エース


「ガリで。」「あんこくw」「ござる」

オンラインゲーム『FINAL FANTASY XI』(以下FF11)における竜騎士・暗黒騎士・侍のネタ的な総称(或いは蔑称)。
由来は「エースヘルム」という頭装備を装備出来るジョブ達であったため。
ストリートファイターEX3』の必殺技を選択・配備できるキャラクターでは無い。
無論ウルトラマン某海賊漫画の主人公の兄令和ライダーとは無関係。

両手槍、両手鎌と両手剣、両手刀という(両手斧の戦士を除く)両手武器が得意な前衛集団にして、
ドラゴンに強くなる「エンシェントサークル」、アルカナ(魔法生物のこと)に強くなる「アルケインサークル」、
デーモンに強くなる「護摩の守護円」と、不死生物に強くなる「ホーリーサークル」のナイトを除く、
サークル系アビリティの集団でもある。
え?MUGENのドラゴンアルカナデーモン?…ごめん、別に特別強くならないんだ^^;。

本来エースとは、
  • トランプの一の札。
  • 第一人者。最高、最上の存在。「わが社若手の―」
  • 野球で、チームの柱となる投手。主戦投手。
  • ゴルフで、ホールインワンのこと。
(以上、Yahoo!国語辞書より一部引用)
とあり、主に2番目の意味で日常では褒め言葉として使われている事は周知の事実である。
しかし、この3ジョブがMUGENでキャラクターとして製作されるほどネタ扱いされたのには理由がある。

+ 竜騎士
FF11における元祖不遇ジョブ。バトル開発チームによる調整不足は毎度見慣れた光景。
サポート役のペットであるワイバーンとセットで一人前なのにワイバーンが貧弱ですぐ死ぬ(ワイバーンはリアル二時間に一度しか呼び出せない)、
ごくごく普通のちょっとした行動でワイバーンの召喚状態が解除される(ワイバーンはリアル二時間(ry)、
というかワイバーンと本体で2回攻撃するから敵の被ダメ時TP増加量が倍になって回復役の負担増、
レベル50から先はアビリティ?何それと言わんばかりに何も追加・補強されない、
仮にも「騎士」なのに防具が革装備で貧弱、高レベルの専用防具(ページ冒頭で装備してる紫のやつ)はモデリングが悪くて「プラモデル」呼ばわり、
武器も使いにくい両手槍主体、最大のウリであるジャンプ系アビリティにバグがある、
当時最強だった狩人と能力が丸かぶりで下位互換ジョブ扱い……等々、あまりにも不人気要素の塊であった。
パーティプレイにおいて他ジョブに比べての利点はあまりに不遇期間が長すぎたため、中の人の精神が鍛えられていて紳士的ということくらい。
一応ソロプレイ(一人旅)だとかなり強かったのだが、ソロプレイは元々効率が悪い上、レベルが上がるほど激烈に効率が悪化する地獄であった。
現在ではアタッカーとして活躍できるようになったが、バージョンアップの度に開発からの扱いが雑だと囁かれる。

+ ガリで。
もしもパーティ皆で寿司屋に行ったら、という一幕。

侍「寿司おごるよ」
暗「マジでぇ?w」
狩「んじゃ、イクラ」
白「あたしタマゴ~」
侍「竜さんは?」

\   、 m'''',ヾミ、、 /   
  \、_,r Y  Y ' 、 /';,''    
  、 ,\ヽ, | | y /、 ,;;,,'',  
  \、\::::::::::/, /,, ;;,    
   ヽ\ o 、 ,o / { ;;;;;;;,,    
   丿 [ \|:::|/ ]  >"'''''   <ガリで。
    >、.>  U   <,.<        
  ノ  ! ! -=- ノ!  ト-、       
..''"L  \\.".//_ |   ゙` ]

「(パーティで大したことができない)竜騎士が頼めるものといったらガリ(生姜)位しかない」というネタである
(ちなみに忍者は大トロを頼め、赤魔道士はウニを頼める位の立場)。

AAは、恐らく『FF』シリーズで一番有名な竜騎士である、『FF4』のカイン・ハイウインドのもの。
竜騎士の性能向上により「FF11の竜騎士=ガリ」が死語になりつつあることと、
カイン自身がシナリオ面では結構なネタキャラ(詳細はググっていただくとして、端的に言えばよく洗脳されて裏切る
であることから、
現在ではFF界隈で「ガリ」というともっぱらカインのことを指す。
勿論蔑称の類であるので、無闇に使用するのは避けましょう。何事も空気を読むということは大事です。

その立場の悪さを自虐した、パーティに誘う黄色い声援(を夢見るというブラックジョーク)「キャーリューサーン」はキャラ・単語が一人歩きするくらい有名。
そして現在では誰が考えたのかヴァナを翔ける一陣の蒼い疾風「ブルーゲイル」という、
やたらカッコいい通称が定着している(※ヴァナとはヴァナ・ディールの略。『FF11』の世界の名前)。

エースメンバー内ではその長年の不遇を耐えてきた経験と心の深さからリーダー役を務める事が多い。

+ 暗黒騎士
とにかく環境に愛されなかったジョブ。
攻撃特化型として実装された都合、攻撃力が上がる代わりに防御力が下がる類のアビリティが多いのだが、
『FF11』のアビリティは発動後長いクールタイムがあるタイプなので、アビリティはピンチを切り抜けるためのものと認知されていた初期は、
「ピンチでさらにピンチを招くジョブ」と勘違いされまくりであった。
得意の両手鎌と両手剣は素の命中率が低く、攻撃が当たらないので風を送るだけの「扇風機」などと揶揄され、
当たってもTPの溜まりが妙に悪いためウェポンスキルが撃てず、撃てたとしても命中率が低いため結局当たらない。
おかげで当時流行りの「連携」(成立すると追加ダメージが発生する超必コンボ)に参加できないため、
攻撃を当てるためだけに得意でもない片手剣を持たされるハメに。
時代が変わり、連携の繋ぎ方も変わったのだが、連携に参加できるウェポンスキルは性能が微妙すぎて攻撃力を活かせず、
高威力なウェポンスキルは連携に噛み合わないため周囲から使わせてもらえないという事態に。
現在は両手武器の命中力が上がり、連携以外の戦術も増えたのでこれらの欠点はずいぶん改善されたが、
バージョンアップの度に両手鎌と両手剣の優位性が変わるため、武器仕様に振り回され続ける日々を送っている。
極めることができれば文句なしに最強クラスのジョブではあるが、その道程は果てしなく険しい。というか一般人には無理。

+ 暗黒騎士AA

   〕)    ,;::-‐'|ー::;,_   (〔
  ./ |  ,;:'"  :::|;:::::::;;;ヽ  | ヽ
  { 丶,l    .:::|;::::::::::;;;;l .ノ 
  丶  丶   .:::|;:::::::::;;/´  ノ   
    ``Y''    :::l::::::::::;;`Y''′    <竜騎士ネタに飽きてきた今こそ俺が主役になる番だな。
    ==| lii;;;,,,   :::;;;;;;iill {==
   f l;;;1 ゙ヾllllllli illlllllソ'";|ヽ
__ .i |;;;ヽ  ゙ヾlllソ'":::;;;/;;l ヽ、
ヽ l | ヽ;;;;;ヽ   lll ::::;;/;;;;l l;;ヽ
;;;;ヽヽ  ヽ;;;;;;;\ lll ;/;;;;;;;l  'l;;;;
k/;;;;ヽ ヽF⌒ヽ;;;`;;´;;;;;;/⌒ヽ. |;;;

AA表記の際はFF4の主人公セシル・ハーヴィの暗黒騎士時のAAが使われる事が多い。

エースメンバー内では基本的に(ネガティブな)話題を振る役。竜騎士がリーダー役なのが少し納得行かない様子。

+
巻き込まれ体質のジョブ。
ゲージが溜まりやすい特性を持ち、超必殺技をガンガン振れる、色んな連携に貢献できる、と優秀……に見えたのは最初だけ。
得意の両手刀は超必が超弱いため火力が出ず、連携のお手伝いができるだけの見掛け倒しジョブであった。
リアル2時間のうち30秒間だけ、超必(全ジョブ全技がゲージ全消費)が1ゲージ消費になる「明鏡止水」も持つが、
ゲージが無いと何の役にも立たないネタ技
結局得意でもない両手槍や弓で誤魔化していたが、両手槍は他ジョブ共々仕様の穴を突いた扱い方が流行したので修正(巻き込まれ弱体化1回目)
弓も下手寄りだったのであまり強くなかった。
一応、すぐに両手刀の超必が強化され、明鏡止水も発動時ゲージMAXになるように強化されたので不遇時代は一旦終焉を迎えた。

……が、近接攻撃を1回だけ回避できる「心眼」が忍者の「空蝉の術」の弱体化に巻き込まれて弱体化(巻き込まれ弱体化2回目)
あまり得意でないとはいえ選択肢の1つだった弓が狩人(弓が得意)の弱体化に巻き込まれて弱体化(巻き込まれ弱体化3回目)
強力な片手武器が増えて流行するが装備できないので相対的に弱体化(巻き込まれ弱体化4回目)
連携不要な戦闘方法が流行るも、自身のコンセプトが連携前提なので相対的に弱体化(巻き込まれ弱体化5回目)
といった感じで、直接的な弱体化は無いのに立て続けに巻き込まれて弱体化され続け、いつしかアタッカーとしては厳しい存在になってしまった。

現在はインフレが進んだ結果、ちょっとした補助だけで1人連携を成立させてアタッカーになったり、
連携からさらに派生するコンボの補助役になったりするなど、便利かつ強力なジョブと化している。
でも連携を使えない戦い方をする場合に微妙なのは致し方なし。

+ 侍AA

 ,-、__,-'~~ ̄`ー-、
~ノ,----、_     i
/| ニー  :    | ,、
..| ー ~   ;、__,-、| ! `ー-、
ヽ、 ,-三='   , ヾ |_|_,,,,,,,,__|
  |ヾ `┴'   !   /、_ノー-、
  |__,,,┘`-'  `┤  )   )  <侍といえば拙者でござるよ。
  / ー-、  ,  |.| (   (    
 └' ̄`┘ノ ,,-'  |-、 `-、`ヽ
-、  |   '//   | `ヽ、`、 )
   ̄ ̄ ̄/  ,-┴-  | リ

   ,ノヽ,        _ノ`、
   ヽ  ヽ,-‐,へ‐-、/  /
     \ \,||  ||/ /
  ____r\_/´`\_/y___ 
 {・  | /y´⌒`y\ |  ・}  
  `r‐-≧ニニ二ニニ≦-─r´
     rl く二>∧く二> ハ   <おにぎりの真の味が分かるのは拙者だけ。
     >、.>  U   <,.<        
    ノ  ! ! -=- ノ!  ト-、    
  ..''"L  \\.".//_ |   ゙`

AA表記時はFF6の老侍カイエン・ガラモンド、或いはシャア・アズナブルの改変AAが用いられる。

エースメンバー内では事なかれ主義で保守派。日々弱体修正に怯えつつおにぎりをもそもそ食べている。

……以上の三者三様の不遇さから所謂三バカ的な扱いをされてしまうジョブであった。
ビジュアルの格好良さから好む人も多く、不遇に負けずに運用しているユーザーも多かったのだが、
「エースヘルム」の実装が為されると、他ジョブから「何処がエースだよw」と盛大にネタにされてしまう。
後に、開発チーム内でもこの3ジョブが「エース」という呼称で呼ばれていた事が明らかになり、
「エース=竜騎士・暗黒・侍」というネタが半公式化する事になる。

ちなみにエースヘルムは入手方法は難しいながら、攻撃力・命中率・攻撃速度の上昇と中々良い効果を持っている。
しかし後に追加されたエースロケットの効果は「カウンター+5」(所謂格ゲーにおける「当て身投げ」の成功率が上昇する感じ)。
これを装備出来るエースは、レベル上げではナイト忍者が敵を引き付けているのを横から攻撃するスタイルであるため、
自分で攻撃を受ける機会がほぼ無く実用性は皆無に等しい。もう狙ってやってるんじゃないのか開発チーム。
その後も着々と小出しにエース装備は追加されてゆき、遂に全身エース装備をする事も可能となった。
ちなみにこのエース装備一式、優秀だが全身にてんでばらばらなデメリットが付いており、一式で着るメリットは殆ど無い

エースロケットの実装により、いよいよこのエースネタはネ実民に気に入られ、
様々な改造AAやFlashアニメといった作品がどんどん投稿されていく中で原型とはかけ離れたエースのAAが完成したり、
あまり私を怒らせないほうがいい^^ 」「諸君、落ち着きたまえ^^」「すごく落ち着いた^^」というエースAAのお約束フレーズが登場した。

+ 俺が、俺達が、エースだ!!

エースジョブの不遇やネタ化を本気で嫌がる人が居る一方、開き直って楽しんでいるエースジョブ愛用者も居た中、
バージョンアップにて「次は槍を使うジョブの大幅強化を予定している」という告知が入った事で、
「いよいよエースの筆頭である竜騎士の超絶強化によってエース躍進の時か」という機運が高まり、ネ実はお祭りムードとなった。
しかし、実際に蓋を開けてみれば竜騎士の修正は、
「アビリティ『スーパージャンプ』の名称を『スーパークライム』にします」というだけで更にオモチャにされる事となった。
更に後のバージョンアップにて、暗黒騎士に「アブゾタック」が実装され、更に入手方法が店売りというお手軽強力性能だった事から、
暗黒騎士がエースジョブから一抜けするような形になり、次いで侍と竜騎士も別ベクトルでの強化が入っていき、ボンクラジョブを脱していく事となる。
こうした強化は嬉しい半面、かつての「エースジョブ」という概念が消失する事でもあり、それを惜しむ声もあった。
以下に掲載しているエースを題材にしたFlash作品のラストでも「エースロケットの中に3人で写っている写真が入っている」というシーンが挿入されている。


その後、「エース」という呼び名は「両手武器をメインとしたアタッカー職」という意味で広く使われるようになり、
イコールボンクラジョブであるという風評は姿を消していくが、「エースネタ」の方は色々な所で残っており、
後にスクエアエニックスから発売されたゲーム『半熟英雄』シリーズでも他のネ実ネタと共にそれっぽいフレーズが盛り込まれていたり、
『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』に特定の4種類の装備を身につけると発動するセット効果名として「エースロケット」が存在している。

+ エースAA
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    /暗 / ̄ ̄ ̄ ̄| 竜   | ̄ ̄ ̄\ 侍.\
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  ̄ ̄         ( .>ノ(、_, )ヽ、.)         ̄ ̄
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         ..''"L \\`ニニ´//_ |   ゙`
            エースヘルム

      / \
     /    \
    | ^   ^ |  <これがエースロケットであるか^^
    .| .>ノ(、_, )ヽ、.|
   / ! ! -=ニ=- ノ\
 /  L\`ニニ´/]  \
  ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
      ̄ ̄ ̄ ̄
       川
     ( (  ) )



MUGENにおけるエース

毎度お馴染み2chネトゲ実況板の某スレ産、暴れん坊鴨南蛮氏により製作されたものが存在する。
余談だが、某スレの住民達はエースが大好きである。
小ポトレはエースがエースと呼ばれる由来となったエースヘルム、大ポトレはブロントさん(ミニ)の製作者であるくんしょうも氏によるもの。
種族は竜騎士がエルヴァーン、暗黒騎士がヒュム、侍がミスラと思われる。

地上で暗黒騎士・空中で竜騎士・しゃがみで侍に自動的に切り替わる、三位一体の変身キャラ。
システムは『GUILTY GEAR』をベースにしており、リーチに優れる竜騎士での空中コンボが強力である。
空中を担当するリューサンの機動力により、三段ジャンプ、空中ダッシュは2回使用可能。
完成率は約64%との事だが、事実上の最終バージョンとなっているものでキャラクターとしての使用に支障は無い。

立ち回り上の主軸になるのは侍の「居合」をキャンセルする事で繰り出す「居合キャンセル」。
前HS>HSといった普段つながらない連携が成立するため、これを利用して相手にガードさせて立ち回る事になる。
前述の通り空中技のリーチが長く、更に空中での機動力も高いため低空ダッシュなどを利用した攻めは非常に強力である。
画面端まで飛んで行くミサイル「エースロケット」は火力は高めだが弾速が遅くガードが容易。
超必殺技は竜騎士が愛竜Mikanに乗って画面を横切る突進技「リューサンインザスカイ」。
どこかで聞いたような鳴き声を発するがなに、気にすることはない。
ちなみにこの技、エースオリジナルではなく元はリューサンに搭載されている技である。
AIは未搭載だが、白身氏によって外部AIが製作されている。
参考動画(5:23~)
白身氏AI

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2023年02月18日 02:59
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