疾風の鈴音


「我が願い 鈴を以って音に託し、命じる!」

「邪器・爆滅!!」

SNK製作のサムスピRPG『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』のオリジナルキャラクター。
ゲーム中では、羅将神ミヅキと戦う「妖花慟哭の章」のみに登場。
「しっぷうのれおん」と読む。ちなみに初期設定では「風ノ飛丸」という名前だった。
担当声優は『サイバーボッツ』のマリー・ミヤビ役の 高乃麗 女史。
魔法陣グルグル』のギップル、『サクラ大戦』のマリア・タチバナ、『遊☆戯☆王』のインセクター羽蛾、
OVA『ロックマン 星に願いを』のブルース等を演じた方である。

先祖代々ミヅキを追っている一族の剣士。故に「妖花慟哭の章」では必ずパーティーメンバーに加入する。
(パーティーキャラを選べない牙神幻十郎にとっては唯一の仲間となる)。
風を操る力と身の丈ほどもある大剣「びずき」を用いて戦う他、
謎のアイテム「法鈴」の力で、ミヅキへ力を送る呪具「邪銅鐸」を破壊する事ができる。
その出で立ちから寡黙でミステリアスな印象を受けるが、
北京のイベントでは王虎を「家族を守れずして何が天下統一だ!」と叱咤するなど、意外と熱い性格の持ち主。
また、後述の温泉イベントの他にもつまらない駄洒落にブチギレたり犬の糞を踏んだ主人公を「ウンが、ついた…」とフォローしてくれたりと、
旅を続けていく内にコミカルな一面も見せてくれる。

ストーリー終盤、主人公が200年前の過去にタイムスリップする事で、その来歴が明らかになる。
先祖は美州姫(羅将神ミヅキが現在の体としている退魔師。後の阿国)の従者であった「烈風の飛音」という退魔師で、
同じく美州姫の従者である魔物「波音」と共に旅をしていた。
そして、主人公を加えた美州姫一行は恐山に眠るミヅキの霊体へ挑む事になったが、その強大な力の前に返り討ちに遭ってしまう。
波音は戦死し、美州姫はミヅキに肉体を奪われるも、最後の力で主人公と飛音を逃がし、自らの魂ごとミヅキを封印する。
そして、生き残った飛音は後の代(=鈴音)に跡を託す事となる。
通常キャラが主人公の場合はここで終了なのだが、幻十郎の場合は…?
+ 幻十郎の場合
烈風の飛音と幻十郎が契り、子を成す事となる。
その子孫が疾風の鈴音という事が示唆され(小説版では確定している)、
決意を新たにした幻十郎と鈴音は二人で羅将神ミヅキのいる恐山へと向かう…。

「おめぇ……よかったぜ」

「…バカヤロウ!」

性能としてはサポート向きのキャラなのだが、幻十郎編においては唯一の仲間であるため、
能力は高いが基本一人旅というのがつらい幻十郎には結構有難い存在であった。
ついでに幻十郎がアレな性格なので、会話を成立させるためには鈴音の突っ込みが不可欠、という側面もある。
また、口調で一人称は「俺」だが、実は女の子である。
温泉でつい女湯に入りそうになった所を(男だと思っている)仲間に見咎められて入浴を諦める、なんてイベントも存在したりする。
ただし、温泉から出ると表にいない(少し進むと屋根から飛び降りてくる)上、ちゃんと他の仲間同様に回復してるあたり、
仲間の目の届かない内にささっと入浴しているのかもしれない。
あと、男主人公が遊郭に入ろうとするとブチギレる。

なお、御先祖様の飛音は鈴音とは違い、自分が女性である事を隠しておらず一人称も「アタシ」。
男口調なのは子孫と同じだが、戦闘後の勝ち台詞が意外と可愛らしい。「やったあ!」
ちなみに、主人公によっては初対面の時点でいきなり女だと見破られてたりする。あとこの人にも見破られた。

RPGだけの登場なので、正史で彼女が存在するかは不明。
尤も、存在していたとすると気付いたらミヅキは倒されてたという何とも言えない事になってしまうのだが…。


MUGENにおける疾風の鈴音

+ NRF氏製作
  • NRF氏製作
『武士道烈伝』のスプライトを元に製作された鈴音。
そのままでは小さすぎるので、スプライトを1.5倍のサイズに拡大している。
本来のサイズも用意されているが、それだとテイルズキャラ並みのサイズとなる。
氏製作の他キャラ同様、強力なAIもデフォルトで搭載されている。

このキャラの最大の特徴は、普通の格ゲーキャラのようなジャンプの動作が存在しない事。
といっても『龍虎の拳』のMr.BIGのようにジャンプが出来ないというわけではなく、レバー上下で上昇・下降する、つまり空を飛べるという事である。
必殺技についても独特のシステムで、必殺技を使用するとパワーゲージが減り、0になると気絶する。

体力半分以下の相手を確実にKOする絶命奥義も搭載されていたりする。
しかしKOできなければ、そのダメージの半分が自分に跳ね返ってくる。
またタッグでは相方の力を使う事で絶命奥義を使用可能で、その場合はダメージを受ける事は無い。
故にタッグで使用するとかなりヤバい事になる。
あと、長い演出の後相手が反響音のある断末魔と共に消滅していく様は何か笑える。
+ 百聞は一見に如かず
鈴音「葬儀中は静粛にお願いします」
エース&永琳「「お悔やみ申し上げます」」

なお、氏製作の覇王丸王虎らと同じく、KOされると真っ二つになる場合があるので注意。
鈴音の場合は脱衣KOも存在するのだが、酷い時には脱衣した上で真っ二つという大惨事になる事も…。

+ mikenuko氏製作
  • mikenuko氏製作
キャラ名は「Reon/Hion」
上記のNRF氏製作同様、『武士道烈伝』のスプライトを元に製作されていると思われるが、
全体的に描き直された上で新たなモーションも追加。中でも大斬りは驚異的なリーチを誇る。あと、法鈴で相手をぶん殴ってるがいいのだろうか
NRF氏製のものとは違い自由に空を舞えないが、2段ジャンプが可能。
背丈もカンフーマン程度にはあり、剣サムをベースに怒り爆発や一閃はもちろん、
連斬や原作にはないぬいぐるみまでも搭載されており、サムスピキャラっぽく仕上がっている。
ただ、ボイスの音量が小さいのがもったいない。
+ ぬいぐるみ

原作の技も一通り搭載されているが、「天翔鳳凰斬」の上位技2種が未実装である。
飛び道具反射技として原作では1回使ってすぐぶっ壊れた「シャンバラの盾」、
体力回復技として原作では回復量が微妙だった「風翔空舞 水鳥」が中々に役立つ技となって実装されているのも原作ファンには嬉しい所。

7P以降は御先祖様の「烈風の飛音」となり、ボイスも飛音のそれになるが、性能自体に変化は無い。
ちなみに勝利ポーズと台詞も飛音専用のものに変化する。かわいい。
AIは搭載されていない。


出場大会

更新停止中

出演ストーリー



「ミヅキに伝えておけ! 邪銅鐸は俺がすべてたたきつぶす!
 …首を洗って待ってろってな!!」


最終更新:2021年10月05日 23:26