リー・ウーロン

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リー・ウーロン」(2024/02/17 (土) 22:21:06) の最新版変更点

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#image(Yie_Ar_Kung-Fu_FC_A.jpg,title=真ん中の黒ズボンがリー) 格闘ゲームの開祖的な存在であるコナミのレトロゲーム『イー・アル・カンフー』の主人公で、カンフーの達人。 初代『[[ストリートファイター]]』の方の[[LEE(李)はこちら>李]]。 フルネームは&b(){「リー・ウーロン」}。だが、この名前はPS移植版『コナミ80'sアーケードギャラリー』での&b(){後付け設定}によるもの。 元々、アーケード版では&b(){「[[ウーロン>武龍]][[(Oolong)>ドラゴンボール]]」}という名の白い道着に水色の下穿きの男、 ファミコン版及びMSX版では&b(){「[[リー>リー・パイロン]][[(L>李典徳]][[ee>李香緋]][[)>オディワン・リー]]」}という名の上半身裸でピンク(FC版)か紺(MSX版)の下穿きの男、 と主人公の名前や外見、それどころかストーリー(後述)までも違っており、ゲーム内容も、出現する敵や攻撃方法が異なっていた。 恐らく最も有名なのはファミコン版のリーの方だろう。 ---- **原作『イー・アル・カンフー』について 主人公を操って、様々な武器や体術を使う格闘家達と戦う。 画面に表示される[[体力ゲージ>ライフバー]]の存在や、異種格闘技で1対1で戦う格闘ゲームという点で、現在の対戦格闘のパイオニア的存在。 これが発売されてなかったら『ストリートファイター』も世に出てなかったかもしれない、偉大なゲームである。 ただし、この頃はまだ対人戦プレイは存在しなかった(アーケード版で2人プレイが可能だが「交互にCPU戦をプレイ」というスタイル)。 [[似たタイトル>鏡音リン]][[のボカロ曲>GUMI]]もあるが関係ない。 初出はアーケード版だが、その移植であるファミコン版がブームに乗って広く有名で、原作AC版の存在が霞んでしまった。 アーケード版では11人の敵が登場するが、ファミコン版とMSX版では5人だけとかなりスケールダウンしている。 また、先に述べたとおり主人公の名前がそれぞれ違うのだが、 それだけでなくストーリー自体が違うため戦う敵も別キャラになっている。 #region(各機種のストーリー) #image(Yie_Ar_Kung-Fu_Flyer.jpg,width=300,title=AC版ポスター) -アーケード版 >ウーロンの尊敬する父はカンフーの達人であった。しかし幼い頃、父は遺言を残し世を去った。 >「ウーロンよ、私はカンフーの頂点を極めるため王座杯に挑んだが、無惨にも敗れた。 >おまえの力でこの無念を晴らしてくれ。」 >ウーロンはその言葉を胸にチャー先生の門をたたくのであった。 >厳しく長い修行の末、いよいよその日を迎えようとしている。緊張と興奮の中で11人の強敵が待ちうける。 >ウーロンよ、16の必殺技を駆使し、父の遺言を果たせ。王座をその手でつかむのだ! こちらの対戦相手は、大男&s(){アブドーラ・ザ・ブッチャー}[[ブチュ]]、手裏剣少女スター、ヌンチャク使いヌンチャ、棒術使いポール、 分身使いフィードル、鎖使いチェイン、棍棒使いクラブ、女扇使いファン、中国刀使いソード、トンファー使いトンフン、 そしてウーロンと同じく正統派拳法家の[[ブルース>ブルース・リー]]。 |アーケード版&br()&nicovideo(sm767883)| ストーリーでは16の[[必殺技]]と書かれているが、 現代の格闘ゲームで言うと全部「[[レバー入れ技>特殊技]]」であり、正拳突きや足払いも含まれ、ダメージは全技等しく1ダメージ(8ダメージで勝利)。 ただ、しゃがみもガードも無いゲームなので、当てやすい正拳突き(6+P or N+P)以外にも、 [[開脚突き>カンチョー]](1+P)で敵の上段を回避しつつ攻撃、旋風脚(7+K)で敵の下段を回避しつつ攻撃、等の使い分けが求められる。 特に棍棒使いは盾を持っているため下段以外が無効だったりする。 またジャンプや大ジャンプは出来るが、ジャンプ攻撃が存在しないので[[飛び道具]]の回避や間合いの調整ぐらいにしか使われない。 -ファミコン・MSX版 >ところは中国、清朝も末期の時代。 >カンフーの達人"李(リー)"は、中国全土で悪行をかさねるチャーハン一族撲滅のため、 >彼らの城である「メンマ」の塔へとしのび込んだ。 >だが、リーの行く手には次々とチャーハン一族の強豪が立ちはばむ。 >棒術使いの"王(ワン)"、火炎術師の"桃(タオ)"、くさり使いの"陳(チン)"、手裏剣使いの女"藍(ラン)"、 >そして謎の男"呉(ウー)"。 >はたして、リーは得意のカンフーでチャーハン一族を倒し、中国に平和を取り戻すことができるだろうか?! |ファミコン版&br()&nicovideo(sm201565)|MSX版&br()&nicovideo(sm1304188)| 何故かアーケードでは最初の敵だった飛行術使い(腰の高さしか浮けないが)がこちらでは最後の敵である (なおアーケード最弱は分身術使い。まぁ分身術と言っても[[後年のつかみ男軍団>トーマス]]より弱く、ぶっちゃけ[[ボーナスステージ]])。 また容量の問題からか敵の数のみならず、主人公の技数も減っている。 #endregion 二人の主人公の関係は不明だが、PS版で「リー・ウーロン」とまとめられたのでやはり同一人物なのかもしれない (まあ、方や格闘大会、方や悪者退治なので、設定上お互いに矛盾は特に無いと思われる)。 //なお、多くのレトロゲーム同様&b(){永久ループでエンディングが存在しない}ため、 //残念ながらAC/家庭用を問わずリー・ウーロン氏の目標は永遠に果たせない。 //まぁアーケード版なら二周目以降は[[タイトル防衛戦>リトル・マック]][[だと思えば問題ないだろう>ポン]]。 //↑で書かれている通りAC版は防衛戦、家庭用は続編のストーリーでチャーハン一族を倒した事が語られているので目的は達成できています。 後に&b(){MSXでのみ}発売された続編『イー・アル・カンフーII イーガー皇帝の逆襲』では、 彼の息子・李英(リー・ヤング/Lee Young)が主人公として活躍し、対人戦プレイが可能になっている。 ただし使えるキャラは、1P側はヤング固定、2P側は序盤の敵3人のうちどれかから選択、と決められている。 この作品では父親のリーは既に亡くなっているが、カートリッジスロットが2つあるMSXの第2スロットに前作を挿す事で、 息子がピンチの際にリーの亡霊が現れ、体力回復用の烏龍茶を落としてくれるという裏ワザが存在した ([[当時のコナミ製MSXゲームに良く在った裏ワザ>Qバート]]で、ヒット作[[パロディウスシリーズ>イーグル佐武]]も、  『グラディウス』と同時に別のコナミゲーを挿すと[[自機>ビックバイパー]]のグラフィックが変わると言う裏ワザが元ネタだとされている)。 余談だが『イーガーコーテー』の元ネタは、スタッフが行きつけだった「餃子の王将」の符丁で「餃子一人前」という意味の中国語だそうな (ただし[[日本人発音>空耳]]なので[[本物の中国人>李典徳]]には通じないらしく、「イーガーグオティエ」の方が近いとか)。 「[[中国語>孫悟空]]で[[餃子はチャオズ>餃子]]では?」と疑問に思う人が居るかもしれないが、 これは日本で言う「ぎょうざ=焼き餃子」を「鍋貼餃子(コーテル・チャウス)」と訳していたから (中国で単に餃子と言ったら日本で言う「水餃子(茹で餃子)」を指し、王将でも調理前の生餃子は「チャウス」と呼んでいる)。 『イーアルカンフー』の方は中国語の「一二三四」である「イー、アル、サン、スー」から。 ニコニコ的にはヒャダイン氏の『イー・アル・カンフーで、ラップ』のネタにされている事で有名だろう。 ゲームボーイアドバンスで発売された『コナミアーケードゲームコレクション』にもアーケードの移植が収録されたが、 こちらは内容がアレンジされており(タイトルも何故か&b(){『イーアールカンフー』}になっている)、まさかの新キャラ追加。 隠しコマンドでブルースの後に女短剣使いビショウと大刀使いクレイマンが登場する(が、あまり強くない)。 さらに、通信プレイで&b(){好きなキャラを選んで対戦可能}と、かなり対戦格ゲーらしく進化している。 ちなみに携帯アプリ版では更に侍の新キャラ・カタナが増えてたりする。 #image(Yie_Ar_Kung-Fu_GBA.png,title=キャラクターセレクト画面。左上がリー・ウーロンさん(美化)、右上が新キャラのビショウ) |全キャラの技紹介&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=FpQBzotKgKM){320,240}| また『セクシーパロディウス』にもファミコン版のリーが[[敵としてゲスト出演している。>ゴエモンインパクト]] もちろん[[BGM]]も『イー・アル・カンフー』のアレンジ。 |8:58辺りから登場&br()&nicovideo(sm99280)| 1993年に登場した『[[マーシャルチャンピオン]]』は元々は『イー・アル・カンフー2』として制作されていたらしく、 メイン主人公である[[陣>陣(マーシャルチャンピオン)]]は&s(){日本人だが}リー(ファミコン版)を思わせる格好をしている。 しかし最終的には一切関係の無い作品となった。 ---- **MUGENにおけるリー・ウーロン MUGENでは、ファミコン版リーとアーケード版ウーロンの両方が存在している。 ***リー #image(Lee.gif,title=いちにのかんふう) #region(NRF氏製作) -&b(){NRF氏製作} [[ライユー]]や[[ダルシムズ]]、[[コンバット越前]]などの製作者であるNRF氏によるリー。 元のゲームの仕様をそのまま持ってきており、それを&b(){強制的に相手にも押し付けるため}現在の格ゲーとは全く違う戦い方となっている。 -[[ステージ]][[BGM]]が鳴らずに原作のBGMが鳴る -攻撃を9回当てると倒せる。&b(){相手も自分も} -攻撃が当たると互いに一瞬無敵になる。&br()[[ウッドマン]]や[[ヒートマン]]などの『[[ロックマン]]』のボス(死門氏製)や[[夫氏>神夫]]の[[マスクドデデデ>デデデ大王]]あたりを想像すると分かりやすいかもしれない -&b(){全技の発生が1[[F>フレーム]]} -でも攻撃[[判定]]がものすっごく小さく、手や足の先にしかない。薄い相手に密着しながら足払いを出すとスカるぐらい小さい -[[壁]]に向かってジャンプすると跳ね返る -接触判定が無いため互いに相手をすり抜ける事が可能 -攻撃で相手の飛び道具をかき消せる -原作の[[スプライト>ドット絵]]をそのまま使っているので[[ムチャクチャ小さい>ちびキャラ]]。ただ、こちらはdefファイルをいじる事によって大きさの変更が可能。&br()1~3倍まで変更する事ができ、3倍で大体[[カンフーマン]]と同程度の大きさになる。 またNRF氏のお遊び要素として&b(){一部[[カラー>カラーパレット]]でまたやらかしている}他、[[ゲージ]]本数が[[ウルトラマグナス]]と同じになっている。 具体的には&color(red){&b(){2,147,483本。}}要はカンストである。 リーはゲージ技がなく、ゲージを貯める事も出来ない上に、前述の仕様があるのでマグナスよりはましかも知れないが…。 元の仕様がシンプルなため分かりにくいが[[AI]]もきちんと搭載されており、小ささと仕様を駆使した戦法は中々強力。 [[人操作>プレイヤー操作]]で同キャラで挑むと[[原作のゲームをやっている>原作再現]]ような感覚に…って[[原作でやれ!!>○○でやれ]] |参考動画&br()&nicovideo(sm14054829)| #endregion #region(crisk氏製作 アレンジ仕様) -&b(){crisk氏製作 アレンジ仕様} 格ゲー風にアレンジされており、操作はカプコン風6ボタン。原作には無かった[[通常投げ]]も持っている。 パンチを連打したり、ドラを蹴って音波で広範囲を攻撃したり、中々楽しいアレンジを多数搭載。 攻撃判定もそれなりに広く、きっちり尖端を当てないと空振りするという事は無い。 技の各モーションが速く鋭く、[[前進しながら弱パンチをタイミング良く出していくと>ダック・キング]][[永久]][[コンボ]]になってしまう。 AIは搭載されていない。 crisk氏のサイトでは大量のイーアルカンフーキャラが製作されており、アーケード版の敵や、ファミコン版の敵、 MSX版の息子リー・ヤングやイーガー皇帝の敵キャラ達なども存在する。 &nicovideo(sm8945882) #endregion ***ウーロン #image(Oolong.gif,title=ハイッ!) #region(=TOCH=氏製作) -&b(){=TOCH=氏製作} こちらはアーケード版を再現したもの。 アーケード版の操作そのままサイズを拡大しており、さらにダッシュとガードを追加。 また、[[飛び道具を持った敵相手に戦う>お覇王]]ため&b(){原作の敵から武器を奪って}手裏剣・扇子・鎖を使用する。 #endregion #region(Brucewayne74氏(TheGianni74氏)製作) -&b(){Brucewayne74氏(TheGianni74氏)製作} #image(oolong_mugen_B2.gif) 手描きのオリジナルドットで作られたウーロン。 操作方法は『[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]』風の6ボタン方式で、必殺技や超必殺技などが新しく作られており、ほぼMUGENオリジナル性能。 登場イントロで[[様々な敵を倒して現れる>バイト]]のだが、何故かそこで流れるBGMが原作のステージ開始ではなくゲームオーバーの曲なのが違和感がある。 なお、同梱されているreadmeを見るに、2010年に製作された(ArcTheLad)氏製のウーロンを改変したものらしい。 &ref(lee_mugen_B.gif)&space(3)&ref(buchu_mugen_B.gif) [[ストライカー]]として同じく描き直されたリーやブチュ、原作そのままの絵の敵キャラ達を呼び出す。 これらのストライカー達は数発の攻撃を受けると倒れてしまう。遠くから飛び道具を撃ち続けてくれるビショウが有力か。 チェーンコンボやエリアルレイヴも可能だが、空中強攻撃が横方向へ吹き飛ばす仕様かつダウンを奪えないので、状況によっては[[反確]]という事も……。 AIは搭載されていない。 |紹介動画&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=ZsHUka9YdYM){320,240}| #endregion |夢の対決:ウーロンVSリー&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=7H4SmwI_9Dg){320,240}| ***出場大会 ****【リー】 #list_by_tagsearch_cache([大会],[リー],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[リー],sort=hiduke,100) } ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[リー],sort=hiduke,100) ****【ウーロン】 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ウーロン],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ウーロン],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ウーロン],sort=hiduke,100) } #co(){ ''未分類大会'' (「リー・ウーロン」でタグを付けてしまったもの) #list_by_tagsearch_cache([大会],[リー・ウーロン],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[リー・ウーロン],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[リー・ウーロン],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //主人公,中国人,半裸,中国拳法,カンフー,茶髪,桃色,青色
#image(Yie_Ar_Kung-Fu_FC_A.jpg,title=真ん中の黒ズボンがリー) 格闘ゲームの開祖的な存在であるコナミのレトロゲーム『イー・アル・カンフー』の主人公で、カンフーの達人。 初代『[[ストリートファイター]]』の方の[[LEE(李)はこちら>李]]。 フルネームは&b(){「リー・ウーロン」}。だが、この名前はPS移植版『コナミ80'sアーケードギャラリー』での&b(){後付け設定}によるもの。 元々、アーケード版では&b(){「[[ウーロン>武龍]][[(Oolong)>ドラゴンボール]]」}という名の白い道着に水色の下穿きの男、 ファミコン版及びMSX版では&b(){「[[リー>リー・パイロン]][[(L>李典徳]][[ee>李香緋]][[)>オディワン・リー]]」}という名の上半身裸でピンク(FC版)か紺(MSX版)の下穿きの男、 と主人公の名前や外見、それどころかストーリー(後述)までも違っており、ゲーム内容も、出現する敵や攻撃方法が異なっていた。 恐らく最も有名なのはファミコン版のリーの方だろう。 ---- **原作『イー・アル・カンフー』について 主人公を操って、様々な武器や体術を使う格闘家達と戦う。 画面に表示される[[体力ゲージ>ライフバー]]の存在や、異種格闘技で1対1で戦う格闘ゲームという点で、現在の対戦格闘のパイオニア的存在。 これが発売されてなかったら『ストリートファイター』も世に出てなかったかもしれない、偉大なゲームである。 ただし、この頃はまだ対人戦プレイは存在しなかった(アーケード版で2人プレイが可能だが「交互にCPU戦をプレイ」というスタイル)。 [[似たタイトル>鏡音リン]][[のボカロ曲>GUMI]]もあるが関係ない。 初出はアーケード版だが、その移植であるファミコン版がブームに乗って広く有名で、原作AC版の存在が霞んでしまった。 アーケード版では11人の敵が登場するが、ファミコン版とMSX版では5人だけとかなりスケールダウンしている。 また、先に述べたとおり主人公の名前がそれぞれ違うのだが、 それだけでなくストーリー自体が違うため戦う敵も別キャラになっている。 #region(各機種のストーリー) #image(Yie_Ar_Kung-Fu_Flyer.jpg,width=300,title=AC版ポスター) -アーケード版 >ウーロンの尊敬する父はカンフーの達人であった。しかし幼い頃、父は遺言を残し世を去った。 >「ウーロンよ、私はカンフーの頂点を極めるため王座杯に挑んだが、無惨にも敗れた。 >おまえの力でこの無念を晴らしてくれ。」 >ウーロンはその言葉を胸にチャー先生の門をたたくのであった。 >厳しく長い修行の末、いよいよその日を迎えようとしている。緊張と興奮の中で11人の強敵が待ちうける。 >ウーロンよ、16の必殺技を駆使し、父の遺言を果たせ。王座をその手でつかむのだ! こちらの対戦相手は、大男&s(){アブドーラ・ザ・ブッチャー}[[ブチュ]]、手裏剣少女スター、ヌンチャク使いヌンチャ、棒術使いポール、 分身使いフィードル、鎖使いチェイン、棍棒使いクラブ、女扇使いファン、中国刀使いソード、トンファー使いトンフン、 そしてウーロンと同じく正統派拳法家の[[ブルース>ブルース・リー]]。 |アーケード版&br()&nicovideo(sm767883)| ストーリーでは16の[[必殺技]]と書かれているが、 現代の格闘ゲームで言うと全部「[[レバー入れ技>特殊技]]」であり、正拳突きや足払いも含まれ、ダメージは全技等しく1ダメージ(8ダメージで勝利)。 ただ、しゃがみもガードも無いゲームなので、当てやすい正拳突き(6+P or N+P)以外にも、 [[開脚突き>カンチョー]](1+P)で敵の上段を回避しつつ攻撃、旋風脚(7+K)で敵の下段を回避しつつ攻撃、等の使い分けが求められる。 特に棍棒使いは盾を持っているため下段以外が無効だったりする。 またジャンプや大ジャンプは出来るが、ジャンプ攻撃が存在しないので[[飛び道具]]の回避や間合いの調整ぐらいにしか使われない。 -ファミコン・MSX版 >ところは中国、清朝も末期の時代。 >カンフーの達人"李(リー)"は、中国全土で悪行をかさねるチャーハン一族撲滅のため、 >彼らの城である「メンマ」の塔へとしのび込んだ。 >だが、リーの行く手には次々とチャーハン一族の強豪が立ちはばむ。 >棒術使いの"王(ワン)"、火炎術師の"桃(タオ)"、くさり使いの"陳(チン)"、手裏剣使いの女"藍(ラン)"、 >そして謎の男"呉(ウー)"。 >はたして、リーは得意のカンフーでチャーハン一族を倒し、中国に平和を取り戻すことができるだろうか?! |ファミコン版&br()&nicovideo(sm201565)|MSX版&br()&nicovideo(sm1304188)| 何故かアーケードでは最初の敵だった飛行術使い(腰の高さしか浮けないが)がこちらでは最後の敵である (なおアーケード最弱は分身術使い。まぁ分身術と言っても[[後年のつかみ男軍団>トーマス]]より弱く、ぶっちゃけ[[ボーナスステージ]])。 また容量の問題からか敵の数のみならず、主人公の技数も減っている。 #endregion 二人の主人公の関係は不明だが、PS版で「リー・ウーロン」とまとめられたのでやはり同一人物なのかもしれない (まあ、方や格闘大会、方や悪者退治なので、設定上お互いに矛盾は特に無いと思われる)。 //なお、多くのレトロゲーム同様&b(){永久ループでエンディングが存在しない}ため、 //残念ながらAC/家庭用を問わずリー・ウーロン氏の目標は永遠に果たせない。 //まぁアーケード版なら二周目以降は[[タイトル防衛戦>リトル・マック]][[だと思えば問題ないだろう>ポン]]。 //↑で書かれている通りAC版は防衛戦、家庭用は続編のストーリーでチャーハン一族を倒した事が語られているので目的は達成できています。 後に&b(){MSXでのみ}発売された続編『イー・アル・カンフーII イーガー皇帝の逆襲』では、 彼の息子・李英(リー・ヤング/Lee Young)が主人公として活躍し、対人戦プレイが可能になっている。 ただし使えるキャラは、1P側はヤング固定、2P側は序盤の敵3人のうちどれかから選択、と決められている。 この作品では父親のリーは既に亡くなっているが、カートリッジスロットが2つあるMSXの第2スロットに前作を挿す事で、 息子がピンチの際にリーの亡霊が現れ、体力回復用の烏龍茶を落としてくれるという裏ワザが存在した ([[当時のコナミ製MSXゲームに良く見られる裏ワザ>Qバート]]で、ヒット作『[[パロディウス>イーグル佐武]]』シリーズも、  『グラディウス』と同時に別のコナミゲーを挿すと[[自機>ビックバイパー]]のグラフィックが変わると言う裏ワザが元ネタだとされている)。 余談だが『イーガーコーテー』の元ネタは、スタッフが行きつけだった「餃子の王将」の符丁で「餃子一人前」という意味の中国語だそうな (ただし[[日本人発音>空耳]]なので[[本物の中国人>李典徳]]には通じないらしく、「イーガーグオティエ」の方が近いとか)。 「[[中国語>孫悟空]]で[[餃子はチャオズ>餃子]]では?」と疑問に思う人が居るかもしれないが、 これは日本で言う「ぎょうざ=焼き餃子」を「鍋貼餃子(コーテル・チャウス)」と訳していたから (中国で単に餃子と言ったら日本で言う「水餃子(茹で餃子)」を指し、王将でも調理前の生餃子は「チャウス」と呼んでいる)。 『イーアルカンフー』の方は中国語の「一二三四」である「イー、アル、サン、スー」から。 ニコニコ的にはヒャダイン氏の『イー・アル・カンフーで、ラップ』のネタにされている事で有名だろう。 ゲームボーイアドバンスで発売された『コナミアーケードゲームコレクション』にもアーケードの移植が収録されたが、 こちらは内容がアレンジされており(タイトルも何故か&b(){『イーアールカンフー』}になっている)、まさかの新キャラ追加。 隠しコマンドでブルースの後に女短剣使いビショウと大刀使いクレイマンが登場する(が、あまり強くない)。 さらに、通信プレイで&b(){好きなキャラを選んで対戦可能}と、かなり対戦格ゲーらしく進化している。 ちなみに携帯アプリ版では更に侍の新キャラ・カタナが増えてたりする。 #image(Yie_Ar_Kung-Fu_GBA.png,title=キャラクターセレクト画面。左上がリー・ウーロンさん(美化)、右上が新キャラのビショウ) |全キャラの技紹介&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=FpQBzotKgKM){320,240}| また『セクシーパロディウス』にもファミコン版のリーが[[敵としてゲスト出演している。>ゴエモンインパクト]] もちろん[[BGM]]も『イー・アル・カンフー』のアレンジ。 |8:58辺りから登場&br()&nicovideo(sm99280)| 1993年に登場した『[[マーシャルチャンピオン]]』は元々は『イー・アル・カンフー2』として制作されていたらしく、 メイン主人公である[[陣>陣(マーシャルチャンピオン)]]は&s(){日本人だが}リー(ファミコン版)を思わせる格好をしている。 しかし最終的には一切関係の無い作品となった。 ---- **MUGENにおけるリー・ウーロン MUGENでは、ファミコン版リーとアーケード版ウーロンの両方が存在している。 ***リー #image(Lee.gif,title=いちにのかんふう) #region(NRF氏製作) -&b(){NRF氏製作} [[ライユー]]や[[ダルシムズ]]、[[コンバット越前]]などの製作者であるNRF氏によるリー。 元のゲームの仕様をそのまま持ってきており、それを&b(){強制的に相手にも押し付けるため}現在の格ゲーとは全く違う戦い方となっている。 -[[ステージ]][[BGM]]が鳴らずに原作のBGMが鳴る -攻撃を9回当てると倒せる。&b(){相手も自分も} -攻撃が当たると互いに一瞬無敵になる。&br()[[ウッドマン]]や[[ヒートマン]]などの『[[ロックマン]]』のボス(死門氏製)や[[夫氏>神夫]]の[[マスクドデデデ>デデデ大王]]あたりを想像すると分かりやすいかもしれない -&b(){全技の発生が1[[F>フレーム]]} -でも攻撃[[判定]]がものすっごく小さく、手や足の先にしかない。薄い相手に密着しながら足払いを出すとスカるぐらい小さい -[[壁]]に向かってジャンプすると跳ね返る -接触判定が無いため互いに相手をすり抜ける事が可能 -攻撃で相手の飛び道具をかき消せる -原作の[[スプライト>ドット絵]]をそのまま使っているので[[ムチャクチャ小さい>ちびキャラ]]。ただ、こちらはdefファイルをいじる事によって大きさの変更が可能。&br()1~3倍まで変更する事ができ、3倍で大体[[カンフーマン]]と同程度の大きさになる。 またNRF氏のお遊び要素として&b(){一部[[カラー>カラーパレット]]でまたやらかしている}他、[[ゲージ]]本数が[[ウルトラマグナス]]と同じになっている。 具体的には&color(red){&b(){2,147,483本。}}要はカンストである。 リーはゲージ技がなく、ゲージを貯める事も出来ない上に、前述の仕様があるのでマグナスよりはましかも知れないが…。 元の仕様がシンプルなため分かりにくいが[[AI]]もきちんと搭載されており、小ささと仕様を駆使した戦法は中々強力。 [[人操作>プレイヤー操作]]で同キャラで挑むと[[原作のゲームをやっている>原作再現]]ような感覚に…って[[原作でやれ!!>○○でやれ]] |参考動画&br()&nicovideo(sm14054829)| #endregion #region(crisk氏製作 アレンジ仕様) -&b(){crisk氏製作 アレンジ仕様} 格ゲー風にアレンジされており、操作はカプコン風6ボタン。原作には無かった[[通常投げ]]も持っている。 パンチを連打したり、ドラを蹴って音波で広範囲を攻撃したり、中々楽しいアレンジを多数搭載。 攻撃判定もそれなりに広く、きっちり尖端を当てないと空振りするという事は無い。 技の各モーションが速く鋭く、[[前進しながら弱パンチをタイミング良く出していくと>ダック・キング]][[永久]][[コンボ]]になってしまう。 AIは搭載されていない。 crisk氏のサイトでは大量のイーアルカンフーキャラが製作されており、アーケード版の敵や、ファミコン版の敵、 MSX版の息子リー・ヤングやイーガー皇帝の敵キャラ達なども存在する。 &nicovideo(sm8945882) #endregion ***ウーロン #image(Oolong.gif,title=ハイッ!) #region(=TOCH=氏製作) -&b(){=TOCH=氏製作} こちらはアーケード版を再現したもの。 アーケード版の操作そのままサイズを拡大しており、さらにダッシュとガードを追加。 また、[[飛び道具を持った敵相手に戦う>お覇王]]ため&b(){原作の敵から武器を奪って}手裏剣・扇子・鎖を使用する。 #endregion #region(Brucewayne74氏(TheGianni74氏)製作) -&b(){Brucewayne74氏(TheGianni74氏)製作} #image(oolong_mugen_B2.gif) 手描きのオリジナルドットで作られたウーロン。 操作方法は『[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]』風の6ボタン方式で、必殺技や超必殺技などが新しく作られており、ほぼMUGENオリジナル性能。 登場イントロで[[様々な敵を倒して現れる>バイト]]のだが、何故かそこで流れるBGMが原作のステージ開始ではなくゲームオーバーの曲なのが違和感がある。 なお、同梱されているreadmeを見るに、2010年に製作された(ArcTheLad)氏製のウーロンを改変したものらしい。 &ref(lee_mugen_B.gif)&space(3)&ref(buchu_mugen_B.gif) [[ストライカー]]として同じく描き直されたリーやブチュ、原作そのままの絵の敵キャラ達を呼び出す。 これらのストライカー達は数発の攻撃を受けると倒れてしまう。遠くから飛び道具を撃ち続けてくれるビショウが有力か。 チェーンコンボやエリアルレイヴも可能だが、空中強攻撃が横方向へ吹き飛ばす仕様かつダウンを奪えないので、状況によっては[[反確]]という事も……。 AIは搭載されていない。 |紹介動画&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=ZsHUka9YdYM){320,240}| #endregion |夢の対決:ウーロンVSリー&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=7H4SmwI_9Dg){320,240}| ***出場大会 ****【リー】 #list_by_tagsearch_cache([大会],[リー],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[リー],sort=hiduke,100) } ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[リー],sort=hiduke,100) ****【ウーロン】 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ウーロン],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ウーロン],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ウーロン],sort=hiduke,100) } #co(){ ''未分類大会'' (「リー・ウーロン」でタグを付けてしまったもの) #list_by_tagsearch_cache([大会],[リー・ウーロン],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[リー・ウーロン],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[リー・ウーロン],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //主人公,中国人,半裸,中国拳法,カンフー,茶髪,桃色,青色

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