ゴジラ


もし…水爆実験が続けて行われるとしたら…
あの、ゴジラの同類がまた…
世界のどこかに現れてくるかもしれない……


1954年に公開され以降シリーズ展開をした日本初の特撮怪獣映画及び、その主役怪獣
世界的にその後のSF映画史に多大な影響を与えた作品である。
その影響たるや、架空のキャラでありながら映画界隈で貢献した人物の名が刻まれるハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に載る程。
別名「水爆大怪獣」であり「怪獣王」異名を持つ。
MUGENでも登場するウルトラマン仮面ライダーと同様に、日本の特撮作品を代表する看板キャラクターである。

太古の生物の生き残りが度重なる水爆実験の影響で目を覚ました、あるいは放射能を浴びた事で変異して誕生したなど、
作品により違いはあるが、多くでその出自には「核」が大きく関わっている。
また一説によれば「第二次世界大戦で死んだ兵士達の怨念」でもあるという。
核の脅威のメタファーであると共に、人間に対する怒りと憎悪の化身なのだ。

黒みがかった巨体に長い尾、大きな背ビレが特徴。
この背ビレを発光させると同時に口から放射能を含んだ火炎を放つ。
この火炎の呼称は「白熱光」「放射能火炎」「放射熱線」など複数存在する。
作品ごとに描写は違い、後の方の作品では光線状に描かれる事が多い。
平成のシリーズでは威力を増大させたものを一時的に放つ事もある。
また、作品によってはこれを推進力として飛行した事も。

非常に生命力が高く、戦車や戦闘機といった通常兵器の攻撃は全くと言っていいほど通用しない。
そればかりか、オーバーテクノロジーを用いた架空の兵器ですらゴジラ打倒を成し遂げたものは少数である。
平成シリーズでは火口に落下してもある程度時間が経ってから再び姿を現したり、マグマを泳いで移動するなどの行動も見せている。
数少ない弱点は「低温」であり、一部作品で氷に閉じ込められたり無理やり冷やされたりして活動を停止しているが、
死亡するまでには至っておらず、やはり異常という他ない。
明確に死亡したと取れる描写があるのは第1作と『ゴジラVSデストロイア』『怪獣惑星』の3作のみである。

+ 以下シリーズの歴史・ゴジラの設定等

昭和シリーズ

1954年、太平洋で原因不明の連続船舶沈没事故が発生、
沈没地点に近い「大戸島」へ調査へ向かった人間達の前に身長50メートルほどの巨大な怪獣が姿を現した。
この怪獣こそ沈没事故の張本人であり、島の伝説に伝わる怪物の名を取り「ゴジラ(呉爾羅)」と名付けられた。
やがてゴジラは二度に渡り東京に上陸し、自衛隊の攻撃をものともせず蹂躙。破壊の限りを尽くして人々を恐怖に陥れた。
しかしその後、芹沢博士が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって絶命した
(ちなみに芹沢博士役の平田昭彦氏は後に『ウルトラマン』でゼットンを倒した無重力弾を開発する岩本博士を演じている・・・・すごい漢だ。)。
昭和シリーズはこの第1作から幾つかの分岐によって物語が形成されている。
尚、この段階では突然変異などではなく、水爆実験で海底の棲家を追われただけ、という設定になっている。素の体格でこれか。
その為人類の身勝手によって目覚めさせられ、身勝手に葬られる悲劇的存在でもあった。
作中においても「何故ゴジラを殺す事ばかり考えるんだ」と嘆く人物も存在している。
……まぁ、単にゴジラを哀れむというよりもゴジラの生命力に着目して「貴重な研究対象として生かしておくべき」という、後の悲劇にも繋がる思想なのだが。

翌年作られた第2作目『ゴジラの逆襲』では2体目のゴジラが現れ、
同じく放射能の影響で恐竜から変異した怪獣アンギラスとの死闘を大阪で繰り広げた。
それ以降はゴジラと他の怪獣との戦いを描いたものが主流になり、
アメリカのキングコング(円谷英二は1933年の『キング・コング』に影響され、特撮監督を志した)との戦いを初めとして、
蛾の怪獣モスラや翼竜プテラノドンの怪獣ラドンといった、かつてゴジラと同様に単独作品で登場した怪獣とも対決したり、
これ以降も3つ首の宇宙超怪獣キングギドラ、サイボーグ怪獣ガイガン
ゴジラを模した怪獣ロボット・メカゴジラなどといった個性豊かなライバル怪獣達が登場した。
またこの頃に『ウルトラマン』では「えりまき恐竜ジラース」としてウルトラマンとの密かな共演を果たしていたりする。
…………まあウルトラマンは容赦なく襟巻きを引剥がしたけどな!

初期の頃こそ「人類の脅威たる存在」というイメージだったが
『三大怪獣 地球最大の決戦』では人間から攻撃されている事に愚痴をこぼす、
(といっても小美人が鳴き声を翻訳したもので、実際に喋ってはいない)
『怪獣大戦争』では当時流行っていた『おそ松くん』のイヤミの「シェー」を真似たり…
といった人間じみた仕草を見せた事も。
ゴジラの子供ミニラもこの頃に登場した。
そして恐ろしい怪物であったゴジラは、一つのキャラクターとして支持されていく事となり
映画の中でも「ゴジラと人類の対立」以上に「新たな敵の怪獣と、それに立ち向かうゴジラ」という構図が強くなっていく。

その事もあって『ゴジラ対ヘドラ』以降は人類と対決する場面が減り、やがて完全な善玉怪獣となっていくのだが
「ゴジラが人類への怒りを体現した存在という点を無視している」「ストーリーが子供向けになりすぎている」
などといった理由からこの頃の作品を嫌うファンも少なくない。
特に酷評されているものとして『オール怪獣大進撃』『ゴジラ対メガロ』(予算やスケジュールの都合が悪かったとはいえ)などがある。
とはいえ、この「正義のゴジラ」と戦った怪獣には正義に対する悪役の魅力のある怪獣も多く、
今なお人気のあるメカゴジラやガイガン、ヘドラなどが生まれたのがこの時期であるのもまた事実である。
またゴジラのヒーロー化には当時の観客から、
「人間のせいで暴れているゴジラが一方的に悪者としてやられるのはあまりにも可哀想だ」という意見が多数寄せられていた事や、
第一作にて被害者であるゴジラをオキシジェンデストロイヤーで残酷に殺してしまった事への後悔を、スタッフ達の側も抱えていたのも影響していたとの事。

また、東宝が製作した巨大ヒーローもの特撮番組『流星人間ゾーン』では、
正義の怪獣として主役ヒーローのゾーンファイターと共に敵の怪獣と戦っている。
この時期のゴジラは割と軽快な動きが多く、跳ねるようなステップで連続パンチなどといった技も披露している。

1970年代半ばからはオイルショックの影響により特撮作品全般が大きな打撃を受けた事や、
怪獣よりヒーロー系のキャラクターに人気が集中していた事もあって、他の怪獣映画と同様に観客動員数は次第に減少傾向に。
1975年『メカゴジラの逆襲』を最後にゴジラはスクリーンからしばらく姿を消す事となり、昭和シリーズの終焉を迎えた。

平成VSシリーズ

それから9年後の1984年、『ゴジラ(1984年版)』が公開される。
この作品も第1作目の直接の続編だが、それから30年間の昭和シリーズの出来事は起こっていないという設定。
ビルの高層化が進んだため、本作のゴジラは身長80m、体重5万トンにスケールアップ。
「人々にとっての恐怖の存在」への回帰が図られている。東京を蹂躙したが、ラストでは誘導電波によって三原山に落下。

その後を描いた『ゴジラVSビオランテ』では三原山から復活したゴジラと
ゴジラとバラ(と沢口靖子)の細胞が融合した事で生まれたバイオ怪獣・ビオランテとの戦いが繰り広げられた。
ここから再び怪獣対決ものを展開した事で「平成VSシリーズ」が始まり、
キングギドラ、モスラ、メカゴジラ、ラドン、モゲラといった過去の人気怪獣も復活。
他にもモスラの因縁の宿敵バトラ、宇宙へ散ったG細胞と結晶生物が融合して生まれたスペースゴジラ
オキシジェンデストロイヤーの影響で復活した古代生物デストロイアといったオリジナル怪獣も今尚高い人気を持つ。

シリーズ7作目にあたる『ゴジラVSデストロイア』では体内の核エネルギーが暴走し、身体を赤く光らせた姿で登場、
この作品では常に赤い放射熱線を吐いており、クライマックスにいたっては放射と同時に背びれから強烈な閃光が放たれ、
熱線が直撃しなかった周囲でさえ激しく燃え上がるという演出は、VS世代の諸兄の記憶に大きく残るものとなった。
敵怪獣のデストロイアとの死闘を繰り広げ、そしてついに起こったメルトダウンで自ら溶解していき、最期を迎えたのだった。
怪獣王、その最強にして最期の姿

このシリーズ以降のゴジラは「火炎」の印象だった熱線が完全に「光線」となっており、昭和期より多用する傾向がある。
また、強化版として「ウラニウムハイパー熱線」「バーンスパイラル熱線」といったバリエーションが登場した他、
放射熱線を体内に逆流させて全身からエネルギーを発する「体内放射」という技をもっており、
巻き付いたビオランテの触手を焼き切る、キングギドラやモスラを吹き飛ばすなどといった威力の高さを見せ付けている。
ゴジラ以外も光線技のイメージが強くなりがちなVSシリーズだが、肉弾戦が苦手なわけでもなく、
キングギドラ、バトラ幼虫、メカゴジラ、デストロイア戦で格闘能力の高さも垣間見られる。

また、1996年学研の教育用ビデオ『すすめ!ゴジランド』の実写パートでは 坂東尚樹 氏、幼少の頃のアニメパートでは 三田ゆう子 女史が声を担当している。

ミレニアムシリーズ

1999年には『ゴジラ2000ミレニアム』で復活。
以降ミレニアムシリーズと呼ばれる形で基本的に一作完結のスタンスで展開された。通称「ミレゴジ」。
この中の一作である『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』においては、
「たとえ恐竜が放射能で突然変異したとしても、現代兵器の攻撃で殺せないわけがないという現実的な考えに基づき、
「ゴジラは太平洋戦争の犠牲者の怨念の集合体であり、一切の物理攻撃が通用しない」という存在になっている。
他にも放射熱線一発で巨大なキノコ雲を発生させる(それを見た登場人物が「原爆」と表現している)等、
ゴジラの生まれた経緯と存在意義を最も体現したとして高い評価を受けた。
この作品のみ平成『ガメラ』シリーズを手がけたスタッフによって製作されており、その面目躍如と言った所だろうか。
このシリーズでは放射熱線が「ゴジラの奥の手」のように扱われているのが特徴で、溜めが長くなっている他、長距離からの攻撃がよく見られる。
また、接近戦ではボディプレスを使った事も。
『FINAL WARS』においてはプロポーションが以前よりスリムになっており、ジャンプなどの素早い動きを頻繁に見せる。

以前のシリーズに比べてマニア向けの色が強くなった時期だったが、
娯楽が多様化して以前ほど子供が怪獣映画を求めなくなった事もあり、
VSシリーズほど興業的に振るう事はなかった。
そして第1作から丁度50年後の2004年を節目とし、『ゴジラ FINAL WARS』をもってそのシリーズに一旦の終止符を打った。

その後、映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の冒頭にてフルCGのゴジラが僅かな時間だが登場。
昭和の町並みを尻尾で吹き飛ばし、熱線を吐いて東京タワーを倒壊させた。
劇中では呼称されないが東宝が公認した正真正銘の「ゴジラ」とされている。
また2005年には『ウルトラマンマックス』で、アントラー登場回において、
玩具ではあるが「ゴジラvsガメラ」という、夢の対決が実現している。
ただし、本放送時のみという前提なのか、DVD等では削除されているが。

+ 平成末期・令和におけるゴジラ

映画『シン・ゴジラ』(2016年)


現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)。

2014年版ゴジラの大ヒットを受けて新作の製作発表が行われ、
2016年、『シン・ゴジラ』が公開された。
スタッフに『新世紀エヴァンゲリオン』等でお馴染みの庵野秀明氏や平成『ガメラ』シリーズの樋口真嗣氏らの起用、
シルエットは似通いつつも、旧来の日本版ゴジラとはある意味掛け離れた衝撃的なビジュアル、
更に着ぐるみ等造形物を一切使用しないフルCGによる表現等、
当初はファンから不安の声も上がっていたが、いざ公開されや否や瞬く間に大ヒットを飛ばす人気作となった。
本作のゴジラは身長118.5mとそれまでを凌ぐ大きさで、ともすれば歴代最凶とも言われる圧倒的な能力を持つ天災の如き完全生物として描かれている。
放射熱線もこのゴジラだけの特別仕様で、もちろん一度吐けばビルも兵器もひとたまりもないのはいつも通り。
耐久力に関しても自衛隊の総攻撃を歯牙にもかけず、劇中で痛撃を与えられたのは架空兵器(原型であるMOPは現実に存在するが)であるMOPIIのみ。
現実を基にした兵器でダメージが入るという点から、ファンの間では「歴代最弱では?」と侮られる事もあるが、
そもそもにしてMOPの時点で60mのコンクリートを貫くと言う超兵器であり、単純比較は難しいとはいえメカゴジラクラスの破壊力を有している。
そのMOPの強化型であるMOPIIでも倒せなかったという時点で、生命力の恐ろしさは推して知るべしである。

本作では東京湾に突如として出現。
当初は水蒸気爆発と思われたが巨大不明生物である事が発覚。
その巨体から上陸しても自重で潰れると想定されていたが、蒲田より上陸し、都内を蹂躙した。
徐々に体を第四形態まで進化させ、自衛隊の攻撃すら物ともしない想定外の存在に政府は対策に奔走する。
やがて米国からの情報により、水中に不法投棄された放射性物質を摂取、進化した未発見の生物である事が判明。
膨大な遺伝子情報を持ち、体内で核分裂を起こし「繁殖ではなく自己進化で環境に適応する」、地球上で最も進化した完全生物。
その出現を予期していた牧教授は、故郷である大戸島の荒ぶる神「呉爾羅」になぞらえ、その生物をゴジラと名付けた。

ちなみにシリーズとしては初めての54年版と全く設定を共有していない作品である。
制作現場ではやはりというか先に設定リセットに成功していたライバルが引き合いに出されていたとか。
先に言ったように、特技監督はあっちと同じ樋口さんだしね
ただし、それまでの日本版シリーズのオマージュと思われる演出などは随所に見られる。
また、本作では「円谷英二が生まれておらず、"怪獣"という概念が存在していない」設定となっており、
怪獣という単語がまったく使われておらず、ゴジラは「巨大不明生物」「完全生物」と呼称されている。
なお、スタッフが同じ『シン・ウルトラマン』に登場するゴメスは本作のゴジラのデザインが流用されている。
2023年には後述する山崎貴監督の推薦でモノクロ編集版となる『シン・ゴジラ:オルソ』が公開された。

「私は好きにした、君らも好きにしろ」

アニメ『GODZILLA』3部作(2017~2018年)

また、『シン・ゴジラ』で盛り上がる2016年8月には日本では初となる本格的なアニメーション作品が発表された。
3部作構成のシリーズであり、2017年に第1部『GODZILLA 怪獣惑星』、2018年に第2部『決戦機動増殖都市』と第3部『星を喰う者』が公開。
原案や脚本に『魔法少女まどか☆マギカ』などで知られる虚淵玄を起用した事も大きな反響を呼んだ。
詳細はゴジラ・アースの項目を参照。

本作のゴジラはシルエットこそ従来のものを踏襲しているが、その起源は「植物」とされており、
成長過程で多量の金属元素を取り込む事で突然変異した存在。体表は植物の根や樹皮、背鰭は柊の葉を思わせる形状をしている。
2030年の出現以来、作中の他怪獣達を遥かに上回る規模の被害を出しており、
死者にして数億人以上(他の怪獣達は数百万~一千万程度)、世界6大陸の内3つが壊滅状態の被害を出した。
大気圏内においても最大射程30kmを誇る「高加速荷電粒子ビーム」…即ち熱線と、
自身から形成される高周波電磁パルスによる「非対称性透過シールド」と驚異的な再生能力により、
40Mtの核出力でさえも仕留め得ぬ程の防御性能を武器とするが、
映画の前史小説『GODZILLA 怪獣黙示録』において
その最大の脅威は米空母の集団の「ど真ん中を真下から」穿った事からも窺える、その隠密性とも言われている。

肝心の映画の内容に関しては、良くも悪くも怪獣モノというよりSF且つ哲学的要素の強い作風であり人を選ぶものとなっているが、
これもまた新たなるゴジラ及び怪獣像に踏み込んだものである事には間違いないだろう。

TVアニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』(2021年)


抗えない未来《ゴジラ》を、覆せ。

令和では初めてとなるゴジラ作品にして、国内では初のTVアニメとして放送された。
ちなみに、シリーズでは初めてゴジラと核に関連性が持たされていない。
古びた洋館から発せられる謎の信号、そして電波怪獣ラドンを皮切りに次々と正体不明の生物…"怪獣"達が出現。
世界は"紅塵"によって赤く染まり始め、やがて最強怪獣・ゴジラがその姿を現し、驚異的な速度で進化を遂げてゆく。
とある孤高の科学者が残していった謎を解明し、今まさに訪れようとしている「破局」を止めるため、
天才的な頭脳を持つ「有川ユン」と「神野銘」、2人の主人公達が奔走する様を描いている。

脚本はSF作家の円城塔氏が担当。氏の作品の多くが難解な作風であることや劇場アニメ版の存在から放送前は不安視されていたが、
人間ドラマや謎解きが中心の作風となっており、各々で考察と議論を交わすファンの姿も見られた。
また、まさかの復活を遂げたジェットジャガーも話題となり、劇中での活躍ぶりから新たなファン層を獲得している。

映画『ゴジラ-1.0』(2023年)


生きて、抗え。

国産実写映画としては『シン・ゴジラ』以来7年ぶりにして令和時代初の作品
「-1.0」は「マイナスワン」と読む。
初代より前の時代である戦後間もない日本(1945~1947年)を舞台にしている。このため、『シン・ゴジラ』同様に初代との繋がりは一切無い。
監督・脚本は「西武園ゆうえんち」のアトラクション『ゴジラ・ザ・ライド』と上述のようにゴジラが客演した『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けた山崎貴氏。
山崎監督作品には賛否両論が激しい物があったり、上記した『シン・ゴジラ』の高評価からの次回作のハードルが上がっていたりと
(山崎監督本人も自虐ネタとして述べるほど)、
懸念の声も多くあったが、それらを覆すかの様に興行収入・評価共に高い記録を挙げている。
時代設定もあってか、旧大日本帝国海軍で活躍した艦船や陸軍の新型戦車とゴジラの対決が堪能できる何気に珍しい映画でもある上に、
中には初の実写映像化を果たした兵器も存在している。
また、2024年1月にモノクロ映像編集版『ゴジラ-1.0/C(マイナスワン/マイナスカラー)』も公開された。

全体的に不気味に描かれていた『シン・ゴジラ』等とは異なり、縄張りを侵した人間や、
攻撃を加えて来た兵器に対峙する際、視線や咆哮で明確な敵意が感じられるなど生物味溢れる行動が見られる。
また当初は恐竜然とした姿だったが、1946年に行われた水爆実験である「クロスロード作戦」にて、
大量の放射能を浴びた事で現在の姿へ変貌した過程が明確に描かれている。

なお、山崎監督は『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』の影響を受けていると公言しており、実際に描写のいくつかが似通っている。
余談ながら本作公開とほぼ同時期に『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『窓ぎわのトットちゃん』と、
第2次世界大戦~戦後間もない頃を描いた映画が立て続けに公開され、そのどれもが高評価を得ており、ニュースサイトでも取り上げられる状況になった。

+ 海外におけるゴジラ
海外においてもゴジラの人気は高く、アニメやコミックなど実写以外での媒体による様々なメディアミックスが展開されており、
映画化も一度1998年にされた他、2010年代には「モンスターバース」としてシェアード・ユニバース化もされている。
アメコミについてはアメコミのページのダークホースコミックの項目の『ゴジラとアメコミに関する補足』を参照。

TVアニメ『GODZILLA』(1978年)

1978年放送のハンナ・バーベラプロダクション制作のアニメ。
正義の怪獣王ゴジラが人類と協力し、様々な怪物と対決する。
本作のゴジラは身長約122mとVSシリーズ以前に100m超えを果たしており、
口から吐く火炎の他にも目からのビームを武器としている。
レギュラーとしてゴジラの甥の小怪獣のゴズーキー(飛膜があり空を飛べる)が登場する。

映画『GODZILLA』(1998年)

90年代に企画されていたハリウッド映画化作品。
しかしゴジラの描写などには日本と米国での「怪獣」に対する概念の違いが顕れており、
日本だけでなく海外のファンからも物議を醸した。
一応、「ゴジラとしてではなく普通のモンスター映画としてなら結構な名作」との意見もあるが、
正直フォローになっているのか微妙な所。詳しくはUSAゴジラのページを参照。

映画『GODZILLA ゴジラ』(2014年)

モンスターバース第1作で、ゴジラ生誕60周年である2014年に公開。監督はギャレス・エドワーズで通称「ギャレゴジ」。
映画作品としては2004年以来10年ぶりとなった。
『対ヘドラ』の監督である坂野義光氏を筆頭に過去に『ゴジラ』シリーズに携わったスタッフも日本から招聘されている。
2014年5月16日の米国公開では、週末興行収入200億円という大ヒットを叩きだした。
まさにキング・オブ・モンスターの帰還に相応しい幕開けだと言わざるを得ない

本作におけるゴジラは、地上の放射線が今よりも遥かに強かった太古の時代、生態系の頂点に君臨していた巨大両生類の末裔。
太平洋上の島(大戸島?)に伝わる伝説の竜になぞらえて「ゴジラ」と命名されたなど、初代を思わせる設定である。

大量絶滅期による放射能濃度の低下で海底奥深くへと逃れ、以後は地球の核に近い部分で生活していた。
しかし人類による世界各地での核実験や原子力潜水艦などによって(一説には、広島の原爆投下によって)目覚め、再び地上へ姿を現すようになった。
ビキニ環礁などで行われた過去の水爆実験は、全て地上へと現れてきたゴジラを倒すための攻撃であったと言う。
放射線を糧とする天敵種ムートー(Massive Unidentified Terrestrial Organism (未確認巨大陸生生命体)の覚醒に呼応し、
ゴジラもまたハワイ、サンフランシスコへと上陸、アメリカ軍を交えてムートーと壮絶な戦いを繰り広げる事になる。

このゴジラは身長108.2メートル、体重9万トンと当時最大のゴジラだったVSシリーズ(100メートル、6万トン)を凌ぎ、最大サイズを更新。
以降の作品でもより大きなゴジラが登場していく。
また、98年版とは違い本家同様に放射熱線を武器として使用する。
その際、背ビレが尻尾の方から徐々に発光していくという演出がされており、見応えあるものになっている。
しかし、体力を激しく消耗する諸刃の剣でもあるようで劇中では使用後に活動停止に陥っていた。

ムートーがハリウッド映画の典型的なクリーチャーとして描写されているのに対して、
ゴジラは時代の流れによるものか、人類には理解し得ない超越的な存在として描写されている。
例えばムートーは米軍の攻撃に反応したり、時には敵意を剥き出しにさえしたが、ゴジラはまったく意にも介さない。
しかしその巨体故に一度動けば津波が起き、建物は倒壊し、犠牲になった者も数多いため決して人類の味方でもない。
それらはまさに天災であり、文字通りの「神(GOD)」であった…と言えるだろう。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)

モンスターバース第3作で、ギャレゴジの続編となる作品。
2014年版から5年後を描いており、シリーズお馴染みのラドン、モスラ、そしてキングギドラも登場。
前作より怪獣描写と怪獣優生思想の狂人描写に重きを置いた作品となっている。
本作のゴジラは前作と同一個体だが背鰭の形がより日本版に近くなり、身長も119.8メートルに巨大化している。
また、モンスターバースにおける怪獣達は地球環境の守護者的存在である事も明かされた。
人類が地球環境を汚染するのであれば、文明ごと滅ぼそうとするのはコダラーシラリーと同様だが、
あちらと違い、ただ破壊をもたらすだけではなく、植物の成長を促進させて緑化したりといった環境再生能力も持っている。
逆に言えば人類が地球環境を過度に破壊しない限りは敵対する事は無く(凄まじい巨体なので動くだけでヤバイのは確かだが)、
モナーク(怪獣を監視・管理している組織)のプロパガンダを含めた誇張もあるのだろうが、
ある怪獣の排せつ物が「次世代のエネルギー資源になる(かも)」といったメリットも明示された。
それ故に宇宙から襲来し、地球環境を自らの都合の良いように作り変えようとするギドラとは激しく敵対する事になる。
+ ネタバレ
終盤で芹沢博士の命と引き換えの行為で膨大な核エネルギーを得て復活したが、
先の核エネルギーの吸収量が過剰だったために体内の炉心が臨界に達して爆発寸前となり、キングギドラに追い詰められてしまう。
だが、ギドラの攻撃で爆散したモスラの身体から放たれた粒子を吸収する形でモスラと同化して体内の余剰核エネルギーを制御し、
全身赤い灼熱を纏ったバーニングゴジラを彷彿とさせる形態「ヒートウォーク」と化した。
歩くだけで周囲の建築物を溶解させる程の熱気に加えて、体内放射はギドラですら防ぎ切れない範囲攻撃と化しており、
発射時にはモスラの鳴き声がオーバーラップし、体内放射がモスラの翅の形から周囲に拡散する演出が用いられている。

映画『ゴジラvsコング』(2021年)

モンスターバース及びギャレゴジの完結作品。
過去作と同一個体だが何故かそれまで歯牙にもかけていなかった人間を敵視する行動を取っており……?
また、本作では単なる最強の怪獣だけでない「怪獣王」の名に相応しく怪獣達の統治者としての顔も見せる。

+ 『超ゴジラ』、ゲーム作品でのゴジラ
アクションゲーム『超ゴジラ』では尾形博士にコントロールボックスを撃ち込まれて操作され、
後半にはキングギドラの細胞を取り込んで超ゴジラに突然変異する。
超ゴジラのデザインはスペースゴジラの基となったデザインで、オーラを纏った超パンチが使えるようになり、
熱線の他尻尾からは光弾、腹からは超ゴジラの顔をしたビームを発射する。

また、2015年8月には『シン・ゴジラ』公開を記念し、コラボ名義『ゴジラ対エヴァンゲリオン』として、
三式機龍共々『スーパーロボット大戦X-Ω』に期間限定参戦を果たした。
メインシナリオでは自軍部隊と激突する敵ではあるものの、イベントをクリアすれば自軍でも運用可能。

また、セガの無料オンラインゲーム『PSO2』でも2016年夏にシン・ゴジラの上映にコラボが開催された。

2019年11月には『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』とのコラボイベント『ゴジラ対シンフォギア』も開催。
そちらでもやはり敵としての登場だが、ゴジラなどの怪獣を模した「怪獣型ギア」が登場する。


対戦ゲームにおけるゴジラ

『ゴジラ』シリーズを題材としたゲームは幾つかリリースされているが、
中でもSFCで発売された格ゲー『ゴジラ 怪獣大決戦』は現在もなお根強いファンが多い。

本作のゴジラは外見、ポートレイトや技などから平成VSシリーズ版と判断できるが、ジャンプ等を行うため映画よりも軽快な印象を受ける。
まあ昭和シリーズでは身軽な動きも披露していたし、あまり違和感は無いが。
原作から考えて一応主人公的存在…という事になるのかもしれないが
その性能はスタンダードとは程遠い。
結論から言ってしまえば総じて性能が低めで弱キャラである。
  • 通常技の攻撃範囲が狭い(そのため接近戦が弱い)
  • 前作『ゴジラ爆闘烈伝』では尻尾で相手を打ち払う必殺技「ハンマーフック」に無敵時間があったが、本作には無敵時間が無い
  • 超必殺技「ウラニウム放射熱線」は無敵がない上に発生も非常に遅く見てからガード余裕(ゴジラ本体から迸る閃光のせいで出だしがはっきり分かる)。
    平成メカゴジラやモスラには特定の必殺技で無効化されてしまう
  • キングギドラのように連携に組み込めず、ガイガンのように威力も高くはないので投げ技のリターンが少ない
といった感じで…おい、誰だ?「怪獣王(笑)」なんて言った奴は?
一応、ハイパー放射熱線は他の怪獣の違って空中で撃っても本体が静止しないので空中でばらまけば相手の動きを抑制できたりするし、
他の熱線系の技も使いやすいので頑張れば勝てない事もないのだが。
弱体化した「ハンマーフック」も横へのリーチは長いのでいかにして苦手な接近戦に持ち込まれないかが重要である。


MUGENにおけるゴジラ

かつてよりSFCの『ゴジラ 怪獣大決戦』のゴジラをSUGIO氏が移植して作成したものが存在しており、
MUGENに数多く存在する怪獣達の大先輩なのだが、性能的には原作ゲームに多少アレンジを加えていた程度なので
SFC版『ウルトラマン』出身の、強力な性能を持つウルトラ怪獣達相手には歯が立たなかった。
???「やっぱ核食ってるようなのはダメだな!」
ちなみにこのゴジラがスーパーマリオ1-1に挑戦した動画が多くの動画サイトで公開されている(いた)ため、
そっちで知ってるという人も多いはず。

しかし、k氏によってこのゴジラに更なる改変が加えられ、ウルトラ怪獣をも倒せる狂クラスの性能へと強化された。
場合によってはゼットンさえ倒してしまうといえばその強さがよく分かるだろう。
また、これらの他にもmuu氏によって同じくSUGIO氏のものを改変した『怪獣大決戦』風のものも公開されている。
また、神キャラ版も公開されたが、大会動画使用禁止であるため注意されたし。

k氏改変版の強さからその認知度は一気に高まり、大会への出番も増えつつある。
『怪獣大決戦』仕様のmuu氏版はAIが有り並~強レベルの強さな事もあって、
並~強レベルの大会にはmuu氏版が出場する事が多い。
タッグ関連では核繋がりでかつこのストーリー動画から発祥した、
霊烏路空との組み合わせ(通称ゴジ空)が人気になるなど、現在は様々な動画で怪獣王の名に恥じない活躍をしている。

他にもゴジラ怪獣大決戦スプライトを使用したアレンジ等が多数存在するが、AIが無いものも多く動画使用頻度は低い。
しかし2020年6月公開のふりかけ氏製作のVSシリーズ版ゴジラは手描きで大き目のサイズのVSゴジラが、
重量感あるパワフルでダイナミックな動きを見せてくれるキャラであり、
デフォルトAIもあって見栄えもいいので今後の活躍に期待したい。
ランクとバランスの考えが薄いとの事で、大会に出すにはオプションの調整などを考える必要はあるが、
ストーリー動画に強いゴジラを出したいならオススメだろう。

「マグロ食ってる奴」や「ジラ」のあだ名呼びが多い1998年ハリウッド版についてはUSAゴジラのページを参照。
2017~2018年アニメ映画三部作版はゴジラ・アースのページを参照。

ゴジラ怪獣大決戦スプライト使用

+ SUGIO氏製作
  • SUGIO氏製作
原作のゲームを再現しているため、良くも悪くも平均的な性能をしており、決定力に乏しい。
あと、どういうわけかちびキャラ並に小さい。

このゴジラを巨大化させるパッチをAyustat氏が製作している。
このパッチを適用するとディスプレイネームが「KING GODZILLA」になる。
やはり大きい方が見栄えがいいのか、動画ではこちらの方を見かける事が多かった。
適用すると攻撃力と防御力が上昇しスーパーアーマーが追加され、必殺技の放射熱線はかなりの高威力を誇る……のだが、
位置が高いため、しゃがむだけで簡単に回避できてしまう。勿論、ちびキャラ相手にはまず当たらない。

+ k氏改変版
+ 狂キャラゴジラ
  • 狂キャラゴジラ
MUGENに存在するゴジラと言えばこれという人も多いだろう。
攻撃・防御力の向上、新技やハイパーアーマー搭載、一部SEの差し替えなどがされている。
あの邪神すら軽く沈めたり、場合によっては宇宙恐竜をも粉砕するその姿はファンを沸かせた。
正に「怪獣王」の名に相応しい(ちなみに現在は相手側の更新により両者を倒す事は難しくなっている)。

デフォルトのAIは搭載されていないが、Watch戦でも凶キャラ程度なら苦もなく沈める暴れっぷりを見せてくれる。
だがアーマー殺し技には無力で、それらの技を多用するキャラにはあっさり負けてしまう事がある。
また現在では、ガタノゾーアの製作者のmuu氏によって製作されたAIも公開されている。2012年5月の更新で本体の最新版に対応した。

また6Pと12Pは特殊カラーになっており、ただでさえ強い1Pよりもさらに性能が強化されている。
6Pカラーは『大怪獣総攻撃』版のゴジラ(通称GMKゴジラ)を意識したカラーになっている。
このカラーだと体力回復速度が通常の4倍になり、ゲージが自動で増加し、即死耐性が付くなどさらに強力な性能になる。
そして12Pカラーでは体力回復速度4倍だけでなく、攻撃・防御が2倍、常時ゲージMAX状態、即死耐性が付き(Rare Akumaのものを参考にしたらしい)、
体力が減ると自動的に発動する技「メルトダウン」で上記のアーマー殺しを持った怪獣でも簡単に返り討ちにしてしまう。
muu氏版AIを導入時にはスーパーメカ翡翠にも勝ててしまい、旧狂最上位や準神下位などと呼ばれるランクになる。…正に「怪獣王」
(大事な事なので二度言いました)。
他にもマンブルV2氏によって改変ゴジラの耐性修正パッチがMUGEN凶悪キャラアップローダpart3と氏のskydriveにて公開されている。
このパッチを適応する事で即死当身にも耐える事ができ、超即死やOTHKも高精度で無い限りは死なない等の耐性面で凶悪になっている。
しかし、神キャラが持つような即死攻撃であれば負ける事やアーマー殺し、即死当身の影響による削り攻撃で判定負けする事もある。

ちなみにバイトとしてキングギドラを雇っている。

またギマイラを作ったzektard氏によって超必殺技の時にバーニングゴジラになるパッチが公開された。
ただし現在の改変ゴジラは既にパッチが適用された状態で公開されているので、パッチを当てる必要は無い。
大幅に迫力が増した超必殺技

+ 大会ネタバレ
その狂クラスの強さを見込まれてか『強以上上限無しトーナメント【強~神クラス】』に出場。
神キャラの多数出場するこの大会でいい結果を残すのは難しいと思われたが、
個人で負けてもチームが勝てば先へ進めるなどの大会形式に助けられ、
途中で数回敗北しながらも後半まで生き残る事に成功。
そしてpart52では、両者1Pカラーで戦うというルールでガタノゾーアと対戦。
怪獣大戦争というに相応しい最強怪獣同士の壮絶な死闘を展開した。
見応えのある接戦でもあり怪獣ファンにとっては文句無しに名勝負だろう。

なおこの大会で改変ゴジラはかなりの上位まで残っているが、
ぶっちゃけ運や大会の形式による要素も大きくゴジラより下位のキャラの中にも、
ゴジラより強いキャラも多数いたりと、順位にそこまで意味は無い。
まあ名勝負が見れたからそれだけでいいよね。

+ ゴジラ改変についての余談
なお、k氏改変版の元となったゴジラは上にも書いたようにSUGIO氏制作であり、
そのSUGIO氏のサイトは現在は閉鎖されていて音信も不通で連絡を取る手段がないため、
正式に許可を取った上での改変ゴジラの公開は絶望的になっていた。
そして、その事を別の人に指摘された事で一時は改変ゴジラが削除され、二度と手に入る事はないかと思われていた時期があった。
しかし、ゴジラ主役のストーリー動画のページのコメントにSUGIO氏が直接改変許可のコメントを下さった。
それ以前に、SUGIO氏のサイトに改変許可が書いていたとの事で、これによりめでたく再公開の道筋ができ、10月17日にめでたく再公開された。

+ 肉弾戦ゴジラ
  • 肉弾戦ゴジラ
他にも熱線を使わずに格闘戦のみで戦う改変版(通称:肉弾戦ゴジラ)もk氏によって作られ公開されている。
こちらは2012年10月MUGENについて語るスレ用小物ロダでAIが公開された。
下記knゴジラと入れ替わる形で公開停止された。

+ knゴジラ
  • knゴジラ
基本はk氏自身の肉弾戦ゴジラをベースにしており、攻撃力を大幅に低下させ、逆にコンボ性能を向上させたもの。
それまであったハイパーアーマーが弱体化し、超秘発動中はアーマーが解除されるため一部の超秘投げも普通に通用する
(例:ゴッドルガールの『ギガンティック・プレッシャー』『ラストジャッジメント』など)
ゲージの自動上昇もオミットされた一方で、肉弾戦仕様で外されていた放射熱線や全身発光、ウラニウム熱線も再搭載している。
β版的なもののためAIは未搭載だが、小物ロダで製作者不明のAIが公開されている。
強さは普・強~凶未満を想定との事で、一般の大会でも出せる基準を予定しているらしい。
現段階では、遠距離主体やバランスの良い波動昇龍タイプ相手には苦戦を強いられるが、素体が肉弾戦仕様のため、近接タイプとの相性は良いようだ。

+ 昨今の余談
最近になってロリ巨乳な同族k氏によって製作発見された。
どういう事なの…

+ muu氏改変版 並~強キャラ
  • muu氏改変版 並~強キャラ
SUGIO氏のものを改変したゴジラで、怪獣大決戦風の性能になっている。
あくまで「風」との事だが、ダメージを受ける事で溜まる怒号ゲージとショックゲージを搭載し、
元ゲーに近い感覚でプレイできる。AIも搭載されており、しっかり動いて戦ってくれる。
強さは元ゲー準拠という事でやや控えめの性能に抑えられており、ランクとしては並キャラと強キャラの境目くらい。
普通キャラでも十分戦えるので、上記のk氏改変版だと強すぎて大会に出せないという時はこちらを使うといいだろう。

ハイパー放射熱線など遠距離攻撃が優秀なおかげで飛び道具を持たない相手には滅法強い。
中距離~遠距離ならば格上の相手とも充分に戦えて、たまに凶キャラからラウンドを取ったり、相性によっては勝つ事すらある。
ただ、レトロゲー故のシステム面での貧弱さなどは如何ともしがたく、
ゴジラ自身、発生の早い技や無敵技が乏しいので切り返しは苦手。
故にスピードが早いコンボ系のキャラだと何もできずにやられる事も多い。
また原作同様熱線の当たりにくい背の低いキャラ(低くないキャラでもしゃがまれると当たらない事が多い)は苦手としている。

+ 余談 飛び道具について
ゴジラに限らず、ゴジラ怪獣大決戦の原作再現キャラは優秀な光線系の飛び道具をもつ代わりに近接戦をやや苦手としているものが多い
(飛び道具を全く持たないアンギラスや近接戦闘主体のメガロやガイガンといった例外もいるが)。
中でもゴジラは近接格闘では殆どリターンがとれないため特に苦手であり、これらの優秀な飛び道具が生命線となっている。

  • 放射火炎
近~中距離を攻撃可能。
持続時間が長く、発射角度を自由に調整できる。削りによるダメージも大きい。
  • ハイパー放射熱線
遠距離まで届く熱線。
ジャンプしながら撃つ事もでき、そうすると空中に広くばらまかれて簡易的な弾幕になる。
この手のビーム系の技にしては割とゆっくり飛んでいくので設置技のような働きをする事もあり、AI殺しの要素も持つ。
削りによるダメージはさほどではないため、メカゴジラのように遠距離から相手を削り殺す事は難しい。

上記の2つと、尻尾を利用したハンマーフックで戦うのがゴジラの基本戦術となる。
また、怒号状態時のみ使える超必殺技・ウラニウム放射熱線もある。

  • ウラニウム放射熱線
クリーンヒットすれば5割以上の大ダメージを与える事ができる大技。
発射までの演出として本体と周辺が赤く発光し、その発光にも攻撃判定が発生する。
この発光に相手を巻き込む事ができれば確実に直撃させる事ができる。
しかし、発射までにとても長い隙がある技であり、距離があると人操作でもガードが余裕で間に合ってしまう。
ハイパー放射熱線と違ってジャンプしながら撃つ事もできないため単純な直線状の攻撃となり、相手によってはカスらせる事すら難しくなる。
そればかりか、発光中はアーマーも無敵もない完全な無防備であり、発射までに攻撃を受けるとあっさり潰されてしまう。
完全に刺されば逆境からの大逆転を狙える貴重な超必ではあるものの、総じて扱いが難しい技といえる。

ちなみにk氏版と比べてみると、イントロ動作が無くサイズが若干小さい点や、
画面下の怒号ゲージ(ゴジラの形をしている)やライフバー近くのショックゲージで区別できる。

+ 特異点氏製作 アレンジゴジラ
  • 特異点氏製作 アレンジゴジラ
ミレゴジを意識しており、緑がかった体色や赤紫の背ビレで区別できる。あと、勝ちポーズで飛ぶ。
高機動系とだけあって、動きが速くなっておりバックステップもできる。
キングギドラストライカーとしており、ゲージを消費して攻撃させる事が可能。
氏の高機動系の特徴として低火力だが、攻撃的なAIもあって強さも他の強ランクのゴジラと比べ中々のもの。
ストライカーの使用の有無の設定ができるが、他の制作キャラと違いカラー差は無く、完全に一般キャラ向けなので注意。

+ なだげつ氏製作 VSシリーズ版ゴジラ
  • なだげつ氏製作 VSシリーズ版ゴジラ
平成のVSシリーズ風に製作されたゴジラ。
2012年11月3日(ゴジラの誕生日)に怪獣スレ3の127で公開された。
体色が灰色っぽくなっていたり、技もVSシリーズのものを採用している。
イントロではゼットンキングギドラハウザーディアブロ、そしてゾフィーなどの強敵を投げ飛ばす姿が見れる。
AIは未搭載だが、2020年11月3日にカーベィ氏によって外部AIが公開された。

+ くねくね氏製作 アレンジゴジラ(並~強キャラ)
  • くねくね氏製作 アレンジゴジラ(並~強キャラ)
大怪獣決戦を現代格ゲー風にアレンジして作られたゴジラ。
ガードキャンセルや緊急回避など、特殊な動作がある。
DLは以下の解説動画から。
ホルン氏がAIパッチを公開している

+ 製作者不明 ゴジラ2000(並~強キャラ)
  • 製作者不明 ゴジラ2000(並~強キャラ)
SUGIO氏のゴジラを「2000」~「機龍」のイメージで改変したゴジラ。
怪獣スレ3の277で公開されていたのだが、データが置かれていたyahoo!ボックスがサービスを終了しているため、
現在は弾丸マックス氏によって代理公開されている。

体色が緑色になっており、通常立ちの画像が平成ゴジラの画像になっている他、
技も平成ゴジラの技が搭載されている。
ボディプレスには背鰭にも攻撃判定があり、対空としても機能するため
波動コマンドで飛び道具、昇龍コマンドで対空技、竜巻コマンドで突進技、連打コマンドで当身技が出る
スタンダードな技構成で、機動力も特異点氏版には及ばないが高く、ブロッキングも搭載されている。
ミッドナイトブリスレイ服切り裂かれにも対応している。誰得
怒号ゲージは搭載しているがゲージをショックゲージ代わりに使っており、しかも相手に対しても、
攻撃が当たればゲージを上げ、ゲージMAXで気絶させるためゲジマユカラーやゲージ効率の高い相手だと妙な試合展開になる事も。
アレンジビオランテの公開と同時にショックゲージを搭載したが、連続発動する広範囲projectileで強引に相手をダウンさせるというこれまた癖が強い仕様。
AIもデフォルトで搭載されており、ライフが減るとブロッキングを自重しなくなる。

+ 愛茶氏製作 神キャラ版
  • 愛茶氏製作 神キャラ版
アンギラスの製作者である愛茶氏が製作した、神キャラ化されたゴジラ。
キャラ名は「破壊神 呉爾羅」となっている。現在は公開停止中である。
また、大会動画での使用は厳禁となっている。

+ snowwolf氏製作 ゴジラEX
  • snowwolf氏製作 ゴジラEX
ジェット・スティングレン等の制作者であるsnowwolf氏が製作した、アレンジ版ゴジラ。
『怪獣大決戦』のドットを使用しているが、技構成は高速で移動したり、リング状の熱線を雨あられと撃ったり、
拘束で突進して接触すると画面が暗転し、背後に通り抜けると相手が血を吹き出して倒れるという瞬獄殺北斗有情断迅拳を合わせたような技を使ったり、
敵を太陽に押し込んだりとやりたい放題。

+ 大会ネタバレ
第二次・怪獣達によるポイント制ランセレ大会』ではゴアと「熱凍」タッグで出場。
安定した試合運びで優勝した。

+ X星人氏製作 ブリザードゴジラ
  • X星人氏製作 ブリザードゴジラ
MUGEN関係ファイルうpろだのup0073で公開されていたゴジラ。
閉鎖後はロダ管理人が語るスレpart629にてバックアップを公開中(51-88.tar内のup0073)。
また、弾丸マックス氏の元でも代理公開されている。

ゴジラを地球侵攻最大の障害と認識したX星人が、入手したG細胞をベースに生み出したゴジラキラーであり、
そのためゴジラの弱点が低温である事を看破しており、冷凍に特化した能力を持っている設定である。
青い体色と、怒号ゲージと称して表示している小さいゴジラで区別できる。
名前の通り吹雪やツララなどの冷凍攻撃を出す。…どう見てもモスラの鱗粉だが、吹雪である。
至近距離で吠えると相手を気絶させる事ができ、自分も至近距離で挑発されると気絶するが、
気絶モーションの食らい判定が一コマしか設定されていないため、中々攻撃が当たらず試合が固まる事も。

+ 製作者不明 ゴーストゴジラ(強~凶キャラ)
  • 製作者不明 ゴーストゴジラ(強~凶キャラ)
MUGEN関係ファイルうpろだのup0008で公開されていたゴジラ。
同所の閉鎖後はバックアップにも入っておらず入手不可の状態が続いていたが、現在は弾丸マックス氏によって代理公開されている。

ちびキャラで半透明。あとなんか浮く。
残像を残してワープするが、本体も残像も透けているので非常に分かりづらい。

差し替え

+ 製作者不明 カラテゴジラ
  • 製作者不明 カラテゴジラ
アフロン氏の空手健児のスプライトをSUGIO氏のゴジラに入れ替えたキャラ。
音声もそのままなので中々シュールである。

MUGEN関係ファイルうpろだのup0041で公開されていたがロダが落ちていたため(現在は復旧済み)、
ロダ管理人がバックアップを公開中(0-50.tar内のup0041)。
また、弾丸マックス氏の元でも代理公開されている。

+ 64氏製作 世紀末覇王ゴジラ(並~強キャラ)
  • 64氏製作 世紀末覇王ゴジラ(並~強キャラ)
MUGEN関係ファイルうpろだのup0015でパッチ形式で公開されていたゴジラ。
閉鎖後はバックアップにも入っておらず入手不可の状態が続いていたが、現在は弾丸マックス氏の元で代理公開されている。
こちらはGONZO-氏のゼウスのスプライトをSUGIO氏のゴジラに差し替えたキャラで、何故かメガトンパンチで超ゴジラに変わる。
ただし、声は差し替えていないので出オチ感が漂う。

その他スプライト使用

+ カーベィ氏製作 GB版ゴジラ(並キャラ)
  • カーベィ氏製作 GB版ゴジラ(並キャラ)
GBの『ゴジラくん 怪獣大行進』のスプライトを使って作られたキャラで、最新版は2020年4月17日更新版。
GB版のゲームのスプライトを使用しているがその分サイズは4倍になっている。
また、登録するdefファイルによって海外版と日本版の姿を使い分ける事ができる。
技は小・中・大・のパンチの他、同ゲームのをストライカーとして使用できる。
長らくAIは未搭載だったが、2013年6月15日の更新で搭載された。

+ カーベィ氏製作 1973年版ゴジラ
  • カーベィ氏製作 1973年版ゴジラ
SUGIO氏のゴジラをベースに製作されたキャラ。
スプライトは『爆闘烈伝』の1973年版ゴジラ(通称「メガロゴジ」)が使われている。
通常技のモーションは改変元と同じだが、
『ゴジラ対メガロ』~『メカゴジラの逆襲』の時期のゴジラのイメージで作られており、
新技の追加や音声変更、及びAIやライフ等の調整が施されているため、
単なるガワ替えキャラというわけではない。

必殺技の「熱線」は改変元に比べて範囲が狭くなっているが、
『対メガロ』で見せた「重力無視キック」、『対メカゴジラ』で使用した相手を引き寄せる「磁力化」
が代わりに搭載されており、近距離中心で戦うメガロゴジらしい技構成になっている。

必殺技はどれも1ゲージ技で「必殺熱線」「木枯し紋次郎」「首折り」の三つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
また、defファイルの登録名を変えることで『メカゴジラの逆襲』版の姿(1975年)にすることもできる。

+ カーベィ氏製作 ジャイガンティス
  • カーベィ氏製作 ジャイガンティス
SUGIO氏のゴジラをベースに製作されたキャラ。
スプライトは『爆闘烈伝』の1955年版ゴジラ(通称「逆ゴジ」)が使われている。
通常技のモーションは改変元と同じだが、『ゴジラの逆襲』のゴジラのイメージで作られており、
新技の追加や音声変更、及びAIやライフ等の調整が施されているため、単なるガワ替えキャラというわけではない。
+ ジャイガンティスについて
ジャイガンティスとは海外版『ゴジラの逆襲』に登場する怪獣。
前作『ゴジラ』が海外でも人気となったため、その流れで『ゴジラの逆襲』についても海外版が制作され公開される流れになったのだが、
何と前作とバイヤーおよび配給会社が異なるために「Godzilla」の名称の仕様が使えない問題が発生。
また、前作でゴジラは死亡したのに続編で再登場するのは不自然に思われるという配給側の懸念から、
今作に登場する怪獣は「GIGANTIS(ジャイガンティス)」という名前の別怪獣であるというややこしい経緯で生まれた怪獣なのである。

必殺技はどれも1ゲージ技で「必殺熱線」「突撃」「必殺噛みつき」の三つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
また、defファイルの登録名を変えることで名前と大ポトレを日本版にすることもできる。

+ カーベィ氏製作 シン・ゴジラ
  • カーベィ氏製作 シン・ゴジラ
前述の『シン・ゴジラ』に登場する第四形態のゴジラ。
ふりかけ氏によって描かれたスプライトを使用して作られている。

巨大な尻尾を利用した範囲の広い攻撃を主とするのが特徴。
ハイパーアーマー持ちで相手の攻撃をものともせずに攻撃を行う。
「放射線流」や「体内放射」など劇中で見せた光線技も搭載されている。
必殺技は1ゲージ技の「必殺放射線流」「必殺体内放射」、そして2ゲージ技の「内閣総辞職ビーム」の三つ。
AIもデフォルトで搭載されている。

また、サメ竹輪氏によって改変された狂ランク版も公開されている。

余談だが、第二形態も他製作者によって製作されている。

+ カーベィ氏製作 走るゴジラ
  • カーベィ氏製作 走るゴジラ
ハリウッド映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』に登場するゴジラ。
2023年に公開された予告編にて走る姿が特徴的だとして話題になった。
『怪獣大決戦』等のイメージとはあまりにイメージの違う走り方だが、
実は昭和ゴジラも似たようなフォームで走ったことがあったりする。

同じくカーベィ氏によって製作されたびっくりゴロザウルスびっくりザラブと同じく、
BB素材を基にヌルヌルと動くのが特徴。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ Dr.T氏製作 アレンジ仕様(並~強キャラ)
  • Dr.T氏製作 アレンジ仕様(並~強キャラ)
Dr.T氏が製作したゴジラで、『ゴジラ爆闘烈伝』のスプライトを使用している。
尻尾攻撃には通常攻撃版とコマンド技版があり、コマンド技の方は相手を上に打ち上げる。
通常攻撃の尻尾攻撃にも2回ヒットするものや相手をダウンさせるものなどがあるので使い分けよう。
突進攻撃も相手に当たると止まるものと相手に当たっても進み続けるものがあるので使い分けたい。
コマンド技の熱線は斜め下や上への撃ち分けもできるが、飛び道具が飛ぶというよりは中距離まで届くビームに近い。
ゲージ技は1ゲージ消費の「Nuclear Pulse」と2ゲージ技の「Spiral Atomic Ray」がある。
「Nuclear Pulse」は体内放射のモーションで周囲の中距離を攻撃する技。
無敵も有り前後の広範囲を攻撃できるが遠くの相手には当たらない。
『Spiral Atomic Ray』は放射熱線で攻撃する技で、遠くまで届く上、
普通の相手には5割近い大ダメージを与えられる強力な技である。
どちらのゲージ技もエフェクトが派手なものにアレンジされており、中々見栄えのいい技に仕上がっている。

+ BaganSmashBros氏製作 BSBゴジラ(並~強キャラ)
  • BaganSmashBros氏製作 BSBゴジラ(並~強キャラ)
海外産のミレニアムゴジラ。3Dのモデルを2Dに落とし込んで作られていて、中々リアルな姿をしている。ただサイズは小さい。
AI起動用のコマンドと、AI記述と思われるcnsファイルも搭載されているがデフォルトではコメントアウトされていて、
コメントを外すとWINMUGEN及びMUGEN1.1ではエラーが出る。

2020年11月3日にカーベィ氏によって改変パッチが公開された。
適用するとサイズが大きくなったり技の性能や動作等がかなり一般キャラ寄りのものとなる。
AIも上記のAIの記述をベースに搭載されており、動画等で使用するならこちらの方がよいだろう。

+ k氏製作 超ゴジラ
  • k氏製作 超ゴジラ
『怪獣大決戦』のゴジラのスプライトを改変して、SFC『超ゴジラ』に登場した超ゴジラの姿にしたキャラ。
氏のワンドライブで公開されている。
氏の改変したゴジラ同様ハイパーアーマーや攻撃力の上昇がなされており、並のキャラでは歯が立たない。

+ zektard氏製作 ゴジラ2014
  • zektard氏製作 ゴジラ2014
上記2014年版のゴジラが、zektard氏によって2015年6月16日に公開された。
公開当初はUSAゴジラの変更パッチだったが、2016年10月5日にパッチでない単体キャラに更新、JMHにて代理公開されている。
元は改変パッチだったが、スプライトは新規に描き下ろされたものであり、2016年更新版では怪獣大決戦風の大ポトレも追加されている。
体のバランスは2014年発売のソフビ人形に近く、頭も小さ目になっている。
通常技の動きは少し早めで、近距離向けの引っ掻き攻撃や範囲の広い尻尾攻撃を使う。
尻尾の背ビレから徐々に発光からの熱線発射も再現され、更にWiiソフト『Godzilla unleashed』における、
"Critical Mass mode"にパワーアップして火炎で攻撃するオリジナルの超必殺技も盛り込まれている。

MUGEN上での表示サイズも大きく、LIFE1500、DEF190とかなり高い耐久力を誇る。
攻撃中は無敵になる技も多いなど強力な性能を誇り、人操作なら凶キャラ撃破も可能だろう。
デフォルトAIは搭載されていないが、2020年11月3日にカーベィ氏によって外部AIが公開された。

また、2017年4月には「MUGENについて語るスレ用小物ロダ」で改変版が公開された。
ハイパーアーマーワイヤーダメージが搭載され、アーマーは発生が遅いほどダメージの上がるおさむらいスピリッツリスペクトだが、
自身の攻撃発生は全て1Fのため同キャラ戦だと全くダメージを与えられない。
しかも常時全身無敵のため発生の早い技は効かず発生の遅い技は何か技を振っていれば避けられる超性能。
恐らく狂キャラの部類に入るが、たまに何でもない技で即死する
見た目は改変元と変わらないが、声が低く長いものに変更されているため音声をONにすれば見分けられる。

+ 製作者不明 伝説の超ゴジラ
  • 製作者不明 伝説の超ゴジラ
Maloja氏製作ケール・ダイアモンドボイス伝説の超サイヤ人ブロリーに、スプライトをSFC『超ゴジラ』に登場した超ゴジラに入れ替えたキャラ。
ディスプレイネームは"Legendary Super Godzilla"だがレジェゴジ要素は特にないようだ。
音声などもそのままなので中々シュールだが、ブロリーとしては割とマイルドな性能。
MUGENについて語るスレ用小物ロダで公開されている。

+ ふりかけ氏製作 VSシリーズ版ゴジラ
  • ふりかけ氏製作 VSシリーズ版ゴジラ
ドット絵板にて製作されていた手描きスプライトによるゴジラで、2020年6月7日より同所にて代理公開中。
2021年2月20日更新によりver.1.0、2022年2月7日更新によりver1.24となった。
外見だけでなく、技として「体内放射」を所持している事から分かるように、平成VSシリーズのゴジラを意識している。

格闘ゲーム的なバランスよりも「ゴジラらしさ」を重点に置かれており、
ステップやダッシュの類は持っておらず、ジャンプも発生が遅くわずかしか跳べないなど機動力は低め。
サイズも大きいためやられ判定の塊のようにも思えるが、
アドバンシングガードや喰らい抜けの体内放射、一定時間のアーマー化などを備えているため切り返しに困る事はない。
通常技はある程度ながらキャンセルによるコンボも可能となっており、吹き飛ばした相手を必殺技、超必殺技で追撃する事も可能。
また、変わった所では、ゴジラの攻撃が当たると爆破炎上し、攻撃判定を持つ設置技として機能するようになる戦車などの防衛兵器を出現させたり、
同じく石油コンビナートが現れ、そのままでは何も起きないが、攻撃を加えてしばらく経つと爆発して相手にダメージを与えるといった技を使う事もできる。

公開当初AIは未搭載だったが、ver.1.0よりパッチ形式で同梱された。
アーマー化及び防衛兵器出現を使用するか否かが設定可能で、簡易AIとの事だがその実力はかなりのもの。
防衛兵器の存在も相まって、ビル街などの怪獣向けステージでは映画さながらの立ち回りを見せてくれる事だろう。

+ Kaiju Wars氏製作 ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス版ゴジラ
  • Kaiju Wars氏製作 ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス版ゴジラ
ゲームボーイアドバンスで発売された「ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス」のスプライトを使用した海外製のゴジラ。
元のゲームが海外で発売されたものである影響か、かなりアニメチックな見た目や動きをしている。
技も一通り揃っているが、他のゴジラに比べれば飛び道具が無いなど性能は控えめで一般キャラ寄りの性能。
AIは搭載されていなかったが、2020年11月3日にカーベィ氏によって外部AIが搭載された。
適用するとキャラのサイズが大きくなる他、技の威力や性能も強化される。

+ カーベィ氏製作 スペルマゴジラ ※閲覧注意
  • カーベィ氏製作 スペルマゴジラ
松本久志氏の漫画『ゴジラ新喜劇』(『ゴジラCOMICの逆襲』収録)に登場する、ゴジラの精子から作られた怪獣。
ゴジラの頭から尻尾が生えたような姿で、脳だけで生きていた山根博士によりゴジラを倒すべく作られたが、
紹介と同時に博士(の生命維持装置)が殴られ博士が死亡。能力の程やそもそもコントロール出来ていたのかなど一切不明のまま暴れ出した。

そんな色々とアレなマイナー怪獣だったが、なんとカーベィ氏によって2022年四月馬鹿記念に公開された。何故作った
曰く「元ネタは確かに存在しますが、扱っているモチーフがモチーフなので動画等に使用する際は自己責任でお願いします」との事。
原作の一枚絵を加工したスプライトを使用しており、通常技は手足が無いのでほぼ頭突き系と噛み付き系で、
必殺技は「とびかかり」「放射熱線」が使える他、超必殺技には「必殺とびかかり」が採用されている。
AIもデフォルトで搭載済み。

ゴジラのスプライトをベースにした別怪獣

+ カーベィ氏製作 ゴルザ
  • カーベィ氏製作 ゴルザ
zillagamer氏の製作したスプライトをカーベィ氏が許可を取って使用し、SUGIO氏のゴジラをベースに製作されたキャラ。
スプライトは怪獣大決戦のゴジラをベースに、『ウルトラマンティガ』の登場怪獣ゴルザに描き換えられている。
詳細は個別項目参照。

+ カーベィ氏製作 ジラース
  • カーベィ氏製作 ジラース
SUGIO氏のゴジラをベースに製作されたキャラ。
スプライトは『爆闘烈伝』のゴジラをベースに、『ウルトラマン』の登場怪獣ジラースに描き換えられている。
モーションや技構成は改変元と同じだが、下記の新技の追加や音声変更、及びAIやライフ等の調整が施されているため、
単なるガワ替えキャラというわけではない。

追加技は原作の描写を活かした「ウルトラ霞斬り」。
そして原作に全く無かった技として、襟巻きを外してブーメランのように投げる「ジラーススラッガー」が搭載されている。
「投石」は原作通りの放物線起動の投石攻撃だが、低確率で『ウルトラマンZ』のジラースメダル投擲に変わり、
メダルが当たった相手には一定時間襟巻きが生えてくる
AIもデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作(3:13~)


この他に、キングゲスラツノジラスアーストロン(ゴーストロン)もゴジラのスプライトをベースに製作されている。



出場大会

+ 一覧
+ SUGIO氏製作版
【SUGIO氏製作版】
更新停止中
+ k氏改変版
【k氏改変版(狂キャラ)】
更新停止中
削除済み
非表示
  • 「[非表示大会] [ゴジラ(k氏改変版)]」をタグに含むページは1つもありません。
+ k氏改変版6P
【k氏改変版(6P)】
凍結
+ k氏改変版(12P)
【k氏改変版(12P)】
凍結
削除済み
+ muu氏改変版(一般キャラ)
【muu氏改変版(一般キャラ)】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ 特定ん氏改変版(アレンジゴジラ)
【特異点氏改変版(アレンジゴジラ)】
+ k氏改変版(knゴジラ)
【k氏改変版(knゴジラ)】
+ くねくね氏製作版
【くねくね氏製作版】
削除済み
+ ふりかけ氏制作版
【ふりかけ氏製作版】

出演ストーリー

ウドン13(物語開始時点で故人だが、世界観に深く関わっている)
怪獣王 王座復権への道(主人公)
仮面ライダーMIOMEGA(第33話)
コンパチヒーローカードウォー
サウザーの拳
早苗さんとけーくん(その8後編、非戦闘、変態
はらわせるもの(ロボット)
ネクサスまてぃっく(EX6話で大怪獣総攻撃版、EXSP話でVSシリーズ版、EX8話でシン・ゴジラ版が登場)
妄想式家族計画(妄想式藍岩旅情編で登場。俳優)

プレイヤー操作

【ゴジラ】
タイトル未定[プレイヤー操作](part22操作キャラ、k氏製)
ブリジットと遊撃の旅 part352 、k氏製12Pカラー)
【ジラース】
MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま50操作キャラ)


+ 『ゴジラ』シリーズ一覧
昭和シリーズ
  • ゴジラ(1954年)
  • ゴジラの逆襲(1955年)
  • キングコング対ゴジラ(1962年)
  • モスラ対ゴジラ(1964年)
  • 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年)
  • 怪獣大戦争(1965年)
  • ゴジラ エビラ モスラ 南海の大決闘(1966年)
  • 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年)
  • 怪獣総進撃(1968年)
  • ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃(1969年)
  • ゴジラ対ヘドラ(1971年)
  • 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年)
  • ゴジラ対メガロ(1973年)
  • ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
  • メカゴジラの逆襲(1975年)

平成VSシリーズ
  • ゴジラ(1984年)
  • ゴジラVSビオランテ(1989年)
  • ゴジラVSキングギドラ(1991年)
  • ゴジラVSモスラ(1992年)
  • ゴジラVSメカゴジラ(1993年)
  • ゴジラVSスペースゴジラ(1994年)
  • ゴジラVSデストロイア(1995年)

  • GODZILLA(1998年)
  • ゴジラ・ザ・シリーズ(1999年)

ミレニアムシリーズ
  • ゴジラ2000 ミレニアム(1999年)
  • ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年)
  • ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年)
  • ゴジラ×メカゴジラ(2002年)
  • ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年)
  • ゴジラ FINAL WARS(2004年)

モンスターバース
  • GODZILLA ゴジラ(2014年)
  • ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年)
  • ゴジラvsコング(2021年)

  • シン・ゴジラ(2016年)

アニメ3部作
  • GODZILLA 怪獣惑星(2017年)
  • GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年)
  • GODZILLA 星を喰う者(2018年)

  • 怪獣人形劇 ゴジばん(2019年)

  • ゴジラ S.P <シンギュラポイント>(2021年)

  • ちびゴジラの逆襲(2023年)

  • ゴジラ-1.0(2023年)


最終更新:2024年01月13日 23:01