野比のび太


   「ドラえも~ん!!」

言わずと知れた漫画『ドラえもん』の副主人公。「のび のびた」。
よく「『ドラえもん』の主人公はのび太だろ!」と言われるが実際にはドラえもんが主人公である。
確かに連載初期はのび太が主人公だったが、後に原作者自身がインタビュー等で「主人公はドラえもんで、のび太は副主人公」とぶっちゃけちゃっている。
なおアニメ版も同様。

担当声優は日テレ版だと初代ヤッターマン1号、サファイア(リボンの騎士)で知られている太田淑子氏、
テレ朝版だと初代は小原乃梨子氏(日テレ版ではのび太のママを演じていた)、2代目は大原めぐみ氏。

頭が悪く、運動も苦手な上に、怠け者という、かなり「落ちこぼれ」ている少年。
やるべきことがあっても呑気に昼寝を決め込み、ドラえもんやパパ、ママ、先生に怒られたり、
ジャイアンにいじめられて殴られたり、スネ夫から仲間はずれにされたりするのが常で、しずかを失言などで怒らせることも少なくない。
基本的には運にも恵まれていない

彼の不幸な将来を変えるために、未来の子孫であるセワシからドラえもんが送られた事により、
困りごとがあったり、トラブルに巻き込まれるとドラえもんに泣きつき、ひみつ道具に頼ろうとする。
それに応じて出したひみつ道具を応用することに関しては、時折天才的なひらめきを見せるが、結果的に失敗することが多々ある。
ちなみにその失敗は、発想自体は良かったが、調子に乗りすぎた故の自業自得が殆どである。

そんな彼だが、穏やかで優しく、思いやりがあり、正直者でお人良し、
しずかのパパがのび太としずかの結婚前夜に「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事ができる青年」と評したのはあまりにも有名。
ドラえもんからも「きみが悪者になろうなんて思うのがむりなんだよ」と言われてたり、動物によく懐かれ、
イヌネコの他、幼木恐竜、果ては石ころ台風(雪の精霊)や(学校の裏山の心)にまで慕われてたりする。
その割には近所の野良犬には嫌われているが。
大抵の劇場版では、劇場版ゲストキャラと率先して友人になっており、海底人原始人、地底人に亜人種まで
その友人関係は幅広く、その豊富な人脈(?)のお陰で地球人類を救うこともあるから、侮れない。

また一見何もできないようにも見えるが、あやとりと射撃の腕と漫画を評価する目、
そして「昼寝」の瞬間睡眠術という特技を持っている。
ジャンプしつつ枕を敷き、着地と同時に寝る(その速度1秒未満)という神業は、睡眠が最優先される世界ではオリンピック金メダル級。
さらに自ら編み出したあやとり踊る蝶は、他の何者にも再現不可能というほどに高度なレベルに達している。
他にも不器用と言われながらも「ハツメイカーで大発明」などでは工作の腕前を披露したり、
王冠のコレクションは(やはりそれが流行した世界に限られるが)とんでもない希少価値のつくものを所持していたり、
ひみつ道具の思いもよらない使い方や組み合わせを頻繁に思いついたりと、なんだかんだ色々な特技を持っている。
性格的に興味のある事にしかやる気を発揮できないタイプなのかもしれない。
(実際、真剣にまじめに勉強に取り組んで 100点を取った こともあるし、
 内容を途中まで教えて貰った冒険小説の続きを読みたいが為に 夜を徹して机に向かい、ちゃんと最後まで読破した こともある。)

射撃の腕は大長編シリーズにて 宇宙最強レベルの銃使いのプロの暗殺者と決闘して勝利した ほどの達人級の腕を持つ。
しかもこの時、相手はのび太の腕前を感じ取り油断無しの本気モードだった。
ドラえもんも「世界の神秘、現代の謎!」などと叫ぶほどだが、これも当然といえよう。
ちなみに空気砲やショックガンなどの秘密道具を除けばおもちゃ・実銃問わず「コルトSAA」モデルの銃を使うことが圧倒的に多い(これはのび太がお気に入りというよりかは藤子F先生の趣味であろう)。
並べた空き缶を6発装弾された銃で撃ち、何発当てられるかを競うというゲームをした際には、
1発目で宙に浮かせた空き缶に残りの5発を全て命中させる(しかも 回転しながら跳ね上がっている缶に、初弾と同じ方向から命中させて、6発すべての弾痕と弾丸を缶に残す )という神業を見せている。
その命中率と成功率は、単純に原作や劇場版での対決を計算しただけでも超A級スナイパーに匹敵するとも言われている。

その為「生まれる時代と場所を間違えた」と言われる事もしばしば(本人も「西部開拓時代なら活躍できたのに」と言ったことも)。
実際、過去に西部開拓時代に行った際、無法者の一団を退治して伝説のガンマンとして名を残したこともある。
銃を持つと頭が冴えわたるのか、この時ののび太の状況判断力は(後述の補正が入っているのもあるが)凄まじく高い。

例えば、原作漫画の「けん銃王コンテスト」の巻では(この話が射撃が特技という初披露の話)10発の弾丸で他の相手の倒し方を計画。
相手の照準が定まっていない事を瞬時に見抜いて無駄撃ちさせ、弾切れを起こしたところで1発で仕留める。
また背後からの奇襲を、脇に止まっていた自動車のバックミラーで事前に確認、奇襲してきたところを的確に迎え撃つ。
策略によって弾切れになっても、倒した相手の残弾数をすべて把握していた為、それを利用して反撃に出る。
……という信じられない計算能力と計画性を見せつけた(ただオチは彼らしい結末ではあるが)。
また『銀河超特急』のラストの戦闘では敢えて巨大な敵に捕まり、敵の本体(豆粒ほどの大きさの寄生生物)が
自分を乗っ取りに現れた瞬間に銃を抜いて決着を付けている。

―――が、人を撃つ事に対して「当たったら痛がるでしょ。悪くすると死んじゃうかも」と言ったり、
(これほど実戦向きの特技だというのに、のび太はジャイアン達にいじめられた仕返しに射撃を使う事は基本的にはない)
撃ってしまった後も気絶したり、アニメでは実銃が重くて持てなかったりと、
(それでも何とか撃って、急所を外して相手の動きを封じる事は出来た)基本的には心優しい少年である事に代わりは無い。
性格的には決闘だの戦闘などよりも、曲芸や競技射撃向きなのかもしれない。
また主にメンタル面が理由でドラえもんやジャイアンに破れた事もあり、「完全無比なガンマンではない」というのも
彼らしいところである。勿論、平和な日本で生まれ育ったという環境的なものもあるだろうが。

大長編シリーズおよび映画シリーズでは上に述べた欠点が希薄になり、
多少はヘタレなものの仲間思いで勇敢な少年として描かれる事が多い。
このことは作品内でもスネ夫に「のび太は大長編だとかっこよくなるんだから」と言われている。大長編補正とでもいうべきか。
なお、ジャイアンも大長編シリーズおよび映画シリーズではいつものいじめっ子分が
(毎回冒頭で描かれてるが)希薄になり、カッコいい親分肌の少年として描かれており、
のび太同様の補正がかかっていると言える。スネ夫としずかちゃんはまぁ、いつも通りである(多少の補正はあるが)。

ちなみにドラえもんによって変わった将来は「動物の保護などを行う職業に就くらしい。
確かに動物と自然を愛し、彼らに好かれ、かつ密猟者などに対応できる銃の技量を考えると、ある意味天職と言えるかもしれない。

本来は「あんまりにアレなので何処にも雇って貰えず、仕方が無いから自分で会社を作ったら
あっさり倒産して借金まみれ」という悲惨なもの。孫のセワシのお年玉が50円しかないと言う状態らしい。
しかし自分で会社を興す行動力。その上で火災でビルを潰してしまうまではまともに経営できてた実務能力。
それらを考えてみると、内包したポテンシャルが高いことは伺えるだろう。時代の影響もあるだろうが。
火事の原因はのび太が室内で花火をしたせいだが。

なお彼は本来の未来ではジャイ子*1と結婚する予定になっており、それをしずかちゃんと結婚させるために
セワシが来るのだが、彼は何故かのび太が誰と結婚しても生まれる事が確定している。っていうかタイムパトロール何してるんだ。
その根拠としては、出発地点と到着地点さえ固定すれば、その途中の経過はどう辿ろうと構わない、という事だそうだ。*2
ちなみにセワシは、のび太からは曾孫にあたるので、しずかちゃんとの結婚後に、その子孫が上手くセワシに繋がるように
調整すればいいらしいのだが、それって重大な時空犯罪では…と言う問題点も。
ここら辺、まだ骨格が固まりきっていない頃の最初期設定な為、突っ込むのは野暮、という意見もある。
異説として「のび太としずかが結婚してセワシが生まれるのが正しい歴史で、
ジャイ子と結婚する歴史にしない為にドラえもんを送った
」という意見もある。
或いは「そもそものび太とジャイ子と結婚する未来自体がセワシ達のハッタリだった」という可能性もある。
実際、後の展開だとのび太としずかが結婚する事が正史として話が進んでいくのでこれらの説が有り得ないとは言えないだろう。
ジャイ子が写っている家族写真が登場する話があったりもするが、藤子F先生が後になって設定を変えること自体を「ギャグ漫画だから」「六年で読者が完全に入れ替わるから(連載雑誌の都合)」とあまり気にしていなかった。
連載初期では先生のデザインが毎回変わっていたり、しずかちゃんがかなり意地悪だったり、なんと単行本未収録だがメインキャラポジで犬型ロボットまでいたのだ。

また公式設定では無いと思うが一昔前にあった『ドラえもん学習シリーズ』の英語では
のび太の100mのタイムがなんと15分となっていた。
一コマのみであるため途中の経緯は不明、また英語はほかの巻と違い四コマ形式なのでストーリーは皆無である。
ただ同じシリーズの陸上編では、50mのタイムが15秒(ドラえもんも同じ)という幾分現実的な数値となっている。

ちなみに、アニメ版のとあるエピソードに登場したパラレルワールドに住むのび太は非常に頭が良かったが、
(ただしパラレル故かその世界の人物は性別がのび太の世界と逆)
優等生のためか虐められた経験がなく、のび太と入れ替わった際にジャイアンたちに虐められそうになった時、
いじめられる事に憧れていた」と喜びジャイアンたちをドン引きさせている。
(原作漫画のエピソードが元だが、そちらではパラレルワールドののび太は然程掘り下げられていない)

また母親である野比玉子(公式で美女設定)の遺伝なのか、普段は眼鏡で分かりにくいが、眼鏡を外すとかなりの美少年であったりする。
まあ、現在のアニメの設定であって、原作ではいつの時代の誰からでも「顔も悪い」とはっきり言われてしまっているのだが。

(以上、Wikipediaより一部抜粋、改変)

「リルル!行けば撃つぞ!」「本当に撃つよ!」


MUGENにおける野比のび太

Real_espectro氏制作の手書きのものとSUGIO氏の『ドラえもん4』のドットを使ったものが存在。
どちらも現在は公開サイト閉鎖により、正式な入手は不可になっている。

+Real_espectro氏製
  • Real_espectro氏製
特技の射撃を使う波動昇龍キャラ。
バッティングも出来るが、この人この人みたいに飛び道具打ち返しは出来ない。
またストライカーとしてジャイアンを呼び出す事が可能。上空から突然現れ相手に突撃してくれる。
ドラえもん・しずか・スネ夫も勝利ポーズ等で出てくるが、 何故かドラえもんにヒゲが描かれていない。
海外製のため、台詞も日本語ではなく英語で喋る。
しかもかなりウルサイことからキーボードクラッシャーなどと呼ばれたりもした。

+SUGIO氏製
  • SUGIO氏製
氏制作のドラえもんと同様、第一期の頃に制作されたものなので、ボイスは小原乃梨子氏のものが使われている。
ドラえもんに道具を出してもらう為、暴れたりして攻撃したりする。

このほかみきた氏製の見た目とボイスをのび太にするパッチもダガー氏により製作、公開されている。
ちなみに声は第二期の大原めぐみ氏のもの。



またMINI43氏があの空き地を専用ステージで作っており、ジャイ子やスネ夫や神成さん、
さらにはラーメン大好き小池さん等時間経過と共に様々なキャラが背景に登場するというステージになっている。

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出場大会

更新停止中


*1
尤も、結婚相手のジャイ子は原作初期と中期以降では、性格が大幅に違っており、
原作初期では「手術ごっこと称して人形を包丁や鋸で解体しようとする」など正に「女版ジャイアン」であったが、
中期以降は茂手もて夫と知り合った事が切っ掛けで「少女漫画家「クリスチーネ剛田」を目指す心優しい女の子」へと移っていった。
もしかしたら、中期以降のジャイ子ならのび太と結婚してもそれほど悪い未来にはならないかもしれない。

また、「のび太と結ばれるはずだったジャイ子が割を食っている」という批判を受ける事もあるこの歴史改変だが、
この歴史改変によってジャイ子は夢だった漫画家を目指す道が拓けたとも受け取れるので
(少なくとものび太と結ばれて借金まみれになった場合、 やたらと子沢山だし 漫画を描くどころではないと思われる)
のび太だけではなくジャイ子にとっても最良の未来を提示したと言えなくもない。
え?ジャイ子との間の子供達はどうなるんだって?それはわしにもわからん…
ちなみに、トヨタの実写CMに登場する28歳のジャイ子は元AKB48の前田敦子が演じており、
優しい性格とのび太への好意はそのままで美人になっているという凄まじい状態になっている。
…あれ?これ未来変えなくても良かったんじゃ?
一度はのび太も揺れたが、ジャイ子と結婚した未来を見に行ったら我侭な娘(のび太との娘)と共に図々しい性格になっていたので、結局のび太は辞めたが・・・。

*2
近年になって、この理論にある程度近い理論がマサチューセッツ工科大学(MIT)の
セス・ロイド(Seth Lloyd)氏率いる研究チームによって発表されたと言われている。
セワシの行おうとしている事はいわゆる「親(祖父)殺しのパラドックス」と呼ばれる問題に触れるのだが、
これを回避する方法の一つが、この理論に近いのである。とはいえ、どれも確証か定かではない理論ではあるが。
気になった方は「タイムパラドックスを回避する方法」でググってみよう。

一方『ドラゴンボール』では「平行世界に分岐するので問題はない」としている。くわしくはこちらで。
つまりこちらの解釈ならば、過去を変える事に成功しても「セワシがお金持ちな別世界」が生まれるだけで、
ドラえもんを過去に送り込んだセワシ自身は貧乏なままである。



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