灼熱波動拳
リュウと豪鬼が使う波動拳の上位版。炎を含んだ波動拳で、相手は炎に包まれる。
別名「ファイヤー波動拳」。
元は初代『ストII』で1/256という低確率で出る赤い波動拳。当時は単なるプログラマのお遊びで性能は変わらなかった。
『スパII』で個別の必殺技となり、燃焼ダウンを奪えるようになった。
その後は強波動拳を至近距離で当てるとこれになったり、EX必殺技だったりとシリーズを追うごとに扱いが変わる。
またストIII3rdなどのEX必殺技版の場合は2ヒット技となり、相手の飛び道具に対し1ヒット分のみ掻き消しつつ攻撃が可能。
豪鬼版は、初登場時から多段ヒットする飛び道具として使用。弱で1、中で2、強で3とヒット数が上がり、
また初出の『スパIIX』では画面端に追い詰めた時に死ぬまでガードさせ続ける「灼熱ハメ」が猛威を振るい、
大会使用禁止キャラとして扱われるようになってしまった。
また多段ヒットはするものの、リュウのEX必殺技版と異なり、
相手の飛び道具に対しては、例え強の3ヒットであろうが1発で相殺されるため、掻き消しつつ攻撃は不可能である。
『III3rd』では、出は遅いものの至近距離でガードさせても五分という後隙の少なさを誇る。
『IV』ではHit数分相手の飛び道具を消せるという特性がついて強化された。
このため『3rd』の時は出来なかった「相手の飛び道具を掻き消しつつ攻撃」が可能となった。
『V』では「赤鴉豪焦破」としてほぼ同様の技を使用する。
狂オシキ鬼はこれの雷属性版とも言える「轟雷波動拳」を使う。
ほぼ豪鬼の灼熱波動拳と同一の性能だが、発生が少し遅い代わりに 気絶値がとても高い。
雷光波動拳
『ストV』のVトリガーI「電刃練気」中にリュウの波動拳が変化する。
後述の電刃波動拳の必殺技版のような性能をしていて、通常版よりもダメージとスタン値が高く、弾速も早い。
溜めが可能で、3ヒットまでヒット数が増え、最大溜め時には ガードクラッシュを発生させる。
真空波動拳
リュウ、殺意リュウ、春日野さくらの スーパーコンボ。5つの「波動拳」を1つに合わせて放つ波動拳の強化版。
波動拳が複数重なっているため、重なっている分だけ相手の通常の飛び道具を打ち消す事が出来る。殺意リュウは気弾の色が紫に変わる。
さくらのものは出始めが大きく威力も高いが、飛んでいくごとにだんだん萎み、端までは届かない。
全体的に連続技に組み込んだり、遠距離での撃ち合いに使ったり多彩な使い方が可能。作品によっては割り込みにも使える。
但し撃った後の硬直が長い上に、『スパIIX』では至近距離で当てると相手がノックバックせずに貫通してしまい、相手がダウンしない。
ダウンしてくれると思っていたら反撃を受けたりもするが、これを利用して更にコンボを繋げられたりもする
(真空4ヒット→6+強P→中足波動拳など)。
「波動も究めれば 真空と化す!」
『MVC』シリーズでは、 リュウ及び 日焼けしたさくらのそれは 極太レーザー状だったりする。
その為、一部のファンからは波動拳ならぬ波動
砲
と言われている。
しかも 『MVC3』では演出中にレバーで発射角を変える事が可能に。この点は出場を逃した非業の リーダーから受け継いだのかもしれない…。
とか言ってたら『UMVC3』での真HC「波動覚醒」中に出すと 真・波動拳に変化し 壁で跳ね返るようになった。
どう見てもメガオプティックブラストです本当にありがとうございました。
通常のさくらにおいては、斜め上に巨大な波動を連打する形となっている。
またケンも普段は使えないもののリュウとのコンビ限定ながら、ヴァリアブルコンビネーションにて真空波動拳を撃てる
(『MVS』ではフィニッシュすると英文字でダブル真空波動拳と表記される)。
MUGENではVyn氏の「SF3 EVIL RYU」の放つもののインパクトが強いだろう。
また、P.o.t.s氏のリュウ(Jmorphmans氏のパッチが必要)とJmorphmans氏のケンはタッグ時にダブル真空波動拳が使用可能。
「岩をも砕く 真空波動拳!」
電刃波動拳
『III』で実装されたリュウのスーパーアーツ。および『スパIV』で追加された剛拳の ウルトラコンボII。
『V』ではVトリガーIの「電刃練気」中にクリティカルアーツの真空波動拳が変化する。
殺意の波動をコントロール出来るようになったリュウが、自身の波動と殺意の波動を融合させる事によって起きた摩擦が電気状になり、
それを波動拳に組み合わせる事で生まれた強力な波動拳。
『III』では威力は低めだがガード不能( ブロッキング可能)で 気絶値が非常に高い。
入力時に溜めかレバガチャ+ボタン連打でヒット数が上がり、最大5ヒット。
真空波動拳と真・昇龍拳に比べ使い方が難しいが、熟練した上級者が使うと非常に回避困難な連係を構築出来たりと、無類の強さを発揮する。
『ストV』では単純な真空波動拳の強化版のような性能をしている。
威力とヒット数が増加し、通常のクリティカルアーツには無い気絶値が追加される(値は300/1000)。
溜めは不能で、ガード自体は可能だがガードクラッシュを発生させる。
剛拳版は元々『IV』にブロッキングが存在しないためか、最大版以外はガード可能となっており、
最大版のみガード不能技へ変化する。
また、ガードの上からでも気絶値を与えられるので、強引に気絶させる事も出来なくはないようである。
「全て切り裂く いかずちの波動!」
『III2nd』のみゲージストックが2本であったため、EX技と併用出来たりかなりチートな性能で、それを駆使したスタン確定コンボまで存在していた。
『3rd』の開発段階でも2本であったが、ロケテで流石にこれはマズイと判断されたようで、発売直前に1本に戻されたという経緯がある。
「電刃 凄まじき雷神の力!」
滅・波動拳
殺意の波動に目覚めたリュウの『CAPCOM VS. SNK 2』でのレベル3専用スーパーコンボ、及びリュウと殺意リュウの ウルコンI。
殺意の波動を最大まで溜めて発射する波動拳。
両者で性能が全く異なる。
『CVS2』版は電刃波動拳のような5ヒット技だが、暗転後に溜め始める(強制50 F)ので発生が極端に遅く、隙が多い。
ただし電刃波動拳同様ガード不能で、ヒットすれば気絶確定であるため、ダウンを奪った後の 起き攻めに使うと強力。
『IV』ではリュウ版は真空波動拳の強化版のような8ヒット技で高い威力を持つ。豪鬼の使用する「豪波動拳」のように紫色をしているのが特徴。
『スパIVAE』で登場する殺意リュウのものはリュウ版より威力が少し低い分、溜めて威力を上げる事が可能になっている。
最大溜め版を密着でヒットさせるとカメラアングルが変化し、威力も更に上昇する。
また、発射後に狂オシキ鬼に付けられた胸の傷を抑える演出がある。
「むぅぁああああっ・・・消し飛べぇっ!!」
龍哭波動拳
『 頂上決戦最強ファイターズ』でのみ、殺意の波動に目覚めたリュウに実装された隠し 超必殺技。
『MVC』シリーズ版真空波動拳のようなビーム系の飛び道具。
小技から連続技になり、ガードされても隙が皆無。加えて削りダメージも高い凶悪な技である。
『EX』シリーズの カイリも似たようなメテオコンボとして瘴鬼発動を使う。
MUGENにおいてはP.o.t.s氏の殺意リュウに搭載されており、滅・波動拳を最大まで溜めるとこの技になる。
烈風波動蹴
『ウルIVオメガ』のみに存在する ケンの必殺技。
従来の波動拳の代わりに搭載されており、 ローリングソバットで波動拳を放つ。
ボタンで角度の変更が可能で、弱は真横、中は斜め30度、強は45度ほどになる。
EX版は真横に二連続で発射する。
落陽波動拳
殺意の波動に目覚めたリュウに『ウルIVオメガ』で実装された必殺技。
灼熱波動拳と同様の構えの後に、近距離強Pと同じモーションで波動拳を打ち上げ、時間差で斜めに落下させる技。
ボタンが強くなるごとに発生が遅くなる分、遠くまで届くようになる。
斬空波動拳
空中から地上に向けて片手で豪波動拳を放つ 豪鬼の必殺技。 真・豪鬼の場合は一度に2発を同時に放つ。
威力は低めだが接近手段に使える。作品によって軌道や発生の早さが多少違う。
『EX』シリーズでは波動拳の構えで放つ。また『EX』シリーズでは弾発射後に上へ跳ね上がるため、そこから天魔空刃脚を出す事が可能。
豪鬼を象徴する技の一つで、シリーズを通して使用頻度の高い技。
『ハイパーZERO』の赤S-ISMのみ殺意リュウも使用できる。
滅殺豪波動
豪鬼版真空波動拳。紫を纏った光球。コマンドが長く発生が遅いなどと、あまり扱いやすい訳ではないが、その分ヒット数が多い。
MARVEL版は真空波動拳と同様にビームになっているが、マヴカプ豪鬼モードのリュウを除き真空波動拳よりもヒット数が少ない。
『MVC3』では下記の天魔豪斬空同様に片手撃ちの豪波動拳を連射する「阿形」となっており、発射前に追加入力で従来のビーム状の「吽形」に変化させられる。
『SVC』では滅殺豪昇龍よりコマンドが長いが カス当たりしにくい。弱竜巻斬空脚からの追撃にはこちらを用いた方が威力は安定する。
真・豪鬼版は必殺技だが、弾の攻撃判定が一回り大きく、発生が早い。弾速の速い強はジャンプ防止効果が高い。
弱は弾速が遅いがローリスクな牽制になり、相手によっては対空にもなる。
「うぬの力 滅殺の波動に微塵も満たぬわ!」
天魔豪斬空
豪鬼のスパコンで、空中で一旦静止し気を練ってから多段ヒットする滅殺豪波動を撃つ空中飛び道具、弾を撃った後は反動で後方に跳ねる。
斬空波動拳と違い、後方に跳ねた隙を突かれやすく、ダメージも低いので使いにくい。作品によってはエリアルの締めやケズリに使える。
『III』においてはSAセレクトで滅殺豪波動を選択すればこちらも空中版という形で使用が可能。
『MVC』では大量の斬空波動拳を拡散発射する(最大18ヒット)。ボタン連打でヒット数が上がる。
『MVC3』ではこちらも連射型の「阿形」とビーム状の「吽形」があり、滅殺豪波動と同様の使い分けが可能。
また、豪鬼モードにモードチェンジしたリュウもこの技を使用出来る。
ちなみにサイバーボッツに登場する零豪鬼が使用するものは技名が「滅殺空中SPドリル」になっている。
『EX』シリーズの カイリも似たようなスーパーコンボとして神鬼発動を使う。
MUGENにおいてはP.o.t.s氏の神人豪鬼が2ゲージ技としてMVC版を搭載している(1ゲージ版は普通)。
こちらは AIもコンボに組み込んでくるので比較的よく見られる。
「笑止! 我が波動に耐えきれぬか!」
斬空波動掌
狂オシキ鬼が使う、波動拳の反動を利用した移動技。
弱は前、中は真上、強は後ろへ移動し、移動方向と反対に攻撃判定のある衝撃波を発生させる。
冥恫豪波動
狂オシキ鬼の三種あるウルトラコンボIの一つ。滅殺豪波動に似た技だが、突き出した掌がヒットすると演出に移行する。
演出では先ず6ヒットの波動で相手の胸を1/4程抉って吹き飛ばし、直ぐに復た構えを取り再度波動をその中央に放つ。
2発目は相手の肉体を貫通し(1ヒット)、背中側で内部から喰い破る様に「天」と炸裂する。なお『IV』の殺意リュウはこの技で誕生している。
「地獄の門戸 開かれたり! フフハハハハハハ……」
滅殺豪斬空
狂オシキ鬼のウルトラコンボIの一つで、冥恫豪波動の空中版。
天魔豪斬空とほぼ同じ。
冥恫豪波動と違い密着ヒット時の演出は用意されていない。
滅殺豪天破
狂オシキ鬼のウルトラコンボIの一つで、冥恫豪波動の対空版。
豪鬼の超必殺技とほぼ同様だった前二つとは違い、真上に波動を放つ。
こちらも密着ヒット時の演出は無し。
「灰燼に帰すべし!どぉーりゃああぁぁぁっ!!」
天仰波動拳
地上で斜め上に向けて波動拳を放つ さくらの必殺技。『VS.』シリーズで初実装。
ただし、この当時の名称は単なる 波動拳で、通常の前方に撃つバージョンは使用出来ず(日焼けしたさくらは前方版のみ使用可能)、
この名称が正式になったのは『 私立ジャスティス学園』からである。
後に実装された作品では通常版と使い分け可能。
蒼空波動拳
空中から地上に向けて片手で波動拳を放つさくらの必殺技。
豪鬼の斬空波動拳とほぼ同じ性質であるが、こちらは射程距離があり、弱では距離が短く、強では距離が長い。
『VS.』シリーズで初実装。こちらも当時は単に波動拳の空中版という扱いであり、『ジャスティス学園』以降に個別の名称が付けられた。
ちなみに『 NAMCOxCAPCOM』でも使用する。こちらでは通常必殺技ではなく、「防御カウンター」と言う反撃技として搭載されているのだが、
その内容はペアユニットの相方である 神月かりんに敵の攻撃を受けさせ、その隙に彼女の肩を 踏み台に飛び上がり蒼空波動拳を放つと言う、
なんとも後が恐ろしい内容であった。
しかも他の味方ユニットの防御カウンターが相手の攻撃を完全無効化しつつ反撃するのに対し、
さくら&かりんのこの技のみ きっちりダメージを受けてしまう。 かりんお嬢様は泣いていい
波動掌
さくらの使う飛ばない波動拳。
ダンの我道拳のように気弾が途中で消えるのではなく、衝撃波を発生させる。
『CVS』シリーズでは波動拳の代わりに搭載されているが、『ウルIVオメガ』では波動拳と使い分け可能。
『V』でもVトリガーI「春嵐」中に「萌芽掌」としてモーションは違うものの似た技を使用する。
また、同作ではリュウもVリバーサルの「波掌撃」として同様の技を使用する。
真空天仰波動拳
さくらの完全燃焼アタック。斜め上に向かって真空波動拳を放つ、天仰波動拳の強化版。
『VS.』シリーズの真空波動拳と違い、通常の真空波動拳の発射方向を変えたものである。
なお『スパIV』においては、ウルトラコンボに真空波動拳を選択した時、この技も使える。
真空蒼空波動拳
さくらの完全燃焼アタック。空中で一旦静止し気を練ってから多段ヒットする蒼空波動拳を撃つ。
基本的には豪鬼の天魔豪斬空とほぼ同一性能技で、弾を撃った後はやはり反動で後方に跳ねる点も同じ。
熱血波動拳
『ストリートファイターEX3』における、さくらまたはエースのメテオコンボ。
さくらの身の丈よりもデカい強力かつ巨大な波動拳を撃つ。
3ゲージ使うとはいえ異様に強力であり、波動拳はおろか真空波動拳とぶつかっても一方的に消す高い相殺能力、
やたら早い弾速、さくらが撃っているにも拘らず端まで届く、当たれば体力5割以上持っていく等、色々と規格外。
「最強の波動拳では?」との声もある。
MUGENではP.o.t.s氏のさくらが実装済み。だが、AIはあまり使わないので動画での登場機会は少ない。
桜の雨
『V』での、さくらのクリティカルアーツ。
真空波動拳とほぼ同様の技だが、密着ヒット時には相手を ロックし、続けて春風脚と咲桜拳で追撃する。
震空我道拳
ダン版真空波動拳だが我道拳の強化版のためやはり飛ばない。
しかし、レベル1でも強我道拳よりもリーチが長いので連続技に使いやすい。
レベルを上げればそれなりに射程距離も伸びるが、弾速が遅すぎるため遠距離から当てるのは難しい。
ちなみに、『 頂上決戦最強ファイターズ』ではLv.2版が 覇王翔吼拳そのまんまのモーションに変化する(射程距離はやっぱり短い)。
『SVC CHAOS』でも同様のモーションの 「我道翔吼拳」が通常必殺技として使用可能。
また『IV』においても『スパIV』以降は 「覇王我道拳」がウルトラコンボの一つとして使用可能になっている。
こちらは発射の反動で自分も吹き飛びダウンする演出が追加されている。
震空我道拳+αの歴史(※『ストV』まで)
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ハドウバースト
ショーン版真空波動拳。インチキ臭い技名とは裏腹に使い勝手は良い。
発射後の硬直が長いのが欠点だが、ちゃんと端まで飛んでいく上に弾速はかなり速く、
飛び道具一発分なら貫通するし、 ゲージは短い上に3ゲージまで溜まる。
ヘタしたら同ゲームの真空波動拳より使い勝手が良いぐらいだが、その分威力は低め。
ちなみに技時のボイスは「 ハドゥー…バースト!」。 誰を参考にしているのやら…
余談だが、『 NAMCOxCAPCOM』のケンも使用する。
なお、ここに書かれているもの以外にもまだ派生技はある。波動拳のバリエーションの広さは脅威である。
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