北斗有情破顔拳

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北斗有情破顔拳」(2020/04/09 (木) 23:08:54) の最新版変更点

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&font(b,i,20,#696969){「せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい」} #image(hagan.gif,title=ヘブン状態!) **概要 [[トキ]]の[[一撃必殺奥義>テーレッテー]]。「ほくとうじょうはがんけん」と読む。 **原作での北斗有情破顔拳 両手から闘気を発射し、相手の体に触れずして秘孔「牽正」を突く。 この技を受けた人間は死の際に天国を感じ、一切の苦痛を感じることなく死ぬという。 トキが初登場時に披露した奥義で、トキの処刑を命じられた二人の獄吏を同時に葬った技。 己の手足があらぬ方向に折れ曲がるのを目の当たりにしながらも、満面の笑みを浮かべて&b(){「ちにゃ!」}と爆死した姿が印象的。 「これなら、[[たわば>ケンシロウ]]したり[[切り裂かれたり>レイ]]するほうがまだマシ」という感想を抱いた読者及び視聴者も少なくなかったはず。 (なお余談になるが漫画原作においてトキ本人は「有情破顔拳」という名前を口にしていない。  使用時の本人の台詞は「北斗有情拳!! せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい……」であり、  その直後にケンシロウによって有情破顔拳の名前が出されている。  アニメ版では「北斗有情破顔拳!! せめて痛みを知らずに死ぬがよい……」となっており「''安らかに''」が省略されている。  なおゲーム版では一字一句完全に欠かすことなく言っている) &nicovideo(sm10655424) アニメ版では後にもう一度、[[サウザー]]配下のバイク隊に使っているが、こちらは光線ではなく下記ゲーム版の衝撃波のようなものが 身体を通り過ぎると一瞬にしてアヘ顔になるという演出になっている。 「破顔一笑」及び「破顔する」といった「大笑いする」という意味合いの言葉があり、 死を迎える相手に尚笑みを与えるこの技の内容に沿ったネーミングといえる。 決して&b(){顔}が&b(){破}裂する事を指しているのではない。 なに、普通は[[死なないから有情で、破顔するのは自分だって?>美坂栞]] 知らんがな。 ちなみにアニメにおいては「北斗破顔拳」という奥義があるが、こちらは&b(){相手の顔に強烈な裏拳を叩き込む}という 物理的な意味で相手を破顔させる奥義であり、有情破顔拳とは何の関係もない。%%っていうか秘孔とか関係ないよねそれ%% また、ケンシロウは「交首破顔拳」なる技を[[KING>シン(北斗の拳)]]の部下・ダイヤに放っている(アニメではこれも含め三回使用)が、 これもまた顔面への膝蹴りと首への貫手によって秘孔を突き、相手を首から捻じ曲げて最後に顔を割り殺害という物理的に破顔する技で、有情拳ではない。 なお、原作では捕らわれて座禅を組んだ状態で拳王親衛隊に襲われたため、 そのまま両手をかざし闘気にて牽正を突くという技であり、AC版でも自由な体勢からわざわざ座禅を組むが、 サミーの『CR北斗の拳』においてバトル勝利時の決め技として放つ時は 手刀アッパーで闘気を飛ばし秘孔を突いている(どう見ても闘気をぶつけて攻撃しているように見えるが)。 本来はこうやって使う技なのだろう。 ---- **AC版での北斗有情破顔拳 格ゲー版では見栄えを重視してか、 -その場であぐらをかき、両手から闘気を放って相手を[[ロック>ロック系必殺技]]した後、&br() ポーズをとりながら技名を叫ぶ。 &b(){「北斗有情破顔拳!!」} -直後、衝撃波を放ちフィニッシュ。&b(){「はああああぁっ!!」} という流れとなっている。ちなみに衝撃の部分はゲームオリジナル。 なお(他の一撃にも言えることだが)これを受けてもその場に倒れるだけで、身体がねじれたり破裂したり、アヘ顔になったりはしないのでご安心を。 通称は「あぐら」「スマイルビーム」「友情破壊拳」など多数。特に[[ぶっぱなし>ぶっぱ]]で使用したものを&b(){「牽制破顔拳」「クソルビーム」}と呼ぶ。 また、海外ではその見栄えから「[[Jesus Beam(イエスビーム)>ジーザス]]」と呼ばれている。 &nicovideo(sm323860) #region(余談:『北斗無双』での「北斗有情破顔拳」と関連技) 後にコーエーから発売された『北斗無双』では、&b(){[[あぐらの姿勢で地上から若干浮いて>ダルシム]]}AC版のような衝撃波を出す。 さらに、類似する技として前方に向けて闘気の塊を数発放つ「北斗[[乾>八坂神奈子]][[坤>洩矢諏訪子]][[圏>シェンロンガンダム]]」や &b(){宙に浮いたのち両掌からビームのような闘気を斜め下に向けて回転しながら放つ}「北斗有情鴻翔波」 (通称「北斗有情[[ローリングバスターライフル>ウイングガンダムゼロ]]」「[[グルングルントキィ>ジョインジョイントキィ]]」)という技が登場。 [[「すげぇ、あの病人…… 浮きながら戦ってる……!」>タクアン和尚]] &nicovideo(sm10296290) もはや病人ではなく、仙人の域に達しているのでは…しかも、この技を考案したのが武論尊。つまり原作者と言うのだから驚きである。 いくらなんでも無茶苦茶だと思うかもしれないが、アニメではジュウケイというキャラが座禅しながら浮いているという前例がある。 より闘気の扱いに長ける北斗琉拳の例とはいえ、闘気を操れば重力くらいなんとかなるのだろう。 ケンシロウとラオウ(黒王もろとも)も飛びはしないが明らかに異常な高さ&滞空時間で跳んだことがあるし。 更に言えば幻闘編のトキは&b(){「ラオウの秘孔治療によって、ある程度病が治療されている」}という状態である。 (そのため黒髪であり、本編トキと違い吐血をしない。通称「綺麗なアミバ」。&del(){魔界に堕ちたわけでは断じて無い}) よって、闘気の量が本来以上に増しているのは不自然なことではない。 ……根本的な問題として、北斗琉拳は暗琉天破などかなりトンデモなことをやる拳法という点については[[気にする事は無い>ウッドロウ・ケルヴィン]]。 あと、この作品のトキの技の中に「三尖&b(){破孔}撃」なんてのが…どっかから北斗琉拳を仕入れでもしたのか。 まあ、そもそも北斗無双の幻闘編は「占い師が見せたもしもの世界」「あの場面であのキャラがこういう行動を取っていれば」に留まるもので、 最終的にどのキャラも運命に抗おうとせず原作通りの末路を迎えることになる。&del(){[[一名>ジャギ]]抗おうとしたが変わらなかったしね} つまりは文字通り「幻の闘い」であり、さすがに本来の運命でトキが自在に宙に浮くようなことはないのであろう、たぶん。 &del(){え?固有能力として空気に乗って滑空したり伝説編でも問題なく北斗有情鴻翔波が使えるって?きこえんなぁ~} #endregion ***性能 [[発生]]は25[[F>フレーム]](暗転前20F、暗転後5F)と至って常識的な数値だが、 &b(){発生後一瞬で画面端に到達するスピードと攻撃範囲の広さ}(十字陵に乗った[[サウザー]]にすら届く)に加え、 -飛び込みや[[ガードキャンセル]]に[[当て身投げ]]「北斗破流掌」で反撃して確定 -小技から空中[[コンボ]]につないで[[星>死兆星]]を奪って&b(){ダウン追い撃ちで確定} -最強の[[通常技]]と称される2D(通称「[[カンチョー]]」)から確定 -挙句の果てには苦し紛れの「秘孔・刹活孔」カウンターヒットから確定 と、数ある一撃必殺奥義の中でも驚異的な汎用性の高さを誇る。結果、数え切れぬほどのプレイヤーがこの技の前に散っていった。 一説によれば『[[北斗の拳]]』の死因の半分以上を占めるとも言われている、[[近未来の病人>ケーブル]]の毒蛇ビームといいこいつといい病人の放つビームは鬼畜性能。 |当て方いろいろ&br()&nicovideo(sm20717078)| また、しゃがむために喰らい[[判定]]が小さくなり、一部の攻撃を[[すかす>すかし]]ことが出来る。 が、大抵のトキ使いはこの技をコンボに組み込むためにこのことはあまり知られていない模様。 &s(){まあ知ってても役に立たないけどね!!!} |2:06くらいにあぐらで対空の図&br()&nicovideo(sm8673163)| ---- **MUGENにおける北斗有情破顔拳 MUGENにおいてもその強さは変わらず、今もなお犠牲者は増える一方。 特にタッグ戦では&b(){光線と衝撃波の両方が複数の相手に当たる}上に、衝撃波は光線よりさらに攻撃判定が広いため、 光線をガードor回避したにも関わらず巻き添えをくって倒れる者が後を絶たず、回避例は非常に少ない。 多くの場合2人同時に刺さるが、二人まとめて倒すのは[[原作再現]]だから仕方ない。 &nicovideo(sm4476692) さらに、原作とは違い&b(){ビームが当たろうが外れようが動作終了まで完全無敵}が付いている模様。 また[[プレイヤー操作]]でクソルビームすると、相手が遠い場合ガードしないことが多く、近ければ前述の無敵中に手を突っ込んでちにゃ、 またはガード後に反撃を試みて&b(){後ろに撃ったビームに手が当たってちにゃ!}となることが多く、[[AI殺し]]として機能する。 ただし、最新のモヒカン氏[[AI]]ではこの無敵は削除された模様。牽制や割り込みにはほぼ使えなくなった。 それでも動作を中断させられた場合は、原作とは違って星も[[ゲージ]]もそのままなためまだまだ無情と言えるだろう。 Ts氏のトキのものは原作とほとんど変わらないが、タッグ戦の場合は「光線に当たった相手にだけ衝撃波も当たる」ようになっている。 おかげで(本当の意味で)多少有情な性能になっているが、先述したとおり衝撃波の部分はゲームオリジナルなため、 「光線に当たった相手だけを倒すことになり、より原作を再現している」と解釈することもできる。 way-oh氏のトキは[[エヌアイン>アカツキ電光戦記]]風仕様ということもあって最終特攻(3ゲージ)となっており、&b(){即死ではない}。 そればかりか、生当てでも3割よりやや多いぐらいの威力(これ自体は他の最終特攻と比べても並の威力)で、 しかもヒット数が少ないため全体的にきつめの補正の影響をすぐ受けてしまい、コンボに組み込むとまるで減らなくなる。 そのため純粋に威力だけで見れば、むしろ3ゲージ技としてはとんでもなく弱い部類かもしれない。 威力が低い破顔拳というのはとても斬新に映るかもしれないが、&b(){発生は北斗版より早い(暗転前0F、暗転後7F)}のでやっぱり無情だった。 &nicovideo(sm20219660) なだげつ氏のトキでは[[当身技>当て身投げ]]というのが大きな違い。 原作では2人の獄吏が剣を振りかざしたところに放ったのでそれに由来しているのだろうか。 [[コマンド]]が成立すると座り込み、この間に打撃を受けると攻撃判定を放つ。 ちなみに手を右、左と挙げた後、両手から同時にビームを出すという、原作と同じ見てくれになっている。 (AC版では挙げた方の手からすぐにビームを撃っている) 座り込むまでの時間はそれなりにあるが、この間時間停止状態になっているので実質0Fという脅威の発生の早さである。 「一撃必殺奥義」に分類されているものの、使用条件が「自分&b(){と相手}の[[体力>ライフバー]]が一定以下」となっているため、 ACのように大きく不利な状況を一気にひっくり返すということはできない。これが最大の欠点か。 また、打撃はすべて取ることができるものの、[[飛び道具]]や投げに対しては無力で普通に喰らってしまう。 トキ以外では、[[博麗霊夢]]のアレンジキャラが持っている場合が多い。特に[[世紀末霊夢]]の物はAC版以上にアニメ版を忠実に再現している。 |上記の『北斗無双』の技である「北斗有情鴻翔波」をMUGENで一番初めに習得したトキ&br()&nicovideo(sm10565397)| …トキ? -本格版AA #aa(){      北斗有情破顔拳    \  テーレッテー    /     \  ∧_∧   /      .|∩( ・ω・)∩|        / 丶    |/  \   /   ( ⌒つ´)    \} -簡易版AA  >∩(・ω・)∩< ░▒▓█▇▅▂∩(・ω・)∩▂▅▇█▓▒░ どちらも破顔拳が決まったらよく出没する。 またネタ要素が極めて強いためか[[サムネホイホイ]]効果もあるかもしれない。 #region(サムネイル集) |>|原作動画| |&nicovideo(sm3162516){280,125}|&nicovideo(sm3365567){280,125}| |&nicovideo(sm4398337){280,125}|&nicovideo(sm4610669){280,125}| |>|MUGEN動画| |&nicovideo(sm2311262){280,125}|&nicovideo(sm2700557){280,125}| |&nicovideo(sm4773560){280,125}|&nicovideo(sm4991439){280,125}| |>|&nicovideo(sm5195770){280,125}| #endregion そんな破顔拳であるが、特殊な相手には効かないこともあるようだ。 |9:23~&br()&nicovideo(sm7667270)| &sizex(1){MUGENの性質上、「痛い!」とか「ぎゃあぁぁ!」とか叫ぶ奴もいるが気にしないでおこう。} ---- ***関連項目:[[ジョインジョイントキィ]] [[テーレッテー]] [[命は投げ捨てるもの]] ---- #region(孤独な天才 ネタ注意) 弘法も筆の誤り、ホメロスも居眠りをする。[[真の天才>アミバ]]も時には過ちを犯す事がある。 ここでは彼がMUGENで使う、もう一つの北斗有情破顔拳について触れていく。 ゲーム内で彼がこの技を使うとき、彼は確かに「間違ったかな?」と呟いている。失敗したのだ。 ではもしもこの奥義が成功していたらどうなっていたのか? 筆者が思うに、対戦相手の頭上に[[死兆星]]を見た彼は相手を仮死状態にするなりなんなりして救おうと尽力していたのではないか。 現に[[殉星の男>シン]]も[[仮死状態になる>テーレッテー]]ことで死兆星の定めを回避することに成功している (「あれは飛び降り自殺だ」とかいう大馬鹿者もいるが、まっ平らな地面からどうやって飛び降りるというのだ)。 思えば原作の彼は、[[トキ]]が去り病魔に蝕まれた村に現れ人々を治療したこともある。戦いの真っ最中に相手を救おうなどという無茶をしようとしてもおかしくない。 しかしその為に必要なことは、死兆星の定めを覆すほどの効果をもたらす秘孔を的確に突くこと。 それも本気で死合っている相手のである。その困難さは計り知れない。 そして、[[悲劇は起きた>テーレッテー]]。それについて、ここでは語らない。ただ起きたことをありのまま受け止めるだけである (どう聞いても「死ねぇ!」と言っているじゃないかなどと言う者もいるが全てネット弁慶[[トキ]]による工作である)。 彼ほどの巨大な才能を持ち天才と自負する者にとって、「失敗」や「過ち」は有り得ないことであり、恐怖の対象であろう。だが彼は違う。 [[コロネ髪のギャングスター>ジョルノ・ジョバァーナ]]は言った、「人というのは成功や勝利よりも『失敗』から学ぶことが多い」と。 彼も犯した間違いから目を背けず、はっきりと言葉にして刻み込むことによって成長の糧としているのである。その後彼は沈痛な面持ちで背を向け猛省する。 彼の求める北斗神拳とはどのようなものか、ここまで読んで頂ければおわかりだろう。 彼は救済を願う時代の声に応えて暗殺拳・北斗神拳を活人拳に昇華させようとしていたのである。 それは忌まわしき核戦争の前に[[トキ]]が[[ケンシロウ]]に語った北斗神拳を医療に活かしたいという希望を発展させたものである。 北斗有情破顔拳、慈悲と優しさによって人々を救う究極の拳。 [[真の天才>アミバ]]が求道の果てに見つめるものは人々の笑顔であった……。 &font(b,i,20,navy){「俺の求める北斗神拳はまだ遠い…」} #endregion
#image(hagan.gif,title=ヘブン状態!) &font(b,i,20,#696969){「せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい」} **概要 [[トキ]]の[[一撃必殺奥義>テーレッテー]]。「ほくとうじょうはがんけん」&link_anchor(*1){*1}と読む。 **原作における北斗有情破顔拳 両手から闘気を発射し、相手の体に触れずして秘孔「牽正」を突く。 この技を受けた人間は死の際に天国を感じ、一切の苦痛を感じる事なく死ぬという。 トキが初登場時に披露した奥義で、トキの処刑を命じられた二人の獄吏を同時に葬った技。 己の手足があらぬ方向に折れ曲がるのを目の当たりにしながらも、満面の笑みを浮かべて&b(){「ちにゃ!」}と爆死した姿が印象的。 「これなら、[[たわば>ケンシロウ]]したり[[切り裂かれたり>レイ]]する方がまだマシ」という感想を抱いた読者及び視聴者も少なくなかったはず。 アニメ版では後にもう一度、[[サウザー]]配下のバイク隊に使っているが、こちらは光線ではなく下記ゲーム版の衝撃波のようなものが 身体を通り過ぎると一瞬にしてアヘ顔になるという演出になっている。 &nicovideo(sm10655424) 「破顔一笑」及び「破顔する」といった、「大笑いする」という意味合いの言葉があり、 死を迎える相手に笑みを与えるこの技の内容に沿ったネーミングと言える。 決して&b(){顔}が&b(){破}裂する事を指しているのではない。 …なに?普通は[[死なないから有情で、破顔するのは自分だって?>美坂栞]]知らんがな。 ちなみに、アニメにおいては「北斗破顔拳」という奥義があるが、こちらは&b(){相手の顔に強烈な裏拳を叩き込む}という、 物理的な意味で相手を破顔させる奥義であり、有情破顔拳とは何の関係も無い。%%っていうか秘孔とか関係無いよねそれ%% また、ケンシロウは「交首破顔拳」なる技を[[KING>シン(北斗の拳)]]の部下・ダイヤに放っている(アニメではこれも含め三回使用)が、 これもまた「顔面への膝蹴りと首への貫手によって秘孔を突き、相手を首から捻じ曲げて最後に顔を割り殺害」という物理的に破顔する技で、有情拳ではない。 なお、原作では捕らわれて座禅を組んだ状態で拳王親衛隊に襲われたため、 そのまま両手をかざし闘気にて牽正を突くという技であり、AC版でも自由な体勢からわざわざあぐらをかくが、 サミーの『CR北斗の拳』においてバトル勝利時の決め技として放つ際は、 手刀アッパーで闘気を飛ばし秘孔を突いている(どう見ても闘気をぶつけて攻撃しているように見えるが)。 本来はそうやって使う技なのだろう。 ---- **AC版における北斗有情破顔拳 格ゲー版では見栄えを重視してか、 -その場であぐらをかき、両手から闘気を放って相手を[[ロック>ロック系必殺技]]した後、&br()ポーズをとりながら技名を叫ぶ。&b(){「北斗有情破顔拳!!」} -直後、衝撃波を放ちフィニッシュ。&b(){「はああああぁっ!!」} という流れとなっている。ちなみに衝撃の部分はゲームオリジナル。 なお、(他の一撃にも言える事だが)これを受けてもその場に倒れるだけで、身体がねじれたり破裂したり、アヘ顔になったりはしないのでご安心を。 通称は「あぐら」「スマイルビーム」「友情破壊拳」など多数。特に[[ぶっぱなし>ぶっぱ]]で使用したものを&b(){「牽制破顔拳」「クソルビーム」}と呼ぶ。 また、海外ではその見栄えから「[[Jesus Beam(イエスビーム)>ジーザス]]」と呼ばれている。 &nicovideo(sm323860) #region(余談:『北斗無双』での「北斗有情破顔拳」と関連技) 後にコーエーから発売された『北斗無双』では、&b(){[[あぐらの姿勢で地上から若干浮いて>ダルシム]]}AC版のような衝撃波を出す。 さらに、類似する技として前方に向けて闘気の塊を数発放つ「北斗[[乾>八坂神奈子]][[坤>洩矢諏訪子]][[圏>シェンロンガンダム]]」や、 &b(){宙に浮いたのち両掌からビームのような闘気を斜め下に向けて回転しながら放つ}「北斗有情鴻翔波」 (通称「北斗有情[[ローリングバスターライフル>ウイングガンダムゼロ]]」「[[グルングルントキィ>ジョインジョイントキィ]]」)という技が登場。 [[「すげぇ、あの病人…… 浮きながら戦ってる……!」>タクアン和尚]] &nicovideo(sm10296290) もはや病人ではなく、仙人の域に達しているのでは…しかも、この技を考案したのが武論尊。つまり原作者と言うのだから驚きである。 いくらなんでも無茶苦茶だと思うかもしれないが、アニメではジュウケイというキャラが座禅しながら浮いているという前例がある。 より闘気の扱いに長ける北斗琉拳の例とはいえ、闘気を操れば重力くらい何とかなるのだろう。 ケンシロウとラオウ(黒王諸共)も飛びはしないが明らかに異常な高さ&滞空時間で跳んだ事があるし。 更に言えば幻闘編のトキは&b(){「ラオウの秘孔治療によって、ある程度病が治療されている」}という状態である。 (そのため黒髪であり、本編トキと違い吐血をしない。通称「綺麗なアミバ」。&s(){魔界に堕ちたわけでは断じてない}) よって、闘気の量が本来以上に増しているのは不自然な事ではない。 ……根本的な問題として、北斗琉拳は暗琉天破などかなりトンデモな事をやる拳法という点については[[なに、気にすることはない>ウッドロウ・ケルヴィン]]。 あと、この作品のトキの技の中に「三尖&b(){破孔}撃」なんてのが…どっかから北斗琉拳を仕入れでもしたのか。 まあ、そもそも『北斗無双』の幻闘編は「占い師が見せたもしもの世界」「あの場面であのキャラがこういう行動を取っていれば」に留まるもので、 最終的にどのキャラも運命に抗おうとせず原作通りの結末を迎える事になる。&s(){[[一名>ジャギ]]抗おうとしたが変わらなかったしね} つまりは文字通り「幻の闘い」であり、流石に本来の運命でトキが自在に宙に浮くような事は無いのであろう、多分。 &s(){え?固有能力として空気に乗って滑空したり、伝説編でも問題なく北斗有情鴻翔波が使えるって?きこえんなぁ~} #endregion ***性能 [[発生]]は25[[F>フレーム]](暗転前20F、暗転後5F)と至って常識的な数値だが、 &b(){発生後一瞬で画面端に到達するスピードと攻撃範囲の広さ}(十字陵に乗った[[サウザー]]にすら届く)に加え、 -飛び込みや[[ガードキャンセル]]に[[当て身投げ]]「北斗破流掌」で反撃して確定 -小技から空中[[コンボ]]に繋いで[[星>死兆星]]を奪って&b(){ダウン追い撃ちで確定} -最強の[[通常技]]と称される2D(通称「[[カンチョー]]」)から確定 -挙句の果てには苦し紛れの「秘孔・刹活孔」カウンターヒットから確定 と、数ある一撃必殺奥義の中でも驚異的な汎用性の高さを誇る。結果、数え切れぬほどのプレイヤーがこの技の前に散っていった。 一説によれば『[[北斗の拳]]』の死因の半分以上を占めるとも言われている。 [[近未来の病人>ケーブル]]の毒蛇ビームといいこいつといい、病人の放つビームは鬼畜性能なのはお約束なのか。 |当て方色々&br()&nicovideo(sm20717078)| また、しゃがむために喰らい[[判定]]が小さくなり、一部の攻撃を[[すかす>すかし]]事が出来る。 が、大抵のトキ使いはこの技をコンボに組み込むためにこの事はあまり知られていない模様。 &s(){まあ知ってても役に立たないけどね!!!} |2:06くらいにあぐらで対空の図&br()&nicovideo(sm8673163)| ---- **MUGENにおける北斗有情破顔拳 MUGENにおいてもその強さは変わらず、今もなお犠牲者は増える一方。 特にタッグ戦では&b(){光線と衝撃波の両方が複数の相手に当たる}上に、衝撃波は光線よりさらに攻撃判定が広いため、 光線をガードor回避したにも拘らず巻き添えをくって倒れる者が後を絶たず、回避例は非常に少ない。 多くの場合2人同時に刺さるが、二人まとめて倒すのは[[原作再現]]だから仕方ない。 &nicovideo(sm4476692) さらに、原作とは違い&b(){ビームが当たろうが外れようが動作終了まで完全無敵}が付いている模様。 また[[プレイヤー操作]]でクソルビームすると、相手が遠い場合ガードしない事が多く、近ければ前述の無敵中に手を突っ込んでちにゃ! またはガード後に反撃を試みて&b(){後ろに撃ったビームに手が当たってちにゃ!}となる事が多く、[[AI殺し]]として機能する。 ただし、最新のモヒカン氏[[AI]]ではこの無敵は削除された模様。牽制や割り込みにはほぼ使えなくなった。 それでも動作を中断させられた場合は、原作とは違って星も[[ゲージ]]もそのままなため、まだまだ無情と言えるだろう。 Ts氏のトキのものは原作とほとんど変わらないが、タッグ戦の場合は「光線に当たった相手にだけ衝撃波も当たる」ようになっている。 おかげで(本当の意味で)多少有情な性能になっているが、先述した通り衝撃波の部分はゲームオリジナルなため、 「光線に当たった相手だけを倒す事になり、より原作を再現している」と解釈する事も出来る。 way-oh氏のトキは[[エヌアイン>アカツキ電光戦記]]風仕様という事もあって最終特攻(3ゲージ)となっており、&b(){即死ではない}。 そればかりか、生当てでも3割よりやや多いぐらいの威力(これ自体は他の最終特攻と比べても並の威力)で、 しかもヒット数が少ないため、全体的にきつめの補正の影響をすぐ受けてしまい、コンボに組み込むとまるで減らなくなる。 そのため純粋に威力だけで見れば、むしろ3ゲージ技としてはとんでもなく弱い部類かもしれない。 威力が低い破顔拳というのはとても斬新に映るかもしれないが、&b(){発生は北斗版より早い(暗転前0F、暗転後7F)}のでやっぱり無情だった。 &nicovideo(sm20219660) なだげつ氏のトキでは[[当身技>当て身投げ]]というのが大きな違い。 原作では2人の獄吏が剣を振りかざした所に放ったのでそれに由来しているのだろうか。 [[コマンド]]が成立すると座り込み、この間に打撃を受けると攻撃判定を放つ。 ちなみに手を右、左と挙げた後、両手から同時にビームを出すという、原作と同じ演出になっている (AC版では挙げた方の手からすぐにビームを撃っている)。 座り込むまでの時間はそれなりにあるが、この間時間停止状態になっているので実質0Fという脅威の発生の早さである。 「一撃必殺奥義」に分類されているものの、使用条件が「自分&b(){と相手}の[[体力>ライフバー]]が一定以下」となっているため、 ACのように大きく不利な状況を一気に引っくり返すという事は出来ない。これが最大の欠点か。 また、打撃は全て取る事が出来るものの、[[飛び道具]]や投げに対しては無力で普通に喰らってしまう。 トキ以外では、[[博麗霊夢]]のアレンジキャラが所持している場合が多い。特に[[世紀末霊夢]]の物はAC版以上にアニメ版を忠実に再現している。 |上記の『北斗無双』の技である「北斗有情鴻翔波」を、&br()MUGENで一番初めに習得したトキ&br()&nicovideo(sm10565397)| …トキ? -本格版AA #aa(){      北斗有情破顔拳    \  テーレッテー    /     \  ∧_∧   /      .|∩( ・ω・)∩|        / 丶    |/  \   /   ( ⌒つ´)    \} -簡易版AA  >∩(・ω・)∩< ░▒▓█▇▅▂∩(・ω・)∩▂▅▇█▓▒░ どちらも破顔拳が決まったらよく出没する。 また、ネタ要素が極めて強いので[[サムネホイホイ]]効果もあるかもしれない。 #region(サムネイル集) |>|CENTER:原作動画| |&nicovideo(sm3162516)|&nicovideo(sm3365567)| |&nicovideo(sm4398337)|&nicovideo(sm4610669)| |>|CENTER:MUGEN動画| |&nicovideo(sm2311262)|&nicovideo(sm2700557)| |&nicovideo(sm4773560)|&nicovideo(sm4991439)| |&nicovideo(sm5195770)|| #endregion そんな破顔拳であるが、特殊な相手には効かない事もあるようだ。 |9:23~&br()&nicovideo(sm7667270)| &sizex(1){MUGENの性質上、「痛い!」とか「ぎゃあぁぁ!」とか叫ぶ奴もいるが気にしないでおこう。} ---- ***関連項目:[[ジョインジョイントキィ]] [[テーレッテー]] [[命は投げ捨てるもの]] ---- #region(孤独な天才(ネタ注意)) 弘法も筆の誤り、ホメロスも居眠りをする。[[真の天才>アミバ]]も時には過ちを犯す事がある。 ここでは彼がMUGENで使う、もう一つの北斗有情破顔拳について触れていく。 ゲーム内で彼がこの技を使う時、彼は確かに「間違ったかな?」と呟いている。失敗したのだ。 ではもしもこの奥義が成功していたらどうなっていたのか? 筆者が思うに、対戦相手の頭上に[[死兆星]]を見た彼は、相手を仮死状態にするなりなんなりして救おうと尽力していたのではないか。 現に[[殉星の男>シン]]も[[仮死状態になる>テーレッテー]]事で死兆星の定めを回避する事に成功している (「あれは飛び降り自殺だ」とかいう大馬鹿者もいるが、真っ平らな地面からどうやって飛び降りるというのだ)。 思えば原作の彼は、[[トキ]]が去り病魔に蝕まれた村に現れ人々を治療した事もある。 戦いの真っ最中に相手を救おうなどという無茶をしようとしてもおかしくない。 しかしそのために必要な事は、死兆星の定めを覆すほどの効果をもたらす秘孔を的確に突く事。 それも本気で死合っている相手のである。その困難さは計り知れない。 そして、[[悲劇は起きた>テーレッテー]]。それについて、ここでは語らない。ただ起きた事をありのまま受け止めるだけである (どう聞いても「死ねぇ!」と言っているじゃないかなどと言う者もいるが全てネット弁慶[[トキ]]による工作である)。 彼ほどの巨大な才能を持ち天才と自負する者にとって、「失敗」や「過ち」は有り得ない事であり、恐怖の対象であろう。だが彼は違う。 [[コロネ髪のギャングスター>ジョルノ・ジョバァーナ]]は言った、「人というのは成功や勝利よりも「失敗」から学ぶ事が多い」と。 彼も犯した間違いから目を背けず、はっきりと言葉にして刻み込む事によって成長の糧としているのである。その後彼は沈痛な面持ちで背を向け猛省する。 彼の求める北斗神拳とはどのようなものか、ここまで読んで頂ければお分かりだろう。 彼は救済を願う時代の声に応え、暗殺拳・北斗神拳を活人拳に昇華させようとしていたのである。 それは忌まわしき核戦争の前に[[トキ]]が[[ケンシロウ]]に語った、北斗神拳を医療に活かしたいという希望を発展させたものである。 北斗有情破顔拳、慈悲と優しさによって人々を救う究極の拳。 [[真の天才>アミバ]]が求道の果てに見つめるものは人々の笑顔であった……。 &font(b,i,20,navy){「俺の求める北斗神拳はまだ遠い…」} #endregion ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} ちなみに、原作漫画においてトキ本人は「有情破顔拳」という名前を口にしていない。 使用時の本人の台詞は「北斗有情拳!! せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい……」であり、 その直後にケンシロウによって有情破顔拳の名前が出されている。 アニメ版では「北斗有情破顔拳!! せめて痛みを知らずに死ぬがよい……」となっており、&b(){「安らかに」}が省略されている。 なお、ゲーム版では一字一句完全に欠かす事なく言っている。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //一撃必殺,北斗の拳,トキ

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