アイリス

「兄さん…私を守って」


『ロックマンX4』に登場するキャラクター。
ゼロでプレイすると登場する『X4』のヒロイン。

担当声優は『ぷよぷよシリーズ』でウィッチ(他多数)を演じた水谷優子。
ミニーマ○ス」「ちびまる子のお姉ちゃん」といったほうがわかりやすいかもしれない。あるいはエクセ姐さんとかアルフィミィとか。
海外版の英語ボイスはMichelle Gazepis氏。
こちらは海外版『ロックマン8』でロールとアクアマンの声を担当した。格ゲーだと『ブラッディロア2』のジェニーも担当している。

レプリロイドの軍隊「レプリフォース」のオペレーターで、
レプリフォース陸軍士官のカーネルと同じCPUを使用し作成されたカーネルの妹。
本来はエックス(漫画版ではロックマン)のように強い戦闘力と平和を愛する心を併せ持った一体のレプリロイドとなる予定だったが、
不可能だったため「力と正義」を兄に「慈愛と平和」を妹に分けられた。

平和を愛する優しい性格だが、間違いと知りながらもカーネルの理想である「レプリロイドだけの世界」に密かに共感を抱いている。
ゼロには密かに思いを寄せているが、思いを打ち明けてはいない。
なお時間軸では『ロックマンX3』と『X4』の間の話である番外作品『ロックマンX2 ソウルイレイザー』でも登場している。
この当時から見習いのオペレーターとして勤めており、エックスとゼロのサポートを行っていた。
ゼロのことを度々心配する様子から、この時から既にゼロに恋心を寄せていたと思える。
また、エックスと面識がある事もこの作品で判明している。

『X4』オープニングにてイレギュラーに捕まって置き去りにされている所をゼロに助けられ、
イレギュラーハンター司令部に保護されていた。
兄がゼロに倒された後は悲しみと絶望のあまり、司令部を去り行方不明となる。
その後レプリフォースの宇宙要塞にて、回収したカーネルのデータチップを使い自らの封印を解き
復讐のためにゼロに襲い掛かるが、最期はゼロの手によって倒され彼に看取られる形で死を迎えてしまう。
この時も「レプリロイドだけの世界で暮らしましょう」というアイリスにゼロは「レプリロイドだけの世界など幻だ」とはっきり否定しており、
その思想は最期までゼロと分かりあう事はなかった。

なお補足しておくと、彼女以外にも『X1』のシグマや『ゼロ2』のエルピスなど、「レプリロイドだけの世界」を理想郷とする者は少なくない。

上記の経緯から、彼女も今では主人公に対してヤンデレな妹キャラとして扱われる。*1

かのボンボン版では、かなり描写が変わっており、最後にゼロと対決する展開は変わらないが、
カーネルが破壊された影響で暴走を起こしたという感じの描写で、ヤンデレ展開とは言い難い。
また、ゼロがこの時ほとんど愛の告白同然の台詞でアイリスを救う闘いに臨むなど恋愛関係に関しては思いっきり強調されていた。
…しかし、ゼロのその想いも虚しく、救出されたアイリスはゼロの腕の中で機能を停止する。
原作通りとはいえ、アイリスが一体何をした。せめてもの救いは原作とは違い、最期までアイリスとゼロが分かりあっていた事だが…
それ故にゼロの救われなさが半端なく上がっている。

「そして私はこの『想い』を信じる…いつか皆で笑いあえる日がまた来る───って…

 どんな障害にも負けない『愛』がきっとあるって」


彼女の最期のシーンはゼロの台詞も合間ってXシリーズ屈指の名場面と言われる。*2
ちなみにこのシーンはCMにも使われていたので未プレイの人も知っているかもしれない。
『ロックマンX4』発売当時、お茶の間のTVCMで流れた、ゼロの「俺は、俺は、イッタイナンノタメニタタカッテイルンダー!」のシーンはこれ。
+「アレです!アレです!」



「…ごめんなさい、ゼロ」


劇中では飛行型ライドアーマーのような姿に変身し、コアの紫色のクリスタルを攻撃しないとダメージを与える事が出来ない。
最初はクリスタルが体の中に入っており、何度か攻撃しないとクリスタルが外に出てこない。
攻撃は極太のレーザーで攻撃し、またアイリスを攻撃すると浮遊機雷が現れるため、
下手に攻撃しまくると機雷だらけになってしまう。この機雷は攻撃で破壊することが可能。
クリスタルもレーザーを撃ってき、アイリスのレーザー攻撃に連動して、
ゼロの足元に潜ってレーザーを放ってくるので、上手く誘導しないとダメージを受ける。

ちなみにボンボン版では破壊されたカーネルの残骸とアイリスが合体してこの姿になった。
攻撃するとクリスタルが出現、などというゲーム中の仕様は再現されていないが
いちおうクリスタル自体は登場し、ゼロを傷つけた……のだが。
なんとアイリスへの想いを自覚し、迷いを吹っ切ったゼロの裏拳一撃でコナゴナに。
その後ゼロは、アイリスをライドアーマー(っぽいもの)の中から引きぬいて救出している。

+PXZ
『PROJECT X ZONE』にも出演。声優さんが別キャラとしても出演している為、イベントキャラながらしっかり声付きである。

The world内で残留データとして現れ、ゼロを揺さぶる為にVAVAに利用され、生前と同じく「レプリロイドだけの世界で暮らしましょう」とゼロに語りかけた。
トラウマその物とも言える彼女の呼びかけでゼロは動けなくなってしまう物の、
最終的に迷いを振り切り復活したゼロの言葉を聞き、「レプリロイドだけの世界など幻想」と言う言葉を受け入れる。
そして、アウラの『存在していてはいけない』と言う言葉に従い今度こそ完全に消滅した。
ゼロの心に、負けない愛を遺して。

結局別離は免れなかったものの、今度こそ分かり合ってちゃんと別れを告げられた事は、この二人にとっては救いになったのかもしれない。

「わかってた……。私はここにいては…… ゼロに会ってはいけなかったこと。

 でも、うれしかった。ゼロ……あなたは、あなたのままでいて。決して負けない、あなたのままで。

 大丈夫。ゼロは、運命に逆らえる強さを…… 持っているんだから。

 さよなら、ゼロ……。伝えられて……よかった。」



+アニバーサリー
『アニバーサリーコレクション』にも出演。
二体のボスと同時に戦うXチャレンジではステージ9-3にダブルとタッグで登場。
行動パターンは原作と同じだが、先にダブルを倒した場合「兄さん、私を守って」のセリフと共にカーネルを召喚する技(?)が追加された。
倒すともう一つの追加要素として彼女の残骸を抱えて消滅する。

+∑5(シグマウィルス末期症状)感染注意!
ニコニコ動画では、アイリチュアベリス アヘリス 等のネタキャラが誕生した。

この他、中の人ネタでネズミになったりヤンデレ化してカーネルやゼeroロを刺したり

そして、∑5(シグマウィルス末期症状)に感染、悪化した柊・竹・梅氏が、この動画をステージとして製作。
アップローダーで公開されていたが、アップローダーが消滅後はJ.J氏のサイトで代理公開中。

+エグゼシリーズのアイリス
ロックマンエグゼシリーズでは、最終作の『6』にて登場する。アニメでの担当声優は仙台エリ。
主人公の光熱斗とは、引っ越し先の才葉シティにてウイルスに感染したロボット犬に襲われていたところを助けることで出会う。
常に物憂げな表情をした少女で、不意に現れては熱斗とロックマンに協力をして、少し目を離した隙にいなくなっているという神出鬼没の存在。
プログラミングの技術に長け、獣化したロックマンを封じるなど超常的な力を持っている。
どちらかといえば熱斗よりロックマンに似た翠色の瞳をしているが…。

+その正体、ネタバレ注意
彼女は人間ではなく、ネットナビである。
いなくなった先に常にコピーロイド(ネットナビを現実世界で活動させるロボット)が置いてあるのはそのため。
元はエグゼのカーネルの「電子機器制御能力」と「優しさ」を司るプログラムで、カーネルの妹に当たる。
製作者はカーネルと同じくDr.ワイリー。カーネルとの関係は『X』シリーズを踏襲していると言える。

軍に所属していたワイリーの意のままに軍事利用されていたが、ある時その処遇に疑問を抱いて逃走。
以降電脳世界をさまよっておりワイリーすらその所在を探れなかったが、ゲーム終盤にワイリーの罠にかかりとうとう捕えられる。
そして意志を消されてワイリーの操り人形として電脳獣の制御をさせられていたが、自分の意思を取り戻し反抗。兄とともに電脳獣と戦う。
最後は苦し紛れにロックマンの体を乗っ取った電脳獣を消滅させるために兄と合体して真の姿になり、自爆して電脳獣を道連れに完全消滅した。

光熱斗には淡い恋心を抱いていたが、自身がネットナビであることを理由に諦め、最後まで熱斗にその思いを告げることはなかった。

「光くん わたし…」

「…ううん、いいの わたし ネットナビだから…」




MUGENにおけるアイリス

2体のアイリスが確認されている。

+漆黒製作
  • 漆黒製作
攻撃を与えたときの機雷の出現や、クリスタルに攻撃しないとダメージを与えられないなど原作性能をしっかりと再現している。
漆黒氏製作のX4仕様のゼロとは戦闘開始前のイベントもついている。

なお、AI戦においてはこれらの仕様が恐ろしくAI殺しとして働くため、並のキャラでは体力を削ることすらできず狂キャラとされている。
ただし常に全画面攻撃を行っているような神キャラ相手ではあっさりと倒されてしまうため、大会動画に出すには微妙な立ち位置となっている。
まあ本来そういう楽しみ方をするキャラではないので、ちゃんと自分操作で攻略してみてみましょう。

+Hirst(ヒルスト)氏製作
  • Hirst(ヒルスト)氏製作
前述の戦闘形態ではなく、自身の姿のままで戦うアイリスも公開されている。
fxfreitas氏のスプライトを使用しており、『UMVC3』のゼロをベースとした仕様で製作されているようだ。
AIはないが作成については自由とのこと。
ただし、スプライトの改編・追加においては条件あり。詳細はreadmeを参照。

出場大会

更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
名前の由来となったアイリスの花は花言葉が幾つか有り、その中には「愛」「消息」「復讐」等、アイリス自身に関わる花言葉が多い。

*2
ゼロ編では上記の名場面以外にも「カーネルとの交戦中にアイリスが止めに入る(エックス編ではアイリス自体が登場しない)」や、
対シグマ戦直前に「シグマが自分とゼロが初めて出会った頃の昔話を語りだす」など専用のムービーが多く、更に上記の名シーンも含めてゼロばかりが目立った。
そしてこの圧倒的な扱いの違いに、エックスが『X4』以降「主人公(笑)」扱いされるようになった。
尤も、『X4』と『X5』は「ゼロの誕生秘話」がテーマの、ある意味「ロックマンゼロ」な作品なので、
エックスの影が薄れるのは仕方が無いのかもしれない。