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「レッドバロン」(2022/09/30 (金) 08:56:38) の最新版変更点
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#image(bravestorm834.jpg,width=400,title=MUGEN版の外見は画像の2017年版に準拠)
1973年に放送された特撮作品、『スーパーロボット レッドバロン』に登場する巨大ロボットヒーロー。
1994年にアニメ作品『レッドバロン』として、そして2017年に実写映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』としてリメイクされ、
いずれも主役ロボットとして登場している。
2回リメイクされているが、続編ではなく各作品が独立した世界観、設定の作品である。
3作でキャラクターや必殺技名「エレクトリッガー」等に同じ名前を使っているが、
同じ名前でも設定などは作品ごとに大きく異なっており、
過去作を知らなくてもどの作品からでも見始めやすいのが特徴。
1973年版は巨大ロボットアニメが人気になり始めた『[[マジンガーZ]]』と同時期の特撮巨大ロボットであり、
ミサイルやビームを使えるロボットで、必殺技「エレクトリッガー」は電撃光線だった。
1994年のアニメ版は[[格ゲーブーム>ストリートファイターII]]の影響を受けた『[[機動武闘伝Gガンダム>シャイニングガンダム]]』と同時期の巨大ロボットアニメで、
格闘戦に特化した、ミサイルやビームを使わないロボットで、派手なジャンプや浴びせ蹴りなど力強い動きでかなり動けるのが特徴。
エレクトリッガーは電撃を纏った必殺パンチに変更されている。
そして17年版は[[CGの巨大ロボットの実写映画表現がハリウッドで盛り上がる>ジプシー・デンジャー]]時期の実写映画で、
重量感と巨大感の表現に力を入れ、都市部での巨大ロボットの殴り合いをCGによって実写映像化していた。
格闘戦だけでなくミサイルやビームも使えるロボットで、エレクトリッガーも1973年版同様の電撃光線となっている。
後述するMUGENキャラは2017年版の外見をベースに、
技の設定と操縦者の[[ボイス]]は1994年版を使用しており、面白いアレンジに仕上がっている。
//概要以外をregionで囲い、原作部分が概要のみコンパクトに見られるように
#region(1973年の『スーパーロボット レッドバロン』でのレッドバロン)
**スーパーロボット レッドバロン
#image(RedBaron_2.png,width=200,title=ファイトレバーオンッ!!)
>身長:40メートル
>体重:150トン
主な武装は[[バロンパンチ>フランコ・バッシュ]]、[[エレクトリッガー>二階堂紅丸]]、バロンビーム等
巨大ロボットによる世界征服を企てる悪の組織「鉄面党」は、[[世界各国の最高技術により製作された数多のロボットを奪取し>Dr.ワイリー]]、
それらを作り上げた多くの科学者を拉致し、更に日本随一のロボット工学者であり科学秘密特捜隊SSIの技術者である紅健一郎博士を拉致してしまう。
しかし健一郎博士は鉄面党の暴挙を予見しており、万一の時に鉄面党に対抗するためのスーパーロボット「レッドバロン」を密かに開発していたのだ。
健一郎紅博士は己の命と引き換えに弟である&b(){紅健}にレッドバロンを託す。
健は兄の形見であるレッドバロンを駆り、鉄面党の繰り出す多くの戦闘ロボットを迎え撃ち、その野望に敢然と立ち向かって行く。
しかしその先には、想像を絶する多くの苦難が待ち受けていた…。
余談だが、『バロンシリーズ』(本作及び、マッハバロン、ガンバロン)は視聴率自体は高かったものの、
[[スポンサーの都合>レイズナー]]や[[番組改編の煽り>ガンダムX]]、そして[[オイルショックの影響>ウルトラマンレオ]]で3作共に打ち切りを食らった不遇の作品群である
(それでも『レッドバロン』は首領を撃破して敵組織を壊滅させ、さらわれていた父・健太郎とも再会出来たので、
[[敵首領>キサラギ]]に逃亡されて第1部完的な『マッハバロン』や、
いつも通りの話で&b(){「来週もまた」}と言ってたのにも拘らず、&b(){次週には消えていた}『ガンバロン』
よりは遥かにマシな終わり方と言える)。
&s(){そして[[和月>緋村剣心]][[伸宏>武藤カズキ]]氏の西部劇漫画でも「アーマーバロン」というキャラを出したら打ち切られた}
格ゲー的な余談としては、[[バスターコレダー>宇宙怪獣]]や[[キャプテンコレダー>キャプテンコマンドー]]、[[紅丸コレダー>二階堂紅丸]]、[[デストラップ・コレダー>キース・ジャギュア]]等に使われる「コレダー」は、
マッハバロンの必殺兵器「マッハコレダー」が初出であると言われている。
マッハコレダーは目から発射する1億万ボルトの中性子ビームであることから、英語で「コライダー」と発音される粒子加速器が由来と推測される
(紅丸コレダーも後に紅丸コライダーに名前を変えている)。
[[「コレダー」になったのはドイツ語読みの「コリダー」が訛ったのだと言う説がある。>ボンバーマン]]
ただしキャプテンコレダーも紅丸コレダーも中性子の無い[[単なる放電技>ブランカ]]扱いである。
&s(){あと、プラモは放送終了後にも度々別名義へリデコして売られ、有名所ではガンプラブームの折にマルイの出していた小型プラモは[[ガンガル>ガンダム]]や[[ズク>ザクII]]、&br()大型プラモは「ウォーカースーツ」に[[パチモン怪獣大熱戦]]されていたりも……}
#endregion
#region(1994年のアニメ『レッドバロン』でのレッドバロン)
**レッドバロン(アニメ)
#image(RedBaron_anime.png,width=300,title=レ・レ・レ・レッ!レッドバロン!!)
&font(25,b,i,#FF0000){「レッドバロオォーーーン!ファイヤーーーー!!!」}
&nicovideo(sm16759315)
デザインは1973年とほぼ同じだが、よりスレンダーかつマッシブにアレンジされ、目の色も[[黄色>ガンダム]]から[[グリーン>Ζガンダム]]に変わるなどの若干な違いがある。
3作の中で最も体を動かしての格闘戦ができ、格闘ゲームのようなジャンプや[[サマーソルトキック]]を使った力強くもスピード感のある格闘戦で戦う。
また、必殺武器のエレクトリッガーは放電ビームから拳に電撃を纏ったパンチ攻撃に変更されており、
これを応用した新たな必殺技の電撃踵落とし「[[ローリングサンダー>B・ジェニー]]」も使用可能
(踵落としと言っても[[ネリチャギ>キム・カッファン]]ではなく浴びせ蹴り(と言うか[[クラックシュート>テリー・ボガード]])の方である。故に「ローリング~」)。
一方で光線やミサイルなどの飛び道具は一切搭載されていないのも大きな特徴である。
主人公&b(){紅[[拳>ケン]]}は[[巨大ロボットによる格闘技大会「メタルファイト」の選手(メタルドライバー)>ドモン・カッシュ]]だが駆け出しのため、
自身の搭乗するメタルファイターを提供してくれるスポンサーを探し歩いていた。
彼はとあるきっかけで謎の組織「鉄面党」から狙われるロボット技術者の少女、冴場翔子を助け
追手から逃れるために彼女が災害救助を目的に開発した高性能ロボット、レッドバロンに乗り込み見事敵を粉砕する。
拳は翔子の反対を押し切りレッドバロンを使用しメタルファイトのチャンピオンに上り詰め、
鉄面党の刺客となったライバル・シャドーが駆る「ゴールドバロン」を始めとする、多くのメタルファイターの挑戦を受けていく。
#image(RB1994-4.jpg,width=220,title=アタッチメント4つフル装備形態,left,float)
#image(RB1994-3.jpg,width=220,title=通常形態)
#clear
アニメ後半では次の4つのアタッチメントが登場、状況に応じて装着することでパワーアップして戦う。
「ショルダーアーマー」は肩アーマー、
「アームブレード」は腕に装着する[[肘ブレード>ガイバーI]]、
「ニーキックパイル」は膝に装着する[[パイルバンカー>スコープドッグ]]で、
「サマーソルトブースター」は足に装着しロケットでキック力を高める。&s(){[[サマーソルトキック]]とローリングサンダーじゃ回転方向が逆だけど}
一方で一部のファンによる「[[レッドバロン>シャイニングガンダム]]が破壊されて[[マッハバロン>ゴッドガンダム]]に乗り換えるのでは?」という期待は裏切られた。
OPテーマもテンションが上がる名曲で、戦闘で優勢になって勝利するまでに流れることが多く、[[処刑用>テーレッテー]][[BGM]]として印象に残りやすい。
なお上述の「レッドバロオォーーーン!ファイヤーーーー!!!」の台詞は主題歌前のタイトルコールみたいな物であり、
「レッドバロンファイヤー」なる技や武器は存在しない。
そもそもが「[[もっと熱くなれよ>松岡修造]]」と言う意味でしかなく、
「♪[[FIRE!FIRE! サイコソルジャー>麻宮アテナ]]」「[[かすかべ防衛隊、ファイヤー!!!>野原しんのすけ]]」と同類である。
//アクション仮面は作品開始当初より、玄田哲章氏です。
実は本作の放送開始は『[[機動武闘伝Gガンダム>ゴッドガンダム]]』より17日早い。
スポンサーは両方共バンダイで、主人公の担当声優は『Gガン』の[[サイ・サイシー>ドラゴンガンダム]]と同じ[[山口勝平>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:山口勝平|]]氏。
内容の被ったアニメが同時期に作られたのは、双方共に[[格ゲーブーム>ストリートファイターII]]にあやかろうとしたからである。
&s(){『[[Gガン>機動戦士ガンダム#id_ec779e80]]』とは違って『レッドバロン』の格ゲーは出なかったけど}
なお、ラスボスのAIが「レッドバロンこそ自分のボディに相応しい」と認めた結果、
終盤では前述のゴールドバロン以外にもレッドバロンもどきの軍団や、それらを生み出す「マザーバロン」の存在など、
バロンがゲシュタルト崩壊を起こしそうな展開が待ち受けていた。&s(){[[…あれ?なんかGガンっぽくね?>デビルガンダム]]}
『バロンシリーズ』は初代の項に書かれている通り、常にスポンサーやTV局や社会の都合に振り回され続け、完走出来た事が一度も無かったのだが、
このアニメ版『レッドバロン』は『Gガンダム』を向こうに回して大健闘(尤も放送時間が違うので両方共見ていた男の子は多かったであろうが)、
視聴率は然程でも玩具の売上が大好評であったことから放送期間も4クールに延長され、唯一打ち切られずに無事完走を果たしたと言う、
シリーズ初の快挙を成し遂げた。
現在はdアニメストアニコニコ支店でも絶賛配信中である。
//会員専用チャンネルにつき表示できないため削除
#endregion
#region(2017年の実写映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』でのレッドバロン)
**BRAVE STORM
#image(RedBaron.jpg,width=350,title=映像技術の進歩でより一層メカニカルに)
>身長:40メートル
>体重:150トン
主な武装は放電光線エレクトリッガー、両肩に装備されたミサイル等、
体の各部にあるジェットエンジンで飛行することもできる。
天才ボクサーの主人公が操縦するため、パンチなどの格闘戦も十分にこなすことができる。
これまでのデザインを大幅にリメイクし、全体的に重量感があり機械的なデザインとなっている。
%%そもそも1973年版は当時の技術故に、もろに着ぐるみなデザインである。%%
東京の都市部のビル街で昼間に巨大ロボット同士が地上で殴り合うという映像を、
CGを駆使して巨大感、重量感たっぷりに描いた戦闘シーンは評価が高い。
西暦2050年、人類はキルギス星人による侵略によって壊滅状態となり、
更にキルギス星人の駆る侵略ロボット「ブラックバロン」の惑星改造装置により大気は汚染されつくしていた。
キルギスに対抗するレジスタンスである春日兄弟は戦闘特殊強化スーツ、「シルバー」を使いブラックバロンの開発データを奪取。
キルギス星人の侵略が開始され始めた2018年にタイムスリップし、ロボット技術者紅健一郎博士にブラックバロンに対抗するためのロボット開発を依頼する。
そしてブラックバロンを上回る性能のスーパーロボット、レッドバロンが完成。
紅博士は弟である&b(){紅健}に幼い頃に交わしたある”約束”を果たすためにレッドバロンの操縦を託すのであった。
本作は『レッドバロン』に、別の特撮番組『シルバー仮面』を加えて一つの作品として再構成しているため、
春日兄弟(兄妹)、シルバー(シルバー仮面)、キルギス星人(+チグリス星人)など『シルバー仮面』からのキャラクターも多数登場している。
%%鉄面党は宇宙人に滅ぼされてしまったのだろうか?%%
なお企画段階では『アイアンキング』も加わる予定だったらしい。&s(){静弦太郎が参戦したら[[負ける方が難しいんじゃ?>番場壮吉]]}
作品の特徴としては他の平成特撮作品を見ていると馴染みのあるスタッフや役者が関わっているのも特徴。
プロデューサー、監督、脚本は[[ウルトラマンゼロ]]のデビュー作『ウルトラ銀河伝説』を脚本、プロデュースした岡部淳也氏、
主人公『紅健』役は『[[仮面ライダーオーズ/OOO>仮面ライダーオーズ]]』の主人公『火野映司』役の渡部秀氏、
ヒロインは『[[ウルトラマンジード]]』の鳥羽ライハ役の山本千尋氏など、豪華なメンバーが腕を振るっている。
ちなみに山本氏はアクションもできる女優としてお馴染みだが、本作では終盤ギリギリまでアクションが一切無いという珍しい役所を演じている。
これにはかなり複雑な経緯があり、公開順こそ『ジード』や『[[平ジェネ>仮面ライダーエグゼイド]]』が先だが、実は撮影順では本作こそ彼女の特撮初出演であった。
そのため終盤になって初めてキレッキレのアクションシーンが挿入されたのは特撮ファンが彼女を知らない事を前提としたサプライズ演出だったのだが、
前述の2作の方が先に公開され山本氏がアクションで有名になったためにその演出が成立せず、単に終盤までアクションが無いだけになってしまったのだとか。
企画・著作はアルバトロスジャパン。
映画でアルバトロスというと『シャークネード』などB級~Z級映画の配給を行なっているアルバトロスフィルムが有名だが、
同社は特撮作品を専門に扱うフィギュアメーカーであり、全くの別会社である。
#endregion
#region(レッドバロンの名前の元ネタ)
名前の元ネタは恐らく第一次世界大戦でのドイツ帝国のエース、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵。
卓越した技量による戦時中最多の撃墜数を誇るだけでなく、紳士的で騎士道精神に溢れた振る舞いをする人物だったと言われており、
エースとしての名声が知れ渡ってからは攻撃を引き付けるために[[自機を真っ赤に塗装>カラーパレット]]、敵国からは「レッドバロン(赤い男爵)」と呼ばれた。
最終的には終戦を迎えること無く戦死しているが、その死は敵味方の双方から悼まれたという。
創作物においては『[[機動戦士ガンダム]]』に登場した[[赤い彗星のシャア>シャア専用ズゴック]]に代表される、
「パーソナルカラーと、それにちなんだ異名を持つ戦士」の元祖とも言える人物であり、
シャアと同じく彼に類似する異名を持つ人物や、オマージュした設定を与えられたキャラクターは枚挙に暇がない。
現実でも、日本最大手のバイク販売業者の社名が彼にちなんだ物である。
#endregion
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**MUGENにおけるレッドバロン
#image(rb-0.gif,title=MUGEN版の外見は画像の2017年版に準拠)
zektard氏による手描きのレッドバロンが作成、2018年6月27日に公開されている。
[[スプライト>ドット絵]]は、2017年公開の&b(){BRAVE STORM版}が再現されている。
ただしボイスは1994年のアニメ版(山口勝平氏)の物であり、技もアニメ版準拠の格闘技メイン。
#image(rb230.gif,title=1994年アニメ版でのアーマー装着をモチーフにした超必殺技準備動作)
氏の他のキャラ同様攻撃中は完全に無敵の技が多い。
[[必殺技]]では雷撃パンチ版のエレクトリッガー三連撃を繰り出す。
[[超必殺技]]ではアニメ版の項に書かれた強化アーマーを装着し、ローリングサンダーを繰り出す。
この時のアーマーは実写映画風にアレンジされており、技も[[踵落とし>仮面ライダーギルス]]から[[回し蹴り>仮面ライダーカブト]]に変更される。
[[AI]]は未搭載だが、2022年7月よりIX氏による外部AIが公開されている。
&nicovideo(sm33180853)
***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[レッドバロン],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[レッドバロン],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[レッドバロン],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー
----
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:山口勝平|,主人公,ロボット,メカ,雷使い,赤色
#image(bravestorm834.jpg,width=400,title=MUGEN版の外見は画像の2017年版に準拠)
1973年に放送された特撮作品、『スーパーロボット レッドバロン』に登場する巨大ロボットヒーロー。
1994年にアニメ作品『レッドバロン』として、そして2017年に実写映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』としてリメイクされ、
いずれも主役ロボットとして登場している。
2回リメイクされているが、続編ではなく各作品が独立した世界観、設定の作品である。
3作でキャラクターや必殺技名「エレクトリッガー」等に同じ名前を使っているが、
同じ名前でも設定などは作品ごとに大きく異なっており、
過去作を知らなくてもどの作品からでも見始めやすいのが特徴。
1973年版は巨大ロボットアニメが人気になり始めた『[[マジンガーZ]]』と同時期の特撮巨大ロボットであり、
ミサイルやビームを使えるロボットで、必殺技「エレクトリッガー」は電撃光線だった。
1994年のアニメ版は[[格ゲーブーム>ストリートファイターII]]の影響を受けた『[[機動武闘伝Gガンダム>シャイニングガンダム]]』と同時期の巨大ロボットアニメで、
格闘戦に特化した、ミサイルやビームを使わないロボットで、派手なジャンプや浴びせ蹴りなど力強い動きでかなり動けるのが特徴。
エレクトリッガーは電撃を纏った必殺パンチに変更されている。
そして17年版は[[CGの巨大ロボットの実写映画表現がハリウッドで盛り上がる>ジプシー・デンジャー]]時期の実写映画で、
重量感と巨大感の表現に力を入れ、都市部での巨大ロボットの殴り合いをCGによって実写映像化していた。
格闘戦だけでなくミサイルやビームも使えるロボットで、エレクトリッガーも1973年版同様の電撃光線となっている。
後述するMUGENキャラは2017年版の外見をベースに、
技の設定と操縦者の[[ボイス]]は1994年版を使用しており、面白いアレンジに仕上がっている。
//概要以外をregionで囲い、原作部分が概要のみコンパクトに見られるように
#region(1973年の『スーパーロボット レッドバロン』でのレッドバロン)
**スーパーロボット レッドバロン
#image(RedBaron_2.png,width=200,title=ファイトレバーオンッ!!)
>身長:40メートル
>体重:150トン
主な武装は[[バロンパンチ>フランコ・バッシュ]]、[[エレクトリッガー>二階堂紅丸]]、バロンビーム等
巨大ロボットによる世界征服を企てる悪の組織「鉄面党」は、[[世界各国の最高技術により製作された数多のロボットを奪取し>Dr.ワイリー]]、
それらを作り上げた多くの科学者を拉致し、更に日本随一のロボット工学者であり科学秘密特捜隊SSIの技術者である紅健一郎博士を拉致してしまう。
しかし健一郎博士は鉄面党の暴挙を予見しており、万一の時に鉄面党に対抗するためのスーパーロボット「レッドバロン」を密かに開発していたのだ。
健一郎紅博士は己の命と引き換えに弟である&b(){紅健}にレッドバロンを託す。
健は兄の形見であるレッドバロンを駆り、鉄面党の繰り出す多くの戦闘ロボットを迎え撃ち、その野望に敢然と立ち向かって行く。
しかしその先には、想像を絶する多くの苦難が待ち受けていた…。
余談だが、『バロンシリーズ』(本作及び、マッハバロン、ガンバロン)は視聴率自体は高かったものの、
[[スポンサーの都合>レイズナー]]や[[番組改編の煽り>ガンダムX]]、そして[[オイルショックの影響>ウルトラマンレオ]]で3作共に打ち切りを食らった不遇の作品群である
(それでも『レッドバロン』は首領を撃破して敵組織を壊滅させ、さらわれていた父・健太郎とも再会出来たので、
[[敵首領>キサラギ]]に逃亡されて第1部完的な『マッハバロン』や、
いつも通りの話で&b(){「来週もまた」}と言ってたのにも拘らず、&b(){次週には消えていた}『ガンバロン』
よりは遥かにマシな終わり方と言える)。
&s(){そして[[和月>緋村剣心]][[伸宏>武藤カズキ]]氏の西部劇漫画でも「アーマーバロン」というキャラを出したら打ち切られた}
格ゲー的な余談としては、[[バスターコレダー>宇宙怪獣]]や[[キャプテンコレダー>キャプテンコマンドー]]、[[紅丸コレダー>二階堂紅丸]]、[[デストラップ・コレダー>キース・ジャギュア]]等に使われる「コレダー」は、
マッハバロンの必殺兵器「マッハコレダー」が初出であると言われている。
マッハコレダーは目から発射する1億万ボルトの中性子ビームであることから、英語で「コライダー」と発音される粒子加速器が由来と推測される
(紅丸コレダーも後に紅丸コライダーに名前を変えている)。
[[「コレダー」になったのはドイツ語読みの「コリダー」が訛ったのだと言う説がある。>ボンバーマン]]
ただしキャプテンコレダーも紅丸コレダーも中性子の無い[[単なる放電技>ブランカ]]扱いである。
&s(){あと、プラモは放送終了後にも度々別名義へリデコして売られ、有名所ではガンプラブームの折にマルイの出していた小型プラモは[[ガンガル>ガンダム]]や[[ズク>ザクII]]、&br()大型プラモは「ウォーカースーツ」に[[パチモン怪獣大熱戦]]されていたりも……}
#endregion
#region(1994年のアニメ『レッドバロン』でのレッドバロン)
**レッドバロン(アニメ)
#image(RedBaron_anime.png,width=300,title=レ・レ・レ・レッ!レッドバロン!!)
&font(25,b,i,#FF0000){「レッドバロオォーーーン!ファイヤーーーー!!!」}
&nicovideo(sm16759315)
デザインは1973年とほぼ同じだが、よりスレンダーかつマッシブにアレンジされ、目の色も[[黄色>ガンダム]]から[[グリーン>Ζガンダム]]に変わるなどの若干な違いがある。
3作の中で最も体を動かしての格闘戦ができ、格闘ゲームのようなジャンプや[[サマーソルトキック]]を使った力強くもスピード感のある格闘戦で戦う。
また、必殺武器のエレクトリッガーは放電ビームから拳に電撃を纏ったパンチ攻撃に変更されており、
これを応用した新たな必殺技の電撃踵落とし「[[ローリングサンダー>B・ジェニー]]」も使用可能
(踵落としと言っても[[ネリチャギ>キム・カッファン]]ではなく浴びせ蹴り(と言うか[[クラックシュート>テリー・ボガード]])の方である。故に「ローリング~」)。
一方で光線やミサイルなどの飛び道具は一切搭載されていないのも大きな特徴である。
主人公&b(){紅[[拳>ケン]]}は[[巨大ロボットによる格闘技大会「メタルファイト」の選手(メタルドライバー)>ドモン・カッシュ]]だが駆け出しのため、
自身の搭乗するメタルファイターを提供してくれるスポンサーを探し歩いていた。
彼はとあるきっかけで謎の組織「鉄面党」から狙われるロボット技術者の少女、冴場翔子を助け
追手から逃れるために彼女が災害救助を目的に開発した高性能ロボット、レッドバロンに乗り込み見事敵を粉砕する。
拳は翔子の反対を押し切りレッドバロンを使用しメタルファイトのチャンピオンに上り詰め、
鉄面党の刺客となったライバル・シャドーが駆る「ゴールドバロン」を始めとする、多くのメタルファイターの挑戦を受けていく。
#image(RB1994-4.jpg,width=220,title=アタッチメント4つフル装備形態,left,float)
#image(RB1994-3.jpg,width=220,title=通常形態)
#clear
アニメ後半では次の4つのアタッチメントが登場、状況に応じて装着することでパワーアップして戦う。
「ショルダーアーマー」は肩アーマー、
「アームブレード」は腕に装着する[[肘ブレード>ガイバーI]]、
「ニーキックパイル」は膝に装着する[[パイルバンカー>スコープドッグ]]で、
「サマーソルトブースター」は足に装着しロケットでキック力を高める。&s(){[[サマーソルトキック]]とローリングサンダーじゃ回転方向が逆だけど}
一方で一部のファンによる「[[レッドバロン>シャイニングガンダム]]が破壊されて[[マッハバロン>ゴッドガンダム]]に乗り換えるのでは?」という期待は裏切られた。
OPテーマもテンションが上がる名曲で、戦闘で優勢になって勝利するまでに流れることが多く、[[処刑用>テーレッテー]][[BGM]]として印象に残りやすい。
なお上述の「レッドバロオォーーーン!ファイヤーーーー!!!」の台詞は主題歌前のタイトルコールみたいな物であり、
「レッドバロンファイヤー」なる技や武器は存在しない。
そもそもが「[[もっと熱くなれよ>松岡修造]]」と言う意味でしかなく、
「♪[[FIRE!FIRE! サイコソルジャー>麻宮アテナ]]」「[[かすかべ防衛隊、ファイヤー!!!>野原しんのすけ]]」と同類である。
//アクション仮面は作品開始当初より、玄田哲章氏です。
実は本作の放送開始は『[[機動武闘伝Gガンダム>ゴッドガンダム]]』より17日早い。
スポンサーは両方共バンダイで、主人公の担当声優は『Gガン』の[[サイ・サイシー>ドラゴンガンダム]]と同じ[[山口勝平>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:山口勝平|]]氏。
内容の被ったアニメが同時期に作られたのは、双方共に[[格ゲーブーム>ストリートファイターII]]にあやかろうとしたからである。
&s(){『[[Gガン>機動戦士ガンダム#id_ec779e80]]』とは違って『レッドバロン』の格ゲーは出なかったけど}
なお、ラスボスのAIが「レッドバロンこそ自分のボディに相応しい」と認めた結果、
終盤では前述のゴールドバロン以外にもレッドバロンもどきの軍団や、それらを生み出す「マザーバロン」の存在など、
バロンがゲシュタルト崩壊を起こしそうな展開が待ち受けていた。&s(){[[…あれ?なんかGガンっぽくね?>デビルガンダム]]}
『バロンシリーズ』は初代の項に書かれている通り、常にスポンサーやTV局や社会の都合に振り回され続け、完走出来た事が一度も無かったのだが、
このアニメ版『レッドバロン』は『Gガンダム』を向こうに回して大健闘(尤も放送時間が違うので両方共見ていた男の子は多かったであろうが)、
視聴率は然程でも玩具の売上が大好評であったことから放送期間も4クールに延長され、唯一打ち切られずに無事完走を果たしたと言う、
シリーズ初の快挙を成し遂げた。
現在はdアニメストアニコニコ支店でも絶賛配信中である。
//会員専用チャンネルにつき表示できないため削除
#endregion
#region(2017年の実写映画『BRAVE STORM ブレイブストーム』でのレッドバロン)
**BRAVE STORM
#image(RedBaron.jpg,width=350,title=映像技術の進歩でより一層メカニカルに)
>身長:40メートル
>体重:150トン
主な武装は放電光線エレクトリッガー、両肩に装備されたミサイル等、
体の各部にあるジェットエンジンで飛行することもできる。
天才ボクサーの主人公が操縦するため、パンチなどの格闘戦も十分にこなすことができる。
これまでのデザインを大幅にリメイクし、全体的に重量感があり機械的なデザインとなっている。
%%そもそも1973年版は当時の技術故に、もろに着ぐるみなデザインである。%%
東京の都市部のビル街で昼間に巨大ロボット同士が地上で殴り合うという映像を、
CGを駆使して巨大感、重量感たっぷりに描いた戦闘シーンは評価が高い。
西暦2050年、人類はキルギス星人による侵略によって壊滅状態となり、
更にキルギス星人の駆る侵略ロボット「ブラックバロン」の惑星改造装置により大気は汚染されつくしていた。
キルギスに対抗するレジスタンスである春日兄弟は戦闘特殊強化スーツ、「シルバー」を使いブラックバロンの開発データを奪取。
キルギス星人の侵略が開始され始めた2018年にタイムスリップし、ロボット技術者紅健一郎博士にブラックバロンに対抗するためのロボット開発を依頼する。
そしてブラックバロンを上回る性能のスーパーロボット、レッドバロンが完成。
紅博士は弟である&b(){紅健}に幼い頃に交わしたある”約束”を果たすためにレッドバロンの操縦を託すのであった。
本作は『レッドバロン』に、別の特撮番組『シルバー仮面』を加えて一つの作品として再構成しているため、
春日兄弟(兄妹)、シルバー(シルバー仮面)、キルギス星人(+チグリス星人)など『シルバー仮面』からのキャラクターも多数登場している。
%%鉄面党は宇宙人に滅ぼされてしまったのだろうか?%%
なお企画段階では『アイアンキング』も加わる予定だったらしい。&s(){静弦太郎が参戦したら[[負ける方が難しいんじゃ?>番場壮吉]]}
作品の特徴としては他の平成特撮作品を見ていると馴染みのあるスタッフや役者が関わっているのも特徴。
プロデューサー、監督、脚本は[[ウルトラマンゼロ]]のデビュー作『ウルトラ銀河伝説』を脚本、プロデュースした岡部淳也氏、
主人公『紅健』役は『[[仮面ライダーオーズ/OOO>仮面ライダーオーズ]]』の主人公『火野映司』役の渡部秀氏、
ヒロインは『[[ウルトラマンジード]]』の鳥羽ライハ役の山本千尋氏など、豪華なメンバーが腕を振るっている。
ちなみに山本氏はアクションもできる女優としてお馴染みだが、本作では終盤ギリギリまでアクションが一切無いという珍しい役所を演じている。
これにはかなり複雑な経緯があり、公開順こそ『ジード』や『[[平ジェネ>仮面ライダーエグゼイド]]』が先だが、実は撮影順では本作こそ彼女の特撮初出演であった。
そのため終盤になって初めてキレッキレのアクションシーンが挿入されたのは特撮ファンが彼女を知らない事を前提としたサプライズ演出だったのだが、
前述の2作の方が先に公開され山本氏がアクションで有名になったためにその演出が成立せず、単に終盤までアクションが無いだけになってしまったのだとか。
企画・著作はアルバトロスジャパン。
映画でアルバトロスというと『シャークネード』などB級~Z級映画の配給を行なっているアルバトロスフィルムが有名だが、
同社は特撮作品を専門に扱うフィギュアメーカーであり、全くの別会社である。
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#region(レッドバロンの名前の元ネタ)
名前の元ネタは恐らく第一次世界大戦でのドイツ帝国のエース、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵。
卓越した技量による戦時中最多の撃墜数を誇るだけでなく、紳士的で騎士道精神に溢れた振る舞いをする人物だったと言われており、
エースとしての名声が知れ渡ってからは攻撃を引き付けるために[[自機を真っ赤に塗装>カラーパレット]]、敵国からは「レッドバロン(赤い男爵)」と呼ばれた。
最終的には終戦を迎えること無く戦死しているが、その死は敵味方の双方から悼まれたという。
創作物においては『[[機動戦士ガンダム]]』に登場した[[赤い彗星のシャア>シャア専用ズゴック]]に代表される、
「パーソナルカラーと、それにちなんだ異名を持つ戦士」の元祖とも言える人物であり、
シャアと同じく彼に類似する異名を持つ人物や、オマージュした設定を与えられたキャラクターは枚挙に暇がない。
現実でも、日本最大手のバイク販売業者の社名が彼にちなんだ物である。
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**MUGENにおけるレッドバロン
#image(rb-0.gif,title=MUGEN版の外見は画像の2017年版に準拠)
zektard氏による手描きのレッドバロンが作成、2018年6月27日に公開されている。
[[スプライト>ドット絵]]は、2017年公開の&b(){BRAVE STORM版}が再現されている。
ただしボイスは1994年のアニメ版(山口勝平氏)の物であり、技もアニメ版準拠の格闘技メイン。
#image(rb230.gif,title=1994年アニメ版でのアーマー装着をモチーフにした超必殺技準備動作)
氏の他のキャラ同様攻撃中は完全に無敵の技が多い。
[[必殺技]]では雷撃パンチ版のエレクトリッガー三連撃を繰り出す。
[[超必殺技]]ではアニメ版の項に書かれた強化アーマーを装着し、ローリングサンダーを繰り出す。
この時のアーマーは実写映画風にアレンジされており、技も[[踵落とし>仮面ライダーギルス]]から[[回し蹴り>仮面ライダーカブト]]に変更される。
[[AI]]は未搭載だが、2022年7月よりIX氏による外部AIが公開されている。
&nicovideo(sm33180853)
***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
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''凍結''
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}
//***出演ストーリー
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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:山口勝平|,主人公,ロボット,メカ,雷使い,赤色