スカーレットウィッチ

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#image(sw1.jpg,width=350,title=MARVEL最悪のメンヘラ女) &font(20,b,i,red){"We're not the next step.We're not gods.We're freaks!!"} &font(15,b,i,red){(私達は進化なんかじゃない、神でもない 私達は化け物よ!)} &font(20,b,i,red){"Look at us,daddy!!!!"} &font(15,b,i,red){(この有り様をご覧なさいよ!)} &font(20,b,i,red){"We're freaks!!Mutants!!"} &font(15,b,i,red){(私達はただのフリークよ! それがミュータントよ!)} &font(20,b,i,red){"You chose this over us and you ruined us!!! Daddy…"} &font(15,b,i,red){(あなたが望んだ世界は皆を不幸にしただけ! それなら…)} &font(30,b,i,red){"No more mutants."} &font(22,b,i,red){(ミュータントなんていなくなればいい…)} #region(日本語吹替声優) :高田由美|『アイアンマン(1994年アニメ版)』(NHK BS-2版)(&b(){レディマジック}名義) :三重野帆貴|『アイアンマン(1994年アニメ版)』(ディズニー版) :乾政子|『エボリューション』 :大野エリ|『エボリューション』(後任) :[[行成とあ>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:行成とあ|]]|『マーベル・シネマティック・ユニバース』 #endregion マーべルコミックに登場するヒーロー。[[カード>レミリア・スカーレット]][[ファイト>フランドール・スカーレット]]は無関係。 本名は&b(){ワンダ・[[マキシモフ>デミトリ・マキシモフ]]}。身長5フィート7インチ(約170cm)、体重130lb(約59kg)。 スカーレットと言うとおりの真っ赤なコスチュームに茶色い髪が特徴。 ミュータントヒーロー、[[クイックシルバー]]の姉であり、あの[[マグニートー]]の娘である。 初出は1964年に刊行された『X-MEN#4』と、かなりの古株である。 &nicovideo(sm16858733) 元々はヨーロッパの小さな村に住む[[普通の女性>女性市民]]であったが、彼女のパワーが発覚した事により[[魔女>ウィッチ]]として迫害される。 そこに現れ彼女を救ったのがマグニートー(この時は父親である事は知らなかった)であり、 その後はミュータント優越説をベースに人類をミュータントが支配するべきだと考えるマグニートーの軍団、 『ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ』の一員となった。 この時は図らずも悪行に加担してしまうが、後に[[アベンジャーズ>キャプテンアメリカ]]の一員となっている。 彼女の父であるマグニートーは、ユダヤ人だというだけで迫害を受けていたが、何とか生き延び、 後にマグダという女性と結婚し、彼女との間に娘を設けて村で静かに暮らしていた。 しかし、彼にミュータント・パワーが目覚めたがために村人達は彼の力を恐れ、マグニートーの一家を襲撃する。 この時に娘が不幸にも命を落としたのがきっかけで、マグニートーは怒りに任せ、ミュータント・パワーで村人達を殺してしまった。 目の前でそれを見たマグダもまたマグニートーを恐れ、彼の元を去ってしまうが、 この時身籠っていた双子が後のスカーレットウィッチとクイックシルバーであった。&link_anchor(*1){*1} 登場当初は「[[指さした物や人を操り不幸を起こさせる>遠坂凛]]」というごく小規模なものであったが、 これは彼女の持つ物事の起こる確率を操作する能力、「ヘックス・パワー」によるものと明らかになる。 このヘックスパワーは後に「[[現実改変能力>涼宮ハルヒ]]」にまで進化しており、自在に[[現実]]を操るまでになった。 しかし、彼女自信もこの強力すぎるパワーを制御し切れておらず、時として破滅的悲劇を引き起こす事もある。 「アベンジャーズ・ディスアッセンブルド」でアベンジャーズメンバーを襲った原因不明の悲劇や、 超大型[[クロスオーバー]]、「ハウス・オブ・M(HoM)」で世界がミュータント(マグニートー)に統治される事になった原因、 『M-Day』で世界に数百万人居たミュータントが百人程度まで減少し、ミュータント達にも大きな転機となった事件など、 全て彼女の持つ現実改変能力が暴走・悪用された結果引き起こされている。 自己犠牲や心を備えたアンドロイド、[[ヴィジョン]]とは人間と機械の壁を超えた愛を実らせ結婚していたが、 ヴィジョンもまた彼女の能力の暴走で死亡している。 ちなみに彼女とヴィジョンの間には子供(?!)も生まれたが、この子供は彼女の現実改変能力が生み出した幻という何とも救われないオチが付いた。 この件も彼女が精神を病んだ原因となっている。 #image(sw2.jpg,width=400,title=悪魔の台詞) 「ハウス・オブ・M」のラストで弟のクイックシルバーを殺したマグニートーとミュータントの帝国に絶望し、 彼女がつぶやいた"No More Mutants."(ミュータントなんていなくなればいい)という一言のために、 世界中のミュータント達のほとんどが超能力の源となるX遺伝子を失い、普通の人間になってしまった。&link_anchor(*2){*2} この事件は「M-Day」と呼ばれ、ミュータント達全体にとって大きな転機となった。 ある者は&b(){生命維持に必要だった超能力を失ったために死に}、ある者は[[能力を失ったので普通の生活に戻り>ジュビリー]]、 ある者は[[独自の方法で能力を取り戻し>サンファイア]]、ある者は新たな能力を得るなど、 単なるクロスオーバー作品というだけではなく、&b(){既存のキャラクター全てに影響を与えた}所からも彼女の能力の大きさは窺い知れる。 英語圏の解説サイトでもこの作品の前後が区切りになる事が多く、「M-Day前」「M-Day後」という区切りがよく用いられる (尤も、この企画自体がマーベル編集長であるジョー・ケサダ氏によれば  「40年の歴史の中で無尽蔵に増えすぎたミュータント達を減らすためである」との事なのだが……)。 その後、[[フェニックス>ジーン・グレイ]]の力を巡って[[サイクロップス]]ら「フェニックス・ファイブ」とアベンジャーズが争った事件の解決に尽力し、 新たなミュータント達の誕生に関わっている。 そもそも、サイクロップスの行動の根底にはM-Dayによって絶滅寸前の存在になってしまった、 「ミュータント」という存在の未来を取り戻したいという願いがあり、スカーレットウィッチの一言こそが「X-MEN vs. アベンジャーズ」(AvX)の原因だった。 だが、最終的にその状況を変えたのもスカーレットウィッチ(と、ミュータントの「希望」とされた少女[[ホープ>ホープ・サマーズ]])となった。 M-Dayでのミュータントの減少からホープの登場を経てのAvsXでのミュータントの復活は一連のストーリーとなっているのだが、 そのオチの付け方が元凶となったスカーレットウィッチを免罪する代わりに、&b(){その代償をサイクロップスに全部擦り付けた}ような事になっている。 //これは裏読みすれば「M-Day展開は完全な失敗だ」とマーヴル編集部も認めざるを得なくなり、結局ミュータントの数を元に戻すとともに //元凶となったスカーレットウィッチを免罪する代わりに、&b(){その代償をサイクロップスに全部なすりつけた}ような事になっている。 //↑AvX後もミュータントが新たに誕生するようになっただけでM-Day前までのミュータントの数に戻ったわけではありません かくして事件からしばらくサイクロップスは[[プロフェッサーX]]殺害の罪で指名手配中の犯罪者となってしまいアベンジャーズと敵対関係に陥った。 「こんな展開にするならそもそもM-Dayなんてやらなければ……」と、&b(){彼女に対する読者の心証は余計に悪くなっている。} //だいぶ主観混じりなので修正していただけると有り難いです //さすがにサイクをヴィラン扱いは酷いので修正 ちなみにこのような評価とは逆に、アベンジャーズの仲間達からの彼女への信頼は&b(){異常なまでに}厚い。 なんと『アベンジャーズ・ディスアッセンブルド』でアベンジャーズを壊滅させ、チームメイトの一部を死なせてすらしまった後でさえ、 精神の平衡を欠き、再度の暴走を抑えられなくなりつつある彼女の処遇を巡ってX-MENと話し合った際には、 最悪彼女の殺害もやむを得ないと主張するX-MEN(あの[[プロフェッサーX]]でさえも)に対してあくまで彼女を救う道を模索すべきだと反対していた。 そうやって処遇が決まらずにいた結果がM-Dayなのだが……。 とはいえスカーレットウィッチは能力の暴走で惨事を引き起こしているとはいえ、彼女自身はあくまでその事を悔いており、一貫して償おうとしている。 その点が自分の意志でやらかした人達 ([[クイックシルバー]]:心神喪失状態の姉に強要して「HoM」を起こさせたM-Dayの元凶、  [[マグニートー]]:ミュータントテロリストであり「HoM」の改変世界で娘の前で息子を殺害し最後の一線を越えさせたM-Dayの元凶その2、  [[ハンク・ピム>アントマン(マーベル)]]:自作自演やDVに走った)との扱いの違いの理由だろう。 実際、X-MENの方でも意に反して暴走して「ダークフェニックス」と化して数十億の命を奪った事のある[[ジーン・グレイ]]も、 仲間内からはその事はあまり触れられず、それ以外の功績から聖女のような扱いすら受けている (正確には破壊を行ったのは自身をジーンと思い込んでその形をとったエネルギー体だが、  後にその精神やパワーはジーン本人と一体化し同一の存在となっている)。 実際正気と能力のコントロールを取り戻してからは、M-Dayで能力を失ったミュータント相手にちゃんと本人の希望を聞いた上で、 希望者の能力を戻そうとしていた。 とはいえX-MENらに信用されず止められて色々あった結果、能力を復活させる力は無くなってしまったが。 本人も嫌われている事は分かっており、平時にはかつての仲間の前に顔を出すのを躊躇っていたりするが、 それでもAvXのような事態では償罪の意志もあり、率先して前に出ているのだ。 //ただ、そういう態度が&bold(){ずうずうしい}ともいわれているし、正気でなかったからといってあれだけのことをやらかしたことが許されるわけではないという意見ももっともなのだが。 //道徳的な話ではないように思える。感情的な話だとどう繕ってもどうしようもないのでは? #region(メディアミックス) 1994年アニメ版『アイアンマン』ではトニーのプライベートチームの一員としてレギュラー出演。 コミックや『MCU』に比べ、やたらセクシーなコスチュームが特徴。 2015年公開の映画『[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン>ウルトロン]]』においては、エリザベス・オルセン氏が演じている。 [[ロキ]]の杖を回収したHYDRAが行った人体実験の被験者になり、双子の[[ピエトロ>クイックシルバー]]共々超能力に目覚めた設定になっており、 更に幼少時に戦火の中両親を失い、二人で隠れた物陰にスターク・インダストリーの刻印のされた不発弾が飛び込んできて、 恐怖に身動きも取れないまま二日間過ごすという地獄のような経験をしている。 そうした経緯からアベンジャーズ(特に[[トニー・スターク>アイアンマン]])の破滅を望んでいる事を見透かしたウルトロンの手先となり、 相手のトラウマを刺激するマインドコントロール能力でアベンジャーズを散々に苦しめる。 …が、ウルトロンの真の目的が世界平和どころか人類の滅亡であると知ったためピエトロと共に離反し、以後はアベンジャーズに協力した。 トニーのトラウマを刺激してウルトロンを造り出すきっかけになったのも彼女なら、ウルトロンに対抗する[[ヴィジョン]]が生まれたのも、 離反した彼女がウルトロンからヴィブラニウム製の新型ボディ「クレードル」を奪ったおかげという複雑な立ち位置となっている。 2014年公開の映画『X-MEN:フューチャー&パスト』でも、 弟の[[クイックシルバー]]の登場と共に彼女も登場する事が計画されていたが、最終的にカットされた。 2016年公開の『X-MEN:アポカリプス』でも登場する事は無かったが、クイックシルバーの異母妹にあたるニーナという少女が、 かつて父親の[[マグニートー]]の危機にその超能力を暴走させた結果、その力に恐怖した当局によって命を奪われたという、 彼女の不在を補完するような設定が追加されている。 #endregion ---- **MUGENにおけるスカーレットウィッチ #image(sw_mugen.gif,title=真紅の魔女) Warecus氏、Acey氏、Ark_氏、ZVitor氏の共同製作による、[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用のものが公開中。 //「Warecus, Acey, Ark_ & ZVitor」と記載されており、「Warecus氏」「Acey氏」「Ark_ & ZVitor氏」なのかもしれません WinMUGEN対応バージョンも存在しており、こちらはhamer氏によって代理公開されている。 6ボタン方式でスーパージャンプ、エリアルレイブ、アドバンシングガードなどを持つ『[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]』系の性能。 必殺技はビーム系の他に、魔法を用いて相手を動物に変えてしまったり、『MSH』のリアリティ・ジェムと同様の効果を持つものがある。 また、ライフを回復しつつバリアを展開する[[超必殺技]]「Revitalize」は、相手を画面端に追い詰めた状態でガードさせると凄まじい削りダメージを叩き出す。 他社キャラクターとの合体技「[[Amalgam>スーパーソルジャー]]」も搭載予定のようだが、 現時点でコマンドは用意されているが実装されていない模様(搭載されれば、恐らく[[ザターナ]]との合体技になると思われる)。 [[AI]]は搭載されていないが、Colosse氏によるAIパッチが存在する。 DLリンクが切れていたため一時期入手不可だったが、現在はhamer氏によって本体同梱で代理公開されている。 また、カサイ氏によるWinMUGEN版に対応したAIも公開された。 カサイ氏AIは遠距離では飛び道具や[[設置技>設置]]で牽制し、近距離ではコマンド投げや「Revitalize」で対抗と、実に嫌らしい立ち回りを見せる。 |製作者動画(リンクは古い物なので注意)&br()&youtube(https://youtu.be/6_TyiwIz-b0){320,240}|Colosse氏AI&br()&youtube(https://youtu.be/WMMWIcsNWyA){320,240}| 単体キャラ以外では、Slotman氏製作の%%元亭主%%[[ヴィジョン]](新バージョン)の超必殺技の一つで登場する。 ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[スカーレットウィッチ],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[スカーレットウィッチ],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[スカーレットウィッチ],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ----- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 上記の設定で長年続いてきたのだが、2015年刊行の「Uncanny Avengers (Vol. 2) #4」で、 &b(){「実はスカーレットウィッチとクイックシルバーはマグニートーの子供ではなく、ミュータントでも無かった」} という驚愕の後付け設定が加わる事になった。 これまでの話と整合性を取る気はあるのかマーベル編集部。 &s(){版権の壁に対する嫌がらせですか} &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} さらに、この時ついでに(!?)[[オンスロート]]が復活していたりする。 「M-Day」ばかりでなく、さらに突然地球レベルの危機が……というわけでもなく&b(){[[再生怪人は弱い>ドゥームズデイ]]}という有様だった。 おかげで「全マーベルヒーローが一丸となって立ち向かった強敵」「史上初、地球から誕生した[[コズミックビーイング>ギャラクタス]]」の威厳は崩壊。 &b(){[[なんでこんな余計な事した!!言え!>ファフナー・マークザイン]]} ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:高田由美|,|CV:三重野帆貴|,|CV:乾政子|,|CV:大野エリ|,|CV:行成とあ|,アメコミ,ヒロイン,ミュータント,魔女,魔法使い,姉,マント,茶髪,赤色
#image(sw1.jpg,width=350,title=MARVEL最悪のメンヘラ女) &font(20,b,i,red){"We're not the next step.We're not gods.We're freaks!!"} &font(15,b,i,red){(私達は進化なんかじゃない、神でもない 私達は化け物よ!)} &font(20,b,i,red){"Look at us,daddy!!!!"} &font(15,b,i,red){(この有り様をご覧なさいよ!)} &font(20,b,i,red){"We're freaks!!Mutants!!"} &font(15,b,i,red){(私達はただのフリークよ! それがミュータントよ!)} &font(20,b,i,red){"You chose this over us and you ruined us!!! Daddy…"} &font(15,b,i,red){(あなたが望んだ世界は皆を不幸にしただけ! それなら…)} &font(30,b,i,red){"No more mutants."} &font(22,b,i,red){(ミュータントなんていなくなればいい…)} #region(日本語吹替声優) :高田由美|『アイアンマン(1994年アニメ版)』(NHK BS-2版)(&b(){レディマジック}名義) :三重野帆貴|『アイアンマン(1994年アニメ版)』(ディズニー版) :乾政子|『エボリューション』 :大野エリ|『エボリューション』(後任) :[[行成とあ>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:行成とあ|]]|『マーベル・シネマティック・ユニバース』 #endregion マーべルコミックに登場するヒーロー。[[カード>レミリア・スカーレット]][[ファイト>フランドール・スカーレット]]は無関係。 本名は&b(){ワンダ・[[マキシモフ>デミトリ・マキシモフ]]}。身長5フィート7インチ(約170cm)、体重130lb(約59kg)。 スカーレットと言うとおりの真っ赤なコスチュームに茶色い髪が特徴。 ミュータントヒーロー、[[クイックシルバー]]の姉であり、あの[[マグニートー]]の娘である。 初出は1964年に刊行された『X-MEN#4』と、かなりの古株である。 &nicovideo(sm16858733) 元々はヨーロッパの小さな村に住む[[普通の女性>女性市民]]であったが、彼女のパワーが発覚した事により[[魔女>ウィッチ]]として迫害される。 そこに現れ彼女を救ったのがマグニートー(この時は父親である事は知らなかった)であり、 その後はミュータント優越説をベースに人類をミュータントが支配するべきだと考えるマグニートーの軍団、 『ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ』の一員となった。 この時は図らずも悪行に加担してしまうが、後に[[アベンジャーズ>キャプテンアメリカ]]の一員となっている。 彼女の父であるマグニートーは、ユダヤ人だというだけで迫害を受けていたが、何とか生き延び、 後にマグダという女性と結婚し、彼女との間に娘を設けて村で静かに暮らしていた。 しかし、彼にミュータント・パワーが目覚めたがために村人達は彼の力を恐れ、マグニートーの一家を襲撃する。 この時に娘が不幸にも命を落としたのがきっかけで、マグニートーは怒りに任せ、ミュータント・パワーで村人達を殺してしまった。 目の前でそれを見たマグダもまたマグニートーを恐れ、彼の元を去ってしまうが、 この時身籠っていた双子が後のスカーレットウィッチとクイックシルバーであった。&link_anchor(*1){*1} 登場当初は「[[指さした物や人を操り不幸を起こさせる>遠坂凛]]」というごく小規模なものであったが、 これは彼女の持つ物事の起こる確率を操作する能力、「ヘックス・パワー」によるものと明らかになる。 このヘックスパワーは後に「[[現実改変能力>涼宮ハルヒ]]」にまで進化しており、自在に[[現実]]を操るまでになった。 しかし、彼女自信もこの強力すぎるパワーを制御し切れておらず、時として破滅的悲劇を引き起こす事もある。 「アベンジャーズ・ディスアッセンブルド」でアベンジャーズメンバーを襲った原因不明の悲劇や、 超大型[[クロスオーバー]]、「ハウス・オブ・M(HoM)」で世界がミュータント(マグニートー)に統治される事になった原因、 『M-Day』で世界に数百万人居たミュータントが百人程度まで減少し、ミュータント達にも大きな転機となった事件など、 全て彼女の持つ現実改変能力が暴走・悪用された結果引き起こされている。 自己犠牲や心を備えたアンドロイド、[[ヴィジョン]]とは人間と機械の壁を超えた愛を実らせ結婚していたが、 ヴィジョンもまた彼女の能力の暴走で死亡している。 ちなみに彼女とヴィジョンの間には子供(?!)も生まれたが、この子供は彼女の現実改変能力が生み出した幻という何とも救われないオチが付いた。 この件も彼女が精神を病んだ原因となっている。 #image(sw2.jpg,width=400,title=悪魔の台詞) 「ハウス・オブ・M」のラストで弟のクイックシルバーを殺したマグニートーとミュータントの帝国に絶望し、 彼女がつぶやいた"No More Mutants."(ミュータントなんていなくなればいい)という一言のために、 世界中のミュータント達のほとんどが超能力の源となるX遺伝子を失い、普通の人間になってしまった。&link_anchor(*2){*2} この事件は「M-Day」と呼ばれ、ミュータント達全体にとって大きな転機となった。 ある者は&b(){生命維持に必要だった超能力を失ったために死に}、ある者は[[能力を失ったので普通の生活に戻り>ジュビリー]]、 ある者は[[独自の方法で能力を取り戻し>サンファイア]]、ある者は新たな能力を得るなど、 単なるクロスオーバー作品というだけではなく、&b(){既存のキャラクター全てに影響を与えた}所からも彼女の能力の大きさは窺い知れる。 英語圏の解説サイトでもこの作品の前後が区切りになる事が多く、「M-Day前」「M-Day後」という区切りがよく用いられる (尤も、この企画自体がマーベル編集長であるジョー・ケサダ氏によれば  「40年の歴史の中で無尽蔵に増えすぎたミュータント達を減らすためである」との事なのだが……)。 その後、[[フェニックス>ジーン・グレイ]]の力を巡って[[サイクロップス]]ら「フェニックス・ファイブ」とアベンジャーズが争った事件の解決に尽力し、 新たなミュータント達の誕生に関わっている。 そもそも、サイクロップスの行動の根底にはM-Dayによって絶滅寸前の存在になってしまった、 「ミュータント」という存在の未来を取り戻したいという願いがあり、スカーレットウィッチの一言こそが「X-MEN vs. アベンジャーズ」(AvX)の原因だった。 だが、最終的にその状況を変えたのもスカーレットウィッチ(と、ミュータントの「希望」とされた少女[[ホープ>ホープ・サマーズ]])となった。 M-Dayでのミュータントの減少からホープの登場を経てのAvsXでのミュータントの復活は一連のストーリーとなっているのだが、 そのオチの付け方が元凶となったスカーレットウィッチを免罪する代わりに、&b(){その代償をサイクロップスに全部擦り付けた}ような事になっている。 //これは裏読みすれば「M-Day展開は完全な失敗だ」とマーヴル編集部も認めざるを得なくなり、結局ミュータントの数を元に戻すとともに //元凶となったスカーレットウィッチを免罪する代わりに、&b(){その代償をサイクロップスに全部なすりつけた}ような事になっている。 //↑AvX後もミュータントが新たに誕生するようになっただけでM-Day前までのミュータントの数に戻ったわけではありません かくして事件からしばらくサイクロップスは[[プロフェッサーX]]殺害の罪で指名手配中の犯罪者となってしまいアベンジャーズと敵対関係に陥った。 「こんな展開にするならそもそもM-Dayなんてやらなければ……」と、&b(){彼女に対する読者の心証は余計に悪くなっている。} //だいぶ主観混じりなので修正していただけると有り難いです //さすがにサイクをヴィラン扱いは酷いので修正 ちなみにこのような評価とは逆に、アベンジャーズの仲間達からの彼女への信頼は&b(){異常なまでに}厚い。 なんと『アベンジャーズ・ディスアッセンブルド』でアベンジャーズを壊滅させ、チームメイトの一部を死なせてすらしまった後でさえ、 精神の平衡を欠き、再度の暴走を抑えられなくなりつつある彼女の処遇を巡ってX-MENと話し合った際には、 最悪彼女の殺害もやむを得ないと主張するX-MEN(あの[[プロフェッサーX]]でさえも)に対してあくまで彼女を救う道を模索すべきだと反対していた。 そうやって処遇が決まらずにいた結果がM-Dayなのだが……。 とはいえスカーレットウィッチは能力の暴走で惨事を引き起こしているとはいえ、彼女自身はあくまでその事を悔いており、一貫して償おうとしている。 その点が自分の意志でやらかした人達 ([[クイックシルバー]]:心神喪失状態の姉に強要して「HoM」を起こさせたM-Dayの元凶、  [[マグニートー]]:ミュータントテロリストであり「HoM」の改変世界で娘の前で息子を殺害し最後の一線を越えさせたM-Dayの元凶その2、  [[ハンク・ピム>アントマン(マーベル)]]:自作自演やDVに走った)との扱いの違いの理由だろう。 実際、X-MENの方でも意に反して暴走して「ダークフェニックス」と化して数十億の命を奪った事のある[[ジーン・グレイ]]も、 仲間内からはその事はあまり触れられず、それ以外の功績から聖女のような扱いすら受けている (正確には破壊を行ったのは自身をジーンと思い込んでその形をとったエネルギー体だが、  後にその精神やパワーはジーン本人と一体化し同一の存在となっている)。 実際正気と能力のコントロールを取り戻してからは、M-Dayで能力を失ったミュータント相手にちゃんと本人の希望を聞いた上で、 希望者の能力を戻そうとしていた。 とはいえX-MENらに信用されず止められて色々あった結果、能力を復活させる力は無くなってしまったが。 本人も嫌われている事は分かっており、平時にはかつての仲間の前に顔を出すのを躊躇っていたりするが、 それでもAvXのような事態では償罪の意志もあり、率先して前に出ているのだ。 //ただ、そういう態度が&bold(){ずうずうしい}ともいわれているし、正気でなかったからといってあれだけのことをやらかしたことが許されるわけではないという意見ももっともなのだが。 //道徳的な話ではないように思える。感情的な話だとどう繕ってもどうしようもないのでは? #region(メディアミックス) 1994年アニメ版『アイアンマン』ではトニーのプライベートチームの一員としてレギュラー出演。 コミックや『MCU』に比べ、やたらセクシーなコスチュームが特徴。 2015年公開の映画『[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン>ウルトロン]]』においては、エリザベス・オルセン氏が演じている。 [[ロキ]]の杖を回収したHYDRAが行った人体実験の被験者になり、双子の[[ピエトロ>クイックシルバー]]共々超能力に目覚めた設定になっており、 更に幼少時に戦火の中両親を失い、二人で隠れた物陰にスターク・インダストリーの刻印のされた不発弾が飛び込んできて、 恐怖に身動きも取れないまま二日間過ごすという地獄のような経験をしている。 そうした経緯からアベンジャーズ(特に[[トニー・スターク>アイアンマン]])の破滅を望んでいる事を見透かしたウルトロンの手先となり、 相手のトラウマを刺激するマインドコントロール能力でアベンジャーズを散々に苦しめる。 …が、ウルトロンの真の目的が世界平和どころか人類の滅亡であると知ったためピエトロと共に離反し、以後はアベンジャーズに協力した。 トニーのトラウマを刺激してウルトロンを造り出すきっかけになったのも彼女なら、ウルトロンに対抗する[[ヴィジョン]]が生まれたのも、 離反した彼女がウルトロンからヴィブラニウム製の新型ボディ「クレードル」を奪ったおかげという複雑な立ち位置となっている。 2014年公開の映画『X-MEN:フューチャー&パスト』でも、 弟の[[クイックシルバー]]の登場と共に彼女も登場する事が計画されていたが、最終的にカットされた。 2016年公開の『X-MEN:アポカリプス』でも登場する事は無かったが、クイックシルバーの異母妹にあたるニーナという少女が、 かつて父親の[[マグニートー]]の危機にその超能力を暴走させた結果、その力に恐怖した当局によって命を奪われたという、 彼女の不在を補完するような設定が追加されている。 #endregion ---- **MUGENにおけるスカーレットウィッチ #image(sw_mugen.gif,title=真紅の魔女) Warecus氏、Acey氏、Ark_氏、ZVitor氏の共同製作による、[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用のものが公開中。 //「Warecus, Acey, Ark_ & ZVitor」と記載されており、「Warecus氏」「Acey氏」「Ark_ & ZVitor氏」なのかもしれません WinMUGEN対応バージョンも存在しており、こちらはhamer氏によって代理公開されている。 6ボタン方式でスーパージャンプ、エリアルレイブ、アドバンシングガードなどを持つ『[[MVC>MARVEL VS. CAPCOM]]』系の性能。 必殺技はビーム系の他に、魔法を用いて相手を動物に変えてしまったり、『MSH』のリアリティ・ジェムと同様の効果を持つものがある。 また、ライフを回復しつつバリアを展開する[[超必殺技]]「Revitalize」は、相手を画面端に追い詰めた状態でガードさせると凄まじい削りダメージを叩き出す。 他社キャラクターとの合体技「[[Amalgam>スーパーソルジャー]]」も搭載予定のようだが、 現時点でコマンドは用意されているが実装されていない模様(搭載されれば、恐らく[[ザターナ]]との合体技になると思われる)。 [[AI]]は搭載されていないが、Colosse氏によるAIパッチが存在する。 DLリンクが切れていたため一時期入手不可だったが、現在はhamer氏によって本体同梱で代理公開されている。 また、カサイ氏によるWinMUGEN版に対応したAIも公開された。 カサイ氏AIは遠距離では飛び道具や[[設置技>設置]]で牽制し、近距離ではコマンド投げや「Revitalize」で対抗と、実に嫌らしい立ち回りを見せる。 |製作者動画(リンクは古い物なので注意)&br()&youtube(https://youtu.be/6_TyiwIz-b0){320,240}|Colosse氏AI&br()&youtube(https://youtu.be/WMMWIcsNWyA){320,240}| 単体キャラ以外では、Slotman氏製作の%%元亭主%%[[ヴィジョン]](新バージョン)の超必殺技の一つで登場する。 ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[スカーレットウィッチ],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[スカーレットウィッチ],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[スカーレットウィッチ],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ----- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 上記の設定で長年続いてきたのだが、2015年刊行の『Uncanny Avengers (Vol.2) #4』で、 &b(){「実はスカーレットウィッチとクイックシルバーはマグニートーの子供ではなく、ミュータントでも無かった」} という驚愕の後付け設定が加わる事になった。 これまでの話と整合性を取る気はあるのかマーベル編集部。 &s(){版権の壁に対する嫌がらせですか?&br()2019年にディズニーが20世紀フォックスを買収したおかげで再び『X-MEN』関連を自由に扱える様になった為、元に戻す可能性もなくはないが} &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} さらに、この時ついでに(!?)[[オンスロート]]が復活していたりする。 「M-Day」ばかりでなく、さらに突然地球レベルの危機が……というわけでもなく&b(){[[再生怪人は弱い>ドゥームズデイ]]}という有様だった。 おかげで「全マーベルヒーローが一丸となって立ち向かった強敵」「史上初、地球から誕生した[[コズミックビーイング>ギャラクタス]]」の威厳は崩壊。 &b(){[[なんでこんな余計な事した!!言え!>ファフナー・マークザイン]]} ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:高田由美|,|CV:三重野帆貴|,|CV:乾政子|,|CV:大野エリ|,|CV:行成とあ|,アメコミ,ヒロイン,ミュータント,魔女,魔法使い,姉,マント,茶髪,赤色

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