セレスティ・E・クライン


「どんな理由があっても、誰かが死ぬのは悲しいです」


三枝零一氏のライトノベル、『ウィザーズ・ブレイン』の3巻「光使いの詩」に登場するヒロイン。
本名はセレスティ・E・クラインだが、ニックネームとしてセラと呼ばれている金髪碧眼の少女。
実年齢は見た目相応の10歳である。
と、言うのも後述の理由から見た目と実年齢が一致しない人物が少なからずいるからである。

「I-ブレイン」と呼ばれる生体量子コンピューターを脳内に持ち、
このI-ブレインで物理法則を書き換える事によって「魔法」を行使することができる「魔法士」と呼ばれる存在の一人。
本来I-ブレインは後天的に移植された者か、あるいは人工的に(すぐにでも戦力とするためにある程度身体が育った状態で)
培養された魔法士しか持たないはずのものなのだが、
現時点での作中では彼女は恐らく世界でただ一人の自然出生で生まれた魔法士である。

彼女は「光使い」と呼ばれる遠距離および一対多戦闘特化型の(すなわち大量虐殺に秀でている)魔法士であり、
空間歪曲や荷電粒子砲などの「魔法」を得意とする。
(余談だが光使いは非常に少なく、今のところ作中ではセラを入れても2人しか出ていない)
ただ彼女自身は人が死ぬのを何より嫌っており、自分が死にそうな状況でも決して相手を殺さずあくまで戦闘不能状態にしようとする。
その為、3巻の主人公であるディーが自分の為に人を殺しているのに複雑な心境を抱いている。

+ネタばれ注意
シティ・マサチューセッツのスラムに住む普通の少女。父親を過去の戦争で亡くし、マリアという母親と一緒に暮らしている。
母マリアとの関係がうまく行っていない事を気に病んでいた。
前述のように先天性的かつ自然発生した魔法士であり、その存在は世界で唯一無二とされる稀有な存在で、
これは彼女の母マリアの経歴に起因するものである。
セラには隠していたが、マリアは戦争のために外科的手段によってI-ブレインを移植された魔法士であり、
この為にセラに彼女の光使いとしての能力、すなわちI-ブレインが遺伝したのである。
しかし、登場人物の一人である黒沢祐一相沢ではない)が言うにはその確率は非常に低いらしい。

マリアは生きていくために光使いの力を生かし、ともすれば汚れ仕事とも呼べることをしていたのだが、
それ故娘のセラに迷惑をかけたくないと思い、またマリア自身の命が能力の脳への負担によって長くないこともあり、
自分が逝ってもセラが寂しがらないようにあえて冷たく接していた。
そして主人公である少年「デュアル№33」、通称ディーと彼女が対峙したことから「光使いの詩」の物語は始まる。

シティの自治軍に所属していたディーはとある事件の調査でスラムを訪れた際にセラと出会い、
セラは彼を気に入ってその調査に協力する。
母親のマリアも娘に親しくしてくれるディーを気に入り、その後も二人は何度か出会っては楽しい時間を過ごしていた。

ところがある日、ディーの調査していた事件の犯人であるマリアを、ディーはその人だとは気付かずに撃退。
何とかその場を逃げ延びたマリアだったが、その後遺症により記憶が著しく崩壊し、実の娘も思い出せなくなる。
しかしセラは母親が本当は自分を愛していたことを知り、記憶を失った母親との新しい関係を築こうとするのであった。
セラの母親を傷つけたのはディーであることを、セラもディー自身も後に知ることとなるのだが。

そうした複雑な状態の中、ディーの所属する軍はマリアの居場所を突き止めてしまい、
同時にセラの存在も発覚、前述のような学術的希少価値もあり軍に捕らわれてしまう。
その状況にディーは軍から離脱しセラを救出。
反逆者としてセラとともに逃げ続けることを決意する。

以上、原作3巻ストーリー。
省略している部分が多いので詳しくは原作で。

ちなみに原作絵師の人によると、
外見上のモデルはリディー(キャッスルヴァニア白夜の協奏曲)+マリア・ラーネッド悪魔城ドラキュラX)+マリア(ゼノギアス)らしい。


MUGENにおけるセレスティ・E・クライン

布団推進委員会氏が製作したものが存在している。完成度は97%程度とのこと。
一時期入手不可だったが、現在はちぃたま氏のOneDriveにて、氏のAI同梱で代理公開されている。
また、Kirimaboroshi 霧幻氏もブログにて代理公開中(こちらは本体のみ)。

ドット絵はおそらく『MELTY BLOOD』のレン白レンをベースに改変したものと思われる。
もちろんレン改変ブームが来る前からこのキャラは存在していた。
ちなみに原作絵師である純珪一氏はこのキャラの存在を知って狂喜したり、昔の自分が描いた絵を見て恥ずかしさに悶絶したりしている。

システムは『GUILTY GEAR』を意識していて、ロマンキャンセルやサイクバースト(もどき)、フォルトレスディフェンス(もどき)がある。

原作の設定を生かしたいわゆる「遠距離型」の戦闘スタイルであり、
D3とよばれる武器(正式名称はDimension Distorting Device、所謂ファンネルのようなもの。ちなみにこんな風な形をしている)を遠隔操作することで戦う。
中~遠距離にかなり強いが、近接戦闘では切り返しなどの技が少なく一気に劣勢に陥ることも。
かといってガン逃げで遠くから撃ちまくれば勝てるという訳でもなく、立ち回りなども重要になってくる良バランスのキャラと言える。
出が遅めの低空強を除くと、地上高さで水平に発射される通常攻撃がない。
というか画面端から撃って画面端にいる相手だけに当たる技、地面から発射するレーザーを反射させるD3を空中に設置する技、
など独自の軌道を描く技が多いため所謂弾幕キャラとの飛び道具の撃ち合いは不可能に近い。
そのため第一印象とは裏腹に普通の飛び道具に弱いところもあり、遠距離では逆に不利になることも多い。
そして、低空強が当たらないちびきゃらや、攻撃を喰らわせてもあまり飛ばずコンボにつなげられないキャラ達とは相性最悪。
そして可憐な見た目通り、柔らかい(def85)ために立ち回りで優位に立てない相手には、かなり苦戦することになる。

攻撃がビームで遠距離まで届くので弾幕キャラのように見える場合もあるが、
実際は遠距離に届く通常攻撃を使ったコンボゲーのキャラであると考えたほうがよい。
代表的な弾幕を使う東方ガイルなどと比べると、弾幕キャラは弾を出した直後に行動可能だが、
セラが攻撃を出しても少なくとも判定終了までは行動不可になっている(が、セラの攻撃は元々のけぞりが長くなっているのでコンボが可能)。
例えるなら、ヨガの伸びる手足や天からお塩のワイヤーのようなものである。
と言っても属性上は間違いなく飛び道具のため、
某王女のマホカンタや某世紀末病人の当て身でしっかり跳ね返るので相性は最悪。
見た目だけなら、ブレイブルーのν-13に先駆けて飛び道具エリアルの元祖と言えなくもない。

ストライカーとしてディーくんが助けてくれるが、セラ本人はその間動けないので(ロマキャンすれば動けるが)、実質飛び道具と同じである。
ただ普通の飛び道具とは違い相殺判定もなく射程も短いのでガードさせないと多大な隙を晒すことになる。
よってコンボに組み込んだり崩しで使ったりという使い道しかなく、何よりも連射が出来ない。
ロマキャンしてもディー君が画面から去るまでもう一度ディー君を呼ぶことは出来ないので、ロマキャンすればストライカーぽいもの、
何もしなければ通常技と言っても差支えないだろう。

一撃必殺のようなものも追加されたが、発動条件はかなり厳しい
3月16日の更新でアストラルの発動条件を「1対1限定、体力2割以下、相手体力6割以下、消費3ゲージ、全てのD3がフリーの状態、1ラウンドとられている状態」
に変更された。
以前のものよりは発動条件も緩和され狙いやすくはなった。(旧Verは動画参考)

3月19日の更新でチーム戦でIブレインゲージが0になる不具合も修正され、より一層の活躍が期待できる。

また、ちぃたま氏によってAIも公開されている(現在のAIの最新バージョンはVer1.81)。
最新バージョンではかなりの強さで、設置(D3)を巧みに使いつつ、ディーくんに助けてもらい、出場動画で猛威を振るっている。

元旦のAI更新でディー君呼び出しにスイッチが付いた。
弱体化にはなるが諸事情で来られると困るなら使用するといいだろう。

出場動画でよく間違えられているが、ちぃたま氏のAIのレベルは11段階で10段階ではない。
AIれどめに「AIレベルは1~11までが想定選択範囲」ときちんと書かれているので間違えないように。

ちぃたま氏がAIを作っているキャラの総当たり戦の結果、現状セラは7段階中下から2番目のランクらしい
(ちなみに他のキャラのランクといえば某MOWおにいちゃんはランクが上から2番目だったり、独眼流が真ん中だったりする)。
セラの性能がおかしいと勘違いしている人が多いようだが、ちぃたま氏の良AIがあってこその活躍だともいえるだろう。
そして相性ゲーがもろに出ているのも性能を強く見られている原因なのかもしれない。
ちなみに、同じランクにBIGBANG BEATまんぼうがいることから、その性能はあまり高い部類ではないことがわかるだろう。
+性能
ゲージ回収率が悪く、主なゲージ回収はサイクバーストもどきを攻撃を受けていない状態で当てること。
そして、ロマキャンもどきをしない限り(ゲージがないと)火力がない上に、切り返しに1ゲージorIブレインゲージが必要、
近接で振れるのはゲージを使わない限りストライカーっぽい(要するに発生があまり早くない)ディーくんか、
発生が遅い足払い、発生の遅い投げの三択。全部発生が遅いとか言わないように。
しかし、強キャラ以上が溢れている現状で、相性が良ければ強キャラを倒せたりする辺り、バランスが取れているキャラなのだろう。

皆大好きセラ。
何よりも動画に出演したら必ずといっていいほどセラと書き込まれている。
やはり愛か。
参考動画
一撃必殺 5:00あたりから 説明付き(旧Ver)

+大会ネタバレ

オリキャラ&版権キャラでタッグトーナメントライル・リソールと共に「脳力勝負」タッグで参戦。
相方が前衛で壁になり、自分が後方から支援するスタイルで安定した戦いぶりを見せ、見事優勝に輝いた。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー

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