ルイージ


"I'm-a Luigi, number one!"

+ 担当声優
水島裕
『ピーチ姫救出大作戦!』『マリオとヨッシーの冒険ランド』
塩屋翼
『スーパーマリオの消防隊』
龍田直樹
アマダアニメ
Danny Wells(ダニー・ウェルズ)
海外アニメ『The Super Mario Bros. Super Show!』
Tony Rosato(トニー・ロザート)
海外アニメ『The Adventures of Super Mario Bros. 3』『Super Mario World』
Bob Sorenson(ボブ・ソレンソン)
PC版『Mario is Missing!』
辻谷耕史
『魔界帝国の女神』(日本語吹替ソフト版)
島田敏
『魔界帝国の女神』(日本語吹替日本テレビ版)
Marc Graue(マーク・グラウェ)
『Hotel Mario』
宮川一朗太
サテラビュー作品
Julien Bardakoff(ジュリアン・バーダコフ)
『マリオカート64(日本版)』、『エキサイトバイク ぶんぶんマリオバトル』(ゲーム中ボイス)
『マリオパーティ』『マリオパーティ2』『マリオカートアドバンス』
Charles Martinet(チャールズ・マーティネー)
『マリオカート64(海外版)』『マリオゴルフ64』『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』『マリオテニス64』『マリオパーティ3』
『スーパーマリオアドバンス』~『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』
Charlie Day(チャーリー・デイ)
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
畠中祐
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(特別日本語版)
Kevin Afghani(ケビン・アフガニ)
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』

チャールズ氏やケビン氏は同役のマリオよりも低い声で演じている。逆にジュリアン氏はマリオよりも高い声が特徴。
しばらくは声優が統一されていなかったのはワリオ等も該当する。
なお、ジュリアン氏の名前がクレジットされたのは日本版『マリオカート64』のみで、それ以外の作品ではライブラリ出演となっている。
2001年の『スーパーマリオアドバンス』からは全作品で声優が統一され、ルイージの声もチャールズ氏やケビン氏によるものになっている。
『超おどる メイド イン ワリオ』ではボスステージとして、原作ではチャールズ氏が声を担当したゲームが登場するが、
そちらにおいてもマリオとルイージの声がケビン氏のものに差し替えられている。
チャールズ氏版・ジュリアン氏版比較(動画冒頭)

ちなみに世界観ブチ壊しの黒歴史で有名な『魔界帝国の女神』ではヒゲが無くさわやかな青年(演者はジョン・レグイザモ氏)なのに対して、
兄のマリオはつるっぱげの中年になっている。そのマリオの吹替は、Dr.ヘル早乙女博士といった老人や博士役でお馴染みの富田耕生氏
(こちらの演者はボブ・ホスキンス氏)。
あまりの違いっぷりだが、それはルイージがこの映画の主役であるため(一応マリオも主役の一人なのだが)。

任天堂が誇る世界的人気ゲーム『スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクター。
同シリーズを代表する主人公、マリオ双子の弟である。通称「緑の人気もの」とか「類似」。
名前の由来は、「マリオに似ているからルイージ(類似)でいいんじゃねええんちゃう」と、宮本茂氏が命名したとよく言われるが、
これは後付けの通説であり、本当は任天堂の米国法人の社員がイタリア人に多く、かつ語呂の良い名前を模索した結果である。
過去には長音を抜いて「ルイジ」と表記されたこともあった(『スーパーマリオワールド』のゲーム中など)。

永遠の二番手もとい、2プレイヤー用キャラとして、色違いの緑色をしている
(現在は服が緑色でオーバーオールが青色だが、昔は帽子とオーバーオールは白色で髭や髪も緑色だった)。
マリオとはレースやスポーツで競ったりもするが、兄弟仲は良い。
『マリオテニス64』からはルイージのライバルを自称するワルイージが登場している。


プロフィール


兄より背が高く、痩せ型。ヒゲの形もマリオのように波打ってはいない。
性格は穏やかで心優しいがやや内気かつ臆病であり、天然でおっちょこちょいな一面が目立つ。
この性格は割と後になってから固まったもので、初期は後述の滑りやすい性能からむしろお調子者な性格だったようだ。
マリオより声が高いのもこれを意識してのことだったのだろうが、声が低くなったあたりから今の穏やかな感じに落ち着いてきたようである。
他にも帽子は手洗いに限る(『ルイージマンション』より)といった拘りを持っていることから、マメな性格であることが窺える。家事は得意なのかもしれない。
一人称は「ボク」で、基本的に柔らかめの口調で喋り、オバケや怪物といった類のものを大の苦手としている。
ただしマリオと同様、会話がある作品においても自分から喋ることは稀で、他のキャラに通訳させることが多い。
例外は『スーパーマリオギャラクシー』シリーズや『ペーパーマリオ』シリーズ、NPC扱いの『スーパーマリオ オデッセイ』ぐらいか。

昔からファンの間ではマリオに比べて不遇といったようなネタにされることが多かったが、後に公式でも地味な(その上少々損な)役割や、
偉大な兄にコンプレックスを持ついじけキャラとして設定されることが多い。…彼が何をした。
主人公2Pキャラ・そっくりさん等の代名詞ともいえるほど有名なキャラであり、「永遠の二番手・脇役・サブキャラ・緑のヒゲ」などと呼ばれているが、
『Mario Is Missing!』(開発・販売に任天堂は無関与、地理の教育用ソフトで日本未発売)と『ルイージマンション』でスピンオフの主役作品も持っている。
持っているのだが……。

すっげぇキモいデザインだな!!

サラサ・ランドのプリンセスであるデイジー姫とは恋仲だったり…そうでなかったりと微妙な関係。
でも、デイジーの初出作品『スーパーマリオランド』にルイージは未登場。彼女を助けたのはマリオである。
デイジーが初登場以降、ファミリーゲーム以外に登場したことがないのが原因なのだが、
初共演作の『マリオオープンゴルフ』の頃からデイジーがルイージのキャディとして登場しており
(ただし、その理由はマリオのキャディがピーチだったため、丁度いいキャラとして引っぱり出されたという消極的な人選)、
ハリウッド実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』ではなんとデイジーがメインヒロインになり、ルイージと恋に落ちている。
さらに、『マリオテニス64』でデイジーがマリオファミリーのメインキャラに復帰して以降も、何かと一緒にコンビを組む機会が多い。
『スーパー マリオパーティ』で互いに専用の掛け合いが無かったのは内緒。ワルイージもだけど

実写版で恋仲だったのが元なのか、ルイージとデイジーがカップルであると思われることが多いものの、
実際の所は公式ゲーム作品では二人の関係は明確には語られておらず、
『マリオパーティ5』『6』におけるルイージ・デイジーペアの称号は「じみーズ」である。ヒッデェ。
ついでにルイージ・キノピオペアだと「じみキノコーズ」、ルイージ・キノピコペアだと「サブキャラだよねーズ」になる。やっぱりヒッデェ。
さすがにあんまりという話なので、『マリオパーティ8』ではルイージ・デイジーペアの称号は「ぐうぜんカップルズ」
ルイージ・キノピオペアは「グリーンキノコズ」、ルイージ・キノピコペアは「たまたまカップルズ」に変更された。
一見多少のフォローになっているように見えるが、マリオ・ピーチペアの称号が「ベストカップルズ」
マリオ・デイジーペアが「ナイスカップルズ」になっているあたり、何の救済措置にもなっていない。
『マリオパーティDS』ではルイージ・デイジーペアが「しみじみカップルズ」と、何ともコメントしづらい称号に。

『マリオテニスGC』のシングルの表彰式において、マリオはピーチ姫からキスをもらうという至れり尽くせりな内容に対し、
ルイージは兄のマリオに嫉妬から足を踏まれるというなんともひどいことになっている。デイジーにトロフィーを渡すのはルイージなのに…。
(尤も、ルイージは他キャラでも渡し役になりやすい。そして、たまに事件が発生する)。
この時マリオは「Nice job, way to go!」と言っているのだが、これが「ナイスジャーン!オメデトーゥ!」と片言っぽい日本語に聞こえると評判
クッパも同じくめざしたあの偉大なる長兄マリオ!この心にいまだ消えずに、この心にやきついている!!(嫉妬的な意味で)
でも、『マリオカートWii』では二人が手を繋いだ銅像もあったりする。これからの進展が楽しみな二人である。
また、前述のGC版の前作に当たる『マリオテニス64』では扱いは相変わらずだったが、
やたらとワルイ―ジに対してだけクールな一面を見せているので、ファンは必見である。

当初はマリオと同じ能力で色が違うだけのいわゆる2Pカラーであったが、『スーパーマリオブラザーズ2』での差別化で、
「マリオよりジャンプ力が高い代わりに、走るとブレーキの効きが悪く滑りやすい」という特徴が付けられた。
その後も多くの作品でマリオよりも操作難度が高いために、ルイージでのプレイは上級者向きとされている
(滑りやすいのが原因で、魅せプレイのような挙動が出来ることもあるのだが…)。
だが、一旦ルイージに慣れるとルイージの重力の弱さが相まって、逆にマリオが使い辛くなってしまう。
『スーパーマリオUSA』ではジャンプ力の高さに加え「足をバタつかせて滞空時間を伸ばす」という特技も見せた。
更に、『スーパーマリオギャラクシー』辺りから「マリオより足が速い」という特徴も出てきている。今後定着するかは分からないが。
マリオカートやマリオテニスなどのスポーツゲームでもマリオとルイージは共にオールラウンダーだが、
細かい能力は微妙に違い、パワーが優れているマリオに対し、ルイージはテクニックに優れている場合が多い。
その為、マリオに比べれば上級者向けとも言える。
ただし『マリオ&ルイージRPG』シリーズは例外であり、ルイージはマリオより総じてHP・防御が高く、
このシリーズはその気になれば全ての攻撃を回避出来るため、回避出来ない場合ルイージの方が生存しやすく初心者向けになっている。
ちなみに『マリオカートDS』でもクセが強い性能であるが、彼のカートのうち2つがとある仕様の関係でかなり強い。

2Pキャラということもあってか、『スーパーマリオ64』などの一人プレイ用の作品には長らく出演出来ずにいたが、
『ギャラクシー』でNPCとして出演を果たし、さらにスターを全て集めてクリアするとルイージで二周目をプレイすることが可能に。
『Newスーパーマリオブラザーズ』でも、クリア時に出てくる隠しコマンドを入力するとプレイヤーキャラがルイージになる。
主役になっても、二番手の立場をクリア後のお楽しみという形で守ってしまうあたりが、ルイージらしいというかなんというか。
『マリオギャラクシー2』ではスターを全て集めなくても、ルイージに交代することが出来るようになった。
更に一度EDを迎えれば、いつでも自由に交代出来るので、ずっとルイージでプレイすることも可能。
おまけにこのゲームのスターの大半(特にED後)は、マリオよりルイージの方が取りやすい為、プレイヤーからの評判も上々である。よかったなルイージ!

『NewスーパーマリオブラザーズWii』では兄弟+αと揃って登場したが、
マリオと比べて微妙に滑りやすかったり横ベクトルが微妙に低かったりと、やはりクセがある性能になっている。
兄弟そろってヨッシーを乗り捨てるより、くわえられたまま一緒に奈落の底に落とされてしまうキャラが定着してしまいそうな予感が…。
しかも、なんとWiiの「ディスクドライブチャンネル」のこのゲームの選択画面で、
「ルイージがジャンプしてきた所をマリオが踏んでプロペラキノコをゲットする」というなんともひどい出オチまでやらされてしまった。
公式でルイージいじめが行われている証拠映像

『スーパーマリオ3Dランド』では初登場が敵に捕まって牢屋に入れられてる場面、と相変わらずひどい扱いである。
性能はいつも通りだが、ジャンプ力の高さとスーパーこのはによるバタ足ジャンプの相性が良く、
ステージによってはマリオのジャンプでは超えられない柵を飛び越えてそのままゴールなんて芸当も出来てしまう。
また、本作以降スーパーこのはを取った時の変身姿がマリオとは違い、『3』のタヌキルイージではなく「キツネルイージ」になる。
つまり赤いタヌキ緑のキツネ…それなんてカップ麺?
ちなみに発売前からある公式のイメージイラストにも紛れていたり、ゲーム誌で全図が掲載されたとき気が付いた人はきっと居るはず。
ちなみに、エンディング以降はピーチ姫やキノピオが変身した姿もイラストなどで見られるのだが、
彼女達はマリオと同様に「タヌキピーチ」「タヌキキノピオ」の姿となっている。
続編『3Dワールド』では実際に変身し、さらにロゼッタも登場するが、彼女もやっぱり「タヌキロゼッタ」であり、
キツネ派はルイージのみという状況になっている(ちなみに海外では「Tanooki Luigi」で呼び名が統一されている)。

+ 余談:ルイージの性格、扱いについての詳しいこと
ルイージの性格を決定的にしたのは、SFC発売前から「ファミ通」で連載されていた吉田戦車氏の4コマゲーム漫画「はまり道」であろう。
この作品において、ルイージは相当強烈なキャラクター付けをされており、
「ひどいや兄さん」という第一声はルイージの性格を最も端的に表しているとしてファンの間では有名。
この単行本の帯を書いたのがなんとマリオの生みの親である宮本茂氏であり、
「文句を言おうとしたが、そのまえに笑わされてしまった」として容認した事で任天堂も認めたのか、
後の『スーパーマリオワールド』の公式ガイドブックに吉田氏の4コマ漫画が掲載される程だった
(他の出版社が許諾を得て作ったものではなく、任天堂の子会社であった株式会社エイプ製作の正式なもので、
 『ワールド』の取扱説明書でも紹介されていた)。
さらには『いただきストリートDS』において、ついに公式のゲームでこの台詞が飛び出す始末。
またコロコロコミックに連載されている『スーパーマリオくん』やコミックボンボンに連載されていた『スーパーマリオ』シリーズでも、
時折活躍することはあっても、基本的に貧乏クジを引く役所であった
(洗脳されてマリオを殺しにかかったり、マリオの危機に乗じて主役を乗っ取ろうとしたりetc…)。
+ 例外
なお、上述の通り漫画作品では貧乏くじを引く役所になりがちなルイージであるが、
数少ない例外の一つとして、「月刊ファミ通DS」2006年2月号より別冊付録にて半年間連載されていた『マリオカートDS』のコミカライズ作品、
『ゴー‼ゴー‼マリオカート』において非常に熱い活躍を見せている。

同作品のあらすじはレーサーとして活躍するマリオとルイージが、
違法な改造アイテムで強引に優勝を狙うクッパに立ち向かうというもの。
同作におけるルイージは陽気な自信家としてのキャラ付けが強調されており、
真面目で実直な性格故に改造行為を好まないマリオの代わりに、
キノじいによる改造が施されたカートでクッパの改造に対応する重要な役回りを担っている。

純粋な走行技術についてもマリオと互角の超一流。
レースの結果こそマリオとクッパには及ばなかったものの、
ルイージとキノじいが居なければ、間違いなくクッパの暴走を止めることはできなかった。
最終回ではクッパに挑むマリオのサポートに徹するしかない悔しさを滲ませながらも、
クッパの謀略による周回遅れを最終ラップの最終コーナーでついに取り戻した兄を笑顔で送り出した。

同作は雑誌の別冊付録に短期集中連載されたということもあってか、
単行本化がされておらず、現在は当時の冊子を入手する以外に読む手段が無い状況だが、
現在も復刊を望むファンは多い。

その後、基本的にマリオの出る作品には出演し続けたものの、『スーパーマリオRPG』ではEDの凱旋パレードに小さくしか出てこなかったため、
取り扱い説明書に「ボク(ルイージ)は今回は登場しないけれど」というひどいことを書かれてしまい、
『ヨッシーアイランド』でもOP&EDのみの登場。挙句の果てに『マリオ64』では本当に出てこなくなってしまった。
同じく64時代の『マリオパーティ3』でも、ストーリーモードで「○○の1番(力・知恵・勇気など)」をかけた勝負において、
他のキャラはどの対決に出てくるのか決まっている(例:ドンキーコングは力の対決で戦うといった具合)にも拘らず、
ルイージのみプレイヤーが操作するキャラが本来担当するステージでの代理の相手(要するに№1がない)という扱い。
尤も、この『マリオパーティ』シリーズにおいてのルイージは「影の実力者」という設定付けがなされており、
好意的に捉えるならば「全てにおいて№2級の実力を持つ準万能キャラ」と言えるかもしれない
(『スマブラ』シリーズでもピットの天界漫才でナチュレからもそのように評されている)。
COMとして登場した際は「アカズキーちゃん」「キーマン」「チビキノコ」といった近道出来るアイテムを好んで使う傾向にあり、
「スーパーキノコ」でガンガン突き進むマリオとは好対照である。

とはいえ、ルイージは相変わらず地味ではあったものの、
初代『スマブラ』の「永遠の2番手」ネタ以降はスポーツやパーティゲームにも出演し、
『ルイージマンション』ではオリャーマーオヤ・マー博士開発のオバキュームを武器に主役を張ったりなど出番に恵まれるようになる。
一番苦手なオバケ相手にビビっていたので頼りないイメージが増したが、それ以外では性格面で別段変わった事は無かった
(ちなみに同作品のオバケの一人曰く「なかなかいい男」とのこと)。

そんな彼の運命を変えたのは『マリオ&ルイージRPG』シリーズで、
それまでは説明書の解説をしたり家で留守番を喰らったためヒミツの日記でマリオに嫉妬し、
エンディングでパレードの先頭を務めるくらいしか見せ場が無かった彼にとって『RPG』シリーズで初の主演作品だった。
第1作目では巻き込まれる形でマリオと一緒に冒険をすることになったのだが…。
+ 『マリオ&ルイージRPG』シリーズ以降の彼
物語の序盤の最初にライバルであるクッパと一緒に行動するのだが、「緑のヒゲ」「頼りないヒゲ」呼ばわりされ、
旧知のクッパにすら名前すら覚えられていなかったり、何度も冒険してきたはずなのにボスキャラクターにビビる
海を渡る際にマリオにハンマーで平べったく叩き潰されサーフボード代わりにされる等、
彼に関わるギャグや仕打ちが極端にひどくなり、この作品以降の作品でも地味で報われないキャラクターが強調された。

続編の『RPG2』では、ベビィマリオ達を泣かしたとマリオに疑われ泣く。
とあるステージで兄弟の絆を試す為にイジメ紛いの理不尽質問を叩き付けられ泣く

『RPG3!!!』ではクッパがストーリーの中心なのでひどい扱いは受けていないものの、
スイーツを喰いすぎて太って巨大化し、ボディプレスをぶちかます必殺技「スイーツバスケット」や、
大切な会議中はずっと居眠り、もう定番の如くボスキャラクターにビビるなどこの扱いは定番となり、他の作品でも、
  • 『64DS』では自身の能力の透明能力と水面歩行は「影が薄い、水に浮くほど存在が軽い」というあんまりな理由。
    おまけにキノピオから「足を引っ張らないように」と釘を刺される
  • 『スーパーペーパーマリオ』では敵に洗脳され敵の幹部になり、挙句の果てにはラスボスになる
  • 『スーパーマリオギャラクシー』ではマリオとの約束通りパワースターを手に入れるものの、向かったギャラクシーから帰れなくなってしまう
    二周目で主人公として使えるけどストーリーは完全にマリオの使い回し
…という見事な扱いである。

さらに『ペーパーマリオRPG』ではマリオの仲間のクリスチーヌ(クリボーの女子大生)の解説で、
「二テールだったっけ?ソックーリだったかしら?」などと言われ、
自分のファンクラブの人に自分と同じ緑色の服を着たマリオとの区別が付けられず偽者扱いされたり(下の動画を参照)と、
ある種いつも以上にひどい扱いを受けてしまっている。
ルイージは泣いていい……。
07:00~
+ だが……
だが、同作では上記とは別の問題が生じている。

ルイージはマリオ達の冒険と同時進行でワッフル王国という所にエクレア姫を助けるため冒険に出ており、度々話を聞かせてくれる。
旅先で仲間を集めたりしているのだが、彼の仲間に話を聞くと、
「ルイージが敵との戦いの最中、間違えて自分を溶岩の中に投げ込んだ。ルイージが不幸な目に遭う姿を見ないと気がすまない。」
「ルイージの敵を欺くための女装があまりにも醜かった。こんなはた迷惑なものを他者に見せ付けたりしないように監視しなくてはならない。」
「ルイージに貸してあげたレーシングマシンを壊された。弁償してもらわないと気がすまない。」
…どうも旅先では迷惑ばかりかけていた様子である。というかゲラゲモーナすら欺いた女装技術はどうしたんだ、ルイージ。
しかもルイージ本人はこれらのことを話さず、彼自身がマリオに話すのはほとんど都合のいい所だけである。
ただしエクレア姫は無事に救出しており、それなりに活躍していたようだ。
なおルイージはエクレア姫に淡い恋心を抱いていたようだが、彼女に婚約者がいたことを知り諦めたようだ。ん?デイジ(ry
冒険後、彼の冒険の内容を書いた本『スーパールイージ』シリーズが発売されており、ベストセラーになっていたのだが、
この伝記の内容も酷く、前述の都合の悪い点を述べないどころか、
「自分の冒険の立派さに惚れ込んでついてきた」「自分のドライビングテクニックに惚れ込んでついてきた」
などと内容を完全に捏造していた。とまあこのように、この作品では影の薄いとかそんな問題以前に、
本人の言動にも問題があったりするのだ。……なんか、似たようなヤツがどっかにもいたなぁ。
それともこれらは今までの扱いに対しての鬱憤が溜まっていた結果なのだろうか…。

ただし『マリオ&ルイージRPG』ではピーチ姫を救出するために彼女の替えの服
(正確にはキノじいに渡された「ピーチお着替えセット」で、本来なら救助した後のピーチの着替えの予定だった)を纏い、
兄弟両方の特徴である団子鼻とヒゲを除いてピーチ姫と瓜二つ(声含む)になり(顔を押さえることでヒゲと鼻は隠した)、
ヒゲと鼻を見られるまで敵と会話しててもばれなかったとかなり高度な変装をしたり、
その後敵を煙に巻く所を見ると、調子に乗ってる間は強いようである。*1
あとこの作品ではミーハーなルイージファンのオバチャン達がおり、質問攻めに遭うのだが…。
「バストは!?」「ウエストは!?」「ヒップは!?」「性別は!?」とかなり謎な質問をされている。
……もしやルイージを女性と思っている人でもいるのだろうか…。

これが深刻なルイージいじめの現実である。
見方を変えれば、ルイージ個人の見せ場も広がっており、彼のキャラクター的には優遇されてきているとも言える。

+ ただし、『RPG4』では
『RPG4 ドリームアドベンチャー』においてはマリオとの兄弟愛がこれでもかというぐらい強調されており、
特に夢世界でそれが大きく描かれている。
本作ではルイージの夢の中を旅するのだが、
マリオでは夢世界へのゲートを作れず、ルイージのみがそれを体現出来るという特殊能力が明らかに。
また、マクラノ島には「夢の底」という舞台が存在し、
そこでの光景はルイージの想いがそこかしこに飛び交うと一見ホラーなのだが(一部抜粋)
  • 兄サンノセナカ カッコイイ……!
  • 兄サン!
  • ボクダッテ ジツハ スゴインダ……!
  • ルスバンハ イヤダー
  • オバケ ナンテ コワクナイ……!
  • オイテカナイデ 兄サンー
……等と、偉大な兄頑張って追いつこうとする弟という様子がはっきりと見て取れ、
ルイージの兄への強い尊敬と憧れが分かるようになっている。
寝ている本人の代わりに「ユメルイージ」というキャラも登場するのだが、
これもマリオを手助けしたいというルイージの強い思いが具現した存在とされている。
巨大ボスとの戦闘の時には、「兄を守りたい」という強い意思で恐怖を押さえ付け、自ら巨大化して敵を倒すという大活躍っぷりである。
また帽子の上に乗っているマリオを守りながら戦うためか、
敵の攻撃を真正面から受け止めるというルイージらしかぬ勇ましい戦い方をすることも。
ゲーム自体も良作と、ルイージにとっても、ファンにとっても最高の舞台が与えられたと言っていいだろう。
また、過去シリーズでは一貫して「緑のヒゲ」と呼んでいたクッパも、
本作では「緑のヒゲ..いや、ルイージ!」と、扱いが向上している。
実はストーリー序盤のクッパとの初戦でもルイージと呼ばれているが、その後緑のヒゲに戻ったため初戦のはただの誤植と想われる

そんな彼に奇跡がまた1つ舞い降りた。
よもや誰もが予想だにしなかった『ルイージマンション』の続編が3DSで発売されることとなった。
全く持って続編に関してはノーガードであったこのタイトル、
果たしてルイージの新たな伝説を築くことが出来るだろうか。
+ そして2013年
2013年2月14日に行われたニンテンドーダイレクトはその名もズバリ「ルイージ スペシャル」
1983年の『マリオブラザーズ』から生誕30周年を迎えるのを期に、
任天堂の岩田社長(当時)から「2013年はルイージの年」とすることが宣言されたのである。
その本気を示すようにワンフェス2013夏の会場ではルイージのねんどろいど発売決定が発表された。
マリオがまだ商品化されていないというのにである。発売日は2014年6月。ルイージの年過ぎてんじゃねえか

そして『ルイージマンション2』と共に彼がメインとなる『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』、
そしてWiiU用ソフトである『NewスーパーマリオブラザーズU』の大規模DLCという形ではあるものの
マリオのまったく登場しないルイージ主役の完全新作『NewスーパールイージU』までも発売された。

…ニンテンドーダイレクト自体の内容は、岩田社長と生みの親本人である宮本茂氏によって、遠回しにルイージが弄り倒されるものだったが。
ちなみにCMには『ルイージマンション2』同様稲川淳二氏が起用された。ルイージイヤーそのものがホラーということでは無いはず…
なお、その後2013:12:18のダイレクトによってルイージマンション2のミリオン達成という、
ルイージにはもう二度と出来なそうな快挙を成し遂げ、ルイージイヤーは少し延長されることとなった。

今では、任天堂製のゲームで一つのキャラクターとして独立した地位を確立している。
…ちょ、誰だ「兄より優れた弟など存在しねぇ!」とか言った奴は!?
ルイージはナイーブなんだぞ!またいじけちゃうだろうが!
ユーザー間でも当事者そっちのけでの兄弟喧嘩が後を絶たない。

彼の名誉の為に言っておくと、身体能力はマリオに決して劣っている訳ではない。
「地味で報われないし目立たない。けど案外凄い」というのが、現在のルイージ像であろう。
扱いこそ悪いが性能だけはある意味優遇されている。そんな気がしてならない。
実際、TOP4のキヨ氏を始めとしてルイージ単推しのユーザーも一定数存在する。

ただし初期ルイージのお調子者な性格も少し残っているようで、事あるごとに自分の名前を出して露骨なアピールをする癖がある。
パーティゲーム系では自己主張のためかやたらと勝利時に自分の名前を喋るし、ひどい時にはタイトルコールで「…and Luigi!」と付け足したりする。*2
『マリオスポーツMIX』にてマリオがインタビューを受けるという旨の公式動画では、
「次のゲームは是非僕を主役にしてください」と言った感じのメッセージを、わざわざ記者の前で兄のマリオに読ませるように仕向けており、
その時マリオはため息交じりに「彼はよくこういうことをするんだよ」と言っているので、やはり普段からお調子者な一面があるようである。
兄は兄でE3で「マリオバレエを発表する件もう一度考えてくれるんだろう?」とかやってるけどね

2014年には実写CMでもお調子者の面を披露していた。
兄を煽る弟


"Luigi time!"


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるルイージ

作品ごとのデザインの変遷

全作品に登場。『for』以外では隠しキャラ(という割には、出現条件がかなり簡単なものだが)。
『DX』までは初期のような高い声だったが、これはディレクターの桜井政博氏によると、
最初に『スマブラ』を製作した時は『マリオカート64』のジュリアン氏の声を参考にしたとのことで、
マリオの声のピッチを上げたものが使用されている(なお先述の通り、英語版『マリカ64』ではチャールズ氏がルイージを演じており声が低い)。
『X』ではボイスが新録されてお馴染みの低い声になり、以降の『for』『SP』にも引き継がれている。

シリーズを通してアピールに攻撃判定があるキャラの一人で、『DX』以降は真下の吹っ飛び効果(メテオ)まで追加された
(『初代』のみ、崖掴まりに空中ジャンプしたかどうかの条件も使っているので、ふっとばし力が弱くても以外と痛い)。
特に『X』は吹っ飛ばし力が異様に跳ね上がっている。ロマン技の域だが。
モーションが非常にアレなのが、彼のいじけキャラを象徴している。…彼が何をした。
そしてこのアピールを筆頭にやたらジト目になる動作が多いのもルイージの特徴の一つ。
ついでに『for』のCPルイージは崖掴まり関連でアピールを使用する。
おかげで撃墜アピールを一切行わない『for』のLv.9のCPで、唯一アピールを使うキャラになっている。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
全般的にシリーズを経る毎に性能がかなり変化する傾向にある。
  • ファイアボール(NB)
遅い緑色の火球を発射する飛び道具
マリオのものがバウンドするのに対し、こちらは横一直線に飛んでいく。
マリオのように崖に立って崖下にいる対戦相手の復帰を妨害するということは不可能だが、
発生はこちらの方が早く、威力も減衰せず一定である。ただし射程はマリオと比べて結構短め。
『初代』ではマリオと同様のモーションで放ち、『DX』以降は手のひらをこすり合わせて打ち出すようになる。
『X』まではいたって平凡な飛び道具だったが『for』にて後隙が妙に小さくなり回転率が上がることで弾幕を張れる程になり、
高火力のコンボが繰り出せる投げに繋げられる主力ワザへと変貌した。
Ver1.1.0では後隙が増やされたものの、まだまだ十分な回転率である。

  • スーパージャンプパンチ/ファイアジャンプパンチ(上B)
昇龍拳の如く原作でのジャンプポーズでアッパーカットを喰らわせるワザ。
マリオと違い、普通に当てても非常に隙の大きい単段カス当たりにしかならない。
しかし、密着状態で出だし際に当てると「ファイアジャンプパンチ」となり、極めて重い一撃をお見舞い出来る。
地上で「ファイア~」を当てると威力と吹っ飛ばし力がさらに増し、「カキーン!」のSEが追加される(初代のみ重い打撃音)。

ここまでならただのロマン技とだけの認識が出来るのだが、
このワザはシリーズを経る毎にドンドン弱くなっていくという悲しい運命にある
『初代』の時点ではマリオのものと同様に斜め上に上昇する復帰ワザとして運用出来ていたのだが、
『DX』では垂直に飛ぶようになり、落下中はほとんど横に動けないので、上方向に距離を稼ぐしか用途が無くなってしまう。
この時点で復帰ワザとしては非常に残念な性能と化してしまう。
だが状況はどんどん悪化していき『X』でアッパーカットはそのままだがその後頭から地面に突き刺さるように落下し、
地面から頭を抜く動作が増えて隙が膨大になってしまった。しかも月面宙返りでもしてるかのような異様なモーション。
それでも上昇後に急降下入力でモーションが終わりきる前に落下することで、隙を多少軽減されたのだ。
と書くと恐らく次にどうなるか分かると思うが、『for』にて急降下による隙軽減が削除されただけでなく、更に上昇量が若干低下した。
隙軽減削除はともかくとしてもなんで上昇量を減らした(その後のアップデートで空中版の上昇量は改善されたが)。
『SP』では尻もち落下中の横移動が低下してしまったものの、上昇量が増加し、
更に「ファイア~」のリアクション影響値(蓄積%が増えるほどふっとびが上がる数値)が増加、つまりふっとばしが強化された。
…と、毎作弱体化が続く有様だが、まだ貴重なバーストワザとしての体裁は保っているのだから驚きである。決して弱いわけではない。

  • ルイージサイクロン(下B)
両腕を広げ、身体を回して攻撃。
これもまたシリーズ毎に特徴が大きく変動するワザ。ただし、最後の腕を広げる部分のふっ飛ばし力が高いという点は全作共通している。
『初代』では発動後Bボタン連打で上昇するため重要な復帰ワザであったが単発ヒットの上あまり横に動けないため攻撃には不向き。
『DX』では地上での横機動力が大幅アップし、機動力に欠けるルイージの奇襲ワザの一つとして数えられていた。
しかし復帰ワザにするためには尋常ではない連打速度が要求され、
また「地上で一度発動してから出ないと上昇しない(通称「充電」)」
という謎の仕様が存在するため、今度は復帰にはおよそ向かないワザになってしまう。
そして『X』にてマリオトルネードが通常ワザに降格された影響か連続ヒットワザに変更、
更に上昇量もかなりアップしたので、前作ほど全力で連打する必要は無くなった。
しかし、『for』だとジャンプ時の慣性が無いとマトモに上昇することが難しくなったため、
空中ジャンプ無しでは復帰に使うのは非常に辛い性能となるものの、ジャンプさえあれば『X』並に異様に上方向に浮いていく。
一時期は%が適度に溜まった相手に対して下投げから繋がり、そのままバーストさせるという黄金パターンが存在していたが、
Ver1.1.1からは下投げの吹っ飛びが変更され、このコンボによる撃墜はほぼ不可能になってしまった。
サイクロンそのものもヒットストップが大きくなる弱体化を受けたが、バースト自体は引き続き可能。
『SP』では横機動力がほとんどカットされた上に連打してもほんのわずかしか浮かなくなってしまい奇襲・復帰いずれにも向かなくなってしまう。
が、それと引き換えに無敵判定が付与され、
場合によってはスマッシュ攻撃でさえも一方的に潰してしまう、拒否や割り込みに有用なワザに生まれ変わった。
また、引き寄せる風も加えられており、地上では前後共にルイージの方向に、
空中だとルイージの前方から後方に向かって(つまり後方は相手をルイージから引き離す)発生する。
更に、『for』初期と同様の下投げサイクロンのパターンも復活している。

  • ルイージロケット(横B)
『DX』から追加されたワザ。
ルイージ自身が足から煙を吹きだしてロケットの如く横に飛んでいくシリーズ中屈指のイロモノワザ。
Bボタンを押し続けることでパワーと飛距離を伸ばすことが出来る
(『DX』のみ最大溜めで自動的に発動、『X』以降は好きなタイミングで発射出来るが、
 『for』では地上にいる時に最大溜めから一定時間経つと疲れてしまい、隙を見せてしまう)。
稀に暴発して凄まじい速度と威力で突っ込むことがある(公式によれば『DX』と『X』では1/8、『for』以降では1/10程度の確率で発生)。
暴発の速度は『DX』が最速で火力も飛距離も最大、まさに弾丸の如く飛んでいき、復帰にこれが出るかどうかで運ゲーが始まる。
しかし『X』で速度も火力もがっくりと落ち込み、山なりに飛ぶため当てるのも難しくなってしまい、
その上復帰にはより安定するルイージサイクロンがあるため影を潜めることとなった(逆に言うと扱いやすくなったとも言えるが)。
また、本作以降にぶつかると一定確率で突き刺さる要素が追加。隙が膨大なので注意。
『for』では速度も火力も改善されたのとルイージサイクロンの上昇にジャンプの慣性が必要になった為、使用機会が増えている。
『SP』では後隙減少、通常版の無敵付与とふっとばし力増加、暴発版の移動距離増加といった強化が施されている他、
前作までのうんこ踏ん張ってるみたいな溜めモーションが変更、
更に暴発版のモーションが通常版と区別され、きりもみ回転するようになった。

このワザ自体はスマブラオリジナルのものなのだが、
後に『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』にもルイージのスペシャルアクションとして逆輸入されている。

『X』におけるルイージの最後の切りふだ。
発動と同時に奇妙な踊りや音楽と共に、ルイージの周囲に色がネガ反転する結界が出現。
このゾーンに触れた相手は、
  1. 攻撃力が大幅に下がる
  2. 吹っ飛びやすくなる
  3. 動きが全体的に遅くなる
  4. よく尻餅をつく
  5. 蓄積ダメージが増える
  6. 頭に花が咲く
  7. 気絶する
  8. 勝手にアピールする
  9. 眠り込んでしまう
  10. 空中にいると強制落下状態(一切の行動不可)になり、そのまま気絶状態になる(穴に落ちた場合はそのままバースト)
という様々なマイナス効果を受けてしまう。
発動後は先に自由に動けるようになり、このゾーンで吹っ飛びやすくなった相手に、
上Bを根元ヒットさせると、クッパなどの重量級の相手すら一撃場外送りになる。
プリンなどの軽量級が相手だと下アピールでも撃墜出来てしまったりする。これで撃墜されたプレイヤーは相当の屈辱を味わうことになるだろう。
また、スターで無敵になっている時や撃墜された後などの無敵状態でもゾーンの効果を受けるため、
技の内容やネーミングに反して非常に強力な技となっている。見掛け倒しな兄と違って

  • オバキューム(『for』からの最後の切りふだ)
オバキュームを取り出し、一定範囲内の相手を問答無用で吸い込んで上方向へふっ飛ばす。
『X』のカービィの最後の切りふだ「コック」と似た性能である。
場所によっては低%の相手も撃墜出来る可能性を秘めている。
余談だが、『X』での最後の切りふだだった「ネガティブゾーン」の「動きが遅くなる」効果は、アシストフィギュアアシュリーに引き継がれている。

性能はやはりクセが強く扱いづらい上、垂直に飛ぶ上Bや特徴的なアピールなどその姿は某サイキョー流を彷彿とさせる。
また、何気に波動昇龍に加えて珍妙ながら突進技も加えた格ゲー三種の神器持ちである。
その一方で接近技の性能は発生が速く、重量級並のパワーもあるので一旦攻めに入ったら某聖帝よろしく非常に強い。
とにかく接近戦の強さ、そして空中における技の使いやすさと異常な爆発力が長所である。
このおかげで「ホームランコンテスト」という、サンドバッグくんと呼ばれるキャラクターを10秒以内に出来るだけダメージを与え、
最後にホームランバットでかっ飛ばすミニゲームでは1000m越えは余裕である。熟練すればバットを使わずに達成可能。
男なら拳一つでサンドバッグ飛ばさんかい!

が、リーチが短く足が遅い上、原作再現かジャンプ力は高いもののティッシュジャンプで、ルイージらしく異常に滑る。
どれも痛い欠点(尤もティッシュジャンプは「場外に落ちると負け」のルールを考えると欠点か微妙だが)なのだが、最後の滑りが特に痛い。
ダッシュから滑るだけなら利点にもなりえるが、相手の攻撃をガードした時のノックバックが他キャラよりおよそ3倍。
これのせいで普通なら脅威となるガードキャンセルからの投げや上Bジャストシールドでないと決まらなくなるため、それほど脅威とならない。
上記のように得意の近距離戦に持ち込むのが苦手、ガードキャンセルからの反撃が取りにくいなどで、どうしても分が悪くなりがち。
さらに言えば『DX』以降は、大きいふっ飛ばし力を持つ技のほとんどが上方向となったため、
(横スマッシュはシフト攻撃で下段に入力すれば横方向に調節出来るが)ステージに相性を左右されやすいという面も。

ルイージを使うには慎重に慎重を重ねての立ち回り、読みや回避、ジャストシールドを使いこなすなど、
かなり高いプレイヤースキルが求められるため、ルイージ使いはキャラも相まってか少なめである。
もっとも、ルイージ使いの大半は何かが間違っているのだが
格好悪いし嫌がられるが、チキン戦法だと案外長く生き残れたりする。

+ 『初代』でのルイージ
『初代』ではマリオのモデル替え(コンパチ)キャラクターとして登場。
同じ性能のワザも多いが、ニュートラルポーズやダッシュ攻撃、下強は本作の時点でモーションが異なっていた。
1on1でのキャラランクでは下位に位置しているものの、跳んですぐの空中上攻撃>多段ヒットする空中下攻撃「ドリルキック」>上Bという
エリアルレイヴばりのコンボが非常に脅威であり、全く戦えないというわけではなかった。

ちなみに『DX』以降ではドリルキックが単発技に変更されてこの連携は出来なくなっているが、
空中での根元ヒットが弱体化された『X』においても、そのエリアルレイヴっぷりは健在で、上Bで〆る即死コンボがある。
また、この作品のみ跳んですぐの空中上攻撃から色々繋がる。

+ 『DX』でのルイージ
『DX』では通常技の一部が変更された他、性能の差別化が大きく進み、マリオとはほぼ別のキャラになった。
この辺りからネタキャラ化が加速してくる

そもそもルイージのモーションは殆どマリオと共通であるため、見た目や技の色物具合に反し性能や戦い方は意外とスタンダードなことが多い中、
『DX』のルイージは性能からして色物
というのも、共通テクニックである「絶」がルイージの滑りやすい特性と相俟って本人のダッシュ速度すら上回るほどの異常な速度と距離になるため。
これにより、「常時滑りながら戦う」という戦法が取れるのが他キャラとは一線を画すDXルイージ最大の特性。
本来ルイージは機動力が低い部類に入るが、これのおかげで地上時の横の機動力に関しては申し分ない。
他にもふっとばし能力、ベクトル共に強烈で判定も強い空中下(何故か根元ヒット限定でメテオになる)、
発生が速く真上に吹っ飛ばすため暴れ技なのにコンボの起点に成り得る空N、ネタ全開な見た目に反してフィニッシャーとして高性能な横スマや空前、
猛烈な横移動をするので奇襲ができ、当て方によっては他の技にも繋がる下Bなど、ユニークながらも良質な技が揃っている。
攻撃技としてのファイアジャンプパンチの一発逆転ぶりは健在で、それに加えルイージロケット暴発によるギャンブル性、
透明天井バグ*3による番狂わせ、やたらハイテンションに聞こえるボイスなど、色々な意味でイカれたキャラである。

最大の欠点は空中横移動の低さ。
これのおかげで空中時のルイージはまともな距離調整が測れず、一度浮かされてしまうと途端にお手玉の的になりやすい。
また、復帰技の動きがどれも単調であるため、
台外に吹っ飛ばされた際は横復帰時にルイージロケット暴発が出てくれでもしない限り安全な復帰は望めない。
特に空中ジャンプを使った状態で崖下に飛ばされた場合の復帰は絶望的とすら言える。

キャラランクは準上位下層で真ん中辺り。
アドベンチャーでマリオを踏み付けて登場するシーンが印象的な『DX』のルイージだが、
何の因果かキャラランクでもマリオより上、医者であってもほんのちょっとだけ勝っていたりする。
DXルイージの名(?)場面集

余談だが、『DX』におけるCPが操作するルイージはドリルキックを多用するので妙に強く、CP対戦では高確率でルイージが1位になりやすい。
混戦に強いガノンドロフ等がいても同様。結構適当に戦ってるように見えるのに何故か勝つため、CP乱闘では限りなく最強に近い。
が、復帰の際は何故かルイージロケットしか使用しないため、スーパージャンプパンチを使えば崖を掴めるはずの場面でもロケットしまくって自滅という、
非常にマヌケな光景がしばしば見られる。

『X』以降ではこの現象は改善されてジャンプパンチを使うようになったものの、
今度は逆にロケットを使わなくなってしまっている。AIの調整が難しいのだろうか。

+ 『X』でのルイージ
『X』では、兄や他の多くの初代組共々大幅に弱体化され、タイマンランクは下位に。
しかもデデデ永久投げ連によって、兄共々キャラとして存在しないも同じという有様。

ただ、兄に比べると横Bの暴発時の移動速度が抑えられて扱いやすくなっている他、
兄の下Bが通常技に降格された一方でこちらの下Bの性能は強化され、最後の切りふだもかなり凶悪(上記の「各種必殺ワザ」を参照)。
結果としてテクニカルな兄よりもスタンダードなキャラとなっているため、対デデデを除けば救いはあるのかもしれない。

また、上Bがハリセン連打や密着状態での弱攻撃、空中N攻撃のカス当たりなどから確定したり、
『初代』のように当てるタイミングが意外と多く、高LvのCPが扱うと超反応で繰り出してくるため、やはりCPでは最強との呼び声もある。
AI担当スタッフはルイージがお気に入りなのだろうか。だが風船ポケモンにはいまひとつ勝てないことは内緒

+ 『for』でのルイージ
『for』では桜井氏曰く「せっかくの"ルイージの年"なので」ということで、なんと非常に早い段階で参戦が発表
シリーズで初めて最初から選択可能なファイターとして登場することになった。
スナップ写真の方はいつも通りの扱いである
ジャンプのモーションは『マリオUSA』などのバタ足ジャンプとなり、最後の切りふだも「オバキューム」に変更されている。
また、地味に通常ワザの1~2発目のモーションがマリオと差別化されたり下投げではヒップアタックをかますようになっている。

本作ではディディーメタナイトなどと並び、プレイヤーの研究によってランクを初期から大きく上げたキャラとして名が挙がる。
初期の頃は横スマや上B、空中ワザの弱体化が響き、概ね最弱クラスの位置付けだった。
しかし、下投げからの空中前A二連のコンボの発掘、
蓄積%がある程度溜まれば空中前Aの代わりにルイージサイクロンを最後まで当てると撃墜にまで持っていけることが判明。
また、回転率の良くなったファイアボールからを迫れる等プレイヤー達の研究が進み、
さらに、アップデート(Ver1.0.4)で最も多くの強化を受けたキャラとなり、全体的な火力の向上(特に横スマ)で決定力が上昇。
キャラランクも最上位に迫るレベルにまで上昇した。

その後、Ver1.1.0でファイアボールの後隙が増えたり、
Ver1.1.1では遂に下投げとサイクロンに手が加えられ、一連のコンボが不可になる等の弱体化も受けているものの、
まだまだ強みは多く、現在は準上位辺りに位置している。

これもひとえに、プレイヤー達のルイージらしい地道な研究が実った結果と言えるだろう。
よかったなルイージ!

+ 『SP』でのルイージ
『SP』では走行モーションが『マリオ&ルイージRPG』シリーズを再現したものになったほか、
性能面でもかなりの変更が加えられており、「滑らなくなった」「掴みがオバキュームでのスッポンに変更」という特徴付けがなされた。
一方で『for』に比べてルイージサイクロンが全くと言っていい程に上がらなくなってしまったため、復帰が非常に弱くなってしまった。
代わりに下投げからのコンボは健在で、難易度は高いものの0%から即撃墜まで可能。Ver2.0.0で対策されたものの、別のコンボルートがすぐに発見された。
即死コン合戦(3:57~)

総じて爆発力の高さと復帰力と機動力の無さを併せ持つ両極端な性能を持つ。
上級プレイヤー間のランクも割れているが、概ね中堅辺りとされることが多い模様。

しかし、『スマブラ』シリーズにおけるルイージの扱いはというと『RPG』シリーズと比べてもかなりひどいレベルだったりする。
+ というのも…
何を隠そう、当時の子供達に「永遠の二番手」と言う呼び名とルイージの今日の扱いを決定付けた戦犯(の一つ)。
と言うのも、『初代』での彼はゲーム開始直後は隠しキャラクターなのだが、彼がプレイヤーキャラとして解禁されると、
「永遠の二番手、ルイージが使えるようになりました」とメッセージに出てくるためである。
おまけに隠しキャラでありながら1人用ゲームに唯一普通に出てきたり、
HowToPlayのデモでは、「『スマブラ』の基本操作説明」と称して兄マリオにボコられるサンドバッグの役割(『DX』以降はクッパに変わっている)。
アピールは寂しげに地面を蹴る(上述の通り、攻撃判定有り)。ひどすぎる。後期CMでも披露しており、それで知った人も多いはず。

『DX』でも登場するが、こちらも最初は隠しキャラクター。
発売前は公式HPのルイージのフィギュアの画像に開発責任者の桜井政博氏から、
「彼にも出場を打診したのですが、マンションに出かけていて留守でした」と書かれていたのだが、
案の定登場し、「私はルイージが出演しないとは言ってませんよ?」とか言い訳されていた。
ただし、『DX』以降の使用解禁メッセージは「緑の人気もの」に変更されている。

性能面ではマリオとの差別化が図られ、攻撃も大分毛色の違うものになっている。

しかし攻撃時は相変わらず一生懸命な情けない顔であり、
独自技もケツを突き出すどんけつや文字通りの意味で放つねこパンチに地獄突き、そしてルイージロケットと、
正統派な兄と違ってギャグめいたものばかり。
勝利ポーズ踊りやポーズをとったりと貫禄がまるでない。*4
ルイージの使用が解禁される条件の一つとして、「アドベンチャー」と呼ばれるモードの最初のステージであるキノコ王国道中を、
秒カウントの末尾が2の時にクリアし、そこで乱入してくるルイージを1分以内に倒すと言うものがある。なんで 2 なのかは言わずもがな
(ちなみにこの時専用のムービーがあり、兄を踏んづけて奈落に落とした後に登場してくる。
 このシーンは桜井氏が夢で見た光景であり、そのまま制作に移したとのこと)。

さらに『DX』には「評価ポイント」と言う「どう行動したか、どういうクリアの仕方をしたか」によって加算されるスコアが存在するが、
この乱入したルイージを倒した場合「ルイージを倒した:20点」という屁のツッパリにもならないボーナスが付く(他の評価は大体1000点単位)。
なんで 2 0点なのかって?言わなくても分かるだろう……。
加えてこの評価ポイントには前述の通り、「アピールで攻撃」や「アピールでKO」というどう頑張ってもルイージでしか達成出来ないものもある。

さらにさらに、『DX』にはイベント戦という「特殊な条件下で対戦をしクリアを目指す」と言うモードがあるのだが、
ルイージのイベント戦には、自分の5倍近くあるクッパと戦わされると言うものがあったり
(尤も、ステージ構造と図体のデカさが祟って倒し方さえ分かってしまえば簡単にクリア出来るため、そこまで無理ゲーというわけではない)、
Dr.マリオ&白カラーピーチと戦わされ、兄にリア充っぷりを見せ付けられるというひっどいステージもある。
ちなみに前述の「ルイージ×デイジー」をゲーム上で公言した初めての作品でもある(デイジーのフィギュア説明を参照)。

以上のように、ルイージいじりをおおっぴらにゲームでやった元祖は紛れもなく『スマブラ』シリーズである。
あくまで1雑誌の1コーナーが発祥のマイナーな認識でしかなかったルイージの扱いを、
ゲームと言う沢山の人が見る場所(それもよりにもよって、大人気作品の『スマブラ』シリーズで!)やってのけている。

そんな大人気作品での、このネタだらけの酷過ぎる扱いにファンは「ルイージってそういうものなんだ」と理解してしまう。
「ニンテンドードリーム」に代表されるゲーム雑誌の読者投稿欄には毎回のようにルイージいじりのイラストや4コマ漫画などのネタが投稿され
「ルイージ=イジられキャラ」の扱いが急速に広まっていくのである
(つまり今日のルイージの扱いの戦犯のもう一つは我々ユーザーだと言うことである)。

そして、先述した『マリオ&ルイージRPG』や『ペーパーマリオRPG』が彼の扱いを決定付けてしまうことになる。
最初はあくまで二次創作、半公式(元々スマブラは任天堂名義で発売した、別会社作成の作品)だったルイージの日陰者キャラを、
作成元の任天堂が公式化させてしまったのである。嗚呼、哀れ。

もはやルイージがただのマリオの弟、2Pキャラだと認識するものはいなくなり、
「ルイージといえば日陰者」という認識がファンの間でも任天堂の間でも共通となっていく中、
遂に待望の続編『X』が発表。
公式HPで「キャラのリストラがある」と告知されそれぞれのキャラのユーザーが「自分のキャラはリストラされないか」と心配する中、
「ルイージ?どうせ出るに決まってるだろ」と前向きに心配されていなかった。
むしろファンの方は任天堂側もルイージの扱いを悪くしていく中で、
「ルイージいじりゲームの元祖の『スマブラ』が、今回はどういうルイージいじりを見せるのか」と別のベクトルで期待されていたのである。
お前ら血も涙も無いのかよッ!!
事実、ルイージは初期キャラクターの中にはその姿を見せなかったが、
やっぱり(見えてる)隠しキャラクターとして無事に登場することになる。よかったなルイージ!

……だが大方の期待通り、『X』におけるルイージの扱いはやはり凄まじいものだった。

攻撃時の一生懸命顔はそのままに、性能の方はさらにトリッキーさが増したことに加え、
暗すぎる登場シーン、挙動不審な待機ポーズ、スーパージャンプパンチをすると頭から落ちる、攻撃時にヘッポコなSEが鳴るなど、
行動の一つ一つの情けなさが大幅にアップ。
おまけに「最後の切りふだ」は前述の通りの「ネガティブゾーン」という後向き全開のネーミングと効果であり、
その扱いは泣くに泣けないものになっている(性能は鬼だけど)。

さらにソリッド・スネークの通信において、大佐に「永遠の二番手」「日陰者」兄に勝る弟などいない
「らりるれろ!らりるれろ!らりるれろ!」(ネタではなく、一字一句間違いなく本当にこう発言している)
と散々な言われよう。
ただこの大佐に対してスネークは「おいおい、ルイージだろう」「そんなに悪く言わなくてもいいじゃないか!」と、
一応フォローしている。…フォローになってるかは分からないが
外部作品のキャラに、これだけボロクソに言われているルイージの心中はいかがなものなのだろうか……
(ただし、大佐の通信は『MGS』シリーズを踏まえた一種のジョーク。大佐は自分の弟に負い目を持っているが故の発言である)。

イベント戦ではルイージ、キャプテン・ファルコンネスプリンと、初代隠しキャラ四人の「オールスター戦準レギュラー」として登場する他、
ふたりでイベント戦「密かに忍び寄るもの」では恐らく影が薄いからという理由で透明化した敵として登場する。
操作キャラがゼルダとゼロスーツサムスでステージ説明が「誰かに見られている気がする…」なのでやっていることは…ルイージお前は泣いていい。
え?ルイージ以外にもう一人透明な敵キャラが居ただろうって?彼は…なんで選ばれたのだろう…あの白ピンクカラーが原因か
なお、一人用のイベント戦の場合、彼を操作する専用のイベント戦は一つもない。哀れルイージ………。
他にも存在しないキャラはいるけどな!

そして『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では、ルイージは比較的早く登場するが、
もちろん扱いはひどいままで、道を歩いてるだけのワドルディにビビりまくり、
その隙にデデデにハンマーですっ飛ばされ星に、もといフィギュアにされて終盤まで登場しない。
もうルイージが何をしたって言うんだ!*5
だが、本作では性能・挙動がマリオ以上に分かりやすくスタンダード、と兄に比べれば潜在的にはマシな方だろう。

『for』では桜井氏にルイージの年関連で持て囃され、
バタ足ジャンプやオバキュームが追加されたことで原作再現度が上昇。
さらにデデデなどと同じく表情パターンが大幅に増加したキャラの一人となり、性能面も先述の通り大幅に強化された。
…が、『for WiiU』でのリトル・マックのホームステージ「特設リング」ではオーロラビジョンにリングネームが表示され、
ルイージの場合は『DX』からの二つ名である「緑の人気もの」が使用されているのだが、
英語版でのリングネームは「Eternal Understudy」(永遠の二番手)
公式画像といい相変わらずこんな扱いなのかルイージは……てか『DX』『X』にも普通に「緑の人気もの」の英訳が(ry
さらに、『for 3DS』でのシンプルをパルテナでクリアした時のスナップでは、
あの例の白ピンクカラーの漢と一緒に入浴中のパルテナを影から覗いている
…前作の二人でイベント戦といい何故ルイージ(と例の漢)を変態扱いするのか。
そして極め付きはオンライン要素「コンクエスト」。
最大三つまでの勢力に分かれて一定期間の勢力ごとのポイントを競うイベントなのだが、
『for 3DS』で2014年に行われたコンクエストの一つ「緑の勇者たち」では、
一方の勢力がリンクとトゥーンリンクの二人組なのに対し、もう一方はルイージのみ
当然ながら結果はリンクチームの勝利に終わった。

『SP』ではE3・2018にて公開されたその時点での参戦キャラ紹介PVにて
「全員登場」のフレーズが出た後も姿を現さず、遂にタイトルロゴの表示まで行って打ち止め
…かと思いきや最後の最後、大トリとしてルイージロケットでようやく登場し、ファンを安堵させた。
直後にもう一体の緑の人気ものにタマゴにされたけど。
そして「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.8.8」にて公開されたムービーでは、
雨の降る中、城内でオバキュームを携えたルイージがミイラ男やメディウサの彫像といった
いつものオバケとは異質なモンスターに怯え逃げ回った末、死神と遭遇してしまい、大鎌で魂を刈り取られ死亡
その後、ムービー冒頭に出ていた男がムチを死神に浴びせ、それまで身に着けていた顔を覆うフードを脱いで全貌を…という、
シモン参戦(とリヒター参戦)の引き立て役としての出演だった。
一応ムービーの最後では自分の遺体に入り蘇生しようとしていた…が、窓から覗き込むカーミラの巨大な顔を見て絶叫するのだった。
なお、このムービーにおいて『ルイージマンション3』に先駆けて同作仕様のオバキュームを使用しており、
キューバンショット(スッポン)を披露していた。ミイラ男には効かなかったけど。

以上のように、『スマブラ』シリーズのルイージの扱いは歪んだ愛に見せかけて、本当は普通に嫌いなだけじゃないか
と桜井氏に問いかけたいほどの代物である。

総評するに、まあ、何ていうか………ご愁傷様


MUGENにおけるルイージ

人気キャラ故か、兄同様に海外製のものが複数存在する。
……が、有名なものが同製作者が既に製作しているマリオのコンパチキャラクターばかりである。…彼が何をした。

代表的なものとしては、本当にマリオの2Pカラーというだけというものと、
スマブラ仕様のマリオと差別化されているものの2種類が挙げられる。
後者はマリオとは一部の必殺技の性能や立ちモーションに変更が加えられているが、
大半はティッシュジャンプだけ再現してジャンプ力と滑りやすさは再現していないようだ
(滑りやすいと『スマブラ』と違って相手側は大半のキャラでの地上コンボが安定しなくなってしまう)。

普通に活躍する動画でも「緑は卑怯者ですぞ」などの赤字コメがあったりするが、
この手のネタは最大限空気を読むようにしよう。

また、マリオの凶悪改変の影響か、ルイージの凶悪改変も多くなっている。
…まあ、改変前のマリオの時点で永久持ち、無敵、判定おかしいと世紀末仕様だったのだが。

オリジナル

+ ShinRyoga氏 & NeOaNkH氏製作
  • ShinRyoga氏 & NeOaNkH氏製作
2007年ごろから代表して登場している、基本性能やscaleの調整をしただけのマリオの色違いキャラ
ステートの変更も無いため、ゴーストモードにおいては勝利ポーズでルイージが二人になる始末。2007年に公式化したけど
当然マリオの凶悪化AIにも対応しているが、マリオに比べて永久コンボを落としやすい。

改変キャラでOrochi Homer氏のものや、SM853氏のものも存在する。
特にSM853氏のものは『スマブラ』などのルイージの要素が多数入った大胆なアレンジになっており、マリオとはしっかり差別化されている。

+ N64Mario氏 & TMasta氏製作
  • N64Mario氏 & TMasta氏製作
下記のWarner氏のルイージの元となったルイージで、ネオジオポケット風のちびキャラ
こちらもscale調整のため、横向きになるとマリオよりも太っているように見えてしまう。

初代『スマブラ』仕様であるため、声もマリオのピッチを上げたもので甲高い。
通常技はダッシュ攻撃を除いて氏のマリオと全く同じ性能。
空後が無い・前方足払いの下スマ・スマッシュ攻撃扱いの空前もマリオと同様。
さすがに必殺ワザの違いはキチンと再現されている。
3種類の超必殺技も存在するが、いずれも発生が遅く使いづらい。ゲージの上限は1本。

AIはシールド関係のみであり、分身バグが発生している上に無いに等しい。ちびキャラである故かyoutubeでもあまり見かけない。

+ Warner氏製作
  • Warner氏製作
N64Mario氏 & TMasta氏のルイージの改変。

独自のグラフィックに書き換えられ、改変元にはなかったアピールも追加されている。
前方攻撃だった下スマや、単なるパンチの連発だったDAなども、『スマブラ』準拠のワザに差し替えられている。
表情は『スマブラ』と違ってキリっとしており、ファイアボールの構えは『DX』のもの。

ただしAI(?)も改変前の流用なので、折角参戦しても御荷物になってしまう。
ゲジマユトーナメントでも出オチ気味のやられっぷり。

+ HCL氏製作
  • HCL(т_т)氏製作
かつて∞ロダで公開されていた、『スマブラX』を再現……していないルイージ。
元は『スマブラX』を再現していたのだが、更新で技が一新された。
レベル調整が可能なAIも付属していたが、ロダの閉鎖に伴い現在は入手不可。

改変・凶悪キャラ

+ 無眠の人氏製作 Eternal second runner-up
  • 無眠の人氏製作 Eternal second runner-up
Will of prison flameの製作者でおなじみの無眠の人氏の改変キャラ。
ShinRyoga氏 & NeOaNkH氏のルイージの凶悪改変なのだが、
非常に影が薄い。
ネタではなく本当に影が薄い。見てみれば分かる。
テレポートを使ったり、当身されにくいhitdef攻撃を搭載している。
11Pでヘルパーを占領し、12Pになると固くなり、蘇生、NOKO、オニ式ステ抜け、gametime式ステ抜け使用。

+ Atlas氏製作 R-Luigi
  • Atlas氏製作 R-Luigi
こちらもShinRyoga氏 & NeOaNkH氏のルイージの凶悪改変。
雷を降らす技や銀河などの宇宙に関する技が追加されている。
しかしテーマは復讐であるので、マリオ系の凶悪キャラに専用イントロがあったり、
バイトにマリオを用いることがある。ランクは2Pカラーで狂上位、12Pで神中位とのこと(リドミより)。

+ STG氏製作 ルイージ閣下
  • STG氏製作 ルイージ閣下
こちらもShinRyoga氏 & NeOaNkH氏のルイージの改変。
オバキュームによる火炎放射や、メタルスラッグのキャラを呼び出したりする技などが追加されている。
ランクは凶最上位~狂上位。


この他に、ルイージとは似て非なる謎の存在WEEGEEもMUGEN入りしている。詳細は当該項目を参照。
余談だが、緑で2Pな彼女はアンサイクロペディアでルイージの弟子とか言われていたり。




 "Mama mia..."

出場大会

+ 一覧
+ ルイージ
【ルイージ】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ WEEGEE
【WEEGEE】
  • 「[大会] [WEEGEE]」をタグに含むページは1つもありません。
更新停止中
+ ルイージ閣下
【ルイージ閣下】
凍結
削除済み

出演ストーリー



*1
なお、口元を隠したルイージがピーチ姫に変装するという展開自体は、
海外の任天堂ゲーム専門雑誌「Nintendo Power」に連載された桜玉吉氏(当時は「チャーリー野沢」名義にて執筆)の漫画、
『マリオの大冒険』でも見られるため、そちらが元ネタの可能性がある。
そちらでは捕まってしまったマリオを救出するべくマスクを着用することで、
本物のピーチがヨッシーやキノピオと共に殴り込むまでの間、クッパ七人衆をほぼ完璧に欺き切っている。

*2
だが現在では兄やその取り巻きの連中もよく自分の名前を語るようになっており、どうやら制作側の都合らしい。

*3
吹っ飛ぶ方向が壁に当たったかのように急に変わる『DX』特有のバグ。これにより本来バーストするはずの攻撃を受けてもバーストしないことがある。
全キャラで起こり得る現象だが、慣性が付くことが発生条件の一つとなっているため、滑りやすいルイージには特に起こりやすい。

*4
その勝利ポーズの一つ「直立姿勢のまま倒れる動作(上の『for』での公式画像)」は桜井氏が思い付いたもので、
これをデザイナーに伝えるためにわざわざソファーを広げてその上で実演した・・・・すごいディレクターだ。

*5
ただし、兄の方は冒頭からいきなり敵の不意打ち受けて退場させられるわ、頭踏まれるわ、フィギュア化する=敗北する回数が一番多いわ、
カービィに出番奪われてるわ、プレイヤーのプレイスタイルによっては最終決戦に参加出来ない可能性もあるわとよく考えればもっとひどい扱いである。
そう考えると、破滅的大敗後のムービーに出番が与えられている兄は出番なし)、最終メンバーに必ず加入出来ている(=確実に世界を救える)という、
オイシイ位置についているだけでもまだマシな方なのかもしれない。よかったなルイージ!マリオ「あんまりーや」


最終更新:2024年01月31日 19:48