ラモン






"Viva Mexico!"




  • 格闘スタイル: ルチャ・リブレ
  • 誕生日: 12月3日(25歳)
  • 身長: 170cm
  • 体重: 80kg
  • 血液型: A型
  • 出身地: メキシコ
  • 趣味: 子供たちと遊ぶこと
  • 大切なもの: 先輩にもらったマスク、美しいヴァネッサ
  • 好きな食べ物: タコス、テキーラ
  • 嫌いなもの: 反則、場外負け
  • 得意スポーツ: プロレス
THE KING OF FIGHTERS 2000』から登場するキャラクター。頭にレイザーが付いてフォォォォォ!!とか叫ぶハードゲイ*1ではないし、半魚人でもない。
ルチャドール(ルチャ・リブレ(メキシカンプロレス)のプロレスラー)が本業で、KOFには友人のヴァネッサセスとの縁で参加しており、
彼らの所属する「リング機関」にも少なからず関わっていると思われる。
ヴァネッサにベタ惚れしており、積極的にアプローチをかけているが、人妻なので本気では相手にされていないようだ。
モデルは漫画『タイガーマスク』および「初代タイガーマスク」こと佐山聡氏で、技名や動作などに強い影響が見られる。
ちなみにこの人は日本でタイガーマスクとして有名になる前に、メキシコやイギリスに渡って活躍している。
中の人はロック・ハワードも演じている 竹本英史 氏。
初登場の『2000』では割とさわやか系のボイスだったが、次の『2001』で何故かやたらガラが悪くなった
『XIV』からは『めだかボックス』の都城王土役等の 勝沼紀義 氏に。なお後にDLCで追加されたロックも声優が交代されている。

 『2000』で主人公チームの一人という破格の待遇で登場(ヴァネッサもだが、こちらは『'99EVO』でお披露目済み)。
 K'マキシマの監視・事情聴取の任務に就いていたヴァネッサをサポートする形でチームに加わった。
 マキシマの分析装置でも「ただならぬ」数値が測定されており、かなりの実力者と認められている。
 クローンゼロとの対戦では専用イントロが用意されており、ネスツと何か関係があるのでは…
 と思われたが、無かったことにされている。
 エンディングでは会場が崩壊する中、気を失ったヴァネッサを背負って脱出。

『2001』ではヴァネッサ・セスと共にを監視する任務に同行。
何故かイグニスに「地上最強の人間」の候補に挙げられていた(上述の因縁の一応のフォローとも見られる)が、
これも上記のように、椎拳崇の「龍の力」とまとめて無かったことにされた
…と思われたが、『XIV』でのプロフィールに「最強の人類」と書かれており、マキシマとの掛け合いでは「最強の人類相手に手加減できるか」と言われるなど、
完全には無かったことにされてはいなかったことが判明した。
『XI』でもヴァネッサにくっついてエージェントチームに参加。マリーとヴァネッサの本物の諜報員の間に紛れ込み、一人浮く
続く家庭用『XIII』ストーリーモードにおいてもマリーと組み調査に走り回る…
が、ルートによってはチャンチョイに捕まってパオパオカフェで酒盛りしてる場面も。
どうも重要人物にしたいのかしたくないのかよく分からないキャラである。


中南米市場を視野に入れたキャラだったらしく、メキシコの国民的娯楽・ルチャの使い手としてかなり目立つ位置で投入されたものの、
日本では「何故今さらタイガーマスク…?」と戸惑いの声が相次ぎ、やや強引に影の薄い位置に回されつつある男。
しかしその実、生まれは貧しい家庭だったようで、ルチャドールになってからも稼ぎの多くを寄付に回しているという男である。

『XIV』ではエージェントでもないはずなのに休暇と称し、彼を中心に新生メキシコチームが結成された。
正に中南米ターゲットの面目躍如であると言えよう。どこぞの極限流チームとは違うのだよ
かつて敵方だったアンヘルもチームメイトとして迎えており、何か狙いがあるのかと思われていたが、
エンディングでもそんな素振りは見せなかったため、純粋にチームメイトとして誘っただけのようだ。
『XV』でもアントノフ率いる「ギャラクシー・アントン・レスリング」に加入する形でKOFに参加。
リング機関と繋がりが無くなった訳ではないようだが、すっかりレスラー稼業が本業になっている。
むしろエージェントチームでの浮きっぷりからして、このままの方がいいかもしれない


プロレスの道へ進んだのはあるレスラーに憧れたのがきっかけらしく、
そのレスラーから貰ったマスクを大切にしている模様。
その人物に関しては公式からの明確な答えは存在しないが、『2000』当時のQ&Aには以下のような遣り取りがある。
Q「ラモンにマスクをあげた先輩はグリフォンマスクですか?」
A「いいえ違います。それとなくヒントをちりばめてるんですが・・・」
この遣り取りから察するに、”先輩”はラモンの大部分のオマージュ元となっているタイガーマスクと思われる。
逆に言えばタイガーマスクをリスペクトしているからこその技のラインナップと言われると納得がいくだろう。
『2001』にはライデンのマスクらしきものを持っているラモンのイラストがあるが、
それだけでライデンに結び付けるのはやや強引であり、実際にそれ以外の接点らしきものも無い。
そもそも『2001』当時のノナ氏は『KOF』のキャラクター像をほとんど把握していなかった面(没デザイン画やノナ氏のコメント参照)もあるので、
ライデンの可能性は低いと思われる。

勝利ポーズで「びば☆めひこー!」と滑舌が悪そうなボイスが入るが、スペイン語で「x」は「h」に近い発音になる。
同じく「はすたらびすたぁーっはっはぁー!」というのは Hasta la vista、つまり Good bye のこと。『ターミネーター2』で聞いた人も多いのでは。
超必殺技「エル・ディアブロ・アマリロ・ラモン」は直訳すると「黄色い悪魔・ラモン」。
ただし「アマリロ」の発音は正しくは「アマリージョ」(アマージョではない)。
黄色い悪魔といってもロボットではなく人間なので体を分裂させて体当たりはしない。
恐らく「黄色い悪魔」の元ネタは「連邦の白い悪魔」ではなく、
物語開始当初のタイガーマスクの異名「黄色い悪魔」の方であろう。コスチュームは緑色と黒色だけど。いやもしかしたら金髪の方か

ちなみに『2002』ではジョーとの専用勝ちポーズが互いに用意されており、「虎」をキーワードとする遣り取りが見られるが、
その際「最強の虎」であるロバートは無視された。後になって『2002UM』では「…あんたも虎なの?」と発言しているので気付いてなかったようだ。
龍撃拳とか龍神脚とか技名が龍で統一されてるから虎だと認識してもらえないのか
なお、ジョーが自身を虎と表現したことは無い。タイガーキックはあくまで「虎殺しキック」である。
むしろこれではラモンの危険が危ない!
『XIV』ではロバート、ジョーとのエディットチームでストーリーモードをクリアすると、
スタッフロール後に三人が虎の被り物を被った専用のED画像「タイガース」(な阪関無)が表示される。だからジョーは虎殺(ry

『XI』では同じメキシコ出身のレスラーであるグリフォンマスクと共演したが、絡みは全く無い。せめて勝利メッセージぐらいはあっても…。
と思いきやこの時に目を付けたのか、『XIV』でメキシコチームのメンバーにスカウトしたのは…
ダイナソー「グリフォン…?そ、そんな奴は知らんぞ!」

必殺技に「サマーソルト」があるが、ガイルのように後方宙返りをしながら蹴り上げるタイプではなく、
相手に飛び乗り蹴り上げながら宙返りする、所謂プロレス技としてのサマーソルトを使用する。これは格ゲー界でも彼だけのようである。

また、超必殺技の「タイガースピン」は元ネタの動きを再現した動きで、分かる人が見れば分かる良くできた動きなのだが、
その知識がない人からすると「何かぐるぐる回って投げてる変な投げ」にしか見えず、稼動当初はネタキャラ扱いもされていた。
しかし『XIV』では3D表現になったおかげで、「スピンしながら相手の足をカニ挟みにしてマットに叩き付ける」*3という動きが
分かりやすく見て取れるようになった。やはりこういう渋いプロレス技は3Dの方が映えるらしい。
参考動画:3:20~より本家タイガースピン
(佐山聡がタイガーマスクを名乗る前の動画なので、
「タイガー」スピンではないかもだが)




「虎だ! 虎になるんだ!」


原作中の性能

端的に言うと「小さくてすばしっこい投げキャラ」。
軽快でトリッキーな動きが多く、『2002』以降は三角跳びも可能。
当然接近してからが真骨頂だが、癖はあるものの通常技特殊技の性能が良く、機動力の高さもあって立ち回りの自由度は高い。
主力のコマンド投げ「タイガーネックチャンスリー」はコマンドが簡単で、出始めに無敵が付くので崩しや割り込みに有効。
強「フェイントステップ」 を出してすぐ離す通称「ステキャン」を駆使した固めは使いこなせばかなり強力で、
ノーゲージでも高火力の連続技に持っていくことができるため、ゲージをガーキャンなどに回しやすいのも利点。
守ってもそれなりに戦えるが、対空や切り返しは弱いので攻めに重点を置くと良い。
小技とコマ投げ中心の単純な組み立てでもそこそこ戦うことができ、上級者向けのテクニックや連続技もあるので、
見た目に反して幅広い層のプレイヤーが楽しめるキャラとなっている。

『2002UM』では地上ふっとばし攻撃がカウンターワイヤーになったり、「フライングボディアタック」から引き起こしに繋がるなど強化が行われた。
またPS2版では超必殺技の「エル・ディアブロ・アマリロ・ラモン」をに決めると、
何故か「イッちまいなぁ!」と社のボイスが出るバグがある(ネオジオモードでも確認。後のAC版や闘劇Verでは修正されている)。



MUGENにおけるラモン

+ Gargoyle氏製作 2000仕様
  • Gargoyle氏製作 2000仕様
原作をほぼ完全に再現
『2000』のシステムであるアーマーモードやカウンターモードなども搭載されている。
AIは搭載されていない。
代理公開サイトの閉鎖により、現在は正規入手不可。

+ Sander71113氏製作 2000+アレンジ仕様
  • Sander71113氏製作 2000+アレンジ仕様
MAX版「エル・ディアブロ・アマリロ・ラモン」 などの追加や、ストライカーが搭載されている。
氏の他キャラ同様にデフォAIはHardとMediumの2段階に調節が可能。
ラモンの強みと弱点をしっかり把握した的確な動きを見せてくれる良AIである。
さらに、斑鳩氏によってAIパッチが製作され、デフォAI以上のパターンが増えている。

+ Tin氏製作 2002+アレンジ仕様
  • Tin氏製作 2002+アレンジ仕様
ポトレとボイスが違うので、上記のSander氏のものとの区別は容易。
ロープ掴みや、攻撃を受けずにいると自分の攻撃力が上がる当て身技「アピールラモン」、
獅子王とのアナザーダブルアサルトである「アニマル・バイス」が搭載されており、オプションで追加技の有無の切り替えができる。
なお、追加技の「ショルダースルー」のダメージ量設定に相手の変数を参照してしまうミスがある。
相手によってはダメージが入らないので気になる時は直そう。
AIはデフォルトで搭載されているが、AI起動用のコマンドが一つしかないため、スイッチが入る前に試合が終わることが多い。
cro氏や誠治氏によって外部AIも製作されているので、今後の活躍に期待。

+ hilune氏製作 XI+2002UM+アレンジ仕様
  • hilune氏製作 XI+2002UM+アレンジ仕様
『XI』と『2002UM』のハイブリッド仕様だが、「ロープ振り」に当て身版が追加されていたり、
「ヒプノティックタイガー」が「タイガーコンビネーション」の派生技に変更されていたりとアレンジが施されている。
また、スタン・ガードクラッシュ機能も搭載しており(ただしSimulモード以外)、設定でON・OFFが可能。
AIは搭載されていない。

+ RYO2005氏製作 ROTD仕様
  • RYO2005氏製作 ROTD仕様
ポトレが『2002』のものになっており、Sander氏のものとTin氏のものとの区別は容易。
氏の他のKOFキャラ同様、システムも『レイドラ』ものが一通り搭載されている。

これらの他に、改変キャラとして覆面レスラー「ファルコ・ラ・パッショーネ」が存在する。


出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー



*1
ただ、そのHG氏が属するコンビ「レイザーラモン」は同名のプロレスラー(現在は改名済)がネタ元であり、
そもそもプロレスオタクだったことからこんなコンビ名を付けていたのが高じて、実際にプロレスデビューもしてたりする。
だからまあ、全く関係無いってこともない…かなぁ。

*2
+ ...
+ ネタだからしょうがない
実際は右のデザインは典型的なルチャマスクのもので、左のレスラーマスクとは色が青いという以外正直全く別物。
外国人が「どっちも白い鉢巻に胴着の日本人だからリュウ大門って区別付かねぇよ」って言ってるような感じ。
あくまでプッと笑う程度の小ネタなので勘違いしないように!

*3
ちなみにこれを蹴ってきた相手の足を取ったりして腕でやるのが「ドラゴンスクリュー」
マッチョドラゴンこと藤波辰爾氏のフェイバリットだもんで知名度はこちらの方が上かつ、一応タイガースピンとは全く関係ないらしいが、
要領はほぼ同じ。なんであんなんでダメージ入ってんだって思った人はこれを思い浮かべるといいかも。


最終更新:2023年09月11日 21:41