キャプテン・サワダ

「これがサワダりゅうケンカ殺ぽうだぜ!」

神秘の武士(サムライ)
キャプテン・サワダ
奇抜な技で注目を浴びたい君に適した
ミラクル・ニューファイターだ。
沢田流ケンカ術、忍法神隠しで敵を幻惑したら、
止めは沢田スペシャル三段キックで決めようぜ!
(『ストリートファイター・リアルバトル・オン・フィルム』説明書原文)

1994年に公開された 黒歴史 実写ハリウッド映画『ストリートファイター』及び
これを原作とした格闘ゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』、
家庭版にあたる『ストリートファイター リアルバトル・オン・フィルム』に登場するキャラクター。
演じた俳優は 沢田謙也(現:澤田拳也) 氏。
何故彼だけが実名で映画に登場しているかは、後述する。

キャッチコピーは神秘の武士(サムライ)。
「キャプテン(Captain)」は米軍の階級で、「大尉」に相当。

映画『ストリートファイター』におけるキャプテン・サワダ

連合軍部隊を率いるウィリアム・F・ガイル大佐の右腕的存在の日本人兵士として登場。
寡黙ながら次々と命令をこなす有能な軍人として描かれており、
シャドルーに拉致された人質を救出する作戦に多大な貢献をする。
本作ではキャミィ・ホワイト中尉及びT.ホーク軍曹が「ガイル大佐の補佐」という形になっており、
二名とは事実上の同僚関係である。

本作自体が「セコい詐欺師のリュウケン」や「テレビリポーターの春麗と撮影クルーのエドモンド本田」等
キャラ設定に関してツッコミどころ満載なのに対し後述するようなネタ要素は一切無く、
あくまでも地味なサブキャラクター、といった扱いである。

他のキャラクターが『ストリートファイター』シリーズのキャラをベースとしているにも関わらず、
なぜか彼だけが「キャプテン・サワダ」というオリジナルキャラクターで、しかも実名出演となっている。
これは、「『ストリートファイターII』の映画がハリウッドで撮影される」という情報を聞きつけた
澤田氏自らハリウッドに出向き、監督に自らを売り込みに言った結果そのまま採用されたことによる。

尚、日本人のため日本語吹き替え版は澤田氏本人…と思いきや、
本人の声なのは映画及びDVD版のみで地上波で放送された際には矢崎文也氏による吹き替え音声となっていた。

同じ部隊にいることはあまりなかったが、ガイル大佐の事を常に尊敬していたらしい。

『ストリートファイター ザ・ムービー』におけるキャプテンサワダ

1995年に米インクレディブルテクノロジーズ社が発売したアーケード対戦格闘ゲーム
『ストリートファイター ザ・ムービー』にも当然キャラクターとして登場している。
本作では実写取り込みした俳優の映像に俳優本人の声を使用している。

短めのビームサーベルのような刀と蹴り技を主体とした、初心者にも扱いやすい高性能キャラクター。
決勝ラウンドでタイムアップ負け時に切腹する以外のイロモノ的な要素はほぼ一切無く、
どちらかといえばガイル大佐を尊敬するシリアスなキャラクター…の筈だった。

本作自体が「永久コンボだらけ」「ろくに補正が掛からない」「必殺技で必殺技をキャンセル可能」
「『サガット目からビームを撃つ』などの原作無視」等の悪い点が数え切れないほどあったのに加え、
当時アメリカで大流行していた『モータルコンバット』シリーズの影響かモーコン風のシステム等、
日本ではまるでウケない要素だらけだったためかひっそりと少数設置されあっという間に撤去されていった。
そのためか日本国内における認知度は非常に低く、この時点ではキャプテン・サワダの認知度もそれほど高いものではなかった。

+ アーケード版『ストリートファイター ザ・ムービー』における必殺技

『ストリートファイター リアルバトル・オン・フィルム』におけるキャプテン・サワダ

1995年にカプコン大阪本社が 何をトチ狂ったか 製作した1995年発売、
セガサターン及びプレイステーション用対戦格闘ゲーム『リアルバトル・オン・フィルム』にも続投。
本作では、俳優本人の映像に声優がボイスをつけており、キャプテン・サワダには
某勇者王等で有名な檜山修之が声を当てている。
(本作では基本的にCVに関する情報を公開していないが、サワダ、ケン、ベガに関しては
 どう聞いても氏本人の声なため、誰が声を当てたか確定している)
ちなみに、ゲームのEDでは
作戦時は大部隊を任され、ぐんをぬくリーダーシップをみせたサワダ大尉は、
シャドルー壊滅の かげの こうろう者だった。
ゆうきあふれる軍人のカガミとして 彼はその後も せっきょくてきに 世界の平和に つくしてゆく。
ガイル大佐とおなじ部隊になることはあまりなかったが、彼はつねにガイルをそんけいしていた。
そしてガイルも、たよりになる戦士について たずねられると、いつもこうこたえていた。
「ニッポンのサワダだ」と。
どこか話が壮大に盛られた状態になっている。たしかに映画の内容とはまったく矛盾していないのだが……。

前作でウケなかった要素を廃した、『スーパーストリートファイターIIX』風のゲームシステムに、
ヴァンパイア』シリーズで言うES必殺技、『ストリートファイターIII』でいうEX必殺技に当たる
「スーパー必殺技」を搭載しているため前作よりも落ち着いたゲームバランスとなっているが
「ゲージがマックスまで溜まると何度でも使用できる」という仕様のせいで
キャラクターによってはこのスーパー必殺技を連発する戦法が凶悪極まりない。

前作では比較的シリアスなキャラクターだったことから、そのまま移植されると思いきやなんと必殺技は全て大幅に変更。
「ハラキリ!」 の声とともに自分の腹を掻っ捌いて噴出する血で攻撃する「獄殺自爆陣」や
「カミカゼ!」 と叫んでバンザイして突進する「カミカゼアタック」など突き抜けた必殺技が搭載された。
シリアスな軍人キャラだったのが、「沢田流ケンカ術」なる謎の格闘技と忍術を使うという謎のキャラになった。

なぜかキャラクター性が「外国人の考えた何かを勘違いした日本人的キャラ造形」になってしまったため色物扱いを受けているが、
使ってみると各技の性能がかなり高く、結構な強キャラである。
扱いやすい通常技とコンボの締めや牽制に使える「百殺イズナ斬り」で立ち回り、
飛んでくる相手は判定が強く飛び道具相殺も可のハラキリで落とす。
通常技キャンセルから繋がる「サワダスペシャル'95」を絡めたコンボは三段目まで入れば
相手の体力を五割程度奪い火力も十分。
スーパーコンボの「カミカゼアタック」に至ってはハイパーアーマーが付くので一切潰されず、
対空にも使えるうえガードさせて有利の万能技である。
体力に余裕さえあれば真空波動拳見てからカミカゼ余裕でしたなんて芸当すら可能。神秘だからしょうがない。

+ 家庭用版『ストリートファイター リアルバトル・オン・フィルム』における必殺技

上記のようなイロモノっぷりから「ゲームは知らないけどキャプテン・サワダは知ってる」
という人を量産するに至っており、仮にキャプテン・サワダで伝わらなくても
「ハラキリとカミカゼの人」と言えば伝わる場合も多々ある。

ちなみに、元SNKプレイモア社員のFALCOON氏が『SNKvsCAPCOMカードファイターズDS』に
登録したいキャラとして真っ先にカプコンに掛け合ったキャラに挙げている。流石に実現はしなかったが。

「やっぱり、銃よりもこっちがいいねえ!」

参考動画



+ 2008年以降


MUGENにおけるキャプテン・サワダ

MUGENではたまご氏が制作した『リアルバトル・オン・フィルム』版のサワダが存在したが、
infoseek無料HPサービス終了に伴い、現在は入手不可。
AIは搭載されておらず、また同梱のテキストにはパッチを含めて改変不可とあるので
たまご氏の意を汲む限りは外部AIの製作は禁止という事になる。
本体の転載も事前に連絡があれば許可するだろうが、事後報告は駄目とのこと。
たまご氏のサイトの掲示板は残されているので、一応連絡は取れる模様だが、
現時点では本体の再アップは行われていない。

このような事態になってしまった上は、たまご氏の復帰か、
もしくは別の製作者によって一から新たに製作される事を望むばかりである……。

出場大会

削除済み

出演ストーリー


「とうようのしんぴ、おもいしったか!」


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