必殺技


必殺技とは、敵と戦う上で持ち合わせている技術、武器、技などのうちで最も有効かつ多用する技の事である。
しかしいずれも、特に格ゲーでは文字通り「必ず殺せる」ものとは限らないため注意を要する。

(wikipediaより)

中には「(見せたからには)必ず殺さなくてはいけない技」とする考えもある。
一度見られたら、対策を練られてしまったり、真似されたりするからである。
実際、デッドプールのSHORYUKENに対しリュウが「門外不出の技が」と言ったりもしている。今更じゃね?


2D格闘ゲームを語る上で欠かす事の出来ない単語。海外では "special moves" と呼ばれることが多い。
作品によって定義が違う事もあるが、レバーやボタンを一定の手順で操作(コマンド入力)する事で繰り出せる技を指す場合が多い。
通常技(ボタン1つで出る基本技)や特殊技(レバー一方向+ボタンで出る技)より上位の技とされる。
代表的な必殺技は、「波動拳」「昇龍拳」「バーンナックル」など。

必殺技はキャラクターのコンセプトを決める上で重要な要素でもある。
遠距離戦が得意なキャラクター(ディズィーパチュリー・ノーレッジなど)なら性能の良い飛び道具の数々、
所謂「投げキャラ」(ザンギエフ大道寺きらなど)なら目立つコマンド投げ
万能タイプ(リュウテリー・ボガードなど)なら飛び道具と無敵対空技と突進技のような隙のない構成、といった具合。

基本的に通常技に比べて攻撃力が高い代わりに隙が大きいが、もちろん例外もある。
加えて通常技の戻りのモーションを中断して技を出せる(所謂キャンセル)ものが多い。
大半の物は必殺技を必殺技でキャンセルできないが、無想陰殺などの特殊な技や、
特殊な条件(『KOF2002』の「どこでもキャンセル」や『東方緋想天』の天候「蒼天」の効果など)によっては可能。
打撃系の技に関しては、ほとんどの技がガードしても僅かにダメージ(削りダメージ)が発生する。
もちろんガード不能な必殺技(コマンド投げなど)も存在する。
また、画面内を素早く移動する(阿修羅閃空など)ものや自分の能力を強化・変化させるもの(天破の構えなど)など、
ダメージすら与えないものも必殺技として扱われる(前者は区別して「移動技」と呼ばれる事も多い)。

初代『ストリートファイター』や『餓狼伝説』では文字通り「必ず殺す技」と言えるほどのダメージを与える技であったが、
現在ではダメージなどは関係なく、上記の通りコマンド入力で出す技を必殺技と呼ぶようになった。
まぁ何かしらの理由で本当の意味で「必殺」技と化したものもあるが
大抵のゲームはこのカテゴリーの技を「必殺技」と表記している。
ちなみに『ファイトフィーバー』では「必勝技」と表記されていたり、
他にも『月華の剣士』では「奥義」となっていたりなど、呼び方が異なるゲームも存在する。
そしてゲームによってはボタン同時押しや特定のボタンで発動することで、ゲージを消費して必殺技を強化できる
(『ヴァンパイア』のES技、『ストリートファイターIII』のEX必殺技、『MELTY BLOOD』のEXエッジ等)。
また、使用条件が厳しくなるが、性能が必殺技よりも強化された「超必殺技」やそれ以上の技が存在するゲームもある。
詳しくは該当項目を参照。

余談だが、「パワーゲージなどを消費しない技」全てを引っくるめて「通常技」と呼ばれる事もたまにあり、ややこしい事この上ない。
基本的には誤りなので、その点は注意。
また、格闘ゲームで使われる、キャラの姿・名前と必殺技が書かれた「コマンド表」は非常に印象的であるため、
たまに他のジャンルで「格闘ゲーム風プロフィール」などとしてコマンド表を摸したプロフィール表が作られる事がある。
その場合、「通常技」と表に書かれているのに「↓→A」など必殺技のようなコマンドを入れる必要があったり、
「↑↑↓↓→→←←AB」のような入力不可能な技が用意されている事が多く、大抵はすぐにパロディだと分かる。

対戦アクション『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも「必殺ワザ」は存在するが、
入力方法は原則として特殊技に準じている(詳細は当該項目を参照)。

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最終更新:2021年08月30日 20:51