タイラント(ウルトラマン)

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タイラント(ウルトラマン)」(2024/03/13 (水) 11:00:44) の最新版変更点

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#image(b0003180_10482225.jpg,width=250,title=合体怪獣の筆頭的存在) #image(taiketu ultrahero tyrant.gif) 円谷プロの特撮作品であるウルトラシリーズに登場する[[怪獣]]。 初登場は『[[ウルトラマンタロウ]]』第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」。 身長62m、体重57000t。別名「暴君怪獣」。 //身長体重の記載の仕方は他の多くの怪獣のページに合わせた。 タイラントとは日本語で「[[暴君>デス=アダー]]」の意。同じ名を冠したものに[[『バイオハザード』シリーズに登場する生体兵器>タイラント(バイオハザード)]]や、[[亀大王>クッパ]]のカートがあるが、 世に出たのはこの「怪獣タイラント」の方が先である。 これまでのシリーズでウルトラ戦士に倒された怪獣・超獣・宇宙人達の怨念が集結して誕生した合体怪獣である。 劇中においてタロウを除くウルトラ5兄弟を立て続けに破るという圧倒的な強さだけでなく 合体怪獣でありながら継ぎ接ぎ感を感じさせず、もはや1体の怪獣として収まっている秀逸なデザインから人気は高い (合体怪獣の前例としては、既に前番組『ウルトラマンA(エース)』の最終回に登場した最強超獣[[ジャンボキング]]がいるが、  こちらは合体前のパーツが分かり辛く、牛神超獣[[カウラ]]と変身超獣[[ブロッケン>ブロッケン(ウルトラマン)]]の要素が多いのが分かる程度で、いまいち合体しているという印象は薄い。  また[[最終回の怪獣>ゼットン]]と言っても、ウルトラシリーズ初の「黒幕」である[[ヤプール>巨大ヤプール]]との[[(主に精神面での)闘い>トムキャット・レッド・ビートル]]が主軸に置かれていたため、  ジャンボキング自身は&b(){[[特に工夫もなく普通に倒されてしまった>ブラックエンド]]}のも[[影の薄い>シュラ]]原因になっている)。 パーツは以下の怪獣で構成されており、そのうち頭・腕・腹の3つは登場時のナレーションによって明言されている(※)。 >頭→竜巻怪獣 シーゴラス(帰マン)※ >耳→異次元宇宙人 [[イカルス星人]](セブン) >腕→殺し屋超獣 [[バラバ]](A)※ >腹→宇宙大怪獣 [[ベムスター]](帰マン)※ >背→液汁超獣 ハンザギラン(A) >脚→どくろ怪獣 [[レッドキング]](マン) >尾→大蟹超獣 キングクラブ(A) #region(各部のパーツや及び能力についての補足) 左右逆転しているバラバの腕、爪が生えている上模様も違う(このような松かさ状ではなく蛇腹状)レッドキングの足など、 その部位のもとになった怪獣とは若干差異が見られる部分もある。 また、ベムスターの腹で光線を吸収する描写は平成作品に入ってからしか存在せず、更に冷気を放出するという元のベムスターには無い能力がある。 口からの炎はキングクラブから受け継いだものとされており、「爆炎放射」及び「デスファイヤー」と呼ばれる事もある。 倒された怪獣の怨念という設定ではあるが、パーツの中にはシーゴラス(角を折られて戦意喪失し、逃げ帰っただけなので死んではいない)や、 ハンザギラン(サンショウウオが超獣化されたものだが、エースの力で元の姿に戻されただけで死んではいない)のように、 厳密には倒されたとは言えない怪獣もいる (一応、前者に関して言えばナックル星人に操られた「再生シーゴラス」が倒されてはいる。  死んでいないシーゴラスが[[再生されている>ゾンビ]]事自体、当時(帰マン)から不思議に思われていた一方で、  「折られた角」を基に再生されたクローン怪獣なのではという考察も存在する。[[ナックル星人により殺されて再生させられた>道潤]]可能性も)。 現在の公式設定では上記の7体がパーツとなっているが、脚本段階では[[ブラックキング]]の角も含まれていた様で、 当時の児童誌などでは、後頭部から生えた角をブラックキングのものと紹介している記事もある。 また、ジャンボキングのブロッケン体型と違って気が付きにくいが、こいつに一番体型が似ているこれまでの怪獣(超獣)は、 上述の各パーツの連中と一切無関係のA30話に登場した「黒雲超獣レッドジャック」だったりする (角・巨大な両耳状の突起・ギザギザ襟巻・長い尾など)。 #endregion #region(『タロウ』本編におけるタイラント) 海王星から地球に向かおうとしていたその時、偵察していた[[ゾフィー]]に発見され戦闘になる。 終始ゾフィーを圧倒し、仲間に危機を知らせるウルトラサインを出そうとした所へ腕を踏み付けてへし折り、追い討ちをかけた。 &b(){「無敵のゾフィーが敗れた」}。&s(){恐らくバードン戦は別個体のゾフィーが戦って敗れたのだろう} #image(IMG_0240.gif,width=250,title=セブンはタイラントが飛び立った後にウルトラサインを出すも、東光太郎がサインに気付かずそのままサインが消えてしまい、 ジャックは初代ウルトラマン同様、サインを消されてしまう。 エースの発したサインに東光太郎がようやく気付くもタイラントは目前であった。 兄弟が発したサインはSOSを組み合わせた記号とウルトラマンタロウのウルトラ文字サインで構成されている) その後天王星で[[初代ウルトラマン>ウルトラマン]]と対決。これもほぼ一方的な戦いで圧倒し、 マンが辛くも出したウルトラサインを特殊光線で消し去ってしまう。 土星での[[ウルトラセブン]]との戦いでも環境的な利も相まって余裕の勝利 (ウルトラ戦士は低温に弱いという弱点があり、特にセブンは作中で明示されている)。 木星での[[ウルトラマンジャック]]との戦いではスペシウム光線も通用しない打たれ強さを見せ、返り討ち。 火星では怪獣より強い超獣と戦ってきた[[ウルトラマンエース]]と対決し (尤も『ウルトラマンタロウ』の第1話時点で、オイル超獣オイルドリンカーを宇宙大怪獣[[アストロモンス]]が返り討ちにしているため、  超獣が必ずしも怪獣より強いという訳ではない)、 メタリウム光線を受けてもダメージを受けるどころか、火炎放射でこれも返り討ちにした。 …なんか、ウルトラマン以外はカラータイマーが点滅さえしていない気がするが、[[なに、気にすることはない>ウッドロウ・ケルヴィン]]。 そしてタイラントは遂に地球に侵入。ウルトラマンタロウと対峙する。 激戦の末、タロウはバラバのムチをブルーレーザーで切断し、キングブレスレットの力でウルトラランスへと変化させ、投擲。 串刺しにされたタイラントは青い光に包まれて爆発し、消滅した。 #region(タロウにあっさり倒された理由?) 鳴り物入りで登場したタイラントではあったが、タロウとの戦いでは割とあっさり劣勢になり、そのまま倒されてしまっている。 理由としては、ウルトラ兄弟と連続で戦ってきたためにタイラントの[[疲労が溜まっていた>街中出逢って誰お前グランプリ]]か、 タロウが倒した怪獣のパーツが合体していなかったので、タロウに対しては怨念の力が発揮できなかったか、 &s(){まあ、それ言ったらゾフィーが倒した敵のパーツもないんだけど}&br()あるいはタロウがこれまでの戦いを通して[[成長した>成長トーナメント]]かのいずれかが挙げられる事が多い。 ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』では前者を採用し、 タイラントはウルトラ兄弟との連戦で体力を引き継ぐ、という演出になっている。 &nicovideo(sm9490722) 後年の『ウルトラマン列伝』では、 &b(){「タイラントを倒すにはタイラント自身の武器が必要であり、タロウはバラバ鞭を利用したので勝利できた」}という新解釈が登場した。 なお、タイラントに腕を使われたバラバの最期も「自分の手の鎌を利用されて首を斬り落とされる」というものになっており、 『新ウルトラマン列伝』ではこれをタイラントを倒すヒントにしたとタロウが語っている。 メタ的な事を言うと、この回は所謂&b(){「正月スペシャル」}的な話であり 各兄弟が倒される毎にその兄弟の主役作品についての回想が入ったため、 タロウ対タイラントに[[割ける時間がそもそも無い>制限時間]]という事情があるのであった。[[仕方ないね。>○○だからしょうがない]] (ヤプールのオマケ扱いだったジャンボキングとは違い、ちゃんとタイラントがメインを張っていたのだから問題なし) #endregion #endregion #region(それ以降の活躍) 映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』では、[[ゴモラ]]に率いられる怪獣軍団の一体として登場。 アストロモンスやドロボンもそうだが、宇宙怪獣の筈であるタイラントが地底から現れた理由は不明。 明らかに弱くなっており、&bold(){何と、ハヌマーン一人に圧倒されている。} 最期はドーナ第7ロケット基地の爆発に巻き込まれて死亡するという散々なものであった。 …尤も、その後のゴモラ以下怪獣軍団がハヌマーンらに受けた仕打ちを考えると、早々にあっさり死亡できた彼は、 ある意味では幸運だったのかもしれないが。 その後、平成の『[[ウルトラマンマックス]]』『[[ウルトラマンメビウス]]』で過去の怪獣が復活する路線となり、 タイラントも『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』にて再登場。 キール星人のレイオニクス、グランデが操る怪獣として登場した。 こちらはベムスターの腹でゴモラの超振動波を吸収したり、イカルス星人の耳からアロー光線を放つなど、 各怪獣のパーツを生かした能力を披露し、ようやく合体怪獣らしい立ち回りを見せてくれた。 その圧倒的強さでゴモラを倒し、更に主人公・レイの操るもう1体の怪獣である[[エレキング]]をも葬り去ってしまった。 しかし、レイ復活後の再戦では、第二覚醒したゴモラとリトラとの連携の前に敗れ去った。 ちなみに、グランデは他にレッドキングを所持しているのだが、このレッドキングは、 [[キングジョーブラック>キングジョー]]を圧倒するほどの実力を持ち、ブレイブバーストしたゴモラとも互角の戦いを繰り広げた。 …合体怪獣以上にその脚の持ち主が活躍するというのは順番が逆のような気がしないでもないが、 レッドキングはゲーム版『大怪獣バトルNEO』の主役なので、実質“主人公補正”という事だろう。 上記の裏設定などを掲載した漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、TV版『NEO』の5話と6話の間の時間軸でグランデと共に登場。 主人公アイのネオバトルナイザーを見て興奮したグランデが、アイのレッドキングと戦わせた。 この時グランデはレッドキングに興味を示し、タイラントに対し、 &b(){「心配すんな オレの相棒はおまえだけだよ…今のところはな」}と発言していた。 この事からグランデが初めはタイラントのみと契約していたという事に明らかとなった。 なお、このエピソードは残念ながら単行本未収録である。&s(){早く4巻出して下さいよ角川さん。} 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河大戦 THE MOVIE』にも登場。 ウルトラマンベリアルの手によって怪獣墓場から復活し、怪獣軍団に加わりウルトラ戦士達を迎え撃つ。 最終局面まで生き残ったが、最終的には駆け付けてきた[[ウルトラマンゼロ]]により倒された。 その後、百体怪獣ベリュドラを構成する怪獣達の中にも確認できる。 合体怪獣がさらに合体していいのかよとか、合体元パーツのレッドキングやベムスターとかも別に合体しちゃってるよとか、 そもそもなんで怨念が合体してできた怪獣が独立した個体として眠ってるんだよとかツッコミ所満載だが、 ウルトラシリーズでも屈指の不思議スポットの怪獣墓場とチートアイテムのギガバトルナイザーのせいだし仕方ない。 『ウルトラゼロファイト』第二部「輝きのゼロ」では、ダークネスファイブの一人、テンペラー星人・極悪のヴィラニアスの相棒として登場。 他の面子同様に目が赤くなっているのが特徴。極暴コンビと称してゼロやジャンボット・ジャンナインの兄弟を苦しめた。 ベムスターの腹を最大限に活かしてヴィラニアスのサポートを務めており、後半は5人(4人と1匹)揃って他のメンバーに馴染んでいるが、 タイラント自身はダークネスファイブではない。 また、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の企画段階時点ではタイラントの強化版として、 ゴモラ、エレキング、ツインテール、[[バキシム]]、アストロモンスを追加した「グランドタイラント」という怪獣の案もあった。 こちらは通常のタイラントに追加された怪獣達の体の複数のパーツが激しく自己主張し合っており 寄せ集めながら一体の怪獣としてスマートに纏め上げられたタイラントのイメージからは大きく逸脱したデザインである。 見たい方はグランドタイラントで画像検索してもらいたい。 映画『ウルトラマンサーガ』では、[[アントラー]]や[[パンドン]]などと並び[[バット星人]]の作り出した怪獣兵器として登場。 本編ではお蔵入りとなった代わりに、『ウルトラマン列伝』において特集が組まれた際に、新撮パートとしてショートバージョン、 ディレクターズカット版及び『新ウルトラマン列伝』における分割放送時にフルバージョンが日の目を見た。 他の怪獣兵器と違い、タイラントだけは因縁の無い[[ウルトラマンレオ]]と初対決し、最期はレオキックを頭部に受けて撃破された。 なんだか呆気無く思えるが、格闘戦を得意とするレオにはベムスターの腹もほとんど機能しないだろうし、仕方がないのかもしれない。 『[[ウルトラマンギンガ]] 劇場版スペシャル』では、イカルス星人(SD)が6体のスパークドールズと融合したタイラント(SD)が登場。 主人公の礼堂ヒカルが変身したウルトラマンティガと戦い、ゼペリオン光線を吸収して苦戦させるも、 「タイラントを倒せるのはタイラントの武器」という弱点を突かれ、加勢に来たジャンナインがバラバ鞭を受け止めた隙に、 ティガがハンドスラッシュで鞭を切断、鞭先端の鎌を突き刺されてダメージを受けた所にジャンスターダストを受けて敗北した。 一応、スパークドールズ争奪戦におけるボス的な存在ではあるのだが、肝心のウルトラマンギンガとは戦えなかった上に、 直後に登場した[[ダークザギ>アンノウンハンド]]は「今までの怪獣とは桁が違う」などと評されていたため、少し噛ませ犬感が漂っていた。 『ウルトラファイトオーブ 親子の力お借りします!』では、レイバトスがゾフィーとジャックに対する迎撃として、 ギガバトルナイザーで復活させた7体の怪獣を合体させる形で登場。 当時より大きく成長した二人をカラータイマー点滅まで追い込むも、そこに10年もの修行を終えたセブン、ゼロ、オーブが合流し、 セブン、ゼロ親子と阿吽の呼吸を掴めるようになったオーブ達3人の連携に次第に押され、 最期はワイドショット、ワイドゼロショット、ワイドスラッガーショットの同時発射で倒された。…ベムスターの腹はどうしたのだろうか? 『[[ウルトラマンジード]]』では第9話に登場。実は平成以降にテレビシリーズ本編に登場したのはこれが初めてだったりする。 本作の敵・伏井出ケイによって怪獣カプセルから召喚され、高い戦闘能力でジードを苦しめるがゼロが援護に駆け付けると劣勢となり、 最終的にはゼロビヨンド形態となったゼロに倒された。 #endregion #region(ゲーム作品でのタイラント) ビデオゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』や、 アーケードカードゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では、 強化形態の''EXタイラント''、''EXタイラント2''が登場する。 &ref(dai27.jpg,,,title=怨念が集まりすぎた…)&space(2)&ref(dai26.jpg,,title=結果がこれだよ!) 前者は[[ゴモラ]]の後ろ脚と[[ジェロニモン]]の羽飾りが付き、ケンタウルスのような風貌をしている。そして&b(){デカい。} その大きさ、実にウルトラマンや他の怪獣の倍はあり、ストーリーモードの[[ラスボス]]を除けば一番大きい。 また、バラバの鞭を上空に伸ばして&b(){隕石を引っ張って落とし惑星を破壊する}という必殺技を使う。 漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では星間戦争に怪獣兵器として投入され、この技で[[ペダン星>キングジョー]]を滅ぼした。 |(※この動画の4分41秒辺りから)&br()&nicovideo(sm59585)| 後者は怨念を吸収しすぎた結果、骨だけになってしまったという設定。 体力がデフォルトで他キャラクターの半分しかないが、周りを漂う怨念を吸収する事で[[回復>リザレクション]]できるようになっている。 前者と違ってパワフルさは無く、ガードから的確に反撃を狙う泥臭い戦いを得意とする。 『大怪獣バトル』では&b(){「デスボーン」}という名前が付いている。 ソーシャルゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』では、キャラクターを50体獲得するミッションの報酬で入手できる怪獣として登場。 5兄弟を蹴散らした[[原作再現]]なのか、&b(){システム上は無償でもらえるのにやけに強い。} リーダースキルは属性に関わらず味方全体の攻撃力を中アップさせる強力なもので、 かつ、全ウルバト実装怪獣の中でタイラントのみ所持している希少な種類である。 必殺技「バイオレンステール」は与えたダメージに応じてHPを回復できる。ただしモーションは[[ゴモラ]]と共用の尻尾攻撃。 また、入手経路はミッション報酬のみだが、条件を満たすのに莫大な量の素材こそ要求するものの、 特定の手順を用いれば増殖させることはシステム的に可能であり、 タイラントの所持する「防御力大アップ」や「移動力アップ」などの優秀なレアスキルを他怪獣に継承するために、 せっせとタイラントを育成・増殖させる、通称&b(){「タイラント牧場」}というプレイスタイルがある。 #endregion タイラントや前述のジャンボキングのような合体怪獣は、後のウルトラシリーズにも多く登場している。 [[イズマエル]]、ギガキマイラ、ベリュドラ、そして[[ファイブキング]]などがそれに当たり、 特にイズマエルとファイブキングは&b(){「平成のタイラント」}とも呼ばれる事があり、何かと引き合いに出される辺りが、 タイラントの知名度と人気を物語っていると言えよう(後者はウルトラマン列伝内で2度ほどタイラントとの類似点が言及されている)。 ---- **MUGENにおけるタイラント [[ガタノゾーア]]などを製作したmuu氏によるものと、bakisimu氏による改変版が存在する。 #region(muu氏製作) -muu氏製作 2009年6月1日公開。 [[ドット絵]]はGBA『対決!ウルトラヒーロー』のものだが、 技は3D格ゲーの『ウルトラマン Fighting Evolution』シリーズを基に作られており、 EXタイラント及びデスボーンの技も使う事ができる。 ワイヤーアタックはリーチが長く、相手を引き寄せた後に様々な技で追撃が可能。 そのまま[[永久]]ができちゃったりする。正に暴君。 また、LIFEが異常に高く、その数値なんと&b(){3250}である。 これは『対決!ウルトラヒーロー』のボスモードでの体力を、ウルトラマンを1000として換算したものになっている。 恐らく『タロウ』本編でウルトラ兄弟の光線にも耐えた打たれ強さを再現しているのだろう。 腕の鉄球から繰り出されるワイヤーで捕らえてからの火炎攻撃や、冷気攻撃で容赦なく攻めてくる。 ただ、[[スピリッツシステム>ウルトラマン(ゲーム)]]を搭載・使用するために、ある意味運に左右される試合展開になる。 高い体力から来る高耐久性をスピリッツシステムによって強化する事で粘り強く戦い、 ワンチャンスしか与えてくれないような苛烈な立ち回りのキャラクター相手にも、チャンスを窺いつつ戦える。 例1:ゼットンを引いた→時間限定で攻撃時以外の防御力が1,5倍に増加。 例2:サータンを引いた→時間限定でガード時に姿が消えている間、無敵になって削りを無くせる。 防御力増加、弾幕(光線と表記される)に強くなる、回り込みが成功しやすくなる、攻撃を受けるとゲージ上昇などの効果は、 体力が高く、余程地力に差が無い限りは瞬殺される可能性の低いタイラントにこれ以上ないほどマッチしており、 「暴君ぶち切れ」という食らい抜け&相手を画面端まで吹き飛ばす1ゲージ技の存在が、それらを更に効果的なものにしている。 各種あるスピリッツであるが、特に強力なのは3種の"キング"とプリズ魔であろう。 -ライブキング→体力を4割近く回復。&br()元々体力の高いタイラントにとっては正に天の助けとも言える、絶対的な当たり。 -ブラックキング→攻撃力2倍且つ必殺技のダメージ上昇。 -レッドキング→攻撃がガード不能になる。&br()主力攻撃方法であるワイヤーは投げなので元々ガー不である。画面端からの弾幕が強くなると考えよう。 -プリズ魔→(光線と表記される)飛び道具を必殺ゲージに変える。&br()発動中は飛び道具に無敵となりゲージが増えるので、弾幕キャラ相手には絶好のチャンスを作れる。 2010年前半に公開されたバージョンには狂以上の耐性になる12Pカラーが存在していたが、 現在DL可能なバージョンには12Pが存在せず、カラーによる性能差は無い。 #region(大会ネタバレ) [[MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント]]において多くの他のmuu氏製の怪獣達と共に登場。 持ち前の硬さ、投げ技としては脅威のリーチを誇るワイヤーアタック、喰らい状態から脱出する超必殺技「暴君ブチ切れ」 そして形勢逆転のスピリットを生かし、正に暴君のごとく暴れる。 その実力が知れ渡っている強豪[[スタン・エルロン]]を破った[[Keeper Of Nests>オリジナルゼロ]]、 同じく優勝候補とまでよばれた[[ディエス>魂魄妖夢]]を倒した[[黄龍神奈>神奈備命]]の両名を下し、多くの視聴者からも一目置かれた上で、 [[ミズチ]]や[[マグニートー]]といった各種大会の優勝候補との対決を制し、遂に優勝候補としてベスト8までコマを進めた。 特にマグニートーとの対決は、両者共に実力を出し切っての名勝負である。 …が、準決勝にて同じく優勝候補と目されていた[[ギル&カイ>ギルガメス]]を下した[[沙耶]]と対決するも、 ワイヤーアタックがことごとく避けられた挙句そこからの投げの連発を受け、最後は硬直からのタイムアップで敗退した。 なお、本大会で良くも悪くも印象を残す活躍をしたタイラントだが、 膨大な数の試合の中で、&b(){タイラントが苦手とする投げの無効な相手や、即死攻撃、割合攻撃を繰り出してくる相手とは、&br()組み合わせの都合上当たらなかった}という点は考慮しなければいけない点である。 また、他のmuu氏製怪獣や『[[ゴジラ 怪獣大決戦]]』のキャラなどは、一部例外を除けば総じて強ランクに近いので、 タイラントの印象だけで「怪獣キャラ=凶クラス以上は確実」とするのは早計である事を理解して頂きたい。 組み合わせによる勝ち抜きの都合上実現しなかったものの、対決していたなら勝てるらしいと大会中にも噂されていた、 ディエスとの対決の検証動画をカサイ氏がアップしている。 &nicovideo(sm15750920) かなり紙一重ではあるものの、確かに打倒する事は可能なようだ。 そして、この強さでも上限審査員である[[マスターギース>ギース・ハワード]]未満である事が分かって頂けると思う。 #endregion #endregion #region(bakisimu氏製作) -bakisimu氏製作 上記のタイラントを改変したもの。 2013年7月頃から公開されており、最新版は2015年11月1日更新。 こちらは性能を大幅に下げて、一般的なキャラでも戦いやすいものになっている。 元は改変パッチとして公開されていたが、現在は単体キャラとして公開されているため注意。 LIFEは一般的なキャラと同等にまで引き下げられ、一部の強力だった技も封印または調整をされている。 その代わりに前後へのステップと通常攻撃の追加などがされており、多少は小回りも利く調整になっている。 SEの変更やカットインの追加など、演出面でも強化される。 イントロで空中から飛来し、「連絡によると火星でエースまで倒したという」というZATの通信が入るなど、 ウルトラ5兄弟を倒した後の消耗したタロウ戦の状態をイメージしているとの事。 #endregion ***出場大会 #region(一覧) #list_by_tagsearch_cache([大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) ''削除済み'' #list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) #co(){ ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) } #endregion ***出演ストーリー [[なこるる茶屋]](第19話) [[わたしたちのすわこさま]](その2) [[怪獣王 王座復権への道]] [[仮面ライダーMIOMEGA]](第30話) [[【TRPGリプレイ】幻想郷きのこツアー【アルシャードガイア】 ]](第4話エキシビジョンマッチ) ***プレイヤー操作 [[ブリジットと遊撃の旅>ブリジットで世紀末に挑戦]](part339) ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|円谷|,怪獣,炎使い,氷使い,鎌使い,ボスキャラ,鎖付き鉄球,火炎ブレス,合体,角(鼻先) &hiduke(1974/01/04)
#image(b0003180_10482225.jpg,width=250,title=合体怪獣の筆頭的存在) #image(taiketu ultrahero tyrant.gif) 円谷プロの特撮作品であるウルトラシリーズに登場する[[怪獣]]。 初登場は『[[ウルトラマンタロウ]]』第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」。 身長62m、体重57000t。別名「暴君怪獣」。 //身長体重の記載の仕方は他の多くの怪獣のページに合わせた。 タイラントとは日本語で「[[暴君>デス=アダー]]」の意。同じ名を冠したものに[[『バイオハザード』シリーズに登場する生体兵器>タイラント(バイオハザード)]]や、[[亀大王>クッパ]]のカートがあるが、 世に出たのはこの「怪獣タイラント」の方が先である。 これまでのシリーズでウルトラ戦士に倒された怪獣・超獣・宇宙人達の怨念が集結して誕生した合体怪獣である。 劇中においてタロウを除くウルトラ5兄弟を立て続けに破るという圧倒的な強さだけでなく 合体怪獣でありながら継ぎ接ぎ感を感じさせず、もはや1体の怪獣として収まっている秀逸なデザインから人気は高い (合体怪獣の前例としては、既に前番組『ウルトラマンA(エース)』の最終回に登場した最強超獣[[ジャンボキング]]がいるが、  こちらは合体前のパーツが分かり辛く、牛神超獣[[カウラ]]と変身超獣[[ブロッケン>ブロッケン(ウルトラマン)]]の要素が多いのが分かる程度で、いまいち合体しているという印象は薄い。  また[[最終回の怪獣>ゼットン]]と言っても、ウルトラシリーズ初の「黒幕」である[[ヤプール>巨大ヤプール]]との[[(主に精神面での)闘い>トムキャット・レッド・ビートル]]が主軸に置かれていたため、  ジャンボキング自身は&b(){[[特に工夫もなく普通に倒されてしまった>ブラックエンド]]}のも[[影の薄い>シュラ]]原因になっている)。 パーツは以下の怪獣で構成されており、そのうち頭・腕・腹の3つは登場時のナレーションによって明言されている(※)。 >頭→竜巻怪獣 シーゴラス(帰マン)※ >耳→異次元宇宙人 [[イカルス星人]](セブン) >腕→殺し屋超獣 [[バラバ]](A)※ >腹→宇宙大怪獣 [[ベムスター]](帰マン)※ >背→液汁超獣 ハンザギラン(A) >脚→どくろ怪獣 [[レッドキング]](マン) >尾→大蟹超獣 キングクラブ(A) #region(各部のパーツや及び能力についての補足) 左右逆転しているバラバの腕、爪が生えている上模様も違う(このような松かさ状ではなく蛇腹状)レッドキングの足など、 その部位のもとになった怪獣とは若干差異が見られる部分もある。 また、ベムスターの腹で光線を吸収する描写は平成作品に入ってからしか存在せず、更に冷気を放出するという元のベムスターには無い能力がある。 口からの炎はキングクラブから受け継いだものとされており、「爆炎放射」及び「デスファイヤー」と呼ばれる事もある。 倒された怪獣の怨念という設定ではあるが、パーツの中にはシーゴラス(角を折られて戦意喪失し、逃げ帰っただけなので死んではいない)や、 ハンザギラン(サンショウウオが超獣化されたものだが、エースの力で元の姿に戻されただけで死んではいない)のように、 厳密には倒されたとは言えない怪獣もいる (一応、前者に関して言えばナックル星人に操られた「再生シーゴラス」が倒されてはいる。  死んでいないシーゴラスが[[再生されている>ゾンビ]]事自体、当時(帰マン)から不思議に思われていた一方で、  「折られた角」を基に再生されたクローン怪獣なのではという考察も存在する。[[ナックル星人により殺されて再生させられた>道潤]]可能性も)。 現在の公式設定では上記の7体がパーツとなっているが、脚本段階では[[ブラックキング]]の角も含まれていた様で、 当時の児童誌などでは、後頭部から生えた角をブラックキングのものと紹介している記事もある。 また、ジャンボキングのブロッケン体型と違って気が付きにくいが、こいつに一番体型が似ているこれまでの怪獣(超獣)は、 上述の各パーツの連中と一切無関係のA30話に登場した「黒雲超獣レッドジャック」だったりする (角・巨大な両耳状の突起・ギザギザ襟巻・長い尾など)。 #endregion #region(『タロウ』本編におけるタイラント) 海王星から地球に向かおうとしていたその時、偵察していた[[ゾフィー]]に発見され戦闘になる。 終始ゾフィーを圧倒し、仲間に危機を知らせるウルトラサインを出そうとした所へ腕を踏み付けてへし折り、追い討ちをかけた。 &b(){「無敵のゾフィーが敗れた」}。&s(){恐らくバードン戦は別個体のゾフィーが戦って敗れたのだろう} #image(IMG_0240.gif,width=250,title=残念!またしても凶暴なタイラントによって、ウルトラ兄弟の二番手・ウルトラマンもやられてしまった!) その後天王星で[[初代ウルトラマン>ウルトラマン]]と対決。これもほぼ一方的な戦いで圧倒し、 マンが辛くも出したウルトラサインを特殊光線で消し去ってしまう。 土星での[[ウルトラセブン]]との戦いでも環境的な利も相まって余裕の勝利 (ウルトラ戦士は低温に弱いという弱点があり、特にセブンは作中で明示されている)。 木星での[[ウルトラマンジャック]]との戦いではスペシウム光線も通用しない打たれ強さを見せ、返り討ち。 火星では怪獣より強い超獣と戦ってきた[[ウルトラマンエース]]と対決し (尤も『ウルトラマンタロウ』の第1話時点で、オイル超獣オイルドリンカーを宇宙大怪獣[[アストロモンス]]が返り討ちにしているため、  超獣が必ずしも怪獣より強いという訳ではない)、 メタリウム光線を受けてもダメージを受けるどころか、火炎放射でこれも返り討ちにした。 ……なんか、ウルトラマン以外はカラータイマーが点滅さえしていない気がするが、[[なに、気にすることはない>ウッドロウ・ケルヴィン]]。 そしてタイラントは遂に地球に侵入。ウルトラマンタロウと対峙する。&link_anchor(*1){*1} 激戦の末、タロウはバラバのムチをブルーレーザーで切断し、キングブレスレットの力でウルトラランスへと変化させ、投擲。 串刺しにされたタイラントは青い光に包まれて爆発し、消滅した。 #region(タロウにあっさり倒された理由?) 鳴り物入りで登場したタイラントではあったが、タロウとの戦いでは割とあっさり劣勢になり、そのまま倒されてしまっている。 理由としては、ウルトラ兄弟と連続で戦ってきたためにタイラントの[[疲労が溜まっていた>街中出逢って誰お前グランプリ]]か、 タロウが倒した怪獣のパーツが合体していなかったので、タロウに対しては怨念の力が発揮できなかったか、 &s(){まあ、それ言ったらゾフィーが倒した敵のパーツもないんだけど}&br()あるいはタロウがこれまでの戦いを通して[[成長した>成長トーナメント]]かのいずれかが挙げられる事が多い。 ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』では前者を採用し、 タイラントはウルトラ兄弟との連戦で体力を引き継ぐ、という演出になっている。 &nicovideo(sm9490722) 後年の『ウルトラマン列伝』では、 &b(){「タイラントを倒すにはタイラント自身の武器が必要であり、タロウはバラバ鞭を利用したので勝利できた」}という新解釈が登場した。 なお、タイラントに腕を使われたバラバの最期も「自分の手の鎌を利用されて首を斬り落とされる」というものになっており、 『新ウルトラマン列伝』ではこれをタイラントを倒すヒントにしたとタロウが語っている。 メタ的な事を言うと、この回は所謂&b(){「正月スペシャル」}的な話であり 各兄弟が倒される毎にその兄弟の主役作品についての回想が入ったため、 タロウ対タイラントに[[割ける時間がそもそも無い>制限時間]]という事情があるのであった。[[仕方ないね。>○○だからしょうがない]] (ヤプールのオマケ扱いだったジャンボキングとは違い、ちゃんとタイラントがメインを張っていたのだから問題なし) #endregion #endregion #region(それ以降の活躍) 映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』では、[[ゴモラ]]に率いられる怪獣軍団の一体として登場。 アストロモンスやドロボンもそうだが、宇宙怪獣の筈であるタイラントが地底から現れた理由は不明。 明らかに弱くなっており、&bold(){何と、ハヌマーン一人に圧倒されている。} 最期はドーナ第7ロケット基地の爆発に巻き込まれて死亡するという散々なものであった。 …尤も、その後のゴモラ以下怪獣軍団がハヌマーンらに受けた仕打ちを考えると、早々にあっさり死亡できた彼は、 ある意味では幸運だったのかもしれないが。 その後、平成の『[[ウルトラマンマックス]]』『[[ウルトラマンメビウス]]』で過去の怪獣が復活する路線となり、 タイラントも『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』にて再登場。 キール星人のレイオニクス、グランデが操る怪獣として登場した。 こちらはベムスターの腹でゴモラの超振動波を吸収したり、イカルス星人の耳からアロー光線を放つなど、 各怪獣のパーツを生かした能力を披露し、ようやく合体怪獣らしい立ち回りを見せてくれた。 その圧倒的強さでゴモラを倒し、更に主人公・レイの操るもう1体の怪獣である[[エレキング]]をも葬り去ってしまった。 しかし、レイ復活後の再戦では、第二覚醒したゴモラとリトラとの連携の前に敗れ去った。 ちなみに、グランデは他にレッドキングを所持しているのだが、このレッドキングは、 [[キングジョーブラック>キングジョー]]を圧倒するほどの実力を持ち、ブレイブバーストしたゴモラとも互角の戦いを繰り広げた。 …合体怪獣以上にその脚の持ち主が活躍するというのは順番が逆のような気がしないでもないが、 レッドキングはゲーム版『大怪獣バトルNEO』の主役なので、実質“主人公補正”という事だろう。 上記の裏設定などを掲載した漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、TV版『NEO』の5話と6話の間の時間軸でグランデと共に登場。 主人公アイのネオバトルナイザーを見て興奮したグランデが、アイのレッドキングと戦わせた。 この時グランデはレッドキングに興味を示し、タイラントに対し、 &b(){「心配すんな オレの相棒はおまえだけだよ…今のところはな」}と発言していた。 この事からグランデが初めはタイラントのみと契約していたという事に明らかとなった。 なお、このエピソードは残念ながら単行本未収録である。&s(){早く4巻出して下さいよ角川さん。} 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河大戦 THE MOVIE』にも登場。 ウルトラマンベリアルの手によって怪獣墓場から復活し、怪獣軍団に加わりウルトラ戦士達を迎え撃つ。 最終局面まで生き残ったが、最終的には駆け付けてきた[[ウルトラマンゼロ]]により倒された。 その後、百体怪獣ベリュドラを構成する怪獣達の中にも確認できる。 合体怪獣がさらに合体していいのかよとか、合体元パーツのレッドキングやベムスターとかも別に合体しちゃってるよとか、 そもそもなんで怨念が合体してできた怪獣が独立した個体として眠ってるんだよとかツッコミ所満載だが、 ウルトラシリーズでも屈指の不思議スポットの怪獣墓場とチートアイテムのギガバトルナイザーのせいだし仕方ない。 『ウルトラゼロファイト』第二部「輝きのゼロ」では、ダークネスファイブの一人、テンペラー星人・極悪のヴィラニアスの相棒として登場。 他の面子同様に目が赤くなっているのが特徴。極暴コンビと称してゼロやジャンボット・ジャンナインの兄弟を苦しめた。 ベムスターの腹を最大限に活かしてヴィラニアスのサポートを務めており、後半は5人(4人と1匹)揃って他のメンバーに馴染んでいるが、 タイラント自身はダークネスファイブではない。 また、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の企画段階時点ではタイラントの強化版として、 ゴモラ、エレキング、ツインテール、[[バキシム]]、アストロモンスを追加した「グランドタイラント」という怪獣の案もあった。 こちらは通常のタイラントに追加された怪獣達の体の複数のパーツが激しく自己主張し合っており 寄せ集めながら一体の怪獣としてスマートに纏め上げられたタイラントのイメージからは大きく逸脱したデザインである。 見たい方はグランドタイラントで画像検索してもらいたい。 映画『ウルトラマンサーガ』では、[[アントラー]]や[[パンドン]]などと並び[[バット星人]]の作り出した怪獣兵器として登場。 本編ではお蔵入りとなった代わりに、『ウルトラマン列伝』において特集が組まれた際に、新撮パートとしてショートバージョン、 ディレクターズカット版及び『新ウルトラマン列伝』における分割放送時にフルバージョンが日の目を見た。 他の怪獣兵器と違い、タイラントだけは因縁の無い[[ウルトラマンレオ]]と初対決し、最期はレオキックを頭部に受けて撃破された。 なんだか呆気無く思えるが、格闘戦を得意とするレオにはベムスターの腹もほとんど機能しないだろうし、仕方がないのかもしれない。 『[[ウルトラマンギンガ]] 劇場版スペシャル』では、イカルス星人(SD)が6体のスパークドールズと融合したタイラント(SD)が登場。 主人公の礼堂ヒカルが変身したウルトラマンティガと戦い、ゼペリオン光線を吸収して苦戦させるも、 「タイラントを倒せるのはタイラントの武器」という弱点を突かれ、加勢に来たジャンナインがバラバ鞭を受け止めた隙に、 ティガがハンドスラッシュで鞭を切断、鞭先端の鎌を突き刺されてダメージを受けた所にジャンスターダストを受けて敗北した。 一応、スパークドールズ争奪戦におけるボス的な存在ではあるのだが、肝心のウルトラマンギンガとは戦えなかった上に、 直後に登場した[[ダークザギ>アンノウンハンド]]は「今までの怪獣とは桁が違う」などと評されていたため、少し噛ませ犬感が漂っていた。 『ウルトラファイトオーブ 親子の力お借りします!』では、レイバトスがゾフィーとジャックに対する迎撃として、 ギガバトルナイザーで復活させた7体の怪獣を合体させる形で登場。 当時より大きく成長した二人をカラータイマー点滅まで追い込むも、そこに10年もの修行を終えたセブン、ゼロ、オーブが合流し、 セブン、ゼロ親子と阿吽の呼吸を掴めるようになったオーブ達3人の連携に次第に押され、 最期はワイドショット、ワイドゼロショット、ワイドスラッガーショットの同時発射で倒された。…ベムスターの腹はどうしたのだろうか? 『[[ウルトラマンジード]]』では第9話に登場。実は平成以降にテレビシリーズ本編に登場したのはこれが初めてだったりする。 本作の敵・伏井出ケイによって怪獣カプセルから召喚され、高い戦闘能力でジードを苦しめるがゼロが援護に駆け付けると劣勢となり、 最終的にはゼロビヨンド形態となったゼロに倒された。 #endregion #region(ゲーム作品でのタイラント) ビデオゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』や、 アーケードカードゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では、 強化形態の''EXタイラント''、''EXタイラント2''が登場する。 &ref(dai27.jpg,,,title=怨念が集まりすぎた…)&space(2)&ref(dai26.jpg,,title=結果がこれだよ!) 前者は[[ゴモラ]]の後ろ脚と[[ジェロニモン]]の羽飾りが付き、ケンタウルスのような風貌をしている。そして&b(){デカい。} その大きさ、実にウルトラマンや他の怪獣の倍はあり、ストーリーモードの[[ラスボス]]を除けば一番大きい。 また、バラバの鞭を上空に伸ばして&b(){隕石を引っ張って落とし惑星を破壊する}という必殺技を使う。 漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では星間戦争に怪獣兵器として投入され、この技で[[ペダン星>キングジョー]]を滅ぼした。 |(※この動画の4分41秒辺りから)&br()&nicovideo(sm59585)| 後者は怨念を吸収しすぎた結果、骨だけになってしまったという設定。 体力がデフォルトで他キャラクターの半分しかないが、周りを漂う怨念を吸収する事で[[回復>リザレクション]]できるようになっている。 前者と違ってパワフルさは無く、ガードから的確に反撃を狙う泥臭い戦いを得意とする。 『大怪獣バトル』では&b(){「デスボーン」}という名前が付いている。 ソーシャルゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』では、キャラクターを50体獲得するミッションの報酬で入手できる怪獣として登場。 5兄弟を蹴散らした[[原作再現]]なのか、&b(){システム上は無償でもらえるのにやけに強い。} リーダースキルは属性に関わらず味方全体の攻撃力を中アップさせる強力なもので、 かつ、全ウルバト実装怪獣の中でタイラントのみ所持している希少な種類である。 必殺技「バイオレンステール」は与えたダメージに応じてHPを回復できる。ただしモーションは[[ゴモラ]]と共用の尻尾攻撃。 また、入手経路はミッション報酬のみだが、条件を満たすのに莫大な量の素材こそ要求するものの、 特定の手順を用いれば増殖させることはシステム的に可能であり、 タイラントの所持する「防御力大アップ」や「移動力アップ」などの優秀なレアスキルを他怪獣に継承するために、 せっせとタイラントを育成・増殖させる、通称&b(){「タイラント牧場」}というプレイスタイルがある。 #endregion タイラントや前述のジャンボキングのような合体怪獣は、後のウルトラシリーズにも多く登場している。 [[イズマエル]]、ギガキマイラ、ベリュドラ、そして[[ファイブキング]]などがそれに当たり、 特にイズマエルとファイブキングは&b(){「平成のタイラント」}とも呼ばれる事があり、何かと引き合いに出される辺りが、 タイラントの知名度と人気を物語っていると言えよう(後者はウルトラマン列伝内で2度ほどタイラントとの類似点が言及されている)。 ---- **MUGENにおけるタイラント [[ガタノゾーア]]などを製作したmuu氏によるものと、bakisimu氏による改変版が存在する。 #region(muu氏製作) -muu氏製作 2009年6月1日公開。 [[ドット絵]]はGBA『対決!ウルトラヒーロー』のものだが、 技は3D格ゲーの『ウルトラマン Fighting Evolution』シリーズを基に作られており、 EXタイラント及びデスボーンの技も使う事ができる。 ワイヤーアタックはリーチが長く、相手を引き寄せた後に様々な技で追撃が可能。 そのまま[[永久]]ができちゃったりする。正に暴君。 また、LIFEが異常に高く、その数値なんと&b(){3250}である。 これは『対決!ウルトラヒーロー』のボスモードでの体力を、ウルトラマンを1000として換算したものになっている。 恐らく『タロウ』本編でウルトラ兄弟の光線にも耐えた打たれ強さを再現しているのだろう。 腕の鉄球から繰り出されるワイヤーで捕らえてからの火炎攻撃や、冷気攻撃で容赦なく攻めてくる。 ただ、[[スピリッツシステム>ウルトラマン(ゲーム)]]を搭載・使用するために、ある意味運に左右される試合展開になる。 高い体力から来る高耐久性をスピリッツシステムによって強化する事で粘り強く戦い、 ワンチャンスしか与えてくれないような苛烈な立ち回りのキャラクター相手にも、チャンスを窺いつつ戦える。 例1:ゼットンを引いた→時間限定で攻撃時以外の防御力が1,5倍に増加。 例2:サータンを引いた→時間限定でガード時に姿が消えている間、無敵になって削りを無くせる。 防御力増加、弾幕(光線と表記される)に強くなる、回り込みが成功しやすくなる、攻撃を受けるとゲージ上昇などの効果は、 体力が高く、余程地力に差が無い限りは瞬殺される可能性の低いタイラントにこれ以上ないほどマッチしており、 「暴君ぶち切れ」という食らい抜け&相手を画面端まで吹き飛ばす1ゲージ技の存在が、それらを更に効果的なものにしている。 各種あるスピリッツであるが、特に強力なのは3種の"キング"とプリズ魔であろう。 -ライブキング→体力を4割近く回復。&br()元々体力の高いタイラントにとっては正に天の助けとも言える、絶対的な当たり。 -ブラックキング→攻撃力2倍且つ必殺技のダメージ上昇。 -レッドキング→攻撃がガード不能になる。&br()主力攻撃方法であるワイヤーは投げなので元々ガー不である。画面端からの弾幕が強くなると考えよう。 -プリズ魔→(光線と表記される)飛び道具を必殺ゲージに変える。&br()発動中は飛び道具に無敵となりゲージが増えるので、弾幕キャラ相手には絶好のチャンスを作れる。 2010年前半に公開されたバージョンには狂以上の耐性になる12Pカラーが存在していたが、 現在DL可能なバージョンには12Pが存在せず、カラーによる性能差は無い。 #region(大会ネタバレ) [[MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント]]において多くの他のmuu氏製の怪獣達と共に登場。 持ち前の硬さ、投げ技としては脅威のリーチを誇るワイヤーアタック、喰らい状態から脱出する超必殺技「暴君ブチ切れ」 そして形勢逆転のスピリットを生かし、正に暴君のごとく暴れる。 その実力が知れ渡っている強豪[[スタン・エルロン]]を破った[[Keeper Of Nests>オリジナルゼロ]]、 同じく優勝候補とまでよばれた[[ディエス>魂魄妖夢]]を倒した[[黄龍神奈>神奈備命]]の両名を下し、多くの視聴者からも一目置かれた上で、 [[ミズチ]]や[[マグニートー]]といった各種大会の優勝候補との対決を制し、遂に優勝候補としてベスト8までコマを進めた。 特にマグニートーとの対決は、両者共に実力を出し切っての名勝負である。 …が、準決勝にて同じく優勝候補と目されていた[[ギル&カイ>ギルガメス]]を下した[[沙耶]]と対決するも、 ワイヤーアタックがことごとく避けられた挙句そこからの投げの連発を受け、最後は硬直からのタイムアップで敗退した。 なお、本大会で良くも悪くも印象を残す活躍をしたタイラントだが、 膨大な数の試合の中で、&b(){タイラントが苦手とする投げの無効な相手や、即死攻撃、割合攻撃を繰り出してくる相手とは、&br()組み合わせの都合上当たらなかった}という点は考慮しなければいけない点である。 また、他のmuu氏製怪獣や『[[ゴジラ 怪獣大決戦]]』のキャラなどは、一部例外を除けば総じて強ランクに近いので、 タイラントの印象だけで「怪獣キャラ=凶クラス以上は確実」とするのは早計である事を理解して頂きたい。 組み合わせによる勝ち抜きの都合上実現しなかったものの、対決していたなら勝てるらしいと大会中にも噂されていた、 ディエスとの対決の検証動画をカサイ氏がアップしている。 &nicovideo(sm15750920) かなり紙一重ではあるものの、確かに打倒する事は可能なようだ。 そして、この強さでも上限審査員である[[マスターギース>ギース・ハワード]]未満である事が分かって頂けると思う。 #endregion #endregion #region(bakisimu氏製作) -bakisimu氏製作 上記のタイラントを改変したもの。 2013年7月頃から公開されており、最新版は2015年11月1日更新。 こちらは性能を大幅に下げて、一般的なキャラでも戦いやすいものになっている。 元は改変パッチとして公開されていたが、現在は単体キャラとして公開されているため注意。 LIFEは一般的なキャラと同等にまで引き下げられ、一部の強力だった技も封印または調整をされている。 その代わりに前後へのステップと通常攻撃の追加などがされており、多少は小回りも利く調整になっている。 SEの変更やカットインの追加など、演出面でも強化される。 イントロで空中から飛来し、「連絡によると火星でエースまで倒したという」というZATの通信が入るなど、 ウルトラ5兄弟を倒した後の消耗したタロウ戦の状態をイメージしているとの事。 #endregion ***出場大会 #region(一覧) #list_by_tagsearch_cache([大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) ''削除済み'' #list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) #co(){ ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[タイラント(ウルトラマン)],sort=hiduke,100) } #endregion ***出演ストーリー [[なこるる茶屋]](第19話) [[わたしたちのすわこさま]](その2) [[怪獣王 王座復権への道]] [[仮面ライダーMIOMEGA]](第30話) [[【TRPGリプレイ】幻想郷きのこツアー【アルシャードガイア】 ]](第4話エキシビジョンマッチ) ***プレイヤー操作 [[ブリジットと遊撃の旅>ブリジットで世紀末に挑戦]](part339) ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} セブンはタイラントが飛び立った後にウルトラサインを出すも、東光太郎がサインに気付かずそのままサインが消えてしまい、 ジャックは初代ウルトラマン同様、サインを消されてしまう。 エースの発したサインに東光太郎がようやく気付くもタイラントは目前であった。 ちなみに兄弟が発したサインはSOSを組み合わせた記号と、ウルトラマンタロウのウルトラ文字サインで構成されている。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|円谷|,怪獣,炎使い,氷使い,鎌使い,ボスキャラ,鎖付き鉄球,火炎ブレス,合体,角(鼻先) &hiduke(1974/01/04)

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