バグジー





 さいきんは 若いヤツに そのざを
 ゆずっていた おう年の こん虫キングが
 かなたの 闇をうつべく、レスラー顔負けな
 ワザひっさげ じまんの大アゴを ふるう!

「ワシは かつて、こん虫キング だった者だぁ!」

星のカービィ』シリーズに登場するクワガタ虫のような姿の中ボスキャラクター。
『夢の泉の物語』より登場し、その後も『スーパーデラックス(以下SDX)』および各作品のリメイク版に登場。
投げ技を得意としており、大アゴに捕まるとプロレス技で叩きのめされてしまう。
この他に飛び道具としてテントウムシのような小さな虫を放ってくる。
この虫は吸い込むことが可能で、まとまっているおかげで2匹同時に吸い込み易いので強化星型弾生成のいい練習になる。
また、今となっては浮遊している中ボスは珍しくないものの、『夢の泉の物語』時点では唯一飛行能力を持つ中ボスであった。
これを買われてか、『あつめて!カービィ』のSTGミニゲーム「空中探検隊EOS」にも登場している。

コピー出来る能力は『夢の泉』では「バックドロップ」、『SDX』では「スープレックス」となっている。
どちらも敵をつかんで投げるという特性で豪快なプロレス技。
スープレックスは特に技の種類が豊富で、投げた敵や弾が相手に当たれば凄まじいダメージを与えられる。
中でも「もうれつストンピング」は、移動しない代わりにその場で高ダメージを発生させ続けるため、秒間辺りのダメージは最強クラス
(残念ながら『USDX』では弱体化されてしまったが)。
ただし、どれも「敵を掴む」ことが前提であるため、ボス戦では「掴める対象をボスが都合よく出すかどうか」でダメージ量が大きく変わる他、
掴んでる間は無敵になる代わりに投げる以外の行動が出来ない点にも注意が必要。
「格闘王への道」をスープレックスのみでクリアする場合は判定が小さく動きも読みづらい上、
掴める対象となるものを出す技が少ないメタナイトが厄介な相手(『USDX』では若干緩和されたが)。
一応「ピンポイントキック」という非投げ技の攻撃技があるが、
ジャンプ中かつ真下にのみ効果のある技なので、やはり使い所が難しい。
さらにカービィの場合はホバリングがふわふわした挙動なので素早く敵の上に回れない上、
解除しないとこの技を出せないため、バグジーより若干手間がかかってしまう。
ただ、動きの鈍い敵や動かない敵が相手だと強力。下を押しながら攻撃ボタンを連打しているだけで、連続でダメージを与えられる。

『SDX』ではバグジー自身もヘルパーとして味方で使用可能
ボンカース共々ヘルパーでは2キャラのみの中ボスヘルパーとなっており、
その分高身長なため、カービィ達のギリギリの高さの通路ではスライディングをして進むことになる(『USDX』では普通に通れるようになった)。

余談だが、一部の投げ技や水中技「てっぽう水ラリアット」を放つ際は、大アゴをカブトムシの角のように変化させる。
後に『トリプルデラックス』にてカブトムシ型の敵キャラ(ザコのビートリー、中ボスのヘルメホーン)が登場したことや、
これらからコピー出来る能力「ビートル」の一部の技の性質がスープレックスに似ていることから共演が望まれていたが、
『スターアライズ』にて遂に実現し、バグジーもヘルパーとして再び参戦を果たした。
ホバリングではなく翅で飛行出来るなど、『SDX』及び『USDX』時代とは能力にいくつかの差異が存在する。
また、「星の○○○○」をバグジーで進める際の解説文に出ている「若いヤツ」とは同じくヘルパーとして登場したビートリーのことを指しており、
ビートリーの方もどちらがチャンピオンの座に相応しいか決めるべく、バグジーへの挑戦を表明するものとなっている。
また、テントウムシの飛び道具は敵専用のため、ヘルパーでは出す事が出来ない。

アニメ版では第3話にナイトメアから派遣された敵として登場したのだが…剣と棍棒を装備したグラディエーター魔獣という妙なアレンジを施されていた。
CVは同作のパーム大臣他、ドンキーコングガノンドロフなど他の任天堂作品でもお馴染みの 長嶝高士 氏。
デデデ大王によって送り込まれカービィを襲うが、隙を突かれて剣を吸い込まれ、ソードカービィへの変身を許してしまう。
スペアの剣を取り出して二刀流スタイルとなり、なおも戦い続けたが、最後はソードビームによって真っ二つにされた。
結局最初から最後まで武器で戦っており、プロレス技は一切使うことは無かった。…その大アゴは飾りか。


MUGENにおけるバグジー

カービィキャラでお馴染みのBIRD氏が『SDX』のバグジーを製作していた。
氏のサイト削除後は某所に転載されていたが、管理放棄によるアカウント凍結で入手不可。
原作同様に相手を掴み、多彩な投げ技で戦う。
中ボス時のみ使ってくるテントウムシを放つ攻撃がゲージ消費技として使用出来る他、
超必殺技としてスクリューパイルドライバーが追加されている。
ちびキャラであるため相手の懐に潜り込みやすく、投げキャラとしてはかなりの強さだが、
ほぼ全ての攻撃が投げ始動のため、投げが無効なハイパーアーマーの相手に対しては無力なので注意。
また、相手の仕様によっては投げ技の途中で空中受け身を取られて投げが決まらないことがあるなど、相性が強く出るキャラと言える。

出場大会



最終更新:2022年03月17日 00:26