レッドアリーマー



「ギャギ! ギャギャ!」

CAPCOMのアクションゲーム『魔界村』シリーズでおなじみの赤い悪魔
一部のファンからは名前をもじって「有馬さん」とも呼ばれる。
『魔界村』におけるザ・初心者キラー。2面と大魔王しか登場しない7面以外の全ての面で登場し、
1周クリアだけで最低でも11匹のレッドアリーマーと戦わなければならない。*1
プレイヤーの攻撃動作に瞬時に反応、投擲武器よりも速い動きで射線を外すという、全盛期SNK真っ青のアルゴリズムを持つ。
ザコながら早いスピードで空を飛びまわって攻撃をことごとく避わし、不規則な動きから体当たりを仕掛けたり炎を吐き、
無視をしようとしてもどこまでも追いかけてくるため、そのザコとは思えない強さで幾百のアーサー血祭りにあげてきた強敵。
なお、動き出してから一定時間放置するとブチギレて体の色が白くなり、さらに凶暴化するのだが、あまり知られていない。
ゲーム自体の凄まじい難易度もあり、彼が出るステージ1の中間地点で詰まり、クリアを諦めるユーザーも少なくない。
続編の『大魔界村』では「レッドアリーマー・キング」、『超魔界村』では「レッドアリーマー・エース」というそれぞれ上級のアリーマーが登場する。
さらに、GBAへアレンジ移植された『超魔界村R』では一族の王「レッドアリーマー・ジョーカー」が登場し、ボスキャラクターに昇格。
ジョーカーは巨体にもかかわらず、残り体力が減ると他のアリーマー同様素早く攻撃をかわし、プレイヤーを驚かせた。

+魔界村外伝シリーズ
しかし、その絶大な存在感から恐れられながらも人気は高く、
レッドアリーマーが主役を勤める魔界村の外伝ゲームのシリーズが3本(移植を含めれば4本)あったりする。

『レッドアリーマー・魔界村外伝』においては魔界を離れひっそりと修行を重ねていたレッドアリーマーの元に
「黒き光」が復活、魔界を侵略し始めたという知らせが届く。レッドアリーマーは助けに応じて魔界に戻る。

『レッドアリーマーII』においては修行中の一匹の魔族が、遠い昔に封印されたが何者かに封印を解かれた『黒き光』
との戦いに身を投じていく「赤き魔物伝説」の始まりを描いた物語。

『デモンズ・ブレイゾン』においてはこれまでのシリーズとは時系列の繋がりはなく、「赤き紋章の魔物」と呼ばれるレッドアリーマーである。*2

かつて人界の地下にある魔界に、六つの紋章が出現した。
の強大な力を持つ紋章を巡る戦いは、魔界をして荒廃せしめるほど熾烈なものだった。
その最中、突如として出現した「赤き魔物」レッドアリーマーは、熾烈な戦いを制して五つの紋章を獲得。
天の紋章を持つ最強の魔龍にも辛勝し、遂に全ての紋章をそろえる事に成功した。
だが――戦いで深手を負ったレッドアリーマーは、「白き魔物」ファランクスの不意打ちに斃れる。
紋章を手中に収めたファランクスは「白き王」を名乗り、人界へと侵略。二つの世界の支配者として君臨した。
そして、長い年月が過ぎ――赤き魔物は突然の復活を遂げる。
再び戦場へと赴く彼の目的はただ一つ。ファランクスへの復讐であった!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7253908

シリーズ最終作ともあって『デモンズ・ブレイゾン』においての“赤き魔物”の格好良さは尋常でなく、
復讐者であると同時に強者との戦いを望む一面も併せ持つ、カプコンの伝統を踏まえたキャラ付けがなされていた。
それを受けて『NAMCOxCAPCOM』では上述のレッドアリーマー・ジョーカーがアーサーのライバルとして大抜擢。
ジョーカーの容姿は『デモンズ・ブレイゾン』における最終形態・アルティメットアリーマーに近く、
ワルキューレの感謝の言葉交じりの指摘や、それに対して返した下記の台詞もあって同一人物ではないかと推測される。
幾度となく強敵として立ちはだかり、死闘を繰り広げ、最期まで武人として宿敵を前に戦い抜き、
散り際に力を奪い合うだけの戦いの虚しさを痛感させる言葉と、それを良しとせず止めようとするアーサーたちへの激励を遺す上、
今際の時にハッキリと正体が確定するどころか 『紋章戦争の勇者』として一話割かれる という厚遇っぷり。
なお、『NAMCOxCAPCOM』でのCVは櫻井孝宏
ハンサムな役の声が多い彼だが、この手の渋いキャラクターの声もかなり得意なようである。

雑魚?いいえ宿敵です(7:57~) 死に場所を見定めた漢(5:45~)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm530493 http://www.nicovideo.jp/watch/sm757676

「その呼び名…久しいぞ、

乙女の騎士よ」

「…今の俺はジョーカー、

 魔界村討伐隊、『デモンズ・ブレイゾン』の

 レッドアリーマー・ジョーカーだ」


このように『魔界村』『大魔界村』『超魔界村』とシリーズ通してアーサーを苦しめた強敵であるが、
いずれの作品もパターンと対処法を覚えてしまえばやられることはなくなり、文字通り無傷で倒せてしまうようになる。
最初あれほど苦労したアリーマーをあっさり対処できるようになるのは、自分の上達が実感できる非常に気持ちのよい瞬間である。
そしてこれは魔界村というゲーム全体に通じることであり、魔界村の優れたゲーム性と人気を象徴しているキャラクターであると言える。

格闘ゲームのキャラクターとしては『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』にて、アテナと対をなす隠しボスとして出演。
人語を話せないことから、上級のレッドアリーマーではないようだ。
性能としては、「ゾンビ」や「ウッディピック」などの『魔界村』住人を飛び道具として呼び出し、
自分自身も多段ヒットする火球や下段判定の「プチデビル」をばら撒き相手を固めて、
『魔界村』の動きを再現したガード不能の変則的な突進技「ヘルハンター」でガードを崩すなど、遠距離戦が得意。
さらにボスのため火力もそれなりに高かったりと、まさに隠しボスな性能をしている。
肩を怒らせる歩き方も原作再現だが、なぜかしゃがみモーションはない。普通に胡座かいてたくせに。
弾幕ボスのため接近戦はそこまで強くないので、倒す際はとにかく近づこう。
なお、レッドアリーマーに負けた相手は、ダンを除いて醜い魔物や妖怪にされてしまう。ひどい
女の子動物にされるほうがなんぼかマシである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3707918

「ゴギャゴ!」(お似合いだ!)



2011年には『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』にて、再び格闘ゲームへの参戦を果たしている。

+UMVC3での性能
他キャラとは少し異なる移動技と複数の突進技を持つ、飛行タイプのスピードキャラクター。
『飛行』自体は複数キャラが持つ技で、それ自体は珍しくもなんともないが、アリーマーの場合は飛行に入る技が何種類かあり、機動力は高い。
システムとしての空ダは無いのだが、空中移動技がそれを補う、というか縦横無尽に飛び回ることを可能にしている。
更に一定時間速度上昇を行うLv1HC「ルミナスボディ」によってただでさえ高い機動力を上昇させることが出来、立ち回りは総じて強い。

弱点は火力と装甲。体力85万はかなり下の部類に入り、壁際フルコンなら1コンボで落とせるキャラも多数に上る。
この手のキャラの火力が低いのはもはやお約束と化しているが、それを補うための切り札が必殺技「ヘルハント」。
突進技に分類されるこの技は、Hで出すと『後ろに飛び上がって滞空、その後U字を描いて下方→上方に突進する』という、正に多くのアーサーを葬り去った「あの」技そのものとなる。
また、H版はボタン押しっぱなしで溜めることが出来、最大溜めはガー不。
アリーマーの魅力は、このH版ヘルハント最大溜めを叩き込むためのセットプレイにあるのだ。
アマテラスαアシなど攻撃の長いアシストを使ってみたり、拘束時間の長いVCを組んでみたり、出現攻めを狙ったりと色々工夫してみてほしい。

+これ以上やったらゲーム嫌いになるよ…
CS「フジテレビONE」(放送当時はフジテレビ721(現フジテレビTWO))にて放送中の人気プログラム、『ゲームセンターCX』においても
「課長」こと有野晋哉が第2シーズンで『魔界村』に挑戦。
彼も例に漏れることなく苦戦を強いられ、1面にして早くも3時間を消費、100機以上のアーサーを犠牲とした。
2代目ADの笹野大司の助言によりレッドアリーマーを攻略するも、2面のボス・ドラゴンに苦戦。
その後も笹野が3面のボスまで撃破したり、それまでの挑戦では史上初となる後日延長したりもしたが、
2日間・計16時間を費やし、遂にラスボス・大魔王を撃破。
しかし現れたのはエンディングではなく、「これまでの闘いは全て幻である」という英文、そして見慣れた1面の冒頭。
そして「2周しないとエンディングは見られない」という信じがたい事実を笹野から知らされた課長は、
「嫌や! これ以上やったらゲーム嫌いになるよ…」と言い残し、結局ここで挑戦を打ち切ったのであった…。
その後『大魔界村』に挑戦した際も、終盤で同時に何匹も出てくる
レッドアリーマー・キング連戦で苦汁をなめさせられていたり、
レッドアリーマーを主役として操るスピンオフ作品『レッドアリーマーII』では
挑戦当日が『マイティーボンジャック』とのダブルヘッダー(2本立て)だったことも災いし、操作に慣れることができずに途中で断念を余儀なくされていたりしたが、
シリーズ最後と思われる『超魔界村』の挑戦でレッドアリーマーAから逃げおおせていたものの、
最後の戦いにおいて見事な戦術で撃破。ナレーションでも「因縁に決着を着けた」と賛辞を贈られた。
以上のようにレッドアリーマーは『有野の挑戦』で課長と数々の名勝負を繰り広げた敵であり、
『ゲームセンターCX』を語る上でも欠かせないエピソードとなっている。

MUGENにおけるレッドアリーマー

  • H"氏制作 SVC仕様
動画で主に見かけるのはこちら。
残念ながら、現在は代理公開していたURA(Re:)氏のOneDriveのアカウントが凍結されたため入手不可。
モードセレクト機能が搭載されており、特殊システムなし、KOFモード、SVCモードが選択できる。
標準でAIも搭載されているが、できる限りウッディピックを呼ぼうとせず、なぜか隙の多い欽ちゃんキックを多用するため、
残念ながら原作のような圧倒的な強さは無い。
弾幕の密度が薄く、機動力も並で、MUGENでは彼以上に弾幕を張るキャラクターや動きの速い相手も多いことから、あまり活躍できていなかった。

しかし、おまけの人氏によるAIが公開され状況は一変。
隙あらば弾幕を張り、KOF・SVCモードでは近付かれても前・後転で逃げるため、凶ランクの強さ。
特に空中飛び道具の「プチデビル」は下段のためAI殺しで、近距離ではアリーマーが着地する前に当たり“空中下段”が成立し、
AIにとっては事実上ガード不能(しゃがみガード優先のAIでも相手が空中にいれば立ちガードする)。
もちろん、遠距離でも立ちガード優先のAIは無防備に食らってしまう。
そのためガードの固い相手に強く、相性次第ではモヒカン氏AIトキマスターギース・ナテルオ氏AIジャスティスなど狂下位勢に勝つことも。
当然普通の大会には出せない強さなので、ガン攻めAIや無敵移動技などで弾幕に対抗できる相手と戦わせるようにしたい。
特殊システムOFFなら前・後転ができなくなり、いくらか弱体化する。

また、声を上記のナムカプ版レッドアリーマー・ジョーカーにするボイスパッチもニコロダで公開されていたが、ニコロダが閉鎖して入手不可能になった。

  • Acey氏、TiagoFrossard氏、The Great Matsutzu氏制作 MVC仕様
Infinity MUGEN TEAMにて公開されている。
魔物弾幕こそ張らないものの飛行や様々な巨大なブレスを吐いたり、『デモンズ・ブレイゾン』のように変身して体当たりする超必殺を使い、SVC版とはほぼ別キャラクターになっている。
AIは搭載されていない。


H"氏のレッドアリーマーには『SVC』でおなじみの「妖怪KO」が搭載されており、
キャラクターのsffの登録番号5960に妖怪化したキャラクターのスプライトを載せ、レッドアリーマーのcnsにキャラクター名を登録すれば対応してくれる。
ミッドナイトブリスなどに比べるとその手間から対応しているキャラクターはかなり少ないが、
オリジナルキャラクター制作者によってはお遊び要素として搭載している場合もある。
今後キャラクター制作を考えている人は、この機会に試してみるのも面白いだろう。


彼のライバルである『魔界村』主人公のアーサーも作られてMUGEN入りしている。
当然ながら原作のように相手の攻撃一発で鎧が脱げたりはしない。

ニコニコでは上記のエピソードもあり『課長の宿敵』(もしくはライバル・トラウマ・天敵など)と呼ばれることがある。
トラウマ枠はこの他にもドラゴン系の敵や『忍者竜剣伝』の鳥(雑魚キャラ)等も挙げられ、後者に関してはゲーム後半で「魔界村の比じゃない、出てくる敵がみんなレッドアリーマーや!」と発言している。


出場大会


削除済み

出演ストーリー

+...

*1 アリーマーが動き出す前の瞬殺テクやスクロールアウトなどを使うと、ガチで戦う数は5匹まで減らすことができる。
ただし、2周目以降は瞬殺パターンが通用しなくなるため、戦闘回数は増える。

*2 なお、復活当初は普通のレッドアリーマーの姿であるため、単なる低級魔族と思われて
そこらの貧弱一般魔族にタメ口をきかれたりもするが、「時」の紋章を奪還することでかつての威容を取り戻し、
それまでタメ口をきいていた魔族も思わず命乞いするようになる。
時の紋章の力で往年の姿を取り戻したとみるか、そもそもかつて“赤き魔物”として魔界全土に恐れられたのは
時の紋章でパワーアップした後の姿だったのか。結構悩む演出である。