クラーケン

北欧の伝承に登場する海の怪物。
巨大なイカ、またはタコの姿で描かれることが多い。
曖昧さ回避:
  1. シャイニング・フォースのクラーケン
  2. 世界樹の迷宮のクラーケン
  3. 未分類大会情報

1.

メガドライブで発売されたシミュレーションRPG『シャイニング・フォースⅡ』にボスとして登場する巨大なイカ

+ シャイニングシリーズについて軽く解説
シャイニングの名を冠するセガのファンタジーRPGシリーズ。
基本的には中世西洋ファンタジーをベースにしつつも機械的なデザインの敵が登場したり、
侍や忍者が隠しキャラとして登場したりとセガらしい破天荒な部分も存在する。
一作目はメガドライブで発売されたダンジョンRPG『シャイニング&ザ・ダクネス』であり、
二作品目の『シャイニング・フォース』のヒットがきっかけとなり続編や外伝が多数作られることになった。
セガサターンで発売された『シャイニング・フォースⅢ』三作品でシリーズはいったん打ち切られるものの、
2002年にゲームボーイアドバンスで『シャイニング・ソウル』が発売されシャイニングシリーズが復活。
現在まで続く長寿シリーズとなる。
ここでは便宜上『フォースⅢ』までを旧シャイニングシリーズ、『ソウル』以降を新シャイニングシリーズとする。

新シャイニングシリーズは旧シャイニングシリーズとの物語の繋がりは無く、どこから遊んでも楽しめるようになっている。
ただし、『シャイニング・フォース』より過去の物語とされている『シャイニング・ソウル』(並びに直接の続編である『シャイニング・ソウルⅡ』)、
旧シャイニングシリーズとの繋がりが示唆されている『シャイニング・ブレイド』といった例外もある。
また、新シャイニングシリーズはキャラクターデザインに有名イラストレーターが起用されている事も特徴の一つ。
美麗なイラストと魅力的なキャラクターは一定の評価を得ているものの、
旧シャイニングシリーズと比較すると獣人などの人外成分が減っている事に難色を唱えるファンもいる。
裏を返せば、新旧問わずどの作品にも根強いファンが存在し、それぞれの作品でしか味わえない魅力が存在する。
それがシャイニングシリーズなのだ。

2014年現在、旧シャイニングシリーズの内メガドライブやゲームギアで発売されたものはバーチャルコンソールで配信されており、
アーケードでは全国のゲームセンターでオンライン協力プレイできるアクションRPG『シャイニング・フォース クロス』シリーズ(現在はサービス終了)、
新旧オールスターが集う対戦格闘ゲーム『ブレードアークス from Shining』が稼動するなどシリーズに触れる機会は意外と多い。
興味がある方は遊んでみてはいかがだろうか。

同作唯一の水上戦闘面であり、上記の通り初めてボスらしいボスなのだが、
どう見ても間違いなくイカの癖に、(最大13人同時搭乗中の)イカダで川下りをしている時に出てくる。ちょっと待てそこの海洋生物!

相手はクラーケン一体なのだが、足一本一本がユニットとして出てくるため、
実質11体(本体1(ヘッド)、触手8(レッグ)、強化型2(アーム))を相手に戦うことになる。
足場の不利、敵の強さもあって戦いづらく、このゲーム屈指の難易度を誇る戦闘。

実はこのクラーケン、戦えるようになってからも一旦スルーでき、他の場所でレベルを上げてから来ることもできる。
だがそれに気付かず、イカダ完成後こちらのイカに直行し、稼ぎプレイもこのややこしいマップでしかできないと思い込み、
(恐らく開発の想定難易度以上に)苦労するプレイヤーも少なくない。

また続編『シャイニング・フォースⅢ』では同様のモンスター「オクトパス」が登場。
こちらは潮が満ち引きする海岸で船の残骸の上などに立って戦うことになる。


MUGENにおけるクラーケン(シャイニング・フォース)

MUGENではPotS氏によるものが存在する。
現在公開されているものはMUGEN1.0以降専用であり、WinMUGEN対応版は残念ながら公開されていない。

こいつとの対戦ではステージの一帯が水浸しになり、シャチと同様相手はイカダに乗って戦うこととなるが、
その性能はシャチ以上に厄介。

+ 技紹介
  • 触手攻撃
相手キャラを追ってくる上に自動で攻撃してくる。
しかも数本出てくるため、正にタコ殴り(イカ殴りとも言うべきか?)状態になってしまう。
更に始末の悪いことに、この触手食らい判定が無い(正確にはダメージが入らない)のである。
極端な話、これを出してしまえば後は何もしなくても勝ててしまうこともある。

  • アクアブレス
口から無数の泡を吐き出す。
この泡は真上に漂っていき、ヒットすると相手が浮く性質を持っている。
そんな泡が複数打ち出されるのだから、1発でも喰らうと確実にお手玉状態にされる。

食らい判定は本体のみにしかなく、常時ハイパーアーマーである。
しかもコマンドで水中に潜ってしまう。
ハイパーアーマー持ちのキャラ以外で対抗するのは厳しい。
特に投げやロック系必殺技が主体のキャラはかなりの無理ゲーを強いられる。
参考動画。登場後わずか11秒で何もしないうちに退場

改変キャラとしてはナニコロ氏によるクロウ=セイルの他、
「ヴォルカノ」という擬人化された火山活動が確認されていたが、いずれも現在は公開停止。

また、カイリ氏による「ダイオウイカ」という狂改変キャラも存在する。
触手を計10本まで出せるようになっており、攻撃バリエーションも増えている他、水飛沫を飛ばす技も追加されている。
AIもデフォルトで搭載済み。

この他にはEnscripture氏製作のクラーケン専用ステージが存在。
通常は湖にかかった吊り橋のステージだが、クラーケンを使うとちょうど橋が水に隠れ、
あたかも水没し壊れた橋の残骸に乗って戦っているように見えるという面白い趣向のステージとなっている。
 

出場大会

【ヴォルカノ】

出演ストーリー



2.

アトラスの3DダンジョンRPG『世界樹の迷宮3』に登場するクエストボスの一体。
依頼者の親友が倒し損ねたモンスターとして討伐を依頼され、4層海底神殿に登場する。
クエスト自体が出るのがストーリー上のラスボス撃破後なため、一種の隠しボスとも言える。

その名の通り、巨大なイカの姿をしたモンスターで、その10本の足を使った強力な攻撃でプレイヤーを苦しめる。
……のだが、イカだけに足を縛る(その部位を使用する攻撃不可+部位に応じたステータス減少のバッドステータス)
と攻撃が一切出来なくなるため、レベルカンストを目指すためのお手軽な経験値稼ぎの相手に選ばれる事が多い。
隠しボスがそんなヌルゲーでいいの?と思うかもしれないが、アトラスゲーの隠しボスは伝統的に行動パターンと弱点を読んで封殺するか、
読まないと手も足も出ずにプレイヤー側があっという間に全滅するかの二択なので、特に問題は無い。
もっとも、このゲームのボスは状態異常完全無効を持つ者は殆どいない代わりに、
一度かかった状態異常には耐性が付いて非常にかかりにくくなるため、時間をかけすぎると「待ってました」とばかりの手痛い反撃を食らってしまう。
故に、縛ってから効果が切れるまでに一気に押し切ることのできる火力が必要になる。
特にクラーケンはこのゲーム最強の回復値を誇る技を持っている為、特に封殺したまま倒すということが重要になる敵である。


MUGENにおけるクラーケン(世界樹の迷宮)

にんにく氏による手描きのものが存在していたが、現在は公開停止。
所謂原作再現キャラで、火力やHPが鬼のように高い。未調整では狂キャラの部類に入りそうである。
というかスーパーメカ翡翠を倒してしまうため狂最上位(準神)であろう。
ただし、攻撃力と防御力だけのキャラで原作の技しか持ち合わせておらず、無敵の類も全く存在せず、特殊な攻撃方法も持たず、
攻撃頻度が低いため無敵に弱く、当たり判定が物凄く大きいなど、他の準神メンバーとはかなり相性が宜しくない模様。
もっとも調整も可能で、コンフィグで各種縛りや耐性を設定できる。
全て自重させれば狂キャラに弱体化するが、それでもゼットンを倒すので狂上位に位置する。
なお、やたらと触手やヒレがぬるぬると動く。
君はプレイヤー操作で挑んでもいいし、調整してAIと戦わせてもいい。

+ 各技の詳細
  • 通常攻撃
一本の足で前面を殴る壊属性の技。使う価値は皆無に等しいと思われる。

  • デステンタクル
クラーケンの使う中で最も怖ろしい攻撃技。前方を10回つつく突属性の技。足技である。
一発一発が痛い上に一発当たると連続で当たる恐れがあるので、耐性やガードレベルを上げてないと漏れなく即死できる。
原作ではパーティメンバーをランダムで10回攻撃する技であり威力が高いため、一瞬でパーティが半壊したりする。

  • タイダルウェイブ
画面全体に水飛沫を浴びせる氷属性の技。足技。全画面なので避けられず持続が長く威力も高いが、
幸い氷属性なのでフリーズガードのレベルを最大まで上げることで完全無効にできる。
原作ではパーティメンバー全員に当たる高威力の氷属性技。

  • スクイードプレス
巨体を地面に叩き付ける壊属性の技。ほぼ全画面の技だが全地上判定であり、地上にいないと当たらない。これも足技。
原作ではパーティメンバー全員に当たる高威力の壊属性技。

  • レストレイション
『世界樹の迷宮III』での最強の回復技。15000の体力を回復する。
クラーケンは最大体力が30000あるので実に最大体力の半分回復できる鬼畜技。
裏最終ボスですら回復量10000前後で、ある程度決まったタイミングでしか使ってこない。
当然のように回数無制限であり、決まったパターン等も無いため普通に戦っていればジリ貧で負ける。
だがこれも足技なので、封じてしまえばなんてことはなかったり。

これがクラーケンの技の全てなのだが、見てもらえれば分かる通り状態異常や自分の強化や冒険者の弱体などをしてこず、
ひたすらひたすら高威力の攻撃を繰り返し。
それも三種類の属性を持っているため非常に対策を立てづらく(1種類や2種類程度なら装備やアイテムでこちらにも耐性を付ければ良い)、
他の隠しボスのような決まったパターンなど無いため、いつどの属性の攻撃が飛んでくるか予測出来ず、
やっと削ったと思ったら回復されていた……と、足を封じることが出来なければ他の全てのボスをも超える超スペックを誇るため、
原作では縛りプレイ等でかなりの難所になる敵である。
原作プレイ動画。ゾディアック一人縛りだとこんな感じになる

出場大会



未分類大会情報

  • 「[大会] [クラーケン]」をタグに含むページは1つもありません。


最終更新:2023年05月16日 00:33