ガッツ


「思い出したよ久しぶりに 最初の気持ちってやつを

  ありがとよ 最悪の気分だ」

「夜が明けるまで死に続けろ」

原作・キャラクター概要

白泉社発行の隔週青年誌「ヤングアニマル」にて連載中の ニコ厨漫画家 三浦建太郎氏作
ダークファンタジー漫画『ベルセルク』の主人公。黒い剣士の異名を持つ隻眼隻腕の巨漢剣士。
1988年に同社の「月刊コミコミ」で読切としてプロト版が掲載され(現在は単行本に収録)、
翌年の1989年にヤングアニマルの前身にあたる月刊誌「アニマルハウス」で本格的に連載開始。
累計発行部数3000万部+20年以上もの長期連載作となっており、ファンの間で完結を危惧する声も。
現在では国内のみならず海外でも単行本が出版されており、世界中で大きな支持を集めている。
+ そんな海外ファンの本気

全身は傷だらけで、異名が示すとおり黒髪黒目に黒甲冑、黒マントと全身黒ずくめ。
そして、身長190cmという巨漢でありながらその身の丈を超す大剣「ドラゴン殺し」を携えている。
年齢は明記こそされていないが、作中の時系列を追うと恐らく22歳前後と物々しい見た目に反して意外と若い。
左手は鋼鉄の義手になっていて中には磁石や大砲が仕込まれている他、連発式ボウガン、投げナイフ、炸裂弾など様々な武器を所持。
一応、平時に目立つのは大剣と腕だけだが、一度武装解除された際には「一人で戦争するつもりか」と呆れられるほどの重装備。
肉体は極めて屈強で、大剣のドラゴン殺しを目にも止まらぬ速さで振り回し前述の装備類一式を身につけたままで軽快な身のこなしをしたり、
昼夜を通して不眠不休で走り続けるなど驚異的な体力やタフネスの持ち主でもある。
その人間離れした戦闘能力と常軌を逸した狂気的な戦い振りから人間のみならず、時に魔の存在からも恐怖を抱かれる事が有る。
その姿は まさに「ベルセルク=狂戦士」である

幼い頃から兵士として戦場を駆け巡り、その後傭兵団では切り込み隊の隊長を務め、常に最前線で戦い続けた。
敵の傭兵部隊を単身で全滅させ「百人斬り」として名を馳せるなど、戦場で数多くの武勲を上げる。
因みに百人斬りを成し遂げたとき、ガッツはまだ18歳である。更に付け足すと、満身創痍に近い状態で一対百の戦いに勝っている。
傭兵の頃から重武装を好んでいたようで、並みの刀剣の3倍もの厚みと重さをもつ特製の段平を愛用していた。
本人曰く、「切れ味は最悪だから死に損なうと滅茶苦茶痛い」らしい。
因みに前述のプロト版では、眼帯をつけていたり飄々とした性格だったりと若干だがキャラ設定に差異がある。
+ 主要の武具など


キャラ設定

使徒という異形の怪物たちと戦いながら、放浪の旅を続けている。
元は情に篤い一面を持つ青年ではあったが、傭兵育ち故命知らずで孤高な性格も見せていた。
また、ある事件を機に人外の存在に対し激しい憎悪を抱くようになり、使徒に対する復讐の為なら他人の命を一切考慮しない無慈悲さや、
時として下記のように使徒を嬲り殺すような狂気に蝕まれる人間になる。

使徒たちへの復讐の為に形振り構わず戦い続けた結果、彼が立ち寄った殆どの地に災厄をもたらしており、法王庁教圏からお尋ね者にされている。
結果として街を焦土にしたり、子どもを人質に取り盾にするなど、怨敵である「使徒」を倒す為ならば一切手段を選ばない。
挙句には、父親が使徒であることも含め何の事情も知らない娘の目の前で父親を嬲り殺すなど、極めて冷酷かつ残忍な面を見せた。
(尤もこのエピソードが収録されている『黒い剣士篇』は連載初期であり、若干ガッツのキャラ設定が定まっていない節もあるが)
過去のトラウマから、たとえ魔物であっても子供だけは斬ることが出来ない(それでも最後には斬る)。

現在はそれなりに信頼の置ける仲間が同行するようになり、以前よりは人間的に丸くなっている(と言うより、地が出てきたと言うべきか)。
しかし、度重なる死闘やガッツが身に付けている狂戦士の甲冑の副作用により、現在は身体の至る所に障害をきたしている。
そんな満身創痍の状態であろうとも、仲間を失った復讐と恋人であるキャスカの身の安全の地と記憶の再生を求めて今も旅を続けている。
主人公でありながら彼の過去も悲惨極まるものであり、漫画史上でもガッツほど凄惨な人生を歩んできた主人公はそういないんじゃないだろうか。
主人公(悲) と言っても過言じゃない。
+ 壮絶すぎる彼の人生(原作ネタバレ注意)

補足だが『ベルセルク』の登場人物や武具にはモデルとなっているものも多く、作者が公言してるものでは
ドラゴン殺し⇒和田慎二氏のファンタジー漫画『ピグマリオ』に登場する武器「大地の剣」*1
ゴッドハンド⇒クライヴ・バーカー氏の小説『ヘルバウンド・ハート』を原作としたホラー映画『ヘルレイザー』シリーズに登場する魔術師(セノバイト)
グリフィス⇒栗本薫氏の大長編小説『グイン・サーガ』の登場人物「アルド・ナリス」
フェムト⇒ビジュアルはミュージカル映画『ファントム・オブ・パラダイス』の登場人物「ファントム」
クリーチャーの造形⇒永井豪氏の漫画『デビルマン』や映画『エイリアン』のデザインなどで有名なH・R・ギーガー氏の作品など
リッケルト⇒高校時代に仲の良かった後輩
この様に数々の作品から影響を受け、それらを『ベルセルク』に取り入れているとの事。
特に『グイン・サーガ』には世界観等に強い影響を受け、作者も熱狂的ファンだと発言しており、
書籍『グイン・サーガオフィシャル・ナビゲーションブック』では著者の栗本薫氏との対談も行っている。

+ 主なメディア展開

MUGENにおけるガッツ

+ oggy氏製作
+ りゅん氏製作「アーマーガッツ」
+ れぐみん氏製作

余談ではあるが、黒い甲冑の重戦士という特徴から「ヴァルキリープロファイル」シリーズのアリューゼとそっくりである。
…というかガッツのパクリオマージュ的なキャラで、作中でも「ベルセルクにとりつかれたんじゃね?」という台詞があったり、
彼の遺品がドラゴンスレイヤー(竜系の魔物に有効な大剣)だったりする。
2では最初から修得しているスキルが 「ガッツ」 と完全に開き直っている。
そのためMUGEN動画では同シリーズのキャラクター達と戦う際に「VPでやれ」というコメントがあったり
某大会ワルキューレとタッグを組んだ際に、視聴者からVPタッグと呼ばれていたりも。
また、ドラッグオンドラグーンにおいて「ドラゴン殺し」そのままの見た目の「鉄塊」という攻撃力が全武器中最高の長剣が登場する。
主人公よりも大きく切れ味は悪く、敵を切るほど重さが増していく。
「ドラッグオンドラグーン2」「NieR」にも続投され、調整されてはいるが攻撃力は変わらずトップクラスである。
「NieR」では武器レベルが上がる度リーチがのび、重量もそれに伴い増していく。レベル2以降の武器重量は最も重い「凄く重い」に設定されている。

出場大会

+ 一覧

出演ストーリー

その他

月刊MUGENランキング(2008年7月号)

 それは、剣と呼ぶにはあまりにも大きすぎた。

 大きく分厚く重く、そして大雑把すぎた。

 それはまさに鉄塊だった───


*1
「大地の剣」は巨人サイズの地神から借り受けた、全長50m以上は優にある巨大剣。
普段は子供でも扱いやすい短剣の形で所持しているが、神の名の元に命ずることで、長剣や元の巨大剣に形を変えられる。
「西遊記」の如意棒をイメージすると分かりやすい。
どちらかと言うと、ドラゴンころしの参考元は『ピグマリオ』初期に一度だけ使われた大剣と思われる。
(老鍛冶師が打ったはいいが使えないと死蔵していた品で、製造理由と外見以外が類似)

*2
このゲームの発売当時、コミックは18巻まで刊行されていたのだが、喪失花の章における時系列は
「生誕祭の章」(18巻~21巻)から次章である「聖魔戦記の章」への移り変わりの間にある空白の期間に位置している。