光天使ブックス

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光天使ブックス - (2023/05/31 (水) 20:28:51) のソース

#image(books.jpg,width=200,title=ブックス!)

&font(20,b,i,gray){「現れろ!&ruby( ホーリーライトニング ){光天使}、ブックス!」}

『[[遊☆戯☆王>武藤遊戯]]ZEXALII』に登場するカードの1枚。海外名は「Star Seraph Sage」。
劇中では敵幹部であるバリアン七皇の一人、ドルベ(CV:[[平川大輔>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:平川大輔|]])が使用する「光天使」というカード群の一つ。
なお光天使と書いて「ホーリーライトニング」と読む。

……と、これだけ書くと普通のカードに見えるが、このカードは作中でも屈指のネタにされたカードである。
まずこのカードの初登場したデュエル(カードバトル)の際、他の光天使を召喚する時は普通の口調だったのにも拘らず、
この光天使ブックスを召喚する際には、光天使まで普通に読み上げる→一瞬溜める→勢いよく&b(){「ブックス!」}
(「ブッ」で上げて「クス」で下げるやたら流暢な英語っぽい発音)と叫んで召喚、
このため当該エピソードでの展開(後述)で積もりに積もったドルベ自身の今までのイメージ崩壊共々ネタ扱いされるようになった。
このブックス!という言葉はドルベを象徴する言葉となり、
しまいにはアニメの関係者(声優やED歌手)がTwitterでこれを発言するまでに至った結果、
現在でも音MADに使用されたりとカード性能は残念なのに使用者のカードで一番(ネタ的に)有名なカードになった。
|問題のシーン&br()&nicovideo(sm22180302)|公式がブックス!&br()&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/1404476166)|

そしてカードそのもの(及び所属する光天使というテーマそのもの)の性能もネタ化するのに一躍買っていた(後述)。

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**原作の性能
>星4/光属性/天使族/攻1600/守1400
>1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
>手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
>(『OCG』においても同様)

手札から魔法カードを捨てる事により、他の光天使を特殊召喚する事ができる。
光天使は全体として手札などからの特殊召喚手段に優れており、これらを用意して、
エクシーズ召喚(同じレベルのカードを重ね、エクストラデッキからレベルと同じランクのモンスターを特殊召喚する事)を狙うカード群である。

……が、この「光天使」というカード群、説明した通り手札からの特殊召喚手段は豊富なのだが、「それしかできない」のが問題。
主軸となるブックス(と似たような効果を持つ光天使ウィングス)の特殊召喚効果はどちらも手札指定、
更にブックスは他の手札コストすら必要という始末で、これらを用いた展開を行うと手札は一瞬で空になる。
言ってしまえば「アニメ特有の使いづらいカードがそのまんまOCG化した」典型例がブックスを始めとする光天使なのである。
そしてドルベ自身が作中で殆どまともにデュエルできなかった(中断1回・途中経過省略1回)事もあって使用カード自体が少なく
(サルガッソ系を除くと最終盤に出てすぐに退場となったメラグ並)、
さらに切り札モンスターも召喚するのに必要な条件が厳しく性能も劣る(より容易に召喚できて同程度の働きができるカードがある)有様で、
【光天使】は満場一致でネタデッキ呼ばわりされた。

だがアニメ放送終了後、なんと『OCG』オリジナルの新規光天使モンスターが登場
(昨今のパックでは「ワールドプレミア枠」として新規カードが登場しており、そこではアニメや過去カテゴリ救済が行われている)。
手札消費の激しさを抑える(どころか補充もできる)効果を持った光天使や、切り札モンスターの運用を補助できる光天使が追加され、
2014年5月現在では【光天使】はアニメキャラのデッキとしては(それなりに)戦える部類のデッキになった。
また、使いにくいブックスの効果も「RUM-七皇の剣」「RUM-千死蛮巧」といった、
特定のタイミングや条件を逃すと使用できない(コストとして捨ててしまった方が良い)魔法カードと相性が良く、
更にこれらは【光天使】で採用するカードになり得るためネタカードとは決して呼べないものとなっている。
&s(){以前よりマシになっただけでウィングスの方がやっぱり使いやすいとか、&br()最期のデュエルで新規光天使を一枚も引けなかったドルベはやっぱり…とか言ってはいけない}

#region(カードの使用者、ドルベについて)
アニメ『遊☆戯☆王ZEXALII』前半でのバリアン七皇(所謂敵チーム)の実質的なトップ。
本来のリーダー格のナッシュ(無論[[この男>ナッシュ]]ではない。[[すごい髪型>ガイル]]なのは確かだが)と、
その妹で相方のメラグが突如行方不明になったためにリーダー代行を務めていた。
真面目な参謀ポジションのキャラであり、フードを纏った姿では他の七皇より体格的には小柄ではあるものの、
本気のデュエルができない人間界でのナンバーズ回収にやる気のない言動を見せたアリトを視線一つで従わせたり、
ミザエルが仲間の負傷を嘲笑う七皇の一人・ベクターへ放った[[無言の手刀>>https://dic.nicovideo.jp/a/(無言の手刀)]]([[と字幕が出た>仮面ライダーギャレン]]が実際は[[貫手>鬼瓦寅男]])を止めたりと、
七皇の中でも屈指の実力者であると期待されていた。……そう、サルガッソでの決戦が始まるまでは。

バリアンの七皇は登場時~初デュエルまではフードを被っており、人間界での活動時は人間の姿へ変身、
そして異世界の擬似再現であるスフィアフィールドの中や異世界では、
全力を出し切札である「オーバーハンドレッド・ナンバーズ」を使うためにバリアンとしての真の姿を現していた。
それまでに真の姿を見せていた七皇の3人は、それぞれ人間態をベースに鎧や衣装を纏った上で仮面を付けたような姿であり、
その時点まで未だに人間態を見せていなかったドルベはデザインの予想さえ難しく&link_anchor(*1){*1}、期待は否が応でも高まっていた。

そして、サルガッソでの3対3のデュエルで後に幾多の因縁が生まれる神代凌牙と対峙し、フードを脱ぎ捨て現れたドルベの真の姿は…
…例えるなら&b(){全身灰色のネコミミプリケツ全裸、しかも無表情}という凄まじいモノであり、見事に視聴者の腹筋を破壊した。
こんな状況で開始されたデュエルで登場したのが先述のブックス!である。
そしてブックスの効果のコストとして、墓地にある間デメリット効果のあるフィールド魔法を自分だけ無効にするカードを捨てるなど、
思いっきりベクターの計画(フィールド魔法の効果で主人公チームをじわじわといたぶる)に乗っかっていたにも拘らず、
その後ベクターの語った悪事の全貌に対して「姑息な手を……」と不快感を示し、「お前が言うな」と視聴者から突っ込まれたりと
(尤も、彼が不快感を示したのはベクターが語るまではドルベも知らなかった別の要因についてだが)、
ここにドルベのネタキャラ化の運命が決定する事となった。合掌。
……[[この回>>https://dic.nicovideo.jp/a/遊戯王ZEXAL96話リンク]]ではベクターの方が[[ドルベ以上に弾けてた>>https://dic.nicovideo.jp/a/真ゲス]]せいでそこまで目立っていなかったのは喜ぶべきか悲しむべきか。

なお、ドルベは他にも余所見飛行からの次元航空中の主人公らの船に正面衝突、滝を割りながら現れるリアル激流蘇生、
親友のピンチに助けに来たと言いつつ上空を飛び回るだけだったり、親友の軍を率いて敵軍に突撃し自軍壊滅させたりの前世
(ただし別の場所で行われた親友とその宿敵の闇のゲームによる影響が原因。遺跡の描写からすると自身は帰還したが)、
その前世の愛馬の罠にライバル共々嵌る、トドメに最終戦では終止自爆ダメージしか受けず、
最後はメラグを守るために発動したカードのデメリット効果で死ぬ(しかもメラグはこのカードが遠因となり死亡)、
本編外でもゲームに登場したと思えば会う人々に片っ端から「お前がナッシュか?」と問いかけ、
一方的に勝負を挑みつつ終わったら「お前は&s(){[[ガンダム>ガンダムエクシア]]}ナッシュではない」と言って回る等&s(){ドジっ子的な}面白い言動を繰り返し、
本人は至って真面目なのにやる事なす事がいちいち視聴者の笑いのツボにはまる事になってしまった。
しかし、彼と七皇の一人ギラグがその身を以て「決闘者にデュエルマッスルは必要か?」という、
『遊戯王』における長年の研究課題に[[一つの回答を示した>クマちゃん]]功績は忘れてはならない。

『ZEXAL』』が完結した現在では、ドルベが名乗った「バリアンの白き盾」という名乗りをもじり、
視聴者からは「バリアンの&b(){面}白き盾」と呼ばれて親しまれて(?)おり、
また[[メラグ役の声優>ゴン=フリークス]]のTwitterでも名場面を用いた&s(){雑コラ}画像が貼られたりとスタッフの間でも愛されて(?)いる。
セカンド中盤以降、全体的にシリアスかつ重い展開となっていく『ZEXAL』作中ではBS再放送時の漫才フェイズ共々、
一種の清涼剤的な扱いとなっている。……が、声優ネタや二次創作的な色合いも強く、
当然そういう扱いを好まない人達もいるので、時と場所を考えない過度のネタキャラ扱いは程々に。

#region(更にフォローを入れると)
登場初期のバリアン七皇は3人が不在の状態で、バリアン世界の崩壊を憂うリーダー代行ポジのドルベを除くと、
-マッシヴなガタイと裏腹に策士…と思っていたらいつの間にかコメディリリーフ化してしまったギラグ
-初登場回が衝撃的なモノとなってしまった上に、本来の目的を放置して山篭りして修行する決闘バカのアリト
-ようやく強敵かと思ったらまさかの銀河眼ラブで、本来の目的達成直前に脱線して主人公以外のキャラと因縁を持ってしまったミザエル
という余りに頼もしい布陣であり、ドルベは影の薄いシリアスパート専門の中間管理職キャラとして扱われていた。
サルガッソでフードを脱ぎ捨ててからのネタ化はその反動になっている部分も大きい。
&s(){ナッシュ絡みのヤンホモっぷり? …うん、流石にちょっとフォローできないかな?}
#endregion
#endregion

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**MUGENにおける光天使ブックス
『[[5D's>スターダスト・ドラゴン]]』のMADを多数製作している「アポリアの人」ことThousand氏による1枚絵のキャラが2種類存在。&s(){&b(){何故作った}}

#region(光天使ブックス)
-&b(){光天使ブックス}
上記の通り、カードの絵を切り取って貼り付けた1枚絵のキャラ。  
演じた平川氏繋がりなのか何故か[[法皇の緑>花京院典明]]も使う。[[おまえのスタンドじゃあねーからそれ!!>そういうゲームじゃねえからこれ!!]] 
勝利ボイスには上記のED歌手がTwitterで公開した「全てブックスんだ」の音声が使用されている。 
|&nicovideo(sm23486170)|&nicovideo(sm23673398)|

(笑)氏による外部[[AI]]&改変パッチも公開されている。
特筆すべきはその圧倒的な[[永久]]能力。近付いたらブックス!、やたら攻撃範囲が広い上に[[判定]]も強いソード!、
そして離れたら(一部のキャラに対して)セプター!とスローネ!によるコンボが襲う。
……とこのように、&b(){近距離・中距離・遠距離という3種類の永久により、オールレンジで相手に永久を叩き込む事ができる}。姑息な手を……。
その他の[[通常技]]もどれも高性能なもので、[[設置技>設置]]のスローネ!で相手を妨害したり下から飛び出てくるサルガッソノトウダイ!で相手のガードを崩したりする事もでき、
永久しなくても十分戦える。
……などなど、そのシュールな見た目に反してかなりの強さを誇る。
幸いデフォルトでは永久はせず、上記の技もAI.txtでループ回数を設定できるため、永久が嫌な人は下手に弄らずデフォルトで楽しもう。
弱点はその見た目通りの機動力の低さ。本体の移動速度はお世辞にも速いとは言えず、そのせいで高機動キャラには永久する暇も無く完封されたりする。
&s(){非力な私を許してくれ……}
また、固めや立ち回りのほとんどを飛び道具に頼っているため、[[グレイズ]]を持つ[[幻想郷の住人達>東方緋想天]]とは全体的に相性が悪い。

#endregion
#region(CX法皇の本)
-&b(){CX法皇の本}
同じくThousand氏により作られたランクアップキャラ。
特徴として、通常のブックスと同じくカードの絵を切り取って貼り付けた一枚絵キャラだが、
&b(){マッスルボンバー風のイントロと共に登場し、常時回転しており、前進する度に[[「レロレロレロ」>花京院典明]]、上へ行く度に[[「ノホホのほ~!」>花京院典明]]というボイスが発生する}。
動きの激しいAI戦ではこれらの発言が何度も折り重なるように響き渡り、非常にやかましい。

そんな狂った特徴を持つCX法皇の本だが、性能的な意味でも狂っていた。
多くの技は通常のブックスと共有しているが、通常のブックスとは違い空中・地上・しゃがみの概念が無くなっており、
スローネ!がどこでも最大三つまで発生させる事ができ、サルガッソノトウダイ!は必ず相手の足元から発生する。
そして最大の強化点は、セプター!のコマンド入力の後にスローネ!のコマンド入力を行うと、セプター!と共に2体のスローネ!が降ってくる。
これはかつて原作OCGで猛威を振るった「セプスロ」の動きを模しており、その名に恥じない高性能なコンボになっている。
凄まじいゲージ回収力と固め性能があり、&b(){なんとこれを連打するだけでほとんどの相手をハメ殺す事ができる}。
倒し切れなくても、その圧倒的ゲージ回収率によりあっという間にゲージが最大まで溜まり、「全て壊すんだ!」
また、ただのジャンプでしかなかったウィングス!が全身が無敵の移動技となった。
&nicovideo(sm24621515)

こちらにも(笑)氏による外部AI&改変パッチが公開されている。
通常ブックス同様、AI.txtでループ回数を設定できる他、セプスロのループ回数や使用間隔なども細かく設定可能。
そしてそれとは別に、五つある常時AIスイッチの設定を行う事ができる。
1では通常の常時AIスイッチと変わらず、[[人操作>プレイヤー操作]]を封じAIのみでの使用になる。
2ではガードの代わりに無敵移動技であるウィングス!を使用し始め、攻撃を当てるのが非常に困難になる。
100は通称&b(){「ウィングスぶっぱモード」}。このモードでは無敵技であるウィングス!を延々と出し続けるようになる。
通常のキャラでは攻撃を当てる事すらできず、最終的にはハイエロファントキャンセルによって削り倒されてしまう。
ランクは狂最上位だが、ダメージを与える技がハイエロファントキャンセルしかないため、
ライフ自動回復が当たり前な狂上位ランクではその回復速度を超えるダメージを与える事ができず、そのまま引き分けになる事が多々ある。
573でセプスロコンボ自重無しモードになる。このモードではずっとセプスロコンボを連打するようになり、上空から大量のスローネ!が降り注ぐ。
どれか一つにでも当たるとそのままセプスロでハメ殺されてしまう。
ただし、攻撃しているブックス自体には無敵が無く、スローネ!にも発生保障が無いためガン攻めは苦手。
1000で「全て壊すんだ」モードになる。文字通り、フルゲージ技である「全て壊すんだ!」を連打する[[砲台]]と化す。
しかし、一回一回の「全て壊すんだ!」には僅かな隙があり、そこに上手く攻撃を重ねる事でダメージを与える事ができるかもしれない。
&s(){ほとんどのキャラはあまりの威力に攻撃を当てる前に倒されてしまうが}
#endregion


&font(20,b,i,gray){「なんとでも言え、私とてバリアンを救わねばならん……」}

***出場大会
#region(一覧)
''シングル''
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#co{
''タッグ''
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}
''チーム''
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''その他''
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''更新停止中''
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''凍結''
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''削除済み''
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''非表示''
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#endregion
***出演ストーリー
[[すごいよ!!七夜さん]](ドルベ)

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
バリアン七皇の内、ドルベ以外の6人は作中ではバリアン態より先に人間態が登場していた事、
更にもう一人の七皇・ベクターに関わる重大なネタバレ回避のために、
週刊ジャンプ内の記事等ではドルベとベクターに関してはフードを被った姿で紹介されていた経緯があり、
事前情報が無かったドルベのバリアン態の登場は、視聴者の腹筋に対して見事な奇襲となってしまったのである。
人間態では大学生っぽい&s(){残念な}理系イケメンなのにどうしてこうなった……。

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//|CV:平川大輔|,遊戯王,天使,召喚攻撃