セイバートゥース




「ウルヴァリン!!
 どこまでも追い詰めて
 必ず貴様の息の根を止めてやるからな!!」





+ 日本語吹替声優
荒川太郎(現・荒川太朗)
1992年アニメ版(テレビ東京版)
佐藤晴男
1992年アニメ版(トゥーン・ディズニー版)
清水敏孝
『エボリューション』
吉野貴宏
『エボリューション』(後任)
天田益男
『X-メン』(ソフト版)
乃村健次
『X-メン』(テレビ朝日版)
石塚運昇
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
桐本琢也(現・桐本拓哉)
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
中村浩太郎
『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』

マーヴルコミック『X-MEN』シリーズに登場するヴィラン(悪役)。
初出は1977年の『Iron Fist #14』。ミュータントの一人である。
「セイバートゥース(saber-tooth)」というのは「剣歯」と言う意味で、日本で言うところの「サーベルタイガー(saber-toothed tiger:剣歯虎)」の事
(英語では他にも「~cat」「~predator」等と書かれる。なお「サーベル」はオランダ語読み)で、
ウルヴァリン(クズリ)のように動物に例えられた名を持つミュータント。
当然、「セイバー」といってもどこぞの騎士ではないし、「トゥース」といってもアイスクリーム好きなピエロでもない。

本名はビクター・クリード。身長198cm。体重125kg。
元は心優しい少年だったが、ミュータント能力を恐れた両親によって迫害されたことで、殺戮以外では精神の安定を得られない異常な人格を持つに至った。
それでも優しさが消えてしまったわけではなく、自らが犯した殺戮による罪悪感に苦しむ一面も持っている。

ウルヴァリンと同じく超人開発プロジェクト「ウェポンX」によって作られた超人兵士の一人で彼の元仲間。彼と同じく「チームX」に所属していた。
彼と同じアダマンチウムで覆われた牙と怪力、超回復能力を武器とする。
姿はウルヴァリンに比べると獣そのものである。
チームXのメンバーと共にオメガレッドと戦ったこともある。

ウルヴァリンの過去(少なくともその一部)を知る数少ない人物。
一時期はウルヴァリンの父親であるという偽の記憶を植え付けられていた。
ウルヴァリンとは宿敵同士で、恋人を惨殺するなど何度も彼を苦しめている。
また、誕生日には嫌がらせのためにウルヴァリンと親しい関係にあるものを必ず殺しに行くという、律儀なんだかなんなんだか分からない面を持っている。

マグニートーの部下であるミスティークとの間にクレイドンという息子(ミュータント能力の無い普通の人間)がいるが、
両親に捨てられたことでミュータント全体に強烈な憎悪を抱き過激な反ミュータント主義者になってしまった。
ミュータント排斥を掲げて大統領選挙に出馬、当選は確実と言われていたが、
バスチオンによりミュータント排斥の世論を更に煽るために敢え無く殺害されている。
この時は流石のセイバートゥースも駆け付けて、捨てた息子にも拘らず悲しみを顕にしていた。
アニメでも反ミュータント主義者として登場しており、最後は天罰覿面とばかりに「セイバートゥースの息子」という事実に直面させられ
(どうもアニメ版ではミュータントが父親だということを知らなかった節がある)、半狂乱となった。

秘書であるバーディーが殺害されたことで精神が不安定になり、プロフェッサーXの元を訪れ投降。
精神治療を受けるが、殺すべきだと主張するウルヴァリンの乱入により激戦を繰り広げる。
その戦いで脳に爪を受けたことで廃人と化していたが、結局元に戻ってしまいサイロックに瀕死の重傷を負わせて逃走。X-MENに追い詰められ米軍に捕獲される。

その後は強制的に政府直属のミュータントチームであるX-FACTORに参加させられていたが、チームメンバーを虐殺して逃走。
体内にアポカリプスによってアダマンチウムを注入されていたが、ウルヴァリンとの戦いで剥ぎ取られ、
マグニートーとの戦いでアダマンチウムを失っていたウルヴァリンに移植されている。

また、エイジ・オブ・アポカリプス世界においては、最初はアポカリプス陣営に所属していたもののX-メンに寝返り、
粗暴だが自己犠牲も厭わない姿勢で助けた少女に慕われるなど、正統派ヒーローのような活躍をしている。

映画第一作目においては設定は変更されウルヴァリンとの関係は無くなり、
マグニートーの護衛としてウルヴァリンと戦闘開始するとあっさり死ぬなど損な役回りをしている
(他のキャラクターも映画時間の制約上かませ犬「出てきただけ」という扱いを受けているものもいる)。
演じたのは後に映画『ハロウィン』のリメイク版で、
マイケル・マイヤーズを担当する元プロレスラーのタイラー・メイン氏。
ウルヴァリンの誕生を描くスピンオフ『X-MEN ZERO』では一作目の扱いは無かったことにして、
ウルヴァリンの宿敵にして実の兄というもう一人の主人公と言ってもいい扱いで登場している。
同作での演者はホラー映画『スクリーム』シリーズでコットン・ウェアリーを演じたリーヴ・シュレイバー氏。

このようにウルヴァリンの終生のライバルと言っていい扱いの彼だが、
実は上記の通り、初出はX-MENではなく、ミュータント関連から程遠いアイアンフィスト誌だったりする。
まぁウルヴァリンも元々ハルク誌で初登場だったりする辺り、そういった意味でもライバルなのかも知れない。

格闘ゲームでは『X-MEN VS. STREET FIGHTER』より登場。
ウルヴァリンに負けず劣らずのスピードと連続攻撃で攻めるキャラクター。
秘書のバーディーもストライカーで登場し、重火器から弾をばら撒いて攻撃してくれる。
鋭いジャンプ軌道、強力な必殺技、そして永久コンボとかなり強いキャラクターだったが、『MARVEL vs CAPCOM2』では弱体化。
永久コンボも無くなり使用者は激減している。

イントロやサポートキャラとして登場し、重火器をぶっ放す女性はバーディーイギリスのあいつとは無関係)というテレパス能力を持つ私設秘書
アメコミ層と格ゲー層で知名度が大きく異なると思われるキャラ。
セイバートゥースの強すぎる殺戮本能を抑え罪悪感を取り除き、その精神が完全に壊れてしまうのを防いでいたが、クレイドンに殺害される。


MUGENにおけるセイバートゥース

+ kong氏製作
  • kong氏製作
バーディーが車で轢き逃げを敢行するハイパーコンボ「バーディーカー」が追加されている。
AIもデフォルトで搭載されており、素早い動きで画面を往復しつつ、
氏お馴染みのガン攻めを仕掛けてハマればかなりの強さを見せてくれるため、大会動画に出る機会も多い。
参考動画

+ Kamekaze氏製作
  • Kamekaze氏製作
MVC2』風仕様。
本来参戦していない『MVC3』仕様も選択可能。

+ うんこマン氏製作
  • うんこマン氏製作
現在は入手不能。
こちらは『X-MEN VS. STREET FIGHTER』風仕様のセイバートゥース。
デフォルトAIは搭載されていないが、グラテン厨氏による外部AIが公開されている。
グラテン厨氏AI


この他、彼の秘書であるバーディーも単体キャラとしてMUGEN入りしている。
詳細は該当ページを参照されたし。

出場大会

+ 一覧
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チーム
その他
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更新停止中
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出演ストーリー



最終更新:2023年08月05日 14:46