アルカード

「在るべき所に帰れ!これ以上、母を苦しめるな…」


『悪魔城ドラキュラ』シリーズの登場人物。CVは置鮎龍太郎氏。
『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』とラジオドラマ『追憶の夜想曲』では宮野真守氏が演じている。
余談だが、置鮎氏は別のゲームでドラキュラ伯爵の役(しかもZEROのランスロットに続いてまたバーサーカー)で出演しており、
画風から髭の生えたアルカードにしか見えなかったというマスターもいる。

本名はアドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュ。
将来、「ドラキュラくん」と呼ばれるかは永遠の謎。*1
吸血鬼ドラキュラ伯爵人間の女性との間に生まれた息子
そのため、日光を浴びても灰になることはない。

キャラクターの初出は1989年発売のファミコンの名作『悪魔城伝説』で、この時は

  • ラルフ(主人公)より微妙に喰らい判定が大きい。
  • 頼りのメイン武器であるショットが弱すぎる上、連射が利かず、更には「階段を登っている時は撃てない」という致命的な欠陥があるため、ザコ戦には使えない。
  • 使用可能なサブウェポンは懐中時計のみ(一定時間敵の動きを止める。大半のボスに効かない)。強力なダメージ源が無いのでボス戦でも全く役に立たない。
  • パッケージ絵の顔が佐藤B作似。
……と、はっきり言ってしまえば色々な意味で最弱キャラで、
『ゲームセンターCX』では有野課長に「蝙蝠(雑魚キャラ)に負けるって…」と突っ込まれ、ナレーターにも「ヘタレ伯爵」と呼ばれる始末であった。
攻略サイトでも上級者を通り越して「マゾ向け」などと言われてしまうほどの体たらくである。

一応補足すると、彼にも利点はある。
メイン武器であるショットはパワーアップすると3wayになり、(リーチはともかく)他の誰よりも攻撃範囲は広くなるし、
一定時間飛行可能になるコウモリ変身能力を持ち、ステージをショートカットできる他、
全キャラ中唯一階段の途中から飛び降りることもできるし、
敵の攻撃を食らって吹っ飛ばされた時に空中で体勢を立て直すこともできる。
ダメージ時のヒットバックが大きく、それによる転落死が多い(敵もそれを狙ってくる)このゲームでは、
空中で立て直せる能力は大きな利点である事は間違いない。それでも最弱キャラなのは変わりないが……

余談ながら、純粋にダメージのみで比較した場合プレイヤーキャラで最強になるのは女性キャラのサイファで、
(機動性の面に於いてはグラントが最高の性能である)
悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のマリア共々「ドラキュラ世界においては基本的に女性の方が強い」という伝説を残している。
(マリアは火力も 機動性も 最強。さすが兵器)
ちなみにサイファはゲーム中では深いフード付きのローブを纏い、EDまで女性であることの言及はなかった。
……が、『ジャッジメント』のコスチュームは女性だという事を隠す気配は全く無い。
キャラデザが小畑健だから仕方ない
後述のパチスロ版ではローブ姿に戻っているのでご安心を。 ローブの下はミニスカだけど。

その後1997年発売の『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』では主人公に抜擢された。
また、『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』とその続編である『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』にも出演している。
ちなみに『悪魔城伝説』当時は、ワラキア公爵ヴラド・ツェペシュ(人間)が暗黒邪神崇拝の儀式によって力を得た際に
ついでに息子(人間)にも無理矢理に力を得させたので、勝手に人外にされたことで父親を恨んでいるという設定だったが
『月下の夜想曲』以降は生まれつきである。

『悪魔城伝説』を原作とした『パチスロ悪魔城ドラキュラIII』では、原作準拠の後天的吸血鬼設定で登場。
ただし外見は『月下の夜想曲』に近く、長剣を装備している。
味方として登場しながらも、原作で当初は敵だったためか時折勝負を仕掛けてくる。

アルカードの名は正体を隠すための偽名だが、ローマ字表記"Alucard"を逆から読むとドラキュラになるためバレバレである。
『暁月』及び『蒼月』では有角幻也(ありかど げんや)という日本人風の偽名を使い、髪も黒くなっていたがそれでもやっぱりバレバレであった。
これは、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』、ひいては『吸血鬼ドラキュラ』に大きな影響を与えた『カーミラ』から続く、
「吸血鬼には元の身分や名前に縛られる」という弱点からくるものと思われる。
この設定からか、彼に限らず『アルカード(或いはアーカード)』という名の吸血鬼は様々な作品で見られる。
ちなみに月姫のヒロイン「アルクェイド・ブリュンスタッド」の名前も
アルカードから由来していると思われがちだが、TYPE-MOONスタッフ曰く「偶然」だったらしい。

基本的に父であるドラキュラ伯爵とは敵対し、人間側の味方をしている。
『悪魔城伝説』ではラルフとその仲間達と共に、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』では
単身悪魔城に乗り込み、ドラキュラ討伐を成功させている。
その後、『暁月の円舞曲』、『蒼月の十字架』では日本政府の機関に所属し、
ドラキュラ伯爵の転生した存在である来須蒼真を陰日向に見守って(監視して?)いる。
一人称は悪魔城伝説では「わたし」だが、月下以降は「俺」に統一されている。

+ 蒼月の十字架ネタバレ
+ 悪魔城ドラキュラHDでの性能
+ ムッムッホァイ的な活躍

なお、彼が人間に味方するのは、母が魔女狩りで死刑になった際の遺言によるものであり、
そのため、母を侮辱した魔物には普通に死ぬよりも残酷で無慈悲な仕打ちを下したこともあった。

設定によると『悪魔城伝説』と『月下の夜想曲』で300年以上、
そこからさらに『暁月の円舞曲』、『蒼月の十字架』で250年近い時間が流れているが、
(キャラデザ等は別にして)基本的な容姿は殆ど変化していない。
まあ、ダンピールだからしょうがない

画面全体の敵からHPを奪う必殺技「ソウルスチール」は彼の代名詞であり、
『暁月』でもオープニングで使用しているほか、『蒼月』ではボスを撃破して封印するときにこの技名を叫ぶ。
『月下』での性能は使用中無敵、全画面攻撃、HP吸収とかなりぶっ壊れ性能である。
また父親であるドラキュラ伯爵も「ギャラリーオブラビリンス」にて死神の魂を取り込む際に使用している。
こちらは『暁月』『蒼月』における「支配の力」に近い使い方である。

+ ちょっとした余談
+ ダークナイトプレリュード
+ 外部出演


MUGENにおけるアルカード

ライグ・ギラル氏が作成。
グラフィックはPS版 『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』のもの。
原作の技は一通り使え、霧やコウモリにも変身できる。
相手の体力を吸い取る切り札ソウルスチールは隙がやや大きいながらもタッグなどで非常に強力。
またAIも搭載されている。

同氏が作成したドラキュラ伯爵リヒター・ベルモンドラルフ・C・ベルモンドとの
対戦では専用のイントロが入るので悪魔城ファンはぜひとも試してほしい。

ちなみに『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』で猛威を振るったヴァルマンウェも使用可能。
原作では「頭上から足元までカバーする攻撃判定」「太刀並の射程」「一振り4HIT」「ノーモーションなので攻撃しながら動ける」「ついでに守備力も上がる」
というチートの塊のような武器。
当初は実装されておらず、「まぁ、仕方ないよね」などと言われていたが、後にしっかり実装されてしまった。
ゲージ消費でキュウ(雑魚モンスター)を召還し、キュウが落とすヴェルマンウェを拾う事で使用可能になる。
こちらは振る度にMPを消費、移動しながらは振れない、やや隙が増えたりと原作よりは自重しているが
それでも通常技の性能としては十分過ぎる程の鬼性能を誇る。
悪魔城ドラキュラHDでも登場しており、性能はある程度マイルドに調整されているものの、未だに最強武器の一角として猛威を振るっている。


参考:ヴァルマンウェ二刀流でのドラキュラ無双
http://www.nicovideo.jp/watch/sm177307

またEXモード(S+Z)で悪魔城伝説版になる。
体力と魔力がライフバーと別物になり、ガードも出来なくなるが、ダメージ後が無敵になっている。


出場大会

削除済み
更新停止中

出演ストーリー




*1
シリーズ番外編の『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』に登場するドラキュラ伯爵の息子
ちなみにドラキュラくんは10009歳(約1万年間の睡眠期間を含む)で『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』は約1万年後の未来の話である。
『ぼくドラキュラくん』のラスボスであるガラモスは、『月下』(時代は西暦1797年)にも本編に関わらない寄り道ルートのボスとして登場していたりするが、
そこではいずれは魔王ドラキュラに代わって魔王になる野望のために「1万年計画」を立てているという設定が登場する。
と言う事はやっぱり…?