暗転返し

暗転で相手の超必殺技の発生を確認した後に無敵技のコマンドを暗転中に入力して、
暗転が解けると同時に無敵技を成立させて相手の超必を潰す事。
元々は超必殺技の暗転に対して別の超必殺技を使用する事で暗転し返す事からこの名前が付いたが、
現在では超必殺技に限らず暗転中のコマンド入力で無敵技を成立させて相手の技を潰す事を指す。

当然の事ながらこちら側が行動可能な時でなければそもそも技を出す事ができないため、
暗転返しの対象となるのはぶっぱリバーサルといった、非確定状況での超必殺技発動に対するものに限られる。
逆に言えばこれらの行動を取る時に、相手も無敵技を打てる状況であれば暗転返しされる事をしっかり考慮しなければならない。

とはいえ、カウンターに使う無敵技の無敵時間が短かったり仕掛けてきた側の超必の無敵時間が極端に長い場合は、
せっかく暗転返ししたのにそのまま潰されるという、何とも言い難い結果になる。
また、相手側の超必が暗転後0F発生だったり暗転中に攻撃判定が出る技に対しては、そもそも暗転返しが成立しない
(こちらが行動不能の間に相手の超必がヒットしてしまうため。ただし突進技などで発生からヒットまでラグがある場合は別だが)。
そのあたりに関してはプレイヤーの知識量が試される。

超必殺技と超必殺技のぶつかり合い、結果によっては大逆転にも繋がるため、
暗転返しが発生すると動画が盛り上がる事も多い。

参考動画・暗転の数を数えろぉー!

ちなみにAC版『ジョジョの奇妙な冒険』の場合、
  • ゲージが溜まりやすく本数も多い(10本)
  • スーパーコンボ(超必殺技)の暗転時間が均一で、暗転後の発生が遅いものも多い
  • ほとんどのスパコンが無敵を持ち、コマンド入力も簡単
といった理由から暗転返しが他の作品に比べて成立しやすい。そのため「光返し」と呼ばれる必須テクニックとなっている。

一方、暗転中にコマンド入力を受け付けないゲームの場合、相手の暗転前にコマンドを仕込んでおくという高難度の先行入力が必要。
具体的に言えば『餓狼MOW』の「後キャン」と呼ばれるテクニックがこれに該当する。
後キャンのやり方は2種類あり、手順や仕様がかなり複雑なので詳しくは『MOW』の攻略サイトなどを参照してほしいが、
簡単に言うと「先読みで暗転前に素早くレバー入力を行い、暗転後に出したい技のボタンを押してコマンドを完成させる」というもの。
非常に難しいため滅多にお目にかかれないが、ハイレベルなプレイヤー同士の戦いでは起死回生の一手になる事もある
(2011年に開催された全国大会「日月星辰 弐」の3位決定戦ではガーキャン専用超必であるジェニーの「アンニュイ・マドモワゼル」が、
 テリーの後キャン「パワーダンク」で返されるというまさかの展開もあった)。
また、『 黄金夢想曲 』のように暗転返しのようなものをシステムとして搭載している作品も存在する。


関連項目



最終更新:2022年12月29日 03:21