ターンX


「今までの時代は間違っていたのだ、人類は戦いを忘れる事など出来はしない。
 だから、このターンXで全てを破壊して、新しい時代を始める!」

サンライズのアニメ作品『∀ガンダム』に登場する、∀ガンダムと対を成すMS(モビルスーツ)。
デザインは∀ガンダム同様シド・ミード氏によるものである。

型式番号 Concept-X 6-1-2(Concept-X Project-6 Division-1 Block-2)
全高 20.5m、重量 50.6t。

ムーンレィス所属ギンガナム艦隊の 御大将 (おんたいしょう)、ギム・ギンガナム(:子安武人)の手によって月のマウンテンサイクルより発掘され、彼の愛機となった。
従来のMSとは異なる技術で作られたらしく、それらを遥かに超える性能を持ち、MS単体では最強クラスの戦闘能力を有する。

全てにおいて正体不明の機体であり、スペックや来歴には謎が多い。
上記の 御大将 の台詞や、劇場版での主人公ロラン・セアックの発言から∀ガンダムの兄弟機であるとされる。
一説によれば、戦火を逃れ外宇宙に進出したニュータイプの移民者たちの子孫が生み出した機体が偶然地球圏に漂着したものがターンXであり、
外宇宙の技術力に恐れを感じた地球人たちがターンXの技術を元に黒歴史当時の全技術を結集して作り出したのが∀ガンダムであるとも言われている。
機体の各所に補修や改造の跡が見られることから、過去に幾多の戦いで用いられてきたことだけは確かなようだ。
腕や足の形が左右非対称な上、明らかにバックパックだけ形状的に浮いているのはそのため。
また、は過去の戦いで∀ガンダムにより付けられたものらしい。
ちなみに名前の「X」は「10番目(X)の星により道を曲げられたもの」という意味で、
作中でも 「ターンXって言ったって、Xに変わりないじゃないですか。」 「何なんだ、ターンって?」 とツッコミを入れられている。
この他にも小説版では「XはターンしてもX。すなわち時代の揺り戻しに屈することもない。故に普遍の真理である」とも言われている。

主な武装としては、背部バックパック「キャラバス」に搭載されているものに、
ビームライフル、ビームバズーカ、ハンドビームガン、および3連装ミサイルランチャー(ただし殆どの武装が使われていない)。
右手には3本のワイヤークローに加え、ターンXの代名詞とも言える溶断破砕マニピュレーターを装備。
右腕を展開し、ビームをIフィールドで成形することで、つかんだ物を破壊する必殺技「シャイニングフィンガー」が使用可能。
機動武闘伝Gガンダム』の主役メカ・シャイニングガンダムの必殺技と同名だが、
最高にハイな御大将が「 シャイニングフィンガーとは、こういうものか! 」と叫んだことからそう呼ばれるだけで、シャイニングガンダムのものとは原理がまるで違う。
シャイニングガンダムの物は高熱の液体金属を流した掌で相手の頭部を掴み、破砕する攻撃であり、
ターンXのものは恐ろしく高熱なマニピュレーターで敵機体表面を溶解し、敵機体内部に連続で輻射波動を打ち込んで内部から爆散させるものである。
よって、本来はシャイニングガンダムとはまるで無関係の可能性が大きいと思われる。
また右腕マニュピレーターのクロー部には3連装ビーム投射システムが搭載され、
ビーム砲としての使用はもちろん、ビームを長く伸ばして収束し、ビームサーベルとして使用することもできる。

さらに、∀ガンダムなどのMSに用いられている「Iフィールド・ビーム・ドライブシステム」をより高度な形で搭載しており、
宇宙世紀でいうサイコミュシステムのような制動をすることが可能。
これによって機体を頭部・両腕・両肩・胸部・背部・腰部・両足の各部位単位で自在に分離合体して戦うことが出来、
頭部以外の各パーツに装備されたビーム砲を遠隔操作してのオールレンジ攻撃「ブラディ・シージ(和訳すると 惨たらしい包囲攻撃 )」を使用するほか、
緊急離脱の手段としても用いられる。
分離のアイデア自体はジオングが考えられた時にすでに出ており、初代ガンダムから実に20年という長い期間をかけて初めて映像化されたものだったりする。

各パーツにはそれぞれ独立した機能があるらしく、頭部(通称エックストップ)は機体全体の制御は勿論、巨大衛星砲カイラス・ギリ」をコントロールする事が出来る。
また腰部ユニットには相手の武器をコピーする機能が備わっており、
最終決戦では∀ガンダムからデータを吸収、ナノマシンでありとあらゆる物を分解して砂や土へと還元する禁断の兵器「月光蝶」までもが使用可能になった。

その高性能故か起動に莫大な電力を必要とするらしく、初めて機体本体を起動させた際には月の都ゲンガナムを停電させてしまった。
が、前述の腰部ユニットは相手のエネルギーを吸収する事も出来るらしく、劇中でもハリー・オードの搭乗するスモーのエネルギーを略奪していた。

と、ここまでターンXの性能を書いたが、これでも外宇宙においては ただの量産機に過ぎない という恐ろしい説があったりする……

「ギム・ギンガナムッ!
 刺し違えてその命、貰い受けるっ!」
「このターンX凄いよ!さすが∀のお兄さん!
 スモーのエネルギーは全て貰っている、ゲンガナムの電力を頂いたようになぁっ!
 解っているのかハリー・オードォォッ!」
「ユニヴァァァァァァス!!」

「月光蝶である!」

ギンガナム艦隊は、月を守る武人として2500年の軍事演習を続けていたが実戦経験はただの一度もなく、劇中でも部下が初歩的なミスを犯す場面があった。
それでも流石に 御大将 自身は即座に実戦に対応し、数機のモビルスーツを撃破する活躍を見せた。尤も、 味方も巻き込んでいる のだが。
だが、その 御大将 も乗機を捨てて挑んだロランとの生身での一騎打ちにおいて、素人のロランに 刀をポッキリと折られている
しかし、折れた刀でロランの刀を弾き飛ばすだけの強さは見せているので、完全に敗北したわけではない。

パイロットの 御大将 は戦闘技術こそ卓越してるもののニュータイプではないため、本来ニュータイプ用に開発されたターンXの真価を発揮させる事は出来なかったようだ。
しかし、それでもなお恐ろしい戦闘力を誇り、欲望のままに戦火を拡大する 御大将 の手によって、一機でハリー率いる親衛隊を撤退に追い込むなど多大な活躍を見せるが、
最終決戦においてロランが搭乗する∀ガンダムと相打ちになり、お互いの「月光蝶」の光に包まれて 御大将 共々消息不明となった。
ちなみに初登場時は頭だけの状態で部下のマヒローに抱えられていた。かわいい。

なお、初期プロットに基づいて書かれた福井晴敏の小説版では、月に向かうロラン一行を襲撃するもののその戦いで戦死するという中ボス程度の扱いだった。
アニメ版の脚本完成までの間に御大将に何があったのだろうか……。

御大将 の素晴らしき活躍&名台詞集

+ 各ゲームでの活躍


MUGENにおけるターンX

gen氏作

∀ガンダムの制作者でもあるgen氏によって公開されたターンX。

氏の∀ガンダムと同じく『スーパーロボット大戦α外伝』の画像をベースにしており、
劇中で使用したほぼ全ての攻撃と 御大将 の名台詞・珍台詞がふんだんに盛り込まれ、見ても使って楽しめるキャラに仕上がっている。
ほかにもギンガナム艦隊旗下のマヒロー隊やメリーベル・ガジェットの搭乗するバンディットなどのストライカーも呼ぶことができる。
もともと当たり判定が小さい上に、拘束時間の長い3連ビームやマヒロー隊にAI殺しのメリーベルと中々強力。
「相手のエネルギーを吸収する」機能は「相手のゲージを吸収する」当身技として再現されている。
この技によって相手のゲージを吸収するため、ゲージ技を使いづらくする効果も有る。
また、瀕死状態で3ゲージあると全画面防御不能大ダメージ技「 月光蝶 」を容赦なくぶちこんでくる。
しかし中途半端な体力とゲージだと自己修復に回してしまうため、ガード自体が甘い事もあって「月光蝶」が使えなくなって敗北なんてことも割とあったりする。
いずれにしろ、相手にする場合は瀕死状態での反撃のスキを作らせず、一気に倒してしまわないと危険になる。
「純粋に戦いを楽しむ者こそッ!」
「自分を捨てて戦える者には!」

オ・ノーレ!

+ 大会ネタバレ

末期は『スーパーロボット大戦Z』のドットを使いリメイクしたものが作られていた。
ドットのサイズもちびキャラだった旧ターンXと比べかなり大きい。
そして3/28にて満を持して今は亡きニコロダにて公開された。
ストライカーが専用ゲージを消費するものになったり、月光蝶がガード可能になったりと性能はややマイルドになるようである。

2010年7月11日に更新版が今は亡きニコロダにアップされていた。
ちなみに製作者様曰く「AIに関しては自由に公開して下さって構いません」とのことである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10192127
かつてwinnie氏がAIを公開していたが、現在は引退してSkyDriveを解約したので入手不可。
ガードは硬すぎずそれでいて強く、なにより挑発をよく使うのが特徴的で、誰彼構わず勧誘したり、死亡フラグを解説してくれたりした。
まぁ、すべてのセリフを聞くことは、AI同士の対戦が主流のニコニコ動画ではまずないのだが。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11388098

かっちぇ氏作

こちらはリアル頭身のターンX。
現在唯一入手可能なターンXである。
ストライカーの類は持ちあわせていないがオールレンジ攻撃や溶断破砕マニピュレータ等、原作の技は一通り揃っている。
コマンドがボタン同時押しや順押しなど非常にシンプルな上喰らい抜け出来るメガクラッシュも搭載されており、人操作でも扱いやすいのが特徴。
AIも搭載されており、強キャラと互角以上の強さである。
遠距離においてジャンプを繰り返しながら弾幕を張ることが多く、そのためにガードの堅い相手だとタイムアップになることも。

そして、ターンXの特徴である左右非対称のシルエットであるが、左向き右向き両方の画像が用意されており、
シャイニングフィンガーが左右反転してしまうこともない。芸コマ。

また 迷言 を生み出したよ!さすが御大将!(9:02)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15053730
「シャイニングフィンガーを使う

ディアナがそんなに好きかあああああ!!!」

出場大会

+ 一覧

出演ストーリー


「戦場でなぁ!恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ!
 瀕死の兵隊が甘ったれて言う台詞なんだよぉ!」