ニンジャマスターズ 覇王忍法帖

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#image(ninmas.jpg,title=ニンジャマスターズ) **概要 ADKが製作した、武器対戦格闘ゲーム。 1996年5月、MVS(NEOGEO)にて稼働。ROM容量は330Mbit。 それまで『[[ワールドヒーローズ]]』シリーズで独自のカラーを持っていたADKが、本格的にストイックな対戦格闘ゲームとして送り出した。 そしてタイトルからも分かるように、同社の代名詞とも言える「ニンジャ」を前面に押し出した設定と世界観は、 これまでのADKのイメージを大きく覆すインパクトを持っていた。 荒廃した時代設定、『ワールドヒーローズ』とは違った独特なキャラクター達、そしてこのゲームでも意欲的な新システムの導入がユーザーの目を引く。 なお、これが実質のADKの最後の対戦格闘ゲームとなってしまったが、この作り込まれた新システムと練られた設定の数々で、 今なおこのゲームを支持するユーザーがいるほどの作品として語り継がれている。 そしてADK倒産により十数年間移植の目処が立ってはいなかったのだが、 PS2にて版権を継承したSNKプレイモアより発売された[[『ADK魂』の収録タイトル>痛快GANGAN行進曲]]としてプレイできるようになっている。 ---- **キャラクター -使用可能キャラクター >[[聖伝白龍叉介(せいでんはくりゅうさすけ)>聖伝白龍叉介]] >[[黒風影虎神威(こくふうかげどらかむい)>黒風影虎神威]] >[[紅天薫風霞(こうてんくんふうかすみ)>紅天薫風霞]] >[[涅槃無天鴉(ねはんむてんからす)>涅槃無天鴉]] >[[怪盗無双五右衛門(かいとうむそうごえもん)>怪盗無双五右衛門]] >[[陰陽雲水天和(おんみょううんすいてんほう)>陰陽雲水天和]] >[[南天朱雀棗(なんてんすざくなつめ)>南天朱雀棗]] >[[破魔明星鳳凰(はまみょうじょうほうおう)>破魔明星鳳凰]] >[[無法赤狼雷牙(むほうせきろうらいが)>無法赤狼雷牙]] >[[金剛阿羅漢雲仙(こんごうあらはんうんぜん)>金剛阿羅漢雲仙]] -CPU専用キャラクター(隠しコマンドで使用可能) >[[無明神楽蘭丸(むみょうかぐららんまる)>無明神楽蘭丸]] ※中ボス >[[滅界覇王信長(めっかいはおうのぶなが)>滅界覇王信長]] ※最終ボス #region(キャラクターニュートラル集) #image(ニンジャマスター_900.png) #endregion **システム 1レバー+4ボタン Aボタン-弱攻撃・弱斬り Bボタン-強攻撃・強斬り Cボタン-弱蹴り Dボタン-強蹴り B+Cボタン同時押しで、武器持ち・素手の切り替え。 武器を弾かれ強制素手になった場合、落とした武器の側で↓+BCで武器拾いと装備。 武器対戦格闘という事で、同じNEOGEOで発売された『[[サムライスピリッツ]]』や『[[月華の剣士]]』のイメージがあるが、 こちらは武器を持っていても[[コンボ]]を重視した基本的な対戦格闘ゲームのテンポを持つ他、 「武器の取り出し・収納が任意で行える」というシステムにより、武器を使うコンボと素手を使うコンボが明確に分けられており、 状況に応じてスタイルを切り替えて攻防を行うという、他の武器格闘とは全く違った印象を与えている。 また、スプレンディッド・コンビネーション、通称「NINJAコンボ」という連続コンボが用意されており、言うなればルートコンボの先駆けの様なシステムもある。 そして特定の順番に入力した場合のみ発動する、特別派生技の「闇コンボ」なども用意されており、 その駆け引きの多彩さと完成度の高い連続コンボが、このゲームの大きな特徴となっている。 『ワールドヒーローズ』で培われた新システムの構築はこのゲームでも遺憾なく発揮されており、特に「コンボの派生」という概念は、 現在のどの対戦格闘ゲームよりも先駆けて採用されたという事で、非常に興味深い作品となっている。 ただ問題も色々とあり、特にあまりにも多彩なコンボのおかげで、&b(){殆どのキャラが即死コンボを持っている}という、[[どこかの世紀末>北斗の拳]]の様なバランスであり、 このゲームも「死ななきゃ[[安い]]」という言葉が当てはまるほど、一度ラッシュが決まれば即死は免れないほどの強烈な試合展開となってしまう。 ただ、逆を言えばそれだけ「追い込まれても逆転要素がある」という意味でもあり、如何に相手の隙を突き、ラッシュを決めるかという駆け引きが成立したりする。 しかし、発売当初はADK自身もかなり低迷しており、SNKの一連の対戦格闘ゲームと比べて地味な印象が否めず、 ここまで評価されるようになったのは、ゲーム市場から次々と撤去されている最中の頃であった。 そして対戦格闘ツールとして非常に優れた物であるという認知を受けた時には、市場からその姿が殆ど消えてしまっており、 NEOGEO-CDや家庭用ROMカセットでプレイするか、細々と稼働しているゲームセンターを探すくらいしかなかった。 前述の通りPS2にて『ADK魂』の1タイトルとして収録されているので、興味のある人はプレイしてみてはいかがだろうか。 ……と言いたい所だが、現在『ADK魂』はえらい値の付くレアソフトと化していたりする。 幸いPS2アーカイブスでも購入可能なので、PS3(持ってなければ中古で入手してそちらから)での方がお手軽であろう。 また、2018年7月に発売された「ネオジオミニ」にも本タイトルが数々の名作と共に収録されており、 さらには翌2019年1月にもPS4・XboxONE・switch向けのシリーズ「アケアカNEOGEO」の一作としてリリースされたので、 2020年現在は新規に遊べる環境がかなり整った状態になっている。 ---- **MUGENにおけるニンジャマスターズ 2018年現在、下記の滅界覇王信長をはじめ数体が入手不可能となってしまってはいるものの、 色々な製作者(特にFLAM氏)によって全員がMUGEN入りしている。 数が増えた事で動画での出番も少しずつ増えてきてはいるが、やはりそこまで多くないのが現状である。 中でも滅界覇王信長はかなり初期から存在しており、オリジナル闇超力「Thunder Extreme」(通称&b(){「オダデイン」})の強烈な威力等から一際知名度が高かった。 //FLAM氏の製作物の再公開を確認(2023年10月現在) なお、FLAM氏のニンマスキャラはAIが確定で[[フライング]]してしまうバグがあるので注意。 #region(修正方法の一例) AI.cnsの[State -3, AIフラグセット]を以下の記述に直して、キャラがフライングせずに動作するのを確認。 >type = VarSet >triggerall = RoundState = &bold(){[1,2]} この部分を、 >type = VarSet >triggerAll = RoundState = &bold(){2&&ctrl=1} このように直す。 //あくまで一例。もっとスマートな記述方法がありましたら、上書きしてくれて構いません。 #endregion ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //格闘ゲーム
#image(ninmas.jpg,title=ニンジャマスターズ) **概要 ADKが製作した、武器対戦格闘ゲーム。 1996年5月、MVS(NEOGEO)にて稼働。ROM容量は330Mbit。 それまで『[[ワールドヒーローズ]]』シリーズで独自のカラーを持っていたADKが、本格的にストイックな対戦格闘ゲームとして送り出した。 そしてタイトルからも分かるように、同社の代名詞とも言える「ニンジャ」を前面に押し出した設定と世界観は、 これまでのADKのイメージを大きく覆すインパクトを持っていた。 荒廃した時代設定、『ワールドヒーローズ』とは違った独特なキャラクター達、そしてこのゲームでも意欲的な新システムの導入がユーザーの目を引く。 なお、これが実質のADKの最後の対戦格闘ゲームとなってしまったが、この作り込まれた新システムと練られた設定の数々で、 今なおこのゲームを支持するユーザーがいるほどの作品として語り継がれている。 そしてADK倒産により十数年間移植の目処が立ってはいなかったのだが、 PS2にて版権を継承したSNKプレイモアより発売された[[『ADK魂』の収録タイトル>痛快GANGAN行進曲]]としてプレイできるようになっている。 ---- **キャラクター -使用可能キャラクター >[[聖伝白龍叉介(せいでんはくりゅうさすけ)>聖伝白龍叉介]] >[[黒風影虎神威(こくふうかげどらかむい)>黒風影虎神威]] >[[紅天薫風霞(こうてんくんふうかすみ)>紅天薫風霞]] >[[涅槃無天鴉(ねはんむてんからす)>涅槃無天鴉]] >[[怪盗無双五右衛門(かいとうむそうごえもん)>怪盗無双五右衛門]] >[[陰陽雲水天和(おんみょううんすいてんほう)>陰陽雲水天和]] >[[南天朱雀棗(なんてんすざくなつめ)>南天朱雀棗]] >[[破魔明星鳳凰(はまみょうじょうほうおう)>破魔明星鳳凰]] >[[無法赤狼雷牙(むほうせきろうらいが)>無法赤狼雷牙]] >[[金剛阿羅漢雲仙(こんごうあらはんうんぜん)>金剛阿羅漢雲仙]] -CPU専用キャラクター(隠しコマンドで使用可能) >[[無明神楽蘭丸(むみょうかぐららんまる)>無明神楽蘭丸]] ※中ボス >[[滅界覇王信長(めっかいはおうのぶなが)>滅界覇王信長]] ※最終ボス #region(キャラクターニュートラル集) #image(ニンジャマスター_900.png) #endregion **システム 1レバー+4ボタン Aボタン-弱攻撃・弱斬り Bボタン-強攻撃・強斬り Cボタン-弱蹴り Dボタン-強蹴り B+Cボタン同時押しで、武器持ち・素手の切り替え。 武器を弾かれ強制素手になった場合、落とした武器の側で↓+BCで武器拾いと装備。 武器対戦格闘という事で、同じNEOGEOで発売された『[[サムライスピリッツ]]』や『[[月華の剣士]]』のイメージがあるが、 こちらは武器を持っていても[[コンボ]]を重視した基本的な対戦格闘ゲームのテンポを持つ他、 「武器の取り出し・収納が任意で行える」というシステムにより、武器を使うコンボと素手を使うコンボが明確に分けられており、 状況に応じてスタイルを切り替えて攻防を行うという、他の武器格闘とは全く違った印象を与えている。 また、スプレンディッド・コンビネーション、通称「NINJAコンボ」という連続コンボが用意されており、言うなればルートコンボの先駆けの様なシステムもある。 そして特定の順番に入力した場合のみ発動する、特別派生技の「闇コンボ」なども用意されており、 その駆け引きの多彩さと完成度の高い連続コンボが、このゲームの大きな特徴となっている。 『ワールドヒーローズ』で培われた新システムの構築はこのゲームでも遺憾なく発揮されており、特に「コンボの派生」という概念は、 現在のどの対戦格闘ゲームよりも先駆けて採用されたという事で、非常に興味深い作品となっている。 ただ問題も色々とあり、特にあまりにも多彩なコンボのおかげで、&b(){殆どのキャラが即死コンボを持っている}という、[[どこかの世紀末>北斗の拳]]の様なバランスであり、 このゲームも「死ななきゃ[[安い]]」という言葉が当てはまるほど、一度ラッシュが決まれば即死は免れないほどの強烈な試合展開となってしまう。 ただ、逆を言えばそれだけ「追い込まれても逆転要素がある」という意味でもあり、如何に相手の隙を突き、ラッシュを決めるかという駆け引きが成立したりする。 しかし、発売当初はADK自身もかなり低迷しており、SNKの一連の対戦格闘ゲームと比べて地味な印象が否めず、 ここまで評価されるようになったのは、ゲーム市場から次々と撤去されている最中の頃であった。 そして対戦格闘ツールとして非常に優れた物であるという認知を受けた時には、市場からその姿が殆ど消えてしまっており、 NEOGEO-CDや家庭用ROMカセットでプレイするか、細々と稼働しているゲームセンターを探すくらいしかなかった。 前述の通りPS2にて『ADK魂』の1タイトルとして収録されているので、興味のある人はプレイしてみてはいかがだろうか。 ……と言いたい所だが、現在『ADK魂』はえらい値の付くレアソフトと化していたりする。 幸いPS2アーカイブスでも購入可能なので、PS3(持ってなければ中古で入手してそちらから)での方がお手軽であろう。 また、2018年7月に発売された「ネオジオミニ」にも本タイトルが数々の名作と共に収録されており、 さらには翌2019年1月にもPS4・XboxONE・switch向けのシリーズ「アケアカNEOGEO」の一作としてリリースされたので、 2020年現在は新規に遊べる環境がかなり整った状態になっている。 ---- **MUGENにおけるニンジャマスターズ 下記の滅界覇王信長を始め数体が入手不可能となってしまってはいるものの、 様々な製作者(特にFLAM氏)によって全員がMUGEN入りしている。 中でも滅界覇王信長はかなり初期から存在しており、オリジナル闇超力「Thunder Extreme」(通称&b(){「オダデイン」})の強烈な威力等から一際知名度が高かった。 //FLAM氏の製作物の再公開を確認(2023年10月現在) なお、FLAM氏のニンマスキャラはAIが確定で[[フライング]]してしまうバグがあるので注意。 #region(修正方法の一例) AI.cnsの[State -3, AIフラグセット]を以下の記述に直して、キャラがフライングせずに動作するのを確認。 >type = VarSet >triggerall = RoundState = &bold(){[1,2]} この部分を、 >type = VarSet >triggerAll = RoundState = &bold(){2&&ctrl=1} このように直す。 //あくまで一例。もっとスマートな記述方法がありましたら、上書きしてくれて構いません。 #endregion ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //格闘ゲーム

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