詐欺重ね

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***概要 &font(u,b){[[起き攻め]]時に相手の起き上がりに隙の小さい技を重ねて暴れを防止しつつも、[[リバーサル]]をガードするテクニックのこと。} 相手の起き上がりに技を重ねた時、相手に無敵技を出されると、 こちらの技と相手の無敵技がかち合うか技の[[硬直]]中に無敵技が刺さる場合が多い。 そうなると大抵起き攻め側が負けるので、相手が無敵昇竜を持つ場合起き攻めしづらいということが多い。 これの対策として考案されたものの一つが詐欺重ねである。 やり方自体は単純で、相手がリバーサルで無敵技を振ってきた場合、 ''相手の攻撃判定が発生する前にこちらの硬直が解けるよう技を先出ししておくだけ。'' さらに相手の起き上がり部分に技の持続が残るように技を置いてやれば、 相手が小技で暴れようとしていた場合は小技の出がかりにこちらの重ねた技の持続が刺さり、 技を重ねているのに釣られてリバーサルをしていた場合こちらのガードや回避が間に合うため、 相手側としてはむやみやたらな拒否行動がしづらくなり、その後の読み合いが有利に進みやすい。 ただし、原理自体は単純なものの、実戦できちんと行うには自分のキャラの技の発生と持続および全体動作、 相手キャラのリバーサル向けの技の発生といった知識、そして技をきちんと起き上がりに重ねる技術が必要なので決して簡単ではない。 また、相手が発生の早い無敵技や1F投げを持っている場合は詐欺重ねそのものが出来ないことも多い。 このあたりはプレイヤーの腕やキャラ対策の有無がはっきり出るので、詐欺重ねの腕はプレイヤーの強さに直結することも少なくない。 また、似たようなテクニックとして&b(){「詐欺飛び」}がある。 こちらは相手の起き上がりにジャンプ攻撃の判定を重ねつつも、無敵技が出る前に着地出来るようにジャンプすることで、 相手が無敵技を出していない場合はジャンプ攻撃が起き上がりに重なり、無敵技を出している場合は攻撃がスカるものの 着地することでで技の隙を消せるのでガードが間に合うというもの。 ジャンプしているために相手のリバサ投げまで封印することができ、発生の早い投げ技を持つ相手ならばこちらの方が有効。 しかもジャンプ攻撃であるため、そのままジャンプ攻撃する以外にも[[すかし]]て下段または投げをしかけるという[[択>択一攻撃]]が発生するので、 相手にとってもプレッシャーが大きいが、着地際にやる以上詐欺重ねよりも起き攻めに時間が掛かってしまう他、 //[[低空ダッシュ]]が可能でかつジャンプも早いゲームに限られてしまうのが難点。 //ジャンプが遅めで低空ダッシュの無いストIIでも詐欺飛びは可能 着地硬直も考慮しなければならないため、着地硬直が長いゲームでは詐欺重ねする意味が薄くなってしまうことも。 なお『[[ストリートファイターIII]]』シリーズでは[[ブロッキング]]があるため、これを加えることでさらに[[択>択一攻撃]]の幅が広がる。 フレーム単位で正確に調整して飛ぶのはいかに上級者といえど至難の業であるため、 特定の技でダウンさせた直後に押しっぱなしで、あるいは特定の技を空振りしてからジャンプすると、 自動的に詐欺飛びになる…といった技は詐欺飛びが強いゲームでは重宝される傾向にある。 |解説動画&br()&youtube(https://www.youtube.com/?v=ae7l0vyBmVU){320,240}| ---- **MUGENにおける詐欺重ね MUGENでは起き上がり時間がキャラによってまちまちすぎてキャラ対策自体が非常に難しい上に、 起き上がり短縮があるため、そもそもの問題として起き上がりに技を重ねること自体が難しい。 おまけに起き上がり時に3Fの無敵があり、''発生3F以下の技は全て発生保障のある無敵技として機能してしまう。'' 判定の持続が切れて硬直が解けるまでの間が3Fなんてキャラはそうそういないので、厳密な詐欺重ねはほぼ無理と言ってよい。 …が、相手の起き上がりに技を重ねつつもガードするだけなら普通に出来るため、 ㍻㌢氏製作のAIをはじめとした一部のAIにはこの戦法が導入されている。 とはいえ上記仕様上起き上がり際の攻防は起き上がり側有利なので、これを仕掛けると1F投げで返されることも少なくないのだが。 殆どのキャラはMUGEN本体の仕様である起き上がり短縮によってダウン後すぐに起き上がってしまうため、 AI戦での詐欺飛びの実行は詐欺重ね以上に難しい、が、もし実行出来ればその強力さは見た目以上のものとなる。 詐欺飛びが完璧に成功すれば、 -相手がこちらのジャンプ攻撃をガードした場合 相手のガード硬直が解けない内に自分は先に着地して硬直が解けるため、硬直差で大幅有利になれる。 択攻めをしてもいいし、相手の硬直が解けた直後を狙って投げを重ねれば回避は困難(所謂[[当て投げ]])。 -相手が起き上がりに[[リバーサル]]で[[無敵昇龍>>昇龍拳]]などを出してきた場合 攻撃判定の発生が1~2フレーム等極端に速い無敵技でない限り、攻撃の発生前に自キャラは着地してガードすることが出来る。 無敵昇龍技の殆どは相手にガードされると技後に隙を晒すため、確実に反撃出来る。 -相手がこちらの攻撃をガードして、ガードキャンセル攻撃を出した場合 発生が極端に速くない限り攻撃判定の発生前に着地出来る。ガードしてもいいし、無敵技や発生の速い投げで潰しても良い。 -相手がこちらの攻撃にブロッキング、[[ジャストディフェンス]]などを行った場合 相手が特殊ガード後に対空投げ以外で反撃してくるなら上記と同じ対処が可能。 -相手が前転、避けなどで回避した場合 自分の着地後に相手はまだ移動・避けモーション中であることが多いため、投げ無敵が無いタイプなら投げられる。 -相手が当身技で受けた場合 ジャンプ攻撃を起き上がりに重ねているため、そもそも発生1フレームの当身でなければ受けられない。 また、ステートを奪うタイプの当身でなければガーキャン攻撃と同じ結果となる。 …といった具合に、非常に脱出が困難なセットプレイも可能となる。 なお、MUGENには打撃や投げでダウンさせた瞬間から相手キャラのステートを奪い、 投げ技の演出と同じ要領で一定時間のダウンを相手に強制するキャラクターやAIも存在するが、 これらのキャラは相手が起き上がるまでの時間を完璧に把握できるため、 AIが自重しなければ1フレームの狂いも無い完璧な起き攻めを行うことができる。 実際に精密な詐欺飛びから上記のようなセットプレイを行うキャラもおり、一見分かりづらいがかなりの強みとなっている ---- ***関連項目:[[格闘ゲームテクニック一覧>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/テクニック]] //書いてみたけど抜けがありそうだから補完してくれるとありがたい //特に詐欺飛び関連。 //MUGENでの詐欺飛び事情について書いてみた ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //テクニック
&font(u,b){[[起き攻め]]時に相手の起き上がりに隙の小さい技を重ねて暴れを防止しつつも、[[リバーサル]]をガードするテクニックの事。} 相手の起き上がりに技を重ねた時、相手に無敵技を出されると、 こちらの技と相手の無敵技がかち合うか技の[[硬直]]中に無敵技が刺さる場合が多い。 そうなると大抵起き攻め側が負けるので、相手が[[無敵昇龍>昇龍拳]]を持つ場合起き攻めしづらいというのが普通。 これの対策として考案されたものの一つが詐欺重ねである。 やり方自体は単純で、相手がリバーサルで無敵技を振ってきた場合、 &b(){相手の[[攻撃判定>判定]]が発生する前にこちらの硬直が解けるよう技を先出ししておくだけ。} さらに相手の起き上がり部分に技の持続が残るように技を置いてやれば、 相手が小技で暴れようとしていた場合は小技の出掛かりにこちらの重ねた技の持続が刺さり、 技を重ねているのに釣られてリバーサルをしていた場合こちらのガードや回避が間に合うため、 相手側としてはむやみやたらな拒否行動がしづらくなり、その後の読み合いが有利に進みやすい。 ただし、原理自体は単純なものの、実戦できちんと行うには自分のキャラの技の[[発生]]と持続および全体動作、 相手キャラのリバーサル向けの技の発生といった知識、そして技をきちんと起き上がりに重ねる技術が必要なので決して簡単ではない。 また、相手が発生の早い無敵技や1F投げを持っている場合は詐欺重ねそのものが出来ない場合も多い。 このあたりはプレイヤーの腕やキャラ対策の有無がはっきり出るので、詐欺重ねの腕はプレイヤーの強さに直結する事も少なくない。 また、似たようなテクニックとして&b(){「詐欺飛び」}がある。 こちらは相手の起き上がりにジャンプ攻撃の判定を重ねつつも、無敵技が出る前に着地出来るようにジャンプする事で、 相手が無敵技を出していない場合はジャンプ攻撃が起き上がりに重なり、無敵技を出している場合は攻撃がスカるものの、 着地する事で技の隙を消せるのでガードが間に合うというもの。 ジャンプしているために相手のリバサ投げまで封印する事ができ、発生の早い投げ技を持つ相手ならばこちらの方が有効。 しかもジャンプ攻撃であるため、そのままジャンプ攻撃する以外にも[[すかし]]て下段または投げを仕掛けるという[[択>択一攻撃]]が発生するので、 相手にとってもプレッシャーが大きい。 一方、着地際にやる以上詐欺重ねよりも起き攻めに時間が掛かってしまう他、 //[[低空ダッシュ]]が可能でかつジャンプも早いゲームに限られてしまうのが難点。 //ジャンプが遅めで低空ダッシュの無いストIIでも詐欺飛びは可能 着地硬直も考慮しなければならないため、着地硬直が長いゲームでは詐欺重ねする意味が薄くなってしまう場合も。 なお『[[ストリートファイターIII]]』シリーズでは[[ブロッキング]]があるため、これを加える事で[[択>択一攻撃]]の幅が更に広がる。 [[フレーム]]単位で正確に調整して飛ぶのはいかに上級者といえど至難の業であるため、 特定の技でダウンさせた直後に押しっぱなしで、あるいは特定の技を空振りしてからジャンプすると、 自動的に詐欺飛びになる…といった技は詐欺飛びが強いゲームでは重宝される傾向にある。 |解説動画&br()&youtube(https://youtu.be/ae7l0vyBmVU){320,240}| ---- **MUGENにおける詐欺重ね MUGENでは起き上がり時間がキャラによってまちまちすぎてキャラ対策自体が非常に難しい上に、 起き上がり短縮があるため、そもそもの問題として起き上がりに技を重ねる事自体が難しい。 おまけに起き上がり時に3Fの無敵があり、&b(){発生3F以下の技は全て発生保証のある無敵技として機能してしまう}。 判定の持続が切れて硬直が解けるまでの間が3Fなんてキャラはそうそういないので、厳密な詐欺重ねはほぼ無理と言ってよい。 …が、相手の起き上がりに技を重ねつつもガードするだけなら普通に出来るため、 ㍻㌢氏製作のAIを始めとした一部のAIにはこの戦法が導入されている。 とはいえ上記仕様上起き上がり際の攻防は起き上がり側有利なので、これを仕掛けると1F投げで返される事も少なくないのだが。 殆どのキャラはMUGEN本体の仕様である起き上がり短縮によってダウン後すぐに起き上がってしまうため、 AI戦での詐欺飛びの実行は詐欺重ね以上に難しい、が、もし実行出来ればその強力さは見た目以上のものとなる。 詐欺飛びが完璧に成功すれば、以下の具合に非常に脱出が困難なセットプレイも可能となる。 //通常の改行だとかなり間が空くので&br()で :相手がこちらのジャンプ攻撃をガードした場合| 相手のガード硬直が解けない内に自分は先に着地して硬直が解けるため、硬直差で大幅有利になれる。 択攻めをしてもいいし、相手の硬直が解けた直後を狙って投げを重ねれば回避は困難(所謂[[当て投げ]])。 &br() :相手が起き上がりに[[リバーサル]]で[[無敵昇龍>昇龍拳]]などを出してきた場合| 攻撃判定の発生が1~2フレーム等極端に速い無敵技でない限り、攻撃の発生前に自キャラは着地してガードする事が出来る。 無敵昇龍技の殆どは相手にガードされると技後に隙を晒すため、確実に反撃出来る。 &br() :相手がこちらの攻撃をガードして、[[ガードキャンセル]]攻撃を出した場合| 発生が極端に速くない限り攻撃判定の発生前に着地出来る。ガードしてもいいし、無敵技や発生の速い投げで潰しても良い。 &br() :相手がこちらの攻撃にブロッキング、[[ジャストディフェンス]]などを行った場合| 相手が特殊ガード後に対空投げ以外で反撃してくるなら上記と同じ対処が可能。 &br() :相手が前転、避けなどで回避した場合| 自分の着地後に相手はまだ移動・避けモーション中である事が多いため、投げ無敵が無いタイプなら投げられる。 &br() :相手が[[当身技>当て身投げ]]で受けた場合| ジャンプ攻撃を起き上がりに重ねているため、そもそも発生1フレームの当身でなければ受けられない。 また、ステートを奪うタイプの当身でなければガーキャン攻撃と同じ結果となる。 なお、MUGENには打撃や投げでダウンさせた瞬間から相手キャラのステートを奪い、 投げ技の演出と同じ要領で一定時間のダウンを相手に強制するキャラクターやAIも存在するが、 これらのキャラは相手が起き上がるまでの時間を完璧に把握できるため、 AIが自重しなければ1フレームの狂いも無い完璧な起き攻めを行う事ができる。 実際に精密な詐欺飛びから上記のようなセットプレイを行うキャラもおり、一見分かりづらいがかなりの強みとなっている。 ---- ***関連項目 [[格闘ゲームテクニック一覧>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/テクニック]] //書いてみたけど抜けがありそうだから補完してくれるとありがたい //特に詐欺飛び関連。 //MUGENでの詐欺飛び事情について書いてみた ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //テクニック

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