とがっかりされて不貞腐れたり、
『α外伝』ではアムロ達と共に軟禁されていたのを助けてもらったら、ジュドーに&b(){「いたのか」}などと言われた事もある。

しかし、一部作品ではサラを「説得」する事で仲間に出来るため、重要な扱いをされる事もある。
ただし、サラを仲間に出来るのは『第4次』と『Z』だけなのだが……。『α』なんて説得はできるのに結局サラは仲間にならない。
その他の作品でもサラの死亡描写は少ないだけマシだと言えるが(『α』『Z』ではシロッコの死後撤退し行方不明)。
しかし、よりにもよってサラが仲間になる『第4次』では&b(){EDで別れている}。&link_anchor(*1){*1}
そして『第3次Z時獄篇』ではサラそっちのけで[[大佐殿>ARX-7 アーバレスト]]のキスにお熱を上げたりと……
(ただ、ハサウェイに「サラを追った結果、&b(){取り返しのつかない悲しみが待っていた}」と語っているため、
 どうも『Z』シリーズではサラは死亡扱いになった模様。&s(){中の人の都合で新規収録も難しそうだし})。

性能に関しては[[二軍パイロットの代名詞>ボスボロット]]とされており、回避能力が致命的に低い場合が多い。
昔であれば「大人しくスーパーガンダムの複座にでも座ってろ」「いやお前にはGディフェンサーすら勿体無い」的な扱いが多く
多くのスパロバーにその性格も相まって弄られてきたが(アンソロジーなどの二次創作ではそれこそ&b(){一大文化}となるまでに)、
『Z』以降はサポート役として優秀な精神コマンドを多く割り当てられたため、むしろサポートに関しては優秀な立ち位置となる事が多い。
扱いとしても[[地球潰しをしようとするかつての上司>サザビー]]やラスボスに対し専用の戦闘台詞が設定されるなど優遇され始めており、
更に、声が劇場版の浪川氏に変わった『Z』では、低いなりに素の性能が底上げされているため、
リ・ガズィやガンダムMK-II(黒)辺りに乗せると思わぬ活躍をする事もある。伊達にNTではないのである。
&s(){参戦した作品の都合上、カットインアニメを貰えたのが歴代ガンダムキャラでもかなり遅かったが}

一方、前作である『機動戦士ガンダム』が、『Ζ』や『ΖΖ』と共演させるために意外と原作再現の機会に恵まれないためか、
カツ・レツ・キッカの三人組の一員である、カツ・ハゥインとしての出番は&b(){スパロボでは一切無い}。
貴重な原作再現の機会だった『GC/XO』でも、『未来ロボ ダルタニアス』の戦災孤児グループがその代わりを務めている。
一方で、『第3次』では養父のハヤトが一年戦争時代の少年なのに対し、カツがグリプス戦役時代の姿で出てきた事もある。
ハヤトが序盤で抜けるため両者の邂逅は無かったが、一体どういう事なんだろう。
&s(){まあ、アムロやシャアが一瞬で7年ぐらい老ける作品なんだけどね}

カツのファンからの弄られっぷりについてもっと知りたい方は&b(){「吉田創」}でググる事を推奨。
[[どこぞの商人>ドラゴンクエスト4勇者]]に負けず劣らず&s(){かつどっちがマシなのやらと思うくらいに散々}な弄られっぷりが待ち受けている。
&s(){吉田氏は版権アンソロジーの奇才作家として有名で、[[某作品>マルチ]]アンソロジーではバイオレンスギャグやらシリアスな悲哀やらの話でも有名である}
尤も、氏はカツネタについて誤解や事実誤認も広まっているとして、
&b(){「ネタにしている事と本気で嫌っている事を混同するのは勘弁して欲しい」}と苦言を呈し、カツネタに対しての説明ページすらも作っている。
//デリケートな話題で「作者にも問題が~」などと書いたら収拾がつかないのでここで切り上げてください

#image(images.jpg,title=一番最初のネタで作者の嘆きを載せてしまったため、本気でカツを嫌っているように見えるが、ネタのつもりだったらしい)
ちなみに逆にカツが登場してないシリーズのアンソロで、&b(){「当たる相手がいなくてストレスを溜めるブライト」}というネタも書いている。
#endregion
#endregion

#region(『スーパーロボット大戦』シリーズでは)
『スーパーロボット大戦』シリーズにも[[『IMPACT』>アルトアイゼン]]まではガンダムMK-IIと合体出来るユニットとして登場している。
スーパーガンダムの状態では2人乗りの扱いで、Gディフェンサーへの再分離が可能となっている事から、
コクピットが切り離されるという原作設定は無視されている模様。
&s(){再現されても困るが。まあSFC版『第3次』ではサブパイの精神は変形でメイン交代する[[ゲッター>ゲッター1]]以外使えなかったから再現されてるようなもんだが}
この頃はGフライヤーへの変形は出来ないが、『F』以降はMS形態のままでは飛行出来た([[原作は宇宙でしか使用されていない>ガンダム試作3号機]])。
元々の性能に加え、2人乗りが可能であるという点から&s(){カツのような}二軍パイロットの育成には非常に適している。
と言うか、合体後に能力値が反映されるガンダムMK-IIに強いパイロット、
能力値が反映されないGディフェンサー側に「幸運(敵撃破時の獲得資金2倍)」を持つ(けど弱い)パイロットを乗せるのが基本戦術。
ただし多くの作品においてはガンダムMK-IIとGディフェンサーで、[[貴重な出撃枠を二つも使う>超竜神]]点には注意したい。
例外的に『α外伝』などでは、最初からスーパーガンダムの状態で出撃出来るため出撃枠を圧迫しない。
一応、分離してGディフェンサーがロングライフル→合体→スーパーガンダムが攻撃、とする事で擬似的な二回行動が可能だが、
Gディフェンサーのロングライフルはスーパーガンダム版に比べて威力が抑えられている場合が多いため、あまり効果的とは言えない。
この時、分離状態のままガンダムMK-IIも攻撃してしまうと当然両者行動済みで次のターンになるまで再合体が出来なくなってしまう上に、
前述のようにMK-II側のパイロットがスーパーガンダム時のメインになるため、先にMK-IIが攻撃してからGディフェンサー側で合体すると、
再合体したスーパーガンダムは行動済み扱いになってしまうため注意したい(一部作品では未行動のままの場合もある)。
主力武装のロングライフルは射程、威力共に非常に強力だが、この時代は拡散バズーカをフル改造するとMAP兵器になったりしたので、
フル改造した拡散バズーカに威力で抜かれるなんて事も多かったりした。
あくまでグリプス戦役時の機体だからか、[[数年後>νガンダム]]の量産機であるジェガンのビームライフルと同威力に設定された作品も……。
なお、以降もたまに乗り換え自由な合体ユニットが現れる事があり、二軍パイロットの育成役として活躍する事がある。

『COMPACT』ではGディフェンサーは単独ユニットとしては登場せず、スーパーガンダムとして出撃するようになった。
『第2次スーパーロボット大戦α』及び[[『第3次α』>ディス・アストラナガン]]では、出撃前に選択出来る換装パーツ扱いである。
しかもガンダムMK-IIは2機いるのにGディフェンサーは1つだけ。『GC/XO』でも2機いるMK-IIの内1体だけがスーパーガンダムになる。
『[[MX>ガルムレイド]]』ではガンダムMK-IIが登場しないため、ずっとスーパーガンダムのままである。&s(){そもそも『ΖΖ』にスーパーガンダムは未登場なのだが}
これらGディフェンサーが単独ユニットとしては登場しない作品でのスーパーガンダムは、原作通り1人乗りである。
『A』ではついにGフライヤーに変形するようになったが、今度はGフライヤーに変形するとGディフェンサーのコクピットが現れるようになった。
ちなみに原作でもMS形態からGフライヤーへの変形は行なっているが、当然Gディフェンサーのコクピットは欠けた状態である。
『Z』ではMK-IIの時に使用出来た必殺技「フライングアーマー突撃」が使えなくなり、
最大火力は下がる反面ロングライフルが小隊攻撃として使用可能なため、小隊の火力を上げる援護役として活躍出来る。
多くの場合は『Ζガンダム』が参戦していれば必ずいる事が多かったが、『第2次Z』では&s(){枠の都合で}始めて未参戦となった。
…が、『第2次Z』の扱いくらいならまだ幸せだったのかもしれない。
『第3次Z』と『V』『X』『T』三部作ではなんと&b(){Mk-IIの武器としてロングライフルだけが登場し、本体は完全リストラされていた}
(つまりスーパーガンダムになれない)。
[[劇場版『Ζ』の再現>原作再現]]だから仕方ない…と思いきや『V』『X』では&b(){出典元が『ガンダムΖΖ』}だったりする。
&s(){だったら『ΖΖ』劇中でもよく乗ってたメガライダーでも召喚してくれと言いたいが、『第3次Z』の流用で済まされているからどうしようもない}

……ここまで、スーパーガンダムと合体した場合を前提として語ってきたが、
Gディフェンサー単機の運用は性能が低すぎてほぼ無理である。&s(){一部作品じゃガンダムMK-II及び合体した状態でも倉庫行き性能だし}
ただし『IMPACT』限定で単機の性能でMK-IIを上回っている。まあ勿論合体して運用した方が更に強いのだが。
#endregion

#region(『Gジェネレーション』シリーズでは)
『Gジェネレーション』シリーズでは多くの作品に登場。
同シリーズには複数機体の合体システムが存在しないため、スーパーガンダムを作成するにはGディフェンサーとガンダムMk-IIを揃えて設計する必要がある。
Gディフェンサー自体は宇宙・空中での高い適性と移動力、射程の長いロングライフルとミサイルを使用出来るものの、
1マスから2マスの間で使用出来る武装が無く(コックピットブロックにレーザー砲があるはずなのだが再現されていない)、
防御力も低めで戦力として投入するには心許ない。
射程の長さから支援機として使えない事は無いが、支援機としてはもっと優秀な機体は他にもいくらでもいるし、
機体育成を見込むのならばコアブースター等の一年戦争の戦闘機の方が成長が早く使いやすい。
愛を込めて育てようにも、一応連装ミサイルはあるから戦闘能力はなんとかなるとしても、
『Gジェネ』の戦闘システムでは戦闘機の高機動戦は再現出来ないので、せっかくの戦闘機なのに遠距離固定砲台と化し、
おまけにロングライフルは射程が長いけど威力は大した事ないのでミサイルばっかり使う事になり、
実の所&b(){この機体に思い入れがある人ほど首をかしげる戦闘スタイルを余儀なくされる}。

ぶっちゃけ、スーパーガンダムのためだけに存在していると言っても過言ではないだろう。
&s(){そして、そのスーパーガンダムも大して強くない}
#endregion

#region(SDガンダムでは)
スーパーガンダムに対応するキャラは多くの作品で登場するが、Gディフェンサーは[[鎧>騎士ガンダム]]などの扱いになる事が多い。
例外として『コマンド戦記』のマスクコマンダーはGディフェンサーに対応するメカに独立した設定があるが、
よりによって&b(){原作での仇、ICBMハンブラビ}である。デザインそのものは秀逸でファンも多いのだが…。
#endregion

#region(ガンダムVSシリーズでは)
『エゥーゴVSティターンズ』に戦闘機(飛行型[[モビルアーマー>ビグ・ザム]])扱いで登場。
飛行中は常に前進し続けているが、着陸(特殊格闘)したり[[味方機体を乗せて離陸する>のりもの]]事も可能。
武器はロングライフル(メイン射撃)とミサイル(格闘)。
使用感は「変形飛行中のスーパーガンダム」まんまであり、防御力が低く被弾しやすいという弱点を抱えているが、
ロングライフルがスーパーガンダムと同様に高弾速・強誘導なうえに発生速度が向上、弾数が2発に増加しており強力。
更にミサイルの誘導性も増しており、低コスト機としては破格の攻撃性を誇る。

『エクストリームバーサス フルブースト』以降はガンダムMk-IIの換装演出として登場しているが、
[[原作再現]]としての操作可能モビルアーマー枠が無くなったため、Gディフェンサーが再びプレイアブル化する可能性は低い。
#endregion

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**MUGENにおけるGディフェンサー
[[Ζガンダム]]も手掛けた猫飯氏によるものが存在している。
パイロットは原作通りカツ・コバヤシ。[[ドット>ドット絵]]には『スーパーロボット大戦』シリーズの物が使われている。

STG仕様のキャラだが体力は通常のキャラと同じで、
-自動で少しずつ前進し、後ろに戻ったり止まる事は出来ない。上下移動や加速は可。
-武器のミサイルとロングライフルは弾数制で使い切り仕様。
と変わった仕様であるが、このGディフェンサーの最大の特徴は……
-[[壁]]に衝突すると爆散、&b(){カツは死ぬ。}
-[[ストライカー]]として後ろからハンブラビを呼べ、射撃をしながらGディフェンサーに近付いてくるが、&br()その攻撃は勿論Gディフェンサーを狙っており、それを受けて体力が0になれば&b(){カツは死ぬ。}&br()更にハンブラビに近付かれると格闘攻撃を受けて&b(){カツは死ぬ。}&br()加速で振り切れば攻撃は避けられるが壁に接近するため衝突し&b(){カツは死ぬ。}
-勿論体力が0になっても、&b(){カツは死ぬ。}
-勝利ポーズは帰還するために飛び去るというものだが、この時も壁に衝突して、&b(){カツは死ぬ。}
つまり、[[どうあがいても&b(){カツは死ぬ。}>しんのゆうしゃ]]
おまけに大ポトレではカツの後ろに&b(){[[死兆星]]}が輝いている。
AIは搭載されていないようだが、&b(){あってもなくてもカツが死ぬ事に変わりはない}。
&nicovideo(sm14539429)

この他、とけい氏のクラシックΖガンダムでもストライカーとして登場するが、
敵に衝突の後にハンブラビの攻撃を受けて爆散、&b(){カツは死ぬ。}
敵に避けられた場合は、床に衝突してバラバラになるので&b(){カツは死ぬ。}
仕様上はただの超必殺技扱いなので、ゲージさえあれば何回でも呼び出せ、何回でも&b(){カツは死ぬ。}

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[Gディフェンサー],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[Gディフェンサー],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[Gディフェンサー],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

----
&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
正確にはカツはエピローグで連邦軍でパイロットをしているのだが、サラはフォン・ブラウンで静かに暮らしており、繋がりが見当たらないのだが。
まぁ、似たような例として、パイロットをしているカミーユと看護士を目指しているファ&s(){そしてカミーユと一緒にいるフォウ}とかあるけど。

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:難波圭一|,|CV:浪川大輔|,メカ,兵器,羽付,ミサイル,レーザー,超能力者,孤児,茶髪