キャプテンアメリカ









 "Avengers Assemble!"
キャプテン・アメリカはマーベル・コミックが刊行した『Captain America Comics』の主人公。
本名はスティーブ・グラント・ロジャース(Steven Grant Rogers)。
日本では馴染みが少ないが、アメリカではかなりの人気を誇るスーパーヒーロー。
どのくらいかと言うと、 普通にニュース記事で死亡が取り上げられてるくらい の人気。→ これ とか。
アニメ『X-MEN』にもゲスト登場したり、MARVEL系の作品(ゲームに限らず)にはほぼ全て登場していると言ってよい。

通称は
  • キャップ(Cap)
  • 自由の番人(The Sentinel of Liberty)
  • 星条旗のアベンジャー(Star-Spangled Avenger)
  • 第二次世界大戦の生ける伝説(The Living Legend of World War II)
  • ウイングヘッド(Winghead。マスク側頭部の形状から)
など、歴史が長いこともあってか、かなり多い。

日本でいえばこの人この人に当たる、と言えば分かるだろうか。
もっとも、その古さでいえば 月光仮面 黄金バット といった超古参ヒーロー級に匹敵するうえに、
しかも 今なお持って現役 というのだから、頭が下がるばかりだ。



「第二次世界大戦の生ける伝説」の異名で知られるヒーローの中のヒーロー。
第二次大戦前夜、ヨーロッパにおけるナチスの横暴に憤った彼は、勇んで陸軍に志願したが、
体格が貧弱だとして不合格になってしまった。それでも諦めきれない彼に着目した陸軍上層部は、彼にある極秘計画…
完璧な肉体を持つ超人兵士を人工的に製造する「オペレーション:リバース」への参加を持ちかけた。
二つ返事で承諾した彼は、秘密基地へ連れて行かれ、全身の細胞を活性化させる「スーパーソルジャー血清」を投与された。
果たして実験は成功し、彼は人類極限の肉体を手に入れたが、潜入していたナチスのスパイによって、
血清の発明者アースキン博士が暗殺されてしまい、スティーブは最初で最後の超人兵士となったのである。
彼をアメリカの闘志のシンボルにしようと考えた陸軍は、彼にキャプテン・アメリカの名とコスチュームを与え、
彼は相棒のバッキー少年と共に前線に向かい、連合軍の先頭に立ってレッドスカルを始めとするナチスドイツと戦った。
が、大戦終結の直前、ナチスの飛行機爆弾を阻止するため、バッキーと飛行機に飛び乗った彼は、
爆弾の爆発に巻き込まれ、バッキーは生死不明。彼もまた北極海に落ち、氷漬けになってしまった。
こうして数十年の時が過ぎ、ついに彼が復活する時がきた。アベンジャーズの潜水艦が彼を発見し、蘇生させたのだ。
現代に甦った彼は、変わってしまった世界にとまどいつつも、アベンジャーズの一員として新たな戦いを開始した。
『アメリカの理想』を阻む者がいる限り、キャプテン・アメリカに休息の日は訪れることはないのである。

現在の世界情勢は相当キャップにとって衝撃であったようで、黒人の大統領や女性の医者が誕生したことに非常に驚いていた。
これはキャップが差別主義者であるという意味では無く、'40年代前後のアメリカではとても考えられなかったという意味である。
何分、キャップは第一次世界大戦が終わる前の生まれであり、
更に壮年期を完全に氷の中で眠りながら過ごしていたため、時代の移り変わりを見れなかった
のも大きい。
事実、アイアンマンに見せられたキング牧師の演説に涙を流すほど感動している。
ちなみに「キャップが復活してから○○年」と語られる事が多く、時間経過の分かりにくいマーベル世界の時間経過の指標の一つになったりしている。
2011年現在の設定では復活してから十数年程度が経過している設定のようだ。
MAN OUT OF THE TIMEで復活直後の大統領が明らかにオバマだった?いんだよこまけぇ事は。

なお、彼を超人化させたオペレーション:リバースだが、超人血清が失われた後も計画は存続していた模様。
超人兵士制作計画「ウェポンプラス」において、キャプテン・アメリカはウェポンIにあたり、
そして後の十番目の計画ウェポンXでウルヴァリンがアダマンチウムの骨格と爪を埋め込まれることになる。
そのウルヴァリンとはアベンジャーズの同僚でもあり、同じくウェポンXの被験者であるデッドプールも含めた三人で急増チームを結成したこともある。

彼は人間として望みうる最高の肉体を持っており、あらゆる格闘技、戦略、戦術にも通じている。
あくまでも人間の限界にとどまっている…はずなのだが、超人血清は身体能力以上に代謝機能や持久力を極端に強化するため、
500㎏のペンチプレスを持ち上げたり、1マイル走の記録が1分切ったり(時速60マイル以上で走れる、ということ)、
雪中行軍も楽々こなすなど、明らかに限界突破している点も多かったりするが。
医学の観点では人間が持ち上げられる重量の限界値は理論上500㎏とされており、
ベンチプレスに関しては一応人間の限界を超えていない数値ではあると言える。本当にギリギリではあるが。
ちなみに現実のベンチプレス(ドーピングあり)の世界記録は476㎏。
持ち上げた後は筋肉が内出血を起こしドス黒く変色する。やっぱり限界突破してるかもしれない。

手にした盾は、MARVEL世界に存在する特殊金属ヴィブラニウムを用いて作成された超合金でできており、
神クラスの攻撃でも傷一つ付かない――というより 事実上破壊不可能 と言われるほどの防御力を誇る
(ちなみにヴィブラニウムは単体でも衝撃吸収能力などに優れた金属であり、
 一時期元の盾を政府に返却せざるを得なくなった時は最初はアイアンマンに作ってもらった純アダマンチウム製の盾を使用していたが、
 すぐにブラックパンサーに作ってもらった純ヴィブラニウム製の盾に切り替えた)。
この合金は超人血清作者のアースキン博士の手によって偶然一度だけ生み出されたものであり、その死と共に製法は失われた。
え、それじゃさっきのブラックパンサーから貰った盾は矛盾しないかって?盾だけに
それは彼の国でヴィブラニウムが地下資源として産出されてるからであって、合金として作れているわけじゃないのだ。
なお先程からも度々述べたMARVEL世界で多用される超合金アダマンチウムは、この合金を解析する過程で出来た副産物である。
このシールドは防御だけではなく打撃や投擲にも用いられ、キャプテンアメリカ最大の武器にしてシンボルでもある。

とは言うものの流石に完全無欠の盾というわけでも無く、
といった連中なら壊すことができるようである。
……つまり「防御力とか関係ない状態変化攻撃」とか「攻撃力無限大」な奴らが、防御無視攻撃をやってきた時しか壊れた事がない。
そもそも雷神ソーのムジョルニアで殴られても壊れないという時点で神話級アイテムである。第二次大戦当時の技術レベルで偶然できちゃっただけなんですぜこれ。
さらに、現在のキャップのシールドは破壊されたのちにソーの父親オーディンによって修復され、
加えてウル(アダマンチウムと同じ硬度を持つ魔力を込められた金属)で補強されて、より強固になったため
防御力はさらに向上。「人類が持てる技術の範囲内での最高傑作品」から「正真正銘の神話級マジックアイテム」と化した。
はいそこ、チートの重ね掛けとか言わない。

またさらに余談ながら、シールドの材質の中には銀が含まれているため
二次大戦中にて吸血鬼の軍勢と戦闘に陥った際、吸血鬼に止めを刺せる有効な武器としても使用されていた。
自分の戦友達が吸血鬼にされ戦わされているのを見た際には流石のキャップも激昂し、
「その命は彼の物だ!貴様如きがその体を使うんじゃない!」と叫びながらシールドで吸血鬼の首を刎ねていった。

コスチュームは難燃素材でできており、防御力を増す為に軽量のジュラルミン製のスケイルメイルを下に着込んでいる。
上記のイラストやドットでは簡略化されているが、実際はスーツの表面は鱗のようになっている。
また、特徴的な頭部とマスクが一体化したスタイルは、過去の戦いで「マスクをひっくり返され、視界を奪われる」事があって以降改良された。
そして言うまでもなくスーツおよびマスクのデザインは、星条旗をモチーフとしている。
このコスチュームはやはり現代の視点で見れば無理のある、はっきりいってダサいコスチュームではあるものの
ミズ・マーベル曰く「理想を口にすれば誰かに批判をされる現代で、あえて国旗を纏う象徴」もしくは
「本来ならば大勢の人間が担うべき国家をたった一人が背負う滑稽さ」としての意味合いであるとされる。
だからこそ、ダサいはずなのに妙にカッコよく見えるのだ。
また、スティーブが一時死亡していた時期に後任としてキャプテン・アメリカを襲名したバッキーは、
派手すぎて嫌でも敵の目を引くせいで高い陽動効果がある」と語っている。

+ちなみに素顔はこんな感じ


また身体能力だけでなく戦闘技術においても非常に優れており、その身体能力は『人間の限界』でしかないにも関わらず
後述のシビルウォーにおいて10tの腕力を誇るスパイダーマンと戦闘した際に、
スパイダーマンの動きを完全に見切り、たった10秒でKOしている。
また、一時的に超人血清の効力が失われた際にも量産型の超人兵士三人を相手に勝利している。

とはいえやはりヒーロー達の中では力不足は否めず、強敵相手に苦戦することも多い。
そんな彼の最大の武器は人間としての最高の身体能力でも超合金の盾でも蓄積された経験でもなく、
不屈の精神力と信念であろう。
神や巨大ロボット兵器相手にも果敢に立ち向かい、コズミックビーイングさえ凌駕する存在となったサノス
「私の人生は感傷の追求だった。その為に死ぬのならば悔いは無い!」と啖呵を切る姿には
サノスですら一瞬気圧されるほどであった。

誤解されがちだが、彼が守る物はあくまでも自由・平等・博愛を旨とする『アメリカの魂』であって
『アメリカという国家・政府』ではない。

その為、超人やミュータント等を管理下に置こうとするアメリカ政府とは反目する事も多く、
一時は「キャプテン・アメリカ」の名称とコスチュームを国に返上した事もある。
(この間「キャプテン・アメリカ」を名乗っていたのは ジョン・ウォーカー 。彼は後にキャップにコスチュームと
 「キャプテン・アメリカ」の名を返し、自らは「 USエージェント (MVCシリーズにも登場している)」を名乗る事になる)

また他の例として、汚職をしていた将軍にアメリカへの忠誠を盾に見逃すように強制された際も
「私の忠誠の対象は理想だけです」
とこれを一蹴したり、二次大戦について言及する際も
「私が大戦で得た教訓はヒトラーの卑劣さでは無い。いかに人が正義を簡単に捨て去ってしまうかだ。
それが例え正義を尊ぶとされるアメリカ国民であっても!
そして一方で戦場で出会ったドイツ兵や日本兵にも尊敬すべき兵士はいた」

と演説している。
断っておくと、第二次大戦についてアメリカにも悪い部分があったと口にするのは
アメリカ本国では一種のタブーとされており
(例えば「硫黄島からの手紙」という映画でアメリカ兵が日本兵捕虜を虐殺するシーンに対して、特定層から批判が集中したこともある。
他にも、ロールシャッハが核兵器使用は正しいと断言する右翼主義者なのは正にタブーを突いた痛烈な皮肉であろう)
それを堂々と口にする辺り、キャプテン・アメリカがアメリカ国家の傀儡では無い証明であろう。

しばしば「己の在り方について苦悩するヒーロー」が描写されるアメコミヒーローだが、
彼の場合はアメリカへの無上の愛を持ってしまったがゆえに苦しむのである。
+裏話
当初は実は行方不明にはなっておらず、戦後すぐの頃共産主義者を相手に戦っていたのだが、
世論が赤狩り糾弾に向くと「やっぱりあれはやりすぎだったよね」ということになり、
あれは極右のキャップ信奉者が名を騙っていただけ ということになり、
本物は前述の通り終戦直前に行方不明になっていたことになった。

尤も、この当時のコミックは悪名高き「コミック・コード」の影響下にあり、当たり障りのない内容……
もっとはっきり言ってしまえば、「お上に迎合した内容」しか描けなかった、という事情も考えなければならない。
上記の設定変更は、その過去をまとめて黒歴史にしてしまおうという出版社側の意図もあるのかもしれない。
もっと単純に、保守系ヒーローに対するリベラル系ヒーローがが欲しかったと言う理由かもしれないが。

さらに余談ながら、この代役を務めていたキャプテン・アメリカも後に別のキャラクターとして設定された。
キャップを務めていた代役は三人存在し、スティーブがMIAになった直後にキャプテン・アメリカを務めていたのは
ウィリアム・ナスランドという男で、元々はスピリット・オブ・'76というヒーローをしていた。
彼は選挙活動中のケネディ大統領を守って戦死し、その役割を継いだのはジェフ・メイス
彼もまた元々はパトリオットというヒーローで、スティーブ本人とも面識がありスティーブを救ったこともある。

そして問題の三人目を継いだのはウィリアム・バーンサイド
元教師の彼は熱狂的なキャプテン・アメリカ信奉者で、かつ強烈な右翼主義者であった。
彼はキャプテンアメリカについて調べる内に不完全な超人血清の製法について発見し接種。
さらには顔をスティーブそっくりに整形し、戸籍も変更し名前もスティーブ・ロジャースと改めた。
当時、赤狩りに躍起になっていたアメリカ政府は彼を新たなキャプテン・アメリカと認め、彼に不当な黒人逮捕や赤狩りを行わせた。
しかし不完全な超人血清は徐々に彼の精神を狂気へと陥らせ、遂には暴走。アメリカ政府によって冷凍睡眠の処置を施された。
その後、本物のキャプテン・アメリカ復活後にレッドスカルによって復活させられ、'50年代の正義を振りかざし、
当時、黒人のパートナーを連れていたキャップに襲い掛かった。
現在は最早マトモな意識は残っていないようでグランドディレクターというヴィランとしてキャップ達に敵対している。

ちなみに幼少期の頃は結構悲惨な境遇を送っており、
父親は大恐慌の影響で職を失い、アルコールに逃げスティーブと母親に暴力を振るうようになる。
そしてその父親もアルコール中毒で死亡、母親が家計を支えるも、スティーブと同じく病弱だった彼女も無理がたたり死亡する。
そのためスティーブは学校を中退、絵画や作詩といった芸術方面の才能を見出されており
本人や周囲からも芸大へ進学することを希望していたが止む無く諦め、
軍に入るまでは勤労少年として病弱な体を引きずって生活していたという過去がある。
また、キャプテンアメリカになるまで異性にはまったくモテなかったとの事。映画版でもきっちり再現されていた。

このような経歴から子供(特に学生)が戦う事に対して強い嫌悪感を持っており、
かつて'90年代にアベンジャーズに加入していたレイジというヒーローの正体の実年齢が、実際には中学生程度であったことを知ると
「正義を行うためには、まずきちんと学校で学ぶべきだ」と諭し、チームを脱退させている。
他にも「未来でアベンジャーズになる資質を持った子供たち」であるヤング・アベンジャーズの結成や、
下記が起こる原因となったニュー・ウォリアーズにも嫌悪感を示していた。

後に発生した「超人登録法」を巡る戦い『シビル・ウォー』では登録法反対派に廻り、
推進派に廻ったアイアンマンスパイダーマンらと対立する(スパイダーマンは後に離反、反対派に付く)。
推進派との決戦においてアイアンマンを追い詰めるも、戦闘に巻き込まれた一般市民から羽交い締めを受けて妨害された後、
破壊され炎に包まれた街を見たことで自らの行為が守りたかったもの達を傷付けてしまっていたことに気付き、投降。
法廷で「スティーブ・ロジャース」として自らの正当性を証明する道を選ぶも、
宿敵レッドスカルに洗脳された自らの恋人に暗殺されるという悲劇的な最期を迎える。
その死は多くのヒーローだけでなく、彼を糾弾していた一般市民にも大きな衝撃を与えニューヨーク全体が追悼ムードになるほどだった。

そしてスティーブが死亡したため、上記のバッキーこと本名ジェームズ・バーンズというサイドキックの少年(当時)が、後継者となった。
彼もキャップと共に爆発に巻き込まれ、長期間に渡って(読者時間で60年ほど)死亡したと思われていたが、
マーベル社の狂気の後付設定により生き返実は生存していた。
一命は取り留めたものの片腕と記憶を失っており、洗脳されてソ連の暗殺者ウィンター・ソルジャーとなっていた。
しかしキャップの助けもあって記憶を取り戻し、アメリカのヒーローとして活動する。
暗殺者時代は任務がない時はコールドスリープしていたため活動期間は短く、現代においても戦時中からほとんど年は取っていない。
バッキーはスティーブ亡き後「キャプテン・アメリカ」の名前とコスチュームを受け継ぎ、
先代との違いに苦しみつつも先代と違う自分らしさを武器に活躍を続けていた。

その後 読者全員が予想した通り スティーブは復活したが、「キャプテン・アメリカ」の任務はしばらくバッキーが継続。
が、これまた読者が予想した通りバッキーキャップはサーペントの力を得たシンに殺されてしまい、
スティーブがキャプテンアメリカに復帰している。
テコ入れのために配役を一時入れ替えてみたものの、しばらくしてやっぱり元の鞘に収まるという時に
せっかく人気が出てきた代役キャラ(しかも凄くいい奴)が殺されるのはマーベルのお約束である。
……と思ったらバッキーも普通に生きていた。
(これもまたお約束である。死ぬ時と生き返る時だけしか出番が無いキャラちらほらいるのだが、
 バッキーほどの大物キャラをそんな扱いにはしない……と信じたいものである)
そしてバッキーは暗殺者時代の罪を償うためにキャプテン・アメリカの名をスティーブに返し、自分はバイクで放浪の旅に出た。お前もか

余談だが、「キャプテン」は純粋に「大尉」の意味らしく(「キャプテン」には英語で「大尉」の意味*1も含まれている)、
北極で眠りに落ちなかったとあるパラレル世界では「カーネル(大佐)アメリカ」を名乗っていたりする。
マー・ベル大尉がキャプテン・マーベルになったのもある意味そのせいということだろうか

またアイアンマンとは親友同士でありながら思想的に対立することが多く、
加えて「自分は現代の装備に迎合できずほぼ素手で戦うことしか出来ないロートル、
対して数多くの装備を使いこなせる彼こそ現代のヒーロー」というコンプレックスを持っていたりする。
尤も最新鋭のビームシールドを使いこなしたり、国防総省のコンピューターにクラッキングをしかけたり
といった程度には現代兵器・技能を使いこなしてはいるが。……充分すぎるだろうそれは。


マーベルでもぶっちぎりの支持を誇る超大人気ヒーローであり、
1990年に(ちょっと早い)生誕50周年記念映画として『キャプテン・アメリカ 卐帝国の野望』が製作されている。
残念ながらクオリティの関係上、前年に上映されたティム・バートン版バットマンとは違って評価は高くなかったが…。

そしてそれから20年以上の時を経て、奇しくも生誕70周年にあたる2011年7月に映画「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」が全米公開。
当然ながら全米で大ヒットしたが、国外での興行収入の総額が 全米興行収入以上の額になった
というアメコミ・ムービーとしては珍しい現象が起きた。
日本では遅れること同年10月に公開されている。
ストーリーラインは概ねオリジンに沿っているが、
超人兵士計画にハワード・スターク(言うまでもなく後のスターク・インダストリーズ初代社長。つまりトニーの御父上)が出たり、
超人兵士計画の頓挫を理由に軍によってマスコットキャラとして登用されたキャップが、年齢性別問わず国内で絶大な人気を博する中、
仲間である兵士たちからは白眼視されている現実に気づき、更にある事情から単身戦場に出て大活躍するくだりがあったりと、
オリジンとの相違点兼独自の見所は結構多い。
定番のマスクもメットとなり、羽飾りもメットの横に施されたペイントとしてアレンジされるなど、
ビジュアルもミリタリー色を強まる形でだいぶ格好良くなった。もうダサイなんて言わせない。
吹き替えのCV中村悠一氏。非常に若々しい演技であり、新鮮な印象である。



アメコミヒーロー界隈でも超有名ヒーローなので、当然ながらゲームには色々出ている。
国産対戦格闘に絞ると、やはりカプコンのマーベルVSシリーズ
データイーストが1995年に出した『AVENGERS IN GALACTIC STORM』であろう。

前者では、全体的に爽やか系なイメージを漂わせるキャラ付けがされている…気がする。
盾を投げる飛び道具があるのだが、上手く受け取れないと落としてしまうという、よくわからないところにリアリティを感じさせる演出がある。
『MVS』では主役ポジ、『MVC2』以降は最初から参戦している所謂「メインメンバー」的な立ち位置となっている。

+『MVC2』での性能
『MVC2』では、サイクロップスと同じく主人公な感じのする安定タイプ。一応波動昇龍持ち。
あちらが飛び道具タイプなら、こちらは接近タイプと言うべきなのだろうか。
ただし、シールドがある時とない時で微妙な違いが出たりなどするため、安定タイプでもいろいろ味のあるキャラ。
通常技の発生はやや早めで、リーチも良好。
空中通常技の挙動も安定しているため、かなり楽にコンボを入れることも可能。
機動能力も思った以上に高く、二段ジャンプや回り込み・ダッシュ速度など、アシストを絡めると脅威になるものが揃っている。
盾がない場合、立ち強Pが発生加速(11F⇒8F)威力低下(16⇒12)になり、後述するHCに繋げやすくなる。
屈み強Pが威力低下(14⇒12)発生鈍足(8F⇒10F)になり、代わりに打点上昇による対空方面強化がある。
(テンキー方向の)3強Pが発生鈍足(7F⇒9F)。エリアル始動技だが、完全劣化。
J強Pは発生加速(10.5F⇒8F)威力低下(13⇒12)判定弱体。

「シールドスラッシュ」は、つけている盾を投げる飛び道具。
相手に当たっても当たらなくても返ってくるが、SJや後退することで受け取り拒否が可能。
落ちた盾は、フィールドにアイテムとして落ちている。拾うには、盾に近づくだけでいい。

「スターズ&ストライプス」は出の早い対空昇龍技。
が、何故か上で当たれば当たるほど威力が下がり、さらに発生無敵がないので切り返しにやや不安が残る。

「チャージングスター」は発生の早い突進技で、突進中は飛び道具を無効化するバリアが発生する。
発生直後と突進でそれぞれ判定があり、突進中の方が威力が高い。
飛び道具を無効化すると進行速度がその分低下するため、多段飛び道具に対しては脅威になりづらい(盾としてなら効果はあるが)。
HCは基本的に中程度の威力の接近技のみで、暗転までが遅く発生が0Fのものが揃っている。

「ファイナルジャスティス」はロック系のHCで、初段のタックルヒットで追撃が入る。
暗転が遅く、無敵も当然ないため潰されるなり避けられてボコられたりする。
立ち強Kかシールドなしの立ち強Pあたりならば、そのまま繋がりはする。
何故かフィニッシュ後にまでディレイド受付時間があるため、先発で入ったなら相性次第で繋げてダメージを狙える。

「ハイパースターズ&ストライプス」は、C.アメリカの中では一番暗転の早いHC(でも8Fなので、普通レベル)。
コンボとしては一番繋げやすいが、コマンドの問題上「ファイナルジャスティス」が暴発することがある上、
空中の相手だと落としてしまったり、ガードされた時にはもう嬉しくって感動で(ry状態になってしまう。

「ハイパーチャージングスター」は削りは中々で、ガードされても相手の硬直が長く、こちらの硬直は短め。
ただし、アドバンシングガードによる硬直減少技により反確となってしまうため、結局安易には振りづらい。

アシストは全て普通と言えてしまうものだが、強いて言えばγ(突進攻撃)タイプの「チャージングスター」だろうか。
画面端始動が常のため、遠くなればなるほど判定が遅いが、飛び道具を無効化するという魅力がある。
β(対空迎撃)タイプの「スターズ&ストライプス」は発生無敵がないため、割り込みの信頼性がやや落ちてしまう。
α(シューティング)タイプの「シールドスラッシュ」は画面端から出てくることを除けば、普通の飛び道具アシストと同じである。
VCはβが「ハイパースターズ&ストライプス」になるのみで、後は「ハイパーチャージングスター」となる。

キャップの厳しい点は、接近状態でないと火力を大いに得られないこと。
アシストも絡めないとコンボも入れづらく、本人自体のアシストがやや決定力がないため、
使うならばキャップを主軸に考えないときつい。
ぶっぱによるダメージ・削りも、HCの性能上無理がある。
ディレイドは相手が空中状態だと振れるものがなく、基本的に近い状態で喰らい状態でないと繋がらない。
揺さぶりも単体として強すぎるわけでもなく、結果アシストがないとコンボも難しいところ。
チームとしての使いづらさが、大きな痛手となっている。

それにしても、必殺とHCが使い回しというのが悲しいところ。
盾の部分だけで燃え尽きてしまったのだろうか。
アメリカのトップクラスの人気キャラなのに。

+『MVC3』での性能
『MVC3』では遂にシールドを落とさなくなった。
飛び道具を無効化しつつ突っ込めるため、対シューティングができるところが長所。
しかし基本性能は全体的に低め。
永パを持っている事が発覚しても下位キャラ止まり。『ダメリカ』などという蔑称がつけられたことも。
性能自体はごく普通で使いやすい部類なのだが他が強すぎた……。

しかしそのまま見捨てられることはなく、『UMVC3』では2段ジャンプ可、側転に無敵時間追加など順当に強化。
そして地上シールドスラッシュでダウン追撃が可能になった為、火力が飛躍的に向上。
単騎ではもちろんアシストを絡める事によりトップクラスの火力を発揮出来るようになった。
立ち回りは遠間からシールドで牽制というシンプルなものが二段ジャンプの恩恵で割と強力になり、
その気になれば高性能な側転とアシストで崩したりする事も出来る為、
初心者にも非常に扱いやすく上級者でも使用に堪えるだけのパワーを持つ良キャラとなっている。
アシスト性能はあまり良くなく、また本人もアシストが無ければ崩し能力に乏しいのでほぼ先鋒で使われる。

超人能力や難熱素材などは、流石に再現されていないらしい。
…まあ、他社のライバルと異なり「MARVELを代表するヒーロー」ではあっても「MARVEL最強のヒーロー」って訳はないし、
他にもっとやばい奴ら(こいつとかこいつとか、このあたり)もいるわけだし、
今に始まったことではないが。
……?気のせいじゃない?
ちなみに、ガイルとは同国のよしみということでなのか、開始前に敬礼をしあったり、EDで一緒に会話をしていたりする。

後者は3Dポリゴンキャラによる2D格闘で、キャプテン・アメリカは主役を張っていた。

ほら、 ソーじゃない方が本人より目立ってたアレだよ

他にもデータイーストUSAからアクションゲームが発売されていたり。

しかも当時のアメコミゲームはを除いてクソゲーが多かったのに対し、
ドット絵やアクションなどなど、かなりの良作である。さすがデコ。
いつかソ連DECOのヒーローチェルノブと並び立つ日が来るのだろうか。

『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』にも引き続き登場。
これまでカプコン製対戦格闘ゲームのマーヴルシリーズの内『MARVEL~』と題する作品にはスパイダーマン、ハルク共に皆勤出場である。
当然ながらX-MENを題材とした『X-MEN~』と始まるタイトル(とは言っても2作品のみだが)には出ていない。


MUGENにおけるキャプテン・アメリカ

+MystikBlaze氏製作 MSH仕様&MVC1仕様
  • MystikBlaze氏製作 MSH仕様&MVC1仕様
表がマイルドな性能に調整されたMSH仕様、裏がMVC1仕様(エフェクトはMSHの流用)となっている。
MSH仕様のものは6種類のジェムから一つがランダムで選ばれ、
それらを使用することで一時的にスーパーアーマーになったり、必殺技が強化されたり体力回復を行う事が可能。

こちらはMSH仕様でのプレイヤー操作。
アメリカ発見!
開始時にジェムのマークがあるのが特徴。
ちなみに 闇討ちは得意ではありません 。それは別の人です。

こちらはMSHとMVCの混合仕様
+kong氏製作 MVC2仕様
  • kong氏製作 MVC2仕様
MARVELキャラでおなじみの氏によるもの。
いつも通りの3段階AIも搭載されているため、今後の活躍が期待される。
※kong氏作のアメリカは、中P+中Kで中段攻撃が出せるが、これをダッシュ中に使うと低空でキャラが固まってしまうというバグがある。
+Verz氏、Alienmorph氏 & Magus氏製作 バッキー版キャプテン・アメリカ
  • Verz氏、Alienmorph氏 & Magus氏製作 バッキー版キャプテン・アメリカ
(18分半辺りからのおまけにて)
上記のとおり、かつてキャプテン・アメリカの相棒だったバッキーがスティーブの遺言に従い、キャプテン・アメリカを名乗った際のコスチューム。
コスチュームは単なる色違いではなくアイアンマン製のより耐弾性が向上したコスチュームである。
戦闘能力に関しては、超人兵士である先代キャップには劣るもののそれでも充分強く、
アイアンマンやダークアベンジャーズと互角に渡り合うほど。
戦闘スタイルとしては銃やナイフを用いた戦闘を得意とし、また元々暗殺者であったためか不意打ちやトラップを用いた戦い方を行う。
また義手となった左腕は怪力を発揮し、アイアンマンの顔面パネルを無理やりこじ開けたり、車を引き裂いたりすることが出来るほどで、
他にも電撃や電磁パルスを発揮したりとさまざまな能力を持つ。

+うんこマン氏製作 MSH仕様+アレンジ
  • うんこマン氏製作 MSH仕様+アレンジ
VSシリーズキャラに定評のあるうんこマン氏によるキャプテン・アメリカ。*1
MSH仕様にHCなどいくつかの仕様を足したもの。現在は公開されていない。
ハイパースターズ&ストライプスとハイパーチャージングスターが搭載されていないかわりに、
パワージェム強化版スターズ&ストライプスとチャージングスターを1ゲージ技として使用可能。
更新で、盾が無い状態では「シールドラッシュ」が使えなくなり、通常技も変化するようになった。

グラテン厨氏によるAIが存在する。一時期公開停止だったが、2/12に再公開された。
まだ調整中とのことで、「一応レベル2も動きますが安定行動しかしないので魅せとかはないです」とのこと。
レベル1では「ガン攻め」、2は「ガン待ち」と、必ずしも2が強いとは限らず相手によって勝率が大きく変わることもある。

永久の使用、ガードレベル、その他にも立ち回りのパターンなどマニアックな設定もできる。
ただ、全部オンにしても強くなるとは限らないので大会に出す場合は調整をよく考える必要がある。
+口坂氏製作 U.S.A
  • 口坂氏製作 U.S.A
「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」映画化記念に作られた凶悪改変キャラ。
名前ははUltimate Soldier Americaの略であり、訳は「究極兵士(笑)アメリカ」。

現在は手直しのため公開停止中。

"Freedom Prevails !"

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー


*1
※なお、氏のSkyDriveは現在新規に移転している。詳しくは某スレにて検索されたし。