バギラ

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#image(bagira467.jpg,width=400,title=第6話のバギラ。第5話と比べて両腕が強化改造されている) &font(24,b,i,blue){「できたぞ…全身刃物の怪獣…バギラだ!」} 1993年に放送された円谷プロの特撮作品『電光超人グリッドマン』に登場した[[怪獣]]。別名「裂刀怪獣」。 身長71m、体重7万7千t。第5話「男の意地の必殺剣!」並びに第6話「恐怖のメロディ」に登場した。 #region(『電光超人グリッドマン』とは) 円谷プロ創立30周年を記念して製作され、1993~1994年にかけて放送された特撮ドラマ。 パソコン通信やインターネットを題材としており、コンピュータと連動する異次元空間「コンピューターワールド」を舞台に、 &b(){魔王カーンデジファー}及び彼の手先となった少年や、彼らが送り込む怪獣達に対し、 ハイパーワールドからやってきた&b(){ハイパーエージェント・グリッドマン}と3人の少年少女達が協力して立ち向かうという王道のヒーローもの。 怪獣が直接街を破壊するのではなく、 「コンピューターワールドを怪獣が破壊→連動してコンピューターや電子機器が狂い、街を混乱に陥れる  →グリッドマンが怪獣を倒してコンピューターを修復して解決」 という流れが基本ストーリー。 もう少し新しめの作品で言うなら『[[ロックマンエグゼ>ロックマン.EXE]]』に近いと言った所だろうか。 番組自体は製作都合により全39話で終了。しかし視聴率が低迷していたというわけではなく(むしろ玩具の売上含め好評な方に入る)、 当初は2クール構成の予定が4クールに延長され、それが予算の都合で1クール短縮になった、という説も (他にも主演の子役達のスケジュール調整で難航したという話もあったり)。 序盤には本項目のバギラのエピソードの他に、 -水道局のコンピューターを狂わせて水を塩酸に変える -電話線を破壊して緊急通報などの連絡が使えなくなる などの現実的な被害を取り扱っていたのだが、当時はそれほどパソコンやインターネットが普及していなかったため、 終盤にはインフラ破壊によるネタも底を尽き、 -リモコン掃除機を改造して&b(){人間を小さくして吸い込む人間掃除機に変える} -瞬間移動実験装置を&b(){タイムマシンに変えて[[弁慶]]を呼び出す} -&b(){ドライヤーを使った人間を金髪不良に変える} といった[[東映不思議コメディーシリーズのごときトンデモ展開も多数作られた>激走戦隊カーレンジャー]]。 また、予算やスポンサーの要請などの都合で没になったり一回出したきりで終わってしまった要素も多い (中盤から登場するライバル戦士案やコンピューターワールドの住人など。これらの設定は後のアニメ版に採用されている)。 しかしサイバー空間を見事に表現したメカニカルなセットや、 主人公チームが作るアシストウェポン、それらが合体して誕生するロボット(見た目が[[コレ>コンボイ]]なのは[[スポンサー繋がりの御愛敬>ビックバイパー]])、 更には&b(){ロボをパワードスーツとして纏うグリッドマン}、等の活躍に魅了された視聴者は多く、 また、作品のもう一つのテーマとして「怪獣を倒すだけではなく、悪の道から人を救う」ヒーロー像も掲げられており、 これを日常と環境に対する鬱屈した感情から魔王の配下として選ばれてしまった少年・武史の成長を巡るドラマとして描いた内容も評価が高く、 円谷プロの特撮作品としてはマイナーな部類ながら、未だに根強いファンが存在している。 以上の事から&b(){「時代を先取りしすぎた」「早すぎた名作」}とする声も多い。 2015年には『日本アニメーター見本市』にてグリッドマンの戦いをダイジェスト風に纏めたショートアニメが公開され、 (しかもラストで武史がグリッドマンシグマ(雑誌企画「魔王の逆襲」に登場したグリッドマンの弟)に変身するサプライズ付き。  なおシグマが誕生した理由は「折角パワードスーツが2つあるのだから共闘させたい」と言う&s(){担当の趣味}スポンサーの要望。  まぁシグマが居なくてもロボモードで共闘は出来るのだが)、 更に2018年10月には、特撮版を原作としたオリジナルTVアニメ『SSSS.GRIDMAN』の放送が開始 (生憎、武史とシグマは登場しなかったが。代わりに登場したのがグリッドナイト・アンチ)。 特撮版を知る者のみならず未見のアニメファンの間でも話題沸騰のヒット作となった。&s(){尤も未見者はヒロイン目的の方が多そうだが} 特に最終回は前作ファンなら感涙する事間違いなし。 |&nicovideo(sm25886752)|&nicovideo(sm33834737)| 『SSSS.GRIDMAN』のヒットを受けて、更にユニバース展開される事が発表され、2021年4月からはスピンオフ作品『SSSS.DYNAZENON』が放映された。 また、『SSSS.DYNAZENON』の宣伝も兼ねて、同時期に『電光超人グリッドマン』の無料配信もYouTubeにて行われていた。 2021年10月には『SSSS.GRIDMAN』が&b(){スーパーロボット達の祭典、『スーパーロボット大戦30(サーティ)』に参戦}。 &s(){確かに劇中で「もうただのロボットじゃん」とは言われていたけど}[[マジンガー>マジンガーZ]]、[[ゲッター>ゲッター1]]、[[ガンダム]]ら御三家との共演が実現した。 気合いの入りまくった戦闘アニメーションはファン必見。 |もうただのネタバレじゃん&br()&nicovideo(sm39543415)| こうして多方面からファン層を取り込んだことにより、『グリッドマン』本編も再評価されるようになっており、 &b(){「早すぎた名作」『グリッドマン』に時代が追い付いた}と言えよう。 &s(){残念ながらMUGENにはバギラとクールギラスの怪獣二種がいるだけで、グリッドマンご本人は新旧どっちも未だにいないけど} #endregion //region外にもコンピューターワールドの簡易説明を追加、region外だけ読んでも概要が分かるように。 中学生の藤堂武史がコンピューターグラフィックで描いた怪獣のCGが、 魔王カーンデジファーによりコンピュータと連動する異次元空間「コンピューターワールド」に実体化した存在。 [[両腕をはじめ、全身が刃物で覆われている>ガイガン]]のが特徴。 #image(bagira466.jpg,width=350,title=右が5話のバギラ。腕の剣が6話より小さい) 誕生の発端は、スーパーの荷物運送の配達員に武史が衝突、それを配達員が一方的に「お前(武史)が悪い」と責任を押し付け (確かに武史も前を見ていなかったが、配達員も「危ない」と言うだけで無理矢理通ろうとした結果であり、武史の方が被害者と言える)、 更にその光景を見た通りすがりの主婦らに笑われたこと。 恥をかいたと激怒した武史が腹いせに作り出したのがバギラである。 カーンデジファーによって実体化したバギラは総合配送センターのコンピュータワールドを襲撃し、 センターの基幹コンピューターを狂わせて品物の流通を完全にストップさせる。 流通が止まったことを知った主婦達が「買い物が出来なくなる」とパニックを起こし、 生活必需品や消耗品を中心に買占めを行ったことで更なるパニックが起きてしまう。 買い物以外でも、「原材料が届かないからパンが作れない」という理由でパン屋が一時的に閉店を余儀なくされていたり、 &b(){病院に薬が届かない}といったシャレにならない被害が発生、街は大混乱に陥ってしまう。 グリッドマンとの直接戦闘では、全身の刃物でグリッドマンを遠ざけ、剣閃を飛ばす[[飛び道具]]で遠距離にも対応した攻撃力と、 グリッドマンの必殺光線を始めとするビーム攻撃を刃物で防いで完全に無効化する高い防御力で大いに苦戦させたが、 コッペパンに具材を挟んだスペシャルドッグをヒントに、 一平が作り出した新兵器「バリアシールド」を装備したグリッドマンが互角に戦えるようになったため形勢逆転。 斬り合いの末にプラズマブレードで両腕を切断され、カーンデジファーの命令を受けて一時逃亡した。 続く第6話では両腕の刃を強化されて再登場、電子楽器店のコンピュータから[[殺人音楽>ジャイアン]]を流そうと目論むが、 コンピュータワールドに生息する電子生命体アノシラスが放った光線を浴びて絶命した。 このアノシラスの強さに着目した武史とカーンデジファーは、アノシラスを洗脳してグリッドマンと戦わせようとしたが、 コンポイドと呼ばれる人型電子生命体のユニゾンという女性によって洗脳を解かれた。 ちなみにアノシラスはこの&b(){約25年後}、「お世話になった借りを返す」ためにグリッドマンに意外な助け船を出していたりする。 また、第18話「竜の伝説」では改造を受けてパワーアップした&b(){「メカバギラ」}として復活。 古代王国の姫と愛し合いながらも、その強大な力を恐れた国王に謀殺されたという伝説の龍戦士のミイラが日本で展示されるという話を聞いた武史が、 「ミイラの復讐と憎悪を叶える」という要らぬお節介を焼いてバギラ強化改造したもの。 考古学研究所のコンピュータを乗っ取り、[[ミイラ>アナカリス]]を甦らせて暴れさせた。 ミイラを操るためか、メカバギラとミイラの精神はリンクしている。 強化改造されているだけあって、プラズマブレードの斬撃を寄せ付けない等グリッドマン相手に終始優勢であったが、 ヒロインのユカをかつて愛した姫だと誤認したミイラがユカの説得で戦意喪失、 連動してメカバギラの行動にも影響が出てしまい、 最期は新兵器ドラゴニックキャノンのドラゴンファイヤーとグリッドビームの連続攻撃によって倒された。 余談だが、このエピソード及び登場していたミイラは後年ある意外な形でフィーチャーされることとなるのだが、それはまた別のお話。 アノシラスの件といい、地味に後世に色々と残していった怪獣と言える。 #region(「ぎっ、擬人化が!」「どうなっておるのだ、武史!」) #image(img_bagira.png,width=300) 2017年には登場作であるグリッドマンのBD-BOX発売にちなんでか、 『ウルトラ怪獣擬人化計画』において出身がウルトラシリーズでないにも拘らず、シノビラーに続いて擬人化された。 デザインがすーぱーそに子でお馴染みの津路参汰氏という事もあってグラマラスな体形になっている。 ちなみに、『擬人化計画』にはニトロプラスのイラストレーターが多く参加している他、 そに子に関しても擬人化バギラが登場する以前にも2017年のエイプリルフールにて、 ウルトラ戦士よろしく変身・巨大化して[[エレキング]]と戦うコラボ作品『ウルトラソニコ』が公開されており、 これらの縁が津路氏の擬人化計画への参加に繋がったと思われる。 #endregion 2021年のアニメ『SSSS.DYNAZENON』には&b(){「ガギュラ」}というバギラ及びメカバギラそっくりな怪獣が重要なポジションで登場するが、 デザインモチーフとなったかは不明。 ---- **MUGENにおけるバギラ //region外に簡易説明を置いて詳細を作者ごとにregionに格納する方式に変更 //gif画像はスマホ等の画面が横に狭い端末の環境だと右側が履歴側に飛び出し見にくくなる事が有る。 //横に尻尾が長い怪獣キャラの場合はgif画像の頭を左向きにしてどの環境でも見やすくする方がいいと思う。MUGENキャラの前後の押し判定でも尻尾は画面外にはみ出していい設定になっているし。 #image(bwalk.gif,,title=見やすさを優先して縮小したが、実物は縮小されていないのでドットが潰れていない) [[レイザース]]を製作したバリ音スクス氏が製作したバギラが2011年8月21日に公開開始。 当初はサイズも小さくD0[[ドット>ドット絵]]だったが、2013年2月の更新でが描き直されD4ドットになり、サイズが大きくなった。 その後も技の追加や性能調整、不具合修正が何度か実施され、公開当初とは変更点も多い。 //バリ音スクス氏はtwitterのプロフ欄に公開場所のリンクも貼らないし、キャラ公開ツイートを最上部に固定もしないため、今後のつぶやきによっては公開場所のツイートにたどり着けなくなる危険がある。 //そのため公開場所を示すなら怪獣スレのスレ番で公開場所を提示した方が後からでも見つけやすいと思われる。スレ名でググれば出て来るし。 2018年11月18日の更新でこれまでのバージョンに存在した不具合の修正や性能調整がされており、 現在は『MUGEN怪獣キャラ総合スレ3』の853にて[[他の>レイザース]][[怪>ギマイラ]][[獣>ゲルカドン]][[達>バイラス]][[共々>ジグラ]]公開されている。 旧バージョンもなだげつ氏のサイトで代理公開中だが、不具合修正が更新内容であるため最新版を使用した方がいいだろう。 攻撃判定が大きい斬撃攻撃を多く搭載した近~中距離戦向けの性能をしており、飛び道具の性能は低めだが打撃攻撃が強め。 [[AI]]は搭載されていない。 また、Snowwolf氏が上記バギラのスプライトを使用した改変版&b()[「バギラEX」}も2012年8月26日より公開開始。 こちらも当初はD0ドットだったが、上記バギラの更新に伴いD4ドットに変更されている。 氏の他のキャラと似た傾向の性能をしており、攻撃面が凶キャラ並みの強力さだが防御面は一般的なキャラという性能。 特に飛び道具が大幅に強化されており、AI戦では打撃攻撃以上に飛び道具を多用する立ち回りを目にしやすいだろう。 氏の他のキャラ同様のド派手な演出の一撃必殺技も搭載されている。 こちらはAIがデフォルトで搭載されており、凶キャラ大会や動画で目にする事も多い。 ウルトラシリーズ以外の作品出典の円谷怪獣としては、初のMUGEN入りとなった。 #region(バリ音スクス氏製作) -バリ音スクス氏製作 2011年8月21日に無限ロダにて公開開始。 2018年11月18日の更新でこれまでのバージョンに存在した不具合の修正や性能調整が施されており、 『MUGEN怪獣キャラ総合スレ3』の853にて公開されている。 氏が以前手掛けた改変版[[ギマイラ]]をベースに製作されたとの事。 当初はサイズも小さくD0ドットだったが、 2013年2月の更新でスプライトが描き直されD4ドットになり、サイズも大きくなった。 2014年の更新でしゃがみや技が追加、技性能もかなり調整されている。 原作同様の斬撃技が数多く搭載されており、攻撃範囲、技の発生共に他の氏の怪獣に比べて多少広くて速め。 斬撃技には飛び道具にも攻撃が当たる技や発生に無敵のある技も有るので注意が必要。 使用後に一定時間使用不能になるものの、無敵付きで前方に移動できるダッシュがあるなど機動力も怪獣にしては高め。 同じく使用後に一定時間使用不能になるものの、使用中は無敵になる刃物を交差させた特殊ガードも有る。 攻撃を無効化されないように、攻める時には相手の攻撃後や相手の攻撃をガードしてできた隙を狙いたい。 ゲージ技の「バギラ、鋭い刃をお前に与えよう」は、 他作品の怪獣の能力をモチーフとした三つの効果から、ランダムでいずれかが発動する。 『[[パチモン怪獣大熱戦]]』のドイラーの技である「高熱鰭剣」は突進技で当てやすく、 破李拳竜氏の漫画版『[[ガメラ]]』の技である「[[ガメラ剣法まとめ切り>ギロン]]」は射程が短いが高威力、 [[デストロイア]]の技である「ヴァリアブルスライサー」は射程、威力共に他より劣るがゲージ消費が少ない。 とはいえ、このように効果がバラバラでランダムなので使いこなすのは難しいかもしれない。 //以降は試合終了までその技が継続される仕様となっている。 //MUGENの乱数なんで偏りやすいけどランダムっぽい 2011年9月21日の更新により、メカバギラに変身するゲージ技「テールブーメラン」も搭載された。 2018年11月更新版ではAI戦で相手がガードできなくなる状況が発生する不具合などが修正され、 オプションで技使用後に一定時間使用不能になる技が現在使用可能なのかどうかを表示する事が可能になった。 同梱のreadmeの記述に従って記述を修正すれば、アイコンで使用不能な技が分かるようになるので人操作向きかもしれない。 AIは搭載されていない。 //大きすぎるドットが急にあっても見栄えが悪かったのでコメントアウト //#image(bagira6005.gif,,title=D4版のドット、MUGEN上では半分の大きさで表示される) #endregion #region(Snowwolf氏製作 バギラEX) -Snowwolf氏製作 バギラEX 2012年8月26日公開開始。 上記のバギラのスプライトを使用して製作した改変版。 MUGEN1.0専用だが、WinMUGEN対応パッチもOneDriveで同時に公開されている。 当初はD0版ドットを使用していたが、更新に伴いD4版に変更された。 こちらはエフェクトがサイバー感に満ちた派手なものになっている他、 地を這う飛び道具などが追加され、機動力も増しているなど、全体的に性能が強化されている。 氏のキャラクター恒例のド派手な即死技も搭載されている。 |公開当初の紹介動画なので、まだ本体ドットがD0版な点に注意&br()&nicovideo(sm18720347)| #endregion &font(20,b,i,purple){「怪獣バギラ、我がしもべよ、} &font(20,b,i,purple){ 人間どもを混乱させ苦しみを与えるのだ!」} ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[バギラ],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[バギラ],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[バギラ],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[ネクサスまてぃっく]](第16話に登場、バギラEX) ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|円谷|,怪獣,プログラム,剣士,二刀流,尻尾攻撃,角(鼻先),刃物になった体 &hiduke(1993/05/01)
#image(bagira467.jpg,width=400,title=第6話のバギラ。第5話と比べて両腕が強化改造されている) &font(24,b,i,blue){「できたぞ…全身刃物の怪獣…バギラだ!」} 1993年に放送された円谷プロの特撮作品『電光超人グリッドマン』に登場した[[怪獣]]。別名「裂刀怪獣」。 身長71m、体重7万7千t。第5話「男の意地の必殺剣!」並びに第6話「恐怖のメロディ」に登場した。 #region(『電光超人グリッドマン』とは) 円谷プロ創立30周年を記念して製作され、1993~1994年にかけて放送された特撮ドラマ。 パソコン通信やインターネットを題材としており、コンピュータと連動する異次元空間「コンピューターワールド」を舞台に、 &b(){魔王カーンデジファー}及び彼の手先となった少年や、彼らが送り込む怪獣達に対し、 ハイパーワールドからやってきた&b(){ハイパーエージェント・グリッドマン}と3人の少年少女達が協力して立ち向かうという王道のヒーローもの。 怪獣が直接街を破壊するのではなく、 「コンピューターワールドを怪獣が破壊→連動してコンピューターや電子機器が狂い、街を混乱に陥れる  →グリッドマンが怪獣を倒してコンピューターを修復して解決」 という流れが基本ストーリー。 もう少し新しめの作品で言うなら『[[ロックマンエグゼ>ロックマン.EXE]]』に近いと言った所だろうか。 番組自体は製作都合により全39話で終了。しかし視聴率が低迷していたというわけではなく(むしろ玩具の売上含め好評な方に入る)、 当初は2クール構成の予定が4クールに延長され、それが予算の都合で1クール短縮になった、という説も (他にも主演の子役達のスケジュール調整で難航したという話もあったり)。 序盤には本項目のバギラのエピソードの他に、 -水道局のコンピューターを狂わせて水を塩酸に変える -電話線を破壊して緊急通報などの連絡が使えなくなる などの現実的な被害を取り扱っていたのだが、当時はそれほどパソコンやインターネットが普及していなかったため、 終盤にはインフラ破壊によるネタも底を突き、 -リモコン掃除機を改造して&b(){人間を小さくして吸い込む人間掃除機に変える} -瞬間移動実験装置を&b(){タイムマシンに変えて[[弁慶]]を呼び出す} -&b(){ドライヤーを使った人間を金髪不良に変える} といった[[東映不思議コメディーシリーズのごときトンデモ展開も多数作られた>激走戦隊カーレンジャー]]。 また、予算やスポンサーの要請などの都合で没になったり一回出したきりで終わってしまった要素も多い (中盤から登場するライバル戦士案やコンピューターワールドの住人など。これらの設定は後のアニメ版に採用されている)。 しかしサイバー空間を見事に表現したメカニカルなセットや、 主人公チームが作るアシストウェポン、それらが合体して誕生するロボット(見た目が[[コレ>コンボイ]]なのは[[スポンサー繋がりの御愛敬>ビックバイパー]])、 更には&b(){ロボをパワードスーツとして纏うグリッドマン}、等の活躍に魅了された視聴者は多く、 また、作品のもう一つのテーマとして「怪獣を倒すだけではなく、悪の道から人を救う」ヒーロー像も掲げられており、 これを日常と環境に対する鬱屈した感情から魔王の配下として選ばれてしまった少年・武史の成長を巡るドラマとして描いた内容も評価が高く、 円谷プロの特撮作品としてはマイナーな部類ながら、未だに根強いファンが存在している。 以上の事から&b(){「時代を先取りしすぎた」「早すぎた名作」}とする声も多い。 2015年には『日本アニメーター見本市』にてグリッドマンの戦いをダイジェスト風に纏めたショートアニメが公開され、 (しかもラストで武史がグリッドマンシグマ(雑誌企画「魔王の逆襲」に登場したグリッドマンの弟)に変身するサプライズ付き。  なおシグマが誕生した理由は「折角パワードスーツが2つあるのだから共闘させたい」と言う&s(){担当の趣味}スポンサーの要望。  まぁシグマが居なくてもロボモードで共闘は出来るのだが)、 更に2018年10月には、特撮版を原作としたオリジナルTVアニメ『SSSS.GRIDMAN』の放送が開始 (生憎、武史とシグマは登場しなかったが。代わりに登場したのがグリッドナイト・アンチ)。 特撮版を知る者のみならず未見のアニメファンの間でも話題沸騰のヒット作となった。&s(){尤も未見者はヒロイン目的の方が多そうだが} 特に最終回は前作ファンなら感涙する事間違いなし。 |&nicovideo(sm25886752)|&nicovideo(sm33834737)| 『SSSS.GRIDMAN』のヒットを受けて、更にユニバース展開される事が発表され、2021年4月からはスピンオフ作品『SSSS.DYNAZENON』が放映された。 また、『SSSS.DYNAZENON』の宣伝も兼ねて、同時期に『電光超人グリッドマン』の無料配信もYouTubeにて行われていた。 2021年10月には『SSSS.GRIDMAN』が&b(){スーパーロボット達の祭典、『スーパーロボット大戦30(サーティ)』に参戦}。 &s(){確かに劇中で「もうただのロボットじゃん」とは言われていたけど}[[マジンガー>マジンガーZ]]、[[ゲッター>ゲッター1]]、[[ガンダム]]ら御三家との共演が実現した。 気合いの入りまくった戦闘アニメーションはファン必見。 |もうただのネタバレじゃん&br()&nicovideo(sm39543415)| こうして多方面からファン層を取り込んだことにより、『グリッドマン』本編も再評価されるようになっており、 &b(){「早すぎた名作」『グリッドマン』に時代が追い付いた}と言えよう。 &s(){残念ながらMUGENにはバギラとクールギラスの怪獣二種がいるだけで、グリッドマンご本人は新旧どっちも未だにいないけど} #endregion //region外にもコンピューターワールドの簡易説明を追加、region外だけ読んでも概要が分かるように。 中学生の藤堂武史がコンピューターグラフィックで描いた怪獣のCGが、 魔王カーンデジファーによりコンピュータと連動する異次元空間「コンピューターワールド」に実体化した存在。 [[両腕をはじめ、全身が刃物で覆われている>ガイガン]]のが特徴。 #image(bagira466.jpg,width=350,title=右が5話のバギラ。腕の剣が6話より小さい) 誕生の発端は、スーパーの荷物運送の配達員に武史が衝突、それを配達員が一方的に「お前(武史)が悪い」と責任を押し付け (確かに武史も前を見ていなかったが、配達員も「危ない」と言うだけで無理矢理通ろうとした結果であり、武史の方が被害者と言える)、 更にその光景を見た通りすがりの主婦らに笑われたこと。 恥をかいたと激怒した武史が腹いせに作り出したのがバギラである。 カーンデジファーによって実体化したバギラは総合配送センターのコンピュータワールドを襲撃し、 センターの基幹コンピューターを狂わせて品物の流通を完全にストップさせる。 流通が止まったことを知った主婦達が「買い物が出来なくなる」とパニックを起こし、 生活必需品や消耗品を中心に買占めを行ったことで更なるパニックが起きてしまう。 買い物以外でも、「原材料が届かないからパンが作れない」という理由でパン屋が一時的に閉店を余儀なくされていたり、 &b(){病院に薬が届かない}といったシャレにならない被害が発生、街は大混乱に陥ってしまう。 グリッドマンとの直接戦闘では、全身の刃物でグリッドマンを遠ざけ、剣閃を飛ばす[[飛び道具]]で遠距離にも対応した攻撃力と、 グリッドマンの必殺光線を始めとするビーム攻撃を刃物で防いで完全に無効化する高い防御力で大いに苦戦させたが、 コッペパンに具材を挟んだスペシャルドッグをヒントに、 一平が作り出した新兵器「バリアシールド」を装備したグリッドマンが互角に戦えるようになったため形勢逆転。 斬り合いの末にプラズマブレードで両腕を切断され、カーンデジファーの命令を受けて一時逃亡した。 続く第6話では両腕の刃を強化されて再登場、電子楽器店のコンピュータから[[殺人音楽>ジャイアン]]を流そうと目論むが、 コンピュータワールドに生息する電子生命体アノシラスが放った光線を浴びて絶命した。 このアノシラスの強さに着目した武史とカーンデジファーは、アノシラスを洗脳してグリッドマンと戦わせようとしたが、 コンポイドと呼ばれる人型電子生命体のユニゾンという女性によって洗脳を解かれた。 ちなみにアノシラスはこの&b(){約25年後}、「お世話になった借りを返す」ためにグリッドマンに意外な助け船を出していたりする。 また、第18話「竜の伝説」では改造を受けてパワーアップした&b(){「メカバギラ」}として復活。 古代王国の姫と愛し合いながらも、その強大な力を恐れた国王に謀殺されたという伝説の龍戦士のミイラが日本で展示されるという話を聞いた武史が、 「ミイラの復讐と憎悪を叶える」という要らぬお節介を焼いてバギラ強化改造したもの。 考古学研究所のコンピュータを乗っ取り、[[ミイラ>アナカリス]]を甦らせて暴れさせた。 ミイラを操るためか、メカバギラとミイラの精神はリンクしている。 強化改造されているだけあって、プラズマブレードの斬撃を寄せ付けない等グリッドマン相手に終始優勢であったが、 ヒロインのユカをかつて愛した姫だと誤認したミイラがユカの説得で戦意喪失、 連動してメカバギラの行動にも影響が出てしまい、 最期は新兵器ドラゴニックキャノンのドラゴンファイヤーとグリッドビームの連続攻撃によって倒された。 余談だが、このエピソード及び登場していたミイラは後年ある意外な形でフィーチャーされることとなるのだが、それはまた別のお話。 アノシラスの件といい、地味に後世に色々と残していった怪獣と言える。 #region(「ぎっ、擬人化が!」「どうなっておるのだ、武史!」) #image(img_bagira.png,width=300) 2017年には登場作であるグリッドマンのBD-BOX発売にちなんでか、 『ウルトラ怪獣擬人化計画』において出身がウルトラシリーズでないにも拘らず、シノビラーに続いて擬人化された。 デザインがすーぱーそに子でお馴染みの津路参汰氏という事もあってグラマラスな体形になっている。 ちなみに、『擬人化計画』にはニトロプラスのイラストレーターが多く参加している他、 そに子に関しても擬人化バギラが登場する以前にも2017年のエイプリルフールにて、 ウルトラ戦士よろしく変身・巨大化して[[エレキング]]と戦うコラボ作品『ウルトラソニコ』が公開されており、 これらの縁が津路氏の擬人化計画への参加に繋がったと思われる。 #endregion 2021年のアニメ『SSSS.DYNAZENON』には&b(){「ガギュラ」}というバギラ及びメカバギラそっくりな怪獣が重要なポジションで登場するが、 デザインモチーフとなったかは不明。 ---- **MUGENにおけるバギラ //region外に簡易説明を置いて詳細を作者ごとにregionに格納する方式に変更 //gif画像はスマホ等の画面が横に狭い端末の環境だと右側が履歴側に飛び出し見にくくなる事が有る。 //横に尻尾が長い怪獣キャラの場合はgif画像の頭を左向きにしてどの環境でも見やすくする方がいいと思う。MUGENキャラの前後の押し判定でも尻尾は画面外にはみ出していい設定になっているし。 #image(bwalk.gif,,title=見やすさを優先して縮小したが、実物は縮小されていないのでドットが潰れていない) [[レイザース]]を製作したバリ音スクス氏が製作したバギラが2011年8月21日に公開開始。 当初はサイズも小さくD0[[ドット>ドット絵]]だったが、2013年2月の更新でが描き直されD4ドットになり、サイズが大きくなった。 その後も技の追加や性能調整、不具合修正が何度か実施され、公開当初とは変更点も多い。 //バリ音スクス氏はtwitterのプロフ欄に公開場所のリンクも貼らないし、キャラ公開ツイートを最上部に固定もしないため、今後のつぶやきによっては公開場所のツイートにたどり着けなくなる危険がある。 //そのため公開場所を示すなら怪獣スレのスレ番で公開場所を提示した方が後からでも見つけやすいと思われる。スレ名でググれば出て来るし。 2018年11月18日の更新でこれまでのバージョンに存在した不具合の修正や性能調整がされており、 現在は『MUGEN怪獣キャラ総合スレ3』の853にて[[他の>レイザース]][[怪>ギマイラ]][[獣>ゲルカドン]][[達>バイラス]][[共々>ジグラ]]公開されている。 旧バージョンもなだげつ氏のサイトで代理公開中だが、不具合修正が更新内容であるため最新版を使用した方がいいだろう。 攻撃判定が大きい斬撃攻撃を多く搭載した近~中距離戦向けの性能をしており、飛び道具の性能は低めだが打撃攻撃が強め。 [[AI]]は搭載されていない。 また、Snowwolf氏が上記バギラのスプライトを使用した改変版&b()[「バギラEX」}も2012年8月26日より公開開始。 こちらも当初はD0ドットだったが、上記バギラの更新に伴いD4ドットに変更されている。 氏の他のキャラと似た傾向の性能をしており、攻撃面が凶キャラ並みの強力さだが防御面は一般的なキャラという性能。 特に飛び道具が大幅に強化されており、AI戦では打撃攻撃以上に飛び道具を多用する立ち回りを目にしやすいだろう。 氏の他のキャラ同様のド派手な演出の一撃必殺技も搭載されている。 こちらはAIがデフォルトで搭載されており、凶キャラ大会や動画で目にする事も多い。 ウルトラシリーズ以外の作品出典の円谷怪獣としては、初のMUGEN入りとなった。 #region(バリ音スクス氏製作) -バリ音スクス氏製作 2011年8月21日に無限ロダにて公開開始。 2018年11月18日の更新でこれまでのバージョンに存在した不具合の修正や性能調整が施されており、 『MUGEN怪獣キャラ総合スレ3』の853にて公開されている。 氏が以前手掛けた改変版[[ギマイラ]]をベースに製作されたとの事。 当初はサイズも小さくD0ドットだったが、 2013年2月の更新でスプライトが描き直されD4ドットになり、サイズも大きくなった。 2014年の更新でしゃがみや技が追加、技性能もかなり調整されている。 原作同様の斬撃技が数多く搭載されており、攻撃範囲、技の発生共に他の氏の怪獣に比べて多少広くて速め。 斬撃技には飛び道具にも攻撃が当たる技や発生に無敵のある技も有るので注意が必要。 使用後に一定時間使用不能になるものの、無敵付きで前方に移動できるダッシュがあるなど機動力も怪獣にしては高め。 同じく使用後に一定時間使用不能になるものの、使用中は無敵になる刃物を交差させた特殊ガードも有る。 攻撃を無効化されないように、攻める時には相手の攻撃後や相手の攻撃をガードしてできた隙を狙いたい。 ゲージ技の「バギラ、鋭い刃をお前に与えよう」は、 他作品の怪獣の能力をモチーフとした三つの効果から、ランダムでいずれかが発動する。 『[[パチモン怪獣大熱戦]]』のドイラーの技である「高熱鰭剣」は突進技で当てやすく、 破李拳竜氏の漫画版『[[ガメラ]]』の技である「[[ガメラ剣法まとめ切り>ギロン]]」は射程が短いが高威力、 [[デストロイア]]の技である「ヴァリアブルスライサー」は射程、威力共に他より劣るがゲージ消費が少ない。 とはいえ、このように効果がバラバラでランダムなので使いこなすのは難しいかもしれない。 //以降は試合終了までその技が継続される仕様となっている。 //MUGENの乱数なんで偏りやすいけどランダムっぽい 2011年9月21日の更新により、メカバギラに変身するゲージ技「テールブーメラン」も搭載された。 2018年11月更新版ではAI戦で相手がガードできなくなる状況が発生する不具合などが修正され、 オプションで技使用後に一定時間使用不能になる技が現在使用可能なのかどうかを表示する事が可能になった。 同梱のreadmeの記述に従って記述を修正すれば、アイコンで使用不能な技が分かるようになるので人操作向きかもしれない。 AIは搭載されていない。 //大きすぎるドットが急にあっても見栄えが悪かったのでコメントアウト //#image(bagira6005.gif,,title=D4版のドット、MUGEN上では半分の大きさで表示される) #endregion #region(Snowwolf氏製作 バギラEX) -Snowwolf氏製作 バギラEX 2012年8月26日公開開始。 上記のバギラのスプライトを使用して製作した改変版。 MUGEN1.0専用だが、WinMUGEN対応パッチもOneDriveで同時に公開されている。 当初はD0版ドットを使用していたが、更新に伴いD4版に変更された。 こちらはエフェクトがサイバー感に満ちた派手なものになっている他、 地を這う飛び道具などが追加され、機動力も増しているなど、全体的に性能が強化されている。 氏のキャラクター恒例のド派手な即死技も搭載されている。 |公開当初の紹介動画なので、まだ本体ドットがD0版な点に注意&br()&nicovideo(sm18720347)| #endregion &font(20,b,i,purple){「怪獣バギラ、我がしもべよ、} &font(20,b,i,purple){ 人間どもを混乱させ苦しみを与えるのだ!」} ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[バギラ],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[バギラ],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[バギラ],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[ネクサスまてぃっく]](第16話に登場、バギラEX) ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|円谷|,怪獣,プログラム,剣士,二刀流,尻尾攻撃,角(鼻先),刃物になった体 &hiduke(1993/05/01)

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