サガット


      「お前如きの腕では

               この俺に傷一つ付けられぬわ!」

     初出作品:ストリートファイター
     出身地:タイ
     生年月日:1955年7月2日
     身長:235cm(I)- 226cm(II以降)
     体重:119kg(I)- 109kg(ZERO)- 78kg (II、IV)
     スリーサイズ:B130/W86/H95
     血液型:B型
     好きなもの:強い対戦相手
     嫌いなもの:昇龍拳、姑息な奴
     特技:潜水(20分以上)
     キャッチコピー:隻眼の帝王、 屈辱胸に覇気荒ぐ(ZERO3) 不撓の帝王(IV)
     CV:大塚明夫(ドラマCD)、笹岡繁蔵(劇場版アニメ)、銀河万丈(テレビアニメ)、三木眞一郎(ZERO、CVS)、水津浩志(SVC)、遠藤大輔(IV)

ストリートファイター』シリーズの元祖ボスキャラクター
キャラデザインにおいて、設定はおそらく「空手バカ一代」のムエタイ界闇の帝王レーバン。
名前の由来はムエタイチャンプのサガット・ペッティンディー(Sagat(Sakad) Petchyindee)とされる。
彼は1987年当時、東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)ライト級王者でもある。

ストII以降もコンスタントに登場するリュウのライバルキャラの一人である。


キャラクター設定

ストーリー開始以前の少年時代に当時のムエタイチャンプだったヌアカンを倒し、帝王の座に就く。
知名度も上がり、火引強などの自身に挑戦してきた格闘家達を次々と返り討ちにしてきた。

初代ストリートファイターでも依然としてムエタイ界の帝王として君臨しており、彼にリュウとケンが挑むというストーリー。
この時は「リュウとケンの師匠」という設定であったが、今では黒歴史扱いとなっている。
リュウとの闘いで起死回生の昇龍拳によって敗北し、胸に一生消えることのない傷痕をつけられた。
この敗北により、帝王の座から脱落し地位も名誉も奪われ、以後暫くは復讐に燃えるようになる。
同時期に弟子のアドンによりムエタイの名を辱めたとして逆恨みされることになるが、こちらは特に意に介していない様子。

ストII以降はベガの誘いによりシャドルーに身を置くが、あくまでリュウと再戦するための手段でしかなく、
ベガに対しても「手下になった覚えはない」と言い切っている(ベガも「そんな事は元々期待していない」と返している)。
悪人専用イントロを持つ春麗キムなどもサガットを悪とは認識していないため、特に何らかの犯罪をしていたわけでもないようである。

当初は復讐のためにリュウとの戦いを渇望していたが、ストZERO2での再戦を経て自分なりの答えを見出し、
やがて彼を唯一無二のライバルとして認識し、純粋に彼との戦いを楽しむように変わっていった。
殺意の波動に飲み込まれたリュウを見たときに「俺の求めるお前の姿はそんな物ではない」と激しく憤っているあたり、ちょっとツンデレ気味。
ストIVの自身のエンディングにおいては、闘いの勝ち負けが些細な事であるように感じ、
『拳で語ること』そのものこそが自身の求めているものではないかと悟るまでに至った。
そして倒れ伏せているセスに「昔の俺の様に、お前の拳には言葉が、魂が無かった」とその敗因を語るなど、
精神的な面においては過去と別人と見紛う程の成長を遂げている。
リュウのストイックさに影響されたとも言え、実際に思想自体かなり似てきている。
このため、「帝王としての威厳」と「戦った相手に助言をしたり喝を入れたりできる心」を持ち合わせた人物にまでに成長した。
スパⅣのアドンのエンディングでは、笑顔の子供達と共に歩く(しかも内一人は、腕に抱えている)など、
かつてからは考えられない程の優しさすら垣間見せるようになっている。
(この子供達の内一人は、後述する中平正彦氏の漫画版に登場した、サガットを奮起させた少年と全く同じ容姿であり、
ストⅣのサガットは漫画版の性格を逆輸入されているといっても過言ではないだろう。もっともZERO3の時点でこの片鱗は見られてはいたが)
なお、スパⅣの汎用勝利台詞の一つに「お前、あいつと戦ったのだろう?よい拳だった!覚えておこう!」というものがある。
上記と合わせて本当にまあ丸くなったもんだと思わせる台詞である。「あいつ」本人にも言っちゃっているが、気にすることはない

SNKとのコラボ作品であるSVCでも参戦こそはしているが、
バイソンの挑発に易々と激昂したり、チョイを意味無くゴミ呼ばわりしたり、
ガイルに対して「最初に顎を割ってやろう」などと言ったりと、「帝……王……?」と言いたくなるキャラづけになっている。
ゲーニッツからは負の感情を指摘されている辺り、まだ上述程完全には吹っ切れていない時期からの参戦だったのかもしれない。
そうなると時期的に考えてベガの体型やケンの髪型は 細けえこたあいいんだよ!

また、『ストリートファイター×鉄拳』においては、リュウでも無ければ同じシャドルー四天王でも無く、ダルシムとタッグを組んで参戦してきた。
発表当時は「何故?」という声も多かったが、
同じ求道者同士として通じる点があったのかもしれない。 あと白眼スキンヘッドという見た目も
事実エンディング等を見る限り、結構息の合ったいいコンビだったりしてる。

「これまで出会った勇気ある者たち 彼らが私を支えている!」

自らを倒した昇龍拳に対抗してタイガーアッパーカット(ZEROシリーズではタイガーブロウ)を編み出したり、
今ではなかったことになったが上記の剛拳との戦いで泰式波動拳こと後のタイガーショットを編み出したり
自分を苦戦させたダンの父親ゴウが使用した断空脚を改良して(一段目っぽい膝蹴りの部分)タイガークラッシュを完成させたりと、
かつての強敵達の技を改良して自分の強みにしている。 ほらそこ、パクリとか言わない
武術とは伝統であると同時に、模倣と改良の歴史でもある。達人たるサガットの選択は正しいのだ!

眼帯をしている右目は失明しているが、原因は作品によって異なっており、
  • ストI:幼少期に不良に片目を潰され、この出来事がきっかけで強い男になりたいとムエタイを始める。
    • なお、「幼少期に人喰い虎に襲われ、このとき両親も殺されていて復讐のために」という説もあるが非公式の模様。
  • ストIIの頃に出た書籍『波動拳の謎』:子供の頃の喧嘩で視力が弱まり、ムエタイの試合で完全に失明。
  • ZERO:ダンの父親である火引強との戦いで顔面に断空脚を受けて。
等々ころころ変わっているが、
最終的には全部入りで「不良との喧嘩でほぼ失明していたが、ダンの父親の攻撃をあえてその目で受けた際に完全に潰れた」という事になったようである。
そのダンの父親はサガットとの戦いで死亡しており、このことからダンには激しく恨まれている。
しかし、復讐に身をやつす姿がかつての自分と同じに見えるのか、ダンのことはあまり評価していない。

色々アレなことで有名なハリウッド劇場版では、フルネームは「ヴィクター・サガット」ということになっており、
見た目は割とゲーム版に近いが武器商人という設定で、武器をシャドルーに売りさばいて営利を貪ろうとしていたところ、
バイソン将軍(日本でいうベガ)が金を自作のバイソン・ドル(シャドルー領内でしか使用不可)で払ったため、怒って反旗を翻す…といった苦労の絶えない人物となってしまっていた。
昔はファイターだったらしく、配下の闘士ベガ(バルログ)の戦いを見て「自分も昔は“鉄の拳”と呼ばれる闘士だった。」というような事を語っている。

余談であるが身長226~235cmという凄まじい巨漢であり、SVCではリョウ・サカザキから「お前のように大きなムエタイ選手はいない」とツッコまれている。
これは本場のムエタイはミドル級までのため、サガットのような巨漢は文字通り規格外だからである。
また、体重はストI時が119kg、ストZERO時が109kgなのに対し、ストII時は78kgと異常な痩せ身だったり、
身長も235cmから226cmと9cmも縮んでいたり、
プロフィールもツッコミ所満載だったりする。
参考までに言うとひょろ長く見えるジャイアント馬場でも身長209cm、体重130kg以上。
ちなみにBMI値はII時代でたったの 15.3 。最早もやしを通り越してカイワレだ。
ただまあ世の中上には上がいるのだが、あっちはType. Human(?)だし…。

+ 漫画版における設定


キャラクター性能

CPU専用のラスボスだった初代では、必殺技らしい技は飛び道具のタイガーショット(上段撃ち)のみというシンプルなスタイル。
…が、このタイガーショットは直撃すると最大体力の2/3が一瞬で無くなるという超高火力な飛び道具である。
無論、ただの必殺技なので平気でホイホイ撃ってくるうえ、軌道が波動拳に比べやや上方なので相殺もできない凶悪仕様であった。
これ以外に「ガードで波動拳の削りを受けない」「通常技も高性能」など、ラスボスとして普通に高性能である。
と言いたい所だが、上記の通りタイガーショットは上段撃ちしかないのでしゃがみ攻撃の良い的であった。天敵は昇龍拳じゃなく足払いだった。
結局、ゲーム内での強さはアドンの方が上と言われている。合掌。

続くII(無印)でもCPU専用の中ボスとして登場しており、ここから対空技のタイガーアッパーカットや下段タイガーショットが追加され、
波動昇龍キャラだが、リュウ達に比べると火力や飛び道具の使い勝手などがやや高性能なキャラであった。
II'でプレイヤーキャラとして使えるようになったあとは、作品によって戦闘スタイル自体は変わらないものの、
強さがころころ変わるキャラであり、弱キャラだったり、上位にいたりとあまり安定しない。
まぁ、基本タイガーショット弾幕で飛ばして無敵対空のタイガーアッパーで落とすキャラなので、隙のさじ加減によってだいぶ変わると言ったところ。

ZEROシリーズでは初代から参戦している。
今までの細身のイメージから一転して太くなり、CVSにもそのスプライトが引き継がれている。
体重も109kgにまで増え、ストII時代の滅茶苦茶な設定を解消したと言いたいが、これでも標準ぐらいで筋肉量に対して軽かったりする。
ベガ程ではないが、それでもかなり衝撃を受けたキャラである。
太くなったせいか、タイガーショットの隙がでかくなり、アパカの性能も下がったことで、かなり弱くなった。
ダイヤグラムでは、 ダンと5:5だった 数少ないキャラの一人である。
通常技の性能も、リーチは長いが、隙がでかい技が多く、あまり性能が変わらなかったことから、
意図的に弱くしているのではないかと邪推したい程である。
しかしZERO3では相変わらず通常技が弱いものの、V-ISMのオリコン性能が高く永パへ移行しやすいことから、
隙あらばオリコンから永パに持って行く一発キャラとなっている。

CVS2ではジャンプ防止の遠立ち強P・主力牽制のしゃがみ強P(通称:上デヨ・下デヨ)の使い勝手が異常に良く、ブランカと並ぶ最強クラスのキャラとして君臨した。
それ以外の通常技も使えない技を探すのが難しいほどな上、典型的な波動昇龍キャラの為、誰が使ってもそれなりの強さになるキャラであった。
余談だが某ゲーム雑誌のやりこみ企画において、「 Kグルサガットの強Pのみを使用かつ移動・ガードなし 」という縛りプレイで
家庭用のボスバトルクリアを成し遂げた猛者も存在したりする。

ストIVでは高い体力、牽制タイガークラッシュの隙のなさ(歴代と違ってしゃがんでも当たる)、タイガーショットの威力・相殺性能・連射性能、
ウルトラコンボの高性能ぶりなどから稼動初期から現在までずっと最強キャラとして君臨している。
他にもリュウやザンギエフ、豪鬼といった異様に強いキャラはいるが、リュウと違って攻めなくても勝てる(単発の威力が高く対空でもかなり減らせるため)、
ザンギエフには有利に戦える上にザンギエフ自体が対策が進んで伸び悩んでいる、
豪鬼も立ち回りは優れているが体力が低すぎるため一歩遅れをとっている、
などから文句なしの最強キャラとなっている。
08年11月21日の時点で使用率は6.9%で6位なのにMASTER54人、GRANDMASTER6人と、
マスター数が異常に多い(リュウの2倍、ザンギエフの3倍)ことが何よりの証明だろう。
09年4月20日の時点で使用率が7.2%、MASTER100人以上、GRANDMASTERが17人。驚異的である。
BMIはII時代の滅茶苦茶なものに戻ってしまったが

+ 実は……

突出した部分が多かったためか、スパIVでは相応の調整を受けた。
  • 体力値と気絶耐久値が減少(他のキャラにも言えるが)
  • タイガーニークラッシュ、タイガーショットの隙が増加(下タイガーショットはリュウの波動拳と同じ硬直に)
  • 猛威を振るったタイガーアッパーカット根元ヒット確認セービングキャンセル→ステップハイキック→
    ウルコン「タイガーデストラクション」による通称「ワロスコンボ」の大幅な火力低下
ただ、飛び道具の打ち合い合戦への割り込みや突進攻撃への確反として使える
新ウルコン2「タイガーキャノン」(ストEXと違って超高速ではない多段飛び道具)が追加されたり
ゲージ消費でタイガーアッパーカットを一回だけ強化する「アングリーチャージ」等
新しい要素が追加されたので某宇宙最強某お弟子さんになるまでには至ってない。


MUGENにおけるサガット


登場作品が多いためか、アレンジも含め数多く存在している。代表的なもののみ記す。

+ I、II、ZERO
+ CVS
+ SVC
+ 改変キャラ

+ ネタバレ注意


出場大会

+ 一覧

出演ストーリー

+ ...