ジョー東


     

「へっへっへ・・・。
    嵐を呼ぶ男、只今参上!」

  • 初出作品:餓狼伝説
  • 格闘スタイル:ムエタイ
  • 出身地:日本
  • 誕生日:1972年3月29日
  • 身長:180cm
  • 体重:72kg
  • 血液型:AB型
  • 趣味:喧嘩
  • 大切なもの:はちまき(祖母からの贈り物)
  • 好きな食べ物:ワニの唐揚げ
  • 嫌いなもの:学校(『初代』~『RBS』、『KOF'94』~『'98』)
                          正装すること(『RB2』~、『KOF'99』~)
  • 得意スポーツ:格闘技全般
  • 特技:ナンパ(成功率99%と本人談)
  • 好きな音楽:ド演歌
  • 職業:ムエタイ選手

+ KOF'99絵

+ 担当声優
生瀬勝久
『餓狼2』『餓狼SP』『KOF'94』
佐竹雅昭
『バトルファイターズ』
檜山修之
『バトルファイターズ 餓狼2』『-THE MOTION PICTURE-』『餓狼3』以降、『KOF'95』~『XIII』、『CAPCOM VS. SNK PRO』『2』
矢尾一樹
『電撃CD文庫 餓狼伝説』シリーズ、『電撃CD文庫 KOF'94』
三戸耕三
『KOF XIV』以降
沢城千春
『KOF for GIRLS』

生瀬氏は本業が俳優な事もあり(後に『TRICK』や『ごくせん』に出演する人、と言えば伝わる方もいるだろうか。あと『ジオウ』の叔父さん)、
タイガーキックは「タイヤキー」、ハリケーンアッパーも「ハリケンナッパー」と聞こえる等空耳の代名詞だった。
ちなみに三戸氏はガロスペ直撃世代だったらしく、『XIV』で「ナッパー」発音のオーダーが来てむっちゃ喜んだとか。
佐竹氏は本業格闘家(格ゲー的には『バトルクロード』の大山正道のネタ元)で、
いわゆるタレント出演の一環でその後のスケジュールが合わなかったのか、アニメの続編『2』では本業声優である檜山氏に交代することになり、
ゲーム本編でも『3』から同氏が起用された(その関連か、『3』の勝利画面などでのグラフィックは心なしか佐竹氏似である)。
沢城氏は同業者たる沢城みゆき女史の実弟である。
本編であれば大原崇内田雄馬両氏とで同業者の姉持ち三大弟声優が揃ったのだが

餓狼伝説』シリーズに『初代』から登場し続けているキャラクター。
公式名称は「ジョー・ヒガシ」、日本式に書くと「東 丈」「あずま じょう」?さて何の事やら
名前が日系人風で専用ステージはいつもタイ(もしくはサウスタウンのタイ公園)だが、立派な日本人。
おそらくMUGEN界一漢らしい風使い(なにせ特殊な能力者とかではなく、純粋に腕力で起こしているとの事)。
そして栄えある格ゲー史上で最初に登場したプレイヤーが使用出来る風使いでもあったりする。
初代『餓狼伝説』では3人いる使用可能なキャラクターの内の一人で、テリー・ボガードアンディ・ボガードと共に主人公格として登場した。
その後シリーズが進むごとにコメディリリーフ的な性格が強調され、さらに『KOF』効果で年々ネタキャラ化が進んでいった。

『餓狼伝説』(初代)ではサウスタウンで開催された格闘大会に腕試しのため参加。
一応主人公格ではあるが、ボガード兄弟の復讐劇とは何の関係も無い。最終的には兄弟同様ギースを蹴り落とす
ただ格闘技界での知名度は高く、名前を聞いたギース・ハワードも驚愕するほどの有名人だった。

ギース「ジョー・ヒガシ。ん?ジョーと言えば、ハリケーンアッパーのジョーかっ!!」

異名にもなっているアッパーで竜巻を生み出すハリケーンアッパーは現在でも彼の代名詞である。
これはテリーのパワーウェイブ、ギースの烈風拳と同じく格ゲー初の地を這う(走る)飛び道具でもある。
またスラッシュキック、タイガーキックなど、蹴りの突進技の祖とも言うべき男でもある
(厳密には竜巻旋風脚が先なのだが、竜巻旋風脚は一般的な突進技とはやや趣が異なるのであまり認知されない)。

あだ名は「ジョー」パンツ勇者王」「檜山」など。

+ ジョーの人柄
初代『餓狼』よりテリー・アンディとは親友の関係に。それ以降はサウスタウンの面子とも深い親交がある模様。
その他、『初代』のみ勝利メッセージの一つに「親父より強い男になるんだ!」というのがあるが、それ以降父の話題は出ていない。
またホア・ジャイとは和解して良きパートナーになっている(ゲーメスト餓狼スペシャルムックの相関図より)。
テリーやアンディと違い、チン・シンザンのような、やや胡散臭い相手とも親交がある辺りが、
下記の裏の事情との関わりを感じさせる。

基本的には豪放磊落を地で行き、細かい事は気にしない性分。
嬉野氏のKOF小説では「竹を真っ二つに割り、粉々にしたような性格」と言われる。
タイの自身の道場で子供の育成も心がけるという情が深い面も見せる。
またボガード兄弟の仇討ちを手伝う(初代)*1、アンディの心配をするの代わりにサウスタウンへ赴く(『3』)、
戦う術の無いリリィのガードを彼女に気付かれないように買って出る(SNK携帯小説)など義侠心は強い。

反面で決して能天気なだけの人間でもなく、SNKの携帯小説ではムエタイチャンプになるまで、
裏で数々の命がけの修羅場を潜り抜けたと言われる。
その本質はむしろテリーよりもビリー・カーンなどに近い性分とビリー本人に言われ、
「試合形式でない何でもありの戦いでは世界で三指に入るだろう」とブルー・マリーに評価されている。
ちなみにあと二人はビリーと山崎竜二
アンディがビリーに敗北した後で「アンディの仇討ちか?」とビリーに問われた際、
「正面切っての対戦でアンディが負けたなら、アンディ自身がリベンジすればいい」と言い切るなど、
筋を曲げてまでの復讐心は持たない冷静さも見せる。
『KOF』では何も考えてなさそうな雰囲気があるが、『餓狼』のストーリーでは細かい気配りやしっかりとした考えを見せたりする。
この辺り、ジョーファンからしたら別人に見えるらしい…というか普通に別人にしか見えん。

SNK開発陣曰く、モデルはTVドラマにもなった児童文学『あばれはっちゃく』(桜間長太郎)。
キャラ設定のコンセプトは『秘密戦隊ゴレンジャー』の「キレンジャー」であり、餓狼主人公三人衆の中では一番早く決まったそうだ。

子供の頃はガキ大将で「ジャイアン」のような奴だったとの事である(元ネタのはっちゃくが(正義の)ガキ大将)。
ムエタイは、幼い頃にタイ人から教わったものであり、何故ムエタイを習ったかというと、
一目見て「惚れたっ!」と直感したからであった。
やがて高校生になったジョーは、国内では物足りなさを感じて遂にムエタイの本場タイに渡る事を決意し高校を中退。
そして、とあるキックボクシングジムの会長に頼み込み、タイへ殴り込みをかけたのだった。
このような大胆な行動に出た理由は、本人曰く「タイの風が俺を呼んでるぜーっ!!」と、
何も考えてないというか大胆というか、とにかく彼の魂がそうさせたのであろう。

しかし、そんな限りなく無謀とも言える行動とは裏腹に、タイに渡ったジョーは連戦連勝、
あっという間に日本人初のムエタイチャンプとなり、タイのヒーローとなるのであった。

(以上、「ネオジオフリーク」より)

また、アニメ版『バトルファイターズ餓狼伝説』第1作のノベライズ版では経緯が結構異なり、
医者の家に生まれ、頭の良い兄弟と比較されてグレるも、偶然ボクシングの映画に感動、その道を志す。
しかし、高校時代に修行時代のアンディと出会い、ふとした事で戦うも、敗北。
高校を中退し、アンディに対抗出来る足技を習得すべくタイに渡った、とされている。
なお、テリーやアンディとの会話は普段は英語で行われている(餓狼の謎本より)。
日本語・タイ語・英語と最低3ヶ国語は使える事が判明していて意外に語学力堪能。
若くしてムエタイチャンプになるなど、実は天才肌なのだろう。
ちなみに『KOFXIII』ではナルシストな紅丸をして「俺が言うのもなんだが、あんたは一度挫折を知ったほうがいいんじゃない?」と言わしめている。
これだけ波瀾万丈の経歴を持ちながら挫折した経験が無いというのも凄い話である。

好物は一貫してワニの唐揚げ。
よくネタに使われるが、南米では実際にある料理。美味しいのは尻尾部分らしい。
また、ハチマキは祖母の贈り物と『KOF'97』のキャラクターブックでも言われているが、『KOFXIII』でも依然大切なもののようだ。
婆ちゃんっ子だったとしてもさほど違和感は無いのが実にジョーらしいが。

昔は普通にかっこいいキャラだったのだが、『餓狼3』辺りから歯車が狂い始め、
『KOF'96』で格ゲー史上類を見ない行動に出てから今の三枚目的なポジションになってしまった。
また強さも『餓狼2』~『SP』で最強クラスを張って以降、徐々に陰りを見せ始めていったある意味幸の薄いキャラ。
特に『餓狼3』の扇子や撒き菱で消えるスクリューアッパー(潜在能力含む)は見る者に涙を誘った。

『KOFXII』での個人ストーリーでは今までのKOFでのギャグめいた部分はなく、昔の格好良かったジョーに戻っている。

『KOFXIV』では基本的な衣装の様式自体は変わらないものの、パンツのデザインが大きく変更。
「!!」の上に「無敵」と書かれてある(こちらのムエタイ使いとは違いウエスト部分ではなく丈なだけに丈前面に大きく載っている)のが特徴的。
『KOFXV』ではさらに変わり、「大和魂」の文字や波が書かれてある。

+ 『KOF』エンディングネタバレ
『2003』のエンディングでは、オカマに惚れられるという災難に逢っている彼。
さらに『XIII』の餓狼チームストーリーで、テリーとアンディがそれぞれのといちゃついている様子に腹を立てていたが、
どうやらこれがフラグだったようで、エンディングにて例のオカマが再登場
逃げるジョーを追いかけまわし、真っ白に燃え尽きさせてしまった。
そして『XIV』での餓狼チームストーリーでも上記の展開が正史に取り入れられており、
「例のオネエのファンと付き合っている」と思われていたせいで告白した相手にフラれていた事が判明。
ネット社会って怖いね。リアルでも同性からの人気が高かったりするが

『XV』ではエンディングにてリリィとのデートを取り付けたものの、
最終的にはドタキャンされ(恐らくリリィに悪意は無い)、ビリーにバレて病院送りにされる結末を迎えてしまっている。
尤も、病室にてまだまだ諦めていないポジティブな様子が描かれているが。
病院で休むことになったため、後述のボンガロよろしく次回作ではイメトレによるパワーアップに期待したプレイヤーもいたとか

結局こういう扱いなのか、『KOF』のジョーは…。

『XV』においては参戦キャラクターを一斉公開せずに少しずつ参戦トレーラーを公開していく方式となったが、ジョーの参戦トレーラーは全体で5番目。
そして、4番目の封ずる者と6番目の祓う者の間となった。
「全員日本人…まさかの新日本チーム結成か!?」と界隈でも大騒ぎとなったが、
結局いつもの餓狼伝説チームと三種の神器チームに分かれ、新たな日本チーム結成とはならなかった。
だが、ちょっと見てみたいという人も少なからず居るのではないだろうかと思わせる騒動の締めとなった。

+ 余談
今は亡き「ネオジオフリーク」では美形度4(5段階評価)で、アンディやロバートと五分を張ってたりする。
決める時は決めるのが彼の魅力…だと思われる。
ちなみにKOFにおいて男からの人気投票だと10位以内と上位に入るのに、
女からの人気投票では名前の影も形も無く、性差でかなり人気の偏りを見せている。

パンツと言われる彼だが、元々ムエタイの戦う姿としては正しい物であると彼の名誉のために付け足しておく。
問題はあくまでデート中であろうと常にパンツ一丁な事である。
ちなみに小説だと短パン姿、漫画版だとアロハシャツ等のラフな服装である事が多い。
ただ『餓狼2』の公式イラストではネクタイを外したスーツ姿のイラストを森気楼氏によって描かれており、
ちゃんとした格好も一応する様である。
ちなみに『餓狼SP』では子供達とサッカーをしているイラストがあるが、こちらはユニフォームを着用していた。
『RB餓狼2』や『KOF'99』以降からプロフィールの「嫌いなもの」が学校から「正装すること」に変更されたのだが、
これは不知火舞に無理やりスーツを着せられて「あー、うざってぇ!!」となり、
それ以来全く駄目になったとの事である(「ネオジオフリーク」より)。

『MOW』の世界観ではクァンという少女が弟子になっているらしく、SNK公式携帯サイトの小説で登場している。
彼女は元々孤児でスリをして暮らしていたが、ジョーの財布を盗もうとした所でジョーに捕まえられ、
その才能を見込まれジョーの一番弟子になる事となった。ここでもジョーの情の厚さが窺えたりする。
ジョーだけにジョーが厚(タイガーキック! ちなみにこの話は『KOFXII』のストーリーとなっている。

また、嬉野氏の『KOF2000』の小説では、キム・ドンファンの性格が『MOW』のようにおちゃらけた感じになったのは、
酒に酔ったジョーの武勇伝の影響を受けたからとされている(同じく、キム・ジェイフンは酒に酔ったアンディの影響を受けた模様)。
ちなみにこの後ジョーの背後から鳳凰脚がかっ飛んできたのは言うまでも無い。
だが、氏の小説でもシリアス版の方ではかっこいいジョーが見れる。特にSNK携帯サイトの小説はジョーファンには必見。
コメディ版では大概酷い目に合うが、他で案外フォローが入れられている辺り、他の面子よりは愛されているかもしれない。

+ 勇者王(尻)
「ただしハリケーンは尻から出る」

由来は彼の声を担当している檜山修之氏が『勇者王ガオガイガー』の主人公、獅子王凱の声優をしている事と、
ジョー東の挑発アクションである尻見せから来ていると思われる。
ちなみに上のセリフの元ネタは『魔法陣グルグル』の迷言、「ただし魔法は尻から出る」より。
ニコニコでも何かが尻から出ている(ように見える)時に「ただし○○は尻から出る」などと書き込まれる。
(例:ただし火花は尻から出る
その本領を遺憾なく露出発揮した試合がこちら

+ オレとおまえ…… どちらが強いかいま…… おしえてやる!“一瞬”でな!!
ボンボン餓狼のジョーは、原作のお調子者な性格が全く感じられない、とてもクールで強いシリアスな男である。
『1』におけるリチャード・マイヤライデンとの対決は殆どがベストバウトである。
おまけに博識で思慮深く、テリーがあんなんなので、普通にヒーローをしているとてもカッコいいキャラである。
が、『2』で一度クローンキムに敗れたあと、イメトレで復活した時から段々と矛盾点が出始めた。
詳しくはこちらで。ちなみにこのあと彼は『2』の終わりから『3』にいたるまで、大して活躍しなくなってしまう。
シリアスな性格だった頃から、どこに行くにもパンツ一丁の上に黒マントというかなり怪しい格好をしていた。
その姿で空港から出てきたのだから、空港の警備体制には疑問を懐かざるを得ない。

「カポエラ…」

石川賢作『戦慄の魔王街』にも当然主人公パーティとして登場。
こちらでは基本的に上半身にベストを着ているためボンガロよりは危なくない。
主にビッグ・ベアとコンビを組んで様々な敵と戦ったが、途中からは解説や驚き担当になりかけたり、
復活した武帝王に真っ先に出くわしてあわや噛ませ犬になりかけたりした。
ゲーメストコミックやアニメ版餓狼伝説などでもそうなのだが、ジョーは基本的に噛ませ役になりやすい。
活躍しているボンガロは珍しい方なのだ。
活躍しているジョーを見たい方には嬉野氏の携帯小説(シリアス)・鷹岬氏の漫画版『KOF'94』などがお勧め。


キャラクター性能

『餓狼伝説』で主役を張った一人なだけに、テリー・アンディと同じく必殺技の構成が三種の神器+1となっている。
ジョーの代名詞である飛び道具「ハリケーンアッパー」、突進技の「スラッシュキック」、対空(兼突進技な場合もある)技「タイガーキック」、
現在では連続HIT技の「爆裂拳」が基本セットであり、これは今現在でも変わらない。
一度だけ『餓狼伝説3』で爆裂拳を忘れた事があるが(ただし、「爆裂ラッシュ」という後のKOF式爆裂拳に似たコンビネーションは持っていた)。

餓狼伝説シリーズ

『餓狼2』及び『SP』では上位キャラである。
スタッフが『餓狼2』のジョーがゲームセンターで活躍しているのを見て「餓狼スペシャルでは弱くしよう」と決意してしまったほど。
「ハリケーンアッパーだけに頼るキャラにはなってほしくない」というコンセプトがあったようだ。「ハリケーンアッパーのジョー」なのに
ゲーメストムックの編集部に「弱体化し過ぎでは?」との質問に「自分たちの見たジョー使いの人が上手すぎただけかも」と謝罪していた。
だが、『餓狼SP』稼動から20年後、研究が積み重ねられた結果、なんとジョーはキム・舞・ビリーの3強を抑えて最強キャラと目されていた時期もあった。
しかしその後も研究は続けられ、2017年においては、やはりキムとの相性が悪いとされ最強候補の座からは落ちてしまっている。
またキム以外の3強の外に十平衛やギース辺りもしんどく意外と難敵は多い。
とはいえ、スタッフが明確に弱くしていなかったら『餓狼SP』稼働当時からゲーセンを制圧していたのは
キムではなくジョーだったかもしれないと思うとゾッとする話である。
ゲームが発売されてから四半世紀以上が経ち、なお未だに研究が行われているのは驚愕ものである。

『(RB)餓狼』では一貫して性能の高い防御技が多い反面、攻撃力に関しては見劣りする事が多い。
ただしガードさせても不利の無い通常技や上半身無敵のスウェーキックなど優秀な固め技や防御技を持ち、
チクチクと嫌らしく攻めていく形を上手く取れれば良い勝負を持ち込めるようになる。オラオラ系なのに反して渋い戦い方が必要。
後期の必殺技の隙の大きさ、連続になり難く威力の低い超必の扱い難さ、
揺さ振りの少ないコンビネーションアーツの形と上級者向けのキャラとなっている。
ちなみにスクリューアッパーは基本的に赤い竜巻で統一されているが、
その形と与ダメージの方法はころころと変わっており、『餓狼2』『SP』では落g…もとい細い竜巻で単発HIT、
『餓狼3』『RB餓狼』では大竜巻(…の割にラインには判定無し)で相手を上空画面外まで跳ね上げ地面に落とした時に
ダメージを与え、『RBSP』『RB2』で6HITする竜巻となる。
変化の割にコンボに使えるのは『RBSP』のスライドスクリューと『RB2』で普通のスクリューアッパーだけ、といまいち報われてないが。

KOFシリーズ

『KOF』では動き自体は遅いが、高い牽制能力を持つ通常技でじっくり戦い、隙あらば破壊力に富んだ連続技で一気に優勢に持ち込むタイプ。
初期の頃に比べ防御面では陰りを見せるが、攻撃面はガシガシ強化されてきた。
『'95』では爆裂拳フィニッシュをキャンセル出来る通常技に入れると、通常技がキャンセルされてニュートラルに戻るというバグを抱えていたため、
通常技を当てさえすれば有利フレームが付くという意味不明なキャラであった。
しかもキャンセル出来ないはずの通常技も連射技を必殺技のコマンドに仕込む事により、
連射必殺技はすべての通常技をキャンセル出来る+コマンド必殺技は連射必殺技より優先度が高いという、
二重の仕様を利用した爆裂拳キャンセル爆裂拳フィニッシュキャンセルで隙消し可能。
もっとも、有識者の話(2020年5月)によるとこれだけの事が出来ても下位ランク(厳密には下から5番目)らしい。永パまであるのに。
『'95』のカオスさがよく分かるが……。
正に殺人機械(キリングマシーン)

『'96』ではグラフィックが大幅に書き換えられ、ハリケーンアッパーが後述する性能に変化した事もあるが、
爆裂拳が前進しながらパンチを出す性能に変更され、いとも簡単に10~12ヒットするようになった。
同作は全体的にコマンド入力がシビアになっているが、
爆裂拳は連打だけで出せる上「しゃがみB>しゃがみA」の後ボタン連打だけで簡単に下段始動の連続技が作れるため、
コストパフォーマンスの高い技であると言える。
『'97』以降は前進する距離が短くなり、「しゃがみB>しゃがみA」から繋ぐと4ヒット程度が限界となった。

『'97』では本作随一の壊れキャラとも言われる暴走庵に対してハリケーンアッパーのみで圧倒的優位に立てるという事から、対戦での使用率が中々高かった。
ただし、上級者同士の対戦だとそもそもハリケーンアッパーを打たせて貰えない、
打ててもJDが先に突き刺さるという状況が殆どで、やはり暴走庵を抑えるのは難しいようだ。
また黄金のカカトが空中HITするとそのまま永パに移行でき、
『97』の強キャラであるチョイや紅丸といったジャンプが高い相手に引っ掛けやすい相手に戦えるというのも大きい。

『2000』では、ストライカー要員として最強の一角に君臨していた。
ちなみに同じく最強の一角であったのがセス

とかく黄金のタイガーキックを覚えた(思い出した?)『01』『02』では1ゲージでの破壊力は全キャラでも屈指で、
画面端でのSCから連続を行えば8割近い大打撃を与える事も可能。

あとガードクラッシュ値が高いのも特徴。
『'97』以降は基本の「JD>立ちC>→B>ハリケーンアッパー」を二回ガードさせるだけで相手のガードを壊せ、
相手のガードクラッシュ値をコントロールしやすい。

基本的に安定した強さがあるのだが、『'98』において存在した裏キャラのジョーはぶっちぎりの最弱だったりもする。
『餓狼SP』仕様となっており、ハリケーンアッパーが画面端まで飛びはするのだが硬直が死ぬほど長い。
さらに黄金のカカトも削除されたため攻める事も出来ず、待つにしてもハリケーン撃つと死ぬ…。
性能の変化した爆裂拳を使った連続技は結構面白いのだが、相手が大きな隙を出した時くらいしか決められないし…。
そもそも『'98』の餓狼キャラの裏モードは皆、当時の『餓狼』最新作である『RB2』を意識したものであり、先祖返りしたのはジョーだけである。
公衆の面前で尻を出した件に対する社会的制裁なんて説もあるが、真偽は不明(そもそも裏ジョーは挑発が変更され尻は出さない)。
無理矢理晒し者にしといてその上制裁とか陰険すぎるだろ……
これがあんまりだったのか『'98UM』ではプレッシャーニー&黄金のふくらはぎやサンダーファイヤーが追加され、
『RB2』っぽくなっている。プレニーと黄金のふくらはぎは『RBS』の技だが気にしない
あとサンダーファイヤーのフィニッシュは『RB2』だとプレニーモーションだったのに、
わざわざ一緒に追加したのになぜか使わず普通にタイガーキックという謎判断

それでもダイヤグラム最下位は免れられなかったが。どれだけキャラ性能悪いんだ……。
流石に反省したのか、NESiCAxLive版ではもう少し強化されている。尤も(一人除いて)全キャラアッパー調整なのでなんとも言えないが。

なおその姿から色々物議を醸した『'96』の挑発だが、ジョーの連続技は爆裂拳を使うものが多く、
Hit数が多い=相手のゲージが溜まりやすいため、基本的に1コンボ決めたらダウン中に挑発するのがジョー使いのセオリーだった。
そのため(尻はともかく)ジョーにとって挑発は切っても切り離せない関係であり、
ゲーセンでよく見た光景だからこそ尻のインパクトが後世まで伝わったとも言えるだろう。
……まぁ、『'96』は挑発キャンセル出来るから尻は殆ど見れなかったんだけどね
『'99』での尻出しはストライカーのみでやっていたが、『2000』は通常、ストライカー時共に尻出ししなくなった。
+ だが…
『2001』ではなんと勝利メッセージ画面で尻出しをした。しかもこれがもう全裸にしか見えなくてこれまた物議を醸した。
+ おまわりさんこいつです

でもって勝利メッセージもこのポーズで「勝利ポーズもイカすだろ」や「目にもの見せてやるぜ」とか、それはイカすイカさない以前の問題では…。
しかも後者はとんでもない事に対女性格闘家チーム用の勝利メッセージだったりする。何を見せるだァーッ?!
こんなポーズをしておきながら、ッシャー!!だのオラオラァ!だの言ってる場合じゃないだろと突っ込まざるを得ない
女性格闘家チームのメンバーも、きっと失神したに違いないだろう。
何せ、パンツを脱いでお尻を出してる姿を見せられて、その上「目に物見せてやるぜ」なんて言われるのだから、
そんな事をされた側はたまったもんじゃない。
もう、変態を通り越して変質者だ…。
また、対韓国チーム用の勝利メッセージは「わかっただろーが!正義感だけじゃ勝てねえんだよ!」なのだが、
パンツを脱いで尻を見せながら言うなと思わずにはいられない。

それがソニーチェックに引っかかったのかどうかは分からないが、
PS2版では勝利メッセージ画面やプレイヤーセレクト画面の絵が全てノナ氏の絵に差し替えられた。
でも、ネオジオオンラインコレクションのネスツ編に収録されているバージョンではそのままである。

『2002』の勝利メッセージ画面の絵も『2001』のアレに比べたらマシとはいえ、パンツの中に手を突っ込んでて、これまたアレな感じである。
しかし、こっちはソニーチェックに引っかからなかったらしい。

ちなみに同時期の『餓狼』(RBS・RB2・WA)は通常挑発は尻こそ出さないもののイロモノなポーズではあるが、
一方で「炎の指先」というダウン時専用挑発技も存在し、
こっちは「立ぁて!」とダウン中の相手に言い放つカッコよろしいものである。

『KOF XIII』では回りのキャラが『XII』から強化されていった中、何故かラルフと仲良く現状維持…。
そのアッパー性能に追い付けるはずも無く、最弱クラスと呼ばれている。
ただし、ゲージがあれば全キャラ高火力があり、ジョーも当然それなりの火力を叩き出せるので一発が無いわけではない。
初期版では永久が存在していたようである。「爆裂拳即止めから最速ハリケーン」とかなり難易度は高いが。
そして10月7日からのバグ調整版では不可になった。
ついでにキャラの性能調整もしてくれれば良かったのにと、多くのジョー&ラルフ使いは悲嘆にくれた…。
だが、ジョーの可能性は死滅してはいなかった!!
永久こそ出来なくなったものの、タクマよろしく端での空中コンボで気絶まで持っていく事が可能な事が判明。
タクマよりもレシピは面倒くさく難易度は相当高いのだが、彼同様気絶後再び気絶まで持っていく事すら可能という恐ろしさである。
これもひとえにプレイヤー(というか以下の動画でコンボを披露しているはれごろ~氏)の研究が実った結果と言えるだろう。

『XIV』でもこの気絶コンボがほぼ全く同じように可能となっている。

CVSシリーズ

CAPCOM VS. SNK』では『Pro』で追加登場し、ダンの対としてお笑い枠で登場する。
だがダンとは違い、レシオ1では最強クラスの強さを誇っていた辺り、『餓狼』の主役級の面目躍如と言った所か。
技数は少ないものの、各種優秀な必殺技・超必と扱いやすい通常技でかなりの強さを誇り、
レシオ2以上を食う事も十分出来る優良キャラである。

『CAPCOM VS. SNK 2』では必殺技・超必が追加された。
やはりやや重たい物の牽制に使いやすい通常技の数々(ただしキャンセル不可も多い)・扱いやすい必殺技・超必が揃っており中々の強さを見せる。
どのグルーヴでも安定した強さを発揮でき、特にAグルーヴでも難易度は比較的高いものの、
中々威力のあるオリコンが出来ると器用なキャラ。
扱いやすいが決して強いわけではなく、一定以上の実力者に勝つ為には修練がいるキャラの典型である。


+ ハリケーンアッパーとその派生技について



 「ハリケンナッパー!」
拳を思いっきり振り上げて起こした強烈なアッパーで竜巻を放ち、地を這うようにして飛ばす飛び道具。
背が高いので小ジャンプ等では飛び越えにくく、地を這うのでスライディングで抜けられない、
飛び道具では高性能な部類に入る。
毎度の如く隙の大小が変わり、この技の強弱がジョーの強さランクの位置を決める事も少なくない。
KOF』では『'96』以降(『'98』の裏性能版は除く)は『初代』のように画面端まで飛ばなくなったが
代わりに隙が減少して、さらに強で出すと2発連続で飛ばす(下記の「爆裂ハリケーン」と同様)。
『KOF'97』では暴走庵がジャンプの軌道が非常に低く、更に動きが早すぎるため殆ど飛び越えられない。
他にもジャンプが緩いチンや体が大きいチャンなど、この技で固められると辛いキャラは多い。



 「ハリケーンアッパー!」
ジョーを象徴する必殺技で、まさしく彼の代名詞である。
彼はこの技を軸に以下の様々なバリエーションの技を使用出来る。
ギース「ジョーと言えば、ハリケーンアッパーのジョーかっ!!」と思わず叫んでしまう程のすごい技なのである。

爆裂ハリケーン

『RB餓狼』で登場。初出の時は、端まで飛ばないが対ライン攻撃判定のあるハリケーンアッパー重ね撃ちだったが、
以降の作品では「ハリケーンを複数撃つ技」という位置付けになった。
『RBSP』では3発、『RB2』では2発撃ち、『餓狼WA』ではハリケーンアッパーからの追加入力技となっている。
KOFでは装備しておらず、『'96』以降で強ハリケーンアッパーが竜巻を2発撃つが、これを爆裂ハリケーンとは言わない。
また「爆裂ハリケーンタイガーカカト」という超必殺技があるが、これも爆裂ハリケーンを出すのではなく
爆裂拳の後にハリケーンアッパー(その後タイガーキック→黄金のカカト)を出す技である。
ただしこのハリケーンアッパーも複数回(ノーマル版は2発、MAX版で3発)出すので、爆裂ハリケーンと言えない事もない。
また『KOFXIII』や『XIV』ではEXハリケーンアッパーが爆裂ハリケーンとなり、
弾速・発生が早い上に相手の普通の飛び道具を撃ちぬけるとかなり高性能な飛び道具となる。

スクリューアッパー

『餓狼2』から登場した超必殺技。ハリケーンアッパーの強化版で画面上まで届く巨大な赤い竜巻を出す。
ハリケーンのようには飛ばないが、ジャンプで飛び越す事は出来ない。
また作品によってころころ姿が変わる。
スクリューアッパーが更にパワーアップしたもの(潜在能力)は「スライドスクリュー」と呼ばれ画面端まで飛ぶようになる。
『KOF』の『'96』以降は眼前にハリケーンと同じ大きさの竜巻を出してから、それにアッパーを重ねて少し前進する巨大な竜巻を作り出す。
MAX版はスライドスクリューと同様に画面端まで飛ぶ。これをチョイの「真・超絶竜巻真空斬」に重ねると…。
ちなみに見た目はパワーゲイザーのような気柱系の技だが、KOFでは超多段HITの超必飛び道具扱いであり、
アテナのSCBにぶつけると相殺し合ってノーダメージになったりする
(ただしSCBの判定にも隙間があるので上手くそこにダメージ判定が重なるとそこからHITする)。

CAPCOM VS. SNK』でも『KOF』と同様で、LV1では進まないがLVが上がるにつれ前進する距離が伸びる。
ただし当たった位置で竜巻が停止する所が『KOF』とは違う。

『餓狼』では発生が遅く連続にならない&ラインにまで攻撃判定が及ばず、置き対空としてぐらいしか使われないが、
『KOF』では連続技になる出の早さやスライドスクリューの無敵等の性能で幅広く使われる。
また、『'97』ではノーマル版が相手にガードさせるとこちらがかなり先に動けるという異様な隙の少なさで、
本体の性能と合わせ、壊れキャラが多い『'97』で地味に上位ランクに位置していた。

『KOF XIII(家庭用)』及び『KOF XIII CLIMAX』ではEXスクリューが『餓狼3』の「打ち上げて落ちてきた時にダメージ」に変更された。
旧作のファンには懐かしい演出であり、そこからNEOMAX超必に繋がる演出もかっこいい。

余談だが、ゲーメスト増刊ムックによると、ジョーのスクリューアッパーは高さ10mもあるらしい(ジョーが意図的に威力を弱めてこの高さ)。
それでもスクリューは完全に消え去るために、高度100mまで(餓狼の謎本によると上空200mまで)舞い上がるとの事。
まさしく「ハリケーンアッパーのジョー」の異名に劣らぬ超人っぷり。

タービュランスアッパー

『餓狼WA』でのオーバードライブパワー。ダッシュから「スクリューアッパー」を繰り出して相手を浮かし
「黄金のカカト」などで追撃の空中で乱舞、止めにジャンピングアッパーカットを決める。
攻撃力が高く、出掛かりに長い無敵判定があり、ガードされても反撃を受けづらい。
発生は遅いが、コンビネーション中の中段技からのみ連続技に組み込めるなど、汎用性が高い。
数あるジョーの技でロック式乱舞技は長らくこれだけだったが、
『KOFXV』では遂に「爆スラゴールデンタイガー」がロック式乱舞になった(なお同技は『XIV』にもあるがロック式乱舞ではない)。

ダブルサイクロンアッパー

CAPCOM VS. SNK 2』で実装されたMAX版超必殺技。同じカプコンつながりのナナメ上に風を飛ばす技ではない。
左右同時のアッパーでジョーの前後にスクリューアッパーを2本同時に繰り出す豪快な技。
左右どちらかでもヒットすれば、相手を中央に吸い込んでそれぞれの竜巻がヒットする。
発生が小技から繋がる程早く、後ろにも攻撃判定が瞬時に出るので飛び込みを見てからめくりにも対応した対空に使える。
と言っても他の超必殺技と比べると遅いため対空に使う場合は早めの反応が必要。
ただし高い位置で当てるとHIT数が減り威力が低くなる。

クロス・ギガンテス

『KOF2002』のMAX2。
見た目・発生のさせ方はダブルサイクロンとほぼ同じだが、二つの竜巻が交差するように動いた後、画面端まで飛んでいく。
発生が遅く連続にはならないが、非常に長い無敵時間があり、割り込みや一点読みでの牽制狩りに扱いやすい。
また削りダメージが非常に高く、相手の体力の約1/4ほど削り、MAX2使用可能のHPならそのまま削りきれてしまう。

『2002UM』では発生が少し早くなった代わりに、削りダメージが約1/5くらいまで落ちた。

スクリューストレート

『KOFXIII』のNEO MAX超必殺技。
とうとう竜巻を横にぶっ放した。ボクサーからのパクリ言うなよ。 横に辿りつく?知らんがな(´・ω・`)
なんで今までやらなかったのかと思うぐらいのブレイクスルーだが、
公式ブログによると案はあったのだが技術的な限界があったらしく、『XIII』でやっと実現出来たとの事である。
ちなみに性能は高くなく、発生遅い・無敵は無いと泣ける性能である。
連続にするにはSCやMAXキャンセルから行なう以外ない。
一応ガードされた場合、相手はGC行動を一切使えないので、確実に1/10削る事が出来る。
…が、ゲージ3本・ドライブゲージ全てを使ってやるには余りに切ない…。

家庭用では発生が早くなって近C>6Bから連続に使用可能となった。
また全キャラ共通であるがHDモード発動時には2本消費になるのでやっと使いやすくなり、
スラッシュキックがDC可能となったため、HDモードで連続が狙いやすく締めの一撃として狙いやすくなっている。
なおEXスクリューアッパーからのMAXキャンセルで出すと、タイミングを遅らせて相手がEXスクリューで落ちてきてバウンドした所に決めるようになる。

爆裂スクリュープレミアム

『KOFXIV』から搭載されているCLIMAX超必殺技。
両手版爆裂拳でスクリューストレートを次々と叩き込む豪快な技。
ダメージ、HIT数自体はスクリューストレートとはそんなに変わらず、発生が早い事やケズリ性能が高いのも同様。
ただし『XIII』と比べて全体的に無敵技が減っているため、遠距離から相手の行動を差し込みやすくなっている。
小技から連続技にもなり、超必殺技も含めた飛び道具も一方的にかき消す事も可能(雷波靭皇拳を除く)。
この技自体に無敵は無く、相手に近い位置だと普通に潰されるので距離に注意。

スクリュー(派生型含む)の歴史
おまけ:ハリケーンアッパー(&トルネードアッパー)の歴史

技のデパートと呼べるほど多くの超必を所持している事が多く、
使う場所がどれも違っていて扱ってて楽しいキャラ。
最大で同じ作品中に4つ、MAX超必まで合わせるとなんと6つ所持していた事もある。
  • スクリューアッパー(餓狼2~、KOF'94~)
  • スライドスクリュー(RB~RBS。元は餓狼3の潜在能力版スクリューアッパー、KOFでは上のMAX版がこれになる場合も)
  • 爆裂ハリケーンタイガーカカト(KOF'97~XIII、RBDM)
  • サンダーファイヤー(RB2、KOF'98UM)
  • タービュランスアッパー(餓狼WA)
  • 史上最強のローキック(KOF'99~KOF2002、KOFNW)
  • ダブルサイクロンアッパー(CVS2)
  • 黄金のタイガーキック(KOF2001~KOF2002、KOFNW)
  • クロスギガンテス(KOF2002、KOFNW)
  • 史上最強の爆裂ストレート(KOF2003)
  • スクリューストレート(KOFXIII)
  • 爆スラゴールデンタイガー(KOFXIV~)
  • 爆裂スクリュープレミアム(KOFXIV~)
登場している回数が多いと言えばそれまでだが、彼より出ているテリーでも追加入力と協力技を除いて11個しか無い事を考えると、
やはりかなりの数だと言える。


「何だ、何だ、なんだ今のスクリューは?
    ハハッハ、やっぱ俺は天才の天才だわ!」


MUGENにおけるジョー東

何だかんだ言われながらも人気は高いようで、結構な数が製作されている。
ちなみに下記以外にも存在している模様。

+ リン&バット氏製作 餓狼伝説1仕様
  • リン&バット氏製作 餓狼伝説1仕様
ハリケーンアッパーのジョー。
氏のその他餓狼キャラ同様原作再現度は非常に高かった。また今は亡き同サイト内にはikki氏製作のAIもあった。
動きは割と単調(と言うか、技が少ないのでそういう風にしか動けない)だが、意外と強かったりする。

+ あだむすきー氏製作 餓狼伝説SP仕様
  • あだむすきー氏製作 餓狼伝説SP仕様
現在はhamer氏によって代理公開されている。
動きは原作そのものだが、超必殺技がゲージ消費となっている。
歩き弱パンによる永久は削除。
また、攻撃力が低めになっているので、気になるなら調節しておこう。
ニコMUGENスレでAIが配布されていたようだ。

+ NeoGouki氏製作 RBS+RB2仕様
  • NeoGouki氏製作 RBS+RB2仕様
基本的には原作再現だが、AIは無いのでAI戦が主流のニコニコMUGEN界隈からは取り残されている。

+ コケココ氏製作製作 RBDM仕様
  • コケココ氏製作製作 RBDM仕様
『RBDM』仕様のジョー。画像は『RB』だがキャンセル位置や技性能がかなり違うので注意。
AI製作者としても有名なコケココ氏のキャラだけあって、AIはデフォルトで搭載されている。
現在はサイト閉鎖で入手不可。

+ トラ氏製作 RB2+RBS+RBDM仕様
  • トラ氏製作 RB2+RBS+RBDM仕様
『RB2』をベースとし、『RBDM』のファイナルインパクトやクイックアプローチを搭載したジョー。
さらに『RBS』で使用していた技やコンビネーションアタック(CA)もいくつか追加されており、
火力に関しては原作『RB2』と比べてかなり強化されていると言っていいだろう。
ドルジ氏によって代理公開及びAIパッチ公開が行われている。
プレイヤー操作

+ H''氏製作 KOF2002+KOF2003仕様
  • H''氏製作 KOF2002+KOF2003仕様
現在は代理公開先のOneDriveアカウントが凍結されたため入手不可。
『2002』性能と『2003』性能をプラスしており、超必殺技が大量に搭載されていた。
モードもノーマル・SVC・KOFの三つを選択する事ができ、オプションで固定も可能。
それとは別に、Startを押しながら選択する事で技構成が違う裏モードに。
J・J氏と鳶影氏によるAIパッチが作成されている。

+ Misamu K Young氏製作 KOF'99(?)仕様
  • Misamu K Young氏製作 KOF'99(?)仕様
小技のヒットバックが小さく、至近距離から小足を連打すれば7、8ヒットしたりする。
そのため、「ジョー・コアシ」と呼ばれた事も。
また、ホア・ジャイをストライカーに持っており、固め能力が高い。
ran氏による組み立て式AIも公開されている。

+ 斑鳩氏製作 KOF'98仕様
  • 斑鳩氏製作 KOF'98仕様
基本的には『'98』原作再現だが、裏モードにはアレンジが加えられており、
『'98UM』の追加技が搭載され、既存技の動作も餓狼伝説風になっている。
AIもデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作

+ RYO2005氏製作 ROTD仕様
  • RYO2005氏製作 ROTD仕様
氏お馴染み『レイドラ>レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ]]』仕様で、コンビネーションも搭載。
だが、何故か技が少なめである。
誠治氏によるAIが公開されている。

+ CCI氏製作 アレンジ仕様
  • CCI氏製作 アレンジ仕様
かつては動画で一番見かけたジョー。通称「クレイジージョー」
なんと尻からハリケーンや火を出し、正にクレイジーの名に相応しい。
AIはデフォルトで搭載されている。

+ 鳶影氏製作 アレンジ仕様
  • 鳶影氏製作 アレンジ仕様
上記のCCI氏のジョーの改変。
搭載している技が多く、『餓狼WA』のタービュランスや『CVS2』のダブルサイクロン、
『XIII』のスクリューストレート等、まさに技のバーゲンセール
AIもデフォルトで搭載されており、かなり強い。

+ K.O.D氏製作 アルティメット・ジョー・東
  • K.O.D氏製作 アルティメット・ジョー・東
『KOF』のグラフィックがベースになっているが、同氏製作のテリーと同じく、
4ボタン式でKOF風のSNKグルーヴ、6ボタン式で『CVS2』のC、A、Pを合わせたようなCAPCOMグルーヴ、
そしてそれらを組み合わせたEXグルーヴと、三つのグルーヴからシステムを選択出来るようになっている。
EXグルーヴではさらに空中ダッシュやシールド(メルブラのアレ)、
ロマンキャンセル(『GG』のあれ)などが使用可能となっている。
また、7P以降のカラーは技性能が異なる裏モードとなっている。
デフォAIは未搭載だが、03-A氏によるAIパッチが公開されたため、今後の活躍にも期待出来そうだ。
ちなみに裏モードでないと尻は出さないので注意。

+ Gal129氏製作 CVS2仕様
  • Gal129氏製作 CVS2仕様
原作再現。
ほどほどに強いAIが搭載されている。

+ Basara-kun氏製作 レイジング・ジョー東
  • Basara-kun氏製作 レイジング・ジョー東
『CVS』のジョーに『RB餓狼』や『KOF』のエフェクトの必殺技を搭載したアレンジ仕様。
更に黄金のタイガーキックや史上最強の爆裂ストレートといった『KOF』の超必殺技や、
ボタン同時押しによるEX必殺技が使用出来る。
残念ながらAIは無い模様。

+ アフロン氏製作 アレンジ仕様
  • アフロン氏製作 アレンジ仕様
アナザーアンノウン参照。
コケココ氏がAIを製作していたが、現在は入手不可。

+ Jmorphman氏製作 CVSアレンジ
  • Jmorphman氏製作 CVSアレンジ
氏風にアレンジされた『CVS』ドットのジョー。新MUGEN専用。
WinMUGEN用パッチも公開されていたが、現在は公開停止。
skによるAIが存在するが、最新版には対応していない。

+ 大垣氏製作 KOF'95+'97ベースアレンジ
  • 大垣氏製作 KOF'95+'97ベースアレンジ
ドットや通常技は『'97』ベースで、体格が『'97』のものに描き直された『'95』モーションの必殺技を使うのが特徴。
「氏が思うなりのかっこいいジョー」がコンセプトであり、挑発の尻や馬鹿っぽいイントロや勝利が削除されている。
超必殺技は通常のスクリューアッパーとスライドスクリューが分けられている他、
爆裂ハリケーン(ryではなくサンダーファイヤー(『'98UM』ではなく『RB』準拠)が搭載され、
MAX専用でタービュランスアッパーも使えるといった珍しい構成となっている。
ベースとなっている『'95』と『'97』のジョーが歴代KOFでもトップの性能をしているだけあって、基本性能はかなり高め。
プレイヤー操作

2015年5月4日の更新により、AIがデフォルトで搭載された。
弱スラッシュキックや弱ハリケーンアッパーを主軸に堅実に立ち回る動きとなっている。
コンボ始動の通常技リーチこそ心許無いものの、
一回刺さればコンボレベル次第では小技からノーゲージで4~5割ほど持っていく。

+ しょうゆ氏製作 KOF+アレンジ仕様
  • しょうゆ氏製作 KOF+アレンジ仕様
1Pカラーが『餓狼3』風となっているのが特徴。
必殺技の構成は『RBSP』ベースとなっており、ちゃんと飛ぶハリケーンアッパーや、プレッシャーニーなども使用出来る。
また、ボタン同時押しでEX必殺技が使用出来る。
超必殺技には『RBDM』仕様のスライドスクリューや『KOFXIII』のスクリューストレートなどの珍しいものも。
3ゲージ超必殺技はタービュランスアッパーとダブルサイクロンの二つから選択出来る。
AIもデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作

+ しょうゆ氏製作 吹き荒ぶ風のジョー・ヒガシ
  • しょうゆ氏製作 吹き荒ぶ風のジョー・ヒガシ
名前通りゲーニッツ風になったジョー。オロチらしく血色も悪い。
基本的にはジョーとゲーニッツを足して2で割ったスタイルだが、一部はマチュアバイス寄りの部分もある。
AIもデフォルトで搭載済み。
プレイヤー操作

+ 高崎舟氏製作 2000~2001仕様+アレンジ仕様
  • 高崎舟氏製作 2000~2001仕様+アレンジ仕様
カラーによって『2000』・『2001』・SPの3モードを選択できる。
ストライカーとしてほたる、庵、ラモンロックを呼び出せる他、ブリス技にも対応している。
AIはデフォルトで搭載済み。

+ 大会ネタバレ
ネタキャラになりつつも、その漢らしさが衰える事は無く、
某タッグトーナメントでは、身を挺してパートナーの射命丸文を護り、
某半裸No.1決定戦では、その風の力で主人公(笑)邪悪の化身ディオ!!をも葬り去った。





 「カァー悪りぃな!力があまってしかたねぇ!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

+ 一覧

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま54、吹き荒ぶ風のジョー・ヒガシ)
実況付きP操作 Tarie配信(87キャラ目操作キャラ(大垣氏製)、111キャラ目操作キャラ(しょうゆ氏製)他)


*1
ゲーム本編以前の出来事を描いた当時の販促漫画によると、
ジョーは本編開始直前の時期で初対面ながらボガード兄弟の事情(仇討ち)を把握しているようで、
彼らにKOFの黒幕がギースであることを伝えている。
尤も、先述通りジョー自身は腕試しのためにKOFに参加しており、
ギースの元に連行された際もボガード兄弟とは違い「今日から俺が世界最強だぜ!」と啖呵を切っているので、
これも先述の「筋を曲げてまでの復讐心は持たない冷静さ」に通ずると言える。
これまた先述通り結局ギースを蹴り落としちゃってるけど
(『RB餓狼』では主人公から外されたのでボガード兄弟以外のキャラと共通のデモになり、ギースを死なせていない)。
普通に考えても辻褄が合わないのでゲームだから仕方ないとするか、はたまたジョーでさえも殺したくなるほどの悪漢だったのか、
あるいは…つまりまあ、その、墓標の考察を参照して下さいということで…。


最終更新:2024年03月12日 23:28