ピッコロ大魔王

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#image(ff5d1935.jpg,width=300,title=彼の登場を機に『DB』の作風はシリアスになっていく) &font(20,b,i,green){「私は武道家を見るとつい殺したくなるのだ。} &font(20,b,i,green){ お前のようなアリのフン程のクソガキでもだ」} #region(担当声優) :[[青野武>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:青野武|]]|『元祖』『偉大なる孫悟空伝説』『アドバンスアドベンチャー』『超ドラゴンボールZ』 『Sparking!』シリーズ、『天下一大冒険』、『ヒーローズ』シリーズ(ゴッドミッション3弾まで) :[[古川登志夫>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:古川登志夫|]]|『ドラゴンボールZ3』 :[[島田敏>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:島田敏|]]|『ヒーローズ』シリーズ(ゴッドミッション4弾以降)、『超究極武闘伝』『フュージョンズ』『KAKAROT』 :[[大塚芳忠>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:大塚芳忠|]]|『EVOLUTION』(日本語吹替) 古川氏が起用された理由については後述する。 #endregion 鳥山明氏の大ヒット漫画『[[ドラゴンボール]]』に登場した名悪役キャラクター。 作中「ピッコロ」と呼ばれる存在は2人いるが、大魔王が付く場合は初代ピッコロ大魔王を指すことが殆どである。 レッドリボン軍、[[桃白白]]、[[鶴仙>天津飯]]人といった、[[どこかおちゃらけた>ギニュー]]所があったこれまでの敵とは違う[[徹底した悪役>クウラ]]であり その一線を画した存在感で読者に衝撃を与えた。後の[[フリーザ]]並と言っても差し支えないだろう。&s(){そのフリーザもセル編以降からおちゃらけてきたが} その正体は、「カタッツ」という名のナメック星人の息子である。 #region(詳細) ある時ナメック星で異常気象が起こり、カタッツは後を追うと約束して息子を宇宙船で逃がすが、 結局異常気象によって死んでしまい、それを果たすことはできなかった。 息子は地球に降り立った際に記憶の大部分を失っており、地球人として暮らしていくことになる。 やがて神となるために先代の神のもとで修行を始めるが、そのためには邪悪な心を取り除く必要があったため、 地球人に触れたことで生じたわずかな悪の心を分離させたのだが、それが「ピッコロ大魔王」として[[実体化してしまった>白レン]]のである。 神と大魔王の姿は瓜二つであるだけでなく生命も繋がっており、片方が死ねばもう一方も死んでしまう (悟空が大魔王を倒した際は死の直前に卵が残されたため、神も無事だった)。 #endregion ある日突然この世に現れ世界征服を企み、どんな武道家でも敵わない絶対的な力で地上の人間達を恐怖に陥れたが、 [[亀仙人]]と鶴仙人の師匠、武泰斗(むたいと)の秘術・魔封波で電子ジャーに封印され、[[海底深くに>DIO]]沈められた。 だが長い年月を経て、ピラフ一味の手により老いた姿で復活。 再び自分を封印しようとする者が現れることを恐れたピッコロ大魔王は部下のタンバリンに多くの武道家を殺害させ (殺された者には[[クリリン]]も含まれているのだが、タンバリンの声優は奇しくもフリーザと同じ中尾隆聖氏である)、 同時に全盛期の力を取り戻すべくドラゴンボールを集め始める。 そしてドラゴンボールを全て集め若返った彼は、ドラゴンボールの願いで自分が消されないように神龍をも殺害。 キングキャッスルを陥落させ国王の座を乗っ取ったが、そんな彼の前に超神水で潜在能力を引き出した[[孫悟空]]が現れる。 激しい戦いの末に悟空は両足と左腕を使えない程のダメージを負わされてしまったが、 残った右手に全パワーを込めた一撃で遂にピッコロ大魔王を倒す。 今際の際に大魔王は自分の全てを記憶させた卵を口から産み落とし、悪の根を絶やしてはならないと言い残し、爆死した。 …この卵から生まれたのが「マジュニア」であり、やがては「Z戦士」にその名を連ねる[[ピッコロ]]である。 &font(20,b,i,green){「わが子よ…いつの日か 父の恨みをはらしてくれ……!} &font(20,b,i,green){ 悪の根をたやしてはならんぞ…」} もはや言うまでもないが、&b(){その息子は思いっきり悪の根を絶やすのであった。} それどころか[[怨敵の息子>孫悟飯]]を弟子にして、強い絆で結ばれていった。大魔王は泣いても良い。&link_anchor(*1){*1} 更に追い打ちをかけるように原作で5月9日を『ピッコロ記念日』として盛大に祝おうという法律を設けようとしたのだが、 5月9日は悟(5)空(9)の日とも読めてしまったため、公式からも悟空の記念日にされてしまい抹消されてしまった。大魔王はほんと泣いて良い。 一応ドラゴンボールオフィシャルサイトでは、2023年に「ピッコロ コレクション」略して「ピッコレ」と称し、息子の方の名場面人気投票企画を行っている。 戦闘力はまさしくドラゴンボール・悟空少年編のラスボスに相応しい凄まじい力を持つ。 第22回天下一武道会で天津飯達鶴仙流が見せ圧倒的アドバンテージを誇ってた空を飛ぶ技・武空術は当然の如く標準装備。 復活時は老齢+封印の鈍りで力が下がっていたが、それでも悟空を一方的に打ち負かすほどの実力を誇った。 神龍の力で若返った際は更にパワーアップ。一都市を一撃で消し去るほどの力を持っている。 &s(){そんなに凄く感じないって?この後のインフレが酷過ぎたんだよ!} …戦闘力自体は&b(){ナメック星の戦闘型でない若者の約12分の1程度しかない}とか言うのは秘密だ。 また、オリジナルである神様に実力が劣るのは言うまでもない(現に神様は、大魔王を倒した悟空を指一本で弾き飛ばしている)。 後付ではあるものの、暗黒魔界の王である[[ダーブラ]]と比べれば、その力の差は天と地というレベルでは済まされない程に開いている。 …井の中の蛙状態の大魔王はマジ泣いても良い。インフレって怖ぇ……。 擁護すると、「老界王神がその善人ぶりを認めるほど善人がデフォルトのナメック星人という種族の、一個人が追い出したほんのちょびっとの悪」 がピッコロという存在であるため、この戦闘力の差は致し方ない…というより寧ろ凄い方なのかもしれない。 人造人間編で超サイヤ人に劣るマジュニアとそれより遥かに劣る神様が同化したら人造人間と肉薄する実力を得たことを見ると、 元の「カタッツの息子」がいかに凄まじい強さだったかが窺えるというものである。 ゲーム「舞空闘劇」のピッコロ(マジュニア)Ifストーリーでは、魔人ブウに対抗するために父であるピッコロ大魔王を蘇らせ同化するという展開もある。 //ちなみにナメック星の最長老やその付き人のネイルは「分離さえしなければ相当な実力を持っており、超サイヤ人でないサイヤ人相手なら負けることはまずない」と評している。 //上記のはマジュニアへの評であるためカット。 //「おそらく~かもしれない」では、単なる個人的な考察なのでは?それに、この文章を入れると、ピッコロ大魔王の方が弱い理由は「神様がオリジナルだから」なのか、「悪の心が大きくなかったから」なのか、どちらなのか分からなくなってしまいます。 //「戦闘型で無い若者に劣る」ことを「大魔王は戦闘タイプじゃなかったからしょうがない」というのは、文意がおかしくなってしまいます。 //悪の心云々は戦闘力のことと考えればいいのかな、自然になるように書き換えてみた。 爆裂魔光砲・爆力魔波等の技を使用。魔族の技の名前は「魔」が入る漢字で構成されており、 これはマジュニアやその弟子・悟飯に受け継がれている。 #region(ゲーム作品での活躍) FC、SFC時代の作品では強力なボスキャラクターとして登場。 FC時代は『大魔王復活』から登場。ラスボスらしい強さで存在感をしっかりと示している。 続く『ドラゴンボール3』では特殊コマンドで隠しボスに「アラレちゃん」と「ラディッツ」が桁違いの強さで出てくるものの、 あくまでもストーリーはピッコロ大魔王編までで、ラスボスとしての威厳は保っていた。 SFC時代の『超悟空伝突撃編』では強制負けイベントに加え、超神水を飲まずに戦うなどの選択肢などイベント面でも優遇されており、 最後の撃破ムービーは前世代機では考えられない力の入り様で、少年編の集大成とも言える出来上がりであった。 FC・SFCではここで少年編は役目を終えて、ゲームの基礎も『ドラゴンボールZ』へと移っていった (『超悟空伝突撃編』もタイトルこそ『ドラゴンボールZ』となっているが、内容は原作コミック1~13巻基準)。 その後PS・SSの時代では『ドラゴンボールZ』や『GT』のゲームのみで、無印からは少年悟空と亀仙人のゲスト参戦に留まり、 長らくゲームではピッコロ大魔王不在の時代が続いた (一応携帯機ではWSCの『ドラゴンボール』やGBAの『アドバンスアドベンチャー』といった悟空が少年時代のゲームもいくつか出ていた)。 時は流れ、PS2用ソフト『ドラゴンボールZ3』でピッコロの[[隠しコスチューム>カラーパレット]]として格闘ゲームに初登場したものの、 あくまでもコスチューム違いでありピッコロ大魔王本人ではない。 そのため技構成やボイスはピッコロのままで、掛け合いもピッコロとして話している(気弾は紫色に変更されている他、体格が異なる)。 そして遂に『Sparking!』シリーズ2作目『NEO』のWii版追加キャラとして本格的に登場し(この時は[[隠しキャラ]]だったため掛け合いなどは無かった)、 3作目『METEOR』ではPS2版含めて正式参戦した。 息子のマジュニアには対戦前の掛け合いで、同化して世界を征服しようと持ちかけるが、 マジュニアの方は「俺は俺でいたい、同化するのは御免だ」と拒否している。 別の作品では「人格は自分がベースであること」を条件として提示したこともあった。 また、ネイルやスラッグ相手の[[専用台詞>特殊イントロ]]も存在する(ネイルとスラッグ側も対同族用の台詞あり)。 &nicovideo(sm9374149) また、『ドラゴンボールヒーローズ』では隠しボス並びに隠し最上級レアカードとして電撃参戦。 アビリティの関係上序盤で圧倒的なパワーを発揮するカードになっている。 後に老いたバージョンも参戦した。 家庭用の『スーパードラゴンボールヒーローズワールドミッション』では本来の歴史とは異なるピッコロ大魔王も登場している。 #endregion #region(実写映画?何のことかな?) もはや伝説となっているハリウッドによる実写映画「ドラゴンボールエボリューション」ではジェームズ・マスターズ氏が演じた。 吹替の大塚氏共々、シリアスな雰囲気漂う好演で、中々にハマリ役である。……&b(){演技だけは}。 -物語冒頭&b(){「大猿と共に2000年前地球にやって来て大暴れし、マフーバで封印された」}という原作からあまりに乖離した設定が語られ、&br()原作ファンを困惑させる。 -その後&b(){一切の説明無く}唐突に復活する。このピッコロ復活の経緯は本気で一切説明されない。 -&b(){部下がマイたった一人だけ}。何故元々ピラフの部下である彼女を……。 -序盤に孫悟飯を家ごとバラバラに砕く超パワーを発揮したにも拘らず、ラストの悟空との戦いでは&b(){明らかにパワーダウンしている}。 -ラストシーンでは殺されたはずのピッコロが謎の女性に助けられている描写があり、&b(){明らかにハリウッドにありがちな続編前提の終わり方}。&br()&s(){布団で寝る大魔王って一体…}&br()当然のごとく続編の企画は&b(){完全にボツになった}が。 ……映画の尺に納めなければならない事情はあったとはいえ、色々端折りすぎな上原作未読者でも容易に突っ込めるツッコミ所だらけである。 まぁ別にピッコロだけが酷いわけではないが。強いて言えば&b(){映画全体が満遍なく酷い}。 &s(){そのような惨状のためか、『[[神と神>ビルス]]』以降の作品では鳥山氏が直接スタッフとして制作に携わるようになったとも言われている} &nicovideo(sm17494788) ゲーム版ではオリジナルキャラクターとして強化版の「ネオピッコロ」が登場している。 余談だが、演者のジェームズ氏は、後に英語版の『ドラゴンボール超』で&b(){同じく緑肌の悪役である}[[ザマス>ゴクウブラック]]の声を担当している。 #endregion ---- **MUGENにおけるピッコロ大魔王 #image(daimao.gif,,title=人間の行き着けるレベルはこんなものだ) ドラゴンボールキャラでお馴染みの超神氏のものが公開された。ドットは[[息子>ピッコロ]]を改変した9割手描きキャラ。 基本的に技は似ているが、こちらは[[部下の魔族を呼び出したり>ストライカー]]、 ピッコロでは追加入力が必要だった技がそうではなくなっているなど、異なる部分もかなり多い。 あと何故か後ろに&s(){バラモス}ピアノがいる。19号みたいに援護攻撃してくれるわけでもないし[[チャンプル>真鏡名ミナ]]のように煩くもない、&b(){単にいるだけ}である。 大魔王が吹っ飛ばされている後ろにこいつがいると、勝手に巻き込まれて吹っ飛んでいく。[[なんなんだアンタ]]…。 「ダーレガツツイタ」で呼べるちっちゃいタンバリンとドラムがこのキャラ最大の特徴。 こいつらとの同時攻撃による固めが非常に強力で、[[ガーキャン>ガードキャンセル]]持ちでないとほぼハメ状態になる。 もっとも2、3発くらうとやられてしまうので、過度のバランスブレイカーというわけではない。 地上ではリーチも[[判定]]も強い技ばかり、連続技も豊富なので強いが、 身長250cmだけあって食らい判定がでかい、どの技も隙が大きく、切り返しに使える技が少ないといった弱点がある。 いつ手下を呼び出せるかが勝利の決め手と言えるだろう。 #region(超必殺技解説) - 爆力魔波 超神氏の他のキャラも持つ多段ヒットする飛び道具。 使いやすいが、かめはめ波やギャリック砲のように画面端まで届かない。空中コンボの締めにはこれがいいかもしれない。 - 爆裂究極拳 外見は[[フウマ]]のそれ。しかし昇り中にヒットし、爆発の範囲もでかいのでこっちの方が優秀。 - 魔族覚醒乱舞 タンバリンとドラム+魔族2匹を呼び出す乱舞。 超神氏の他のキャラの乱舞と違うのは、最初の特攻を大魔王本人ではなく魔族がすること。 飛び道具として[[ぶっぱ]]もできる。この技を発動すると、呼び出しておいたタンバリンとドラムはいなくなってしまう。 #endregion ikuiku氏や副島乱氏による外部[[AI]]や、D20Watt氏による改変パッチが公開されている。 |ikuiku氏AI&br()&nicovideo(sm22117073)|副島乱氏AI&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=v1HuUvUhQo0){340,185}| ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ピッコロ大魔王],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ピッコロ大魔王],sort=hiduke,100) } ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ピッコロ大魔王],sort=hiduke,100) //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 悟飯との交流がピッコロとの関係を呉越同舟から頼りになる仲間へと昇華させたのは紛れもない事実であり、 当初のピッコロが父の仇である悟空の殺害と世界征服を目論んでいたのは確かなのだが、 肝心の悟空抹殺のやり方が、 &b(){「偽名を用意した上で天下一武道会に選手登録して予選を勝ち抜いて悟空と戦う」} というなんとも律儀かつ正々堂々としたものであり、 その時点で何のためらいもなく約束破りや人質行為を行うピッコロ大魔王とはかなり異なる言動をしていた。 そのため悟飯は前々から悟空に「生まれ変わったピッコロは前のようなむちゃくちゃ悪い人じゃない」と教えられていた他、 当のピッコロも厳しい修行を付けられることになって怯える悟飯に対し、 「恨むんならてめえの運命を恨むんだな…&b(){この俺のように……}」 と自分に押し付けられた運命を恨んでいることをぽろっと漏らしている。 つまり真面目な息子だった故に父から与えられた運命を背負おうとはしていたものの、 真面目な息子だった故に最初から父のような悪の道はあまり向いていなかったようだ。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:青野武|,|CV:古川登志夫|,|CV:島田敏|,|CV:大塚芳忠|,ドラゴンボール,悪役,隠しキャラ,ラスボス,ボスキャラ,魔王,超能力者,緑色
#image(ff5d1935.jpg,width=300,title=彼の登場を機に『DB』の作風はシリアスになっていく) &font(20,b,i,green){「私は武道家を見るとつい殺したくなるのだ。} &font(20,b,i,green){ お前のようなアリのフン程のクソガキでもだ」} #region(担当声優) :[[青野武>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:青野武|]]|『元祖』『偉大なる孫悟空伝説』『アドバンスアドベンチャー』『超ドラゴンボールZ』 『Sparking!』シリーズ、『天下一大冒険』、『ヒーローズ』シリーズ(ゴッドミッション3弾まで) :[[古川登志夫>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:古川登志夫|]]|『ドラゴンボールZ3』 :[[島田敏>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:島田敏|]]|『ヒーローズ』シリーズ(ゴッドミッション4弾以降)、『超究極武闘伝』『フュージョンズ』『KAKAROT』 :[[大塚芳忠>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:大塚芳忠|]]|『EVOLUTION』(日本語吹替) 古川氏が起用された理由については後述する。 #endregion 鳥山明氏の大ヒット漫画『[[ドラゴンボール]]』に登場した名悪役キャラクター。 作中「ピッコロ」と呼ばれる存在は2人いるが、大魔王が付く場合は初代ピッコロ大魔王を指す事が殆どである。 レッドリボン軍、[[桃白白]]、[[鶴仙>天津飯]]人といった、[[どこかおちゃらけた>ギニュー]]所があったこれまでの敵とは違う[[徹底した悪役>クウラ]]であり その一線を画した存在感で読者に衝撃を与えた。後の[[フリーザ]]並と言っても差し支えないだろう。&s(){そのフリーザもセル編以降からおちゃらけてきたが} その正体は、「カタッツ」という名のナメック星人の息子である。 #region(詳細) ある時ナメック星で異常気象が起こり、カタッツは後を追うと約束して息子を宇宙船で逃がすが、 結局異常気象によって死んでしまい、それを果たす事はできなかった。 息子は地球に降り立った際に記憶の大部分を失っており、地球人として暮らしていく事になる。 やがて神となるために先代の神のもとで修行を始めるが、そのためには邪悪な心を取り除く必要があったため、 地球人に触れた事で生じたわずかな悪の心を分離させたのだが、それが「ピッコロ大魔王」として[[実体化してしまった>白レン]]のである。 神と大魔王の姿は瓜二つであるだけでなく生命も繋がっており、片方が死ねばもう一方も死んでしまう (悟空が大魔王を倒した際は死の直前に卵が残されたため、神も無事だった)。 #endregion ある日突然この世に現れ世界征服を企み、どんな武道家でも敵わない絶対的な力で地上の人間達を恐怖に陥れたが、 [[亀仙人]]と鶴仙人の師匠、武泰斗(むたいと)の秘術・魔封波で電子ジャーに封印され、[[海底深くに>DIO]]沈められた。 だが長い年月を経て、ピラフ一味の手により老いた姿で復活。 再び自分を封印しようとする者が現れる事を恐れたピッコロ大魔王は部下のタンバリンに多くの武道家を殺害させ (殺された者には[[クリリン]]も含まれているのだが、タンバリンの声優は奇しくもフリーザと同じ中尾隆聖氏である)、 同時に全盛期の力を取り戻すべくドラゴンボールを集め始める。 そしてドラゴンボールを全て集め若返った彼は、ドラゴンボールの願いで自分が消されないように神龍をも殺害。 キングキャッスルを陥落させ国王の座を乗っ取ったが、そんな彼の前に超神水で潜在能力を引き出した[[孫悟空]]が現れる。 激しい戦いの末に悟空は両足と左腕を使えない程のダメージを負わされてしまったが、 残った右手に全パワーを込めた一撃で遂にピッコロ大魔王を倒す。 今際の際に大魔王は自分の全てを記憶させた卵を口から産み落とし、悪の根を絶やしてはならないと言い残し、爆死した。 …この卵から生まれたのが「マジュニア」であり、やがては「Z戦士」にその名を連ねる[[ピッコロ]]である。 &font(20,b,i,green){「わが子よ…いつの日か 父の恨みをはらしてくれ……!} &font(20,b,i,green){ 悪の根をたやしてはならんぞ…」} もはや言うまでもないが、&b(){その息子は思いっきり悪の根を絶やすのであった。} それどころか[[怨敵の息子>孫悟飯]]を弟子にして、強い絆で結ばれていった。大魔王は泣いても良い。&link_anchor(*1){*1} 更に追い打ちをかけるように原作で5月9日を『ピッコロ記念日』として盛大に祝おうという法律を設けようとしたのだが、 5月9日は悟(5)空(9)の日とも読めてしまったため、公式からも悟空の記念日にされてしまい抹消されてしまった。大魔王はほんと泣いて良い。 一応ドラゴンボールオフィシャルサイトでは、2023年に「ピッコロ コレクション」略して「ピッコレ」と称し、息子の方の名場面人気投票企画を行っている。 戦闘力はまさしくドラゴンボール・悟空少年編のラスボスに相応しい凄まじい力を持つ。 第22回天下一武道会で天津飯達鶴仙流が見せ圧倒的アドバンテージを誇ってた空を飛ぶ技・武空術は当然の如く標準装備。 復活時は老齢+封印の鈍りで力が下がっていたが、それでも悟空を一方的に打ち負かすほどの実力を誇った。 神龍の力で若返った際は更にパワーアップ。一都市を一撃で消し去るほどの力を持っている。 &s(){そんなに凄く感じないって?この後のインフレが酷過ぎたんだよ!} …戦闘力自体は&b(){ナメック星の戦闘型でない若者の約12分の1程度しかない}とか言うのは秘密だ。 また、オリジナルである神様に実力が劣るのは言うまでもない(現に神様は、大魔王を倒した悟空を指一本で弾き飛ばしている)。 後付ではあるものの、暗黒魔界の王である[[ダーブラ]]と比べれば、その力の差は天と地というレベルでは済まされない程に開いている。 …井の中の蛙状態の大魔王はマジ泣いても良い。インフレって怖ぇ……。 擁護すると、「老界王神がその善人ぶりを認めるほど善人がデフォルトのナメック星人という種族の、一個人が追い出したほんのちょびっとの悪」 がピッコロという存在であるため、この戦闘力の差は致し方ない…というより寧ろ凄い方なのかもしれない。 人造人間編で超サイヤ人に劣るマジュニアとそれより遥かに劣る神様が同化したら人造人間と肉薄する実力を得た事を見ると、 元の「カタッツの息子」がいかに凄まじい強さだったかが窺えるというものである。 ゲーム「舞空闘劇」のピッコロ(マジュニア)Ifストーリーでは、魔人ブウに対抗するために父であるピッコロ大魔王を蘇らせ同化するという展開もある。 //ちなみにナメック星の最長老やその付き人のネイルは「分離さえしなければ相当な実力を持っており、超サイヤ人でないサイヤ人相手なら負けることはまずない」と評している。 //上記のはマジュニアへの評であるためカット。 //「おそらく~かもしれない」では、単なる個人的な考察なのでは?それに、この文章を入れると、ピッコロ大魔王の方が弱い理由は「神様がオリジナルだから」なのか、「悪の心が大きくなかったから」なのか、どちらなのか分からなくなってしまいます。 //「戦闘型で無い若者に劣る」ことを「大魔王は戦闘タイプじゃなかったからしょうがない」というのは、文意がおかしくなってしまいます。 //悪の心云々は戦闘力のことと考えればいいのかな、自然になるように書き換えてみた。 爆裂魔光砲・爆力魔波等の技を使用。魔族の技の名前は「魔」が入る漢字で構成されており、 これはマジュニアやその弟子・悟飯に受け継がれている。 #region(ゲーム作品での活躍) FC、SFC時代の作品では強力なボスキャラクターとして登場。 FC時代は『大魔王復活』から登場。ラスボスらしい強さで存在感をしっかりと示している。 続く『ドラゴンボール3』では特殊コマンドで隠しボスに「アラレちゃん」と「ラディッツ」が桁違いの強さで出てくるものの、 あくまでもストーリーはピッコロ大魔王編までで、ラスボスとしての威厳は保っていた。 SFC時代の『超悟空伝突撃編』では強制負けイベントに加え、超神水を飲まずに戦うなどの選択肢などイベント面でも優遇されており、 最後の撃破ムービーは前世代機では考えられない力の入り様で、少年編の集大成とも言える出来上がりであった。 FC・SFCではここで少年編は役目を終えて、ゲームの基礎も『ドラゴンボールZ』へと移っていった (『超悟空伝突撃編』もタイトルこそ『ドラゴンボールZ』となっているが、内容は原作コミック1~13巻基準)。 その後PS・SSの時代では『ドラゴンボールZ』や『GT』のゲームのみで、無印からは少年悟空と亀仙人のゲスト参戦に留まり、 長らくゲームではピッコロ大魔王不在の時代が続いた (一応携帯機ではWSCの『ドラゴンボール』やGBAの『アドバンスアドベンチャー』といった悟空が少年時代のゲームもいくつか出ていた)。 時は流れ、PS2用ソフト『ドラゴンボールZ3』でピッコロの[[隠しコスチューム>カラーパレット]]として格闘ゲームに初登場したものの、 あくまでもコスチューム違いでありピッコロ大魔王本人ではない。 そのため技構成やボイスはピッコロのままで、掛け合いもピッコロとして話している(気弾は紫色に変更されている他、体格が異なる)。 そして遂に『Sparking!』シリーズ2作目『NEO』のWii版追加キャラとして本格的に登場し(この時は[[隠しキャラ]]だったため掛け合いなどは無かった)、 3作目『METEOR』ではPS2版含めて正式参戦した。 息子のマジュニアには対戦前の掛け合いで、同化して世界を征服しようと持ちかけるが、 マジュニアの方は「俺は俺でいたい、同化するのは御免だ」と拒否している。 別の作品では「人格は自分がベースである事」を条件として提示した事もあった。 また、ネイルやスラッグ相手の[[専用台詞>特殊イントロ]]も存在する(ネイルとスラッグ側も対同族用の台詞あり)。 &nicovideo(sm9374149) また、『ドラゴンボールヒーローズ』では隠しボス並びに隠し最上級レアカードとして電撃参戦。 アビリティの関係上序盤で圧倒的なパワーを発揮するカードになっている。 後に老いたバージョンも参戦した。 家庭用の『スーパードラゴンボールヒーローズワールドミッション』では本来の歴史とは異なるピッコロ大魔王も登場している。 #endregion #region(実写映画?何の事かな?) もはや伝説となっているハリウッドによる実写映画「ドラゴンボールエボリューション」ではジェームズ・マスターズ氏が演じた。 吹替の大塚氏共々、シリアスな雰囲気漂う好演で、中々にハマリ役である。……&b(){演技だけは}。 -物語冒頭&b(){「大猿と共に2000年前地球にやって来て大暴れし、マフーバで封印された」}という原作からあまりに乖離した設定が語られ、&br()原作ファンを困惑させる。 -その後&b(){一切の説明無く}唐突に復活する。このピッコロ復活の経緯は本気で一切説明されない。 -&b(){部下がマイたった一人だけ}。何故元々ピラフの部下である彼女を……。 -序盤に孫悟飯を家ごとバラバラに砕く超パワーを発揮したにも拘らず、ラストの悟空との戦いでは&b(){明らかにパワーダウンしている}。 -ラストシーンでは殺されたはずのピッコロが謎の女性に助けられている描写があり、&b(){明らかにハリウッドにありがちな続編前提の終わり方}。&br()&s(){布団で寝る大魔王って一体…}&br()当然のごとく続編の企画は&b(){完全にボツになった}が。 ……映画の尺に納めなければならない事情はあったとはいえ、色々端折りすぎな上原作未読者でも容易に突っ込めるツッコミ所だらけである。 まぁ別にピッコロだけが酷いわけではないが。強いて言えば&b(){映画全体が満遍なく酷い}。 &s(){そのような惨状のためか、『[[神と神>ビルス]]』以降の作品では鳥山氏が直接スタッフとして制作に携わるようになったとも言われている} &nicovideo(sm17494788) ゲーム版ではオリジナルキャラクターとして強化版の「ネオピッコロ」が登場している。 余談だが、演者のジェームズ氏は、後に英語版の『ドラゴンボール超』で&b(){同じく緑肌の悪役である}[[ザマス>ゴクウブラック]]の声を担当している。 #endregion ---- **MUGENにおけるピッコロ大魔王 #image(daimao.gif,,title=人間の行き着けるレベルはこんなものだ) ドラゴンボールキャラでお馴染みの超神氏のものが公開された。ドットは[[息子>ピッコロ]]を改変した9割手描きキャラ。 基本的に技は似ているが、こちらは[[部下の魔族を呼び出したり>ストライカー]]、 ピッコロでは追加入力が必要だった技がそうではなくなっているなど、異なる部分もかなり多い。 あと何故か後ろに&s(){バラモス}ピアノがいる。19号みたいに援護攻撃してくれるわけでもないし[[チャンプル>真鏡名ミナ]]のように煩くもない、&b(){単にいるだけ}である。 大魔王が吹っ飛ばされている後ろにこいつがいると、勝手に巻き込まれて吹っ飛んでいく。[[なんなんだアンタ]]…。 「ダーレガツツイタ」で呼べるちっちゃいタンバリンとドラムがこのキャラ最大の特徴。 こいつらとの同時攻撃による固めが非常に強力で、[[ガーキャン>ガードキャンセル]]持ちでないとほぼハメ状態になる。 もっとも2、3発くらうとやられてしまうので、過度のバランスブレイカーというわけではない。 地上ではリーチも[[判定]]も強い技ばかり、連続技も豊富なので強いが、 身長250cmだけあって食らい判定がでかい、どの技も隙が大きく、切り返しに使える技が少ないといった弱点がある。 いつ手下を呼び出せるかが勝利の決め手と言えるだろう。 #region(超必殺技解説) - 爆力魔波 超神氏の他のキャラも持つ多段ヒットする飛び道具。 使いやすいが、かめはめ波やギャリック砲のように画面端まで届かない。空中コンボの締めにはこれがいいかもしれない。 - 爆裂究極拳 外見は[[フウマ]]のそれ。しかし昇り中にヒットし、爆発の範囲もでかいのでこっちの方が優秀。 - 魔族覚醒乱舞 タンバリンとドラム+魔族2匹を呼び出す乱舞。 超神氏の他のキャラの乱舞と違うのは、最初の特攻を大魔王本人ではなく魔族がする事。 飛び道具として[[ぶっぱ]]もできる。この技を発動すると、呼び出しておいたタンバリンとドラムはいなくなってしまう。 #endregion ikuiku氏や副島乱氏による外部[[AI]]や、D20Watt氏による改変パッチが公開されている。 |ikuiku氏AI&br()&nicovideo(sm22117073)|副島乱氏AI&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=v1HuUvUhQo0){340,185}| ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[ピッコロ大魔王],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ピッコロ大魔王],sort=hiduke,100) } ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ピッコロ大魔王],sort=hiduke,100) //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 悟飯との交流がピッコロとの関係を呉越同舟から頼りになる仲間へと昇華させたのは紛れもない事実であり、 当初のピッコロが父の仇である悟空の殺害と世界征服を目論んでいたのは確かなのだが、 肝心の悟空抹殺のやり方が、 &b(){「偽名を用意した上で天下一武道会に選手登録して予選を勝ち抜いて悟空と戦う」} というなんとも律儀かつ正々堂々としたものであり、 その時点で何のためらいもなく約束破りや人質行為を行うピッコロ大魔王とはかなり異なる言動をしていた。 そのため悟飯は前々から悟空に「生まれ変わったピッコロは前のようなむちゃくちゃ悪い人じゃない」と教えられていた他、 当のピッコロも厳しい修行を付けられる事になって怯える悟飯に対し、 「恨むんならてめえの運命を恨むんだな…&b(){この俺のように……}」 と自分に押し付けられた運命を恨んでいる事をぽろっと漏らしている。 本人の真面目な性格故に父から与えられた運命を背負おうとしてはいたものの、最初から悪の道は向いていなかったようだ。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:青野武|,|CV:古川登志夫|,|CV:島田敏|,|CV:大塚芳忠|,ドラゴンボール,悪役,隠しキャラ,ラスボス,ボスキャラ,魔王,超能力者,緑色

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