剛拳

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#ref(gouken.jpg,,left,,width=400,float,,title=リザレクションも真っ青) &br()&br()&br() &font(25,b,i){「人ではおれず、鬼にはなれず…} &font(25,b,i){  豪鬼よ、お主は甘い男じゃ」} -初出作品:[[ストリートファイターIV>ストリートファイター#id_d0986175]] -[[出身地>MUGENキャラクター出身地別一覧]]:日本 -[[生年月日>MUGENキャラクター誕生日別一覧]]:不明 -身長:185cm -体重:90kg -スリーサイズ:B125 W95 H90 -血液型:不明 -好きなもの:[[団子>神崎十三]] -嫌いなもの:[[蚊]] -特技:[[釣り>ジュゲム]] -[[ファイティングスタイル>格闘スタイル]]:暗殺拳をルーツとした格闘術 -キャッチコピー:師父 巌の如く #clear #region(担当声優) :[[大川透>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:大川透|]]|『IV』『V』(日本語音声) :[[Rod Clarke(Doug Lee)>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Doug%20Lee|]]|『IV』(英語音声) :[[Keith Silverstein>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Keith%20Silverstein|]]|『V』(英語音声) :[[山口健>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:山口健|]]|OVA『ZERO - THE ANIMATION -』 :[[斉藤正>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:斉藤正|]]|OVA『ZERO: ジェネレーション』 :[[堀内賢雄>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:堀内賢雄|]]|OVA『ZERO: ジェネレーション』(青年期) :[[Dave Mallow>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Dave%20Mallow|]]|OVA『ZERO: ジェネレーション』(海外吹き替え) :[[天本英世>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:天本英世|]]|アニメ映画『II MOVIE』 #endregion #image(gouken_sf4.gif) 『ストリートファイターIV』シリーズに登場するキャラクター。 背中に「無」の文字を背負った胴着を着、首から巨大な数珠を提げ、足は雪駄履き。頭髪は後頭部を残して禿げ上がり、顔中にヒゲを生やしている。 [[剛の拳>ラオウ]]とは直接的な関係はないが、モチーフにしたと思われる部分はある(後述)。 ---- **キャラクター設定 [[リュウ]]、[[ケン]]、[[ダン]]&s(){、[[豪雲]]}に格闘術を教えた師匠その人。 また[[豪鬼]]の実兄であり、[[轟鉄]](ゴウテツ)を同じく師とする兄弟弟子でもある(その辺は『[[北斗の拳]]』の[[長男>ラオウ]][[次男>トキ]]と似ている)。 師から受け継いだ暗殺拳を独自に洗練し、新しい拳法として編み出した格闘家。 拳法を弟子達に伝授した後、既に強者との死合いを求めるようになっていた豪鬼の手によって殺害されたと思われていたが(後述)、 『ストリートファイターIV』でまさかの登場を果たした。 厳しいながらも心優しい好々爺であり、弟子達の成長を何よりの楽しみとしている。 ただ格闘技の師の姿は相当に厳しかったらしく、『6』のワールドツアーモードでリュウとの絆を深めると、 「今でも師匠に会うと、少し緊張する」と漏らしており、軽いトラウマになっている様子。 上述したように嘗てはダンも弟子としていたが、[[父親>火引強]]を殺した[[サガット]]への復讐心を捨て切れていない事を拳から感じ取り、破門にしている。&link_anchor(*1){*1} しかし「(これまで身に付いた格闘術を悪用されない為に)破門者の拳を破壊し、格闘家として再起不能にする」という鉄の掟をダンに施す事は無かった。 それは剛拳の優しさ故である。豪鬼が思うように格闘家としては甘いかもしれないが、 そんな彼だからこそリュウとケンも尊敬し慕っていたのもまた事実であろう。 ダンはリュウとケンが弟弟子であると意識しているが、二人が同門である事を意識しているかどうかは不明である。 またダンが剛拳の事を今でも師と思っているのかどうかは、『IV』シリーズでは詳しく語られてはいない。 リュウとケンの師匠という設定のキャラクターは初代『ストリートファイター』から存在したが、当時はまだ姿はおろか名前すらなかった。 このときはかつてサガットと戦って殺され、[[波動拳]]を盗まれて後のタイガーショット(泰式波動拳)となった ……事になっていたが、&b(){見事に無かった事にされた}。 姿は『[[ストリートファイターII]]』の漫画化作品『ストリートファイターII -RYU』に登場したのが初出であり、 作者の神崎将臣氏が「師匠を作品に登場させたい」とカプコンに提案した事でデザインが制作され実現した。 単行本1巻に収録された設定資料には、カプコンによるラフスケッチが見られる。ただしここでも未だ名無しの「師匠」である。 豪鬼同様、背中に「[[無>「無」のカード]]」の文字を背負った胴着を着用し、首から[[巨大な数珠を提げ>花諷院骸羅]]、足は[[雪駄履き>玄武の翁]]である。 頭髪は[[後頭部を残して禿げ上がり>李烈火]]、[[顔中にヒゲ>ザジィ・ムハバ]]を生やしている。 『ストリートファイターII -RYU』への登場時は、その当時の[[最終ボス>ラスボス]]である[[ベガ]]によって殺害され、 リュウが師の仇を追ってベガと戦う筋書きになっていた。 その後、『ストリートファイターIIX』のバックストーリーにて「剛拳」という名前が初登場。 彼の師匠が「轟鉄」という人物である事と、隠しボスの「豪鬼」が彼の実弟かつ兄弟弟子であった事が設定された。 『[[ZERO1>ストリートファイターZERO]]』の豪鬼のエンディングでは、回想として轟鉄と共に現れ、 このときから左眉の上に[[大きな>緋村剣心]][[十字の傷>レイ・クウゴ]]が描かれるようになった。 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO』に載せられたバックストーリーでは&b(){ベガと豪鬼のどちらにも敗れており}、 この時までは「ベガに殺された」設定が生きていたものと考えられる。 続く『ZERO2 ALPHA』では[[殺意の波動に目覚めたリュウ]]が豪鬼を「師の仇」と呼んでおり、 ここから剛拳を殺害したのが&b(){豪鬼に変更}された模様。&s(){結局生きてたわけだが} 初出となった『ストリートファイターII -RYU』以外では、中平正彦氏による漫画化作品においても剛拳が多く描かれている。 『ストリートファイターZERO』の同名の漫画化作品では、少年時代のリュウとケンと共に回想シーンに登場する。 同作の設定では、暗殺拳を格闘技へ昇華させたのは轟鉄とされている。 また「[[昇龍拳]]」を禁じ手とする設定も登場しており、そうと知らずに「昇龍拳」を放ったリュウを剛拳が厳しく叱責する場面も描かれた。 この設定が後にゲームの方へも逆輸入されている。 『[[ストリートファイターIII]]』の漫画化作品『RYU FINAL』では、 剛拳と豪鬼の一騎打ちで山野が崩れ、森がなぎ払われる激しい戦いが描かれている。このとき豪鬼は勝利した後、剛拳の数珠を持ち去っている。 またこの戦いの中では、本来殺意の波動を持たない剛拳は使えないはずの[[瞬獄殺]]を放った事も(その結果は同項目を見られたし)。 『ストリートファイターIV』ではまさかの[[隠しボスとしての登場。>リョウ・サカザキ]] 誰もが「豪鬼に殺されてたんじゃ?」と思ったが、 &b(){あまりにも長い間気絶していたので死んだと思われていただけで}無事だったらしい。[[本当にありがとうございました>コロッサス]]。 >&font(15,b){しもうた} >意識を戻すのに こんなにも時間が掛かるとは >リュウもケンもワシが死んだと誤解して… > >&font(15,b){まあ よいか} &nicovideo(sm6189927) ……これなら[[超科学で蘇生>草薙柴舟]]させたり[[悪夢>ギース・ハワード]]にでもしておいた方がナンボかマシな様な気がするのは気の所為だろうか。 リュウとケンは勿論、元凶の豪鬼ですらも生存に気が付かず、 更にはCIAのエージェントである[[C.ヴァイパー>クリムゾン・ヴァイパー]]も「貴方は死んだ筈だと資料にあった」と発言している辺り、 倒された時には&b(){CIAですら死亡したと思う程にヤバい状況}だったのではないかと思われる。 色々な意味で体が心配である。仮死状態と解釈すれば問題無いとも思われるが。 また、家庭用では剛拳の称号に「死んだフリ」なんてのがある。……まさか演技だったのか? もしかしてプロフィールにある特技の&b(){「釣り」}ってそういう……。 一応、現代日本に生きるリュウとケンが、師匠の亡骸を荼毘に付さず野晒しにしたままというのは考えにくい。 また『6』でリュウが「亡くなった当時は淋しかったが、&b(){ふらりと出てきたのは驚いた。何年も墓参りしたのに}」と言っている。 「亡骸すら見つからないほど遠くに飛ばされてしまい、更に息を吹き返すまでに時間がかかったので、豪鬼・リュウ・ケン全員が死んだと思い込んだ」 と、考えるのが妥当か。 まあ豪鬼も鉄拳7にて、抹殺の[[標的>三島平八]]に勝利して「この程度の男か…」と決めるものの、 標的は遠い場所の地中に埋まっただけで無事だったという前科があるし…。 >&b(){簡易まとめ}:サガットに殺された→ではなくベガに殺された→ではなく豪鬼に殺された→と思ったら死んでなかった スタッフのこぼれ話では、 >ストーリー的には&b(){豪鬼に}倒されたことになっていますが、伝説をよみがえらせるために登場させました。 >実は『ストリートファイターII』の「昇龍拳を破らぬ限りお前に勝ち目は無い」というリュウの勝ちゼリフが、 >海外版では「&italic(){シェンロン(神龍)を越えなければ勝ち目はない}」と誤訳されてるんです。 >海外版の剛拳の名前は「[[シェンロン]]」ということもあって&link_anchor(*2){*2}、正にリュウやケンにとって越えるべき偉大な先人という存在にしています。 >ストリートファイターシリーズのEDはあってないようなものなのです(笑)無理矢理辻褄を合わせても仕方ない……とは思いつつ >(中略)最終的には皺を沢山刻んだ顔にしてみました。 どうやらサガットやベガの件は本気で無かった事になったようだが、中々面白いエピソードである (もっとも最終的には結局生きていた訳で、実は&b(){三人全員から殺されかけた可能性}も否定はできない…か?)。 ただ『ストIV』シリーズは、パラレルワールドとされていた『ZERO』シリーズの設定や、昔無かった事になった設定を復活させて上手くブレンドしている。 &s(){その結果としてシリーズの全作品とそれぞれに矛盾しているが、}今後は最新作の設定を準拠としていくのかもしれない。 なお後にスタッフが、&b(){本作はお祭り的性格もあり、物語の整合性はガン無視している}という旨の発言をしている。 剛拳も前述の通り「まあよいか」なんて言ってるし、こちらとしても、 &b(){[[ま、いっか!>孫悟空(ドラゴンボール)]]} #region(『ストIV』『スパIV』における自身のストーリー内容 ネタバレ注意 ) 『ストIV』のエンディングでは、リュウが豪鬼と闘う事で殺意の波動に目覚めてしまう事を危惧し、 事前に「無の拳」で封印した後、殺意の波動を嗅ぎ付けた豪鬼と対峙する内容になっている。 #region(「無の拳」とは ) リュウのストーリーでは「全てを無に返す「無の拳」」と説明されている。 スタッフによるとリュウが目指す拳とされており、豪鬼が体得している拳と対極にあるとされ、殺意の波動を無効化する効果がある。 豪鬼のエンディングでは、リュウを倒した剛拳に「封じたか?」と確認している辺り、豪鬼もその存在を知っていたようである。 なお『[[NAMCOxCAPCOM]]』~『プロジェクトクロスゾーン』シリーズの解釈では「真・昇龍拳」こそが「無の拳」であり、 『ナムカプ』では、ケンがこの技で殺意の波動に目覚めたリュウを正気に戻し、 『PXZ2』ではリュウが洗脳されたケンを正気に戻し、ベガがサイコパワーを無効化された事に驚いている。 とはいえお祭り作品のため、どこまでが公式設定かは不明である。 なお、剛拳とリュウが共通して発言している「倒すのではなく、勝つ事が出来る」云々と「無の拳」は同一ではない。 前者は中平正彦氏の漫画作品『RYU FINAL』が初出の「風の拳」であるとされ、 後に公式にそのときの動きを[[セービングアタック]]に取り入れたり、[[称号>テイルズオブシリーズ]]の一つとして逆輸入されている。 おい其処、&b(){挙動が[[猛虎無頼岩>タクマ・サカザキ]]}とか言わない! #endregion 『スパIV』では二人の弟子を一人前の格闘家と認めた上で雲隠れしようとするも、あっさりと弟子達に見つかってしまう。 何も言わずに自分達の前から去る剛拳を咎めるケンに対しのんきな発言をするリュウのやりとりを見ている内に、 雲隠れするのが馬鹿らしくなったのか、最後は大笑している。 #endregion 『ストV』ではプレイアブルとしては参戦していないが、 チュートリアルにて若き日のリュウとケンを鍛えている様子が描かれている他、[[ストーリーモード]]にも登場している。 なお、本作では英語音声が『[[ワンパンマン>サイタマ]]』で深海王の吹き替えを担当したKeith Silverstein氏に変更された。 &font(25,b,i){「誰も自分からは逃れられぬ 最後には己と向き合うことになる・・・」} &font(25,b,i){「思い直すがいい どこへ行こうと 自身から逃げられるものはおらぬ」} ---- **キャラクター性能 『ストリートファイターIV』では隠しボス、及び家庭用キャラクターとして登場。 [[豪鬼]]の兄と言うだけあって「[[剛波動拳>波動拳]]」「[[竜巻剛螺旋>竜巻旋風脚]]」「百鬼襲」と同じ技を多く持つが、 波動拳を片手で撃つ、百鬼襲の派生が違う、等の細かい所が異なっている。 #region(細かい違いの例) :剛波動拳|[[発生]]が遅く、地上では中攻撃以上のカウンターヒットか近中or大Pからでないと連続技にならない。 代わりに[[硬直]]が([[タイガーショット>サガット]]よりも少ないと)非常に短い。 弱以外は[[仰角>春日野さくら]]で撃つため、先読み対空やジャンプ防止として使える。 近距離戦は避けたいキャラなので必然と使いがちになる。というか主な牽制はこれ。あと浮いた後の追撃もおまかせ。 ちなみに溜めで2ヒットになるが、完了までが非常に長い為に使い道は殆ど無い。タイミングずらしが主用途。 EX版は弱、中と二連発する。牽制・端で浮かせた後の追撃にとっても便利。 その硬直の短さを生かし、また後述のEX竜巻剛螺旋の性能もあり、飛ばして落とすという戦術が非常に強力。 その分、[[キャミィ]]や[[アドン]]といった優秀な弾抜けを持つ相手はとても苦手。 :竜巻剛螺旋|地上版は豪鬼が『3rd STRIKE』で使ってた[[スーパーアーツ>超必殺技]]「滅殺豪螺旋」そのまんま。 ただしSA→[[必殺技]]のグレードダウンのため性能がガタ落ち。 追撃としての威力は高く、ダウンもするが硬直が長い為に状況が五分にしかならない。攻めを継続したい剛拳としては微妙な所。 EX版(隠しボス版は通常も)には無敵が付くが、[[判定]]が微妙な為に使い勝手も微妙。対空として使うなら遠間の飛び込みに限定した方が…。 ちなみにガードされると&b(){-200F}という脅威の不利[[フレーム]]を背負う恐ろしい技。ダメージは200と高いがリスクに見合うか。 ver2012からEX竜巻の初段ヒット時に[[ロック>ロック系必殺技]]するようになった。 その為、これまでの対空に使ったはいい物のカス当たりしておじいちゃんだけがそら高く舞い上がるという事態が起きなくなった。 ダメージは非常に高くリーチも最高レベルな為、『スパIV』最強の対空技の一角となった。 また、発生7Fに対して無敵は8Fと非常に長い。 しゃがみ状態の敵に当たらないという致命的な弱点はあるものの、[[起き攻め]]に対する拒否としても使用できる。 空中版は『ストII'ターボ』時代や『[[CVS2>CAPCOM VS. SNK]]』の[[殺意リュウ>殺意の波動に目覚めたリュウ]](特殊入力)のように真横に移動する…が、硬直がとんでもなく長い為に逃げには使えない。 EX版はその場に停滞し、レバー入力で若干左右に移動できるようになる。やっぱりこっちも(ry 一応多段ヒットする為、相手の起き上がりに重ねるなどして全てガードさせるとヒット時と同等のダメージを削る事ができる。 それで殺し切れないと膨大な着地硬直から(ry :百鬼襲|「百鬼豪衝」と入れ代わりに空中で[[セービング>セービングアタック]]状態になる「百鬼剛壁」が追加されている。 本作中唯一の空中における防御手段。 これ自体は微妙に心許ない代物なのだが、 リュウでお馴染みの早出し弱昇竜対空から滅波動拳というような対空に対して絶大なリターンを得る事が出来る。 アーマーブレイク属性を持っている対空技([[ガイル]]やヴァイパー)、多段ヒットする対空技(サガットのEXアパカやリュウの引き付け中昇竜)、 [[通常技]]対空[[キャンセル]]必殺技(胴衣のしゃがみアッパーキャンセル竜巻など)には弱いものの、 通常の剛刃と使い分ける事で相手の対空を揺さぶる事も出来る。 尤も、[[立ち回り]]で百鬼襲を使うのは非常にリスクが高い為にそうそう使う事は無いのだが。 また、剛刃と違い発生しても着地タイミングがずれる事無く、着地硬直が6Fと比較的短いため[[スカし>すかし]]投げに使えなくも無い。 その為に豪鬼でお馴染み「浮かして通常技で追撃キャンセル百鬼着地重ね」の連係[[択一>択一攻撃]]を用いる事もできなくはない。 ただでさえ高火力な剛拳が「百鬼剛刃」表裏二択でダブルアップ、さらに天蓋(後述)からの追撃もある為にプレッシャーが倍率ドン二倍。 EX版は出掛かりに全身無敵が付くため拒否に便利。 遠くに逃げる事ができないため対策されていると辛いものの、対策されていなければ好き放題できる。困った時は試してみよう。 #endregion また、その他にも作中唯一の[[当て身技>当て身投げ]]等独自の技も持つ。 #region(独自技の例) :金剛身|Pで上半身、Kで下半身、EXで全身に[[アーマー>スーパーアーマー]]を纏い、相手の投げ以外の攻撃に反撃する。 従来における当身技で、剛拳の発生させるアーマー判定に相手の攻撃判定が重なれば自動カウンターが発動する。 [[中段]]や下段と言ったガード方向は関係がない。 ただしセビ扱いのためクラッシュには無力・ダメージが一定時間蓄積されるが、 反撃部分は完全無敵の為に単純な多段技(一部スパコン・[[ウルコン>ウルトラコンボ]]含む)なら潰したり、[[飛び道具]]を抜けたりも出来る。 ちなみに反撃は全身に攻撃判定を纏う為[[めくり]]にも対応。 剛拳にとって最後の生命線であるが、その分頼ると投げられがちになるという欠点が。 『スパIV AE』では上・中・下・EXの4種類になった。 同じジャンプ攻撃でも高めでは上のみ、低めなら中のみでしか取れないといったケースが発生する等、 おおよそ凡人には使いこなせない素敵な仕様になっている。 2013年11月には、ガードモーションキャンセルというテクニックが発見されている。 :閃空剛衝波|移動中のみ無敵の突進技。「[[阿修羅閃空]]」もどき。 ただし移動前、停止後攻撃判定発生前が割と長く、ガードされて-4~-6の不利フレームを背負うという[[ぶっぱ]]すると死ぬ類の技。 主に撃ち合い中飛び道具を抜けて反撃したり、浮いたは良いが遠くて他に追撃出来ない場合に使う。 だが、剛拳はセービングに対して有効な対抗手段が少ない。 ぎりぎり先端ガードになる間合いを把握し、反撃されにくい間合いでぶっぱして相手のセービングにプレッシャーをかけていくのも重要である。 EX版はかなり高く浮く為に追撃し放題。画面端での火力は特筆すべきものがあり、火力キャラといわれている理由の最大の理由。 この技を絡めると、高火力・高スタン値な上に百鬼剛刃での表裏択などのセットプレイもついてくる為、 一度この技を決めれば、そのまま相手が何もできずに死ぬ事もしばしば。 ver2012から、閃空剛衝波の弱派生が移動せずその場で攻撃する、というものに変更になった。 中・強と違い移動中の無敵は無いものの、小パンチからキャンセルで繋げる事が可能になった為、 隙が少なく非常にリーチの長い小足やガードされて五分のしゃがみ中Pに仕込んでセービングを牽制できるようになった。 #endregion 禁じ手としている「昇龍拳」はスーパーコンボ「禁じ手・昇龍拳」、[[ウルトラコンボ]]「真・昇龍拳」として使用する。 『スパIV』からはウルトラコンボIIとして「電刃波動拳」が追加された。 『3rd』の電刃波動拳と違いガード可能である。 [[ブロッキング]]が無くガード不能攻撃は避ける以外に対処法が無いので、システム的には[[致し方ない>○○だからしょうがない]]。 ダメージ0で[[発生]]が遅い(5F)代わりに無補正かつウルコン含め何でも追撃可能な「天颪(あまおろし [[通常投げ]])」や、 通常技から繋がる上にまたまた追撃し放題の突進技「EX閃空剛衝破」等、一発刺さった後の火力だけは高いキャラクター。 代わりに通常技が全体的に使いにくく、必殺技にも無敵技が乏しい(信頼できるのは「EX百鬼」の逃げのみ)、 頼みの綱の当身もアーマーブレイク技で割られる等、どうにも接近戦(特に牽制合戦や投げ)や受ける戦いに厳しい性能。 接近戦が苦手な分、「波動拳」の硬直が道着連中で一番短い、飛び道具を抜ける突進技を持つ等の長所があり、 総じて遠~中距離牽制をしつつ、落ち着いて対処する冷静さが必要な上級者向けのキャラクターと言える。 ちなみに図体は[[本田>エドモンド本田]]並に大きい割に、[[体力>ライフバー]]はリュウと同じ。体感は結構柔らかめ。 家庭用の[[キャラランク>ダイヤグラム]]では中堅の内、真ん中から微妙に下([[ケン]]や本田と同じくらい)に入る。 ver2012から、天颪に[[補正]]がかかるようになった。 その代わり近中Pをガードさせて大幅有利、ヒットさせてコンボにいけるようになったり、 スーパーコンボ「禁じ手・昇龍拳」の発生が3Fになるなど、立ち回り面での大幅な強化が来た。 近距離が辛いのは変わらないが、近距離でのワンチャンスの機会が増え、以前よりは闘えるようになったといえるだろう。 非常に扱いが難しいキャラクターで、人によっての評価が大幅に変わる。 海外のプロゲーマー達が作った[[ダイヤグラム]]では中堅上位に位置するのが多いが、日本のプロゲーマー達のダイヤグラムでは中堅下位~下位とされる事が多い。 上記の通り、ウルトラコンボは『ストIII』シリーズの[[リュウ]]で御馴染の「真・昇龍拳」と「電刃波動拳」。 後者は『III』の設定によると通常の波動と殺意の波動の融合・反発を用いた技で、 殺意の波動を完全に禁じる剛拳の意図とは根本的に相容れない技のはずなのだが……。 『IV』の前日談を描いたオリジナルアニメ「新たなる絆」や『V』のゼネラルストーリー等では、 「無の波動を発現するためには殺意の波動に向き合い、己の力の一つとして受け入れて昇華させる必要がある」といった形で描かれていた。 その事から殺意の波動と無の波動は「相容れない」というよりは「表裏一体」の存在だと考えられるため、 現在では『III』の頃とは設定が異なり「無の波動」の奥義のようなもの、として設定されていると言った所だろうか。 ---- **MUGENにおける剛拳 前述通り公式の使用キャラクターとしては『ストリートファイターIV』が初出だが、 MUGENでは『ストIV』以前から、『ストIII』や『[[SVC>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』の別キャラクターの[[ドット>ドット絵]]を改変した剛拳が複数公開されている。 後に『ストIV』がリリースされ、ようやく[[原作再現]]キャラが製作されたという珍しい経緯を持つ。 登場作は少ないながら、旧作系ドットによるアレンジからキャプチャ画像による原作再現まで、幅広く製作されている。 ***再現系 #region(Orbinaut氏製作 原作キャプチャ画像+Ver.2012仕様) -Orbinaut(Mr.I)氏製作 原作キャプチャ画像+Ver.2012仕様 [[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用。 [[セス>セス(ストリートファイター)]]や[[ジュリ>ハン・ジュリ]]と同じく原作のグラフィックを使用したもの。 技やシステムも一通り再現されているが、ファイルサイズが重い(解凍時には約130MB)ため、導入の際は注意が必要。 [[AI]]は未搭載の模様。 |剛拳VS[[ガルダ]]&br()(※一見3Dに見えますがMUGENは2Dゲームです)&br()&youtube(https://youtu.be/zn7O4hkunXg){320,240}| #endregion #region(nejitumin氏製作 手描きドット+ストIV仕様) -nejitumin氏製作 手描きドット+ストIV仕様 手描きで『ストIII』に近い仕上がりのドットだが、服装など再現度が高い。 [[ボイス]]も『ストIV』のものを使用。 スーパーコンボ・ウルトラコンボも搭載。 AIレベル(3段階)とブロッキング率が調整可能なcafe氏のAIが公開されている。 //&nicovideo(sm9276688) //削除動画につきCO //パスはネ実の共通パス…というかネ実の過去ログ見れば普通に分かる #endregion #region(blood riot iori氏製作 ストIII風ドット+ストIV仕様) -blood riot iori氏製作 ストIII風ドット+ストIV仕様 ストIII豪鬼の改変スプライトで作られている。 波動拳やヒットスパークなど、[[エフェクト>ヒットエフェクト]]の鮮やかさが特徴的。 『ストIV』のシステム、セービングアタック・ウルトラコンボを搭載し、技も一通り揃っている。リベンジゲージもしっかり再現されている。 //現在もスプライト・エフェクトの改良などがなされ、再現性・完成度が高められている。 AIはデフォルトで搭載されている。 #endregion ***アレンジ系 #region(Guile_N_Roll氏製作 ストII風ドット+アレンジ仕様) -Guile_N_Roll氏製作 ストII風ドット+アレンジ仕様 『ストIV』のモーションを多く再現した『ストII』風ドット、自作エフェクトと素晴らしい出来栄え。 サブシステムは前後ダッシュと[[ガードキャンセル]](「金剛身」)。 さらに昇龍拳を禁じていないので守りは固い。 AIは搭載されていない。 #endregion #region(SLAYER and KHARDGAR氏製作 ストZERO風ドット+アレンジ仕様) -SLAYER and KHARDGAR氏製作 ストZERO風ドット+アレンジ仕様 DOS版の時代から存在する狂キャラ。 もちろん『ストIV』で剛拳が登場する以前に製作されたキャラであり、 &b(){「MUGENで剛拳と言えばこのキャラの事だった」}という時期がある。&s(){なのに長らくwikiに載っていなかった} ドットは『ストZERO』時代の豪鬼のものを改変しており、[[勝利ポーズ>勝ちポーズ]]でリュウとケンが現れる。 一見ブロッキングに見える絵面の[[喰らい抜け]]を得意とし、&b(){同キャラ対戦をさせるとハマる。} #endregion #region(Alexlexus氏製作 ストIII風ドット+アレンジ仕様) -Alexlexus氏製作 ストIII風ドット+アレンジ仕様 #image(gouken_Alexlexus.gif) MUGEN1.0以降専用。 ストIII豪鬼の改変スプライトで作られた剛拳。パワー[[ゲージ]]の溜り具合に応じてスパークを纏うなどの演出がなされている。 公開サイトの消失により入手不可となっていたが、2024年にリメイク版として再公開された。 ここではリメイク版について解説する。 特殊システムは[[ブロッキング]](赤ブロ的な使い方も可)とゲージ溜め、セービングアタック。 「百鬼剛斬」と「不動震」を除く『ストIV』の技が搭載されている他、昇龍拳が通常必殺技として使用可能(『ストIV』ではスパコン)。 また、&s(){とうとう殺意の波動に目覚めたのか}[[阿修羅閃空]]に瞬獄殺、[[禊]]といった弟の技や、 分身して空中の相手に全方位から襲い掛かる&s(){どう見ても[[飛竜>ストライダー飛竜]]のラグナロクな}「Ultimate Goutetsu」、 竜巻剛螺旋の強化版「Shinkuu Tatsumaki Gorasen」、波動拳を連射する「Hadou Reppa」といったオリジナル技も追加。 ゲージ回収力が非常に高く、前述の通りゲージ溜めも所持しているのでガンガン攻めていける。 ちなみに阿修羅閃空と禊だが、前者はお馴染みの構えを取ってから前後に方向キーを入力する事で発動、 後者はガード可能で削りも無いが、上空に飛び上がる際の衝撃波にも攻撃判定があるため対空としても機能するという、 本家とは性能が異なるアレンジ仕様となっている。 AIはデフォルトで搭載済み。 持ち前のゲージ回収力を活かし、スパコンを絡めたコンボで猛攻を仕掛けてくる中々手強いAIで、 特に「Shinkuu Tatsumaki Gorasen」で〆る空中コンボを好んで使用する。 |紹介動画&br()&youtube(https://youtu.be/xRdecgh3OiY){320,240}| #endregion #region(T.F氏製作 頂上決戦最強ファイターズ風ドット+アレンジ仕様) -T.F氏製作 頂上決戦最強ファイターズ風ドット+アレンジ仕様 レバー+6ボタンの操作系だが、ボタンの割り振りが、 +通常技・ジャンプ・必殺技・避け・スーパーコンボ2つ +通常技と必殺技はレバー入れで技が変わる というユニークな仕様となっている。 サブシステムはラン、バックステップ、ゲージ溜め、避けと言った所。 必殺技の構成は三種の神器+斬空とスタンダード寄り。 AIは搭載されていない。 #endregion #region(Infinite氏製作 CVS風ドット+アレンジ仕様) -Infinite氏 CVS風ドット+アレンジ仕様 #image(gouken_Infinite.gif) MUGEN1.0以降専用。 //WinMUGEN対応パッチは現在公開されていない模様 原作からのキャプチャ画像をベースに、Benhazard氏によって製作された『CVS』風スプライトを使用している。 原作に無い『CVS』のサブシステムも豊富に盛り込まれており、 その他[[カットイン]]演出やヒットスパーク等、PotS氏キャラに準拠した仕様となっている。 技構成は基本的に『スパIV』を踏襲しているが、 セービングアタックのオミットにあたり上段足刀蹴りが必殺技として搭載されたり、オリジナルのスーパーコンボが多数搭載されている。 いずれの通常技も必殺技キャンセル可能でチェーンコンボ(コンフィグでOFFにできる)も可能。 原作とは対照的に、気楽かつアグレッシブに動かせるだろう。 また、通常のノーマルモードの他に、技構成や性能が異なるEXモードも存在し、イントロで選択出来る。 //オリコン強Kの補正に関しては既に修正されている様です AIはデフォルトで搭載されている。 #endregion #region(ARAGAN氏製作 SVC風ドット+アレンジ仕様) -ARAGAN氏製作 SVC風ドット+アレンジ仕様 豪鬼をはじめ、リュウ・ケンの『SVC』版スプライトを元に作られている。 ボイスは豪鬼のものを中心に様々な胴着キャラの声が使われており、やたらとカオスである。 攻撃面のシステム周りは、通常技のチェーンに必殺技キャンセル・スーパーキャンセルとかなり強力。 その上、守ってはガーキャンステップ・ふっとばし以外に、アドバンシングガードにブロッキングと盛りだくさん。 技のレパートリーは豪鬼に近いものとなっており、安定した強さを誇る。 AIもデフォルトで搭載されている。 #endregion #region(119way氏製作 SVC風ドット+KOFアレンジ仕様) -119way氏製作 SVC風ドット+KOFアレンジ仕様 現在は入手不可。 『SVC』系の改変ドットだが、操作感覚は『KOF』に近い。 ビーム状の波動拳から[[虎>ロバート・ガルシア]]のエフェクトが出てくるなどのアレンジが施されている。 #endregion // //さらに詳細は不明だが、[[Rare Akuma]]が相手だと超回復し、ダメージを無効化する剛拳もいる。 //まあ、超回復あっても DISCO TRIP SATSU で瞬殺されるけど・・・ //不明すぎるのでコメントアウトしました &font(25,b,i){「不確かな影に怯えるな お主自身の力を信じるのじゃ」} ***出場大会 #region(一覧) ''シングル'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[シングル],[剛拳],sort=hiduke,100) ''タッグ'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[タッグ],[剛拳],sort=hiduke,100) ''チーム'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[チーム],[剛拳],sort=hiduke,100) ''その他'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[その他],[剛拳],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[剛拳],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[剛拳],sort=hiduke,100) ''削除済み'' #list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[剛拳],sort=hiduke,100) ''非表示'' #list_by_tagsearch_cache([非表示大会],[剛拳],sort=hiduke,100) #endregion ***出演ストーリー [[DIOの喫茶店]] [[Lucid Dream]] [[サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記]] [[時をかける悪意-Evils in Hinamizawa-]] ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} ただし、このダンに対する剛拳の見解、ダンの取っている行動を見るとやや怪しい所がある。 確かにダンが父の仇サガットに復讐心を抱いている事自体は事実であり、 『ZERO』シリーズのダンのアーケードモードはサガットがボスを担当する事が多いのだが、 復讐すれども命を奪う事にまでこだわっている描写はほぼ見られない。 確認できる限りでは英語版『ZERO』のEDでダンのセリフが&b(){「Sagat is gone」}と訳されたり (日本語版では生死自体の言及はなく、それ以前にサガットはEDに登場していない)、 『ZERO2』のバックストーリーで「己の拳に&b(){殺意}と憎悪を宿らせ、」と書かれていたりするくらいである。 それどころか『ZERO3』におけるダンのストーリーでは無事復讐を完遂している事になっているが、 敵討ちされたはずのサガットは命を奪われるどころか健在であり、 しかも再会した際には&b(){「お前は弱いからうちのサイキョー流で鍛え直してやってもいいぞ」}と声をかけており、 この描写から判断する限りでは、&b(){一回勝ったら命を奪ったりせず、復讐心を綺麗に捨て去っている}ように見える。 まぁ『ZERO3』は公式でパラレルと言われていた『ZERO』シリーズの、 さらにそれぞれのキャラストーリーが相互パラレルとなっている作品なので(サガット側のストーリーだとダンは未だに復讐を遂げていない)、 これがダンのサガットに対する見解の全て、というわけではないのかもしれないが、 これ以降の作品のダンのシナリオというと、サイキョー流の道場経営について頭を悩ませる姿を描いた物が殆どで、 一方のサガットは相変わらずムエタイの帝王として健在で……と、 今度は両者の接点、つまり逆にダンが復讐にこだわっている描写が激減してしまっているのである。 一応『IV』以降の勝利メッセージにおいてもちゃんと父の仇については言及しているし、 剛拳からも「未だに拳に怒りが感じられる」という『IV』でのセリフがあるので、無かった事になっているわけではないのだが、 シリーズ全体で見ると「復讐心に囚われて道を間違えかねない」と思わせるような描写はあまり多いとは言えず、 むしろ復讐を果たそうが果たすまいが、元気にサイキョー流普及を頑張っている姿を描いている描写の方が圧倒的に多い。 ……これに関しては剛拳の見解が怪しいというよりは、ダンの度量が想像を超えて大きかったという方が正しいのかもしれない。 //断定気味と言われていた表現をマイルドにしてみました。 &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} #region(「シェンロン」について) 実際には、海外版『ストIV』でも「Gouken」のままで、豪鬼→「Akuma」のような変化は無い。 だが、それ以前には英語圏のファンの間では「リュウの師匠=Sheng Long」という認識があった。 これは元を辿れば、海外版『ストII』が最初に出た際、[[リュウ]]の勝利メッセージの >「&b(){しょうりゅうけん} を やぶらぬかぎり おまえに かちめはない!!」 >(昇龍拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない!!) を英訳する際に、 >「YOU MUST DEFEAT &b(){SHENG LONG} TO STAND A CHANCE.」 >(シェンロンを破らぬ限り、お前に勝ち目はない) と誤訳されてしまったのがきっかけである。 このため、海外のゲーマーの間では「シェンロンという名の隠しキャラクターが存在するらしいぞ!」と噂になり、 1992年にはアメリカのゲーム雑誌『Electronic Gaming Monthly (EGM)』にて エイプリルフールのジョークで「隠しキャラ・シェンロンが登場する」という嘘の記事(所謂[[ウソテク>Mr.X]])も作られたりと、 海外ファンの間では「誤訳から生まれた幻のキャラクター」として有名になっていた。 [[参考(英語サイト)>>http://en.wikipedia.org/wiki/Sheng_Long]] その後、海外SNES版『ストII』では「YOU MUST DEFEAT &b(){MY DRAGON PUNCH} TO STAND A CHANCE!」と修正されたのだが、 そのSNES版の説明書に「マスター・シェンロンの弟子リュウは~」と書かれたり、 『ストリートファイター ザ・ムービー』のアクマ(豪鬼)EDでアクマの兄を「シェンロン」と言ってたりなど、 一時期は「剛拳=Sheng Long」であるかのように扱われていた。 上記インタビューの「(当時)海外版の剛拳の名前がシェンロン」というのもここから来ている。 また、『ザ・ムービー』では実際にシェンロンを登場させようとする企画も動いていたようで、 当時の企画案では「アメリカ軍人風の格好で、中国拳法を使い、目隠しをして闘うキャラクター」とされていたらしい。 だが開発の混乱もあり、期間的な制約によりあえなく没となったようだ。 1997年に再びEGMが載せた「『ストIII』で条件を満たすとシェンロンが登場する」エイプリルフール記事では「別名:剛拳」と記載されている。 そして時を経て2008年4月1日、『ストIV』の公式ブログで隠しキャラクター「シェンロン」が登場する事が発表。 だが、もちろんその翌日にエイプリルフールにちなんだ嘘である事が明らかになった。 その後、同年9月26日に「剛拳」が出現する事が正式発表(上記シェンロンの画像は剛拳を元にしたコラであった)。 これにより、海外でも「シェンロン」ではなく「剛拳」が正式名称として統一される事になった。 だが剛拳が元に戻っても豪鬼は「アクマ」のままであり、このため海外版では名前の対比が消滅してしまっている。 むしろシェンロン(神龍)のままの方がアクマ(悪魔)との対比で良かったのではないかという気もするが……。 &s(){「アクマならシェンロンよりも[[エンジェル]](天使)だろ」?[[聞こえんな>シン(北斗の拳)]]} 更に2017年のエイプリルフールには、『ストV』の公式サイト内「シャドルー格闘家研究所」にマスター・シェンロンが1日限定で記載された。 //アーカイブ→http://web.archive.org/web/20170328181748/game.capcom.com/cfn/sfv/column/131583]] 上を向いた髭に白い[[モヒカン]]という外見で誕生日は四月一日、身長185cm、体重70kg、血液型は不明、 好きなものは今日(つまり公開日であるエイプリルフール)、嫌いなものは改造基盤 (基板ではなく「基''盤''」になっているのはよく見る定番の誤植ネタである)。 必殺技は波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚の他に、上記EGMの嘘記事の登場シーン由来の「地獄巴投げ」、 そしてなぜかシェンロンと直接関係ないスラング由来の「&ruby(れんこいん){[[連弧院>リザレクション]]}」「&ruby(だいぱん){[[堕伊般>凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント]]}」や改造基板由来の「&ruby(れいんぼう){[[零印棒>ストリートファイターII#id_d454b4c7]]}」が設定され、 挙句の果てにゲーメストの[[誤植]]ネタまで取り入れられるやりたい放題の内容となっていた。 図鑑番号が&b(){「800」}なのも、つまりはそういう事だろう。 //嘘八百 『スト6』ではワールドツアーにCPU専用の敵キャラクターとして登場。 リュウ、ケン達の師匠という設定が残っているかは不明だが、この人物がストリートファイター世界に存在する事は確実となった。 なお、シェンロンもMUGENでキャラが確認されている。 ベースはEGMの嘘記事で、『ストII』ドットと『ストIII』ドットの2体いるようだが、いずれも現在は入手できないらしい。 YouTubeでは動画が複数見つかる。 #endregion ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:大川透|,|CV:Doug Lee|,|CV:Keith Silverstein|,|CV:山口健|,|CV:斉藤正|,|CV:堀内賢雄|,|CV:Dave Mallow|,|CV:天本英世|,カプコン,ストリートファイター,ボスキャラ,兄,日本人,老人,師匠,格闘家,胴着,ヒゲ,ハゲ,白髪
#ref(gouken.jpg,,left,,width=400,float,,title=リザレクションも真っ青) &br()&br()&br() &font(25,b,i){「人ではおれず、鬼にはなれず…} &font(25,b,i){  豪鬼よ、お主は甘い男じゃ」} -初出作品:[[ストリートファイターIV>ストリートファイター#id_d0986175]] -[[出身地>MUGENキャラクター出身地別一覧]]:日本 -[[生年月日>MUGENキャラクター誕生日別一覧]]:不明 -身長:185cm -体重:90kg -スリーサイズ:B125 W95 H90 -血液型:不明 -好きなもの:[[団子>神崎十三]] -嫌いなもの:[[蚊]] -特技:[[釣り>ジュゲム]] -[[ファイティングスタイル>格闘スタイル]]:暗殺拳をルーツとした格闘術 -キャッチコピー:師父 巌の如く #clear #region(担当声優) :[[大川透>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:大川透|]]|『IV』『V』(日本語音声) :[[Rod Clarke(Doug Lee)>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Doug%20Lee|]]|『IV』(英語音声) :[[Keith Silverstein>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Keith%20Silverstein|]]|『V』(英語音声) :[[山口健>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:山口健|]]|OVA『ZERO - THE ANIMATION -』 :[[斉藤正>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:斉藤正|]]|OVA『ZERO: ジェネレーション』 :[[堀内賢雄>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:堀内賢雄|]]|OVA『ZERO: ジェネレーション』(青年期) :[[Dave Mallow>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:Dave%20Mallow|]]|OVA『ZERO: ジェネレーション』(海外吹き替え) :[[天本英世>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:天本英世|]]|アニメ映画『II MOVIE』 #endregion #image(gouken_sf4.gif) 『ストリートファイターIV』シリーズに登場するキャラクター。 背中に「無」の文字を背負った胴着を着、首から巨大な数珠を提げ、足は雪駄履き。頭髪は後頭部を残して禿げ上がり、顔中にヒゲを生やしている。 [[剛の拳>ラオウ]]とは直接的な関係はないが、モチーフにしたと思われる部分はある(後述)。 ---- **キャラクター設定 [[リュウ]]、[[ケン]]、[[ダン]]&s(){、[[豪雲]]}に格闘術を教えた師匠その人。 また[[豪鬼]]の実兄であり、[[轟鉄]](ゴウテツ)を同じく師とする兄弟弟子でもある(その辺は『[[北斗の拳]]』の[[長男>ラオウ]][[次男>トキ]]と似ている)。 師から受け継いだ暗殺拳を独自に洗練し、新しい拳法として編み出した格闘家。 拳法を弟子達に伝授した後、既に強者との死合いを求めるようになっていた豪鬼の手によって殺害されたと思われていたが(後述)、 『ストリートファイターIV』でまさかの登場を果たした。 厳しいながらも心優しい好々爺であり、弟子達の成長を何よりの楽しみとしている。 ただ格闘技の師の姿は相当に厳しかったらしく、『6』のワールドツアーモードでリュウとの絆を深めると、 「今でも師匠に会うと、少し緊張する」と漏らしており、軽いトラウマになっている様子。 上述したように嘗てはダンも弟子としていたが、[[父親>火引強]]を殺した[[サガット]]への復讐心を捨て切れていない事を拳から感じ取り、破門にしている。&link_anchor(*1){*1} しかし「(これまで身に付いた格闘術を悪用されないために)破門者の拳を破壊し、格闘家として再起不能にする」という鉄の掟をダンに施す事は無かった。 それは剛拳の優しさ故である。豪鬼が思うように格闘家としては甘いかもしれないが、 そんな彼だからこそリュウとケンも尊敬し慕っていたのもまた事実であろう。 ダンはリュウとケンが弟弟子であると意識しているが、二人が同門である事を意識しているかどうかは不明である。 またダンが剛拳の事を今でも師と思っているのかどうかは、『IV』シリーズでは詳しく語られてはいない。 リュウとケンの師匠という設定のキャラクターは初代『ストリートファイター』から存在したが、当時はまだ姿はおろか名前すらなかった。 このときはかつてサガットと戦って殺され、[[波動拳]]を盗まれて後のタイガーショット(泰式波動拳)となった ……事になっていたが、&b(){見事に無かった事にされた}。 姿は『[[ストリートファイターII]]』の漫画化作品『ストリートファイターII -RYU』に登場したのが初出であり、 作者の神崎将臣氏が「師匠を作品に登場させたい」とカプコンに提案した事でデザインが制作され実現した。 単行本1巻に収録された設定資料には、カプコンによるラフスケッチが見られる。ただしここでも未だ名無しの「師匠」である。 豪鬼同様、背中に「[[無>「無」のカード]]」の文字を背負った胴着を着用し、首から[[巨大な数珠を提げ>花諷院骸羅]]、足は[[雪駄履き>玄武の翁]]である。 頭髪は[[後頭部を残して禿げ上がり>李烈火]]、[[顔中にヒゲ>ザジィ・ムハバ]]を生やしている。 『ストリートファイターII -RYU』への登場時は、その当時の[[最終ボス>ラスボス]]である[[ベガ]]によって殺害され、 リュウが師の仇を追ってベガと戦う筋書きになっていた。 その後、『ストリートファイターIIX』のバックストーリーにて「剛拳」という名前が初登場。 彼の師匠が「轟鉄」という人物である事と、隠しボスの「豪鬼」が彼の実弟かつ兄弟弟子であった事が設定された。 『[[ZERO1>ストリートファイターZERO]]』の豪鬼のエンディングでは、回想として轟鉄と共に現れ、 このときから左眉の上に[[大きな>緋村剣心]][[十字の傷>レイ・クウゴ]]が描かれるようになった。 『ALL ABOUT ストリートファイターZERO』に載せられたバックストーリーでは&b(){ベガと豪鬼のどちらにも敗れており}、 この時までは「ベガに殺された」設定が生きていたものと考えられる。 続く『ZERO2 ALPHA』では[[殺意の波動に目覚めたリュウ]]が豪鬼を「師の仇」と呼んでおり、 ここから剛拳を殺害したのが&b(){豪鬼に変更}された模様。&s(){結局生きてたわけだが} 初出となった『ストリートファイターII -RYU』以外では、中平正彦氏による漫画化作品においても剛拳が多く描かれている。 『ストリートファイターZERO』の同名の漫画化作品では、少年時代のリュウとケンと共に回想シーンに登場する。 同作の設定では、暗殺拳を格闘技へ昇華させたのは轟鉄とされている。 また「[[昇龍拳]]」を禁じ手とする設定も登場しており、そうと知らずに「昇龍拳」を放ったリュウを剛拳が厳しく叱責する場面も描かれた。 この設定が後にゲームの方へも逆輸入されている。 『[[ストリートファイターIII]]』の漫画化作品『RYU FINAL』では、 剛拳と豪鬼の一騎打ちで山野が崩れ、森がなぎ払われる激しい戦いが描かれている。このとき豪鬼は勝利した後、剛拳の数珠を持ち去っている。 またこの戦いの中では、本来殺意の波動を持たない剛拳は使えないはずの[[瞬獄殺]]を放った事も(その結果は同項目を見られたし)。 『ストリートファイターIV』ではまさかの[[隠しボスとしての登場。>リョウ・サカザキ]] 誰もが「豪鬼に殺されてたんじゃ?」と思ったが、 &b(){あまりにも長い間気絶していたので死んだと思われていただけで}無事だったらしい。[[本当にありがとうございました>コロッサス]]。 >&font(15,b){しもうた} >意識を戻すのに こんなにも時間が掛かるとは >リュウもケンもワシが死んだと誤解して… > >&font(15,b){まあ よいか} &nicovideo(sm6189927) ……これなら[[超科学で蘇生>草薙柴舟]]させたり[[悪夢>ギース・ハワード]]にでもしておいた方がナンボかマシな様な気がするのは気の所為だろうか。 リュウとケンは勿論、元凶の豪鬼ですらも生存に気が付かず、 更にはCIAのエージェントである[[C.ヴァイパー>クリムゾン・ヴァイパー]]も「貴方は死んだ筈だと資料にあった」と発言している辺り、 倒された時には&b(){CIAですら死亡したと思う程にヤバい状況}だったのではないかと思われる。 色々な意味で体が心配である。仮死状態と解釈すれば問題無いとも思われるが。 また、家庭用では剛拳の称号に「死んだフリ」なんてのがある。……まさか演技だったのか? もしかしてプロフィールにある特技の&b(){「釣り」}ってそういう……。 一応、現代日本に生きるリュウとケンが、師匠の亡骸を荼毘に付さず野晒しにしたままというのは考えにくい。 また『6』でリュウが「亡くなった当時は淋しかったが、&b(){ふらりと出てきたのは驚いた。何年も墓参りしたのに}」と言っている。 「亡骸すら見つからないほど遠くに飛ばされてしまい、更に息を吹き返すまでに時間がかかったので、豪鬼・リュウ・ケン全員が死んだと思い込んだ」 と、考えるのが妥当か。 まあ豪鬼も鉄拳7にて、抹殺の[[標的>三島平八]]に勝利して「この程度の男か…」と決めるものの、 標的は遠い場所の地中に埋まっただけで無事だったという前科があるし…。 >&b(){簡易まとめ}:サガットに殺された→ではなくベガに殺された→ではなく豪鬼に殺された→と思ったら死んでなかった スタッフのこぼれ話では、 >ストーリー的には&b(){豪鬼に}倒されたことになっていますが、伝説をよみがえらせるために登場させました。 >実は『ストリートファイターII』の「昇龍拳を破らぬ限りお前に勝ち目は無い」というリュウの勝ちゼリフが、 >海外版では「&italic(){シェンロン(神龍)を越えなければ勝ち目はない}」と誤訳されてるんです。 >海外版の剛拳の名前は「[[シェンロン]]」ということもあって&link_anchor(*2){*2}、正にリュウやケンにとって越えるべき偉大な先人という存在にしています。 >ストリートファイターシリーズのEDはあってないようなものなのです(笑)無理矢理辻褄を合わせても仕方ない……とは思いつつ >(中略)最終的には皺を沢山刻んだ顔にしてみました。 どうやらサガットやベガの件は本気で無かった事になったようだが、中々面白いエピソードである (もっとも最終的には結局生きていた訳で、実は&b(){三人全員から殺されかけた可能性}も否定はできない…か?)。 ただ『ストIV』シリーズは、パラレルワールドとされていた『ZERO』シリーズの設定や、昔無かった事になった設定を復活させて上手くブレンドしている。 &s(){その結果としてシリーズの全作品とそれぞれに矛盾しているが、}今後は最新作の設定を準拠としていくのかもしれない。 なお後にスタッフが、&b(){本作はお祭り的性格もあり、物語の整合性はガン無視している}という旨の発言をしている。 剛拳も前述の通り「まあよいか」なんて言ってるし、こちらとしても、 &b(){[[ま、いっか!>孫悟空(ドラゴンボール)]]} #region(『ストIV』『スパIV』における自身のストーリー内容 ネタバレ注意 ) 『ストIV』のエンディングでは、リュウが豪鬼と闘う事で殺意の波動に目覚めてしまう事を危惧し、 事前に「無の拳」で封印した後、殺意の波動を嗅ぎ付けた豪鬼と対峙する内容になっている。 #region(「無の拳」とは ) リュウのストーリーでは「全てを無に返す「無の拳」」と説明されている。 スタッフによるとリュウが目指す拳とされており、豪鬼が体得している拳と対極にあるとされ、殺意の波動を無効化する効果がある。 豪鬼のエンディングでは、リュウを倒した剛拳に「封じたか?」と確認している辺り、豪鬼もその存在を知っていたようである。 なお『[[NAMCOxCAPCOM]]』~『プロジェクトクロスゾーン』シリーズの解釈では「真・昇龍拳」こそが「無の拳」であり、 『ナムカプ』では、ケンがこの技で殺意の波動に目覚めたリュウを正気に戻し、 『PXZ2』ではリュウが洗脳されたケンを正気に戻し、ベガがサイコパワーを無効化された事に驚いている。 とはいえお祭り作品のため、どこまでが公式設定かは不明である。 なお、剛拳とリュウが共通して発言している「倒すのではなく、勝つ事が出来る」云々と「無の拳」は同一ではない。 前者は中平正彦氏の漫画作品『RYU FINAL』が初出の「風の拳」であるとされ、 後に公式にそのときの動きを[[セービングアタック]]に取り入れたり、[[称号>テイルズオブシリーズ]]の一つとして逆輸入されている。 おい其処、&b(){挙動が[[猛虎無頼岩>タクマ・サカザキ]]}とか言わない! #endregion 『スパIV』では二人の弟子を一人前の格闘家と認めた上で雲隠れしようとするも、あっさりと弟子達に見つかってしまう。 何も言わずに自分達の前から去る剛拳を咎めるケンに対しのんきな発言をするリュウのやりとりを見ている内に、 雲隠れするのが馬鹿らしくなったのか、最後は大笑している。 #endregion 『ストV』ではプレイアブルとしては参戦していないが、 チュートリアルにて若き日のリュウとケンを鍛えている様子が描かれている他、[[ストーリーモード]]にも登場している。 なお、本作では英語音声が『[[ワンパンマン>サイタマ]]』で深海王の吹き替えを担当したKeith Silverstein氏に変更された。 &font(25,b,i){「誰も自分からは逃れられぬ 最後には己と向き合うことになる・・・」} &font(25,b,i){「思い直すがいい どこへ行こうと 自身から逃げられるものはおらぬ」} ---- **キャラクター性能 『ストリートファイターIV』では隠しボス、及び家庭用キャラクターとして登場。 [[豪鬼]]の兄と言うだけあって「[[剛波動拳>波動拳]]」「[[竜巻剛螺旋>竜巻旋風脚]]」「百鬼襲」と同じ技を多く持つが、 波動拳を片手で撃つ、百鬼襲の派生が違う、等の細かい所が異なっている。 #region(細かい違いの例) :剛波動拳|[[発生]]が遅く、地上では中攻撃以上のカウンターヒットか近中or大Pからでないと連続技にならない。 代わりに[[硬直]]が([[タイガーショット>サガット]]よりも少ないと)非常に短い。 弱以外は[[仰角>春日野さくら]]で撃つため、先読み対空やジャンプ防止として使える。 近距離戦は避けたいキャラなので必然と使いがちになる。というか主な牽制はこれ。あと浮いた後の追撃もおまかせ。 ちなみに溜めで2ヒットになるが、完了までが非常に長いので使い道は殆ど無く、タイミングずらしが主用途。 EX版は弱、中と二連発する。牽制・端で浮かせた後の追撃にとっても便利。 その硬直の短さを生かし、また後述のEX竜巻剛螺旋の性能もあり、飛ばして落とすという戦術が非常に強力。 その分、[[キャミィ]]や[[アドン]]といった優秀な弾抜けを持つ相手はとても苦手。 :竜巻剛螺旋|地上版は豪鬼が『3rd STRIKE』で使ってた[[スーパーアーツ>超必殺技]]「滅殺豪螺旋」そのまんま。 ただしSA→[[必殺技]]のグレードダウンのため性能がガタ落ち。 追撃としての威力は高く、ダウンもするが硬直が長く状況が五分にしかならない。攻めを継続したい剛拳としては微妙な所。 EX版(隠しボス版は通常も)には無敵が付くが、[[攻撃判定>判定#id_0bbb23a0]]が心許ないので使い勝手は微妙。対空として使うなら遠間の飛び込みに限定した方が……。 ちなみにガードされると&b(){-200F}という脅威の不利[[フレーム]]を背負う恐ろしい技。ダメージは200と高いがリスクに見合うか。 ver2012からEX竜巻の初段ヒット時に[[ロック>ロック系必殺技]]するようになった。 そのため、これまでの対空に使ったはいい物のカス当たりしておじいちゃんだけが空高く舞い上がるという事態が起きなくなった。 ダメージは非常に高くリーチも最高レベルなため、『スパIV』最強の対空技の一角となった。 また、発生7Fに対して無敵は8Fと非常に長い。 しゃがみ状態の敵に当たらないという致命的な弱点はあるものの、[[起き攻め]]に対する拒否としても使用できる。 空中版は『ストII'ターボ』時代や『[[CVS2>CAPCOM VS. SNK]]』の[[殺意リュウ>殺意の波動に目覚めたリュウ]](特殊入力)のように真横に移動する…が、硬直がとんでもなく長いので逃げには使えない。 EX版はその場に停滞し、レバー入力で若干左右に移動できるようになる。やっぱりこっちも(ry 一応多段ヒットするため、相手の起き上がりに重ねるなどして全てガードさせるとヒット時と同等のダメージを削る事ができる。 それで殺し切れないと膨大な着地硬直から(ry :百鬼襲|「百鬼豪衝」と入れ代わりに空中で[[セービング>セービングアタック]]状態になる「百鬼剛壁」が追加されている。 本作中唯一の空中における防御手段。 これ自体は微妙に心許ない代物なのだが、 リュウでお馴染みの早出し弱昇竜対空から滅波動拳というような対空に対して絶大なリターンを得る事が出来る。 アーマーブレイク属性を持っている対空技([[ガイル]]やヴァイパー)、多段ヒットする対空技(サガットのEXアパカやリュウの引き付け中昇竜)、 [[通常技]]対空[[キャンセル]]必殺技(胴衣のしゃがみアッパーキャンセル竜巻など)には弱いものの、 通常の剛刃と使い分ける事で相手の対空を揺さぶる事も出来る。 尤も、[[立ち回り]]で百鬼襲を使うのは非常にリスクが高く、そうそう使われる事は無いのだが。 また、剛刃と違い発生しても着地タイミングがずれる事無く、着地硬直が6Fと比較的短いため[[スカし>すかし]]投げに使えなくも無い。 そのために豪鬼でお馴染み「浮かして通常技で追撃キャンセル百鬼着地重ね」の連係[[択一>択一攻撃]]を用いる事もできなくはない。 ただでさえ高火力な剛拳が「百鬼剛刃」表裏二択でダブルアップ、さらに天蓋(後述)からの追撃もあるのでプレッシャーが倍率ドン二倍。 EX版は出掛かりに全身無敵が付くため拒否に便利。 遠くに逃げる事ができないため対策されていると辛いものの、対策されていなければ好き放題できる。困った時は試してみよう。 #endregion また、その他にも作中唯一の[[当て身技>当て身投げ]]等独自の技も持つ。 #region(独自技の例) :金剛身|Pで上半身、Kで下半身、EXで全身に[[アーマー>スーパーアーマー]]を纏い、相手の投げ以外の攻撃に反撃する。 従来における当身技で、剛拳の発生させるアーマー判定に相手の攻撃判定が重なれば自動カウンターが発動する。 [[中段]]や下段と言ったガード方向は関係がない。 ただしセビ扱いのためクラッシュには無力・ダメージが一定時間蓄積されるが、 反撃部分は完全無敵なので単純な多段技(一部スパコン・[[ウルコン>ウルトラコンボ]]含む)なら潰したり、[[飛び道具]]を抜けたりも出来る。 ちなみに反撃は全身に攻撃判定を纏うため[[めくり]]にも対応。 剛拳にとって最後の生命線であるが、その分頼ると投げられがちになるという欠点が。 『スパIV AE』では上・中・下・EXの4種類になった。 同じジャンプ攻撃でも高めでは上のみ、低めなら中のみでしか取れないといったケースが発生する等、 おおよそ凡人には使いこなせない素敵な仕様になっている。 2013年11月には、ガードモーションキャンセルというテクニックが発見されている。 :閃空剛衝波|移動中のみ無敵の突進技。「[[阿修羅閃空]]」もどき。 ただし移動前、停止後攻撃判定発生前が割と長く、ガードされて-4~-6の不利フレームを背負うという[[ぶっぱ]]すると死ぬ類の技。 主に撃ち合い中飛び道具を抜けて反撃したり、浮いたは良いが遠くて他に追撃出来ない場合に使う。 だが、剛拳はセービングに対して有効な対抗手段が少ない。 ぎりぎり先端ガードになる間合いを把握し、反撃されにくい間合いでぶっぱして相手のセービングにプレッシャーをかけていくのも重要である。 EX版はかなり高く浮くので追撃し放題。画面端での火力は特筆すべきものがあり、火力キャラと言われている理由の最大の理由。 この技を絡めると、高火力・高スタン値な上に百鬼剛刃での表裏択などのセットプレイも付いてくるため、 一度この技を決めれば、そのまま相手が何もできずに死ぬ事もしばしば。 ver2012から、閃空剛衝波の弱派生が移動せずその場で攻撃する、というものに変更になった。 中・強と違い移動中の無敵は無いものの、小パンチからキャンセルで繋げる事が可能となり、 隙が少なく非常にリーチの長い小足や、ガードされて五分のしゃがみ中Pに仕込んでセービングを牽制できるようになった。 #endregion 禁じ手としている「昇龍拳」はスーパーコンボ「禁じ手・昇龍拳」、[[ウルトラコンボ]]「真・昇龍拳」として使用する。 『スパIV』からはウルトラコンボIIとして「電刃波動拳」が追加された。 『3rd』の電刃波動拳と違いガード可能である。 [[ブロッキング]]が無くガード不能攻撃は避ける以外に対処法が無いので、システム的には[[致し方ない>○○だからしょうがない]]。 ダメージ0で[[発生]]が遅い(5F)代わりに無補正かつウルコン含め何でも追撃可能な「天颪(あまおろし [[通常投げ]])」や、 通常技から繋がる上にまたまた追撃し放題の突進技「EX閃空剛衝破」等、一発刺さった後の火力だけは高いキャラクター。 代わりに通常技が全体的に使いにくく、必殺技にも無敵技が乏しい(信頼できるのは「EX百鬼」の逃げのみ)、 頼みの綱の当身もアーマーブレイク技で割られる等、どうにも接近戦(特に牽制合戦や投げ)や受ける戦いに厳しい性能。 接近戦が苦手な分、「波動拳」の硬直が道着連中で一番短い、飛び道具を抜ける突進技を持つ等の長所があり、 総じて遠~中距離牽制をしつつ、落ち着いて対処する冷静さが必要な上級者向けのキャラクターと言える。 ちなみに図体は[[本田>エドモンド本田]]並に大きい割に、[[体力>ライフバー]]はリュウと同じ。体感は結構柔らかめ。 家庭用の[[キャラランク>ダイヤグラム]]では中堅の内、真ん中から微妙に下([[ケン]]や本田と同じくらい)に入る。 ver2012から、天颪に[[補正]]がかかるようになった。 その代わり近中Pをガードさせて大幅有利、ヒットさせてコンボにいけるようになったり、 スーパーコンボ「禁じ手・昇龍拳」の発生が3Fになるなど、立ち回り面での大幅な強化が来た。 近距離が辛いのは変わらないが、近距離でのワンチャンスの機会が増え、以前よりは闘えるようになったといえるだろう。 非常に扱いが難しいキャラクターで、人によっての評価が大幅に変わる。 海外のプロゲーマー達が作った[[ダイヤグラム]]では中堅上位に位置するのが多いが、日本のプロゲーマー達のダイヤグラムでは中堅下位~下位とされる事が多い。 上記の通り、ウルトラコンボは『ストIII』シリーズの[[リュウ]]で御馴染の「真・昇龍拳」と「電刃波動拳」。 後者は『III』の設定によると通常の波動と殺意の波動の融合・反発を用いた技で、 殺意の波動を完全に禁じる剛拳の意図とは根本的に相容れない技のはずなのだが……。 『IV』の前日談を描いたオリジナルアニメ「新たなる絆」や『V』のゼネラルストーリー等では、 「無の波動を発現するためには殺意の波動に向き合い、己の力の一つとして受け入れて昇華させる必要がある」といった形で描かれていた。 その事から殺意の波動と無の波動は「相容れない」というよりは「表裏一体」の存在だと考えられるため、 現在では『III』の頃とは設定が異なり「無の波動」の奥義のようなもの、として設定されていると言った所だろうか。 ---- **MUGENにおける剛拳 前述通り公式の使用キャラクターとしては『ストリートファイターIV』が初出だが、 MUGENでは『ストIV』以前から、『ストIII』や『[[SVC>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』の別キャラクターの[[ドット>ドット絵]]を改変した剛拳が複数公開されている。 後に『ストIV』がリリースされ、ようやく[[原作再現]]キャラが製作されたという珍しい経緯を持つ。 登場作は少ないながら、旧作系ドットによるアレンジからキャプチャ画像による原作再現まで、幅広く製作されている。 ***再現系 #region(Orbinaut氏製作 原作キャプチャ画像+Ver.2012仕様) -Orbinaut(Mr.I)氏製作 原作キャプチャ画像+Ver.2012仕様 [[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用。 [[セス>セス(ストリートファイター)]]や[[ジュリ>ハン・ジュリ]]と同じく原作のグラフィックを使用したもの。 技やシステムも一通り再現されているが、ファイルサイズが重い(解凍時には約130MB)ため、導入の際は注意が必要。 [[AI]]は未搭載の模様。 |剛拳VS[[ガルダ]]&br()(※一見3Dに見えますがMUGENは2Dゲームです)&br()&youtube(https://youtu.be/zn7O4hkunXg){320,240}| #endregion #region(nejitumin氏製作 手描きドット+ストIV仕様) -nejitumin氏製作 手描きドット+ストIV仕様 手描きで『ストIII』に近い仕上がりのドットだが、服装など再現度が高い。 [[ボイス]]も『ストIV』のものを使用。 スーパーコンボ・ウルトラコンボも搭載。 AIレベル(3段階)とブロッキング率が調整可能なcafe氏のAIが公開されている。 //&nicovideo(sm9276688) //削除動画につきCO //パスはネ実の共通パス…というかネ実の過去ログ見れば普通に分かる #endregion #region(blood riot iori氏製作 ストIII風ドット+ストIV仕様) -blood riot iori氏製作 ストIII風ドット+ストIV仕様 ストIII豪鬼の改変スプライトで作られている。 波動拳やヒットスパークなど、[[エフェクト>ヒットエフェクト]]の鮮やかさが特徴的。 『ストIV』のシステム、セービングアタック・ウルトラコンボを搭載し、技も一通り揃っている。リベンジゲージもしっかり再現されている。 //現在もスプライト・エフェクトの改良などがなされ、再現性・完成度が高められている。 AIはデフォルトで搭載されている。 #endregion ***アレンジ系 #region(Guile_N_Roll氏製作 ストII風ドット+アレンジ仕様) -Guile_N_Roll氏製作 ストII風ドット+アレンジ仕様 『ストIV』のモーションを多く再現した『ストII』風ドット、自作エフェクトと素晴らしい出来栄え。 サブシステムは前後ダッシュと[[ガードキャンセル]](「金剛身」)。 さらに昇龍拳を禁じていないので守りは固い。 AIは搭載されていない。 #endregion #region(SLAYER and KHARDGAR氏製作 ストZERO風ドット+アレンジ仕様) -SLAYER and KHARDGAR氏製作 ストZERO風ドット+アレンジ仕様 DOS版の時代から存在する狂キャラ。 もちろん『ストIV』で剛拳が登場する以前に製作されたキャラであり、 &b(){「MUGENで剛拳と言えばこのキャラの事だった」}という時期がある。&s(){なのに長らくwikiに載っていなかった} ドットは『ストZERO』時代の豪鬼のものを改変しており、[[勝利ポーズ>勝ちポーズ]]でリュウとケンが現れる。 一見ブロッキングに見える絵面の[[喰らい抜け]]を得意とし、&b(){同キャラ対戦をさせるとハマる。} #endregion #region(Alexlexus氏製作 ストIII風ドット+アレンジ仕様) -Alexlexus氏製作 ストIII風ドット+アレンジ仕様 #image(gouken_Alexlexus.gif) MUGEN1.0以降専用。 ストIII豪鬼の改変スプライトで作られた剛拳。パワー[[ゲージ]]の溜り具合に応じてスパークを纏うなどの演出がなされている。 公開サイトの消失により入手不可となっていたが、2024年にリメイク版として再公開された。 ここではリメイク版について解説する。 特殊システムは[[ブロッキング]](赤ブロ的な使い方も可)とゲージ溜め、セービングアタック。 「百鬼剛斬」と「不動震」を除く『ストIV』の技が搭載されている他、昇龍拳が通常必殺技として使用可能(『ストIV』ではスパコン)。 また、&s(){とうとう殺意の波動に目覚めたのか}[[阿修羅閃空]]に瞬獄殺、[[禊]]といった弟の技や、 分身して空中の相手に全方位から襲い掛かる&s(){どう見ても[[飛竜>ストライダー飛竜]]のラグナロクな}「Ultimate Goutetsu」、 竜巻剛螺旋の強化版「Shinkuu Tatsumaki Gorasen」、波動拳を連射する「Hadou Reppa」といったオリジナル技も追加。 ゲージ回収力が非常に高く、前述の通りゲージ溜めも所持しているのでガンガン攻めていける。 ちなみに阿修羅閃空と禊だが、前者はお馴染みの構えを取ってから前後に方向キーを入力する事で発動、 後者はガード可能で削りも無いが、上空に飛び上がる際の衝撃波にも攻撃判定があるため対空としても機能するという、 本家とは性能が異なるアレンジ仕様となっている。 AIはデフォルトで搭載済み。 持ち前のゲージ回収力を活かし、スパコンを絡めたコンボで猛攻を仕掛けてくる中々手強いAIで、 特に「Shinkuu Tatsumaki Gorasen」で〆る空中コンボを好んで使用する。 |紹介動画&br()&youtube(https://youtu.be/xRdecgh3OiY){320,240}| #endregion #region(T.F氏製作 頂上決戦最強ファイターズ風ドット+アレンジ仕様) -T.F氏製作 頂上決戦最強ファイターズ風ドット+アレンジ仕様 レバー+6ボタンの操作系だが、ボタンの割り振りが、 +通常技・ジャンプ・必殺技・避け・スーパーコンボ2つ +通常技と必殺技はレバー入れで技が変わる というユニークな仕様となっている。 サブシステムはラン、バックステップ、ゲージ溜め、避けと言った所。 必殺技の構成は三種の神器+斬空とスタンダード寄り。 AIは搭載されていない。 #endregion #region(Infinite氏製作 CVS風ドット+アレンジ仕様) -Infinite氏 CVS風ドット+アレンジ仕様 #image(gouken_Infinite.gif) MUGEN1.0以降専用。 //WinMUGEN対応パッチは現在公開されていない模様 原作からのキャプチャ画像をベースに、Benhazard氏によって製作された『CVS』風スプライトを使用している。 原作に無い『CVS』のサブシステムも豊富に盛り込まれており、 その他[[カットイン]]演出やヒットスパーク等、PotS氏キャラに準拠した仕様となっている。 技構成は基本的に『スパIV』を踏襲しているが、 セービングアタックのオミットにあたり上段足刀蹴りが必殺技として搭載されたり、オリジナルのスーパーコンボが多数搭載されている。 いずれの通常技も必殺技キャンセル可能でチェーンコンボ(コンフィグでOFFにできる)も可能。 原作とは対照的に、気楽かつアグレッシブに動かせるだろう。 また、通常のノーマルモードの他に、技構成や性能が異なるEXモードも存在し、イントロで選択出来る。 //オリコン強Kの補正に関しては既に修正されている様です AIはデフォルトで搭載されている。 #endregion #region(ARAGAN氏製作 SVC風ドット+アレンジ仕様) -ARAGAN氏製作 SVC風ドット+アレンジ仕様 豪鬼をはじめ、リュウ・ケンの『SVC』版スプライトを元に作られている。 ボイスは豪鬼のものを中心に様々な胴着キャラの声が使われており、やたらとカオスである。 攻撃面のシステム周りは、通常技のチェーンに必殺技キャンセル・スーパーキャンセルとかなり強力。 その上、守ってはガーキャンステップ・ふっとばし以外に、アドバンシングガードにブロッキングと盛りだくさん。 技のレパートリーは豪鬼に近いものとなっており、安定した強さを誇る。 AIもデフォルトで搭載されている。 #endregion #region(119way氏製作 SVC風ドット+KOFアレンジ仕様) -119way氏製作 SVC風ドット+KOFアレンジ仕様 現在は入手不可。 『SVC』系の改変ドットだが、操作感覚は『KOF』に近い。 ビーム状の波動拳から[[虎>ロバート・ガルシア]]のエフェクトが出てくるなどのアレンジが施されている。 #endregion // //さらに詳細は不明だが、[[Rare Akuma]]が相手だと超回復し、ダメージを無効化する剛拳もいる。 //まあ、超回復あっても DISCO TRIP SATSU で瞬殺されるけど・・・ //不明すぎるのでコメントアウトしました &font(25,b,i){「不確かな影に怯えるな お主自身の力を信じるのじゃ」} ***出場大会 #region(一覧) ''シングル'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[シングル],[剛拳],sort=hiduke,100) ''タッグ'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[タッグ],[剛拳],sort=hiduke,100) ''チーム'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[チーム],[剛拳],sort=hiduke,100) ''その他'' #list_by_tagsearch_cache([大会],[その他],[剛拳],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[剛拳],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[剛拳],sort=hiduke,100) ''削除済み'' #list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[剛拳],sort=hiduke,100) ''非表示'' #list_by_tagsearch_cache([非表示大会],[剛拳],sort=hiduke,100) #endregion ***出演ストーリー [[DIOの喫茶店]] [[Lucid Dream]] [[サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記]] [[時をかける悪意-Evils in Hinamizawa-]] ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} ただし、このダンに対する剛拳の見解、ダンの取っている行動を見るとやや怪しい所がある。 確かにダンが父の仇サガットに復讐心を抱いている事自体は事実であり、 『ZERO』シリーズのダンのアーケードモードはサガットがボスを担当する事が多いのだが、 復讐すれども命を奪う事にまでこだわっている描写はほぼ見られない。 確認できる限りでは英語版『ZERO』のEDでダンのセリフが&b(){「Sagat is gone」}と訳されたり (日本語版では生死自体の言及はなく、それ以前にサガットはEDに登場していない)、 『ZERO2』のバックストーリーで「己の拳に&b(){殺意}と憎悪を宿らせ、」と書かれていたりするくらいである。 それどころか『ZERO3』におけるダンのストーリーでは無事復讐を完遂している事になっているが、 敵討ちされたはずのサガットは命を奪われるどころか健在であり、 しかも再会した際には&b(){「お前は弱いからうちのサイキョー流で鍛え直してやってもいいぞ」}と声をかけており、 この描写から判断する限りでは、&b(){一回勝ったら命を奪ったりせず、復讐心を綺麗に捨て去っている}ように見える。 まぁ『ZERO3』は公式でパラレルと言われていた『ZERO』シリーズの、 さらにそれぞれのキャラストーリーが相互パラレルとなっている作品なので(サガット側のストーリーだとダンは未だに復讐を遂げていない)、 これがダンのサガットに対する見解の全て、というわけではないのかもしれないが、 これ以降の作品のダンのシナリオというと、サイキョー流の道場経営について頭を悩ませる姿を描いた物が殆どで、 一方のサガットは相変わらずムエタイの帝王として健在で……と、 今度は両者の接点、つまり逆にダンが復讐にこだわっている描写が激減してしまっているのである。 一応『IV』以降の勝利メッセージにおいてもちゃんと父の仇については言及しているし、 剛拳からも「未だに拳に怒りが感じられる」という『IV』でのセリフがあるので、無かった事になっているわけではないのだが、 シリーズ全体で見ると「復讐心に囚われて道を間違えかねない」と思わせるような描写はあまり多いとは言えず、 むしろ復讐を果たそうが果たすまいが、元気にサイキョー流普及を頑張っている姿を描いている描写の方が圧倒的に多い。 ……これに関しては剛拳の見解が怪しいというよりは、ダンの度量が想像を超えて大きかったという方が正しいのかもしれない。 //断定気味と言われていた表現をマイルドにしてみました。 &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} #region(「シェンロン」について) 実際には、海外版『ストIV』でも「Gouken」のままで、豪鬼→「Akuma」のような変化は無い。 だが、それ以前には英語圏のファンの間では「リュウの師匠=Sheng Long」という認識があった。 これは元を辿れば、海外版『ストII』が最初に出た際、[[リュウ]]の勝利メッセージの >「&b(){しょうりゅうけん} を やぶらぬかぎり おまえに かちめはない!!」 >(昇龍拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない!!) を英訳する際に、 >「YOU MUST DEFEAT &b(){SHENG LONG} TO STAND A CHANCE.」 >(シェンロンを破らぬ限り、お前に勝ち目はない) と誤訳されてしまったのがきっかけである。 このため、海外のゲーマーの間では「シェンロンという名の隠しキャラクターが存在するらしいぞ!」と噂になり、 1992年にはアメリカのゲーム雑誌『Electronic Gaming Monthly (EGM)』にて エイプリルフールのジョークで「隠しキャラ・シェンロンが登場する」という嘘の記事(所謂[[ウソテク>Mr.X]])も作られたりと、 海外ファンの間では「誤訳から生まれた幻のキャラクター」として有名になっていた。 [[参考(英語サイト)>>http://en.wikipedia.org/wiki/Sheng_Long]] その後、海外SNES版『ストII』では「YOU MUST DEFEAT &b(){MY DRAGON PUNCH} TO STAND A CHANCE!」と修正されたのだが、 そのSNES版の説明書に「マスター・シェンロンの弟子リュウは~」と書かれたり、 『ストリートファイター ザ・ムービー』のアクマ(豪鬼)EDでアクマの兄を「シェンロン」と言ってたりなど、 一時期は「剛拳=Sheng Long」であるかのように扱われていた。 上記インタビューの「(当時)海外版の剛拳の名前がシェンロン」というのもここから来ている。 また、『ザ・ムービー』では実際にシェンロンを登場させようとする企画も動いていたようで、 当時の企画案では「アメリカ軍人風の格好で、中国拳法を使い、目隠しをして闘うキャラクター」とされていたらしい。 だが開発の混乱もあり、期間的な制約によりあえなく没となったようだ。 1997年に再びEGMが載せた「『ストIII』で条件を満たすとシェンロンが登場する」エイプリルフール記事では「別名:剛拳」と記載されている。 そして時を経て2008年4月1日、『ストIV』の公式ブログで隠しキャラクター「シェンロン」が登場する事が発表。 だが、もちろんその翌日にエイプリルフールにちなんだ嘘である事が明らかになった。 その後、同年9月26日に「剛拳」が出現する事が正式発表(上記シェンロンの画像は剛拳を元にしたコラであった)。 これにより、海外でも「シェンロン」ではなく「剛拳」が正式名称として統一される事になった。 だが剛拳が元に戻っても豪鬼は「アクマ」のままであり、このため海外版では名前の対比が消滅してしまっている。 むしろシェンロン(神龍)のままの方がアクマ(悪魔)との対比で良かったのではないかという気もするが……。 &s(){「アクマならシェンロンよりも[[エンジェル]](天使)だろ」?[[聞こえんな>シン(北斗の拳)]]} 更に2017年のエイプリルフールには、『ストV』の公式サイト内「シャドルー格闘家研究所」にマスター・シェンロンが1日限定で記載された。 //アーカイブ→http://web.archive.org/web/20170328181748/game.capcom.com/cfn/sfv/column/131583]] 上を向いた髭に白い[[モヒカン]]という外見で誕生日は四月一日、身長185cm、体重70kg、血液型は不明、 好きなものは今日(つまり公開日であるエイプリルフール)、嫌いなものは改造基盤 (基板ではなく「基''盤''」になっているのはよく見る定番の誤植ネタである)。 必殺技は波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚の他に、上記EGMの嘘記事の登場シーン由来の「地獄巴投げ」、 そしてなぜかシェンロンと直接関係ないスラング由来の「&ruby(れんこいん){[[連弧院>リザレクション]]}」「&ruby(だいぱん){[[堕伊般>凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント]]}」や改造基板由来の「&ruby(れいんぼう){[[零印棒>ストリートファイターII#id_d454b4c7]]}」が設定され、 挙句の果てにゲーメストの[[誤植]]ネタまで取り入れられるやりたい放題の内容となっていた。 図鑑番号が&b(){「800」}なのも、つまりはそういう事だろう。 //嘘八百 『スト6』ではワールドツアーにCPU専用の敵キャラクターとして登場。 リュウ、ケン達の師匠という設定が残っているかは不明だが、この人物がストリートファイター世界に存在する事は確実となった。 なお、シェンロンもMUGENでキャラが確認されている。 ベースはEGMの嘘記事で、『ストII』ドットと『ストIII』ドットの2体いるようだが、いずれも現在は入手できないらしい。 YouTubeでは動画が複数見つかる。 #endregion ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:大川透|,|CV:Doug Lee|,|CV:Keith Silverstein|,|CV:山口健|,|CV:斉藤正|,|CV:堀内賢雄|,|CV:Dave Mallow|,|CV:天本英世|,カプコン,ストリートファイター,ボスキャラ,兄,日本人,老人,師匠,格闘家,胴着,ヒゲ,ハゲ,白髪

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