みすず


「なめてんじゃねえぞ!」

テクノスジャパンの代表作『くにおくん』シリーズにおける代表的なキャラの一人で、くにおが最も苦手とする相手。
『AIR』のヒロインだったら嫌過ぎる。
ちなみに「みすず」という名前の由来は『熱血硬派くにおくんすぺしゃる』HPの質問コーナーによると
「『花の応援団』という漫画のみすず」(正確には『嗚呼!!花の応援団』の久本みすず)との事。
…なお、久本みすずはこっちのみすずが地味に思えるほど強烈なキャラなので画像検索される方は覚悟していただきたい。
くにお達より一回りも大きな巨体と怪力を持つ女で、太陽学園(の通う学校と同名だが恐らく無関係)のスケ番。
ちなみに作品によって彼女の髪型が赤茶色いパーマの物と黒いおかっぱのものがあるが、戦闘時のスプライトは後者のFC版『熱血硬派くにおくん』でも、
顔グラ(みすず戦で負けると表示)が赤茶色いパーマなので、設定上は赤茶のパーマ髪である。

初登場の『熱血硬派くにおくん』では、ステージ3のボスとして登場し、
見た目にそぐわぬ高速移動のタックルと高威力の襟掴みビンタで多くのプレイヤーを苦しめた。
ちなみにこの襟掴みビンタは、くにおの苦手なものとして認定されている。
さらに、このゲームではボスキャラ達には全員つかみ攻撃耐性が設定されており、
ザコには有効な馬乗りでタコ殴りや場外に投げ飛ばしが効かないが、
他3名のボスは瀕死状態だとこれが解除されるのに対し、みすずだけはどうやっても解除されない。
一応攻撃を当てていけば怯んでダウンするが、このダウンするまでの数値もゲーム中最高値(ラスボスより上)。
なお、FC版ではみすずを倒せない人への救済措置なのか、ステージ3のザコ敵全滅後に分岐要素があり、
もう一方のルートはもう一回ザコ敵掃討戦をやればクリアできるようになっていた。
彼女に負けるとページ冒頭の台詞を言われる。AC版では声も付くが、「凄みよりも可愛さが目立つ」と評判である。

『新・熱血硬派くにお達の挽歌』では、パチンコ屋でストレス解消の為に襲ってくるのと、さぶの別荘の用心棒としての再会の、計二回戦う事になる。
相変わらずタックルと襟掴みの恐ろしい相手であるが、反面防御が甘い為、初見でない限りはあっさりと倒す事が可能。

日本未発売のネオジオ版ドッジボールでは、ボディコン姿で登場。
「ダイナマイトヒップ」という、巨大な尻を突き出しながら猛突進してくるという恐ろしい技を習得している。
CVはサザエさんの花沢さんでお馴染みの 山本圭子 女史。

『乱闘協奏曲』では敵組織にかなり可愛いスケバン(べにじし)がいると聞いたため、女の子を殴るのには抵抗があるからという理由*1で、
くにお達の方から知り合いの中で最強のスケバンであるみすずに協力を持ちかけた事で、
なんと味方陣営(2周目以降ならば操作キャラにすらできる)として参戦。
(何気にこのシリーズのガチ喧嘩作品では『くにおたちの挽歌』でみさこときょうこが一時的に使えた時以来久々の「女性プレイヤーキャラ」であった)。
……もっとも協力を求めた理由が理由だったため、前に自分を平気で殴ってきたのはなんだったんだとキレられてケンカするハメになった。
なお、そのマブいスケバンことべにじしとの戦闘は必ずくにおとみすずのタッグになるが、
勝利後にくにお達がみすずに対して「やりすぎだろ!」とキレる。
といってもみすずがオーバーキルしたのではなく、相手が可愛かったから男3人がアホになっていただけ。
そのため、べにじし絡みのイベントではみすずが貴重なツッコミキャラになっていた。

どうやらくにおが気になるらしく、自分以外の女子には優しい事をぼやいたり、
正月には毎年ハワイに行っていたりと意外な一面が明らかになった。
本人曰く「体は大きいが心はピュア」との事。

主人公がきょうことみさこになった『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』でも登場。
全体的にキャラのイメージが激変している本作において、多少は可愛くなっているものの原典のイメージを守っている数少ない人物。
ただ設定は大きく変更され、「(多分太陽学園に)7年間も在籍しながら、バイト?として熱血高校の警備員をしている」と、
何故か長期留年キャラになってしまった。
それでもきょうこ達との仲は意外と悪くなく、戦闘後には「殴ってごめんね」などときょうこに謝られる。
今回もくにおとオマケにりきにも惚れているものの、乱闘狂騒曲とは違い、単純にイケメン好きのミーハーの模様。
お馴染み襟掴みビンタはしてこず、体当たりと大ジャンプからのヒップドロップが主戦法となっているが、
序盤でろくな技を覚えてないヒロインズの体力を容赦なく溶かしにかかってくる。加減しろ莫迦!初ボスだぞ!
学園内はショップがないため、回復アイテムなどを購入してのゴリ押しができない唯一のボスでもあるのがまた難易度を上げている。

「男ってのはガリガリのちっちゃい女は嫌いなもんさ。
 男は肉付きのいい女が好きなの。で、アタイは肉がいっぱいついてる。
 くにおとりきを見つけたら、みすずがよろしく言ってたって伝えといてくれよ、ハハハ。」

様々なキャラが一堂に会する全員集合シリーズの最新作『くにおくんの三国志だよ 全員集合!』では誰もが予想した通り女性にも拘らず呂布役で登場。
初代のボス繋がりなのか、赤兎馬として2面ボスのしんじを従えている。
…のだが、キャラ紹介ではしんじが赤兎馬として紹介されているものの戦闘中に呼び出す際にはバイク単体と、
しんじとバイクのどちらが赤兎馬扱いされているのかいまいちハッキリとしない(しんじ自身も作中一切セリフが無い)。
ストーリーでは主に2章と3章の最終ボスとして登場。
襟掴みビンタ、高速タックル、衝撃波を周囲に放つ技と過去の作品のみすずの集大成のような技構成になっている他、
方天画戟を振り回したり空中から思いきり叩きつける技や赤兎馬を召喚して画面内を走り回らせる技も追加されており、非常に多彩な攻撃パターンを持つ。
みすずに限らず大抵のボス戦では基本的に体力が無尽蔵の仲間が常駐しているので、そちらに生贄になってもらって注意を引かせて大技の隙にチクチク攻めていくのが主な攻略方法となる。
みすず撃破後に低確率で手に入るアイテムを使用する事によって、シリーズ初のみすず固有技をくにおが使用できるようになった。
ボス戦のカットインが劇画化する冗談ルートでのみすずのイラストのインパクトは必見。

また、クローンゲームの『熱っ血格闘伝説』では、ダウンタウンシリーズにも拘らず、隠しボスとしてゲスト出演。
決勝会場に乱入してチャンピオンのとらいち、とらじを一撃で吹き飛ばし、その強さと存在感を存分にアピールする。

「チャンピオンがこのていどとはね… わらわせんじゃないよ!!」


TVドラマ版ではヘルの用心棒として登場。こちらは濱田秀氏(男性)が演じている。
食いしん坊キャラという設定で見た目から嫌われており、担当教師に一目惚れするものの、教師の一言でショックを受け、教室で塞ぎ込んでいた。
くにおに説得された事によって元の大きさに戻り、くにおに一目惚れする。
さぶ死闘編にてくにおを助けるため、くにおと戦ったライバル達と共に反逆組を立ち上げて戦った。
死亡遊戯編では受付嬢に恥ずかしい過去をバラされてショックを受けたが、ダブルドラゴン兄弟戦ではりきにキスして巨大化した。


MUGENにおけるみすず

+ アフロン氏製作
  • アフロン氏製作
ネオジオ版『熱血闘球伝説』のグラフィックを元に過去のみすずの技を再現している。
試合中は『新・熱血硬派』でのみすずのBGM強制的に流れる。

とうやまと同じくネタキャラという事だが、こちらは投げ、当身飛び道具をすり抜ける突進技等
何気に高性能な技が標準装備されており、LIFEKFMの2.5倍という固さも相まってゴリ押しが可能。
とりわけ、Bボタン1つで出せる「ローリングパワフルアームズ」は連打するだけで連続ガードとなり、
また、2009年11月の更新版では『新・熱血硬派』のように起き上がり後に点滅無敵がある他、
空中から尻を突き出して落下し、着地と同時に下段の地震を起こすAI殺し技「Press of pleasure」、
超必殺技「ダイナマイトヒップ」が追加されている。
超必は発生こそ非常に遅いが、完全無敵なので当身以外で潰される心配が無く、
直撃で8割、ガードされても5割削る超高性能な技となっている。

tokume氏による5段階調整可能なAIが公開されており、6PカラーでAI常時起動となる。
なお、AIは更新版未対応で、上記の起き上がり無敵やダイナマイトヒップ等が使えない(プレイヤー操作でも)。

また、語るスレの小物ロダで製作者不明のAIも公開されている。こちらは更新版に対応。
ゲージが溜まると即ダイナマイトヒップをぶっぱしたり、上記のローリングパワフルアームズ連打による削り殺しを狙ってくるなどかなりえげつないAIで、
火力や体力の高さも相まって恐ろしく強く、エルクゥを倒してしまう事すらある。

+ 大会ネタバレ
ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】に出場した際は、まだ当時はゲージ技が無く、
ゲジマユの恩恵を受けないキャラでありながら高い攻撃力と防御力で大暴れした。
おまけにBGMいらずの専用BGMが流れ良くも悪くも存在感は圧倒的であった。
前述のAIRのヒロインから捻られて「早くゴールしてくれ」というコメントが多く書き込まれた。
+ 「貴様の愛は侵略行為!」
この大会の時、みすずに対して多数付いたコメントに「戦術鬼」というものがある。
戦術鬼(せんじゅつおに)とは、山口貴由の漫画『覚悟のススメ』に登場する生物兵器の事。
前大戦の悪鬼・葉隠四郎が世界制覇を目指して開発した技術の一つであり、四郎の曾孫にあたる、
現人鬼・散が地球を汚染する人類のみを駆逐する手段として崩壊後の世界に放った。
」「自由」「敬老」などと立派な主張を掲げるが、その実態は人間のエゴイズムを増幅した醜悪な人食いの怪物である。
その内主人公葉隠覚悟と最初に戦った「愛」の戦術鬼・破夢子(はむこ)
(愛を謳ってはいるがカップルを見付けては嫉妬に狂い、その女を殺して男を私と一つになる」と称して食い殺す肥満体の女
 の巨体と美貌(?)がみすずに似ている…のだろうか(グーグル等で検索するのはグロ的な意味でおすすめできない)。
なお、同時にの名前が出ていたのは、元ネタが葉隠覚悟だと言う事を公式で認めちゃってるキャラクターだから。
非常にアクの強い作品だが一読の価値はある名作である。

ゲジマユにおけるみすずの暴れっぷりがよく分かるまとめ動画
いやな鳥の詩(VSルアン 9:36~)
戦術鬼とオーガ(VS範馬勇次郎 7:40~)

電波的な彼女彼氏他のトーナメントにおいては、神殺し宇宙人殺し機動妖怪殺し悪戦乙女殺し兎殺しを為すなど猛威を振るい、
最終的には混沌の落とし子の落とし子滅殺天使を相手にしたバトルロイヤルで見事勝利、優勝の栄冠を掴む事となった。
一般人の女子高生……?通常キャラ……?

プレイヤー操作だと強敵もゲージ技で封殺

+ 製作者不明 Mみすず
  • 製作者不明 Mみすず
上記のものの狂~神キャラ改変。
元もアレだが、色も合わさって非常に不気味。

+ STG氏製作 みすずちん
  • STG氏製作 みすずちん
『新・熱血硬派』のスプライトを使ったキャラ。
単騎無双VS数の暴力シリーズに出ていたのはこちら。
氏の制作キャラの中では一応初の女性キャラとなる。
狂ランクを想定しており、常時アーマーを盾にガン攻めしてくる他、ストライカーを呼び数の暴力で攻めてくる。
カラー差により、ストライカーが勝手に……!したり、耐性を付けたりすることが出来る。


単体キャラ以外では、アフロン氏の裏が『新・熱血硬派』でパチスロのストレス解消で戦う際の、学生服姿のみすずを召喚する事がある。


「怖がんなくってもいいのよ! おいで、ボウヤ♥」
「さ、さらばだ…!!」


出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
くにお達はシリーズを通して女性相手でも普通に戦っており、
「女は殴れない」というのは今作限りどころかこのシーンのみの描写で、実際にべにじしやその子分のスケバンと戦う時は全員普通にボコれる
(喧嘩要素がある作品では『ダウンタウン熱血物語』が唯一女性を攻撃できなかったが、
 これは女子達が登場するのが非戦闘地帯の商店街だけで、ここで攻撃ができないだけである)。
みすずも自分の件だけツッコんでいるが、そもそも『熱血硬派くにおくん』では、
彼女の配下のスケバン軍団も片目隠れタイプの子分(くみこ)などは割と可愛い容姿であるのだが
(注:当時のゲームブック版の『番長連合をぶっとばせ!』でもくみこの容姿に「可愛い顔」と書かれている)、
彼女と同様に仲良く全員くにおにぶっ飛ばされている。


最終更新:2022年01月13日 09:51
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