ブラックハート


「心の中の暗闇を・・・見つめるのだ」

マーヴルコミック『ゴーストライダー』に登場するヴィラン(悪役)。銀河一後方に強い戦闘機? 何の事かな
ゴーストライダーの宿敵。ゲイムギョウ界の女神ではない。
ちなみに初出はオカルト系とは縁の薄い1989年の『Daredevil #270』だったりする。

地獄の王メフィストの息子にして地獄の王子
父親を倒して地獄の支配者の座を奪おうとするが失敗。地獄より追放され地上に姿を現した。
それ以来父を憎み、反逆の機会をうかがっている。
メフィストによって人類を堕落させる目的で生み出されたが、本人はその役割を嫌っているらしく、
ウルヴァリンパニッシャーゴーストライダーの三人を呼び出し、
メフィストを倒すために共闘を持ちかけたりしている(勿論断られたが)。

なおこの三人を呼び出した理由はブラックハートが生み出された理由にも関わっている。
というのもブラックハート自身は人類を堕落させるという役割を持たされて生み出されながら、
その役割を嫌うようにメフィストに作られており、その葛藤がブラックハート自身に狂気を生み、
狂気がブラックハート、さらにはメフィストを強くするように仕向けられているのだ。
加えて悪魔でありながら寛容な精神の持ち主であったり、純粋な心の持ち主の聖女による救済を求めたりと、矛盾する存在として作られている。

そして前述の三人はヒーローでありながら人殺しを行う「狂気のヒーロー」であり、
ブラックハート自身の言葉を借りるならば「境界の上にいる同士」である為、
自分の同類として力を借りようと思ったわけである。

性格は前述の通り矛盾した葛藤を抱える存在としてメフィストに作られた為、寛容でありながら傲慢、
悪魔でありながら「罪なき純真な心を持つ」といったように矛盾した性格の持ち主である。

ちなみに父親メフィストを殺そうとした事も、メフィスト自身にそう作られた為に行った事で、
ブラックハート自身もそれが自身の意思でなく運命である事を理解し、その運命から逃れるために父親を殺そうとする……
と矛盾に矛盾を重ねた行為であったりする。

能力は催眠術や地獄の亡者の召喚、瞬間移動など。自身の身体のサイズを分子レベルまで小さくする事も可能。
他にも地獄の業火を操ったり衝撃波を放ったり、触手を操ったり人間を堕落させコラプトと呼ばれる尖兵に変化させ操るなど多彩。
なおこのコラプトを操るためには多大な労力が必要なようで、コラプトを大量に生み出した際には銃弾でダメージを受けるほどに弱体化していた。
また他にもウルヴァリンと同じくヒーリングファクターを有しているが、後述の理由により再生能力はマチマチ。
粉々にされて再生するときもあれば、銃創を負ってうずくまる事も。
食事・睡眠などは基本的に必要としないが、人間の姿に擬態している際は必要のようだ。

戦闘能力的には単純な戦闘力だけでもマーベルオカルト系ヒーロー最強クラスのゴーストライダーの宿敵にして、
メフィストの子だけあって最強クラス……と言いたいが、自身の精神状態によって大きく左右されるようで、
強いときはゴーストライダーやソーのようなマーベル最強クラスと渡り合い、
弱い時はデアデビルスパイダーマンに負けたりする有様。
とはいえマーベル公式の戦闘力ステータスはかなり高評価であるため、基本的には強い時が彼本来の強さなのだろう。

父親のメフィストと同じく、純粋な心を持ったものや、強い正義感を持ったものを堕落させる事によってより強い力を得る事が出来るようで、
良く父親とシルバーサーファーデアデビルなんかを廻って堕落させようと争ったりしている。

「おまえが負けたわけではない、俺の憎しみが勝っただけだ」
故郷へ帰るのだな・・俺は地獄からも追放された身・・・」
と物言いは結構穏やかで紳士的、王子としての貫禄が感じられる。
実際、自身がメフィストを殺害し地獄の王として君臨した暁には「罪なき魂を苦痛から救う」とゴーストライダーに約束したりしている。

昔と比べると普通にメフィストと同時に出てくる事が多いため、どうやら和解したようである。

ニコラス・ケイジ主演の実写映画でもメインヴィランとして登場。
配下の3体の魔物“隠れしもの(ヒドゥン)”を呼び覚まし、父メフィストを倒すため、
千の悪しき魂を思うままにする事が出来る「サン・ヴェンガンザの誓約書」を探していた。
悪魔には魂がないという設定のため、当初はゴーストライダーの必殺技である“贖罪の目”
(目を合わせた相手の魂に今まで犯した罪を体感させる)が効かず苦戦させたが、
終盤に悪しき魂を取り込んでパワーアップを果たした結果“贖罪の目”が効くようになってしまい、
そのまま取り込んだ悪人たちの罪を体感し、廃人にされるという呆気ない末路を迎えた。
余談ながら、パワーアップした直後の覚醒シーンは赤くなった目がドアップで映し出されるのですごく怖い。
演者はウェス・ベントリー氏で、日本語吹替声優は 伊藤健太郎 氏。


格闘ゲームにおけるブラックハート

『マーヴル・スーパーヒーローズ』より登場。
かなり大きいキャラで移動速度はあまり無い。ダッシュは前後に瞬間移動するバックステップのような形。空中ダッシュが可能。
攻撃では強パンチ強キックで配下の魔物や亡者、悪魔達を呼び出して相手の行動を止めたり、雷や吹雪や炎の魔法を使って攻撃する。
技の数は少ないが必殺技超必殺技の範囲は非常に広い。
超必殺技の一つ「ハート・オブ・ダークネス」は相手の足元から多数の悪魔達を召還する技で、
ダメージ量が大きく追い打ちが確定、さらに最後の一撃はヒット補正無効の強力な技。しかし隙が非常に大きい。
この技に限らず全体的に技の隙が大きい、かつ性能が特殊なため扱うのは難しいキャラである。

なお「ハート・オブ・ダークネス」とは、ゴーストライダー・ウルヴァリンパニッシャーが共闘してブラックハートと戦うエピソードの名前である。

マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』では再び登場。
超必殺技に配下の悪魔達を多数呼び出して攻撃する飛び道具的な技「ジャッジメントデイ」が追加。
地上だけでなく空中でも発動出来るため、空中での攻撃性能も高まった。
また、この作品ではシークレットキャラとして父親のメフィストも登場するが単なる色違いとなっている。
一応、全ての技で燃焼やられを伴うという点で差別化されているが、性能は全くの同一。
原作では姿が全く違うのだが、一応メフィストは色々な姿に変身出来るという設定があるのでいい……のか?


MUGENにおけるブラックハート

Cyanide氏、Sunboy(Hayate)氏、kong氏などが製作しており、動画で見られるのは主にSunboy(Hayate)氏のものである。
Pitu DMC氏がkong氏のブラックハートを改変して製作した父親のメフィストも存在(原作同様、燃焼エフェクトが追加されただけで性能は同一)。
メフィストと対戦&タッグサバイバル戦

+ kong氏製作 MVC2+アレンジ仕様
  • kong氏製作 MVC2+アレンジ仕様
氏の恒例である3段階に調整可能なAIがあり、最高レベルでは狂キャラですら勝てない強さになる。
ちなみにこちらも氏恒例であるが、ゾンビになりやすいので、タッグを組む際は要注意。

+ Cyanide氏製作 MVS仕様
  • Cyanide氏製作 MVS仕様
原作通りの技が一通り搭載されている。デフォAIもあるが、他の2体に比べて自重しているようである。
2013年4月8日にカーバンクル氏による独自の改変を施したAIが公開された。11段階にレベル調整が可能。
ちなみに本体も同時に公開されているので、ダウンロードしたAIを入れるだけで使用出来る。
2013年11月1日、氏の製作活動の終了に伴い公開停止となっている。最終更新日は2013年10月31日。

+ Sunboy氏(Hayate氏)氏製作 MVS+アレンジ仕様
  • Sunboy氏(Hayate氏)製作 MVS+アレンジ仕様
Cyanide氏のものより若干強化されており、AIの強さも中々である。
また、氏のブラックハートの特徴として、シュマゴラスの「ミスティックステア」が搭載されている。
ただし、こちらはまず自分に目玉がくっつき、その状態で攻撃してくっつけるという全く違う技なので、
シュマゴラスのように飛び道具として使う事が出来ない。
デフォルトAIはこの技をほとんど使わないので、見たい人は自分で使ってみるといいだろう。
なお、kong氏のブラックハート同様ゾンビ化しやすい。

+ REDHOT氏製作 MVC2仕様
  • REDHOT氏製作 MVC2仕様
氏恒例の6ボタン+原作再現。
技やエフェクトも含めて一通り再現されている。
AIは未搭載。

+ カーバンクル氏製作 アレンジ仕様
  • カーバンクル氏製作 アレンジ仕様
上記のCyanide氏のものの改変。原作再現は目指していないとの事。
同氏によりAIも作成されていた。
残念ながら2013年に公開停止されており、同氏のジャスティスと違って再公開もされていない模様。


動画では名前繋がりからはぁとに振り回されているようである。
クロちゃんとか渾名で呼ばれたりもしている上、女神異聞録アルカナでは主人公に抜擢。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
非表示

出演ストーリー



最終更新:2021年11月30日 21:55