巨大キャラ

サイズが際立って大きなキャラクターの総称。「デカキャラ」とも。
厳密な定義は無いが、概ね『MVC』シリーズのアポカリプスが基準とされている。
非常に大きく画面内に全身が収まりきらないようなサイズのものが多いが、
全長がほぼ1画面近くあるセンチネルアースクェイクも含められる事もある。
その巨体故に喰らい判定の塊だが、基本的には常時ハイパーアーマー状態で怯みはほとんどないor全く怯まない事が多い。*1

多くの場合はボスキャラ、ないしボスキャラ候補としてデザインされていて、対人戦で使うためのキャラではない。
共通する項目は大体下記のような傾向を持つ。
  • 基本的にボスキャラでプレイヤーが使用することは出来ない
  • 攻撃判定、喰らい判定が大きい
  • 常時ハイパーアーマー状態で防御力も高め
  • 攻撃力も高めで理不尽な攻撃が多い
  • とにかくごり押しだが、攻撃パターンは少なく単調
  • 動作が緩慢

数少ない例外として、『タツノコ VS.カプコン』ではゴールドライタンとPTX-60Aがプレイアブルの巨大キャラとして参戦した。
巨大キャラとしての特性も概ね引き継いでいるが、ゲーム性を考慮し以下のように調整されている。
  • 2on2のゲームでありながらタッグを組まず単独で戦う。防御力は高いが交代が出来ないため控えでヴァイタルソースを回収する事は不可。
  • ハイパーアーマーは持っているが、コマンド投げ以上の投げ技やロック型の必殺技はカス当たりせず受ける。攻撃のガードは可能。
  • 上記により怯む事は無いが、気絶値を限界まで蓄積させるとダウン、気絶状態になる。

対峙した場合、ハイパーアーマー状態だが喰らい判定が大きいため、攻撃の合間を縫ってコツコツ削っていくという、
どちらかと言えばアクションゲームに近い戦いを強いられる。
パターンを見誤るとごっそり体力を持って行かれるという点もそれに近い。

ちなみに、設定身長が10~100m級であってもキャラとして大きくなければ巨大キャラとは言われない。


MUGENにおける巨大キャラ

上記のようにアポカリプスを代表とする『MVC』キャラの移植が多い。
原作ゲームでは使えなかったものをプレイヤーにも扱えるようにしてあるのだが、
やはり自分が使うものではなく、挑戦するためのものと言った方がいい。
その多くはハイパーアーマー持ちの常としてAI殺しであり、通常キャラのAI対戦ではほぼ勝ち目は無い。
凶クラスのキャラや一部の弾幕系キャラなら倒せないこともないが、普通の格ゲーキャラでは不可能な領域と言っていいだろう。
ただ、中にはストI版リュウのように普通(と言っていいか微妙だが)のキャラにもかかわらず、巨大キャラと妙に相性がいい奴もいるが。

なお、大半は喰らい判定の塊だが、中にはレオパルドンのように見た目は大きいが喰らい判定自体は小さいという厄介なものもいたりする。
また、特撮もののヒーロー系怪獣系、ガンダムなどのロボット系のキャラなどは言うまでも無く設定上はかなり大きいのだが、
元のゲームのドットデータ的には他の格ゲーキャラと同様なので、MUGENで並ぶとツッコミを入れられることが多い。
中にはロボットとそのパイロット同じサイズで並んでしまう組み合わせも……。
まあ元のゲームじゃ基本的にはヒーロー及び怪獣同士、ロボット同士で戦うから仕方がない。

主な巨大キャラ

その他については デカキャラ タグを参照されたし。

関連大会

対義語:ちびキャラ



*1
アースクェイクはアーマーこそ持たないものの、「通常投げ及びコマンド投げが効かない」という特権を持っていた。
この特権は初代のみで、『真サム』では各キャラに「対アース専用投げ」が追加され、コマンド投げが効く様になった。
さらに以降の作品では投げが防御崩しになり、アースクェイクにも共通で効くようになった。


最終更新:2023年03月04日 12:58