ビクトリーム

「ビクトリーーム!!」

「私の名前はビクトリーム、華麗なるビクトリーム様だ! さぁ、言ってごらん?」


雷句誠の漫画「金色のガッシュ!!」に登場する魔物の子の一体。
作品内では千年ごとに魔界の王を決める戦いが繰り返されているが、
前回の魔界の王を決める戦い、つまり千年前の戦いに参加した魔物の一人。

100体の子供の中から王を決めるバトルロイヤルの中で、
相手を石化させ石版状に封じる力を持った「石のゴーレン」という魔物の子供に敗れて石にされ、
戦いが終わった後も石のまま人間界に放置されてしまっていた。
「ゴーレン」は一番多くの魔物の子を倒し石化させていたため、他にも40体近い魔物の子らが被害にあった。
(原作ガイドブックでの紹介ではビクトリームを含めて総数46体)
その後ゴーレンがある魔物の子に敗れ、魔界に送還された後も術の効果は消えず、現代まで石化しながら人間界に残留し続けた。
それに目を付けた現代の魔物の子「ゾフィス」が石化を解除する方法を開発、他の千年前の魔物達と共に復活し、
ゾフィスの配下として現代の魔界の王を決める戦いに参戦、ゾフィスの本拠地の遺跡に集まった主人公ガッシュらを倒すべく、その姿を現す。

外見は2つのVの字を上下にあわせたものに顔と手足をくっ付けたような、非常に奇抜なデザインをしている(生まれた時からその姿らしい)。
ファンからの愛称は「V様」「ビクトリーム様」など。アニメの公式ページでは「華麗なるビクトリーム様」とわざわざ様付けで紹介されていた。

性格は、尊大で目立ちたがり屋。そしてVという形に非常に強い拘りがある。
上記の台詞のように、相手に「華麗なるビクトリーム様」と呼ばせようとする、
負けた時には「せめてVの体勢で消えさせてくれ」と叫ぶ(アニメでは「最後にもう一曲だけ『ベリーメロン』を歌わせてくれ!」と言い、本当に熱唱する)
など逸話には事欠かない。
自分の攻撃によってV字の穴が開いた壁を見て、「美しき我が攻撃の爪跡!」と言うなど微妙にナルシスト。
また、「Vになるにはどうすればいいですか?」という読者からの手紙が来た際には、「なれるわけがないだろう!」
と小ばかにする一方、自らダンボールでV字形の被り物を作り、「これを使え」と差し出すなど、意外にも優しい一面を持つ。
好物はメロン。V字形のメロンを求めて岐阜県に出没したことも。1000年間石になっていたのもメロンに出会えたことで帳消しにできる、と豪語するほど好きらしい。
バカだが強いという作中主人公が呆れ半分で下した評価通り、凄いバカだがやたら強い。
どのくらいバカかというと、自分の頭を分離して高速回転しビームを乱射するという技を披露した際、「部屋の壁、大破!!!」「テラス粉砕!!!」
と得意げに周囲を破壊しながら主人公達を追い詰めたところで「我が体、撃沈!!!」と自分の体にも誤射、勝手に自爆するほど。

どのくらい強いかというと、チャージする事で威力が増加する呪文「チャーグル・イミスドン」は最大チャージの半分の威力で
当時の主人公勢の最大威力の呪文「バオウ・ザケルガ」を一方的に粉砕してしまうほど。
おまけにガッシュ達はビクトリーム戦前の戦闘で心の力(RPGで言うMPみたいなもの)が殆ど無い状態であり、
ギャグ的には描かれているものの実はかなりヤバイ状況であった。

+ 呪文解説

最後はパートナーとコミニケーションが取れなかったことが敗因となり(千年前の魔物のパートナーにされた人間は、
心を操る力を持つゾフィスに基本的に洗脳されていて、魔物の指示通り呪文を読むことと心の力を供給するだけの存在に成り果てていた)、
ガッシュたちのチームプレイの前に敗北、魔界に送還されてしまう。

しかしそのインパクトの強さと憎めないキャラの為か、彼が登場以降の単行本巻末コーナー「オリジナル魔物コンテスト」
(読者が考えた魔物の子を募集する企画)に、YだのWだのXだのといったいわゆるパチモンが大量に出現
(たいていのものが「ビクトリームのライバル」や「友達」といった設定)。

これに作者が「お前らそんなにVが好きか? だったら手紙を書け。1000通届いたら復活させる」と発言したところ、
僅か数週間足らずで1000通を超える手紙が殺到した(最終的には3000通以上来たらしい)ため、(夢の中などの限定的なものだが)復活した。
また頭部の分離こそしないものの、似通ったデザインの魔物の子であるキース(頭が三日月形でやたら強く人間界で出会ったイモ天が好物、CMでは若本氏が声を宛てた)がファウード編で出現。
魔界を滅ぼそうとするクリアとの決戦でも、反省や改心などせず最後までガッシュたちの敵として魔界に帰ったにも関わらず、
ガッシュの仲間の魂に混じって唐突に現れ、他の魔物の子供の術すら利用した見開きで敵の攻撃を全て消し飛ばすというやたら優遇された登場を果たした。

声優は『ドラゴンボール』のセルや『GUILTY GEAR』のジョニー他多数でおなじみの若本規夫氏。
氏はアニメにて既に他の魔物の子供を演じていたにも関わらず、「是非若本氏で!」と読者から熱望されていたらしい。
まぁ、「ブルアァァァ!」と叫ぶとか、「ヴェリィメロン」(巻き舌が重要)と歌うとかやってたし。
尚、アニメのサブタイトルコールは毎回ガッシュ役の大谷女史が行うのだが、
ビクトリーム大活躍時のサブタイトル『ブルァアア!! 紳士怒りのチャーグル』の「ブルァアア!!」部分のみ若本規夫氏が担当している。
特にメロンの歌は後にCD化、脇役なのにキャラクターソングとして発売されるなど、その人気っぷりが伺える。

パートナーはモヒカンエース。本名は「ポロ・ペーニョン」。CV:永野善一。
ゾフィスに心を操られてビクトリームのパートナーにされてしまった。
ビクトリームに勝手にモヒカンヘアーにされて額に「1」のマークを書かれた挙句、「モヒカン・エース」の名前をつけられてしまったかわいそうな人。
劇中ではビクトリームに蹴り飛ばされたり、また操られているため言葉を話さないなど、
人気キャラのパートナーの割には扱いが酷い。というかほとんど空気。

ただし、千年前の魔物は道具同然に人間を扱う者が多い中で(パートナーも名前ではなく「人間」とだけ呼ぶ者が多い)、
ビクトリームからは比較的友好的に接されており、
センスこそ無いものの名前や髪型を見繕ったり、安否を気遣ったりされている
(ビクトリームに蹴り飛ばされたのも、敵がモヒカン・エースに化けていると勘違いしたため)。
そのためか、洗脳が解けた後も髪形を変えずにモヒカンと額の1を大切にしている。

なお、元ネタはかの『超電磁ロボ コン・バトラーV』。V字型のレーザーを撃つとかトゲ付きヨーヨーが武器とか、わかりやすい。
なんでも作者がビデオ見て即座に生み出したらしい。

ちなみに雑誌掲載時の初登場時の名前は「ビクトリー」様。
単純に誤植だったのかあまりにもあんまりだと思われたのかは不明だが、
その次に登場した時にはビクトリーム様に変更されていた。


MUGENにおけるV様

ゲームボーイアドバンス用のソフト「金色のガッシュベル!! うなれ!友情の電撃2」を出展として、
同作の他の多くのキャラと共に死門氏によって製作されている。

原作ゲームとかなり仕様が異なるらしく、
  • モヒカン・エース(パートナー)にもくらい判定はあるが、モヒカンAはダメージを受けない。
  • 更にはV様本人も小さい為、攻撃が当たり難い。
  • 分離マグルガ(原作で自爆した技)中は無敵。
  • 攻撃力も高め。
など、バカの割にはなかなかAI殺しの性能。しかし、ビクトリーム本人にはAIはついていない模様。やはりバカである。
何より若本ヴォイスも搭載でよく喋る。
また、めむぅ氏製作のレイラ&アルベールにも、(メロンに釣られて)ストライカーとして登場する。

「てめえらを冥途に送る名前だーー!!

よーーーく覚えておくんだなーーー!!」


出場大会

出演ストーリー




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