ネオギガス





「史上最強になる者はつねにひとり」

名前:NEO GEEGUS(SFC版ではNEO GEEGUSE
年齢:不詳
国籍:不詳
職業:液体金属戦士(SFC版では不詳)
身長:変形のため推定不可(SFC版では自由自在に変形)
体重:256kg(SFC版では不明)
年代:不詳

ADK製のゲーム『ワールドヒーローズ』の初代ラスボスウルトラ怪獣の強化版という訳ではない。
正式名称はGelatinous Execute and Exterminate Genotype Ultimate Soldier(ゼリー状の駆除・殲滅用遺伝子型究極戦士)。 
『WH2』の時に自己進化した名前が「ネオギガス」であり、本来の名前は「ギガス」である。
ちなみにNEO-DIOは英語で書かれるがネオギガスはカタカナ表記が正しい。…ややこしい。

世界征服を目論む悪の秘密結社ダムド」によって開発された生体金属兵器でDIOの旧型。
本来、量産型兵器となるはずだった「GEEGUS」の先行試作型である。
外見はメタリックボディのスキンヘッドに全身裸のマッチョ男。モチーフは千面人同様どう見ても『ターミネーター2』のT-1000
強者のDNAデータを解析・コピーし、自らの肉体を完全に変身させて同等の戦力を得る能力を持つ。
ただし変身しないと戦闘力が皆無なのが欠点(コンシューマ版では変身しなくても攻撃出来る技が一応ある)
また、思考プログラムにバグがあり「うちゅう」「ちきゅう」程度の漢字が変換出来ないなど知能レベルが低い。
その癖「最強」はちゃんと書けるあたりまたアレである
本来は相手を分析して最適の姿に変身するはずなのだが前述の通り頭が悪いため、分析しても最適な姿が分からず適当に変身していたりする。

+ 「彼はギガスという悪の手先でござるよ!」
「地球って字が漢字で書けないのかしら!?」

…まぁ、メタ的に言えば『WH1』に「男」など結構な数の漢字が入っていないだけなのだが。ジャンヌのEDでも「おとこ」だし。


原作での性能

戦闘時はプレイヤーキャラのうちどれか一人に変身して戦うが、攻撃力が高くなっている(『WH1』のみ)だけで基本的には全く同じ、
しかも別々のキャラの技を併用する事は出来ず、再度変身するためには一旦無防備な姿に戻らなければいけない。
また、完全にランダム変身なため弱キャラになってフルボッコにされる事も。
ただし、このゲームのAI自体は超反応型なのでレベルとキャラによってはかなり強かったりする(特にジャンヌ)。
SFC版『WH2』ではプレイヤーキャラとして使用可能になっており、上記の変身以外に通常技と新必殺技「ギガスダイナマイト」が追加され、
基本形態でも戦えるようになっているが、やられグラフィックの爆発を流用したギガスダイナマイトは爆発→再生までの隙が大きく、
変身技のメタモルフォーゼも誰になれるかがランダムなので、ボスキャラといってもそんなに強いというわけではない。
もっとも、何故かこの形態では投げが無効(変身すると喰らう)、メタモルフォーゼ中は無敵などといった地味に強い要素もあるのだが。


『WH1』ではラスボスとして登場。「うちゅう最強のおとこ」として立ちはだかるが、ヒーロー達によって撃退された。
『WH2』では頭脳のデバッグが行われた結果、本来無いはずの感情が生まれ、
前作の敗北に悔しさを感じたギガスは復讐のために大幅にパワーアップし、ネオギガスへと進化した。
……はずなのだが、変身するキャラは基本的に『WH2』の追加キャラ(6人)だけになっているため、実質弱体化とも取れる
(一応かなりの低確率で旧キャラにも変身はする)。
その上PCエンジン版『WH2』ではハードの性能の問題で、追加キャラの中から2人と、プレイヤーが使用しているキャラの僅か2~3人にしか変身出来ない。*1
ぶっちゃけ、変わったのは頭にちょっと毛が生えただけだったりする。
発展型であるDIOを兄貴と慕っており、後にDIOに吸収されNEO-DIOの一部になっている。
吸収されても自我は保っており、DIOと一体になった事に満足しているようだ。

「いやー最初はびっくりしたけれど、慣れるとディオの兄貴の中も気持ちいいでやんすよ。ね、兄貴」
「お前、性格変わったな…」

+ ワールドヒーローズ2 ネオ・ギガス 公式ストーリー
「ワールドヒーローズ」から一年…。敗北を喫したギガスには、ある変化が生じていた。
喜怒哀楽という、いわゆる〝感情〟を持つに至ったのである。
でなければ、ハンゾウたちに対する〝憎悪〟そして〝復讐心〟といったものは彼にはないはずだからだ。
戦闘用プログラムで動く、単なるマシーン「ギガス」はもう存在しない。
確固たる意思を持った戦士「ネオ・ギガス」の誕生とともに、それはこの世から消滅したのである。
「う~ん、オールバックでごまかすかなぁ…」
感情があるということは、日常のしがらみや世間体など、以前はまったく不必要、無味乾燥な代物も同時にすべて受け入れるということである。
死闘を明日に控えた彼の一番の悩みは、薄くなった髪を、いかにして対戦相手に気取られぬかということなのだった。

2010年に発売されたSTG『ネオジオヒーローズ』では、ダムドの残党がタイムマシーンを奪って歴史を改変したと言う設定で、
ギガスがラスボスとして登場。こちらの個体は「ジオギガス」という名前。由来は恐らく「ネオジオ」だろう。
最初の形態はルートによって異なる姿に変化し、第二形態では球体に首が付いたような姿になる。
こちらも「うちゅう最強」を名乗っているが、例によって宇宙を漢字で書けない。
また、姿を変えるどころかオロチ依り代にされたりルガールの戦闘データを基に変化するつもりが、
逆に乗っ取られてオメガルガールになったりとルートによっては扱いがよろしくない。

DIOの開発によりGEEGUSは試作型の一体が最初で最後になってしまったが、
ダムドでは女性型GEEGUSや体の一部を動植物に変化させるGEEGUSなども研究されていたようだ。


MUGENにおけるネオギガス

Hiram Yagami氏による原作ドットと『NBC』風ドットの2種類のアレンジ仕様が存在。
リンク切れにより長らく入手不可であったが、現在は再公開されている。
主に動画で見かけるのは「Geegus」名義で公開されている原作ドットのものに、おまけの人氏のAIを導入したもの。

+ Hiram Yagami氏製作 ギガス(SNKアレンジ仕様)
  • Hiram Yagami氏製作 ギガス(SNKアレンジ仕様)
より多くのデータを学習したのか、ワーヒーキャラだけではなく主にSNK系のゲームのあらゆるキャラから技を借りて戦う異色のキャラ。
サムスピ零』の黒河内夢路と同タイプと思って貰えればいい。
原作とは違い他のキャラからコピーした通常技や必殺技を使って戦い、果ては他キャラから寄せ集めた10種類以上の超必殺技を持つ。
ギース無界、果てはメタルスラッグなんてものにまで変身する豪華なキャラになっている。
レプリロイドや戦車からDNAなんて取れないはずでは…
威力も元キャラのものと等しい火力のため、当たればとんでもないダメージになったりするのでネタキャラと思って甘く見ると痛い目に遭う。
技の数は特殊技3種、必殺技25種、超必殺技15種の計43種類。正にSNKキャラのバーゲンセール。
原作再現とは程遠いが、これはこれで面白いキャラである。

ちなみにボスモードにするとノーゲージで超必殺技を打ち放題だったりする
デフォルト状態ではボスモードのため、使用する場合はOFFにしておいた方がいいだろう。

DrZaius氏がパッチを公開しており、これをあてると一部技性能や判定が調整される。
また、おまけの人氏によるAIパッチが本体付属で公開されているが、最新版ではないので注意。
チェーンブレイドループでゲージを溜め、「死界」で石化させて「メガトンパンチ」で死亡or気絶(メガトンパンチ10割は自重可能)、
懐に潜り込んだら「ギガテックサイクロン」や若ギース版「レイジングストーム」でゴッソリと、
ネオジオボス達の恐ろしさを再確認させられる強さ。
ボスモードは上述通り超必使い放題のため、「スベてはチリとカす!×n」の永久を狙ってくる狂キャラと化す。
視聴者からは「レベル100のメタモン」と呼ばれ恐れられている。
超必殺技紹介(9:55~)

+ Hiram Yagami氏製作 ネオギガス(KOF+NBC+SVCアレンジ仕様)
  • Hiram Yagami氏製作 ネオギガス(KOF+NBC+SVCアレンジ仕様)
『NBC』版NEO-DIOを改変したと思しきネオギガス。
必殺技・超必殺技共に、強弱で別キャラの似た技が当てられており、使っていて非常に楽しい。
こちらはSNKキャラの技の他に波動拳竜巻旋風脚などのカプコンキャラの技(『SVC』ドットだが)も使用するが、
上記のギガスと比べると全体的にオーソドックスな性能で、あまり凶悪な技は持っていない。
超必殺技も「真空波動拳」「真・昇竜拳」「八稚女」と、やはりオーソドックスな性能の技で構成されている。
ただし、3ゲージ技に関しては無敵時間や判定、威力などかなり性能が高く、最大ゲージ数も6と多い。
そのため、ゲージを溜める立ち回りをした際にはかなりの爆発力を秘めている。

AIもデフォルトで搭載されているが、簡易的な記述であるためかなり自重した動きになっている。
そのため、3ゲージ技ぶっぱが当たった際の爆発力などはあるものの、昨今の強いAIと渡り合うには少々厳しいのが現状である。
他には悠季氏の外部AIも氏のサイトにて公開されているが、最新版には対応していない。
体力かゲージを吸収する上に、短時間相手の動きを止めるコマンド投げを多用してくるのが特徴。
その際掴む手の位置が低く、股間に手が行く事が多いため、「おさわりまんこっちです」や「事案発生」タグを付けられる事もしばしば。

ちなみにこのキャラは流暢な日本語を話すのだが、その音源は『ストIV』のセスボイスを加工した物である。
どちらもテカテカで禿げ頭で全裸のマッチョという嫌な共通点があるため、確かに似ている気はしないでもないが…。

+ 大会ネタバレ
新規襲名 交代式ランセレトーナメントでは、
アンブレラ社に作られたB.O.W.(生物兵器)であり、変身能力により潜入工作で絶大な効果を発揮するはずであったが
体の色を変えられないという致命的な欠陥があったため処分されそうになった所を「捨てるぐらいなら」と夜水に拾われたという、
微妙に悲しくなる設定で夜水と共に参戦。
一戦目でエックスフレンドによる「ロックマンズサッカー」と対戦するも、あっさりと初戦敗退。

その後、敗者復活戦で見事選ばれ、ユリナシモーネ・姫による「ひめゆり」と対戦。
刀による一撃重視のユリナと、スピード重視の夜水によるパワー対スピードの王道対決が行われる一方、
女装した男と全裸の人造人間が互いに相手の股間を狙うという最低の戦いを繰り広げられる。
攻防の末、ユリナ、夜水が脱落し、変態同士が戦いを続ける中、ネオギガスの不意打ちがシモーネ・姫の股間にヒットしダウン。
勝利を確信したネオギガスであったが、直後現れた謎のモヒカン達にトイレに連れ込まれ(自主規制)される。
なんとか開放されたものの、ダメージから回復したシモーネ・姫に仕返しとばかりに股間を潰され再起不能となる。
動画の冒険ガイドによれば、夜水に恋心を抱いているようだが護衛役としか思われていないらしい。
7:50~(ダイジェスト版10:10~)

頑張れネオギガス、性病は早期発見が大事だ!

この他にもButi氏によるベガをベースにした「ベガギガス」、モジャック氏によるオロチをベースにした「オロチソウル」という変身キャラも作られている。

出場大会

+ 一覧
+ ギガス
【ギガス】
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その他
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+ ネオギガス(NBC)
【ネオギガス(NBC)】
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+ 未分類
【ネオギガス】(未分類)
  • 「[大会] [ネオギガス]」をタグに含むページは1つもありません。
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出演ストーリー



*1
NEOGEOのROMの場合では、キャラのドットアニメーションをROMカセットからダイレクトにアクセスして対応出来るのに対し、
PCエンジン版はアーケードCD-ROM2での2.3MBのRAMが使えるとはいえ、そのキャラのドットアニメーションを予めRAMに全て置いておかなくてはならず、
2キャラ+自プレイヤーキャラがRAMに置いておける限界なのである。


最終更新:2023年12月29日 16:20