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『スペクトラル VS ジェネレーション』(SPECTRAL vs GENERATION)とは、
2005年5月にアイディアファクトリーがリリースしたAC向け対戦格闘ゲーム。
開発は「[[形意拳]]」などで知られる台湾のゲームメーカーIGSが担当した。
使用基板はIGSの汎用アーケード基板「PGM」の専用1枚基板。
(PGM基板は、SNKのMVS・NEOGEOを参考にして作られた基板で本来はROMカセット式)
海外ではIGSの本拠がある台湾版でのアジア圏のみで、北米方面ではあまり知られていない。
同社のシミュレーションRPG『スペクトラルフォース』シリーズのスピンオフ作であり、
2006年4月には、新システムを追加してプレイステーション2版が発売された。PSP版も発売されている。
*概要
-''ストーリー''
「ネバーランド大陸」
古から美しい森と海に囲まれ、神や魔族や人間、
様々な種族が住むこの大地には絶えず戦乱が起こっていた…
そしてこの大地には、古代に滅びた「超文明」が存在しており、
その文明が生んだ「大いなる力」は、大陸の各地で伝説となり、今に伝えられてきた。
天界より降りてきた天使、アースが住むこの「アース神殿」にも、その大いなる力の一片が
封印されているとされ、今でもこの伝説の力を求める者は数知れず存在している。
その正体が禁呪と呼ばれる、危険な力だという事を知らぬままに…
アイディアファクトリーのシミュレーションRPG『スペクトラルフォース』シリーズおよび
その後継作の一つ『ジェネレーションカオス』シリーズの登場人物による2D対戦格闘ゲーム。
元がコンシューマ向けシミュレーションゲームということでアーケードでは知名度皆無であり
古めかしいビジュアル、入力に癖があり慣れないと非常に技を出しにくい、などの理由から
いまいち人気が出ず、ゲームセンターから人知れず姿を消していった。
そのおかげ?で、&bold(){キャラの大半が[[永久]]を持つ}[[世紀末]]なゲームである事実はあまり知られていない。
//ビジュアル、入力の癖なんかは2ch、したらばの稼動初期の書き込みから。
また、対戦時最終ラウンドでは主題歌(通称アーイウォンチュー)が流れるという演出があり、
プレイヤーを大いに盛り上げる…はずであったが、3ラウンド先取設定に変更した場合だと
勝敗に関係ないラウンドでいきなり歌が流れ出す、といういささか間の抜けた事になってしまう。
のちに発売されたPS2版は単なる移植ではなく、いくつかの新システムが追加されたアッパーバージョンになっている。
アーケード向け基盤では日本版とIGSのある台湾版しか作られなかったが、
家庭用(PSP)に移植されたものは海外向けに英語版が作られた。
*スペクトラルフォースシリーズ
1996年10年にアイディアファクトリーが製作した『スペクトラルタワー』を始めとする、タイトルに「スペクトラル」と名のつく作品群。
その2作目である、『スペクトラルフォース』を筆頭とするシリーズ。
戦乱に落ちた世界ネバーランドを舞台に数多くの国家から担当国を選び、世界統一を目指すという内容で
歴史シミュレーションに強いキャラクター性を付加したことで話題を呼んだ。
その後は続編、登場人物や組織によるスピンオフ作品が数多く発売され、OVAや漫画・小説にもなった。
代表的な作品は、『スペクトラルフォース』、『スペクトラルフォース 愛しき邪悪』等。
//ジェネレーションオブカオスシリーズはスペクトラルシリーズとは少し違うので分離しました。
*ジェネレーションオブカオスシリーズ
人気を博した『スペクトラルフォース』の世界観を引き継ぎつつ、キャラを総入れ替えし(一部を除く)、
スペクトラルシリーズとは違う新たな展開を見せた後継作群。
登場キャラクターの人気もフォースシリーズ同様高く、『スぺフォ』キャラがGOCに輸入されたり、
GOCキャラが後に発売される『スペクトラルソウルズⅡ』に登場したりするようになった。
代表的な作品は、『ジェネレーションオブカオス』、『ジェネレーションオブカオスNext~失われし絆~』等。
上記の作品群は、ほとんどが異世界「ネバーランド」を舞台としているため、これらをまとめて『ネバーランドシリーズ』と呼ばれる。
(GOCⅤはネバーランドと異なる世界のため、これに含まれない。)
*キャラクター
-使用可能キャラクター
>[[ヒロ]]、大蛇丸、[[マユラ]]、[[龍健]]、ジャドウ、[[クライス]]、[[ロゼ]]、[[エリル]]、ウェレス
-CPU専用キャラクター
>[[聖神アース]](ストーリーモードのラスボス)
-隠しキャラクター
>[[魔粧覚醒ヒロ>ヒロ2]]、魔界獣ジャドウ
*システム
操作系はレバー+4ボタン。A(弱攻撃)、B(中攻撃)、C(強攻撃)、D(蹴り)の4つ。
通常攻撃はチェーンコンボが可能で、弱→中→強の優先度で繋げることができる。
また、蹴りは弱からのみチェーンが繋がり、中・強に派生する。
移動システムでは、ハイジャンプ(↓↑)、空中ダッシュがある。
***エナジーゲージ
画面下部に表示されている、いわゆるパワーゲージ。3本までストックできる。
超必殺技、裏奥義、時の封印などに使用する。
***受け身
地上・空中問わず使えるダウン回避。
***カオス・ブレーキング 「A+B」
相手の攻撃を潰し、一瞬だけ無防備状態にする。「[[弾き]]」に近い。空中でも可能。
というか本作は空中ガードが存在しないため、攻撃を無効化する空中ブレーキングの使い方は重要。
***カオス・カウンター 「C+D」
相手の攻撃をガード中に反撃する。いわゆる「[[ガードキャンセル]]」の一種。
特徴的な所はこれでダメージを与えて倒す事が可能な所。相手ライフがギリギリだったら積極的に狙うべき。
しかし、[[挑発]]と同じボタンを使うため、失敗すると&bold(){挑発が漏れる}。
***時の封印 「A+B+C同時押し」
1ゲージ消費で一定時間相手の動きがスローになる。特定の攻撃を相手に当てた瞬間「A+B+C同時押し」で発動。
PS2版で追加されたシステム
***爆炎覚醒
体力ゲージが1/3以下でエナジーゲージのストックが1以上ある場合「A+B+C同時押し」で発動。
覚醒中はエナジーゲージがMAX状態になり、防御力が上昇し、通常攻撃にガード崩し効果が付く。
ゲージ消費技を使用した場合、一旦ゲージは減るがすぐにMAXまで回復する。
効果時間は発動時のゲージストック数に比例し、終了後はゲージがゼロになる。
-オート発動機能
オート機能をオンにすると体力1/3でエナジーゲージに関係なく自動発動する。
ただし効果時間は固定で、1ラウンドに1回のみという制限がある。
***剣魔連斬
初動技で空中に飛ばし、10ヒット超のコンボに繋ぐ連続攻撃。[[手動追加入力の乱舞技>デッドリーレイブ]]のようなもの。
「B+C」で[[中段]](しゃがみ状態なら下段)の初動技を当てた後、AAABBBCCCD236+Dで完成する。
ダメージは大きくないが自分のエナジーゲージを大幅に増加させることができる。
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*MUGENでは…
格闘ゲームとしてマイナーなせいか、あまり知られていない。
過去のニコMUGEN動画では[[ヒロ]]と[[ロゼ]]を見かける程度だった。
が、現在ではEXキャラ含め8人存在し、それらのキャラ全てに優秀なAIが搭載されているので
作品別等でもたまに見かけるようになった。今後の活躍に期待しよう。
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『スペクトラル VS ジェネレーション』(SPECTRAL vs GENERATION)とは、
2005年5月にアイディアファクトリーがリリースしたAC向け対戦格闘ゲーム。
開発は「[[形意拳]]」などで知られる台湾のゲームメーカーIGSが担当した。
使用基板はIGSの汎用アーケード基板「PGM」の専用1枚基板。
(PGM基板は、SNKのMVS・NEOGEOを参考にして作られた基板で本来はROMカセット式)
海外ではIGSの本拠がある台湾版でのアジア圏のみで、北米方面ではあまり知られていない。
同社のシミュレーションRPG『スペクトラルフォース』シリーズのスピンオフ作であり、
2006年4月には、新システムを追加してプレイステーション2版が発売された。PSP版も発売されている。
*概要
-''ストーリー''
「ネバーランド大陸」
古から美しい森と海に囲まれ、神や魔族や人間、
様々な種族が住むこの大地には絶えず戦乱が起こっていた…
そしてこの大地には、古代に滅びた「超文明」が存在しており、
その文明が生んだ「大いなる力」は、大陸の各地で伝説となり、今に伝えられてきた。
天界より降りてきた天使、アースが住むこの「アース神殿」にも、その大いなる力の一片が
封印されているとされ、今でもこの伝説の力を求める者は数知れず存在している。
その正体が禁呪と呼ばれる、危険な力だという事を知らぬままに…
アイディアファクトリーのシミュレーションRPG『スペクトラルフォース』シリーズおよび
その後継作の一つ『ジェネレーションカオス』シリーズの登場人物による2D対戦格闘ゲーム。
元がコンシューマ向けシミュレーションゲームということでアーケードでは知名度皆無であり
古めかしいビジュアル、入力に癖があり慣れないと非常に技を出しにくい、などの理由から
いまいち人気が出ず、ゲームセンターから人知れず姿を消していった。
そのおかげ?で、&bold(){キャラの大半が[[永久]]を持つ}[[世紀末]]なゲームである事実はあまり知られていない。
//ビジュアル、入力の癖なんかは2ch、したらばの稼動初期の書き込みから。
また、対戦時最終ラウンドでは主題歌(通称アーイウォンチュー)が流れるという演出があり、
プレイヤーを大いに盛り上げる…はずであったが、3ラウンド先取設定に変更した場合だと
勝敗に関係ないラウンドでいきなり歌が流れ出す、といういささか間の抜けた事になってしまう。
のちに発売されたPS2版は単なる移植ではなく、いくつかの新システムが追加されたアッパーバージョンになっている。
アーケード向け基板では日本版とIGSのある台湾版しか作られなかったが、
家庭用(PSP)に移植されたものは海外向けに英語版が作られた。
*スペクトラルフォースシリーズ
1996年10年にアイディアファクトリーが製作した『スペクトラルタワー』を始めとする、タイトルに「スペクトラル」と名のつく作品群。
その2作目である、『スペクトラルフォース』を筆頭とするシリーズ。
戦乱に落ちた世界ネバーランドを舞台に数多くの国家から担当国を選び、世界統一を目指すという内容で
歴史シミュレーションに強いキャラクター性を付加したことで話題を呼んだ。
その後は続編、登場人物や組織によるスピンオフ作品が数多く発売され、OVAや漫画・小説にもなった。
代表的な作品は、『スペクトラルフォース』、『スペクトラルフォース 愛しき邪悪』等。
//ジェネレーションオブカオスシリーズはスペクトラルシリーズとは少し違うので分離しました。
*ジェネレーションオブカオスシリーズ
人気を博した『スペクトラルフォース』の世界観を引き継ぎつつ、キャラを総入れ替えし(一部を除く)、
スペクトラルシリーズとは違う新たな展開を見せた後継作群。
登場キャラクターの人気もフォースシリーズ同様高く、『スぺフォ』キャラがGOCに輸入されたり、
GOCキャラが後に発売される『スペクトラルソウルズⅡ』に登場したりするようになった。
代表的な作品は、『ジェネレーションオブカオス』、『ジェネレーションオブカオスNext~失われし絆~』等。
上記の作品群は、ほとんどが異世界「ネバーランド」を舞台としているため、これらをまとめて『ネバーランドシリーズ』と呼ばれる。
(GOCⅤはネバーランドと異なる世界のため、これに含まれない。)
*キャラクター
-使用可能キャラクター
>[[ヒロ]]、大蛇丸、[[マユラ]]、[[龍健]]、ジャドウ、[[クライス]]、[[ロゼ]]、[[エリル]]、ウェレス
-CPU専用キャラクター
>[[聖神アース]](ストーリーモードのラスボス)
-隠しキャラクター
>[[魔粧覚醒ヒロ>ヒロ2]]、魔界獣ジャドウ
*システム
操作系はレバー+4ボタン。A(弱攻撃)、B(中攻撃)、C(強攻撃)、D(蹴り)の4つ。
通常攻撃はチェーンコンボが可能で、弱→中→強の優先度で繋げることができる。
また、蹴りは弱からのみチェーンが繋がり、中・強に派生する。
移動システムでは、ハイジャンプ(↓↑)、空中ダッシュがある。
***エナジーゲージ
画面下部に表示されている、いわゆるパワーゲージ。3本までストックできる。
超必殺技、裏奥義、時の封印などに使用する。
***受け身
地上・空中問わず使えるダウン回避。
***カオス・ブレーキング 「A+B」
相手の攻撃を潰し、一瞬だけ無防備状態にする。「[[弾き]]」に近い。空中でも可能。
というか本作は空中ガードが存在しないため、攻撃を無効化する空中ブレーキングの使い方は重要。
***カオス・カウンター 「C+D」
相手の攻撃をガード中に反撃する。いわゆる「[[ガードキャンセル]]」の一種。
特徴的な所はこれでダメージを与えて倒す事が可能な所。相手ライフがギリギリだったら積極的に狙うべき。
しかし、[[挑発]]と同じボタンを使うため、失敗すると&bold(){挑発が漏れる}。
***時の封印 「A+B+C同時押し」
1ゲージ消費で一定時間相手の動きがスローになる。特定の攻撃を相手に当てた瞬間「A+B+C同時押し」で発動。
PS2版で追加されたシステム
***爆炎覚醒
体力ゲージが1/3以下でエナジーゲージのストックが1以上ある場合「A+B+C同時押し」で発動。
覚醒中はエナジーゲージがMAX状態になり、防御力が上昇し、通常攻撃にガード崩し効果が付く。
ゲージ消費技を使用した場合、一旦ゲージは減るがすぐにMAXまで回復する。
効果時間は発動時のゲージストック数に比例し、終了後はゲージがゼロになる。
-オート発動機能
オート機能をオンにすると体力1/3でエナジーゲージに関係なく自動発動する。
ただし効果時間は固定で、1ラウンドに1回のみという制限がある。
***剣魔連斬
初動技で空中に飛ばし、10ヒット超のコンボに繋ぐ連続攻撃。[[手動追加入力の乱舞技>デッドリーレイブ]]のようなもの。
「B+C」で[[中段]](しゃがみ状態なら下段)の初動技を当てた後、AAABBBCCCD236+Dで完成する。
ダメージは大きくないが自分のエナジーゲージを大幅に増加させることができる。
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*MUGENでは…
格闘ゲームとしてマイナーなせいか、あまり知られていない。
過去のニコMUGEN動画では[[ヒロ]]と[[ロゼ]]を見かける程度だった。
が、現在ではEXキャラ含め8人存在し、それらのキャラ全てに優秀なAIが搭載されているので
作品別等でもたまに見かけるようになった。今後の活躍に期待しよう。
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