ネス


"O.K!"

コピーライターとして有名な糸井重里氏がゲームデザインを担当したスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公。
「ネス」はデフォルトネームであり、便宜上の本名は「ぼく」。プレイヤーが別の名前を設定した場合、その名前が本名となる。
この「ネス」とはファミコンの海外版の名称「NES」が由来で、正式名称「 N intendo E ntertainment S ystem」の略。
ただし、キャラの方の「ネス」の綴りは「 NESS 」と、Sが1個多くなっており、
『MOTHER2』がリリースされたスーパーファミコンの海外名「SNES( S uper NES の略)」のアナグラムにもなっている。

第一作目『MOTHER』の主人公「ニンテン」とは容姿・服装共にそっくりだが全くの別人であり、縁もゆかりも無い。
だが糸井氏は「(二人を)同一人物としてプレイして頂いてもかまわない」と、何とも意味深な発言をしている。
なお、海外では第一作『MOTHER』は正式発売されておらず、『2』がシリーズ初作『EarthBound』として発売された。
当初は第一作をリメイクして『EarthBound ZERO』として海外発売する計画もあったようだが没になった。
…のだが、つい最近になり日本版と共にWiiU用のバーチャルコンソールタイトル『EarthBound Beginnings』として、
海外でも配信販売の運びとなった(「ZERO」から変更されたのはやはり向こうでのイメージの悪さゆえか)。何はともあれ、めでたや。

余談だが「赤い帽子・黄色いリュックの少年」というスタイルは本作品の影響を受けている
ポケットモンスター』の初代主人公(デフォルト名・レッド)に引き継がれ、
以降ポケモンの主人公は「帽子とカバンをつけた子供」というスタイルを一貫している。


原作におけるネス

とある経済大国・イーグルランドにある小さな町、オネットの外れに住む少年。
トレードマークはパパからもらった赤い野球帽と黄色いリュックサック。
大の野球好きで、さる伝説のベースボールプレイヤーである「ミスター」なる人物を尊敬している。*1
一見ごく普通の少年だが、ココロのチカラ「PSI(サイ)」を持っている。
あと 「チェーック!」 とか言って物を調べる癖があるらしい
(ただし他のNPCがその姿を目撃したと言っているだけで、ゲーム中では一部を除き一切しゃべらず無口)。
両親と妹・トレーシー、ペットの犬(チビ)の4人+1匹家族の長男。
父親は単身赴任中で実家にはおらず、作中でその姿を見ることはできないが、銀行にお金を振り込んでくれる他、
電話で会話できる(エンディングでも来週のネスの誕生日には帰ると電話で会話している)。
場合によっては プレイヤーに対して 電話をかけてくることもある。
「パパだって世界を救うヒーロー!…の父親になれるなら悪い気はしないぞ!」

好物は「ハンバーグ」。カッコイイと思うものは「キアイ」。
ただしプレイヤーによって変更が可能なので、とんでもないものを好きになる可能性も無くはない。
(CMをSMAPが演じている関係から、カッコイイと思う物などの候補なんかには「SMAP」なんてのもある)
これに限らず、ゲーム中にいくつか「質問の答え」を入力することになるが、どれも真面目に答えないと 心の底から後悔する羽目になる ので注意。

隣の家には悪友、ポーキー・ミンチが住んでいる。なおネスのパパはミンチ一家に借金があるらしい
(ポーキーのパパ・アンブラミ曰く「何百万億ドルに、ちょっと掛けるくらい」)。何処まで本当の話かは知らないが。*2

ある日、オネットの外れにある山の頂上付近に落下した隕石を見に行った際、落下した隕石の中から未来人(?)ブンブーンが現れる。
そして銀河宇宙最大の破壊主ギーグを倒し、世界の危機を救える四人の少年少女の一人だとブンブーンに告げられ、ネスは世界を守るための冒険の旅に出た。
その冒険は世界規模にまで広がり、さらには彼自身も信じられないような場所にまで到達することになる。
ちなみに、その話を一緒に聞いたポーキーもまた独自に世界をめぐる旅に出たらしく、そして行く先々でネスと対立している。

『MOTHER』の主人公と同じく、主に野球のバットを武器にして戦う
その他にはヨーヨーやスリングショット(スポーツ用に強化されたパチンコ)なども武器として使用する。
専用攻撃PSIは上記の「カッコイイと思うもの」が名前として付く(例:「カッコイイと思うもの…キアイ」⇒「PKキアイ」)。
この専用PKは無属性の全体攻撃で、序盤から覚える為使いやすく強力である。たまに外すのが難点。

他のRPGの主人公には見られない特徴として ホームシックに陥る 事がある。
ホームシックになると戦いの虚しさを感じる、家に帰りたくなる、母親が恋しくなる、大好物が食べたくなるなどして、
あろうことか「 戦闘中であるにも関わらず、無条件で行動できなくなる 」という恐ろしいバッドステータスである。
ただし実家に帰ったり、母親に電話をするとホームシックは解消される。
まあ、12歳の男の子なのだから仕方ないとしか言いようが無いのだが、ほぼ同い年の他のパーティメンバーはホームシックにならない。
三人の仲間のうち一人(ジェフ)は元から寄宿舎暮らし、もう一人(プー)はそもそも親がいる描写が無いし歳も少し上なのでわかるが、
同い年のヒロイン(ポーラ)は両親ともに健在で、しかも序盤に仲間になるので親に会えない期間はネスとほぼ一緒。
発売当時の四コマではそこら辺が弄られるネタもあったりする。
もっともポーラもテレパシーが使えるし、宗教団体に誘拐されているので慣れちゃったのかもしれない。

しかし戦闘力は主人公らしくトップクラスであり、攻撃・防御・アシストすべてに隙がない万能キャラ。
但しスピードは遅いので大抵の行動順は最後付近。また、攻撃以上に回復も優秀……というより 全体回復技はネスしか持っていない。
そのためアタッカーをやったりサポートしたり回復したりアイテム使ったり、色々とやる事が忙しい。
更にゲーム終盤において覚醒(パワーアップ)イベントがあり、全体的に能力値がおかしいほど上昇し、 「公式チート」 と呼ばれる程の状態となる。
特にHPにいたっては、運がいいと ほぼカンスト(999) 、PP(このゲームにおけるMP)も二倍以上になるため、敵の攻撃が激しい最終局面でも割と無茶出来てしまう。
ただし、ラスボスに打ち勝つためにはみんなの(そしてプレイヤーの)協力が不可欠。


+ どせいさんについて

+ 小説版『MOTHER2』について


大乱闘スマッシュブラザーズにおけるネス

作品ごとのデザインの変遷

『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、全四作品に ネス の名でMOTHER枠の代表として参戦(内、『DX』と『for WiiU』以外では隠しキャラとして登場)。
初登場時から固有のモーションが多いため分かりづらいが、マリオモデル替えキャラである
(通常攻撃、しゃがみ、DX以降の掴み攻撃や崖の飛び登りなどが共通している)。
独特の軌道を描く空中ジャンプや、自分にPKサンダーを当てて復帰するなど、トリッキーな性能が特徴。

声優は同シリーズでカービィも務める大本眞基子女史。アメリカンな雰囲気を出すためか英語で喋る。
使えるPSI(必殺ワザ、最後の切りふだ)のほとんどが 本来原作で使う事が出来ないもの だが、
これに関しては『X』で参戦したリュカにも同じことが言える。色々と事情があるのだろう……
(『DX』のネスのフィギュアでは「おそらく教わったのだろう」と説明されている)
登場シーンは「テレポート」で飛んでくる。
テレポートに成功しているのに黒こげになっているのはご愛嬌(原作では障害物に衝突しテレポートに失敗すると黒こげになる)。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)

+ シリーズごとのネスの性能

+ 亜空の使者での活躍

余談だが、『DX』以降でMOTHER枠のホームステージが登場するようになったが、
『DX』のオネット、『for』のマジカントの曲はいずれも涙腺が崩壊してしまいそうなほど感動できるメロディが存在しており、
乱闘どころじゃなくなるとも言われている。
DX
オネット マザー裏

for3DS/WiiU
マジカント スマイルズアンドティアーズ


MUGENにおけるネス

ドロウィン氏製作のものとK.Y-Shanxi氏製作のものが存在する。

+ ドロウィン氏製作 MOTHER2ドット仕様

+ K.Y-Shanxi氏製作 スマブラX仕様

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     /─── l ^ヽ    \              l
     | |─‐─‐|  |     l             l
◆だれに はなしているのだ。

出場大会

出演ストーリー



*1
公式ガイドブック『MOTHER2 ひみつのたからばこ』では、「レッズ」なるチームの「チート・ローズ」という人物らしい。
ちなみに彼のサイン入りキャップを、オネットのどこかにいるネスの友人からもらう事が出来る。
普段被っているキャップはパパのお下がりでちょっと古ぼけているが、被っているとパパといつも一緒にいるような気になるため捨てようとは思わないそうだ。

*2
その割にネスのパパは息子の銀行口座に平気で 何千ドル、何万ドル と振り込んでくる。
(この作品はRPGのお約束である「敵を倒してお金を入手」がパパからのおこづかいの振込みという形になっていて、敵を倒せばその分だけ銀行にお金が振り込まれる)
物価が現実と違うんじゃない?と思うかもしれないし、確かにこの世界の物価はちょっと高い(ハンバーガーが14ドルもする)のだが、
それでも普通にダイヤモンドの腕輪がゴロゴロ買える金額である(高いところで買うと9998ドル)。
おまけに、ミンチ家は内装こそ豪華なものの、ネスの家よりも狭く部屋数が少なかったりする。
何よりこれらの話が家族間に広まっているにも関わらず、弟のピッキーがネス家族に冷たくしてる描写は特に見られない。
おそらく食事代や飲み代といった些細な貸しをおおげさに表現しているだけの可能性がある
3000000$×0.00001でも「何百万億ドルに、ちょっと掛けるくらい」 と言えるので…)。
なにしろポーキーの歪んだ性格に親の影響が強い、と糸井氏も語っていたのだから。
ちなみにポーキーの父親は家を放って失踪し、エンディングでは母親が家に若い男を連れ出している。
ピッキーの将来がちょっと…いや、かなり心配である。

*3
続編『MOTHER3』では「どせいだに」で会える。そのまんまとかいうな