毛利元就

+ 史実の毛利元就
毛利元就(もうり もとなり 1497年4月16日-1571年7月6日)
室町時代後期から戦国時代にかけての安芸国(広島県の西部)の国人領主で戦国大名。

安芸の国人領主から中国地方のほぼ全域を支配下に置くまでに勢力を拡大し、戦国時代最高の名将の一人と後世評される。
日本三大奇襲作戦の一つ、厳島の戦いでの活躍など、用意周到な策略で自軍を勝利へ導く稀代の策略家として名高い。
西日本三大謀将の一人で謀神と呼ばれ、戦国最高の知将と評されている。

毛利水軍は戦国最強の水軍と言われる。
「三本の矢」の逸話でも有名。これは後世の創作であるが、元になったと言われる「三子教訓状」という書状がある。

厳島の戦いで勝利した事から、当時政情が不安定なため荒廃していた厳島神社を支配下に置き庇護し大幅な改修も行っている。
現在の本殿は元亀2年(1571年)に毛利元就によって改築されたもので、反橋の擬宝珠の一つに毛利元就・隆元父子の刻銘が残っている。
また同神社の行事である桃花祭の翌日から行われる神能は、
永禄11年(1568年)に毛利元就が厳島合戦で神聖を傷付けたお詫びとして京都から八世観世太夫元之らを招き、奉納したのが始まりと伝えられている。

なお、彼の孫の毛利輝元が関が原の戦で西軍の総大将であったため、戦後周防・長門2ヶ国の37万石に大減封されるが、
この時の遺恨が後の幕末での長州藩の原動力になったといわれる。

「貴様程度の知略では、我にかなうまい…
 我が名は毛利元就! 日輪の申し子なり!
 来 る が い い!!」

『戦国BASARA』シリーズに登場するキャラクター。初代より敵武将として登場し、『BASARA2』よりプレイヤーキャラとなった。
二つ名は「詭計智将」。CVは 中原茂 氏。

中国地方全土を領土とし、最強の水軍を持つ「毛利軍」の当主。
いかなる時も冷静沈着な戦国屈指の策士。様々な知略を巡らせ、他軍を圧倒する。
表情を変えない端正かつ鋭い容姿は、さながら氷のようでもある。
領土保全と毛利家の安泰を主目的に戦っており、天下統一や勢力拡大にはさほど興味が無い。この辺りは比較的史実に忠実。
ただし、アニメ二期では「我が天下人たるは必然なり」と発言しているほか、
ゲームでも「日ノ本全てを安芸とすれば、永劫に敵はない」と語っており、消極的な理由ながらも天下統一を視野に入れている模様。
日輪(太陽)を篤く信仰しており*1、『初代』では武器が采幣だったが、
『2』以降は日輪を模した巨大な輪刀に変わり、同時に属性も炎から光に変更された。

「兵など所詮、捨て駒よ!
 それが役立たずの在り方に相応しかろう!」

自軍の兵士を己が策のための捨て駒としか見ておらず、数が減ったらまた補充すればよいと考える冷酷な考えの持ち主。*2
平気で兵を囮として使い犠牲にし、役に立たないものは容赦なく斬り捨て、勝利の為には手段を選ばない。
ただしその冷静さ・見識の広さ・推察の深さは群を抜いており、自身も「功有る者を咎めたてはせぬ」と言う通り、不必要に将兵を使い捨てはしない。
いつ捨て駒にされるか分からない兵士達にとっては恐怖の対象でしかない筈なのだが、
武将としては有能なためか、恐れを抱きつつも付いてきている様子。その規律の取れた陣形は戦国屈指であるという。
元就自身も己を駒の一つと考えており、あくまで見据えているのは毛利と安芸の安定の未来である。
『3』では毛利軍武将が「なんだかんだで中国は安泰」「この人がいなければ安芸の平和はなかった」などと発言しており、
武将としてではなく一国の主として、紛れもなく優秀な手腕の持ち主とされている。

四国を治める長曾我部元親とは思想の違いから瀬戸内海を挟んで対立している他、同じ智将である豊臣軍の軍師、竹中半兵衛には強い対抗心を抱いている。
その一方で織田軍には関心が無く、「織田などひとさじほどの興味もないわ」と断言している。
また、日輪信仰者であるが故なのか、禍々しい力を持ち不幸を呼ぶお市の事を嫌っており、
『2』では「寄るな、気味の悪い」、『3』では「去れ、穢らわしい」とこっぴどく吐き捨てている。

如何なる時でも冷静であり、『3』で信長が甦った時ですら「何をしている、地獄に帰れ」の二言で終わらせたり、
その推察の深さは大谷吉継の本当の望みを看破した上で、矛盾点を突き付けその死を予言するほどである。
当然自軍の兵士達と同様に敵軍の兵士にも恐れられており、「我らの思考など既に見通されている…」と元就の存在自体が相手を恐怖させるほど。
元就が冷静さを欠く場合と言えば、ザビーky長曾我部元親と対峙した時くらいのもので、『2』のストーリーにおいては、元親の、
「アンタ、一度だって寂しいと思ったことはねえのか? ……いや、そんなはずはねえだろ?」
という言葉に動揺するという場面もある。

バトル物の王道を行く他の『BASARA』の面々と違い、根源的な部分が完全に為政者であり、そういう意味ではかなり異色の存在。
為政者らしく、リアリストを追及しているが故に冷酷非道に映る部分が多いが、
その手腕は徹底して国を守るという事のみに費やされており、国を支えるという事の重さを誰よりも知っているとも言える。
『3』での慶次との会話で「責を負った事の無い貴様が我をそう抜かすとは驚きだな…」と言う辺りでもその重さを感じられるだろう。

ゲーム中の性能は策略家に相応しく、地雷やなどのトラップなどを張り巡らして戦うテクニカルタイプ。
自身の攻撃力、攻撃性能そのものは高くない…が、何故かBASARA技は知略関係なしに高性能である。
技性能の関係で、神将と怖れられる本多忠勝や戦極ドライブ発動中の武将のアーマー性能を逆に利用して大ダメージを叩きだせる。
『BASARA』シリーズにおいては、明智光秀・お市(『2』まで)と並んで味方を攻撃する事のできるキャラであり、
敵兵を味方として引き連れ自爆させる固有技も有し、ゲーム本編では「近付くと駒にされるぞ!」と敵兵に言われる始末。
お楽しみ武器は虹の輪(武器名は「輪刀 令音望」)。「雨上がりの日輪の奇跡を再現した」らしい。
他の武将達に比べるとやや地味だが、属性付きの為かなり使える武器となっている。

+ アニメ版での元就
一期の出番は1話と最終話のみで、最終話で登場した時には原作未プレイの視聴者からはすっかり忘れられており、
元親ともども「誰だよw」「新キャラ?」等と言われるほどの出番の少なさだったが、
その一方で多数のグッズが発売されたり、DVD特典に「長曾我部くんと毛利くん」というミニアニメが作られたり、
DVD7巻では慶次、元親、元就がメインのOVAが発売されたりと、本編以外では普通に優遇されている。
原作では考えられない程に仲の良い様子(とは言っても、色々争っているが)に、世の中のお姉様方が歓喜したとかしなかったとか。
なお、二期のDVD7巻には「帰ってきた長曾我部くんと毛利くん」が収録されている。

二期ではめでたくメインキャラに昇格、OPにも登場。
織田軍の足止めの手駒として使われ、その結果負傷した島津義弘からも「国を守るための清濁を超えた筋」と評価されたり、
半兵衛の策を見破りそれを逆手に取ったりと、知将としての活躍も描かれている。
信じ難い事に、最終話では幸村に対し「これぞ真の捨て駒、捨て駒としての理想」という賞賛を贈っている。
…え?全然褒めてないどころか貶してるようにしか見えない?元就だから仕方ない。

第9話では秀吉の手によって破壊された元親の兵器・「富嶽」を改造し、
まるで遊園地のようななんとも言えないセンスを発揮した兵器「日輪」を製作。
ニコニコの運営視聴者からは「わくわく日輪ランド」と命名され、大百科に 記事 まで作られた。
その破壊力たるや宇宙世紀でも通用しそうなとんでもない代物だったが、最終話にて幸村の手によって閉園、もとい破壊された。
同時に元就も討死した…かのような演出をされていたが、劇場版にもしれっと登場
(尤も、「死んだと思ったら生きていた」が当たり前な『BASARA』において、元就が死んだと思っていた視聴者は少ないと思われる)。

アニメ『弐』で小田原城決戦とは別に九州にいる幸村が最後に戦う強敵として登場したりと、
そのキャラクター性と『BASARAX』でのあまりに御無体な性能から敵サイドとしての活躍も多くなっている。

ちなみに、ゲームでは部下からは主に「元就様」と呼ばれているが、アニメでは「毛利様」呼びとなっている。

+ 『3』以降の性能 バトルコンセプト:『策をもって、戦を手中におさめろ!』
日輪好きが高じてソーラレイ終の手「照」という固有技が追加。
他、捨て駒達による弓矢攻撃の命じ手「射」、自身の幻影を作る誘い手「幻」など、『X』からの逆輸入と思われる技も。
誘い手「幻」を使えば自分に攻撃が向かわなくなる上に、敵がガードしなくなる効果があり、設置の起点を作りやすい。
弾き手「壁」によるハメ技(通称「壁サンド」)も健在で、壁を攻撃で動かしてのリアルタイムでの調節が可能に。
このため敵大将には滅法強く、重量級に対しても禁じ手「縛」と合わせたハメ技(通称・壁縛)で封殺できる。
固有装具の設置の持続時間2倍、及び設置中のスーパーアーマー付与の効果も強力。

ただし弱点も多く、雑魚戦や対陣大将が苦手で、機動力も低い(ダッシュより速いダッシュジャンプでカバー可能)。
終の手「照」の威力が低すぎる、封じ手「懐」は隙が大きくダメージで簡単に解除される等、固有奥義の性能が軒並み低いのも痛い。
『X』で猛威をふるった足軽呼びが死に技になっているあたり、本当に『X』へのあてつけなのかもしれない
相手を問わず大暴れできる上位陣と比較して、下位キャラクターに落ちる弱体化を受けた事は間違い無い。
103歳なのに無茶するから…
「我は時を乗り越えてきた」結果がこれだよ!!

しかし『宴』で敵のガードがかなり固くなった中、「幻」のお陰で元就は容易に攻められる。
火力増強系アイテムが充実し、専用装具が一枠に納まった恩恵も大きく、相対的に元就の強さは上がっている。
分割した輪刀を回転させて切り刻む抜き手「裂」に吸引効果が付き、雑魚戦が幾分楽になったのも大きい。
足軽呼びは相変らずの死に技ではあるが。

お楽しみ武器は開店祝いなどに飾られる花輪。
真っ赤なピエロ風の第二衣装と併用すれば、見事なシリアスブレイカーに。

『4』では設置技の性能にテコ入れが加わった。
ステージ隅での壁を使ったハメがやりやすくなる、前述の壁縛コンボからそのまま壁サンドに移行するようになる等、強化点が嬉しい。
モーションが短く使い勝手のいい挑発が更に強化される銘「無頼」との相性もピカイチで、
弓兵を盾にするなどしてから敵の周囲で挑発ダッシュキャンセルを繰り返す事で、BASARAゲージと解放ゲージをガンガン回収する事ができる。

+ 『3』での元就
舞台が関ヶ原*3に限定され、史実通りに織田信長豊臣秀吉といったボスキャラクターまでもがリストラされた(と思いきや信長は健在だった)中、
孫達を押しのけて長曾我部元親と共に当然の如く続投。これが人気補正というやつか…
冷静に状況を見極め、豊臣軍に従わず戦わず息を潜めて耐える道を選んだ結果、徳川軍や石田軍と並ぶほどの力を付けた強国となった。

徳川の軍勢に見せかけた長曾我部領の襲撃を立案(命令を出したのは大谷吉継、実行者は黒田官兵衛)。
その上で平気な顔で元親と同盟を結んだり西軍に付くように進言したりと、
西軍側であるが石田三成らを利用しているだけの黒幕ポジションであり、『3』のラスボスはこいつとも言われている。
史実で孫の毛利輝元が西軍の総大将だった事もあってか、「関ヶ原の戦い・謀略」では彼が総大将。
今までのラスボス的な方々はほぼ人外だったので、103歳まで生きている元就がその枠に入ったと噂されている

ストーリー中では非情な性格がより一層強化された。でも肝心の性能は非情にも弱体化
赤ルートでは義理の孫、小早川秀秋も容赦なくぶちのめした。内訳はビンタ三回+倒れた所で体の上を歩かれる。おじいちゃん!孫の上を歩かないで!
その後もしこたまボコられ「Q:自分の役目は何だか思い出したか?」「A:ぼくは駒です!」と泣きながら謝る羽目になる。*4
一方で大谷吉継とは互いの武運を願い合うなど、大谷曰く同胞(はらから)としての微かな友情めいたものが芽生えた。
…ように見えたが、直後に大谷が家康に敗れると家康を不幸にしてくれと懇願する大谷を「それがどうした?」と速攻で見捨てた
更に今まで自称だと思われていた「日輪の申し子」も赤ルートENDで真実だった事が判明。
「我が呪いを背負って生き続けよ」と気合入れて呪いかけたらあっさり日輪で解呪されて、
都合のいい部分だけ「言われなくてもそのつもり」にされた大谷さんはマジ泣いても良い。

青ルートでは元親と同盟を結んだ後、援軍を送らずに散々西軍を消耗させた挙句に反旗を翻す。
三成の心を踏みにじった元就に対して、大谷は「殺したいと思うほど人を憎んだのはぬし一人だけだ」とマジギレ。
最後に残った元親も、元就の術中に嵌り親友である家康を手に掛けてしまった事を理解して心を折られ、失意の内に死亡。
元親を心配していた三成を含め、意のままに絆をズタズタにして天下統一を果たすという、『3』の元就の冷徹さを象徴するルートとなっている。

「耐えよ……これしきの傷、どうとでもなる。
 手駒の血で大地をしどどに濡らそうと…我が一手にて追いつめるのみ!」

+ …元就です。
BSR48総選挙での公約は「日ノ本に相応しきは日輪信仰のみぞ…!」
様々なポスターが立ち並ぶ中、一人だけ地味なポスター。
元就よ、それでいいのか…?
頑張れ元就!負けるな元就!なってたまるかサンデーに!

+ 『4』での元就(ネタバレ注意)
表向きは足利義輝の配下に付きつつも、毛利家の天下とする機会を窺っている。
その為、足利家のホームステージの一つ「応仁の跡 走伝」でも配下として登場する。

…が。『3』でとことんシリアスだった反動か、本人は真面目なのにどこか笑える立ち位置に回帰。
ホームステージの厳島で鶴姫と天候合戦を繰り広げる
(「照らしたまえ、日輪よ!」と言って快晴を呼び、最終的に略して「てらたま、輪!」と言い続ける姿はなんともシュール)。
その鶴姫に「卑弥呼」を名乗って御神託を与えて意のままに操ろうとする。テレパシー使えたんですか元就様
元親の要塞を奪取して改造(その名も「復活!わくわく日輪ランド」「浮遊要塞 天空日輪」)し、その頂上に設置した鳥居の上に乗って進軍
大鏡を利用した日照攻撃はパワーアップした結果、最早ギガフレアと化した(そして肝心の威力は雑魚兵の攻撃にも劣る程度で雀の涙)
そしてザビー教ステージでは後述のサンデー毛利として登場。
トドメにお楽しみ武器が巨大なドーナツで第二衣装がとんがり帽子の黒い魔女コスチュームという素晴らしいギャグっぷり。
ああ元就よ、何処へ行く。

+ 黒歴史
「我が名はサンデー毛利! 跪くがいい!」

ストーリーによっては胡散臭い南蛮人のザビーを教祖とする「ザビー教」に兵士達と共に入信し、
愛に目覚めた愛の伝道師「サンデー毛利」と改名している。
何だかサンデーになっている時の方が幸せそうな気もする。
しかしサンデーになってからも「神の名のもとに敵を滅ぼすのも悪くはないぞ」「夫婦共々畑の肥やしになるがいい」
等という物騒な発言をしており、愛というものを本当に理解しているかは不明である。

あんまりにも本来のキャラと違うからか、小説版ではサンデー毛利にはなるものの性格は変わっておらず、
乱世に於いて無視できない勢力となったザビー教の軍事力を利用する為に入信した事になっている。

「この扉を開けてはならぬ! 我が名はサンデー! …違う!!毛利元就!
 れっきとした、日輪の申し子なり!」

『3』でのストーリーモードでザビー教の信者である大友宗麟との戦いになると、
ファンの予想通りステージ開始イベントで上述のサンデー毛利に戻りなりかける始末(その上、このステージの彼は必死。本当に必死)。
どうやら『3』の元就はザビー教に入信してたらしい。それも、利用していたにすぎない小説版準拠ではなく素でザビーに心酔していたゲーム版準拠で
「この感情はならぬ……我は流されることを拒否する!!」

そして『宴』の宗麟ストーリーにてめでたくサンデー毛利が再誕。
『4』では宗麟共々、夜の大友ステージのボスの一角を務める。
『2』当時はモデリングの関係で見せる事の無かったさわやかな笑顔を思う存分披露。
心の底から幸せそうなボイスとノリノリなダンスで愛の使徒ライフを謳歌している。

+ ファンからの扱い
特徴的な兜の形と色が緑という事から、プレイヤーからは「オクラ」呼ばわりされている。
+ その他のあだ名
同じ理由で『X』ではカラーパレット次第で「唐辛子」とかバナナとも
(この兜は、史実では竹中半兵衛が被っていた物で、実物は少し短い)。
実際放置していると「ふむ…呼吸を忘れておった」と呟くため、光合成疑惑があるとかないとか。
え?植物だって呼吸はしてるって?聞こえんなぁ~
他、捨て駒(元就ファンの通称)からは「元就様」、前述のザビー教関連で「サンデー」と呼ばれている。
『2』の自由合戦「最北端一揆勃発」で「米が無いなら麦を食べれば良かろう」と言った事から、「ナリー・アントワネット」とも
(元ネタほど無茶な発言ではない、というか実際に米を年貢としてほとんど納めていた場合、
 代わりに麦など別の物を食べるのが一般的なのでむしろ当たり前の話である)。

NPCである敵武将として登場した『1』から人気の高いキャラで、新作が出る度に着実に順位を上げている。
殴り合いよりも設置技を用いて敵AIをハメ殺す事を重視するという無双ゲーにおいて異色なキャラ性能に始まり、
分割する輪刀及び自身を回転させる演舞の様な美しい攻撃モーション、中原茂氏による名演技、
ストーリー中で見せる為政者としての冷徹さ、それ以上にブレない日輪への確固たる信仰、
兜とは逆に男性キャラの中ではかなり低い身長、膨らんでカボチャパンツのようにも見える衣装、
説明不要の伝説のタクティシャン・サンデー毛利でギャグ要素もバッチリ、とあらゆる面でファンの心を鷲掴みにしている。

『英雄外伝』では遂にベスト3に名を連ねた。敵対関係の長曾我部元親も同様に人気が高く、
英雄対決ランキング(早い話が名ライバルランキング)では、伊達政宗&真田幸村に次いで常連2位をキープしている
その為かセットで扱われる事も多く、二次創作でもよく見受けられる。
そして公式でも、アニメDVDの特典映像にて二人仲良く主役の座を射止めた
グッズ等も多数出ており、『戦国BASARA』において伊達&真田に次ぐ人気と知名度を誇っていると言えよう。
え?どっかの誰かはどうしたって? お察し下さい


戦国BASARA X』での性能

その性能を一言で表すなら「大会使用禁止級キャラクター」
「相手が毛利を使ったら、それは『(さっさと終わらせて)飯食いに行こうぜ』の合図」とまで言われるほど。

キャラコンセプトは、トラップを張り巡らせる設置系キャラとしての色合いが強い。
ただし設置技以外にも、
  • 最強クラスの判定とリーチを持ち隙が無い牽制技、一部キャラはこれだけで地上戦が終わってしまうことすらある2B
  • 最強クラスの判定を持ち、発生が早く隙が無い対空技、2Bを嫌がって飛んだ相手を叩き落とす5B
  • 前方から真上までをカバーする非常に広い判定を持ち、上半身無敵で空中の相手に無法な強さを誇るエリアル攻撃
  • エリアル攻撃と同モーション・ガードされても硬直差が-2Fしかないガードキャンセル
  • 当たると約5秒間援軍使用不能・コンボに組み込みやすい禁じ手「縛」
など強力な技が揃っており、設置特化というわけでもない。

+ 設置技について
  • 先の手「発」
地面に光柱を一つ設置し、再びコマンドを入力する事で起爆。ボタンによって設置距離を変える事ができる。

この光柱の爆発がなんとガード不能
持続も長い(10F)ため、ダウンした相手に重ねて設置→起爆するだけで詰みかねない。
相手は起き上がるタイミングをずらして抜けようとするが、元就側がタイミング合わせて起爆すれば問題無い。
一応バックステップの無敵で抜けるという手もあるがやはり難しい。
それどころかバックステップの無敵時間が発の持続より短いキャラもいるため、
それらのキャラは一度でもダウンしてしまうと試合全体に暗雲が立ち込める事になってしまう。

  • 弾き手「壁」・「壁 斜光」
空中に回転する光壁を設置する。「壁」なら縦に、「壁 斜光」なら斜めに設置する。

通常ヒット・壁はりつき等種類を問わず喰らい状態中の相手にのみヒットする。
ただし例外として相手が「縛」の効果を受けている状態のみ、喰らい状態以外でもヒットするようになる。
当たると壁の向きに応じた方向に相手を吹き飛ばす。吹き飛ばした相手に壁を当てて自分の方に引き寄せたり、
│→ ←│(矢印は相手が吹っ飛ぶ向き)のように設置すれば、原作のように相手を跳ね返す事ができる。

溜める事が可能であり、溜めると最大ヒット数が増える。
また、「壁」らしく相手の飛び道具を相殺するという性質も持つ。例えば溜めなしでも忠勝のファンネルを5発まで相殺可能。
空中で溜めている間は高度が維持されるため、これで時間を稼ぐことも可能。


+ 元就の援軍について

兵士「さすが元就様! そこに痺れる憧れるゥ!!
元就「何をしておるか… この役立たずどもめが……」
兵士「も、元就様…申し訳ございませ…ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

援軍は毛利軍兵士。
他のキャラと違い援軍を複数呼ぶ事ができ、レベルが上がる毎に呼び出せる兵士の数が増加する。
兵士は自分の攻撃を当てて飛び道具として飛ばす事が可能である。

全援軍の中でも使い勝手が非常に良い上、レベルの増加速度がダントツで、あっという間に100になる
(他キャラの約二倍の増加速度を持つ本多忠勝よりも10カウント以上早い)。
援軍ゲージの使用率も少なく、おまけに回復も非常に早い。
レベル100の状態で援軍を連発しているだけでも十分に勝ててしまう為、殆ど人間弾幕一人STG状態
更に呼び出した援軍兵士を自分で殴ってゲージ回収できるなどやりたい放題。「兵は投げ捨てるもの」とか本気で言いそうで困る。
一応、援軍兵士を自分で殴ると1体に付き援軍レベルが1下がるというデメリットがあるが、レベルの回復が早いので殆ど気にならない。
同キャラ対戦ではあらゆる方向から兵士が乱れ飛び、「俺のじゃなかった」と言い出してしまう事請け合いである。

他キャラと違い、コマンドによってで攻撃方法が変化する。
  • 令 槍兵前進
援軍ボタンを押す事で発動。
自分の背後から槍兵が走ってきて相手に突撃する。
この技のみ発動中は援軍ゲージにバツが付くので、他の兵士を呼ぶ事ができない。その代わり、この技はノーモーションで出せる。
単純に攻撃判定が強い上、攻撃判定が出てから2Fやられ判定が無い(つまり無敵)。
更に1Fから発生保証が付くため、ガードしながら援軍ボタンを連打していれば、連続ガードが途切れた瞬間に槍兵が走ってくる。
牽制、暴れ、固め、盾にして前進or後退、隙のフォロー、コンボパーツとあらゆる用途に使う事ができ、正に万能。
「先の手 発」と並んで毛利の壊れを象徴する技の一つ。
  • 令 弓兵前射 236+援
弓兵が現れ、火矢をまっすぐ発射。
大半のキャラのしゃがみに当たらないのであまり使われないが、ムックによるとガードさせて毛利側が22F有利
  • 令 弓兵上射 214+援
火矢を上空に放ち、放物線を描いて落ちてくる。
発と絡める事で、簡単に脱出困難なガー不起き攻めを仕掛ける事ができる。
  • 令 槍兵上昇 623+援
足元から槍兵が飛び出して攻撃する対空攻撃。
発生が早く、相手を浮かせる上受身不能時間も長い。コンボの要。
  • 令 槍兵降下 421+援
頭上から槍兵が降下する。中段。
  • 令 虚実設置 22+援
兵士が地面にトラップを設置。
その後、「惑い手 虚(22+強)」を発動する事で仕掛けた位置に瞬間移動。
立っていた場所には囮の兵士が登場する。
維持できる時間には制限があるなどで見る機会は少ないが、非常に長い無敵があったりする。

基本的には、援軍を絡めた「飛ばして落とす」スタイル。
地対地・地対空・空対地・空対空と、どの場面でも槍兵前進が機能するため非常に戦いやすい。

「発」により、ヒット・ガードを問わず槍兵前進が接触さえすれば、画面端まで運ぶ事は容易。
それを嫌がって飛んだ相手に対しては豊富な対空技や槍兵上昇で落とし、コンボを繋げて画面端へ。
地上牽制のための槍兵前進が対空技として機能する事も日常茶飯事。もちろん当たれば画面端へ。
画面端に運んだ後は、取り敢えず「縛」を当てる。
そこから吹き飛ばし攻撃を当てて永久パターンへ移行するか、ダウンさせてガード不能ループへ移行するかの二択
(二択と言っても元就側から見た択であり、相手はどちらが来るか分かろうが画面を眺めるしかない

+ ガード不能ループについて
画面端で「縛」を当ててダウンさせ、倒れた相手の上に「発」と「壁」を設置する。
相手はガードしても「発」が、ジャンプやバックステップをしても「壁」が当たるので、浮いた相手をまたエリアルコンボへ。
コンボからまた「縛」を当てて、倒れた相手の上に……という風に繰り返すループコンボの事。
ガード不能というかほとんど行動不能なので、やられる側は元就側のミスを待つしかない。
数回ループすると相手は気絶してしまうので、吹き飛ばし始動でスタイリッシュポイントも稼がれてしまう。
同時にゲージ回収も行えるため「縛」を連発でき、相手は援軍カウンターすらできないという非常に凶悪なループである。

強力なループを持つだけに飽き足らず、戦国フルマラソン2種・戦国横跳びを揃えるなどやりたい放題。
さらに、凄まじいダメージを与えつつゲージ回収まで行える独自の永パ「戦国ゴールイン」まで持っている。
これら永パも特段難しいという事はなく、むしろアドリブ力の高さからミスしてもフォローが利きやすい。

+ 『BASARAX』における永パの完成形「戦国ゴールイン」とは
毛利元就のみに許された、独自の永パ。
後述の動画で見られる「動かない永久」がこれである。

他の基礎三種目とされる「幅跳び」「フルマラソン」「宇宙旅行」はどれも欠点を持っている。
「フルマラソン」は地上にいるため体力を回復でき、なおかつ必殺技を組み込む事で火力が高くなりやすいが、
ブーストを使って往復し続けるという性質上、自分のゲージを回収する事ができない。
「宇宙旅行」は自分のゲージを回収できるが空中にいるので自分の体力を回復する事ができない。
「幅跳び」は両方の欠点を併せ持っている。

しかし、この戦国ゴールインは地上にいるため体力を回復でき、ブーストを使わないためゲージも回収可能、
ついでに必殺技を組み込んでいるためにダメージ効率も高く、即死に発展させやすいと、
基礎三種目の長所を全て兼ね備え、欠点を全て解消した永パとなっている。
この事から、戦国ゴールインは『戦国BASARAX』における「永パの完成形」とも呼称される。

ちなみに援軍を殴らない永パなので、援軍レベルも回復し続ける。
逆転性が高く、即死に発展させやすく、完走されれば毛利側の援軍とゲージがたっぷり補充された状態でスタートしてしまう。
何より、その場から全く動かない永パという見た目も凄まじい。
色々な意味で、まさしく最強の永パと言えるだろう。

現在では、
など様々な理由から、ダイヤグラムでは全キャラに対して7:3以上(一説には8:2以上)を付けている。
「(現在でも圧倒的なのに)まだ詰める箇所がある」「(他キャラにどんな永久が発見されようと)毛利一強は変わらない」等その評価は凄まじい。

対策らしい対策は無いが、勝つためには「毛利側の援軍レベルが低い内に1ラウンド目を取る」事が必須。
2ラウンド目には積極的に永パをしかけて毛利側に援軍カウンターを使わせ、さらに攻め込み永パで封殺するしかない。
……ないのだが、上述の通り単体でも非常に強力なのでそれすら難しいという有り様。
弱点を挙げるとすれば、ジャンプ攻撃の攻撃判定が下方向に伸びていないため、
ジャンプ攻撃からの空対地(相手が地上)はそこまで得意では無い点(空対空は強い)、
必殺技がどちらも先置きで相手の行動を制限させる性質のものであるため、
相手にグイグイ攻め立てられている状況下で(援軍無しでは)切り返しに使える技がガードキャンセルのみという点か。
こういった事から、毛利の数少ない負けパターンは、援軍が整っていない試合序盤に軽々しいジャンプからの対空技を喰らい、
そのまま近接戦でぐちゃぐちゃにかき乱される形。
そのため、例え伊達政宗でも上手く立ち回れば1ラウンド目を取る事は可能。

ただし、毛利の援軍レベルの上がり方の早さ、援軍到着後の毛利の強さは知れ渡っている関係上、
実戦では序盤から強引な攻めをしてくるのは相手の方からなのが大半のケースであり、
毛利はどっしりと地上に構えて、強力な地上技&ガーキャンで援軍レベルが上がるまでの時間を稼いでいけばいい、という構図になりがちなのが、
この「負けパターン」に繋がりづらい状況に拍車をかける。
このあたりも、弱点はあるのにそれが試合中に現れづらいという毛利の強みでもある。

実はどこぞの病人と同じく空中の喰らい判定が小さいため永パを受けにくく、座高も全キャラ1の低さ。
さらに忠勝のファンネルを溜めなしの壁で5発まで相殺可能、謙信に凍結させられても槍兵で簡単に解除可能、
元親の木騎援軍が当たり判定のせいでほとんど当たらない(立ち回りて使っても援軍攻撃がスカる)、
槍兵はしっかり援軍攻撃扱いなので当たる度に回復可能体力を削られる…等々、細かい部分まで一々高性能。
援軍無しの単体性能でも上位どころか最強クラスである事を踏まえると……。幾ら何でも、日輪のご加護を受けすぎである。

闘劇'10においてもガー不ハメ・フルマラソン・反復横跳びの戦国フルコースで会場を大いに沸かせ、見事に(?)優勝を果たした。

+ しかし……
圧倒的に強いオクラだが、使用者人口は多いのか?というとそうでもない。
これは「あまりに強すぎて飽きる」という強キャラとしての宿命とも言える理由が挙げられる。

また、お手軽強キャラと言っても初心者向きではない。
悪名高さから勝っても負けても白い目で見られるせいで、「キャラ愛が最も必要なのは毛利」という説もあるほど。
使い続けるには強靭な精神が必要とされるという点で、ジョジョでのを取り巻く状況を挙げられるが、
あちらはまだ花京院アンクアヴといった対抗馬がいる一方こちらは完全に1強状態の為より強靭な精神を求められる。

どれぐらい御加護を受けているかがよく分かるムービー。永久って動かなくてもできるんだね!

そして遂にノーゲージ永久が発見されてしまった

ガチ勢による詳細な解説
補足編


MUGENにおける毛利元就

+ ニート運送氏製作
  • ニート運送氏製作
援軍などもしっかり再現されている。
アクションゲームでの固有技"返し手「転」"が追加されており、対空技として機能している。
これが援軍が居ないと切り返しに乏しいという毛利の(数少ない)弱点を完全に補っており、
与えるダメージこそ少ないものの、より付け入るスキを無くし、その凶悪さに拍車を掛ける結果となっている。

さらにタッグ戦では、味方にも全ての攻撃が当たるという原作再現ぶり。
しかも、攻撃された味方には攻撃判定が付く上に多段ヒットまでするので、上手く吹き飛ばしてやると敵に大ダメージを与える事も可能。
原作だと1コンボのダメが低い為嬲り殺し状態になる事が多いが、補正が原作よりもかからないため、勝つときはテンポよく勝つようになっている。

また、追加要素として同じ人海戦術使いの春日舞織エルルゥに対して特殊イントロがある。
更に別の掛け合いでディズィーシェルミーリーゼロッテ・アッヒェンバッハなどを「不吉な女」呼ばわりしてファンの怒りを買ったとか買わないとか。
また、信長とも特殊イントロが……ってそれ別人ですよ。後にMUGEN入りした本人にも対応したけど。

原作ゲーで狂性能な割に、当初はトキペットショップに比べるとあまり大暴れしていなかった。
原作より設置爆破の受身不能時間が短くなっている事や、ヴァイタルソースが搭載されていない事、
デフォルトAIがいくらか有情なのが原因だろう。
タッグ戦で力を発揮できない事も大きい。

しかし、更新でAIが大幅に強化された。
コンボは若干ムラがあるものの、戦国フルマラソンを容赦なく行い、一撃発動可能状態であればマラソンからの一撃を決めてくる。
立ち回りも前にも増してえげつなくなり、並のキャラでは到底敵わないような強さになっている。
援軍が貯まる前はパーフェクトガードによるガン待ちで時間を稼ぎ、援軍が到着した瞬間槍兵突進とガー不設置による崩しで永久を狙ってくる。
援軍MAX開始なら凶中位~上位ランクのキャラと言える。

…だったのだが、その後の更新で更にAIが強化され、援軍MAXスタートならモヒトキに有利になった他、
とうとう上記の動かない永久(通称・戦国ゴールイン)までもが可能となった。
またスイッチ類が搭載され、AIによる永久やヴァイタルソースの使用可否も選択可能になった。
別に陸上しなくても生半可な相手は優秀な立ち回りと置き攻めの先の手「発」で封殺されてしまうのだが

その他、12Pにはザビー天使によるバリア、常時援軍ゲージ回復、喰らい中に槍兵が出せるなどの強化をされたサンデー毛利が搭載
このカラーだとセンチネルやボスモードゼノンなどに圧勝し、初期設定のバルバトスとも互角に戦える実力。狂ランクと言っていいだろう。

また、Casuga氏によってカラーパレットが公開されている。

+ 大会ネタバレ
+ (味方は)邪魔だ、消えよ
一撃BASARA技で敵味方問わず殲滅する様は、どことなく某味方殺しに定評のあるドラゴン娘を髣髴とさせる。
とはいえ、あくまで超必殺技のみが味方巻き込み攻撃な向こうとは違い、
平常時から味方を巻き込むオクラの方がずっと凶悪である事は間違いない。
マジで「味方は投げ捨てるもの」とでも言いたいのか、この智将は。

守ったら負ける-倍返しタッグトーナメントにて、
前のラウンドで恋するドラゴンの例の技を食らった事への報復とばかりに彼女ごとオーモーイーガーした。
また、特殊ルールのプチタッグトーナメント2【背中に気を付けろ】では、敵を使って味方へ88HITお見舞いする凶悪振りを発揮している。
そして、同じく世紀末一凶の男タッグを組んだ際は、
相方をコンボに組み込んで大ダメージをたたき出し、挙句「使えぬ駒」呼ばわりするなど傍若無人の振る舞いを見せていた。
しかし全体的には味方殺しが災いし、結果は原作ダイヤ最弱タッグと同順位。酷いレベルでバランスが取れているとはこの事か…。

…とまあ、観ているこっちは楽しめてもタッグ相手はたまったものではない。
更には(恐らく)ストーリー動画初登場の際にも、初っ端からうp主ごと殲滅するという暴挙をやってのけた。

+ 真のオクラの相棒(使える捨て駒)
鬼に金棒とは正にこの人間弾幕タッグである。
事実、この二人が組むと鬼畜タッグになる。というのも…。
  1. 舞織の固定砲台でオクラの味方殺し技が効きにくい事。
  2. コンボが繋げられる事(例:昇龍→オクラコンボ→姉さん)。
  3. ゲージを使わなくても勝てる

通称「日輪タッグ」。
キレイハナの援軍と味方殺し技の効きにくさで相性抜群。
学級崩壊タッグトーナメントイケメンパラダイスオラ式ファイナルヘブンにストレート勝ちを収めた。
…がアドベント閣下には逆にストレート負けをした。

戦国ゴールイン実装後、中々活躍する機会に恵まれなかったが、AILv最大禁止アークオンリーシングルトーナメントで遂に本領を発揮する。
初戦でいきなりナテルオ氏AIのAC+モードジャスティスと対戦するも、これを戦国ゴールインで撃沈。
援軍レベルが0開始なお陰でラウンドこそ取られるものの、上記のガー不、永パなどを駆使して予選を全勝で通過。
他のBASARAX勢が中々勝てずに苦戦するなか、別次元の強さを発揮していた。
そして決勝トーナメント準決勝にて、ナテルオ氏AIのAC+モードジャスティスと再戦、リベンジを果たされてしまう事となった。
その後の3位決定戦には勝利し、『BASARAX』最強キャラの面目は保った。
だがその後のエキシビジョンにてガン攻め高火力キャラに弱い事が発覚。アークゲーのヤバさを視聴者に再認識させる事となった。

余談だが、両腕を後ろに挙げて後光を受けるという独特な勝利ポーズが動画のコメントで Y と表記される事が多い。

+ pH10氏製作 オクラ
  • pH10氏製作 オクラ
夫氏の霊夢戦車を改変した、船に乗ったままで戦う元就。
砲門などどこにも見当たらないのにマスタースパークのようなものを放ったり、「兵など投げ捨てるもの」と言わんばかりにぶつけてみたり、
戦国最強から拝借した3way弾や長曾我部のオウムをも使い捨て、挙げ句にはスマイルビームもどきで一撃必殺とやりたい放題。
船が赤くなって突撃する技を出すとしばらく動けなくなる欠点はあるが、そんなものではちっともマイナスにならないほど強く、カオスである。


その他、こんな彼の戦術を真似た人形遣いがいるとかいないとか。


「数多(あまた)の手駒を失ったか…
 だが構わん、代わりは幾らでもいる…

      へ
    ιヘ \ 
      K>_ゞ/77/<> 、< 兵は使い捨てるもの。
      州゚д゚)/7'   <><>
     /7_∴iノ    <> <>
      /=l_)_)     <>
      ̄ L L 

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止
凍結
削除済み
非表示

オクラ

出演ストーリー

+ 一覧


*1
ちなみに史実の毛利元就は表に日輪・裏に月が描かれた金の扇を持っており、今でも博物館で展示されている。
戦の前に卜占を行った時、凶兆が出て兵士達に動揺が走ったが、この金扇の日輪を見せ動揺を鎮めたという逸話が残っている。
元就の乳母である杉大方が日輪信仰であった事から彼女を深く敬愛していた元就もそれに習い、毎朝日の出に向かって祈りを捧げていたと伝わっている。

*2
資料では嫡男の毛利隆元が若くして死んだ時、三日三晩泣き腫らし、まともに食事すら取れず憔悴し切ったという話がある。
更に非常に愛妻家であり、妻の妙玖が亡くなるまで側室を置かず夫婦円満であったという。
側室を一切置かないのは戦国時代ではかなり稀有な事である。

また、厳島の戦いで親友である弘中隆包と望まぬ戦いをする事となり討ち取ったが、その智勇と忠節を深く悼み、親族を手厚く遇し毛利家に登用・保護した。
毛利の繁栄のため婚姻・謀略・同盟と色々手段を講じてはいたが、別段冷酷非情というわけではなかったりする。

*3
史実での「関ヶ原の戦い」では西軍の名目上の大将は彼の孫、毛利輝元。元就が関ヶ原まで生きていたら満103歳である。
ムービーにて披露した台詞は「我は時を乗り越えてきた」…苦境の時とか試練の時という意味だろうが、幾らなんでも超え過ぎである。
ただし、大谷吉継が「ぬしも若きであったか」と言っているので、『BASARA』の元就はまだ若年らしい。
まあ、彼に限らず『BASARA』の登場キャラは年齢を無視しているし、史実では関ヶ原時点で既に死んでいるキャラは他にも多いので
(例えば『3』初出キャラである鶴姫からして史実では既に死んでいる)、
今に始まった事ではないのだが、やはり100歳オーバーというのはインパクトが…。

*4
ただ、この時の秀秋は唆されてこっそり毛利を裏切ろうかなんて考えて、元就軍に対して兵を展開していたので殴られてもしょうがない。
それでもやっぱり関ヶ原で史実通り、でも「元就爺ちゃんと三成に毎度毎度殴られていたから」とか言う情けない理由で西軍を裏切ろうとして、
結果普段荒げない語気を荒げ、本気で元就を怒らせてしまう。

もっとも裏切った理由は、
  • 「役に立つ為に死ね、役に立たないなら死ね。貴様は我が駒に過ぎんとのたまう義祖父」(挙句に上記の虐待)
  • 「情緒不安定で普段から苛つき不良のような石田三成」(イベントで秀秋を納刀した刀で叩きまくりながら罵倒&脅迫三昧)
  • 「怪しげな術を使い、望みは人類の不幸とか言っちゃう大谷吉継」
  • 「口調は穏やかだが実は一番ドSな天海」
…むしろ普通の人間なら逃げて当然であろう。
凄惨な小早川イジメの実態

+ ところがどっこい…?
『3」の外伝とも言える『3宴』の日本統一モードでは、条件を満たすと、「秀秋に「西軍」を裏切る様言い含める元就」という会話イベントを見る事ができる。
これが何を意味するのかはプレイヤーの解釈に委ねられてはいるのだが、
仮に東軍が勝てば秀秋の口添えによりお家取り潰しは避けられ、
逆に西軍が勝てば秀秋を裏切り物として処罰しつつ勝利できると言う、
どっちに転んでも最悪の事態を避けられる状態東西両軍大将に知られる事なく自身を置いていると言う事だけは言える。

やっぱりこの人がラスボスなんじゃ…。
まぁ真田家もやってるんですがね(父・昌幸と次男・信繁(幸村)が西軍、長男・信之が東軍についている)。


最終更新:2023年07月06日 13:16