脱衣KO


KOされたキャラの衣装が破れる現象の事。男のロマン。異論は認める
条件は作品によって様々だが、「必殺技でKOする」というのが基本。一種のサービス要素。
元祖は『龍虎の拳』で、メジャーなシステムとは言い難いが他にも幾つかの作品で搭載されている。
格闘ゲーム以外でも『魔界村』でアーサーの、比喩でないパンツも皮も全部脱げて死亡などが初代(1985年)からある事からも分かるように、
「やられると着衣・防具が失われる」というのは割と基本な発想であり、
(露出度の高い)鎧を纏って戦う美少女が出る「美少女鎧物」と言うジャンルなどは脱衣KO(鎧を砕いて裸にする)の為に存在するようなものである。

初代『龍虎の拳』では、男の振りをしていたキング必殺技でKOすると服が破れて実は女だと判明する、というちょっとした隠し要素として搭載。
続編の『龍虎の拳2』では、女性キャラ2名は言うまでもないとして、何故か一部の男も脱げる誰が喜ぶんだ、それで。
ちなみに、脱げないキャラも通常とは違ったKO演出になる。
ついでに言うならサカザキ兄妹は勝っても脱ぐ(KO以外の脱衣については後述)。

次の『龍虎の拳 外伝』では男女問わず全員に標準装備(ラスボスのアミバワイラーは除く)。
ただし難易度が上がり、相手の残り体力が僅かの時に超必殺技を当てて倒す「アルティメットKO」を決めないと脱衣しない。
その癖、一番肝心な人はせっかく脱がせても下着にすら届かないという。くそっ、なんて時代だ!
なおワイラーのみ無いのは、戦闘開始のイントロで既に脱いでおり、これ以上脱ぐ所が無いからである。
同じく半裸の不破刃の場合はもう脱げる所が下しか……!?
……なんてウホッ!すごい漢……な事は無く、代わりに(?)頭巾が脱げるので安心していただきたい。あと袴がちょっと。
ちなみに、カーマン・コールのみ超必が投げ技である都合上、どう頑張っても脱衣させられない紳士だなさすがカーマン氏ジェントルマン




KOF』シリーズでは、『94』『95』のユリキングのみ。
彼女彼女脱げないくそっ、なんて時代だ!!
……いや、まぁ、後者に関してはこれ以上脱げたら発売出来なくなるってのは分かる。分かるけどな。
ついでにこちらでも大門先生カーマン氏と同じ哀しみを背負っている
『96』以降はキングとユリも脱がなくなった。
……が、『XIII』でキングとユリにまさかの脱衣復活。良いのか!?いや嬉しいけど!
この調子で彼女彼女彼女も頼む!!

+ 派手に破いてくれちゃって……
ソーシャルゲーム『KOF ALLSTAR』では、通常脱衣KOは発生しないが、
ストーリークエスト『KOF'95』編第8章の3戦目「美しいバラのトゲ」の、
勝利後の会話シーンでキングとユリの脱衣絵を拝める。
前情報無しで挑み、驚愕した人は多かったのでは。
プレイヤーと直接対決したキングのみならず、何故かユリも脱げてしまっているのと、
相変わらず舞は脱げないのは突っ込み所であると言わざるを得ない

「もー、最後にあのタイミングであんな技……
 服ボロボロになっちゃったじゃん、えっち~!」
「派手に破いてくれちゃって……
 だけどいい勝負が出来て楽しかったよ。」

また、『風雲黙示録』でも採用された。……ただし男性のみ。唯一の女性キャラ何をやっても脱げない
馬鹿野郎ーッ!!SNK何をやってる!?ふざけるなーッ!!……という苦情が実際多かったのだろう。
続編の『風雲スーパータッグバトル』ではしっかり女性キャラも脱げるようになった。
特定の条件を満たせば普通より多目に脱げるというおまけ付きで。
ありがとう、SNKありがとう。風雲自体は黒歴史になったけど

SNK以外では、アーケード『北斗の拳』で、義星の男マミヤ一撃KOすると全身の服が破け飛び、パンツだけの姿になる
その過激さは格闘ゲーム史でもトップクラスだが、これはあくまで原作再現であるため、別に脱衣KOの流行に乗った訳ではないと思われる
(「女を捨てた」と言う彼女の服を剥ぎ、胸等を隠した事に対し「女を捨て切れていない」と指摘して戦いから身を引かせようとしたもの。
 なので本当に一撃KO(=殺害)しちゃったら意味が無くなると言うわけである)。

+ 原作再現だからしょうがない
ちなみにこの義星の男、これでも足りないのか、戦闘中にマミヤの胸元を覗き込み、女である事を再確認したりする。
そしてその後しっかり膝蹴りをかます。義星の名が泣くぞ。
というか当のその男は、自分から上着をはだけて「俺の名を言ってみろ!」とか言っている。なんなんだアンタら
他にも、妖星の男は勝利時に意味も無く自ら脱いで一丁になるし、
愛に生きる殉星の男に至っては、開始時に全裸で登場してイントロでようやく服を着る。
南斗の帝王将星の男はOPの天翔十字鳳時に上半身裸。
原作再現もいいがもう少しTPOを弁えるべきである。

なお、拳法殺しの豚は一見半裸に見えるが、皮下脂肪が服であり鎧であるため変態には当たらない。
掴み投げ時に抱きしめてきたりするが気にするな!おら おら おらぁ~

残る『北斗』の人間においては、北斗神拳伝承者一撃必殺の時、自分の服を破き上半身裸になる。
また、1人プレイ時のラスボスである拳王様も敗れた後、自ら天に還られる際に服を裂かれる。
だが、この2人は変態扱いされていない。流石である。
なお柔の男は、原作では秘孔・刹活孔によって剛の力を引き出した時に上半身裸になるシーンがあるものの、
ゲームでは再現されていない。あれか、ストロングな柔の拳に剛拳は不要って事か。

+ 再現し切れなかった部位
まあぶっちゃけこのシーンは孤独な天才が、
抵抗する木偶に対して引導を渡す為にパワーアップしたシーンを焼き増しただけうわなにをするやめちにゃ(ry

中野TRFでの貴重な脱衣KOがこちら。
ただやりたかっただけ(試合は10:10辺りから)
別カラー版の脱衣KO、通称勝負パンツ(5:20~)

GUILTY GEAR』でも闇医者一撃必殺技を決めると服が破れるが漏れなく全員アフロになるためあまりありがたみは無い。

……このように、格ゲーで服が脱げる(脱ぐ)キャラは龍虎以外にも探せば結構いる。
ちなみに『アルカナハート』では服がはだけたり靴が脱げたりストッキングが破れたり
武器がボッキリ逝ったり相手から丸見えだったりとそもそも脱衣とかそういう次元じゃなかったりする。
『2』になってとうとう全裸になってしまうキャラ(こちらは特殊KOではないが)まで現れ、
更には特殊KOがどう見ても……な有様のキャラまでいる。

格闘ゲーム以外でも『クイズマジックアカデミー』(2015年版より導入、旧作では服が破れる事は無かった)や『ボンバーガール』など、
自身が倒された時やチームが負けた時などに服が脱げる(破れる)ゲームは結構ある。
これらのゲームでは主にカットインで脱げる場合が多い。

似て非なる例としては、『ヴァリアブル・ジオ』シリーズ(PC版)のような「負けたら脱ぐ」という脱衣麻雀ルールがある
(「戦いの余波で服が破れた」のではなく、「負けた後の罰ゲーム」として脱がされる。つまり設定上においてもエロが目的である)。
この他、ロケテ段階では「売りとして」存在した脱衣システムが、実際に稼動してみたら消えていた『仁義ストーム』なんてアーケードゲームもあった。


MUGENにおける脱衣KO

MUGENでは、元ゲー問わず割と色んなキャラに搭載されている。
特にCCI氏製作の女性キャラには標準装備で、しかも無条件だったりする。
また、サクラカ氏も多くのキャラクターに搭載している。
ただ、キャラというか製作者によっては、下着を通り越して全裸にまで至ってしまったりするので、
もし該当するキャラを動画で使う場合はOFFにするのを忘れずにこれ、重要
実際の所、MUGENの裏ジャンルとしてそっち方面に頑張ってる文化もあったりするので興味がある人は調べてみるといいだろう。
ただし、大人になってから。ドミナントとの約束だ!
当然ながら表現的に倫理規定でアウトになるため、ニコニコ他一般向け動画サイトではお目にかかれない。

さらにそれすら通り越して骨や内臓が見えちゃったりするようなキャラも居たりする。
まぁ、それはまた別のカテゴリーだろうが。

また、MUGENならではの要素として、KOされた際に脱衣カットインが挿入されるキャラクターも存在する。
サムネホイホイとしてよく使われ、それに伴って目にする機会も多い。
その場もズバリ、脱衣KO増々トーナメントにはこれを搭載した(+新たに搭載させた)キャラクターのみが出場している。

+ せっかくKOしても…
相手が画面端まで吹っ飛んでしまい、脱衣していても上半身が見切れてしまって見えんぞ!…と言う方の為に。
[State -2]
type = Width
trigger1 = !alive
edge = 0,20 ; ←右側の数字はキャラ毎に微調整しよう
この文を脱衣KO持ちキャラの-2ステート内にセットする事で、KOされた時にキャラの画面端に対する接触判定が大きくなり、
画面端に追いやられても見切れにくくなる。

また、ステージ前方のオブジェに隠れて肝心な部分が見えないという場合は、
[State -2]
type = AssertSpecial
trigger1 = !alive
flag = NoFG
これを脱衣KO持ちキャラの-2ステートにセットすると良いだろう。
ただし、こちらはステージの景観を損ねる恐れがあるのでご利用は計画的に。

さらに対戦相手の陰に隠れてしまって見えないという場合は、
type = SprPriority
trigger1 = !alive
value = 2
これを追加すればKOされた後に相手より手前に表示される。
value = 2の数字を大きくすればより優先順位が上がるが、キャラによっては常にエフェクト表示をしていて不自然な位置関係になったり、
タッグモードの時に倒れたキャラが手前に見えていて邪魔という場合もあるかもしれない。
……など、実際に色々試していくと上手く行かない場合が分かってくるだろうから、細かい条件付けをしていくとより見栄えが良くなるだろう。


余談:KO時以外の脱衣

防具破壊システム

KO時ではなくダメージを受けると服(鎧)が取れていくというシステムのゲームもある。
アクションゲーム『黄金の城』(1986年)が有名で、その続編の格ゲー『ブランディア』(1992年製)にも搭載されている。
この二作品に登場するのは殆ど男性キャラで、脱衣と言うよりは「装甲破壊による弱点の発生」が主眼だが、
『黄金の城』では女剣士を全部脱がす事でクリア出来るという特殊勝利が存在する
格ゲーとなった『ブランディア』には無い。……が、ゲームを進めていくとCPU専用キャラで上半身裸のつるぺたロリ少女や、
ハイレグ魔法使いが登場するのはここだけのヒミツである。服装が服装なだけに残念ながら脱げないが。

その二作品以外では『ザ・ランブルフィッシュ』や『ガンダム・ザ・バトルマスター』があるぐらいで、ドット絵中心の2D格闘ではあまりお目にかかれないが、
3Dの方では比較的作りやすい事もあり、『ファイティングバイパーズ』(セガ・1995)など結構見受けられる。
上手く攻撃を当てれば狙った所だけ服を剥ぐ事ができ、よりマニアックな楽しみ方を可能。
果ては3Dエロゲの雄、イリ○ージョンまでが(ry
いや、本当は取れた部分の防御力が下がって弱点になるっていうメリットもあるんだよ。決してやましい気持ちは(ry
さらに『ソウルキャリバー』でも『IV』からこのシステムが採用されちゃったから困る。流行に乗ろうとするとは感心しませんな。
プレイステーションで発売された3D格闘ゲームの『ZERO DIVIDE2』では、攻撃を当て続けるとその部位の装甲が外れ、
スケルトンが見えるというシステムがある。男も女も、カニやサソリですらも共通して骨になるという……誰が喜ぶんだ、誰が。
というか蟹やサソリには内骨格は無いのだが……なに、気にすることはない
(ただし『ZERO DIVIDE』のキャラクターは所謂視覚化されたコンピュータープログラムであって、本物のカニやサソリではない)。

逆に、自分から鎧を脱いでしまうケースとしては(人間ではないが)『電脳戦機バーチャロン オラトリオタングラム』のライデン502Hあたりが最初か?
重装甲低機動の機体だが残りライフ9割を代償に装甲を脱いで機動力を上げる事が出来る。
機動力の低いライデンはハメ殺され易く、ハメられた時点で重装甲も無意味になるので(幸い「防御力が高いのが欠点」とまではいかない)、
ハメ殺しが基本戦術なスペシネフあたりが相手の場合は開幕パージ(自分に開幕9割)に走るプレイヤーもそれなりにいた。
また『スマブラX』では、サムスが最後の切りふだ「ゼロレーザー」使用(もしくは隠しコマンド入力)後、
彼女の着ていたパワードスーツが脱げ、全身タイツ姿の「ゼロスーツサムス」に変身するという仕様がある。
この状態の方が一応吹っ飛びやすくはなっているが、運動性が向上しているので特に問題は無い。

脱衣とは違うが、『ストリートファイターII』等に登場するバルログの爪や仮面が外れたり、
サムライスピリッツ』の武器落とし・武器破壊も、装備を失って戦力低下という意味では同じシステムである
(前者の場合、仮面が外れると作品によっては防御力が下がる代わりに逆に攻撃力が上がるが)。
類似の例では『ファイターズヒストリー』シリーズに弱点システムが搭載されており、
弱点部位がダメージを受けすぎると気絶するのだが、その際に装飾などが外れる演出が入る。
この時に一応女性キャラの露出度が上がる……が、顔が濃いので鉢巻が外れた所であんまり嬉しくない。

燃焼ダウン

ヴァンパイア』シリーズや『Eternal Fighter Zero』において、炎系の技を食らって吹っ飛ぶ時一瞬服がボロボロになっており、
しかもキャラによっては全裸に近くなる。しかし大切な部分は一切見えない。くそっ!

攻撃時

攻撃(主に超必殺技)時に服を脱ぐ、または脱げるキャラクターも存在し、前述の北斗神拳伝承者の他、
『KOF2002UM』でのナイトメアギースのレイジングデッドエンド(虚空烈風斬)や裏タクマ覇王獅咬拳もこれに当たる(技後は服を着直す)。
ある人物もファイナルメモリーの際自ら脱いでいる。……ただの原作再現ですよ?

酸攻撃

厳密には脱衣とは呼べないが『メタルスラッグ3』では、
一部の生物系の敵の溶解液を女性キャラが喰らうとピンポイントに服が溶けてそのナイスバディが露わになる。
……その後に本人も跡形も無く溶けてしまうが(余談だがナコルルにも(斬殺だが)この系統の死に方が存在する)。
溶解液によって服が溶けるシーンはリョナゲーでもチラホラ見られるし、
エロゲーやギャグゲーではそのものずばり「服だけ溶かす薬品」とか「服だけ溶かすスライム」なんてものが存在する。
人肌は溶かさないのに、同じ蛋白質のはずの綿や麻や絹を溶かせるとか、どんな物質なんだ?
実は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』にも鎧のみを溶かすアルマジロラストモンスターと言う怪物が存在する
(厳密には「金属製品をRust)に変える」なので、皮鎧なら無事な代わりに金属製なら武器も錆び落ちる)。
まぁ真面目な『D&D』なら下に服を着ている(布は錆びない)から健全である(前述の美少女鎧物はビキニアーマーの系統なので着ていない)。
鎧を着ていない=裸ってのはギャグだから。え、「ぬののふく」さえ着ていない

イントロ時

格闘技は動きやすさ優先で半裸が基本なものも多く(例:相撲)、格ゲーでも最初から半裸の人はネタにもされないが、
わざわざ服を着て出てきた者が、戦闘前にいきなり脱ぐというインパクトある描写のキャラも結構いる。

ラスボスはイントロ時に脱ぐキャラも多く、特にSNKのゲームのラスボスに多い。
ある者は本編では途中から上着を脱いだ状態で戦うようになり
その異母弟は鎧を脱ぎ捨て
ある者は本気を出すかの如く上着を脱ぎ
次の年でもストーリーデモでオロチの力を全開にすると同時に脱ぎ(ついでに昨年着ていたボディスーツまで脱いで露出度アップ)、
更にその7年後もネスツを乗っ取って手に入れた力を見せ付けるかの如くコートを脱ぎ、
またある者は蝶が蛹を破るかの如く脱ぎ
またある者はコートを着たまま燃やして、その下が黒光りするどう見てもアレな格好だったり、
またあるものは最初から半裸だったり、
酷い者はよく見ると下まで脱いでいる様子
そいつですら垂れ幕のようなもので大事な所は辛うじて覆い隠せているものの、
もっと酷い奴だと上も下も何も着てない全裸だったり(勿論モザイクも無い)。
またカプコンでも、原作再現でラウンドが進むと上着を脱いだり
(アンダーシャツは着用。プレイヤーは基本(カットインの顔参照)の服着用版は使用できない)、
ストIII』のラスボスを務める赤と青の体をした天帝は自身の着ている服を消滅させたり
その弟もスーツ姿でビシッと決めているのだが、いざ戦闘となるとそのスーツを筋肉で破き飛ばしたり(兄弟共に一丁)、
更に『ストIII』の主人公(笑)着ている服を破く等。
もちろん全員男なんなんだアンタら


勝利時

勝利ポーズで自ら脱ぐキャラも存在する。
例えば、某兄その妹はパーフェクト勝ちの際自ら脱ぐ。おまけに二人の父に至っては最初から脱いでいる。何だこの脱衣一族
念のため書いておくと、某妹は乱れた服を直そうとしたら逆に脱げてしまったのであって、自ら脱いだわけではない。
毎回やってると狙っているようにしか見えないが
この他、脱衣一族のパロキャラは脱衣勝利もパロるし、彼女なんかはただでさえ際どい服装なのに一枚しか着ていない上着を自ら脱ぐ。
しかも当然ながらノーブラ手で隠したりもせず堂々と横を向いておりかなりギリギリである。
一応「ヌーブラ付けてます」という話もあるがそれでいいのか(実は肉眼での視認はほぼ不可能だがギターを振り上げる時に見えてる)。



関連項目



最終更新:2023年06月24日 13:43