ゴジラ 怪獣大決戦


概要

1994年 12月9日(この翌日に『ゴジラVSスペースゴジラ』が公開)に発売された。
PCエンジンの『ゴジラ 爆闘烈伝』のスーパーファミコン移植版である。
ただし容量の都合で登場怪獣は全8+2体に減少し、PCE版に登場していたラドンヘドラバトラなどは削除されている。
新たにモスラ(成虫)が追加され、
『爆闘烈伝』でボスキャラとして登場していたビオランテ植獣形態がプレイアブルキャラになった。

常時浮いている上にリスクも無く軽快に空を飛ぶキャラがいたかと思えば、
画面半分以上を占める巨体なのにジャンプもしゃがみもできないキャラがいたりと、
キャラゲーらしく原作再現には熱心だがバランスはあまり重視されていない。
その分マニアックな小ネタが非常に充実しており、原作再現度はかなり高い
(モスラがバトラを呼び出したり、ガイガンの技の中に流星人間ゾーンに登場した時のものまである)。

当時のSFCのゲームとしては各キャラの技の数が非常に多く、超必殺技や隠し技も存在。
システム的に見ても当時流行していたパワーゲージをちゃっかり導入していたり、時代先取りのスタンゲージを採用している。
格ゲーとしてのバランスは荒削りながら見るべきところは多く、家庭でワイワイと対戦するには秀逸な出来と言って良い。
これらの点が、今でも知る人ぞ知る人気があることに繋がっている。
なおPCエンジン版・本作共に開発は『高機動幻想ガンパレード・マーチ』で名を上げたアルファシステムだったりする。


システム

ショックゲージ

体力ゲージの下にある空のゲージ。
攻撃を受けると溜まっていき、満タンになると一定時間気絶状態になる。
この間は操作を受け付けないため無防備になり、一方的に相手からの攻撃をくらってしまう。
ストリートファイターIII』のスタンゲージと似たようなシステムだがこちらのほうが上昇しやすい。

怒号ゲージ

画面下部に点在するゲージで、キャラごとに対応した形状になっている。
サムライスピリッツ』の怒りゲージのように、攻撃を受けることで溜まっていく。
満タンになると形状が変わって攻撃力がアップし、超必殺技が使えるようになり、発動すると空になる。
また、満タン時はショックゲージもあがりやすくなっていて気絶すると怒号ゲージは空になってしまう。


動作


基本動作

十字キー 移動、ジャンプ、ガード しゃがみ(ジャンプ等は怪獣によっては不可)
Yボタン 弱攻撃
Xボタン 強攻撃
Bボタン 組みつき(対応コマンド入力で投げ技に移行 相手側はB連打で抜けられることもある)

特殊動作

ダッシュ Aボタン+十字キー(キャラによってダッシュ(ラン)型、ステップ型の2パターン)
咆哮 Aボタン2回押し(相手のショックゲージを溜める。相手との距離が近いほどゲージ上昇が増える。一部キャラは使用不可)


キャラクター

  • 初期キャラクター
  • 隠しキャラクター


+前作『ゴジラ爆闘烈伝』について

ゴジラ爆闘烈伝


PCエンジンにて1994年2月26日発売。
CD-ROMのため容量が大きく、「怪獣大決戦」よりも登場怪獣が多い。

ストーリーモードではゴジラ以外は使えないが、 各映画ごとの十種以上のドット絵が用意されており、対戦相手に合わせて姿が変わる
また、熱線のグラフィックも異なるなどかなり細かい仕様。
性能上の変化はなく、昭和シリーズの姿でも平成シリーズの技である「全身発光」を使ったりする。

またその他の登場怪獣も ビオランテが花獣と植獣の二種類いる バトラが幼虫と成虫の(ry
メカゴジラが昭和のI,II,平成のスーパーと三種いる (IIは映画同様頭が外れる)など妙にマニアックである。
ステージごとに二種の怪獣から相手を選択して戦い、
最終ステージはそれまでの戦いとボーナスステージでの得点で選べる相手が変わる。なお、ボーナスステージはゴジラクイズで、前半は自衛隊、ボス前はUFOを倒していく。
対戦モードではゴジラに加え、倒した怪獣が選択可能となる。

必殺技は龍虎の拳に似た方式で、自然回復するゲージを消費して使用する。
操作そのものは一般的な対戦格闘とはやや異なる独特な感覚である。
  • 登場キャラクター
ゴジラ、アンギラス、ラドン、ガイガン、キングギドラ(昭和)、ヘドラ
メガロ、メカゴジラ(昭和)、ビオランテ(花獣)、キングギドラ(平成)、バトラ(幼虫)
  • ボス
スーパーXⅡ、メカゴジラII、ビオランテ(植獣)、メカキングギドラバトラ(成虫)、スーパーメカゴジラ

+FC版『ゴジラ』について

ゴジラ

このゲームのドット絵を使ったキャラも多いためついでに解説。
ファミコンにて1988年発売。X星人が怪獣を操って太陽系を制圧したため、ゴジラとモスラが戦うというストーリー。
ゴジラが人類サイドで星々を渡り歩くのも何か変だが、なぜか地球怪獣や果てはスーパーXや轟天号までX星人サイドにいる。
6角形のマス目を移動するごとに戦車や戦闘機を倒すアクションゲームに切り替わり、
ボスに隣接すると格闘アクションとなるというアクションシミュレーションゲーム。
  • 操作キャラクター
ゴジラ、モスラ
  • ボス
ガイガン、キングギドラ(昭和)、ゲゾラバラゴンバラン、ヘドラ、ドゴラ、マンダ、モゲラ
  • その他
+余談
海外ではこのゲームをプレイしていたらバグってチタノザウルスなど本来出てこない怪獣が出てきたリ
果てはオルガなどあり得ないものや奇怪なステージが出現し、そうこうするうちに現実に奇怪な現象が起きはじめる……
というクリーピーパスタ(CreepyPasta:コピーペーストをもじった所謂ネット怪談)があり、
その怪談を元にしたMUGENキャラも存在している。

MUGENでは

かつてはゴジラキングギドラの2体しか存在していなかったが、
現在ではメカゴジラ(平成)モスラメガロガイガンアンギラスメカゴジラ(昭和)も製作され、ほぼ全てのキャラクターが揃っている。
ただし一部のキャラは原作と異なる仕様なので注意。

初期のゴジラとキングギドラはAIがない上に、性能面でも他のゲームに遅れを取っていた為、
怪獣系キャラの中ではSFCウルトラマンの怪獣たちに出番を奪われがちだったが
現在は性能やAIが充実した怪獣も増えており、見劣りがしないようになってきている。

現在では『怪獣大決戦』の仕様にかなり忠実なジロウガキ氏のガイガンとメカゴジラ(平成)、
muu氏の手掛けたキングギドラとゴジラ、アンギラス、メカゴジラ(昭和)、
こぜに氏により独自にアレンジされた「メガロ+」が公開されている。
どれもデフォルトでAIが搭載されており、普通の格ゲーキャラとも戦わせやすい強さ(並~強キャラ)に仕上がっている。
また、火力調整や演出・技の追加といったアレンジの施されたゴジラFW版のガイガン、対凶キャラ戦向け性能のメガロも存在している。

他にも『怪獣大決戦』の前作である『爆闘烈伝』のメカキングギドラ、バトラも公開されている。
メカキングギドラにもAIが搭載されており、強さは前述の怪獣大決戦キャラとほぼ同じくらい。
また、『爆闘烈伝』のドットを使用し、独自の性能にアレンジされているラドンやヘドラも存在する。

またこれらのゲームのドットを使用し、現代格闘ゲーム風にアレンジされた、
ゴジラ、アンギラス、ラドン、モスラなどもくねくね氏によって公開されている。
ショックゲージの仕様は『怪獣大決戦』によく似ているが、アレンジなので怒号ゲージの効果などが怪獣大決戦と大きく異なり、
ブロッキングのように使える『G細胞』や飛び道具を回避し回り込みのように使える『緊急回避』などの、
独自のシステムが搭載されている。

なお、これらの怪獣よりも遥かに強力な、狂クラスの強さに改変されたk氏改変版のゴジラ、キングギドラ、ビオランテや愛茶氏によるアンギラスも存在する。
というより『怪獣大決戦』の怪獣の充実の流れにおいて最初に公開されたのがこのゴジラであり、
多くの動画で活躍しており知名度も高い。それゆえゴジラといえばこちらの改変版が思い浮かぶ人も多い。

MUGENの怪獣キャラといえば全て狂キャラ (以前から登場していたウルトラ怪獣は多くが凶~狂キャラだった) という誤解をしている人もいるかもしれないが、
上記の通り、普通のキャラとも戦える強さの『怪獣大決戦』のキャラクターが現在のMUGENには多く存在する。
そうした『怪獣大決戦』のキャラは動画にも使いやすい性能である為か他の格闘ゲームが混じった大会動画における活躍も少しずつ増えつつある。