ガイル





   「負けはせぬ。この友の形見にかけて」
初出作品: ストリートファイターII
出身地: アメリカ
生年月日: 1960年12月23日
身長: 182cm
体重: 86kg (V以外)、99kg(V)
スリーサイズ: B125 W83 H89
血液型: O型
好きなもの: アメリカンコーヒー
嫌いなもの: 納豆(II)、ヘルシーフード(ZERO3)
特技: マーシャルアーツ、ダーツ(IV)
CV: (EX/アニメ)土屋トシヒデ(ZERO3/MVC2)、石塚運昇(CVS/CFJ)、西川たけのすけ(SVC)、安元洋貴(IV/ストクロ/V)
ストIV絵は こちら


ストリートファイター』シリーズに登場するアメリカ空軍少佐、マーシャルアーツを操る。
初出は『ストリートファイターII』で、殺された親友ナッシュの仇を討つためにシャドルーを追う。
時系列がストIIの前になる『ストリートファイターZERO』シリーズではZERO3の家庭用から参戦。
独断でシャドルーを調査するナッシュを止めるため、同じくシャドルーに遺恨を持つ春麗と共に後を追う。
『ストリートファイターIV』ではシャドルー復活の気配を感じ取り、再び活動を開始する。
そのほか『MARVEL VS. CAPCOM』、『CAPCOM VS. SNK』にも参戦している。

海外でも抜群の知名度を誇るストリートファイターシリーズだが、北米では特にガイルの人気が高い。
それもあってか、1994年公開のハリウッド映画『ストリートファイター』ではガイルが主役に変更され、リュウケンは脇役に追いやられていた。
映画での名前は「ウィリアム・F・ガイル(William F. Guile)」、つまりガイルが苗字になっている。
ここでの階級は大佐、演じるのはジャン=クロード・ヴァン・ダム。
国連軍所属のガイル大佐が部隊を率いてシャドルーの秘密基地を攻撃するという内容になっている。
映画を元にした『ストリートファイター ザ・ムービー』と『ストリートファイター リアルバトル・オン・フィルム』でも
ヴァン・ダムが実際に演じた実写キャラクターがガイルとして登場している。

+ え? ヴァン・ダムが誰か知らないって? ハッハッハ……。
+ 作品やメディアによる階級の違い

ちなみに彼の妻ユリア(某世紀末救世主の婚約者ではない)とケン(もちろん炎の昇龍の方)の妻イライザは姉妹である。軟派なケンが義弟になるのをあまり快く思っていないとか言う話もあるとか。
娘のクリスのペンフレンドはダルシムの息子である。
初代IIやIVでは家族を捨て、復讐の戦いに出かけていたのだが彼自身は家族を愛しており、後に妻の説得で縒りを戻している。

なお、リュウとケンはなんだかんだでガイルに多大な影響を受けたようで、 こいつらにとって軍人は素手で真空波出せないといけないもの らしい。
そんな軍人そうそういて……いるところにはいるが
ちなみにリュウとはIIの時点で既に戦い以外で交流する機会があったらしく、 死ぬほど納豆を食わされた事がある 。納豆が嫌いなのはそのせい。

姿の元ネタは『ジョジョの奇妙な冒険』第三部の「ポルナレフ」と公式で語られている。
しかし、スタッフが「ポルナレフ」の仇敵の「J・ガイル」と名前を混同していた為に「ガイル」という名前が付いたという経緯がある。
更に、見た目もジョジョの第二部に登場するドイツ軍人「ルドル・フォン・シュトロハイム」の方に近くなってしまっているため、
結果的にポルナレフ要素は薄くなってしまっている。アニメでは逆にポルナレフの方がガイルっぽくなる事態が発生したが。

この髪型はよくネタにされ、バイソンには「爆発ブラシヘアー」、には「凄い髪型
テリーには「カリフラワー」と呼ばれている。
アメコミではバルログに「よくそんな髪型で外を歩けるものだ」とまで言われている。
しかし本人はこの髪形を気に入っているようだ。

インパクト抜群の髪型から、ゲーム業界などで広く認知されており、逆立てて広がった髪型を
「ガイルヘアー」と称することも多い。またこれをパロった髪型のキャラクターなども多数存在する。

さらに、まったく無関係のはずのプロレスゲーム『WWE SmackDown vs. Raw』シリーズ
(日本では旧シリーズが『エキサイティングプロレス』シリーズとして発売されていたため、
 そちらの名前のほうがなじみのある人もいるのではないだろうか。ニコニコ動画においては
 『北米版シリーズ』などでアニメ・ゲームキャラを再現するのに使われているゲームである。)
のエディット選手の髪型パーツにガイルヘアーが存在しており、再現度の高いガイルを作れる。
…北米での人気を考慮してのことなのだろうか。

また、このガイル(カプコン:ストリートファイター)と二階堂紅丸(SNK:KOF)、そしてポール・フェニックス(ナムコ:『鉄拳』)の3キャラを総称して、
格ゲー界三大ポルナレフと呼ぶとか呼ばないとか。
なお、スト鉄でのポール参戦決定によってついぞそれぞれとの夢の共演を成し遂げたことになる。あとはベニモーとポールの対面だけか…

SNKとのクロスオーバーである、『CAPCOM VS. SNK』の掛け合いにおいてルガール所有のガイル型銅像を破壊したり、
テリーに自分のマーシャルアーツの評価を聞かれて「荒削りだが実戦的」と評したりしている。
この作品においてベガに勝利した際は、「貴様を殺しても、俺の親友は戻ってこない」と虚しさを吐露している。
もう片方のクロスオーバー、SVCではベガへの復讐心は治まっておらず、ダルシムに諭されている。

中の人は作品毎に多数の方々が演じておられる。「ストEX」シリーズやアニメ「ストII V」では玄田哲章氏、
「ZERO3」や「MVC2」では土屋トシヒデ氏、「CVS」シリーズや「CFJ」では石塚運昇氏、
「SVC」では西川たけのすけ氏、「ストIV」では安元洋貴氏が演じている。
やはりアニメ版や勝利時に日本語を喋る玄田氏が最も印象深く、因縁のライバル(!?)ザンギエフも同氏が演じている。
また、ドラマCD版では若本規夫氏が演じていた。…ん?


キャラの性能

ガイルといえばタメキャラであり、タメキャラといえばガイルである。
隙の少ない飛び道具ソニックブーム」をばら撒きつつ攻め込んだり、
飛び込んできた相手をしゃがみ強Pや無敵対空の「サマーソルトキック」で落とす戦法が基本。
そしてシリーズを重ねるごとに他キャラには様々な必殺技が追加されていく中、
彼だけ必殺技は長らくこの二つのみであった(スーパーコンボ等は追加されているが)。
逆を言えば、この二つで事足りるほどに高性能という事でもある。

『ストII』では、『しゃがみ状態でソニックを連射、飛んできた相手をサマソで落とす』という、いわゆる「待ちガイル」が猛威を振るった。
この戦術、たとえイージーミスでサマソが暴発して、垂直ジャンプ強キックが出たとしても、
それすらも割と対空性能が高くて、結果『迎撃成功』と初心者にもやさしい。
ガイルの必殺技が全てタメ技である以上、斜め下入力でどちらも出せる状態にしておくのは基本ではあるのだが、
ずっと同じパターンでハメられたら相手は面白い訳がないのも確かであり、ゲーセンに「待ちガイル禁止」の張り紙が出現するほどであった。

   「ヘッ 俺に喧嘩を売るのは、百年早いぜ!!」

ところが、ガイル=待ち一辺倒キャラかというと実は全然そんなことはなく、むしろ「攻めガイル」でもトップクラス。
対処の難しい弱ソニックを追いかけて畳み込むというまっとうな戦法はもちろん相当強いが、初代では
  1. 威力・リーチともに優れ連打だけで簡単に気絶(スタン)→気絶させる 遠距離立ち弱パンチ (通称「フラッシュピストンマッハパンチ」)
  2. 強パンキャンセルソニックのヒットバックに間に合う、リーチ・スピード・威力を兼ね備えた遠距離立ち強パンチ
  3. 空対空ジャンプ強パンチのつもりが勝手に化けて結果オーライな、異様に掴み判定の大きい空中投げ
  4. 根元の一撃がやたら痛いうえ判定が広いサマソ
  5. サマソの 着地硬直が0フレ のため、ガイルの着地を狙って攻撃しようとすると、着地した瞬間に ガイルが ブン投げる
    (ストIIには空中コンボがなかったので、着地前に攻撃すると見返りが少ない)
  6. サマソなど無用とばかりに異様に判定の強い遠距離立ち強キック
  7. 「ジャンプ強パンチ→近立ち強パンチ→サマソ(通称無双三段)」で一気に全体力の半分近く奪い去る+相手ピヨりほぼ確定→もう1セット決めてK.O.の連続技
と強力な技の数々を持つ。
「やっとの思いでサマソをスカしたのに、着地に最大反撃の立ちスクを決めようとしたらガイルに投げられたザンギエフ」という絶望的なシーンも。
これだけでも十分すぎるほどだというのに、「真空投げ」という極めつけのバグ技までもが存在した。
こうした性能をフルに発揮するガイル使いが勝ち続けると、時にはリアルファイトにも発展したという。
なお、上記の要素のうち、ソニックの後に強パンチが入ること以外は『ストII ダッシュ』以降は全て削除された。

だが『ハイパーストリートファイターII』(以下「ハパII」)の初代仕様では、「真空投げ」以外全てそのまま再現されている。
よって、初代仕様のガイルを相手にした時は、間違ってもサマソの着地を狙ってはいけない。
やるなら、着地前に威力の高い打撃を1発ブチ当てたほうがまだ幾分マシ。空中コンボ技をもつキャラなら、そっちを狙ったほうが安定。
ただし「技の出始めに攻撃を喰らうとなにかしら通常技を出さない限り、ソニックやサマソが出せなくなる(通称 封印 )」という
初代最大の弱点も再現されており、サマソはリバーサルで出すことができない。
往年のガイル使いが初代スト2以外でも小パンを2度擦ってからソニックを出すのは、この封印を解除する癖がついているためと、ため時間を把握するという二つの理由がある。
また、家庭用のPS2版「ハパII」では初代ガイルにバグがあり、サマソに強弱の区別が無く常に弱で出した時の低い軌道になったり、
ソニックブームはその直前で出した技の強さに化けてしまうというのがある。
これは通常版でのバグであり、後に発売された廉価のカプコレ版は修正ROMとなっているので、この現象は発生しない。
ちなみにAC版「ハパII」ではソニックのバグは直っているが、サマソのバグは直っていない。

歴代『ストII』では、初代からバージョンアップ毎に弱体化され続けているガイル。にも関わらず、ダイヤグラムでは上位に食い込んでいる。
全体的に判定が強い&隙の少ない技を持っていて、機動力も並以上という、要するにトータルスペックが図抜けていたための結果と言えよう。

一方、ZEROシリーズではストーリーの関係上、長らくそのポジションを親友ナッシュに明け渡していたものの、家庭用『ZERO3』では満を持して、隠しキャラとしての登場となった。ところがサマソに無敵時間がないうえ、通常技にもロクな対空技がなく、スパコンの性能もいまいちと、ナッシュの下位互換な性能となってしまっている。

また『ストIV』では、全体的な火力が上位キャラと比較して劣っており、スーパー&ウルトラコンボの性能も低く、
セービングアタックによってアーマーを展開しながらの立ち回りが可能というゲームシステム上、
どうしても待ち戦術自体が不利となってしまい、弱キャラに甘んじている。
とはいえ隙の小さいソニックブームや多彩な通常技による牽制・対空能力は今なお高く、読みと戦術で相性差も十分覆すことは可能。
そこは腐ってもガイルである。技術と経験が物をいう、玄人向けのキャラになったとも言えよう。
だがスパIVでは一転、トップ争いに加わる程の強キャラとして評価されている。
何事かと言うと、ソニックブームのタメ時間が短くなった事で波動コマンドとも余裕で撃ち合えるほどの連射力を手に入れたのである。
ソニックブームによる絶え間ない牽制で相手を動かし、持ち前の対空技で迎撃する「待ちガイル」が復活したと言っても過言ではないだろう。
ウルコン2に追加された技が汎用性の高いソニックハリケーンなのも嬉しい所、タメキャラの入門にもオススメできる。
また新技として「シェイズオブグローリー」が追加、使用するとグラサンを掛ける、それだけ。気分を変えたい時にどうぞ。
一方ライバルのザンギは弱体化したようだが…

3DS版スパIVでは、下側のディスプレイに表示されたタッチパネルを押す事で簡単に必殺技が出せる、LITE入力というシステムが搭載されたのだが……
おかげでガイルは、タメをせずにソニックブームやサマーソルトを 連発して出せる というとんでもない事になってしまった。
特にソニックブームは元々隙が小さい為、 歩きながら 出されようものなら手がつけられない。
システムの恩恵を受け過ぎてしまったが為の壊れ性能であり、今作最強の呼び名が高い。
…かと思いきや、同じ強キャラである本田ベガ春麗などが、偶然にも殆どタメキャラということで彼らも強くなっている。
尤も、ネット対戦では設定でLITE入力を禁止する事も可能な為、一応バランスは考慮されているようだ。

『ウルIV Ωエディション』にてついに彼にも新必殺技が追加された。
「ブリッツコンビネーション」と「ストライクイーグル」という2つの技を引っ提げてきた、どちらもコマンド技である。
前者は突進系乱舞技でEX版は「トータルワイプアウト」っぽくなる。
後者はどうみてもレミーの技である「冷たく蒼いルグレ」、コマンドも一緒だし。

「ストリートファイターV(以下ストV)」では追加キャラとして参戦。本作では特殊動作として「フォートレスムーブ」が追加され、
しゃがんだまま前に移動(速度はかなり遅い)できるというこれまででは有り得なかった新システムである。
これによりサマソの溜めを維持したまま動く事が可能となっている。

+ MVC2におけるガイルの性能

ちなみに彼の名前である「ガイル(guile)」とは「狡猾、ずるい」といった意味を持っている。
上記のように元々は勘違いの代物だったのだが見事に彼の性能とマッチングしており、
「名は体を表す」、と当時からよく言われていたものである。

+ 外部出演?


MUGENにおけるガイル

主に海外の製作者の手によって作られている。
日本製のものでは悪咲3号氏とrei氏のCVS2仕様や、MASA@DAS氏のスト2仕様が存在する。
  • ストII系
+ MASA@DAS氏 スト2ダッシュ仕様
+ MASA@DAS氏 SFC版スト2仕様
+ or2=3氏 スパⅡターボHD仕様
+ 斑鳩氏 レインボー仕様
+ くねくね氏 全盛期のガイル
+ KAZ氏 ハイパーストII仕様
  • MVC系
+ REDHOT氏 MVC2仕様
  • CVS系
+ 悪咲3号氏制作 CVS2仕様
+ Rei氏制作 CVS2仕様
  • SVC系
+ Kurai Naito氏 SVC+アレンジ仕様
+ Thedge氏制作 KOFアレンジ仕様
  • アレンジ系
+ TESTP氏 スパ2X+アレンジ仕様
+ kamekaze氏 3-in-1
+ N64Mario氏 ZERO3仕様
+ dragoon316氏 guileDX
+ KAZ氏 ストEX+ストIII仕様 世紀末ガイル
+ kmym氏 アルティメット待ちガイル
+ カツカツ氏 ガイルズ
ほか、Madre氏制作のSHOTOGUILEなるキャラもいる。
このガイルはなぜか胴着を着込み、口元にマスクをして、昇龍拳が使えるというかなり変なガイルである。
まだ未完成のようで技が少なかったり、投げなどにスプライトが対応してなかったりする。

また狂キャラとして「Evil Guile」や「Hyper Guile」(即死当身なしトーナメント等)も存在する。
後者はそのカオス差や強さから「待ガイル」などと呼ばれたりする。

  • MOVIE系
+ Mauteck氏 Movie版ガイル
+ Jessica Smoke氏 Movie版ガイル
+ The Red Cloak氏 ジャン・クロード・ヴァンダム



   「国へ帰るんだな。お前にも家族がいるだろう…。」


関連用語 :待ちガイル ソニックブーム サマーソルトキック 真空投げ


出場大会

+ 一覧
+ 待ちガイル
+ 世紀末ガイル
+ Evil Guile
+ Hyper Guile

出演ストーリー

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